JP2012005799A - パチンコ台の上部取り付け装置 - Google Patents

パチンコ台の上部取り付け装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012005799A
JP2012005799A JP2010157255A JP2010157255A JP2012005799A JP 2012005799 A JP2012005799 A JP 2012005799A JP 2010157255 A JP2010157255 A JP 2010157255A JP 2010157255 A JP2010157255 A JP 2010157255A JP 2012005799 A JP2012005799 A JP 2012005799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
mounting frame
arm plate
pachinko machine
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010157255A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Inazuki
正 稲月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2010157255A priority Critical patent/JP2012005799A/ja
Publication of JP2012005799A publication Critical patent/JP2012005799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】パチンコ台をパチンコ島に取り付けるにあたり、パチンコ台の装着枠の上部の取り付けが緩みやガタ付きのないようにし、装着枠の種類が変わっても取り付けができるようにする。
【解決手段】パチンコ台の装着枠の上部取り付装置が、パチンコ島に固定した基材に着脱自在としたバネ材の腕板で装着枠の前縁を取付の基準位置として装着枠を挟んで取り付けができるようにした。また、装着枠の前縁に取り付けにあたって障害物があっても、腕板の取り付け位置が変えられるようにした。
【選択図】図8

Description

この発明はパチンコ島(パチンコ台が並んで設置される構造物)にパチンコ台を取り付ける取り付ける装置において、特にパチンコ台の装着枠の上部を取り付ける装置に関する。
パチンコ台は入替の度に旧台の取り外しと、次の台の取り付けが行われる。パチンコ台の取り付けは、先ず装着枠を取り付け、次いでこの装着枠にパチンコ台を開閉自在として取り付けることになるが、装着枠の取り付けを釘やビスで行わずにパチンコ島に事前に固定した取り付け装置で行う場合、以下の問題点がある為、特に上部の取り付け装置が肝要となる。
1、パチンコ台は20kg程度の重量物であり、これが装着枠の片側(正面左側)のヒンジ構造を支点として開閉するが、特にパチンコ台を開いた時に、装着枠の上部取り付け個所(上部の取り付け装置)に荷重がかかる。当該個所の取り付けが不安定の場合は、パチンコ台の上部が前後にガタついて、パチンコ台の所望の傾斜が維持できず、さらには施錠ができなくなる場合がある。
2、パチンコ台は正面左側を支点として開閉するので、同様に上部の取り付けが不安定であると、施錠側(正面右側)がズレたり降下して台の右端もしくは下側が島の縁に当たって閉まらなくなる場合がある。
3、パチンコ台は台上部に玉の補給タンクを備えており、上部が過重量である上に補給時の玉の落下振動で上部の取り付け個所が次第に緩んでくる場合がある。
4、パチンコ台は上部が後方へ傾いた所望の傾斜で取り付けられるが、台の入替の場合は、取り付け装置によって前の台と同じ傾斜に簡単に取り付けることができれば作業の簡易化及び傾斜の高精度化が計られる。
5、パチンコ島は、パチンコ台を載せている個所が台の高重量を原因として次第に降下するので、パチンコ台の上側(装着枠の上桟)と島の間の隙間が大きくなってくるので、上部の取り付け装置は隙間の大小に対応して取り付けができる必要がある。
