JP2012004782A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体を介して伝達される外力を抑制してアンテナ付近を好適に保護する携帯端末を提供する。
【解決手段】筐体11の内壁に、アンテナユニット50が支持される複数の支持台61を連結する第1環状リブ62と、第1環状リブ62の内側に位置する第2環状リブ63と、これら第1環状リブ62および第2環状リブ63に対して弾性変形し易く形成されてこれら両環状リブ62,63を連結する4つの連結リブ64と、を有するアンテナ支持部60が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、筐体の内部に非接触通信用のアンテナが収容される携帯端末に関する。
従来、筐体の内部に非接触通信用のアンテナが収容される携帯端末に関する技術として、下記特許文献1に示す携帯電話機が知られている。このような携帯電話機では、非接触通信機能を実現するためのアンテナが必須であり、現在では、ケース内の所定位置にアンテナを固定する構成などが用いられている。
特開平11−331333号公報
ところで、上記のような携帯端末には、様々な衝撃が加わることが経験的に知られている。例えば、手に持って使用しうる携帯端末として構成される場合、落下衝撃等が生じる場合があり、このような衝撃は、筐体内の各部品に影響を及ぼし、破損等の不具合の原因となりうる。従って、この種の端末では、このような落下衝撃等を想定し、仮に衝撃が生じた場合であっても筐体内の部品を適切に保護しうる構成が望まれる。
特に、落下衝撃等が問題となる部品としてはアンテナ付近の構成が挙げられる。即ち、上記のように非接触通信機能を有する構成とする場合、筐体内にアンテナを設けることが必要となってくるが、このアンテナは読取範囲を拡大させるためにある程度の大きさを要し、落下衝撃等に起因する筐体の変形などの影響を受けやすいという問題がある。例えば、厚い基板とセラミック誘導材を一体化したものや金属体を一定の範囲に広げセラミックおよび基板と一体化させたアンテナ等を使用する場合、基板に取付けられたセラミック誘導材は比重が高く、一定範囲に広げられた金属体は基板との接合面積が少ないなど、衝撃等に弱い構造であるため、落下衝撃等の応力により筐体やこの筐体に取り付けられる基板がたわみ、セラミック誘導材と基板の接合部剥離やセラミック誘導材、金属部が破損する可能性が高くなってしまう。また、アンテナを保護するため、筐体材料に高硬度材や金属体を使うなどした場合もコストUPやアンテナ交信性能(アンテナ性能)が低下するなどの悪影響を与える問題があった。従って、筐体内の部品を適切に保護する構成を実現する上では、特にアンテナ付近を如何に衝撃等の外力から保護するかが重要となる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、筐体を介して伝達される外力を抑制してアンテナ付近を好適に保護する携帯端末を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の携帯端末では、非接触通信媒体に対して非接触通信を行うためのアンテナが筐体内に収容されてなる携帯端末であって、前記アンテナが基板に実装されてなるアンテナユニットを備え、前記筐体の内壁には、前記アンテナユニットを支持する複数の支持台と、前記複数の支持台を連結するように環状に形成される第1環状リブと、前記第1環状リブの内側に位置するように環状に形成される第2環状リブと、前記第1環状リブおよび前記第2環状リブに対して弾性変形し易く形成されてこれら第1環状リブと第2環状リブとを連結する1または2以上の連結リブと、が形成されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯端末において、前記連結リブは、前記第1環状リブおよび前記第2環状リブに対して高弾性材料にて構成されることで、これら両環状リブよりも弾性変形し易く形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の携帯端末において、前記連結リブは、前記第1環状リブおよび前記第2環状リブに対して厚さが薄く形成されることで、これら両環状リブよりも弾性変形し易く形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯端末において、前記アンテナユニットは、前記アンテナが前記第1環状リブの内側であってかつ前記第2環状リブの外側に位置するように、前記複数の支持台に支持されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯端末において、前記筐体には、前記第1環状リブに対して弾性変形し易く形成されて当該第1環状リブの外側から外方に延出する1または2以上の弾性リブが形成されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯端末において、前記連結リブは、前記筐体を介した外力の伝達が想定される伝達方向に沿うように形成されることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯端末において、前記連結リブは、前記筐体に対して別体として構成されて当該筐体に着脱可能に形成されることを特徴とする。
