JP4968270B2 - 携帯通信端末 - Google Patents
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更に、前記反響部材は、前記スピーカ部と対向して配され、且つ前記スピーカ部と対向する対向面の少なくとも一部が凸又は凹となる湾曲面として構成された反響部と、前記反響部に連結されると共に、前記溝部を被覆する形態で配される導音部と、を備えている。
そして、前記スピーカ部が前記反響部によって被覆されてなる空洞部と、前記溝部が前記導音部によって被覆されてなるダクト部とが連通して形成されており、前記空洞部に向けて発せられた前記スピーカ部からの音が、前記ダクト部により導かれ、前記側壁部に隣接するダクト端部から放出される構成をなしている。
更に、スピーカ部がケース裏面側に配置されているため、ケース表面側においてスピーカ部配置のためのスペースを削減でき、ケース表面側を、音声伝達以外の、高機能、多機能を実現するためのスペースとして利用できるようになる。
また、スピーカ部を被覆する形態で、反響部と導音部とを備えた反響部材が設けられ、スピーカ部が反響部によって被覆されてなる空洞部と、ケース裏面部に形成された溝部が導音部によって被覆されてなるダクト部とが連通して形成されている。そして、空洞部に向けて発せられたスピーカ部からの音が、ダクト部により導かれ、ケース側壁部に隣接するダクト端部から放出される構成をなしている。このようにすると、スピーカ部から発せられた音を、より効率的にケース側方に放出でき、ケース上面側にユーザが存在する場合に当該ユーザに対してスピーカ部からの音を良好に伝達できる。
以下、本発明の携帯通信端末を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る携帯通信端末を概略的に例示する側面図である。図2(a)は、図1の携帯通信端末の平面図であり、図2(b)は、図1の携帯通信端末の裏面図である。図3(a)は、図1の携帯通信端末の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(b)は、図3(a)の情報コード読取部を具体的に例示するブロック図である。また、図3(c)は、図3(a)の無線タグ処理部を具体的に例示するブロック図である。
図4は、図2(b)の一部を拡大して示す拡大図である。図5(a)は、図4から反響部材を取り外した状態を示す図であり、図5(b)は、その取り外された反響部材を示す図である。図6は、図4のA−A断面を概略的に示す断面図であり、図7は、図4のB−B断面の概略図である。
図1に示す携帯通信端末1は、ユーザによって携帯されて様々な場所で用いられるものであり、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとしての機能と、無線タグを読み取る無線タグリーダとしての機能とを備え、読み取りを二方式で行うことができるように構成されている。
情報コード読取部30は、図3(b)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ33、結像レンズ37、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部31などを備えた構成をなしており、制御部10と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。この情報コード読取部30によって読み取りを行う場合、まず、制御部10によって指令を受けた照明部31から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口5(図2(b)参照)を通って読取対象Rに照射される。そして、照明光Lfが情報コードC(バーコードや二次元コード)にて反射した反射光Lrは、読取口5を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ37を通って受光センサ33に入射する。読取口5と受光センサ33との間に配される結像レンズ37は、情報コードCの像を受光センサ33上に結像させる構成をなしており、受光センサ33はこの情報コードCの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ33から出力された受光信号は、画像データとしてメモリ16(図3(a)))に記憶され、デコード処理に用いられる。なお、情報コード読取部30には、受光センサ33からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
本実施形態では、情報コード読取部30及び制御部10が「光学的読取手段」の一例に相当する。
次に、本実施形態の特徴的構成について説明する。
本実施形態の携帯通信端末1は、図5(a)、図6、図7に示すように、上述したケース2の裏面側にスピーカ部12が設けられている。このスピーカ部12は、ケース2の内部に収容される音声発生部12aと、この音声発生部12aをカバーする多孔カバー部12bとによって構成されている。
本実施形態の携帯通信端末1は、ケース内に光学的情報を読み取る光学的情報読取手段と、非接触通信媒体との間で非接触通信を行う非接触通信手段とが設けられており、光学的情報の読み取り、及び非接触通信をいずれも単一の端末で行うことができるうようになっている。
更に、スピーカ部12がケース裏面側に配置されているため、ケース表面側(即ち、表示装置11等が設けられる上面側)においてスピーカ部を配置するためのスペースを削減でき、ケース表面側を、音声伝達以外の、高機能、多機能を実現するためのスペースとして利用できるようになる。
また、スピーカ部12を被覆する形態で、反響部51と導音部52とを備えた反響部材50が設けられ、スピーカ部12が反響部51によって被覆されてなる空洞部71と、ケース裏面部60に形成された溝部61が導音部52によって被覆されてなるダクト部72とが連通して形成されている。そして、空洞部71に向けて発せられたスピーカ部12からの音声(音波)が、ダクト部72により導かれ、ケース側壁部63に隣接するダクト端部から放出される構成をなしている。このようにすると、スピーカ部12から発せられた音声(音波)を、より効率的にケース側方に放出でき、ケース上面側にユーザが存在する場合に当該ユーザに対してスピーカ部12からの音を良好に伝達できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
2…ケース
10…(光学的情報読取手段、非接触通信手段)
12…スピーカ部
20…無線タグ処理部(非接触通信手段)
30…情報コード読取部(光学的情報読取手段)
50…反響部材
51,151…反響部
52…導音部
53…緩衝部材
60…裏面部
61…溝部
62…フィン
63…側壁部
71…空洞部
72…ダクト部
73…開口部(ダクト端部)
Claims (6)
- 光学的情報を読み取る光学的情報読取手段と、
非接触通信媒体との間で非接触通信を行う非接触通信手段と、
前記光学的情報読取手段及び前記非接触通信手段を収容するケースと、
前記ケースの裏面側に設けられたスピーカと、
を備えた携帯通信端末であって、
前記ケースの裏面側に、前記スピーカを被覆する反響部材が設けられ、
前記ケースの裏面部には、前記スピーカ側から前記ケースの側壁部側に続く溝部が形成されており、
前記反響部材は、
前記スピーカと対向して配され、且つ前記スピーカと対向する対向面の少なくとも一部が凸又は凹となる湾曲面として構成された反響部と、
前記反響部に連結されると共に、前記溝部を被覆する形態で配される導音部と、
を備え、
前記スピーカが前記反響部によって被覆されてなる空洞部と、前記溝部が前記導音部によって被覆されてなるダクト部とが連通して形成されており、
前記空洞部に向けて発せられた前記スピーカからの音が、前記ダクト部により導かれ、前記側壁部に隣接するダクト端部から放出されることを特徴とする携帯通信端末。 - 前記ダクト端部を構成する開口部の一部が、前記ケースの前記側壁部によって構成されており、且つ、前記ダクト部における前記開口部からの音の放出方向が、側方かつ上方とされていることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
- 前記反響部は、前記対向面における前記スピーカと対向する対向領域全体が前記湾曲面とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯通信端末。
- 前記溝部内には、一又は複数のフィンが前記溝部の方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の携帯通信端末。
- 前記反響部材は、金属材料又は樹脂材料からなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯通信端末。
- 前記反響部材における前記スピーカ側とは反対側の面が、当該反響部材よりも軟質の緩衝部材によって被覆されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯通信端末。
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JP2009018468A JP4968270B2 (ja) | 2009-01-29 | 2009-01-29 | 携帯通信端末 |
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- 2009-01-29 JP JP2009018468A patent/JP4968270B2/ja active Active
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