JP7163702B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、外部接続部を保護するためのカバーを有する電子機器に関するものである。
従来、外部接続部を保護するためのカバーを有する電子機器として、例えば、下記特許文献1に開示される電子機器が知られている。この電子機器は、メモリカード挿入用の開口部が形成された筐体に対してその開口部を閉塞可能に組み付けられるメモリカードカバーを備えるように構成されている。このメモリカードカバーは、開口部を閉塞するための本体部が可撓性を有する薄肉状のヒンジ部を介して筐体の固定部に接続されるように構成されており、ヒンジ部は、その弾性変形により、本体部の開口部から退避する運動と開口部に装着される運動とを可能とするように形成されている。
特開2008-269248号公報
ところで、上記特許文献1のように、ヒンジ部等の変形特性を利用してカバー本体を移動させることで開口部を保護する保護状態と開口部を露出させる露出状態とを切り替える構造では、その切り替え動作の繰り返しのために、ヒンジ部等が摩耗劣化しやすいという問題がある。さらに、ヒンジ部等を利用してカバー本体を筐体に対して開閉可能に組み付ける構造では、筐体内にヒンジ部等を連結するための専用のスペースを設ける必要があり、カバーを組み付けた筐体の小型化を図ることが困難になるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、カバーの摩耗劣化等を防止しつつ、カバーを組み付けた筐体の小型化を図り得る構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
外部接続部(19)を有する電子機器(10)であって、
前記外部接続部が露出する筐体(11)と、
前記外部接続部を覆って保護するためのカバー本体(61)を有するカバー(60)と、
前記カバーを前記筐体に対して移動可能に組み付けるための組付部材(50)と、を備え、
前記筐体には、底面(15)に着脱可能な部材(16a)が装着される凹部(14)が設けられ、
前記カバーには、前記カバー本体に連結されて前記凹部内の規定位置まで入り込んだ時に前記カバー本体が前記外部接続部を覆うように形成される連結部(62,63)が設けられ、
前記組付部材には、前記凹部内に挿入されて、前記連結部が前記凹部内から抜け出ることを防止する抜け止め部(52)が設けられることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、外部接続部が露出する筐体には、底面に着脱可能な部材が装着される凹部が設けられ、外部接続部を覆って保護するためのカバー本体を有するカバーには、カバー本体に連結されて凹部内の規定位置まで入り込んだ時にカバー本体が外部接続部を覆うように形成される連結部が設けられる。そして、カバーを筐体に対して移動可能に組み付けるための組付部材には、凹部内に挿入されて、連結部が凹部内から抜け出ることを防止する抜け止め部が設けられる。
これにより、カバー本体によって外部接続部を覆って保護する保護状態とカバー本体を外して外部接続部を露出させる露出状態との切り替える際には、その切り替えに合わせて連結部を凹部内にて移動させることとなる。このため、切り替え動作が繰り返されてもカバーには大きな弾性変形が生じ難いので、切り替え動作の繰り返しに起因する摩耗劣化等を抑制することができる。特に、筐体の凹部内に入り込んだ連結部を利用して、カバー本体が筐体に組み付けられる。凹部は、その底面にねじ等の部材が着脱されることから、カバーの有無に関係なく筐体に設けられるものであり、その凹部内のスペースを活用することで、カバーを筐体に組み付けるための専用のスペースを不要とすることができる。したがって、カバーの摩耗劣化等を防止しつつ、カバーを組み付けた筐体の小型化を図ることができる。
請求項2の発明では、連結部には、カバー本体に対して一端側にて連結する小径部と、この小径部の他端側に連結する大径部とが設けられ、抜け止め部には、小径部が組み込み可能であって大径部が上記挿入方向に通過不能なスリットが形成される。
これにより、スリットに小径部が組み込まれた抜け止め部を凹部内に挿入することで、大径部がスリットを通過できないことから、連結部が凹部内から抜け出ることを防止することができる。特に、小径部の挿入方向に沿う長さに応じてカバー本体を移動できるだけでなく、スリット内にて小径部を回転させることで当該小径部を軸とするようにカバー本体を回転できるので、保護状態と露出状態とを容易に切り替えることができる。
請求項3の発明では、外部接続部は、凹部と異なる位置にて筐体に形成される第2の凹部の底面に配置され、この第2の凹部を囲う筐体の外面は、外部接続部を覆ったカバー本体の外面に対して面一となるように形成される。
これにより、外部接続部がカバー本体により覆われた保護状態では、カバー本体の外面と第2の凹部を囲う筐体の外面とが面一となるので、意図せずにカバー本体が第2の凹部から外れて露出状態となることを抑制することができる。