請求項1の発明では、筐体の内壁に、アンテナユニットが支持される複数の支持台を連結する第1環状リブと、第1環状リブの内側に位置する第2環状リブと、これら第1環状リブおよび第2環状リブに対して弾性変形し易く形成されてこれら両環状リブを連結する1または2以上の連結リブと、が形成されている。
これにより、落下等の衝撃により筐体を介した外力が第1環状リブに伝達される場合でも、この第1環状リブに連結する連結リブが当該外力に応じて弾性変形することでこの外力が緩和されるので、当該第1環状リブに伝達される外力を抑制することができる。また、第1環状リブの内側に第2環状リブが形成されているので第1環状リブの変形が抑制されるだけでなく、連結リブが第2環状リブにも連結されており当該第2環状リブに伝達される外力も当該連結リブにより抑制されるので、第1環状リブに伝達される外力を確実に抑制することができる。そうすると、各支持台は第1環状リブにより連結されているので、アンテナユニットに対してねじれ方向の力が伝達されにくくなり、外力に起因するアンテナユニットの破損を抑制することができる。
したがって、筐体を介して伝達される外力を抑制してアンテナユニットを含めたアンテナ付近を好適に保護することができる。
請求項2の発明では、連結リブは、第1環状リブおよび第2環状リブに対して高弾性材料にて構成されることで、これら両環状リブよりも弾性変形し易く形成されている。これにより、連結リブをその形状と無関係に上記両環状リブよりも弾性変形し易く形成することができるので、当該連結リブの形状に関する自由度を向上させることができる。
請求項3の発明では、連結リブは、第1環状リブおよび第2環状リブに対して厚さが薄く形成されることで、これら両環状リブよりも弾性変形し易く形成されている。これにより、当該連結リブを、特別な材料を使用することなく、上記両環状リブよりも弾性変形し易く形成することができる。
請求項4の発明では、アンテナユニットは、アンテナが第1環状リブの内側であってかつ第2環状リブの外側に位置するように、複数の支持台に支持されている。連結リブ近傍を除き、両環状リブによりこれら両環状リブに挟まれた筐体の内壁と両環状リブとの相対的な変位が抑制されるので、この筐体の内壁と各支持台に支持されるアンテナユニットとの相対的な変位が抑制される。このため、上記筐体の内壁に接触するほど大きなアンテナを採用する場合でも、この接触部での相対変位に起因する力がアンテナに作用しにくくなるので、筐体内のスペースを有効活用して性能向上のためにアンテナを大きくすることができる。
請求項5の発明では、筐体には、第1環状リブに対して弾性変形し易く形成されて当該第1環状リブの外側から外方に延出する1または2以上の弾性リブが形成されている。これにより、第1環状リブに対して伝達される外力が連結リブだけでなく弾性リブでも抑制されるので、第1環状リブに伝達される外力を確実に抑制することができる。
請求項6の発明では、連結リブは、筐体を介した外力の伝達が想定される伝達方向に沿うように形成されるため、連結リブを伝達する外力の伝達時間が長くなり当該連結リブの弾性変形により上記外力が緩和されやすくなるので、第1環状リブに伝達される外力を確実に抑制することができる。
請求項7の発明では、連結リブは、筐体に対して別体として構成されて当該筐体に着脱可能に形成されている。筐体に設けられる連結リブを含めた各リブは、筐体内に配置されるアンテナに対して通信の障害となる場合があり、通信性能を向上させるためには各リブを極力減らすことが望ましい。そこで、外部からの衝撃を受けやすい使用環境では、必要な連結リブを筐体の所定の位置に取り付けることで、筐体を介して伝達される外力が抑制されてアンテナユニットを含めたアンテナ付近を好適に保護することができる。また、外部からの衝撃を受けにくい使用環境では、少なくとも一部の連結リブを小さくするか取り外すことで、通信障害となりうるリブが減少するので、通信性能を向上させることができる。
本実施形態に係る携帯端末の構成概要を示す図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は側面図である。 下側ケースの一部を上側ケース側から見た図である。 図1の携帯端末の電気的構成を例示するブロック図である。 アンテナユニットの詳細形状を示す図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は側面図である。 アンテナ支持部にてアンテナユニットが支持された下側ケースの一部を上側ケース側から見た図である。 外力が作用するときのアンテナ支持部の弾性変形状態を説明するための説明図である。 本実施形態の第2の変形例に係る携帯端末の要部を示す説明図である。
