JP3193243U - 密封装置 - Google Patents

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【課題】石や泥水等の異物の浸入の防止を図ることができると共に、異物が入り込んだ際に、この異物の外部への排出を容易にすることができる密封装置を提供する。【解決手段】密封装置1は、軸線xを中心とする環状の弾性体から成る本体2と、軸線xを中心とする環状の金属から成る補強環3と、軸線xを中心とする環状の保護部材としてのプロテクタ4とを備える。プロテクタ4は、その内側において本体2に内嵌されており、外側においてシール部6を覆うように形成されている。プロテクタ4は、軸線xに沿って内径が縮径する縮径部41と、円筒状の嵌合部42とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、密封装置に関し、特に、車両のデファレンシャルにおいてケーシングとシャフトとの間を密封するために用いられる密封装置に関する。
従来から、自動車等の車両のデファレンシャル(差動装置)においてケーシングとドライブシャフトとの間を密封するために密封装置が使用されている。図3は、この種の従来の密封装置の構造を示すための断面図である。
図3に示すように、従来の密封装置100は、デファレンシャルのケーシング101の軸孔102と、ドライブシャフト103との間の環状の間隙104に配設されており、この間隙104を密封している。密封装置100は、軸線を中心とする環状の形状を呈しており、環状の補強環105と、補強環105を覆うように一体に形成されたゴム材から成る本体106とを備える。本体106は、外周側に取付部107と内周側にシール部108とを有している。密封装置100は、取付部107が軸孔102内に嵌合されて、ケーシング101に取り付けられている。取付部107の外周面107aは、軸孔102の周面に密着している。また、シール部108は、ドライブシャフト103の周面に液密に当接するシールリップ部109を備える。
また、密封装置100は、軸線を中心とするラッパ状の金属製のプロテクタ110を備える。プロテクタ110は、取付部107の内周面に嵌合されており、シールリップ部109を保護している。具体的には、密封装置100の組み付け時において、ドライブシャフト103を密封装置100に挿通する際に、ドライブシャフト103がシールリップ部109と干渉してシールリップ部109が損傷することを防止している。また、車両の走行時に、飛び石等により密封装置100が損傷することを防止している。
しかしながら、従来の密封装置100において、プロテクタ110は、泥水等の異物の浸入を防止することができなかった。また、シール部108とドライブシャフト103との間の空間やプロテクタ110とドライブシャフト103との間の空間に、泥水等の異物が入り込んだ際に、この異物を外部に排出することが困難であった。
上記課題を解決するために、本考案の目的は、石や泥水等の異物の浸入の防止を図ることができると共に、異物が入り込んだ際に、この異物の外部への排出を容易にすることができる密封装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案に係る密封装置は、弾性体から成る本体を備え、該本体は、被取付部の開口に内嵌される、軸線を中心とする環状の取付部と、前記被取付部の開口に挿通されるシャフトの外周面に摺動可能に密接するシール部とを備え、該シール部は、前記軸線を中心とする環状のシールリップを備える密封装置において、前記取付部に内嵌されている前記軸線を中心とする環状の保護部材を備え、該保護部材は、密封対象物とは反対側の方向に向かって縮径する縮径部を備え、該縮径部において前記シール部を前記密封対象物とは反対側において覆っていることを特徴とする。
本考案の一態様に係る密封装置において、前記保護部材は、空間を持って前記シール部を覆っている。
本考案の一態様に係る密封装置において、前記縮径部は、直線状に縮径するテーパ部と、該テーパ部の小径の端部から前記軸線に向かって延びる前記軸線を中心とする円板状の第1のフランジ部とを備える。
本考案の一態様に係る密封装置において、前記縮径部は、内周側の端部から前記密封対象物の方向に延設された、前記軸線を中心とする環状の第2のフランジ部を有する。
本考案の一態様に係る密封装置において、前記保護部材は、前記軸線を中心とする円筒状の嵌合部を備え、前記保護部材は、前記嵌合部において前記取付部に内嵌されている。
本考案の一態様に係る密封装置において、前記保護部材は、前記縮径部に少なくとも1つの貫通口を備える。
