JP2012006689A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】補助おもりロープ11は、釣合おもり8の昇降により循環される。補助おもりロープ11の釣合おもり8との接続部近傍には、補助おもりロープ11の循環により昇降されるように補助おもり装置12が取り付けられている。補助おもり装置12は、補助おもりロープ11の釣合おもり8と同方向へ移動する同行部分11aと釣合おもり8とは逆方向へ移動する逆行部分11bとのどちらに取り付けるかが切替可能になっている。
【選択図】図1
Description
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2内には、巻上機3が設置されている。巻上機3は、駆動シーブ4と、駆動シーブ4を回転させる巻上機モータと、駆動シーブ4の回転を制動する巻上機ブレーキとを有している。機械室2内の巻上機3の近傍には、そらせ車5が設置されている。
さらに、補助おもりロープ11により可動おもり33を移動させるようにしたので、簡単な構成により、適当なタイミングで、補助おもり装置12の重心を移動させることができる。
また、発電機13は、上部シーブ9及び下部シーブ10のいずれか一方のみに設けてもよい。
さらに、待機バー14の数も特に限定されず、例えば1箇所でもよい。
さらにまた、上記の例では自重を利用して補助おもり装置12を水平移動させたが、上部フレーム23や下部フレーム24に対して側部フレーム21を回動させるアクチュエータを搭載してもよい。
次に、図8はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。実施の形態1では、補助おもりロープ11を釣合おもり8に接続したが、実施の形態2では、補助おもりロープ11がかご7に接続されている。即ち、実施の形態2の接続側昇降体は、かご7である。従って、補助おもりロープ11は、かご7の昇降により循環される。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、図9はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。この例では、実施の形態1の補助おもり装置12が第1ないし第3の分割ユニット12A〜12Cに分割されている。各分割ユニット12A〜12Cの構成は、実施の形態1の補助おもり装置12の構成と同様である。但し、図9では図1の補助おもり装置12と同じ大きさで示したが、各分割ユニット12A〜12Cの合計の重量が、実施の形態1の補助おもり装置12と同等になっている。
また、分割ユニットの数は3個に限定されるものではなく、2個以上であれば何個でもよい。例えば、分割ユニットの数を偶数とし、同行部分11aと逆行部分11bとに同数ずつ振り分ければ、同行部分11a側の重量と逆行部分11b側の重量とを相殺し、補助おもり装置を実質的に使用していない状態にすることもできる。
さらに、分割ユニットの大きさや重さは必ずしも同じでなくてもよい。
次に、図10はこの発明の実施の形態4による補助おもり装置を示す側面図である。この例では、可動おもり33を長孔21aに沿って移動させる可動おもりアクチュエータ34が補助おもり装置12に設けられている。他の構成は、実施の形態1、2又は3と同様である。
また、補助おもり装置12を使用しないときには、補助おもりロープ11とかご7又は釣合おもり8との接続を切り離すようにしてもよい。この場合、補助おもりロープ11をかご7又は釣合おもり8から切り離したときに補助おもりロープ11の循環を停止させるロープブレーキ等を設けてもよい。
さらに、図1、8、9では、1:1ローピング方式のエレベータ装置を示したが、ローピング方式は特に限定されず、例えば2:1ローピングであってもよい。
さらにまた、図1、8、9では、昇降路1の上部に機械室2が設けられているが、この発明は機械室レスエレベータにも適用できる。
Claims (11)
- かご、
釣合おもり、
前記かご及び前記釣合おもりの昇降方向に沿って配置され、かつ前記かご及び前記釣合おもりのいずれか一方である接続側昇降体に一部が接続されており、前記接続側昇降体の昇降により循環される循環条体、及び
前記循環条体の循環により昇降されるように前記循環条体に取り付けられるとともに、前記循環条体の前記接続側昇降体と同方向へ移動する同行部分と前記接続側昇降体とは逆方向へ移動する逆行部分とのどちらに取り付けるかが切替可能になっている補助おもり装置
を備えていることを特徴とするエレベータ装置。 - 前記かご内の負荷を検出する秤装置、及び
前記かご内の負荷に応じて、前記同行部分及び前記逆行部分のどちらに前記補助おもり装置を取り付けるかを切り換える補助おもり制御部
をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 前記補助おもり装置は、前記循環条体から外れた待機状態へも移行可能になっており、
前記補助おもり制御部は、前記補助おもり装置を前記循環条体に取り付ける時間帯と前記補助おもり装置を前記待機状態で待機させる時間帯とを設定可能になっていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。 - 前記補助おもり装置は、前記同行部分及び前記逆行部分のどちらに取り付けるかがそれぞれ独立して切替可能な複数の分割ユニットに分割されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 前記補助おもり装置は、前記同行部分及び前記逆行部分を選択的に把持する上部把持部と、前記上部把持部の下方に配置され、前記同行部分及び前記逆行部分を選択的に把持する前記下部把持部とを有しており、
前記上部把持部及び前記下部把持部の両方が前記同行部分及び前記逆行部分のいずれか一方を把持している状態で、前記上部把持部による把持を解除すると、前記補助おもり装置が自重により回動して、前記上部把持部が前記同行部分及び前記逆行部分の他方へ移動し、
前記上部把持部が前記同行部分及び前記逆行部分のいずれか一方を把持し、前記下部把持部が前記同行部分及び前記逆行部分の他方を把持している状態で、前記下部把持部による把持を解除すると、前記補助おもり装置が自重により回動して、前記下部把持部が前記上部把持部と同じ側へ移動することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。 - 前記補助おもり装置は、前記補助おもり装置内で移動することにより前記補助おもり装置の重心を水平方向へ変位させる可動おもりを有していることを特徴とする請求項5記載のエレベータ装置。
- 前記補助おもり装置が前記同行部分及び前記逆行部分のいずれか一方から他方へ移動する際に、前記循環条体に当接して前記可動おもりが移動されることを特徴とする請求項6記載のエレベータ装置。
- 前記補助おもり装置は、前記可動おもりを移動させる可動おもりアクチュエータを有していることを特徴とする請求項6記載のエレベータ装置。
- 前記循環条体は通電可能となっており、前記循環条体を通して前記補助おもり装置に電力を供給可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 前記循環条体の上部の折り返し部が巻き掛けられている上部シーブ、
前記循環条体の下部の折り返し部が巻き掛けられている下部シーブ、及び
前記上部シーブ及び前記下部シーブの少なくともいずれか一方に設けられている発電機
をさらに備え、
前記発電機で発電された電力が前記循環条体を通して前記補助おもり装置に供給されることを特徴とする請求項9記載のエレベータ装置。 - 前記補助おもり装置は、前記循環条体から外れた待機状態へも移行可能になっており、
昇降路内には、待機状態のときに前記補助おもり装置が取り付けられる導電性の待機バーが設置されており、
前記補助おもり装置が前記待機バーに取り付けられているときに、前記待機バーを通して前記補助おもり装置に電力を供給可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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JP2007168987A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ装置 |
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