以下、本発明の携帯端末を具現化した一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る携帯端末10の構成概要を示す図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は側面図である。図2は、下側ケース11bの一部を上側ケース側から見た図である。図3(A)は、図1の携帯端末10の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(B)は、図3(A)の情報コード読取部30の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(C)は、図3(A)の非接触通信部40の電気的構成を例示するブロック図である。
図1(A),(B)に示す携帯端末10は、長手状の外観をなしており、その一端側のほぼ半分の領域が把持領域とされ、ユーザによって把持されつつ使用される構成をなしている。この携帯端末10は、例えば、ユーザによって携帯されて様々な場所で用いられる携帯型の情報端末として構成されており、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとしての機能と、無線タグ等の非接触通信媒体と通信するリーダライタとしての機能とを備え、読み取りを二方式で行いうる構成となっている。
図1(A),(B)に示すように、携帯端末10は、ABS樹脂等の合成樹脂材料により形成される上側ケース11aおよび下側ケース11bが組み付けられて構成される長手状の筐体11によって外郭が形成されている。また、上側ケース11aには、所定の情報を入力する際に操作されるファンクションキーおよびテンキー等のキー操作部25や、所定の情報を表示するための表示部24等が配置されている。
また、図1および図2に示すように、下側ケース11bには、下方に向けて開口する読取口11cやアンテナ支持部60等が形成されている。なお、アンテナ支持部60については、後に詳述する。
次に、携帯端末10が備えている機能について説明する。
図3(A)に示すように、携帯端末10の筐体11内には、携帯端末10全体を制御する制御部21が設けられている。この制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ22とともに情報処理装置を構成している。また、制御部21には、LED23、表示部24、キー操作部25、スピーカ26、外部インタフェース27などが接続されている。キー操作部25は、制御部21に対して操作信号を与える構成をなしており、制御部21は、この操作信号を受けて操作信号の内容に応じた動作を行う。また、LED23、表示部24およびスピーカ26は、制御部21によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部21からの指令を受けて動作する。外部インタフェース27は、外部装置(例えばホスト装置)との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部21と協働して通信処理を行う構成をなしている。また、筐体11内には、電源部28が設けられており、この電源部28やバッテリ29によって制御部21や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
また、制御部21には、情報コード読取部30および非接触通信部40がそれぞれ接続されている。
情報コード読取部30は、図3(B)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ33、結像レンズ37、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部31などを備えた構成をなしており、制御部21と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。
この情報コード読取部30によって読み取りを行う場合、まず、制御部21によって指令を受けた照明部31から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口11c(図1(B)参照)を通って読取対象Rに照射される。そして、照明光Lfが情報コードC(バーコードや二次元コード)にて反射した反射光Lrは読取口11cを通って装置内に取り込まれ、結像レンズ37を通って受光センサ33に受光される。読取口11cと受光センサ33との間に配される結像レンズ37は、情報コードCの像を受光センサ33上に結像させる構成をなしており、受光センサ33はこの情報コードCの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ33から出力された受光信号は、画像データとしてメモリ22(図3(A))に記憶され、情報コードCに含まれる情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部30には、受光センサ33からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