第1実施形態に係る携帯端末を示す斜視図である。 図1の携帯端末を背面側から見た斜視図である。 図1の携帯端末の上面図である。 図4(A)は、図1の携帯端末の電気的構成を例示するブロック図であり、図4(B)は、図4(A)の無線タグ処理部の電気的構成を概略的に例示するブロック図であり、図4(C)は、図4(A)の情報コード読取部の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 カバー及び組付部材が組み付けられた筐体の近傍を示す断面図である。 組付部材の正面図である。 組付部材の底面図である。 組付部材のスリット側から見た側面図である。 カバーの正面図である。 カバーの底面図である。 カバーのカバー本体側から見た側面図である。 図5に対してカバー本体を筐体から引き上げた状態を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る電子機器を携帯端末に適用した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る携帯端末10は、ユーザによって携帯されて様々な場所で用いられる携帯型の電子機器であって、ベースモジュールに対して複数の機能モジュールを組み付けることでその機能モジュールに応じた機能を実現するように構成されている。具体的には、携帯端末10は、各機能モジュールの組み合わせによって、バーコードや二次元コードなどの情報コードを光学的に読み取る情報コードリーダとしての機能に加えて、アンテナを介して送受信される電波を媒介としてRFIDタグなどの無線タグに記憶されている情報を読み書きする機能を兼ね備え、読み取りを二方式で行いうる構成となっている。
図1~図3に示すように、携帯端末10の外郭を構成する筐体11は、略薄板状に形成されており、その表面11aには、狭額縁化(狭ベゼル化)されるように大型化された表示画面24aが配置されている。また、図2に示すように、筐体11の裏面11bの長手方向一側には、情報コードCからの反射光を筐体11内に取り込むための読取口12が設けられ、長手方向他側には、電池蓋13が組み付けられている。
また、図2及び図3からわかるように、筐体11の長手方向一側の端面(以下、一側端面11cともいう)には、ベースモジュールに対してトップモジュールを組み付けるための円形状の凹部14が所定の深さにて左右一対設けられている。両凹部14は、トップモジュールに形成されるもので、凹部14の底面15に締結(装着)されたねじ16a等を利用して、トップモジュールがベースモジュールに対して組み付けられている。
また、一側端面11cには、図5に示すように、イヤホンジャック19が底面18に設けられる凹部17が、一方の凹部14に近接して形成されている。このように近接した凹部14及び凹部17に組み付けられる組付部材50を利用して、イヤホンジャック19を保護するためのカバー60が筐体11に組み付けられている。カバー60及び組付部材50の詳細形状については後述する。なお、凹部17は、「第2の凹部」の一例に相当し得る。
筐体11内には、携帯端末10全体を制御する制御部21が設けられている(図4(A)参照)。この制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、記憶部22とともに情報処理装置を構成している。記憶部22には、情報コードCを光学的に読み取る読取処理を実行するためのプログラムや無線タグTを非接触通信にて読み取る読取処理を実行するためのプログラム等が制御部21により実行可能に予め格納されている。
また、図4(A)に示すように、制御部21には、LED23、タッチパネル24、操作部25、バイブレータ26、スピーカ27、通信部28などが接続されている。タッチパネル24は、公知のタッチパネル型の表示装置として構成されており、液晶表示器等の公知の表示デバイスとして構成される表示部と、この表示部の表示画面24aに重ねられて当該表示画面24aに対して押圧操作(接触)している範囲を検出可能な検出部として機能する透明性の操作パネルとを備えている。このタッチパネル24は、制御部21によって表示部の表示内容が制御される。操作部25は、上記操作パネルと筐体11の側面等に設けられる複数のキーとを備えるように構成されることで、タッチパネル24の表示画面24aに対する押圧操作(タッチ範囲等)やキー操作に応じた信号を制御部21に出力するように構成される。また、LED23、バイブレータ26及びスピーカ27は、制御部21によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部21からの指令を受けて動作する。通信部28は、サーバ等の外部機器との間で有線通信又は無線通信によりデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部21と協働して通信処理を行う構成をなしている。また、筐体11内には、電源部29が設けられており、この電源部29やバッテリー29aによって制御部21や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
また、携帯端末10は、制御部21により制御されて外部の情報を読み取り可能な情報読取部として機能する無線タグ処理部30及び情報コード読取部40を備えている。
まず、無線タグ処理部30について、図4(B)を用いて説明する。
無線タグ処理部30は、アンテナ34及び制御部21と協働して無線タグTとの間で電磁波による通信を行ない、無線タグTに記憶されるデータの読取り、或いは無線タグTに対するデータの書込みを行なうように機能するものである。この無線タグ処理部30は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図4(B)にて概略的に示すように、送信回路31、受信回路32、整合回路33などを有している。
