JP2012007695A - 栓 - Google Patents

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Kagemasa Ichikawa
景将 市川
Shuji Takeshita
修二 竹下
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Abstract

【課題】装着性、シール性及び抜け防止性の向上を図った栓を提供する。
【解決手段】内圧がかかるケースに設けられた開口部210を塞ぐ、弾性体からなる栓100において、筒状の本体部130と、本体部130の先端側に設けられ、開口部210におけるケース内部側の開口端縁220に係止される係止部110と、本体部130の後端側に設けられ、開口部210におけるケース外部側の開口端縁231に突き当たる外向きフランジ部120と、本体部130における筒内に設けられ、該筒内のうち少なくとも先端側には空間部Kを形成させた状態で、該筒内においてケースの内部側と外部側とを遮断する遮断部131と、本体部130の外周側に設けられ、開口部210の内周面に密着する第1環状突起部132及び第2環状突起部133と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、内圧がかかるケースに設けられた開口部を塞ぐ栓に関するものである。
従来、内圧がかかるケースに設けられた開口部を塞ぐために、ゴム栓など、弾性体からなる栓が用いられている。図5は従来例に係る栓によって開口部を塞いだ状態を示す模式的断面図である。
この従来例においては、ケース本体に設けられた貫通孔に装着されるカラー300に栓400が取り付けられるように構成されている。カラー300は円筒状の本体部の後端側に外向きフランジ部330が設けられた構成である。このカラー300における円筒の筒内の貫通孔に相当する部分が、「ケースに設けられた開口部」に相当する。以下、当該部分を単に「開口部310」と称する。
栓400は、略円柱状の本体部の先端に係止部410が設けられ、後端に外向きフランジ部420が設けられている。また、栓400の本体部の外周側には2つの環状突起部430,440が設けられている。
このように構成された栓400を、その先端側から開口部310に差し込むと、栓400の先端の係止部410が開口部310におけるケース内部側の開口端縁320に係止される。また、このとき、栓400の後端の外向きフランジ部420が開口部310におけるケース外部側の開口端縁331に突き当たった状態となる。更に、栓400の本体部の外周側に設けられた2つの環状突起部430,440が、開口部310の内周面に密着した状態となる。このようにして、カラー300の貫通孔、すなわちケースに設けられた開口部310を塞ぐことができる。
このような栓400に要求される性能として、装着性、シール性、及び抜け防止性がある。ここで、従来例に係る栓400においては、係止部410の外径及び環状突起部430,440の外径が小さいほど、栓400を開口部310に差し込み易くなり、装着性が高まる。しかしながら、係止部410の外径を小さくするほど、内部圧力Pによって、栓400が抜け易くなる。また、環状突起部430,440の外径が小さいほど、シール性が低下してしまう。
このように、装着性、シール性、及び抜け防止性のいずれをも満足させるのは難しかった。
特開平9−330763号公報
本発明の目的は、装着性、シール性及び抜け防止性の向上を図った栓を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の栓は、
内圧がかかるケースに設けられた開口部を塞ぐ、弾性体からなる栓において、
筒状の本体部と、
前記本体部の先端側に設けられ、前記開口部におけるケース内部側の開口端縁に係止される係止部と、
前記本体部の後端側に設けられ、前記開口部におけるケース外部側の開口端縁に突き当たる外向きフランジ部と、
前記本体部における筒内に設けられ、該筒内のうち少なくとも先端側には空間部を形成させた状態で、該筒内においてケースの内部側と外部側とを遮断する遮断部と、
前記本体部の外周側に設けられ、前記開口部の内周面に密着する少なくとも一つの環状突起部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、弾性体からなる栓の本体部は筒状であるため、内側に変形し易い。従って、係止部や環状突起部を大きく設定しても、栓を開口部に装着し易い。また、筒内の先端側には空間部が形成されているので、ケース内の内圧が高まるにつれて、筒状の本体部における先端側は外径側に向かって拡がるように変形する。これにより、係止部による係止がより確実となり、また、環状突起部における開口部の内周面に対する密着力が、より一層高まる。
ここで、筒状の本体部における外径側に向かって拡がる変形量は遮断部よりも先端側で大きくなり、遮断部の付近ではあまり変形しない。