非接触通信部40は、通信範囲が1〜2m程度の高出力仕様に設計されており、後述するアンテナ51及び制御部21と協働して無線タグ等の非接触通信媒体との間で電磁波による通信を行ない、非接触通信媒体に記憶されるデータの読取り、或いは非接触通信媒体に対するデータの書込みを行なうように機能するものである。この非接触通信部40は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図3(C)にて概略的に示すように、発振器42、変調器43、復調器44などを備えてなるものである。なお、非接触通信部40には、これら以外の公知構成(例えば、増幅器、フィルタ回路、整合回路等)も設けられているが、図3(C)ではこれらについては図示を省略している。
次に、アンテナユニット50およびアンテナ支持部60等について説明する。図4は、アンテナユニット50の詳細形状を示す図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は側面図である。図5は、アンテナ支持部60にてアンテナユニット50が支持された下側ケース11bの一部を上側ケース側から見た図である。図6は、外力Fが作用するときのアンテナ支持部60の弾性変形状態を説明するための説明図である。なお、図6では、説明の便宜上、各連結リブ64および各弾性リブ65の弾性変形を誇張して図示している。
アンテナユニット50は、図4(A),(B)に示すように、4つのアンテナ51とこれら各アンテナ51を保持する矩形状の基板53とが一体化してなるものである。アンテナ51は、高出力仕様に対応するため、図4(B)に示すように、略L字状の金属板51aの下面の一部とセラミック材51bとを半田付けして構成されており、金属板51aの一端が当該基板53に実装されて固定されている。各アンテナ51は、その容積を大きくすることでアンテナ性能の向上を図るため、アンテナ支持部60に支持された状態で後述する第1環状リブ62と第2環状リブ63との間に位置するとき第1環状リブ62に近接し、ゴム製のブッシュ(図示略)を介して下側ケース11bに接触する程度に、大きく形成されている。このブッシュは、各アンテナ51をそれぞれ上方へ押圧して基板53に押し付ける役割を果たすものである。
また、基板53の外縁には、当該アンテナユニット50をアンテナ支持部60に締結するための貫通穴53aが4つ形成されている。なお、アンテナ51は、金属板51aの下面のほぼ全面とセラミック材51bとを半田付けして構成されてもよい。また、図4(B)では、半田付け部分を符号55にて概念的に示している。
図2に示すように、アンテナ支持部60は、下側ケース11bの内壁に形成される、4つの支持台61、第1環状リブ62、第2環状リブ63および4つの連結リブ64を有するように構成されている。各支持台61は、アンテナユニット50の各貫通穴53aに対応するように配置されており、矩形環状に形成される第1環状リブ62によりそれぞれ連結することで当該第1環状リブ62と一体化されている。第2環状リブ63は、第1環状リブ62の内側に位置するように矩形環状に形成されており、その内側には、格子状に複数のリブが配置されている。
各連結リブ64は、各支持台61にて支持されたアンテナユニット50の各アンテナ51に干渉しないように、第2環状リブ63の四隅と対応する第1環状リブ62の近傍部位とをそれぞれ連結するように配置されている。これら各連結リブ64は、両環状リブ62,63よりも厚さを薄くすることで、両環状リブ62,63に対して弾性変形し易く形成されている。具体的には、本実施形態では、例えば、両環状リブ62,63の厚さは、約1.1mmに設定されており、各連結リブ64の厚さは、約0.6〜0.8mmに設定されている。
また、第1環状リブ62の外側には、外方に延出する複数の弾性リブ65が設けられている。各弾性リブ65は、各連結リブ64と同様に、第1環状リブ62よりも厚さを薄くすることで、第1環状リブ62に対して弾性変形し易く形成されている。
このように構成されるアンテナ支持部60の各支持台61にアンテナユニット50の各貫通穴53aを挿通するねじを締結することで、アンテナユニット50がアンテナ支持部60に支持された状態で固定される。このとき、各アンテナ51は、図5に示すように、第1環状リブ62の内側であってかつ第2環状リブ63の外側に位置するように配置されて、その金属板51aが下側ケース11bの内壁との間に設けられる上記ブッシュによりそれぞれ下方から支持される。
