JP2012007548A5 - - Google Patents

Description

インペラ３を収納するケーシング５は、図２及び図３（ケーシング５の側面図）に示すように、合成樹脂からなる二つ割りの第１及び第２のケーシング半部３７及び３９が組み合わされて構成されている。ケーシング５は、第１及び第２のケーシング半部３７及び３９が組み合わされた状態で、吸引口形成壁部４１と、吸引口形成壁部４１と対向する対向壁部４３と、吸引口形成壁部４１と対向壁部４３とを連結する側壁部４５とを備えている。吸引口形成壁部４１の中央には、回転軸９の軸線方向に向かって開口して、外部から空気を吸引する円形の吸引口４１ａが形成されている。また、図１に示すように、側壁部４５は、円弧状に湾曲して延びる第１の側壁部分４５ａと、第１の側壁部分４５ａのインペラ３の回転方向とは反対側の端部から平坦に延びる第２の側壁部分４５ｂと、第１の側壁部分４５ａのインペラ３の回転方向側の端部から平坦に延びる第３の側壁部分４５ｃとを有している。そして、第２の側壁部分４５ｂの端部と第３の側壁部分４５ｃの端部との間には、回転軸９の軸線方向と直交する方向またはインペラ３の接線方向に向かって開口する吐出口４５ｄが形成されている。このような構成によって、ケーシング５の内部には、吐出口４５ｄと吸引口４１ａとにつながるスクロール状の流路４７が形成される。

Claims (8)

1. 回転軸を備えた電動モータと、
   複数枚のブレードを備え且つ前記電動モータの前記回転軸に直接または間接的に固定されて回転するインペラと、
   吸引口と、吐出口と、前記吸引口につながるスクロール状の流路とを有して、前記流路中に前記インペラを収納するケーシングとを備え、
   前記ケーシングが、前記回転軸の軸線方向に向かって開口する前記吸引口が形成された吸引口形成壁部と、前記吸引口形成壁部と対向する対向壁部と、前記吸引口形成壁部と前記対向壁部とを連結する側壁部とを備え、前記吐出口の近くの前記流路中に突出して、前記流路中に流路狭小部を形成する舌部が前記側壁部に設けられている遠心ファンであって、
   前記舌部は、前記吸引口形成壁部から前記対向壁部に向かうに従って前記流路内への突出寸法が連続して減少する形状を有していることを特徴とする遠心ファン。
2. 前記突出寸法の減少率が一定である請求項１に記載の遠心ファン。
3. 前記舌部の先端面は、前記吸引口形成壁部から前記対向壁部に向かうに従って幅寸法が大きくなる形状を有している請求項１に記載の遠心ファン。
4. 前記舌部の先端面の形状は、前記回転軸の軸線方向と直交する方向に切断した断面形状が円弧形状になるように定められている請求項１に記載の遠心ファン。
5. 前記先端面は、前記吸引口形成壁部から前記対向壁部に向かうに従って前記円弧の半径が徐々に大きくなる請求項４に記載の遠心ファン。
6. 前記舌部は、前記先端面と連続し且つ前記吐出口に向かうに従って前記流路を広げるように傾斜する傾斜面を備えている請求項３に記載の遠心ファン。
7. 前記傾斜面は、前記先端面と連続して一定の傾斜角度で傾斜する第１の傾斜面部と、前記第１の傾斜面部と連続し前記流路に向かって凸となるように湾曲する第２の傾斜面部とを有している請求項６に記載の遠心ファン。
8. 前記舌部は、前記第２の傾斜面部と連続し前記吐出口に沿って延びる平坦面をさらに備えている請求項７に記載の遠心ファン。