パチンコ台の取り付け装置を提案したものとしては、図4で示した特開2009−148486と、図5で示した特開平11−33200がある。
前者は、島上部枠構造1に固定したスライドベース2のスライドボルト3を回すと、スライドタップ4を介してグリップベース5が台枠上板6側に移動する。台枠上板6の後縁をグリップベース5に当てて位置決めをする。この位置を基準位置として次の台の入替が行われる。台枠上板6の取り付けは、入替レバー7を下げてグリップアーム8で台枠上板6を咥えて取り付ける。台枠の厚みによってはラチェットボルト9を回して咥え力を調整する必要がある。また、Bは下部の取付装置を示している。
後者は、パチンコ島1の上横部材1aに島取付部10によって固定した基材11にパチンコ台の枠上部6の後縁を当てて位置決めをし、この前端に支持具12の先端を位置させて保持機構13によって支持具12の外れ防止をして枠上部6を取り付ける。
上記の従来の取り付け装置は、以下の問題があった。
(1)前後者共パチンコ台の装着枠6の後縁を取り付け時の基準位置としているが、装着枠6の後縁は玉の補給の邪魔にならないように凹部が形成されており、この凹部の場所は一定では無く、また前後の幅も機種によって寸法が一定でないため、入替前と基準位置が変わる場合が多くその都度、グリップベース5もしくは基材11を移動させる必要があり作業に手間がかかっていた。
(2)また、パチンコ台の装着枠6への取り付け(台を閉じた状態)では、パチンコ台の背面を装着枠6の前縁に押し当てて、装着枠6の前縁を取り付け位置の基準(傾斜の基準)として施錠される。従って、装着枠6の島1への取り付けも装着枠6の前側を取り付けの基準位置とすれば装着枠6の材質(木製)の欠点であるヘコミや変形の影響を受けにくく、取り付け精度(台の傾き精度)が向上する。
(3)前者では、装着枠6の厚みが変わったり凹みがあったりすると、咥え力の程度が変わるので、その都度にラチェットボルト9を回して調整する必要があった。また、装着枠6が金属製の場合はグリップアーム8の先端の食い込みができないのでパチンコ台は開閉でズレてガタつくものであった。また、入替レバー7の操作はスライドベース2の後端側で上下方向に力が加えられて行われるので、島とスライドベース2の取り付け個所に梃子の作用で力が加わり次第に取り付け緩んでガタつき、また、スライドベース2の後端が次第に下がってきてパチンコ台の内部装置と干渉する欠点があった。
(4)後者では、支持具12の軸方向(台の前後方向)の荷重(台の開閉時の荷重)で支持具12の固定は緩み止めがないので前後方向にガタ付きが生じる。また、装着枠6の上桟と島1との隙間の大小によっては、支持具12が取り付かない場合、もしくは支持具12と装着枠6の下面との間にあそびが広すぎて支持具12が外れ易いこととなり現実の現場事情に対応していない。
(5)装着枠6の上桟の下側には、機種によってスイッチやセンサー等がついている場合がありこれらは取り付け時の障害となり、また、装着枠6の後縁は補給のための凹部の位置も多様であるので、パチンコ台の入替時にこれらの原因で取り付け装置を外したり、取り付け位置をかえたりする必要があった。
(6)前者はグリップベース5がパチンコ台の正面より視て左右に揺れる構造であり、後者は島1と装着枠6の上桟との隙間が小さい場合、装着枠6の下側の支持具12との間隔が大きくなり、共に装着枠の上部が左右に動くこととなる。このような装着枠6の上部が左右に揺れる構造の場合、前述のようにパチンコ台の下側が島1の縁に当たって閉まらなくなったり、施錠位置のズレによって施錠ができなくなる欠点があった。
この本発明は上記目的を達成するために、パチンコ島に固定する取り付け部を備えた基材と、軸の向きをパチンコ島の前面方向として基材に回転自在に横架した傾き調整螺子と、傾き調整螺子に螺合し、且つ、回転を規制された移動部材と、移動部材は螺合した傾き調整螺子の下方に螺子の軸方向に揺動し、さらにパチンコ島の前面方向への揺動を制限する掛止部を備えた揺動板を枢支するとともに、先端を装着枠の後縁に当接する押し螺子を螺合し、揺動板は揺動下端に傾き調整螺子と直行する向きで支点軸を備え、この支点軸よりパチンコ島の後方偏芯個所に押圧部を一体に形成してなり、支点軸には先端に装着枠の前縁に当接するL型