そこで、前記環状突起部には、前記遮断部よりも先端側の位置に設けられているものが含まれるとよい。これにより、当該位置に設けられた環状突起部においては、筒状の本体部の先端側が外径側に向かって拡がるように変形した際の密着力が、より確実に高まる。
また、前記環状突起部には、前記遮断部の外周の位置に設けられているものが含まれることも好適である。これにより、当該位置に設けられた環状突起部においては、筒状の本体部の先端側の変形の有無にかかわらず、安定した状態を維持する。従って、ケース内の内圧の大小に関係なく、安定したシール性を発揮させることができる。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、装着性、シール性及び抜け防止性の向上を図ることができる。
本発明の実施例に係る栓が装着されるカラーの構成図である。 本発明の実施例に係る栓の構成図である。 本発明の実施例に係る栓がカラーに装着された状態を示す模式的断面図である。 本発明の実施例に係る栓がカラーに装着され、かつ内圧が高まった状態を示す模式的断面図である。 従来例に係る栓がカラーに装着された状態を示す模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に
詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図4を参照して、本発明の実施例に係る栓について説明する。
<栓が装着されるカラー>
特に、図1を参照して、本発明の実施例に係る栓100が装着されるカラー200について説明する。図1(a)はカラーの底面図であり、同図(b)はカラーの断面図(同図(a)のAA断面図)である。
本実施例においては、不図示のケース本体に設けられた貫通孔に装着されるカラー200に栓100が取り付けられるように構成されている。このカラー200は円筒状の本体部の後端側に外向きフランジ部230が設けられた構成である。このカラー200における円筒の筒内の貫通孔に相当する部分が、「ケースに設けられた開口部」に相当する。以下、当該部分を単に「開口部210」と称する。
<栓の構成>
特に、図2を参照して、本発明の実施例に係る栓100の構成について説明する。図2(a)は栓100の底面図であり、同図(b)は栓の断面図(同図(a)のBB断面図)である。本実施例に係る栓100は弾性体からなる。より具体的にはゴム材によって構成されるが、その材料としてはゴム以外であっても、弾性を有する材料であれば適用可能である。
栓100は、円筒状の本体部130と、本体部130の先端に設けられる係止部110と、本体部130の後端に設けられる外向きフランジ部120とを備えている。そして、本体部130における筒内には遮断部131が設けられており、本体部130の外周側には第1環状突起部132及び第2環状突起部133が設けられている。
係止部110は、その先端面が後端側に向かって拡径するテーパ面によって構成されており、その後端側の外径が、開口部210の内径よりも大きくなるように構成されている。また、外向きフランジ部120は、その外径が、開口部210の内径よりも大きくなるように構成されている。
遮断部131は、本体部130における筒内において、ケースの内部側と外部側とを遮断するために設けられている。この遮断部131は、本体部130における筒内のうち、後端側に偏った位置に設けられている。そして、この本体部130における筒内の先端側には、筒内周面と遮断部131によって囲まれた空間部Kが形成されている。
第1環状突起部132は、本体部130の外周面のうち、遮断部131よりも先端側の位置に設けられている。そして、第2環状突起部133は、本体部130の外周面のうち、遮断部131の外周の位置に設けられている。
<栓の装着>
特に、図3を参照して、本発明の実施例に係る栓100の装着について説明する。図3は栓100を装着した状態であって、ケース内の内圧がかかっていない状態(大気圧と等しい状態)を示す模式的断面図である。
上記のように構成された栓100を、カラー200に装着する際には、その先端側から
開口部210(カラー200における円筒の筒内の貫通孔)に差し込んでいく。ここで、上記の通り、本実施例に係る栓100においては、その先端に設けられた係止部110の先端面はテーパ面によって構成されており、かつ本体部130における筒内の先端側は空間部Kが形成されている。従って、栓100の先端を開口部210に差し込んでいく過程においては、栓100の先端付近(本体部130の先端付近)が内側に撓むように変形した状態となる。そして、係止部110の後端が開口部210を通り抜けると同時に、栓100の先端付近が元の状態に戻る。これにより、栓100の先端の係止部110が開口部210におけるケース内部側の開口端縁220に係止される。つまり、係止部110の後端面111が、開口部210におけるケース内部側の開口端縁220に引っ掛かった状態となる。また、このとき、栓100の後端の外向きフランジ部120が開口部210におけるケース外部側の開口端縁231に突き当たった状態となる。更に、栓100の本体部の外周側に設けられた第1環状突起部132及び第2環状突起部133が、開口部210の内周面に密着した状態となる。このようにして、カラー200の貫通孔、すなわちケースに設けられた開口部210を塞ぐことができる。
