JP2012006289A - テープ印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テープの前余白を少なくすることができるテープ印刷装置を提供することである。
【解決手段】テープが引き出されることにより印刷を行う印刷部61,84と、印刷部61,84のテープ引出し方向の外側に配設され、テープTを切断するためのカッター部41と、カッター部41をカット位置に向かって付勢する付勢手段42と、を備えたものである。
【選択図】図4
【解決手段】テープが引き出されることにより印刷を行う印刷部61,84と、印刷部61,84のテープ引出し方向の外側に配設され、テープTを切断するためのカッター部41と、カッター部41をカット位置に向かって付勢する付勢手段42と、を備えたものである。
【選択図】図4
Description
本発明は、テープを引き出しながら印刷を実施した後、切断することによりテープ片を得るテープ印刷装置に関するものである。
従来、この種のテープ引出し式プリンタ(テープ印刷装置)として、印刷部から離間した切断部で、引き出し印刷された粘着テープ(テープ)を切断し、テープ片を得るものが知られている(特許文献1参照)。
このテープ引出し式プリンタは、ロール状に巻回した粘着テープを回転軸自在に支持するテープ支持部と、テープ支持部より粘着テープの引き出し方向下流側に配設され、粘着テープに印刷を実施する印刷部と、印刷部に対し粘着テープの引き出し方向下流側に離間して配設され、粘着テープを切断する切断部(カッター部)と、を備えている。
この場合、初期状態の粘着テープは、切断部まで引き出されており、印刷部および切断部間の粘着テープを指で摘み、引き出すことで印刷部に臨んだ粘着テープの印刷領域に印刷が実施される。印刷後の粘着テープは、印刷済み領域が切断部を越えるまで引き出された後、切断部に押しつけることで切断され、テープ片となる。
このテープ引出し式プリンタは、ロール状に巻回した粘着テープを回転軸自在に支持するテープ支持部と、テープ支持部より粘着テープの引き出し方向下流側に配設され、粘着テープに印刷を実施する印刷部と、印刷部に対し粘着テープの引き出し方向下流側に離間して配設され、粘着テープを切断する切断部(カッター部)と、を備えている。
この場合、初期状態の粘着テープは、切断部まで引き出されており、印刷部および切断部間の粘着テープを指で摘み、引き出すことで印刷部に臨んだ粘着テープの印刷領域に印刷が実施される。印刷後の粘着テープは、印刷済み領域が切断部を越えるまで引き出された後、切断部に押しつけることで切断され、テープ片となる。
しかしながら、このようなテープ引出し式プリンタでは、印刷部と切断部とが指を挿入するための間隙分、離れて配設されているため、印刷部から切断部までの距離分が、印刷済みテープ片の前余白となり、印刷済みテープ片が見栄えの悪いものとなると共に、粘着テープが無駄に消費されてしまうという問題があった。また、装置外部に位置する印刷部−切断部間の粘着テープには、粘着面に塵埃等が付着し易く、粘着テープを、印刷なしで単に粘着テープとして使用する場合や、テープ交換に際し、粘着テープの繰出し部分をロールに貼り戻す場合に、繰出し部分の粘着力が低下してしまい無駄になるという問題があった。
そこで、本発明は、テープの引出しや交換に際し、テープの無駄な消費を抑制することができるテープ印刷装置を提供することを課題としている。
本発明のテープ印刷装置は、テープが引き出されることにより印刷を行う印刷部と、印刷部のテープ引出し方向の外側に配設され、テープを切断するためのカッター部と、カッター部をカット位置に向かって付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この場合、カッター部は、印刷部の近傍に切っ先を位置させたカット位置を基点にテープ引出し方向の外側に向かって移動自在に構成されていることが好ましい。