の前進規制部を形成し、後端には揺動板の押圧部の下面に係合する係合部を備えた腕板の胴部を枢支し、腕板は開放状態でこの枢支部を支点として、後端の係合部が揺動板の押圧部に上昇を規制されて先端のL型の前進規制部が降下した姿勢で待機し、装着枠の取り付けにおいては、腕板の先端を押し上げて装着枠の前縁と後縁を前進規制部と押し螺子で挟持し、押し螺子を回して装着枠の後縁を押圧して腕板の先端を取り付けの基準位置として装着枠を取り付けると、揺動板の下端が掛止部で制限されるまでパチンコ島の前面方向へ揺動して押圧部が腕板の係合部を押し下げ、腕板は枢支部を支点として先端が押し上げられて装着枠との外れ防止が行われるようにしたものである。
また、揺動板は移動部材との枢支個所に長穴を縦向きに穿設し、移動部材はこの長穴に枢軸を挿入して揺動板を上下方向に移動自在として枢支したものである。
また、腕板はバネ材で構成し、枢支部から先端方向の胴部個所を装着枠の下面方向に曲折して腕板の外れ防止を計ったものである。
また、腕板はバネ材で構成し、先端のL型の前進規制部を装着枠の前縁向きに傾斜させて腕板の外れ防止を計ったものである。
また、腕板の枢支部は鈎状として、揺動板の支点軸に着脱自在に取り付けたものである。
また、揺動板の支点軸は揺動板の右側もしくは左側に突出する長さとし、この突出個所に腕板の枢支部を掛合して、腕板が揺動板の右側もしくは左側に自在に取り付け位置を替えられようにしたものである。
また、基材は傾き調整螺子の両側に立設した案内壁を備え、この案内壁の内側に傾き調整螺子に螺合した移動部材が摺動案内されるようにして移動部材の回転を規制し、且つ、左右の揺れを防止したものである。
また、基材には傾き調整螺子の上方に並行して案内軸を横架し、この案内軸を移動部材に設けた案内穴に挿入して移動部材の移動案内をするとともに回転を規制し、且つ、移動部材の左右の揺れを防止したものである。
上記の課題解決手段による作用は次のとおりである。
基材に横架した傾き調整螺子を回すと移動部材および押し螺子が軸方向に移動し、揺動板を介して腕板も同様に移動する。
腕板は装着枠を開放した状態で、先端のL型の前進規制部が揺動板との枢支部を支点として降下するが、後端の係合部が揺動板の押圧部と係合してこの待機姿勢が保持される。
装着枠を取り付ける場合、腕板の前進規制部と押し螺子の間に装着枠を入れ、腕板と揺動板を装着枠の下面に持ち上げるが、揺動板は長穴によって上下方向に移動できるので腕板も同様に装着板の下面に当たるまで持ち上げることができ、この時の前進規制部は入替前の位置と同じとなる。
押し螺子を回して装着枠の後縁を前方に移動させると、装着枠の前縁が腕板の前進規制部を押し、揺動板の下端部を同様向きに傾け、掛止部が移動部材で傾きを制限されるまで後方の押圧部を押し下げて腕板の係合部を同様に押し下げるので、腕板は枢支部を支点として先端の前進規制部が押し上げられるので当該個所の外れが防止される。
押し螺子を回して装着枠が取り付けられる時、腕板がバネ材であるため胴部の曲折個所が押し付け方向に引っ張られて、先端が装着枠の下面側を押し上げながら略水平となり、先端の前進規制部の脱落防止と押し螺子の緩み防止作用が営まれる。また、同様に腕板の先端のL型の前進規制部は、装着枠の前縁向きの傾斜から略垂直向きとなって装着枠の前縁を押し付けるので、上記と同様に緩み止め作用が営まれる。
腕板はバネの材質や加工処理によって曲げの硬さが一定となるので、押し螺子を強く回すことで前進規制部が前側に曲がることはなく、装着枠の取り付け位置が影響を受けることはない。
押しネジを緩めて腕板の前進規制部を待機姿勢に降下することで、装着枠を外すことができるが、腕板は揺動板との枢支部を鈎状として揺動板の支点軸に掛合しているので装着枠が外れた状態で着脱することができる。
また、揺動板の支点軸は揺動板の左右外側に突出した長さで、且つ左右に移動できるので、腕板は鈎状の枢支部を左側もしくは右側に突出した支点軸の位置に付け替えができる。
移動部材の上部は、基材に立設した案内壁に褶動して移動するので、この案内壁によって傾き調整螺子を中心とする回転が規制され、且つ移動方向と直交する左右の揺れが防止される。