送信回路31は、キャリア発振器、符号化部、増幅器、送信部フィルタ、変調部などによって構成されており、キャリア発振器から所定の周波数のキャリア(搬送波)が出力される構成をなしている。また、符号化部は、制御部21に接続されており、当該制御部21より出力される送信データを符号化して変調部に出力している。変調部は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)、及び符号化部からの送信データが入力される部分であり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器に出力している。増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を所定のゲインで増幅し、その増幅信号を送信部フィルタに出力しており、送信部フィルタは、増幅器からの増幅信号をフィルタリングした送信信号を、整合回路33を介してアンテナ34に出力している。このようにしてアンテナ34に送信信号が出力されると、その送信信号が送信電波として当該アンテナ34より外部に放射される。
一方、アンテナ34によって受信された応答信号は、整合回路33を介して受信回路32に入力される。この受信回路32は、受信部フィルタ、増幅器、復調部、二値化処理部、複号化部などによって構成されており、アンテナ34を介して受信された応答信号を受信部フィルタによってフィルタリングした後、増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調部によって復調する。そして、その復調された信号波形を二値化処理部によって二値化し、復号化部にて復号化した後、その復号化された信号を受信データとして制御部21に出力している。
次に、情報コード読取部40について、図4(C)を用いて説明する。
情報コード読取部40は、図4(C)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ43、結像レンズ42、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部41などを備えた構成をなしており、制御部21と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。
この情報コード読取部40によって読み取りを行う場合、まず、制御部21によって指令を受けた照明部41から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口12を通って読取対象Rに照射される。そして、照明光Lfが情報コードCにて反射した反射光Lrは読取口12を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ42を通って受光センサ43に受光される。読取口12と受光センサ43との間に配される結像レンズ42は、情報コードCの像を受光センサ43上に結像させる構成をなしており、受光センサ43はこの情報コードCの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ43から出力された受光信号は、画像データとして記憶部22に記憶され、情報コードCに記録された情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部40には、受光センサ43からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
次に、イヤホンジャック19を保護するためのカバー60及び組付部材50について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、図5に示すように、筐体11の一側端面11cに形成される凹部14及び凹部17に対して組付部材50が組み付けられており、この組付部材50を利用して、イヤホンジャック19を保護するためのカバー60が筐体11に組み付けられている。
まず、図5~図8を参照して、組付部材50の詳細形状について詳述する。
組付部材50は、合成樹脂等によって構成され、図5~図8に示すように、イヤホンジャック19が嵌まり込む長穴51aが形成される基部51と、カバー60を移動可能に支持する支持部52と、ねじ締結用の貫通穴53aが形成される締結部53とが一体となるように形成されている。
基部51は、図5に示すように、イヤホンジャック19が長穴51aに嵌まり込むように凹部17内に収容された状態で、凹部17を囲う一側端面11cの部位に対して低くなるように形成されている。
支持部52は、基部51が上述のように凹部17内に収容された状態にて、凹部14内に挿入するように形成されている。この支持部52には、凹部14の底面15と外部とを連通するようにスリット52aが設けられている。このスリット52aは、凹部14内への挿入方向(図5の上下方向)に対して直交する方向(長穴51aの長軸方向)に沿って切り欠かれるように、中央部側が半円弧状であって、外縁から中央にかけて一定の幅寸法にて形成されている。
次に、図5及び図9~図11を参照して、カバー60の詳細形状について詳述する。