これらの構成によれば、ユーザーは、カッター部をテープの引出し方向外側に移動させておいて、テープの繰出し端部を摘む。そして、テープを引出すことで印刷が行われると共に、カッター部は、付勢手段によって印刷部近傍のカット位置に戻る。印刷後、カット位置に移動したカッター部により印刷後のテープを切断して、印刷済みテープ片を得る。このように、印刷部近傍でテープを摘み、且つ印刷部近傍で切断することができるため、前余白を少なくすることができる。これにより、見栄えの良い印刷済みテープ片を得ることができる。また、テープがロール状に巻回されている場合、切っ先までの繰出し部分を短くすることができ、且つこの繰出し部分はほぼ装置内に収容された状態となるため、テープ裏面の粘着剤層に、塵埃の付着等が抑制される。したがって、粘着力の低下によるテープの無駄な消費を抑制することができる。なお、テープは、粘着テープであってもよいし、剥離紙付の粘着テープであってもよい。
この場合、カッター部は、基端側で支軸に回動自在に支持され、付勢手段は、支軸に設けたねじりコイルばねで構成されていることが好ましい。
この構成によれば、カット位置に向かって付勢したカッター部を、簡単に構成することができる。また、カッター部が回動するため、テープを引き出すときに、カッター部はカット位置に自動復帰する。これにより、テープを引き出すときに、カッター部が邪魔になることがなく、テープを引き出した後、直ちにテープの切断動作に移行することができる。
この場合、印刷部およびカッター部の間に配設され、カッター部をカット位置に位置規制するストッパーを、更に備えたことが好ましい。
この構成によれば、カット動作(切断動作)において、カッター部の先端がぶれることがなく、カット動作を安定に行うことができる。また、印刷部近傍に配置したカッター部の切っ先が、印刷部と干渉するのを確実に防止することができる。
この場合、カッター部の切っ先は、鋸刃状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、切っ先に対するテープへの、切断のための応力集中が円滑に行われるため、切っ先に対しテープが滑ることがなく、所望の位置で確実に切断することができる。
この場合、テープを収容するテープ収容部を、更に備え、テープは、ロール状に巻回した状態で、その繰出し端部を印刷部および切っ先に臨むように、テープ収容部に着脱自在にセットされることが好ましい。
この構成によれば、切っ先までの繰出し部分を短くすることができ、且つこの繰出し部分はほぼ装置内に収容された状態となるため、テープが裏面に粘着剤層を有する粘着テープであっても、塵埃の付着等が抑制される。これにより、印刷やテープ交換において、テープの無駄な消費を抑制することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置を適用した印刷機能付きテープディスペンサーについて説明する。この印刷機能付きテープディスペンサー(以下、「テープディスペンサー」と言う。)は、同種・異種を問わず複数個のテープ(主に、装飾テープ)を、供給可能にストックすると共に、印刷部にセットした任意の1のテープを、手動で引き出すことによりテープに所望の印刷を実施するものである。
図1ないし図3に示すように、テープディスペンサー1は、ロール状のテープTを着脱自在に収容すると共に、装置外部に引き出されてゆくテープTに印刷を行う印刷部2と、複数個のテープTをストックすると共に、ストックしたテープTを適宜引き出してカットするためのカッター125を有するストック部3と、印刷部2およびストック部3の下側に配設された装置ベース4と、テープTに印刷する印刷データを入力するためのキーボード5と、入力した印刷データを表示するディスプレイ6と、頻繁に使用する印刷データをキーボード5なしで呼び出すための操作パネル7と、を備えている。
装置ベース4には、電源となるバッテリー(例えば、複数の乾電池)12を収容するバッテリー収容部11が内部に作り込まれている。バッテリー12は、下側から着脱するようになっており、図示のものではバッテリー収容部11を開閉する裏蓋が省略されている。
キーボード5は、その奥側を、図外のヒンジを介して装置ベース4の前部(表側)に起倒自在に取り付けられている。すなわち、キーボード5は、倒した状態の操作位置と、起立させた状態の収納位置と、の間で回動自在に構成されている。そして、収納位置に回動したキーボード5は、一方の半部が印刷部2の背面に接し、他方の半部がストック部3の前部(表側)を覆うようになっている。