本考案の一態様に係る密封装置において、前記貫通口は、前記軸線から離れる方向に向かって開口している。
本考案の一態様に係る密封装置において、前記シールリップは前記軸線に向かって凸の突条体を有する。
本考案の一態様に係る密封装置において、前記被取付部は、車両の差動装置のケーシングであり、前記シャフトは、前記差動装置のドライブシャフトである。
本考案に係る密封装置によれば、取付部に内嵌されている軸線を中心とする環状の保護部材が、密封対象物とは反対側の方向に向かって縮径する縮径部において、シール部を密封対象物とは反対側において覆っているので、シール部への石や泥水等の異物の浸入の防止を図ることができる。
本考案に係る密封装置によれば、保護部材が空間を持ってシール部を覆っているので、保護部材がシール部に干渉することはなく、シール部の追従性が損なわれることがなく、密封性能を維持しつつ、シール部への石や泥水等の異物の浸入の防止を図ることができる。
本考案に係る密封装置によれば、縮径部は、直線状に縮径するテーパ部と、該テーパ部の小径の端部から軸線に向かって延びる軸線を中心とする円板状の第1のフランジ部とを備えるので、保護部材を小さくしつつ、シール部への石や泥水等の異物の浸入の防止を図ることができる。
本考案に係る密封装置によれば、縮径部は、内周側の端部から密封対象物の方向に延設された軸線を中心とする環状の第2のフランジ部を有するので、シャフトの近傍においてもシール部を覆うことができ、シール部への石や泥水等の異物の浸入の防止をより効果的に図ることができる。
本考案に係る密封装置によれば、保護部材は、軸線を中心とする円筒状の嵌合部において取付部に内嵌されているので、密封装置において、保護部材を確実に固定することができる。
本考案に係る密封装置によれば、保護部材は、縮径部に少なくとも1つの貫通口を備えるので、保護部材の内部に石や泥水等の異物が浸入したとしても、貫通口を介して異物を容易に排出することができる。
本考案に係る密封装置によれば、貫通口は軸線から離れる方向に向かって開口しているので、より容易に貫通口を介して異物を排出することができる。
本考案に係る密封装置によれば、シールリップは軸線に向かって凸の突条体を有するので、密封装置とシャフトとの間を密封することができる。
本考案の実施の形態に係る密封装置の概略構成を示す、密封装置の軸線に沿った断面における断面図である。 本考案の実施の形態に係る密封装置の使用状態を示すための部分断面図である。 従来の密封装置の構造を示すための断面図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の実施の形態に係る密封装置の概略構成を示す、密封装置の軸線に沿った断面における断面図である。
図1に示すように、本考案の実施の形態に係る密封装置1は、軸線xを中心とする環状の弾性体から成る本体2と、軸線xを中心とする環状の金属から成る補強環3と、軸線xを中心とする環状の保護部材としてのプロテクタ4とを備える。本体2の弾性体としては、例えば、各種ゴム材があり、例えば、ニトリルゴム(NBR)、水素添加ニトリルゴム(H−NBR)、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)等の合成ゴムである。補強環3の金属としては、例えば、ステンレス鋼やSPCC(冷間圧延鋼)がある。プロテクタ4も金属製であり、例えば、ステンレス鋼やSPCC(冷間圧延鋼)製である。
本体2は、ケーシングやハウジング等の被取付部の開口に内嵌される取付部5と、本体2に挿通されるシャフトの外周面に摺動可能に密接するシール部6とを備える。
取付部5は、本体2において外周側にある、軸線xを中心とする円筒状の環状の部分である。取付部5の外周側の周面である外周面51は、図示しない被取付部の開口の寸法に応じた厚さ(径方向寸法)を有する締め代部52に基づいて画定されている。ここで、説明の便宜上、外側とは、軸線x方向において矢印a(図1参照)方向とし、内側とは、軸線x方向において矢印b(図1参照)方向とする。つまり、内側とは、使用状態において、潤滑オイル等の密封対象物が存在する領域に面する方向であり、外側とは、密封対象物が存在しない若しくは密封対象物を存在させないようにする領域に面する方向である。また、軸線xに垂直な方向において、軸線xから離れる方向(図1の矢印c方向)を外周側と、軸線xに近づく方向(図1の矢印d方向)を内周側とする。