カバー60は、エラストマー等の弾性部材によって構成され、図5及び図9~図11に示すように、イヤホンジャック19を覆って保護するカバー本体61と、カバー本体61に対して一端側にて連結する円柱部62と、円柱部62の他端側に連結するフランジ部63とが一体となるように形成されている。
カバー本体61は、基部51が収容された凹部17に対して基部51を覆った状態ではめ込まれるように形成されている。カバー本体61の下面には、上述のように凹部17に対してはめ込まれた状態にて、イヤホンジャック19の挿入孔に対して弾性変形した状態で挿入可能な十字状の挿入部61aが設けられている。
特に、カバー本体61は、挿入部61aが挿入孔に挿入されたイヤホンジャック19を覆った保護状態で、その外面が凹部17を囲う一側端面11cに対して面一となるように形成されている。すなわち、凹部17を囲う一側端面11cは、イヤホンジャック19を覆ったカバー本体61の外面に対して面一となるように形成される。
円柱部62は、フランジ部63とともに凹部14内の規定位置(図5参照)まで入り込んだ時、カバー本体61が挿入部61aにて挿入孔に挿入されてイヤホンジャック19を覆うように形成されている。また、円柱部62は、スリット52aに対して上記挿入方向に対して直交する方向から組み込み可能に形成されており、凹部14内に挿入された支持部52のスリット52aを挿通することで、カバー本体61の筐体11に対する移動範囲を制限するように機能する。このため、円柱部62の軸方向(挿通方向)長さは、カバー本体61の筐体11に対する移動範囲に応じて設定される。
フランジ部63は、スリット52aを通過不能となるように、円柱部62よりも大径に形成されている。このため、支持部52は、円柱部62がスリット52aを挿通可能であって、フランジ部63がスリット52aを通過不能であることから、円柱部62及びフランジ部63が凹部14内から抜け出ることを防止する抜け止め部として機能する。なお、円柱部62は、「小径部」の一例に相当し、フランジ部63は、「大径部」の一例に相当し得る。また、円柱部62及びフランジ部63は、カバー本体61に連結されて凹部14内の規定位置まで入り込んだ時にカバー本体61がイヤホンジャック19を覆うように形成される「連結部」の一例に相当し得る。
次に、上述のように構成されるカバー60及び組付部材50に関して、組付部材50の筐体11への組み付け状態及びこの組付部材50によるカバー60の支持状態について、図5及び図12等を参照して説明する。
支持部52のスリット52aに円柱部62を挿通させた状態で、イヤホンジャック19が長穴51aに嵌まり込むように基部51を凹部17内に収容させるとともに、支持部52を凹部14内に挿入する。この状態で、貫通穴53aを利用してねじ16bにより締結部53を筐体11に締結する。これにより、組付部材50が筐体11に組み付けられるとともに、この組付部材50のスリット52aを挿通する円柱部62を軸に、カバー60が、組付部材50、すなわち、筐体11に対して移動可能に組み付けられる。
このため、挿入部61aが挿入孔に挿入するようにカバー本体61を凹部17にはめ込むことで、外面が一側端面11cに対して面一となったカバー本体61によりイヤホンジャック19が覆われて保護される保護状態となる(図5参照)。この保護状態では、円柱部62及びフランジ部63は、図5に示すように、凹部14内の上記規定位置まで入り込むこととなる。
一方、イヤホンジャック19を露出させる露出状態とする場合には、カバー本体61を凹部17から取り外す。その際、円柱部62の軸方向(図12の矢印F1参照)に沿ってカバー本体61を移動させた際、図12に示すように、フランジ部63が支持部52の下面に接触することで、円柱部62及びフランジ部63が凹部14内から抜け出ることが防止される。
特に、カバー本体61を凹部17から取り外した状態では、スリット52a内にて円柱部62を回転させることができ(図12の矢印F2参照)、この円柱部62の回転により、当該円柱部62を軸とするようにカバー本体61を回転させることができる。これにより、カバー60を大きく弾性変形させることなく、イヤホンジャック19を露出させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末10では、イヤホンジャック19が露出する筐体11には、底面15にねじ16aが締結(装着)される凹部14が設けられ、イヤホンジャック19を覆って保護するためのカバー本体61を有するカバー60には、カバー本体61に連結されて凹部14内の規定位置まで入り込んだ時にカバー本体61がイヤホンジャック19を覆うように形成される連結部として円柱部62及びフランジ部63が設けられる。そして、カバー60を筐体11に対して移動可能に組み付けるための組付部材50には、凹部14内に挿入されて、円柱部62及びフランジ部63が凹部14内から抜け出ることを防止する抜け止め部として支持部52が設けられる。
これにより、カバー本体61によってイヤホンジャック19を覆って保護する保護状態とカバー本体61を外してイヤホンジャック19を露出させる露出状態との切り替える際には、その切り替えに合わせて円柱部62及びフランジ部63を凹部14内にて移動させることとなる。このため、切り替え動作が繰り返されてもカバー60には大きな弾性変形が生じ難いので、切り替え動作の繰り返しに起因する摩耗劣化等を抑制することができる。特に、筐体11の凹部14内に入り込んだ円柱部62及びフランジ部63を利用して、カバー本体61が筐体11に組み付けられる。凹部14は、その底面15にねじ16aが締結されることから、カバー60の有無に関係なく筐体11に設けられるものであり、その凹部14内のスペースを活用することで、カバー60を筐体11に組み付けるための専用のスペースを不要とすることができる。したがって、カバー60の摩耗劣化等を防止しつつ、カバー60を組み付けた筐体11の小型化を図ることができる。