上述のように構成される携帯端末10に対して、図6に例示するように、落下による衝撃等の外力Fが作用すると、この衝撃Fに応じた外力が筐体11を介してアンテナ支持部60に伝達される。このとき、各連結リブ64および各弾性リブ65は連結された第1環状リブ62よりも弾性変形し易く形成されているので、第1環状リブ62に伝達される外力に応じて各連結リブ64および各弾性リブ65が弾性変形する(図6参照)。このため、各連結リブ64および各弾性リブ65の弾性変形に応じて第1環状リブ62に伝達される外力が緩和されることとなる。
また、第1環状リブ62の内側に第2環状リブ63が形成されているので第2環状リブ63の剛性により第1環状リブ62の変形が抑制されるだけでなく、第2環状リブ63に伝達される外力に応じて各連結リブ64が弾性変形する。このため、第1環状リブ62に伝達される外力がさらに緩和されることとなる。そうすると、各支持台61は第1環状リブ62により連結されているので、アンテナユニット50に対してねじれ方向の力が伝達されにくくなり、外力に起因するアンテナユニット50の破損を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末10では、筐体11の内壁に、アンテナユニット50が支持される複数の支持台61を連結する第1環状リブ62と、第1環状リブ62の内側に位置する第2環状リブ63と、これら第1環状リブ62および第2環状リブ63に対して弾性変形し易く形成されてこれら両環状リブ62,63を連結する4つの連結リブ64と、を有するアンテナ支持部60が形成されている。
これにより、落下等の衝撃により筐体11を介した外力が第1環状リブ62に伝達される場合でも、各連結リブ64が当該外力に応じて弾性変形することでこの外力が緩和されるので、当該第1環状リブ62に伝達される外力を抑制することができる。
したがって、筐体11を介して伝達される外力を抑制してアンテナユニット50を含めたアンテナ付近を好適に保護することができる。
特に、各連結リブ64は、第1環状リブ62および第2環状リブ63に対して厚さが薄く形成されることで、これら両環状リブ62,63よりも弾性変形し易く形成されている。これにより、当該各連結リブ64を、特別な材料を使用することなく、上記両環状リブ62,63よりも弾性変形し易く形成することができる。なお、連結リブ64は、両環状リブ62,63を連結するように4つ設けられることに限らず、各アンテナ51に干渉しないことを前提に、1〜3つ設けられてもよいし、5つ以上設けられてもよい。
また、本実施形態に係る携帯端末10では、アンテナユニット50は、アンテナ51が第1環状リブ62の内側であってかつ第2環状リブ63の外側に位置するように、各支持台61に支持されている。各連結リブ64近傍を除き、両環状リブ62,63によりこれら両環状リブ62,63に挟まれた筐体11の内壁と両環状リブ62,63との相対的な変位が抑制されるので、この筐体11の内壁と各支持台61に支持されるアンテナユニット50との相対的な変位が抑制される。このため、上記ブッシュを介して筐体11の内壁に接触するほど大きなアンテナ51を採用する場合でも、この接触部での相対変位に起因する力がアンテナ51に作用しにくくなるので、筐体11内のスペースを有効活用して性能向上のためにアンテナ51を大きくすることができる。
さらに、本実施形態に係る携帯端末10では、筐体11には、第1環状リブ62の外側から外方に延出する複数の弾性リブ65が形成されているため、第1環状リブ62に対して伝達される外力が各連結リブ64だけでなく各弾性リブ65でも抑制されるので、第1環状リブ62に伝達される外力を確実に抑制することができる。なお、弾性リブ65は、第1環状リブ62の外側に複数設けられることに限らず、1つだけ設けられてもよい。
上記実施形態の第1の変形例として、各連結リブ64は、第1環状リブ62および第2環状リブ63に対して高弾性材料にて構成されてもよい。これにより、各連結リブ64をその形状と無関係に両環状リブ62,63よりも弾性変形し易く形成することができるので、当該各連結リブ64の形状に関する自由度を向上させることができる。これにより、アンテナ51が収容されるスペースを大きくするように各連結リブ64を形成することで、アンテナ51を大きくして性能向上を図ることができる。また、各連結リブ64は、例えば、その形状および構成材料を好適に選択することで、両環状リブ62,63よりも弾性変形し易く形成してもよい。また、各弾性リブ65も、各連結リブ64と同様に、その形状および構成材料を好適に選択することで、両環状リブ62,63よりも弾性変形し易く形成してもよい。
図7は、本実施形態の第2の変形例に係る携帯端末10の要部を示す説明図である。
上記実施形態の第2の変形例として、各連結リブ64を、筐体11を介した外力の伝達が想定される伝達方向に沿うように形成されてもよい。ここで、想定される伝達方向とは、例えば、落下時に衝撃が加わりやすい筐体11の角部近傍と第1環状リブ62の四隅近傍とを結ぶ線に沿う方向である。これにより、各連結リブ64を伝達する外力の伝達時間が長くなり当該連結リブ64の弾性変形により上記外力が緩和されやすくなるので、第1環状リブ62に伝達される外力を確実に抑制することができる。