また、移動部材の上部は、傾き調整螺子と平行に設けられた案内軸で移動の案内をされるので、この案内軸によって傾き調整螺子を中心とする回転が規制され、且つ移動方向と直交する左右の揺れが防止される。
上述したように本発明のパチンコ台の取り付け装置は、装着枠を取り付ける時の基準位置(傾きの基準位置)を装着枠の前縁としたので入れ替え前と基準位置が変わることがなく、余計な操作をしなくとも前の台と同じ傾斜に簡単に取り付けでき、また基準位置がかわらないので取り付け後の傾きの設定精度も高くなる。
腕板を装着枠の下面まで持ち上げて当てた状態で取り付けをおこなうので、島の下側と装着枠の上桟の隙間の大小によって取り付け状態が悪くなることがない。
装着枠の取り付けにおいて、押し螺子の回転操作による揺動板の傾きで腕板の先端が装着枠の下面を押し上げるので、先端の前進規制部は落下して外れることがなく、これが揺動板のクサビ作用と腕板のバネの弾機作用で維持されるので、パチンコ台の開閉や玉の補給時の振動等の影響でパチンコ台の取り付けが緩んでガタ付いたりすることがない。
装着枠の取り付けが枠の前後側で行われるため、枠の厚みの変化および枠の材質等に関係なく、押し螺子の回転操作のみで行え、腕板の胴部の曲折個所および先端のL型の前進規制部の傾斜によって押し螺子は取り付け後に緩むことがなく、パチンコ台を一定の傾きで維持できる。
腕板は揺動板との枢支部を鈎状として揺動板の支点軸に掛合しているので、装着枠の種類によっては障害物が邪魔になる場合、腕板を取り外しできるので取り付け装置自体を外すような必要がない。
揺動板の支点軸は揺動板の左右外側に移動できるので、取り外した腕板の取り付け位置を揺動板の左右側に変えて、障害物との干渉を避けることができる。
移動部材の上部は、基材に立設した案内壁で左右の揺れが防止されているので、島に取り付けられた装着枠およびパチンコ台の上部が左右に傾くことがなく、パチンコ台が島にはまらなくなったり施錠ができなくなったりすることはない。また、パチンコ台の上部が左右に傾くと盤面の玉の入賞ステージも同様に傾き、玉の入賞確率が変化するので水平に維持しなければならずこれらの懸念も解消される。
基材に上記の案内壁を設置せずに、移動部材上部に傾き調整螺子と平行に案内軸を設けても同様の効果がある。また、押し螺子を回転操作すると傾き調整螺子を支点として移動部材の下方が斜めに傾いて調整螺子との螺合が硬くなって動きが悪くなる恐れがあるが、この案内軸によって移動部材の傾きは防止される。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図18に基づいて説明する。
図1、図2で示したパチンコ島1は上横部材14と下横部材と15と縦部材16とで区画17を連続して形成し、区画17内部の上下には、左右一対の上部取り付け装置18、18と下部取り付け装置Bが取り付けられており、この上下の取り付け装置で装着枠6を固定する。装着枠6にパチンコ台Aを取り付ける場合、図3で示したように装着枠6に止着したヒンジ板20、20のピン21、21にパチンコ台Aのヒンジ板22、22をヒンジ穴23、23を介して連結してパチンコ台Aを開閉自在に取り付ける。営業にあたっては、島1に閉じてヒンジと反対側(パチンコ台の正面右側)を施錠する。
装着枠6の下部取り付け装置Bは図6、図7で示したように、断面逆U型の基材24は接地端部25に取り付け穴26が形成され、この取り付け穴26にビス27で島1の横部材15に固定される。基材24の内部にはナット取り付け具28を介在して螺子29でナット30が装着している。ナット30には、先端を径大とした位置決めボルト31が螺合し、この位置決めボルト31は先端を装着枠6の下桟6bの後退を規制し、位置決め後にナット32で固定する。
基材24の前側は、装着枠6の導入空間を形成した取り付け部33を一体で延長し、この取り付け部33には装着枠6の上面を押圧して固定する押し螺子34を螺合したナット35が止着している。押し螺子34は先端を径大とし、後端には6角の操作部36が形成され、操作部36をレンチ37等で回転操作して、装着枠6を締め付けて固定、もしくは緩めて開放する。
この発明の上部取り付け装置18で利用する下部取り付け装置Bは、この実施例に限定することなく、従来の取付装置や、従来の取り付け手段であるビスや釘でも同様の作用が営まれるものであり、装着枠6の下桟6bを島1に取り付けできるものであればこれらに限定するものではない。