印刷部2は、回路基板52や各種の機構から成る印刷装置部51を収容した前側ケース部13と、テープTおよびインクリボンRを格納したリボンカセット31が装着される後側ケース部14と、後側ケース部14の後開口部を開閉する後蓋15と、を有している。前側ケース部13と後側ケース部14とは隔板22で仕切られ、装置ベース4上に立設するように搭載されている。後蓋15は、その下端部を図外のヒンジを介して、装置ベース4に回動自在に取り付けられ、引き倒すことにより、後側ケース部14の後開口部を開放する。
前側ケース部13の外側上部には、斜め前方を向くように横長のディスプレイ6が、前面左側には、縦長の操作パネル7がそれぞれ設けられ、左上端部には、後述する電源操作レバー21が配設されている。操作パネル7には、上下方向に複数のショートカットボタン16が列設されており、頻繁に使用する印刷データを回路基板52のメモリから直接呼び出せるようになっている。
図2および図3に示すように、後側ケース部14の内部には、上記の隔板22により、上側のリボン装着部18および下側のテープ装着部(テープ収容部)19から成る装着部20が、窪入形成されている。また、後側ケース部14の左側部に相当する部分には、後述の切断機構23が配設されており、切断機構23の上側には、テープTを引き出すための引出し口24が形成されている。
テープ装着部19には、その中心位置に軸状突起25が突設されており、この軸状突起25に、テープコアを嵌め込むようにしてテープTが着脱自在に装着される。一方、リボン装着部18には、隔板22を貫通するようにして、後述するリボン巻取り軸27、ヘッドカバー26で覆われた印刷ヘッド84およびプラテンカバー28に覆われたプラテン61が、突設されている。リボン装着部18は、リボンカセット31と相補的形状に形成されており、リボン装着部18の内周面をガイドとして、リボン装着部18に着脱自在に装着される。テープTを引き出しておいて、軸状突起25に装着した後、テープTの繰出し端部をプラテン61(印刷ヘッド84)および引出し口24に臨ませて、テープTを装着して、続いてリボンカセット31を装着する。この状態で、テープTの繰出し端部とインクリボンRが、印刷ヘッド84とプラテン61との間で重なった状態となる。なお、請求項にいう印刷部は、プラテン61および印刷ヘッド84から構成されている。
後蓋15は、下端部を中心に開閉し、開いた状態において、テープTおよびリボンカセット31の着脱を行い、閉じた状態において、テープTおよびリボンカセット31の脱落を阻止する。また、後蓋15の切断機構23側の辺には、半円形の切欠き部48が形成されており、この切欠き部48は、後述する切断機構23のカッター部41に指を引っかけるための指掛空間43を構成している。
リボンカセット31は、インクリボンRと、インクリボンRを繰り出すリボン繰出しリール32と、インクリボンRを巻取るリボン巻取りリール33と、インクリボンRを印刷ヘッド84に臨ませるリボンガイド34と、これらを収容するカセットケース35と、から構成されている。リボンカセット31をリボン装着部18に装着すると、リボン巻取りリール33がリボン巻取り軸27に係合し、リボンガイド34がヘッドカバー26を覆って、これに周回させたインクリボンRを印刷ヘッド84とプラテン61との間に臨ませる。詳細は後述するが、プラテン61とリボン巻取り軸27とは、テープTを引き出すことにより同期して回転し、印刷ヘッド84とプラテン61との間に挟み込まれたテープTとインクリボンRとが併走する。
テープTは、テープコアに巻回してロール状にしたものであり、裏面に粘着剤層を有する粘着テープと、裏面に粘着剤層と剥離紙を有する剥離紙付き粘着テープとが用意されており、いずれも表面に印刷が可能な、いわゆる装飾テープで構成されている。
印刷装置部51は、前側ケース部13の手前側に配設された回路基板52と、前側ケース部13の奥側に配設された印刷機構部53と、を備えている。回路基板52には、電源バッテリー12を電源として、印刷ヘッド84を駆動する駆動回路の他、各種の制御回路および電源スイッチ54が組み込まれている。