<ケース内の内圧が高まった際の挙動>
特に、図4を参照して、本発明の実施例に係る栓100がカラー200に装着された状態であって、ケース内の内圧が高まった際の栓100の挙動について説明する。不図示のケース内の内圧が高まると、栓100の本体部130における筒内の先端に形成されている空間部K内の圧力が高まる(図4中、矢印Pは内部圧力を示している)。これにより、栓100における筒状の本体部130の先端側が外径側に向かって拡がるように変形する。従って、係止部110による開口端縁220への係止がより確実となり、環状突起部(特に、第1環状突起部132)における開口部210の内周面に対する密着力が、より一層高まる。
ここで、ケース内の内部圧力が高まることによって、筒状の本体部130における外径側に向かって拡がる変形量は、遮断部131よりも先端側で大きくなり、遮断部131の付近ではあまり変形しない。そのため、遮断部131よりも先端側の位置に設けられている第1環状突起部132においては、筒状の本体部130が上記の通り変形した際には、その密着力が、より確実に高まる。これに対して、遮断部131の外周の位置に設けられている第2環状突起部133においては、本体部130の先端側の変形の有無にかかわらず、安定した状態を維持する。従って、ケース内の内圧の大小に関係なく、安定したシール性を発揮させることができる。このように、第2環状突起部133によって、ケース内の内圧の変化に関係なく、安定したシール性能を発揮させ、かつケース内の内圧が高まった場合には、第1環状突起部132によって、よりシール性能を高めることができる。
<本実施例の優れた点>
以上説明したように、本実施例に係る栓100によれば、弾性体からなる栓100の本体部130は筒状であるため、内側に変形し易い。従って、従来技術のように栓の本体部が略円柱状の部材(中実の部材)で構成されたものに比べて、係止部110や第1環状突起部132及び第2環状突起部133の外径を大きく設定しても、栓100を開口部210に装着し易い。また、筒内の先端側には空間部Kが形成されているので、ケース内の内圧が高まるにつれて、筒状の本体部130における先端側は外径側に向かって拡がるように変形する。これにより、係止部110による係止がより確実となり、また、環状突起部(特に、第1環状突起部132)における開口部210の内周面に対する密着力が、より一層高まる。
このように、本実施例に係る栓100によれば、装着性、シール性及び抜け防止性の向上を図ることができる。
<その他>
上記の実施例においては、ケースに設けられた開口部が円形の場合を示したが、開口部が円形でない場合でも、本発明は適用可能である。すなわち、開口部の形状の合うように、栓における筒状の本体部の形状を設定すれば、種々の形状の開口部にも適用可能である。
また、上記の実施例においては、ケース本体に設けられた貫通孔に装着されるカラー200に対して栓100が取り付けられる場合を示したが、ケース本体自体に設けられた開口部(貫通孔)に栓が取り付けられる場合も適用可能であることは言うまでもない。
100 栓
110 係止部
111 後端面
120 外向きフランジ部
130 本体部
131 遮断部
132 第1環状突起部
133 第2環状突起部
200 カラー
210 開口部
220 開口端縁
230 外向きフランジ部
231 開口端縁
K 空間部

Claims (3)

  1. 内圧がかかるケースに設けられた開口部を塞ぐ、弾性体からなる栓において、
    筒状の本体部と、
    前記本体部の先端側に設けられ、前記開口部におけるケース内部側の開口端縁に係止される係止部と、
    前記本体部の後端側に設けられ、前記開口部におけるケース外部側の開口端縁に突き当たる外向きフランジ部と、
    前記本体部における筒内に設けられ、該筒内のうち少なくとも先端側には空間部を形成させた状態で、該筒内においてケースの内部側と外部側とを遮断する遮断部と、
    前記本体部の外周側に設けられ、前記開口部の内周面に密着する少なくとも一つの環状突起部と、
    を備えることを特徴とする栓。
  2. 前記環状突起部には、前記遮断部よりも先端側の位置に設けられているものが含まれることを特徴とする請求項1に記載の栓。
  3. 前記環状突起部には、前記遮断部の外周の位置に設けられているものが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の栓。
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