装着枠6の上部取り付け装置18は、図8、図9、図10で示したように、基材38は逆U型の上部基材39とZ型の下部基材40の組み合わせで構成している。上部基材39は下部基材40の案内窓41に挿入して径大な支持穴42、43をそれぞれ露出した状態で下部基材40に固着している。下部基材40の下端曲折部44は水平に延長してビス穴45を備えた取り付け部46としている。上部基材39の支持穴42、43には案内軸47と傾き調整螺子48を挿通し、案内軸47は先端の径小な軸部49を下部基材40の支持穴50に嵌入し、傾き調整螺子48は同様にして先端の軸部51を支持穴52に回転自在に嵌入し、後端を支持穴43より突出して回転部53より連続した突出端に六角の操作部54が設けられている。傾き調整螺子48および案内軸47は双方に形成した係止溝55、56に止め輪57を止めて抜けないように取り付けられる。
移動部材58は、案内軸47が挿通する案内穴59と、傾き調整螺子48が螺合する螺子穴60と、押し螺子61が螺合する螺子穴62が形成されている。この移動部材58は基材38の案内窓41内に配設され左右両側を案内窓41の内側より連続して立ち上げた案内壁64に係合している。押し螺子61は径大な先端65が基材38の取り付け部46側に望むようにして螺子穴62に螺合し後端には傾き調整螺子48と同様の操作部66が形成されている。
揺動板68は、係止穴69を備えた水平な押圧部70から上方延長して取付板71、71を対向して立ち上げ、この取付板71、71には縦向きに長穴72が形成されている。揺動板68の取付板71、71は移動部材58の外側で縦方向に褶動自在として、支点ピン73を長穴72および移動部材58の軸穴74に嵌入して移動部材58に揺動自在に吊り下げられている。左右の取付板71、71の前縁には揺動板68の下端部の前方向への揺動を制限する掛止部75が移動部材58と僅かの間隙を保って曲折形成されている。揺動板68の下端部には後述の腕板76を枢支する支点軸77が支点穴78に移動自在に設けられ、上記の押圧部70はこの支点穴78より後方に偏心した個所に位置している。
腕板76は、先端を立ち上げてL型の前進規制部79を形成し、この先端から曲折部80を介して連続した胴部81には鈎状の枢支部82を対向して設け、後端には枢支部82より斜めに上昇して幅広の係合部83を形成している。
基材38の取り付け部は、島1の前述の下側の取り付け部46と島1の上側の取り付け部84とで構成している。島1の上側の取り付け部84は、逆U型で左右の下端に突起85が形成され頂面86には固定穴87、左右側板88には傾斜溝89が設けられた取り付け部材90と、基材38の上部に溶接した固定ボルト91とで構成される。取り付けにあたっては取り付け部材90の固定穴87に固定ボルト91を挿入し、ワッシャー92を介在してナット93を締めて行う。この時、基材38の前側の立上壁94に傾斜溝89が嵌合し傾斜溝89から後方の左右側板95が固定ボルト91の両側に穿った切欠溝96に係合する。
この上部取り付け装置18を島1に固定するには、島1の下側に取り付け部46を配置して基材38の前壁を島1の後縁に当てて、ビス穴45によってビスCで固定する。次いで、島1の上側に取り付け部材84を配置し上記のようにナット93を締めると、木製の島1の上面に突起858が食い込み、傾斜溝89の後縁が立上壁94を前方に押し、基材38の後ろ端を持ち上げながら取り付けられる。この基材38の取り付けにおいて基材38は島1の上下より挟んで固定されることとなり、さらに基材38の後ろ端が持ち上げられて取り付けられるので次位の装着枠6の取り付け操作で基材38の後端が下がったり緩んだりすることがない。
腕板76は図11で示したように前進規制部79の先端を装着枠6の下面にあてて後端を下げた姿勢で枢支部81の鈎状先端を揺動板68の取付板71、71の内側で支点軸77と押圧部70の前端の間隙に差し込んで、図12で示したよう揺動板68に吊り下げる。この取り付けにあたっては揺動板68の下端を押圧部70方向に押して枢支部82が押圧部70と干渉せずに取り付けできるようする。腕板76の枢支部82は中心から後端側にあるので開放状態で先端を降下した姿勢となり係合部83が押圧部70で上昇を規制されて保持される。係合部82の後端には係止爪97が立上形成され、この係合状態で係止爪97が押圧部70の係止穴69に嵌入して腕板76の左右の揺れと外れを防止している。