ストック部3は、複数のテープTを軸方向から装填可能な複数(本実施形態では2つ)のストック軸部124と、ストック軸部124の前方にストック軸部124と平行に配設された複数(本実施形態では上下2つ)のカッター125と、を有している。2つのストック軸部124は、上記の後側ケース部14の側面に片持ちで取り付けられており、相互に平行に且つ水平に延在している。複数のテープTは、各ストック軸部124に軸方向から装填され、且つストック軸部124に回転可能に保持される。すなわち、各ストック軸部124は、各テープTを装置外部に引き出し可能にストックする。なお、本実施形態のものでは、ストック部3は、上下に2段で構成され、4個ずつ計8個のテープTをストックできるものを示している。
各カッター125は、各ストック軸部124に平行に配設した刃先49を有して、前側ケース部13の側面から水平に延在している。各カッター125の刃先49は、上向きに且つ水平方向に延在し、鋸刃状に構成されている(図示省略)。また、刃先49の近傍には、上下することで刃先49を出し入れする安全カバー(図示省略)が取り付けられている。各テープTの繰出し部分は、所定量引き出され、刃先49に押し付けるようにして切断される。なお、刃先49は、直線状に構成されていてもよい(図示省略)。
図4に示すように、切断機構23は、切っ先を印刷ヘッド84の近傍、すなわち上記の引出し口24に臨ませたカット位置を基点にテープ引出し方向の外側に向かって移動自在に構成されたカッター部41と、カッター部41をカット位置に向かって付勢する付勢手段42と、カッター部41をカット位置に位置規制するストッパー44と、を備えている。
カッター部41は、上下方向に延在するカッター部本体45と、カッター部本体45の先端部に設けられ、鋸刃状に形成された刃先46と、カッター部本体45の基端部に設けられた軸貫通部47と、で一体に形成されている。カッター部本体45は、板状に形成されており、上記した後側ケース部14の左側部を構成している。また、カッター部本体45は、軸貫通部47で支軸に回動自在に支持されており、テープTを切断するカット位置からテープ引出し方向に任意の角度(鋭角)で回動自在に構成されている。そして、支軸には、ねじりコイルばねで構成された付勢手段42が巻回するように設けられている。
なお、カッター部41の刃先46は、本実施形態のように片刃であってもよいし、両刃であってもよい。また、本実施形態のように、片刃の刃先46において、刃裏をプラテン61側に位置させれば、印刷ヘッド84と切っ先とを極端に近づけることができ、後述する印刷済みのテープ片の前余白を少なくすることができる(調整も可能)。逆に、刃表をプラテン61側に位置させれば、テープTを切断の際に、切っ先へ加える力が小さくて済むので切断が容易になる。
ストッパー44は、上記のプラテンカバー28の一部で構成され、カッター部41の刃先46とプラテン61との間に微小な間隙が生ずるカット位置に位置規制する。これにより、カッター部41の刃先46がプラテン61と接触することがなく、且つテープ切断時にカッター部41に力が加わるため、刃先46をストッパー44で受け安定させることができる。指掛空間43は、後蓋15のカッター部41側に形成した切欠き部48で構成されており、後蓋15を閉塞した状態で、カッター部41のテープ引出し方向内側に指を挿入し得るようになっている。なお、指掛空間43は、カッター部41の中央部を外側に湾曲させて構成してもよい(図5参照)。
図4に示すように、ユーザーは、指掛空間43から、カッター部41に指を掛けて手前に回動させ、引出し口24にあるテープTの繰出し端を摘み、これを所定量引き出す(図4(a))。このテープTの引き出しによって、カッター部41がカット位置に回動復帰する(図4(b))。ここで、ユーザーは、テープTを下げるようにしてカッター部41の切っ先に強く当て、テープTを切断する。なお、上記の動作は、テープTに所望の印刷を行って印刷済みのテープ片を得る場合と、テープTに印刷を行わず単にテープ片を得る場合と、同一の動作となるが、印刷済みのテープ片を得る場合には、印刷装置部51の負荷を受けるため、テープTの引き出し速度は、遅いほうが良好に印刷される。