シール部6は、本体2において内周側にある、軸線xを中心とする円筒状の環状の部分であり、軸線xに沿って内側方向に延びるシールリップ部61を備える。シール部6は、後述するように、シールリップ部61において、その内周面が内側に向かうにつれて縮径されている。また、シール部6は、外側に、ダスト等の異物がシールリップ部61とシャフト(図示せず)との当接部に進入することを防止するためのダストリップ部62を備えている。本実施の形態においては、2つのダストリップ部62が設けられている。ダストリップ部62は、図1に示すように、軸線xを中心とした環状部材であり、シール部6の内周側端部から、内周方向外側に斜めに延びている。
シールリップ部61は、その内周側において内側の部分に、リップ先端部63を備える。リップ先端部63は、図1に示すように、軸線xを含む断面(以下、単に断面ともいう)における形状が、内周方向に凸のくさび形状であり、軸線xを中心とする環状の突条体である。リップ先端部63は、その内周側先端部において、図示しないシャフトの外周面に液密に当接して、密封装置1とシャフトとの間をこの当接部において密封する。
また、シールリップ部61は、リップ先端部63に対向する外周側の面に環状の凹部64を備え、この凹部64には、密封装置1が備える環状のばね65が収容されており、リップ先端部63を内周方向に付勢している。
また、図1に示すように、本体2は、取付部5とシール部6との間に、軸線xを中心とする環状の、断面が略L字状の接続部21と、取付部5の外側端部から延びる、軸線xを中心とする円板状のフランジ部22とを備える。接続部21は、取付部5の内側端部とシール部6の外側端部とを接続している。この取付部5と接続部21との形状により、本体2において取付部5と接続部21との間には、図1に示すように、軸線xを中心とする環状の凹部23が形成されている。
補強環3は、本体2に覆われて、本体2と一体になっており、本体2を補強している。補強環3の断面は、略U字状であり、本体2の断面形状に対応した断面形状を有している。具体的には、補強環3の断面形状は、取付部5、接続部21、及びフランジ部22の断面形状に対応しており、取付部5及び接続部21の内部に位置するU字状の部分と、シール部6と接続部21との間の接続部の内部に位置する、軸線xに直角な方向に延びる部分と、フランジ部22の内部に位置する、軸線xに直角な方向に延びる部分とを有している。なお、補強環3は、本体2を補強できる構造であれば、一部分が本体2によって覆われていても、全体が本体2によって覆われていてもよい。
補強環3は、例えばプレス加工や鍛造によって製造され、本体2は成形型を用いて加硫成形によって成形される。この加硫成形の際に、補強環3は成形型の中に配置されており、補強環3と本体2とが一体的に成形される。
プロテクタ4は、図1に示すように、その内側において本体2に内嵌されており、外側においてシール部6を覆うように形成されている。以下、シール部6の保護部材としてのプロテクタ4の形状を具体的に説明する。
プロテクタ4は、上述のように、軸線xを中心とする環状の薄板状の部材であり、軸線xに沿って内径が縮径する縮径部41と、円筒状の嵌合部42とを備える。
縮径部41は、テーパ部43と、第1のフランジ部44と、第2のフランジ部45とを備える。テーパ部43は、軸線xに直交する断面における軸線xからの寸法(半径)が、軸線xに沿って内側から外側に向かうにつれて直線的に減少(縮径)していく、テーパ状の部分である。第1のフランジ部44は、テーパ部43の外側端部から軸線xに垂直に軸線xに向かう中空円板状の部分であり、第2のフランジ部45は、第1のフランジ部44の内周側端部から軸線x方向において内側方向に延びる環状の部分である。縮径部41は、シール部6や接続部21に干渉せずに、縮径部41とシール部6及び接続部21との間に空間が形成されるように形状及びサイズが設定されている。また、第1のフランジ部44及び第2のフランジ部45は、使用状態(取付状態)においてシールリップ部61に挿通されるシャフトと干渉することがないように形状及びサイズの設定がなされている。
また、縮径部41の形状、特に、テーパ部43及び第1のフランジ部44の形状及びサイズは、シールリップ部61にシャフトを挿入する際に、シャフトがシールリップ部61やダストリップ部62に接触してシールリップ部61やダストリップ部62が損傷することがないように設定されている。
また、図1に示すように、縮径部41には、少なくとも1つの貫通口46が形成されている。本実施の形態においては、縮径部41のテーパ部43に、周方向において等間隔で複数の貫通口46が形成されている。貫通口46は、軸線xから離れる方向に向かって開口している。
嵌合部42は、図1に示すように、テーパ部43の内側端部から軸線x方向において内側に延びており、本体2の凹部23内において、取付部5に内嵌されている。プロテクタ4は、この嵌合部42における嵌合により、本体2に強固に取り付けられている。