腕板76は図12で示した状態で待機して装着枠6の取り付けが行われるが、この待機姿勢で手で後方および下方に押しても外れることはなく、先端を持ち上げて取り付け手順と逆にすることで外すことができる。
装着枠6を島1に取り付けるには、島1の区画17内に装着枠6の上桟6aを入れて下桟6bを下部取りけ付装置Bに配置して前述のように操作部36をレンチ37で回して固定し、次いで図13で示したように上桟6aを押し螺子61の前側に臨ませ、腕板76の前進規制部79が装着枠6の前縁の前側に来るようにして腕板76の上面が装着枠6の下面に当たるまで持ち上げると、揺動板68も長穴72の移動域の範囲で上昇する。この時の前進規制部79はパチンコ台Aの以前の入替時の位置、即ち装着枠6の取り付けの基準の位置となっている。この状態のままで押し螺子61の操作部66をレンチ等で回して押し螺子61の先端で装着枠6を前進規制部79まで押し付けて固定する。
この押し螺子61による装着枠6の取り付け操作時に、図8および図14で示したように揺動板68の下部は装着枠6の方向に引っ張られて押圧部70を降下し係合部83を押し下げて腕板76の先端側および揺動板68自体を押し上げる。揺動板68の下端部は掛止部75の上部が移動部材58の前側を押圧して停止するまで移動する。この取り付け操作の過程で腕板76の前進規制部79が斜め向きから垂直になり、また胴部81の曲折部80が水平になって揺動板68のクサビ作用とバネ材の弾力作用とで押し螺子61は緩み防止が計られ、腕板76も同様に装着枠6を堅個に固定する。
上記のようにして装着枠6が島1に取り付いた状態で、装着枠6の前縁は入替前と同じ基準位置で取り付けられているので、この傾きも同様となる。必要によって傾きを変える場合もしくは台Aの取り付け後に、盤面の傾きに合わせる場合は、図8で示したようにレンチ等で傾き調整螺子48の操作部54を回して行う。傾き調整螺子48を回すと移動部材58が前後方向に移動して装置にとりつけた装着枠6の上部が同様に移動して装着枠6およびパチンコ台Aの傾きが変化する。
移動部材58はこの移動時には案内軸47および案内壁64に褶動案内されて、装着枠6の左右の揺れ防止が営まれる。また押し螺子61の回転操作で移動部材58と傾き調整螺子48は斜めに螺合して動きが悪くなることになるが、上部の案内軸47によって解消される。
図16、17図は装着枠6の上桟6aの腕板76の装着箇所に障害物がある場合に腕板76の位置を揺動板68の左右に変えて取付ができるようにしている。揺動板68の支点軸77は径大の頭部77aと先端のナット77bで左右の移動を制限され、揺動板68の右側または左側に移動させて腕板76の鈎状の枢支部82が枢支される。この腕板76の位置の変更に伴って係合部83に設けた複数個の係止爪97がその都度に押圧部70の係止穴69に嵌入して腕板76の後端部の外れを防止する。
図18は取り付け部の他の実施例を示している。基材38の上部には螺子穴99を形成し、頭部100を六角の操作部101とした取付ボルト102で取付部材83を締め付けて島1に基材38を固定する。
パチンコ台の取り付け状態を示すパチンコ島の正面図 図1のA−A断面図 パチンコ台の装着枠への取り付け状態を示す分解斜視図 従来の取り付け装置を示す断面図 従来の取り付け装置を示す断面図 下部取り付け装置の斜視図 下部取り付け装置の装着枠の取り付け状態を示す断面図 上部取り付け装置の装着枠の取り付け状態を示す断面図 基材の分解斜視図 上部取り付け取装置の分解斜視図 腕板の取り付け状態を示す上部取り付け装置の断面図 腕板の待機状態を示す上部取り付け装置の断面図 腕板の持ち上げ状態を示す上部取り付け装置の断面図 押し螺子の操作状態を示す上部取り付け装置の断面図 図8のC−C断面図 図8のD−D断面図 図16の腕板の位置替え状態図 基材の取付部の他の実施例を示す断面図
A・・・パチンコ台
B・・・下部取付装置
1・・・パチンコ島
6・・・装着枠
38・・・基材
46・・・取り付け部
47・・・案内軸
48・・・傾き調整螺子
58・・・移動部材
61・・・押し螺子