さらに、複数の伝達方向を考慮して、図7に示すように、各連結リブ64aをそれぞれ複数のリブが連結するように形成することで、連結リブ64aにて上記外力を緩和しやすい伝達方向を増やしてもよい。これにより、第1環状リブ62に伝達される外力をより確実に抑制することができる。
上記実施形態の第3の変形例として、各連結リブ64は、筐体11に対して別体として構成されて当該筐体11に着脱可能に形成されてもよい。この作用効果について、以下に説明する。
筐体11に設けられる各連結リブ64を含めた各リブは、筐体11内に配置されるアンテナ51に対して通信の障害となる場合があり、通信性能を向上させるためには各リブを極力減らすことが望ましい。そこで、外部からの衝撃を受けやすい使用環境、例えば、携帯端末10が落下し易い環境では、必要な各連結リブ64を筐体11の所定の位置に取り付けることで、筐体11を介して伝達される外力が抑制されてアンテナユニット50を好適に保護することができる。また、外部からの衝撃を受けにくい使用環境、例えば、携帯端末10が落下しにくい環境では、少なくとも一部の連結リブ64を小さくするか取り外すことで、通信障害となるリブが減少するので、通信性能を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)各アンテナ51は、アンテナ支持部60に支持された状態で第1環状リブ62と第2環状リブ63との間に位置するように基板53に実装されることに限らず、例えば、第1環状リブ62の外側にて当該第1環状リブ62に近接するように基板53に実装されてもよい。
(2)上述した実施形態では、筐体11の内部に非接触通信用のアンテナ51が収容される携帯端末10として、情報コードを読み取る情報コードリーダとしての機能と、非接触通信媒体と通信するリーダライタとしての機能とを兼備する携帯端末を例示して説明したが、他の機能を有するように構成されてもよい。他の機能としては、例えば、ICカード等を読み取る決済機能等があげられる。
10…携帯端末
11…筐体
11a…上側ケース
11b…下側ケース
50…アンテナユニット
51…アンテナ
53…基板
60…アンテナ支持部
61…支持台
62…第1環状リブ
63…第2環状リブ
64,64a…連結リブ
65…弾性リブ

Claims (7)

  1. 非接触通信媒体に対して非接触通信を行うためのアンテナが筐体内に収容されてなる携帯端末であって、
    前記アンテナが基板に実装されてなるアンテナユニットを備え、
    前記筐体の内壁には、
    前記アンテナユニットを支持する複数の支持台と、
    前記複数の支持台を連結するように環状に形成される第1環状リブと、
    前記第1環状リブの内側に位置するように環状に形成される第2環状リブと、
    前記第1環状リブおよび前記第2環状リブに対して弾性変形し易く形成されてこれら第1環状リブと第2環状リブとを連結する1または2以上の連結リブと、
    が形成されることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記連結リブは、前記第1環状リブおよび前記第2環状リブに対して高弾性材料にて構成されることで、これら両環状リブよりも弾性変形し易く形成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記連結リブは、前記第1環状リブおよび前記第2環状リブに対して厚さが薄く形成されることで、これら両環状リブよりも弾性変形し易く形成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  4. 前記アンテナユニットは、前記アンテナが前記第1環状リブの内側であってかつ前記第2環状リブの外側に位置するように、前記複数の支持台に支持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯端末。
  5. 前記筐体には、前記第1環状リブに対して弾性変形し易く形成されて当該第1環状リブの外側から外方に延出する1または2以上の弾性リブが形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯端末。
  6. 前記連結リブは、前記筐体を介した外力の伝達が想定される伝達方向に沿うように形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯端末。
  7. 前記連結リブは、前記筐体に対して別体として構成されて当該筐体に着脱可能に形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯端末。
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