特に、上記連結部として、カバー本体61に対して一端側にて連結する円柱部62と、この円柱部62の他端側に連結するフランジ部63とが設けられ、抜け止め部として機能する支持部52には、凹部14内への挿入方向に対して直交する方向から円柱部62が組み込まれてフランジ部63が上記挿入方向に通過不能なスリット52aが形成される。
これにより、スリット52aに円柱部62が組み込まれた支持部52を凹部14内に挿入することで、フランジ部63がスリット52aを通過できないことから、円柱部62及びフランジ部63が凹部14内から抜け出ることを防止することができる。特に、円柱部62の挿入方向に沿う長さに応じてカバー本体61を移動できるだけでなく、スリット52a内にて円柱部62を回転させることで当該円柱部62を軸とするようにカバー本体61を回転できるので、保護状態と露出状態とを容易に切り替えることができる。
さらに、イヤホンジャック19は、凹部14と異なる位置にて筐体11の一側端面11cに形成される凹部17の底面18に配置され、この凹部17を囲う一側端面11cの部位は、イヤホンジャック19を覆ったカバー本体61の外面に対して面一となるように形成される。
これにより、イヤホンジャック19がカバー本体61により覆われた保護状態では、カバー本体61の外面と凹部17を囲う一側端面11cの部位とが面一となるので、意図せずにカバー本体61が凹部17から外れて露出状態となることを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明に係るカバー60の保護対象は、イヤホンジャック19に限らず、USBポート等の他の外部接続部であってもよい。
(2)組付部材50の支持部52は、ねじ16aが底面15に締結された凹部14に挿入されることに限らず、カバー60の有無に関係なく筐体11に形成される他の凹部に挿入されてもよい。この他の凹部の底面には、ねじ16aなどのように、着脱可能な部材が装着される。このようにしても、上記他の凹部内のスペースを活用することで、カバーを筐体に組み付けるための専用のスペースを不要とすることができる。
(3)カバー本体61は、連結部として機能する円柱部62及びフランジ部63が凹部14内にて挿入される支持部52にて支持されることで、筐体11に対して移動可能に組み付けられることに限らず、当該カバー本体61に連結される所定の形状の連結部が筐体11の凹部14等内に挿入される抜け止め部により抜け止めされることで、筐体11に対して移動可能に組み付けられてもよい。
10…携帯端末(電子機器)
11…筐体
11c…一側端面
14…凹部
15…底面
17…凹部(第2の凹部)
19…イヤホンジャック(外部接続部)
50…組付部材
51…基部
52…支持部(抜け止め部)
52a…スリット
60…カバー
61…カバー本体
62…円柱部(連結部,小径部)
63…フランジ部(連結部,大径部)

Claims (3)

  1. 外部接続部を有する電子機器であって、
    前記外部接続部が露出する筐体と、
    前記外部接続部を覆って保護するためのカバー本体を有するカバーと、
    前記カバーを前記筐体に対して移動可能に組み付けるための組付部材と、を備え、
    前記筐体には、底面に着脱可能な部材が装着される凹部が設けられ、
    前記カバーには、前記カバー本体に連結されて前記凹部内の規定位置まで入り込んだ時に前記カバー本体が前記外部接続部を覆うように形成される連結部が設けられ、
    前記組付部材には、前記凹部内に挿入されて、前記連結部が前記凹部内から抜け出ることを防止する抜け止め部が設けられることを特徴とする電子機器。
  2. 前記連結部には、前記カバー本体に対して一端側にて連結する小径部と、前記小径部の他端側に連結する大径部とが設けられ、
    前記抜け止め部には、前記小径部が組み込み可能であって前記大径部が前記挿入方向に通過不能なスリットが形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記外部接続部は、前記凹部と異なる位置にて前記筐体に形成される第2の凹部の底面に配置され、
    前記第2の凹部を囲う前記筐体の外面は、前記外部接続部を覆った前記カバー本体の外面に対して面一となるように形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
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JP2006221883A (ja) 2005-02-08 2006-08-24 Sanyo Electric Co Ltd 小型電子機器
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JP2009246551A (ja) 2008-03-28 2009-10-22 Kyocera Corp 電子機器

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