64・・・案内壁
68・・・揺動板
70・・・押圧部
72・・・長穴
75・・・掛止部
76・・・腕板
77・・・支点軸
79・・・前進規制部
81・・・胴部
82・・・枢支部
83・・・係合部
84・・・取り付け部

Claims (8)

  1. パチンコ島に固定する取り付け部を備えた基材と、軸の向きをパチンコ島の前面方向として基材に回転自在に横架した傾き調整螺子と、傾き調整螺子に螺合し、且つ、回転を規制された移動部材と、移動部材は螺合した傾き調整螺子の下方に螺子の軸方向に揺動し、さらにパチンコ島の前面方向への揺動を制限する掛止部を備えた揺動板を枢支するとともに、先端を装着枠の後縁に当接する押し螺子を螺合し、揺動板は揺動下端に傾き調整螺子と直行する向きで支点軸を備え、この支点軸よりパチンコ島の後方偏芯個所に押圧部を一体に形成してなり、支点軸には先端に装着枠の前縁に当接するL型の前進規制部を形成し、後端には揺動板の押圧部の下面に係合する係合部を備えた腕板の胴部を枢支し、腕板は開放状態でこの枢支部を支点として、後端の係合部が揺動板の押圧部に上昇を規制されて先端のL型の前進規制部が降下した姿勢で待機し、装着枠の取り付けにおいては、腕板の先端を押し上げて装着枠の前縁と後縁を前進規制部と押し螺子で挟持し、押し螺子を回して装着枠の後縁を押圧し腕板の先端を取り付け位置の基準として装着枠を取り付けると、揺動板の下端が掛止部で制限されるまでパチンコ島の前面方向へ揺動して押圧部が腕板の係合部を押し下げ、腕板は枢支部を支点として先端が押し上げられて装着枠との外れ防止が行われることを特徴とするパチンコ台の上部取り付け装置。
  2. 揺動板は移動部材との枢支個所に長穴を縦向きに穿設し、移動部材はこの長穴に枢軸を挿入して揺動板を上下方向に移動自在として枢支したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ台の上部取り付け装置。
  3. 腕板はバネ材で構成し、枢支部から先端方向の胴部個所を装着枠の下面方向に曲折して腕板の外れ防止を計ったことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ台の上部取り付け装置。
  4. 腕板はバネ材で構成し、先端のL型の前進規制部を装着枠の前縁向きに傾斜させて腕板の外れ防止を計ったことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ台の上部取り付け装置。
  5. 腕板の枢支部は鈎状として、揺動板の支点軸に着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ台の上部取り付け装置。
  6. 揺動板の支点軸は揺動板の右側もしくは左側に突出する長さとし、この突出個所に腕板の枢支部を掛合して、腕板が揺動板の右側もしくは左側に自在に取り付け位置を替えられようにしたことを特徴とする請求項1および請求項5に記載のパチンコ台の上部取付装置。
  7. 基材は傾き調整螺子の両側に立設した案内壁を備え、この案内壁の内側に傾き調整螺子に螺合した移動部材が摺動案内されるようにして移動部材の回転を規制し、且つ、左右の揺れを防止したことを特徴とした請求項1に記載のパチンコ台の上部取り付け装置。
  8. 基材には傾き調整螺子の上方に並行して案内軸を横架し、この案内軸を移動部材に設けた案内穴に挿入して移動部材の移動案内をするとともに回転を規制し、且つ、移動部材の左右の揺れを防止したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ台の上部取付装置。
JP2010157255A 2010-06-23 2010-06-23 パチンコ台の上部取り付け装置 Pending JP2012005799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010157255A JP2012005799A (ja) 2010-06-23 2010-06-23 パチンコ台の上部取り付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010157255A JP2012005799A (ja) 2010-06-23 2010-06-23 パチンコ台の上部取り付け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012005799A true JP2012005799A (ja) 2012-01-12