以下、上述の構成を有する密封装置1の使用状態について説明する。本実施の形態に係る密封装置1は、自動車等の車両のデファレンシャルのドライブシャフトに適用されているものとする。より具体的には、密封装置1は、デファレンシャルのケーシングとこのケーシング内に挿通されたドライブシャフトとの間の間隙に、この間隙を密封するために配設されているものとする。
図2は、上記本考案の実施の形態に係る密封装置1の使用状態を示すための部分断面図である。
図2に示すように、被取付部としての、デファレンシャルのケーシング71は、円筒状の開口としての軸孔72を備え、また、この軸孔72にはドライブシャフト73が挿通されている。軸孔72の内周の面である内周面74と、ドライブシャフト73の表面である外周面75との間の間隙76には、この間隙76を密封するために密封装置1が取り付けられている。
具体的には、密封装置1は、取付部5がハウジング71の軸孔72に内嵌されてハウジング71に取り付けられている。より具体的には、取付部5の外周面51が軸孔72の内周面74に密接して、補強環3と軸孔72の内周面74との間において、取付部5の締め代部52が圧縮されて、密封装置1はハウジング71に嵌合されて強固に固定されている。また、ドライブシャフト73は、シールリップ部61に挿通されており、シールリップ部61のリップ先端63が、ドライブシャフト73の外周面75に液密に当接している。この取付部5による嵌合と、リップ先端63の当接により、間隙76は密封されている。また、本体2のフランジ部22の内側の面である内側面22aが、ケーシング71の外側の面である外側面77に当接して、ケーシング71において軸線x方向にける密封装置1の位置決め及び固定がなされている。
図2に示すように、ドライブシャフト73は、プロテクタ4の第1及び第2のフランジ44,45が形成する開口を挿通されており、上述のように、プロテクタ4は、ドライブシャフト73と干渉しないようになっている。
上述のように、本考案に係る密封装置1によれば、プロテクタ4の縮径部41が、シール部6を密封対象物とは反対側において覆っているので、シール部6、特にリップ先端部63近傍への石や泥水等の異物の浸入の防止を図ることができる。
また、プロテクタ4の縮径部41は空間を持ってシール部6を覆っているので、プロテクタ4がシール部6に干渉することはなく、シール部6のドライブシャフト73への追従性が損なわれることがない。このため、シール部6の密封性能を維持しつつ、シール部への石や泥水等の異物の浸入の防止を図ることができる。
また、縮径部41は、直線状に縮径するテーパ部43と、円板状の第1のフランジ部とを備えるので、プロテクタ4を小さくしつつ、シール6部への石や泥水等の異物の浸入の防止を図ることができる。
また、縮径部41は、第2のフランジ部45を有するので、ドライブシャフト73の近傍においてもシール部6を覆うことができ、シール部6への石や泥水等の異物の浸入の防止をより効果的に図ることができる。
また、プロテクタ4は、縮径部41に少なくとも1つの貫通口46を備えるので、プロテクタ4の内部に石や泥水等の異物が浸入したとしても、この貫通口46を介して異物を容易に外部に排出することができる。
また、貫通口46は軸線xから離れる方向に向かって開口しているので、より容易に貫通口46を介して異物を外部に排出することができる。
また、プロテクタ4は、第1及び第2のフランジ44,45が、ドライブシャフト73の挿入のためのガイドとして機能するので、車両への取り付けの際に、ドライブシャフト73のシールリップ部61への挿入を容易にすることができる。
以上、本考案の実施の形態について説明したが、本考案は上記本考案の実施の形態に限定されるものではなく、本考案の概念及び実用新案登録請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上記実施の形態における、各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本考案の具体的使用態様によって適宜変更され得る。具体的には、取付部5やシール部6、補強環3の形状は上述の形状に限るものではない。
また、プロテクタ4の形状も上述の形状に限るものではない。例えば、縮径部41において、テーパ部43の形状は軸線xに沿って直線的に縮径するものに限らず、放物線を描いて縮径するようにしてもよく、テーパ部43の断面形状は図1のように直線を描くものではなく曲線を描くものであってもよい。