図6および図7に示すように、印刷機構部53は、プラテン61と、電源スイッチ54をONさせるON位置とOFFさせるOFF位置との間で操作される上記の電源操作レバー21と、プラテン61を押圧する印刷位置とプラテン61から離間する非印刷位置との間で移動自在に構成された印刷ヘッド84を有するヘッドユニット62と、電源操作レバー21の操作に連動して、印刷ヘッド84を印刷位置および非印刷位置間に移動させる操作連動機構63と、上記のリボン巻取り軸27と、プラテン61の回転をリボン巻取り軸27に伝達する伝達ギヤ列64と、ヘッドユニット62の移動に連動して、伝達ギヤ列64を動力伝達状態あるいは動力遮断状態とするクラッチ機構65と、これらを支持する支持フレーム66と、を備えている。
支持フレーム66は、フレーム本体71と、フレーム本体71から延在した延在フレーム部72と、で一体に形成されている。フレーム本体71には、プラテン61および後述のプラテンギヤ101を回転自在に軸支するプラテン軸73と、電源操作レバー21を回動自在に軸支する操作子軸74と、印刷ヘッド84を回動自在に軸支するヘッド軸75と、リボン巻取りリール33および後述のリボンギヤ103を回転自在に軸支するリボン巻取り軸27と、がそれぞれ立設されている。
電源操作レバー21は、支持フレーム66に回動自在に支持された回動レバー81と、回動レバー81の一端に設けられ、ユーザーが操作する摘み部82と、回動レバー81の他端部に突設され、後述のカム機構94に係合するカム係合ピン83と、電源スイッチ54に係合するスイッチ係合部(図示省略)と、を有している。
ヘッドユニット62は、印刷ヘッド84と、印刷ヘッド84を印刷位置に押圧するヘッド押圧フレーム85と、を有している。印刷ヘッド84は、いわゆるサーマルヘッドで構成されたヘッド本体86と、ヘッド本体86を保持すると共に、ヘッド軸75に対して、前後方向に僅かに揺動するように支持されたヘッド保持部材87と、で構成されている。ヘッド押圧フレーム85は、押圧フレーム本体91と、ヘッド保持部材87を押圧する押圧プレート92と、で一体に形成されており、ヘッド軸75に回動自在に支持されている。押圧フレーム本体91の一方の端部には後述のカム機構94が配設され、他方の端部には後述のヘッド押圧ばね93が係合している。
操作連動機構63は、ヘッド押圧フレーム85と上記の延在フレーム部72との間に掛け渡されたヘッド押圧ばね93と、印刷ヘッド84を印刷位置および非印刷位置の間で回動させるカム機構94と、から構成されている。カム機構94は、印刷ヘッド84を印刷位置から非印刷位置に移動させる回動カム面95、および印刷ヘッド84を非印刷位置に維持する維持カム面96を有する斜面カム97と、上記のカム係合ピン83(カムフォロアに相当)と、で構成されている。
図6(a)に示すように、電源操作レバー21をON位置に操作すると、カム係合ピン83が維持カム面96から回動カム面95に移動することで、ヘッド押圧ばねにより、印刷ヘッド84を印刷位置に回動させる。この状態では、電源操作レバー21の斜面カム97への干渉が解かれ、印刷ヘッド84は、ヘッド押圧ばね93の付勢力のみにより、プラテン61に押圧される。一方、図6(b)に示すように、電源操作レバー21をOFF位置に操作すると、ヘッド押圧ばね93に抗してカム係合ピン83が回動カム面95から維持カム面96に移動することで、印刷ヘッド84を非印刷位置に回動させる。この状態では、電源操作レバー21と斜面カム97との係合状態が維持され、印刷ヘッド84は非印刷位置を維持する。このように、電源操作レバー21をON位置とOFF位置との間で操作することにより、電源のON/OFFと、印刷ヘッド84のプラテン61への離接と、を同時に行うことができる。