Family

ID=45537039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010157255A Pending JP2012005799A (ja) 2010-06-23 2010-06-23 パチンコ台の上部取り付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012005799A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014171686A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Three Stone:Kk パチンコ遊技機の取付装置
JP2016013400A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 稲月 正 パチンコ台枠の上部取付け装置
JP2022058060A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 正 稲月 パチンコ台枠の上部取付け装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014171686A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Three Stone:Kk パチンコ遊技機の取付装置
JP2016013400A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 稲月 正 パチンコ台枠の上部取付け装置
JP2022058060A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 正 稲月 パチンコ台枠の上部取付け装置
JP7079305B2 (ja) 2020-09-30 2022-06-01 正 稲月 パチンコ台枠の上部取付け装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5783483B2 (ja) 旋回可能に保持された仕切り要素の変位装置及び家具製品
JP2012005799A (ja) パチンコ台の上部取り付け装置
JP4467010B2 (ja) 遊技機固定装置
JP6410533B2 (ja) パチンコ台枠の上部取付け装置
JP4910154B2 (ja) パチンコ台取付装置
JP2013048872A (ja) 遊技機の取付け装置
JP6430164B2 (ja) パチンコ台枠の上部取付け装置
KR200438235Y1 (ko) 가구용 높이조절 장치
JP7079305B2 (ja) パチンコ台枠の上部取付け装置
JP5482468B2 (ja) 遊技機固定装置
JPH061667U (ja) 調整蝶番
NO339016B1 (no) Hengsel og låsestykke
JP2012239860A (ja) 遊技機の取付け装置
JP2011024979A (ja) パチンコ台の取り付け装置
JP2003024608A (ja) 遊技機用固定具
JP2012254268A (ja) 遊技機の取付け装置
JP2002136755A (ja) パチンコ機の設置構造及びパチンコ機の設置方法
JP2023552264A (ja) 引き出し用フック装置
JP2012232086A (ja) 遊技機の取付け装置
KR200355768Y1 (ko) 언코일러장치 회전축의 자유단 지지장치
JP2004329453A (ja) 縦型遊技機の枠構造
JP5269497B2 (ja) パチンコ台枠固定装置
JP4721724B2 (ja) 玉貯留タンク
JP2010120393A (ja) ルーフボックスの固定機構
JP2001182424A (ja) 回動部材における枢着部構造