また、第1のフランジ部44は、軸線xに直交する中空円板状の部分ではなく、軸線xに対して所定の角度を有して斜めになっている中空円板状の部分であってもよい。また、第1のフランジ部44の断面形状は図1のように直線を描くものではなく曲線を描くものであってもよい。
同様に、第2のフランジ部45は、軸線x方向に延びる円筒状の部分ではなく、軸線xに対して所定の角度を有して斜めになっている環状の部分であってもよい。また、第2のフランジ部45の断面形状は図1のように直線を描くものではなく曲線を描くものであってもよい。
また、プロテクタ4の嵌合部42の形状は、円筒形状に限るものではない。嵌合部42の形状は、プロテクタ4を取付部4に嵌合固定できる形状であればよい。
また、プロテクタ4における貫通口46の位置は、テーパ部43に限るものではない。例えば、第1のフランジ部44にのみ設けられていてもよく、テーパ部43及び第1のフランジ部44に設けられていてもよい。
また、本実施の形態に係る密封装置1は、デファレンシャルのケーシングとこのケーシングの開口に挿通されたドライブシャフトとの間の間隙に適用されるものとしたが、本考案に係る密封装置の適用対象はこれに限られるものではない。本考案の奏する効果を利用し得るすべての構成に対して、本考案は適用可能である。
1,100 密封装置
2,106 本体
3,105 補強環
4,110 プロテクタ
5,107 取付部
6,108 シール部
21 接続部
22 フランジ部
22a 内側面
23 凹部
31 円筒部
32 円板部
32a 第1の円板部
32b 第2の円板部
32c 接続部
41 縮径部
42 嵌合部
43 テーパ部
44 第1のフランジ部
45 第2のフランジ部
46 貫通口
51,107a 外周面
52 締め代部
61,109 シールリップ部
62 ダストリップ部
63 リップ先端部
64 凹部
65 ばね
71,101 ケーシング
72,102 軸孔
73,103 ドライブシャフト
74 内周面
75 外周面
76,104 間隙
77 外側面
107a 外周面
x 軸線

Claims (9)

  1. 弾性体から成る本体を備え、該本体は、被取付部の開口に内嵌される、軸線を中心とする環状の取付部と、前記被取付部の開口に挿通されるシャフトの外周面に摺動可能に密接するシール部とを備え、該シール部は、前記軸線を中心とする環状のシールリップを備える密封装置において、
    前記取付部に内嵌されている前記軸線を中心とする環状の保護部材を備え、該保護部材は、密封対象物とは反対側の方向に向かって縮径する縮径部を備え、該縮径部において前記シール部を前記密封対象物とは反対側において覆っていることを特徴とする密封装置。
  2. 前記保護部材は、空間を持って前記シール部を覆っていることを特徴とする請求項1記載の密封装置。
  3. 前記縮径部は、直線状に縮径するテーパ部と、該テーパ部の小径の端部から前記軸線に向かって延びる前記軸線を中心とする円板状の第1のフランジ部とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の密封装置。
  4. 前記縮径部は、内周側の端部から前記密封対象物の方向に延設された、前記軸線を中心とする環状の第2のフランジ部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の密封装置。
  5. 前記保護部材は、前記軸線を中心とする円筒状の嵌合部を備え、前記保護部材は、前記嵌合部において前記取付部に内嵌されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の密封装置。
  6. 前記保護部材は、前記縮径部に少なくとも1つの貫通口を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の密封装置。
  7. 前記貫通口は、前記軸線から離れる方向に向かって開口していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の密封装置。
  8. 前記シールリップは前記軸線に向かって凸の突条体を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の密封装置。
  9. 前記被取付部は、車両の差動装置のケーシングであり、前記シャフトは、前記差動装置のドライブシャフトであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の密封装置。
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