プラテン61の回転動力をリボン巻取り軸27に伝達する場合は、図7(a)、(b)および(c)に示すように、ヘッド押圧フレーム85が、印刷ヘッド84を印刷位置に回動させた状態にあり、その際、連動機構112は、ヘッド押圧フレーム85の回動に伴い、作動アーム111を動力伝達位置に回動させる。これにより、クラッチギヤ102を第1中間ギヤ105に噛み合わせる。一方、プラテン61の回転動力をリボン巻取り軸27に伝達しない場合は、図7(d)、(e)および(f)に示すように、ヘッド押圧フレーム85が、印刷ヘッド84を非印刷位置に回動させた状態にあり、その際、連動機構112は、ヘッド押圧フレーム85の回動に伴い、作動アーム111を動力遮断位置に回動させる。これにより、クラッチギヤ102の第1中間ギヤ105に対する噛み合いが解かれる。
エンコーダー121は、同軸上において分岐ギヤ107に固定されたスリット円板122と、スリット円板122に臨むフォトインタラプタ123と、を有している。スリット円板122は、分岐ギヤ107より太径に形成されており、分岐ギヤ107から伝達されたプラテン61の回転動力により回転する。フォトインタラプタ123は、スリット円板122の外周部に臨んでおり、スリット円板122を介してプラテン61の回転量を検出する。そして、フォトインタラプタ123により検出されたプラテン61の回転量は、回路基板52に送られ、この回転量、すなわちテープTの引き出し量に同期して、印刷ヘッド84が駆動され、印刷が実行される。
以上のように、本実施形態の切断機構23によれば、カッター部41がカット位置に対して回動自在に構成されているため、テープTは、印刷ヘッド84およびプラテン61の近傍で切断される。これにより、前余白を少なくすることができるため、見栄えの良い印刷済みテープ片を得ることができる。また、切っ先までの繰出し部分を短くすることができ、且つこの繰出し部分はほぼ装置内に収容された状態となるため、粘着テープであっても、塵埃の付着等が防止でき、粘着力の低下が抑制され、印刷やテープ交換において、テープTの無駄な消費を抑制することができる。
なお、本実施形態では、カッター部41を回動自在に構成したが、外側に平行移動する構造等であってもよい。また、プラテン61および印刷ヘッド84を装置の下部に設けるものでは、カッター部41を上下反転して設けることも可能である。
1…テープディスペンサー 19…テープ装着部 41…カッター部 42…付勢手段 43…指掛空間 44…ストッパー 61…プラテン 84…印刷ヘッド T…テープ
Claims (6)
- テープが引き出されることにより印刷を行う印刷部と、
前記印刷部のテープ引出し方向の外側に配設され、前記テープを切断するためのカッター部と、
前記カッター部をカット位置に向かって付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。 - 前記カッター部は、前記印刷部の近傍に切っ先を位置させたカット位置を基点に前記テープ引出し方向の外側に向かって移動自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
- 前記カッター部は、基端側で支軸に回動自在に支持され、
前記付勢手段は、前記支軸に設けたねじりコイルばねで構成されていることを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷装置。 - 前記印刷部および前記カッター部の間に配設され、前記カッター部を前記カット位置に位置規制するストッパーを、更に備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のテープ印刷装置。
- 前記カッター部の切っ先は、鋸刃状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のテープ印刷装置。
- 前記テープを収容するテープ収容部を、更に備え、
前記テープは、ロール状に巻回した状態で、その繰出し端部を前記印刷部および前記切っ先に臨むように、前記テープ収容部に着脱自在にセットされることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のテープ印刷装置。
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