JP2012002468A - 加熱装置 - Google Patents

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龍太 近藤
Ryoji Shimada
良治 島田
Masamitsu Kondo
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Abstract

【課題】オーブン電子レンジにおいて、小さなトルクのモータを用いて、即応性が高く高効率な循環ファンを実現し、食器棚から加熱装置のドア等が突き出ることのないコンパクトな加熱装置を提供する。
【解決手段】加熱室12の後方に設けられた熱源室15に、モータ28と、モータ28のシャフト29に取り付けられる循環ファン17aと、循環ファン17aからの送風を加熱する熱源室15とが設けられ、循環ファン17aが、主板33と、主板33に設けられた複数の翼21を有し、主板33に切り込みを入れ2度折り曲げることで、複数の翼21のそれぞれが、所定角度の入口角22と出口角23を有しつつ翼21の外側の一部が主板33から突出するように形成され、さらにこの突出部分において翼21が主板33よりも後方へ延伸した形状になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、オーブン電子レンジなど、被加熱物をオーブン機能により加熱する加熱装置に関するものである。
現在、オーブン電子レンジなどの加熱装置は、電波だけではなく水蒸気や熱風をも利用して被加熱物である食品を一つの装置で調理できる調理機器であり、なべ、釜、蒸し器等を準備する必要がない簡便さから、生活上不可欠なものとなっている。
図9は、従来の加熱装置の構成を示す側面断面図である。図9に示されるように、従来の加熱装置41は、筐体48の前面に、加熱室47の開口部を閉じるためのドア60が設けられる。加熱室47の後方に隣接して設けられた熱源室42内には、循環ファン43と、循環ファン43とその中心を同じくする円形状の熱源であるシーズヒータ45とが設置される。
加熱室47と熱源室42との間には、加熱室47と熱源室42とを仕切る仕切り板49が設置される。熱源室42のさらに後方には、モータ46が設置され、そのシャフト50に循環ファン43が取り付けられている。
このように構成された従来の加熱装置において、オーブン調理の際には、加熱室47内の食品をムラなく調理するため、シーズヒータ45と循環ファン43とが使用される。
つまり、循環ファン43が回転して遠心方向に空気を移動させると、加熱室47内の空気が吸気孔51を経由して熱源室42に吸い込まれる。循環ファン43からの空気は、循環ファン43の遠心方向に位置するシーズヒータ45に向かって移動し、シーズヒータ45により加熱された後、吹き出し孔52を経由して加熱室47内に送り込まれる。
送り込まれた熱風は、加熱室47の内部で循環して加熱室47内の雰囲気温度を均一に上昇させるため、加熱室47内の食品をムラなくオーブン調理することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、図10(a)、(b)はそれぞれ、従来の加熱装置1の循環ファン43の正面図と側面図である。図10に示されるように、循環ファン43は、主板53と、主板53に対してほぼ垂直に設けられた複数の翼44とを有する遠心ファンである。
特開2008−14619号公報
このような従来の加熱装置においては、十分な風量を得るために翼44の幅、すなわち、回転軸方向の寸法を12mmから19mm程度とし、循環ファン43の回転数を多くするためにトルクの大きなモータを用いる必要がある。そのため、加熱室47の背後に十分なスペースを設けると、加熱装置41の奥行き方向の寸法が大きくなり、食器棚に載置することができない場合があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、加熱室の容積を確保しつつ、加熱装置の奥行き方向の寸法を小さくすることを目的とする。
なお、以下の説明において、翼の幅に依存する回転軸方向の循環ファンの寸法を、循環ファンの厚さという。すなわち、翼の幅が大きくなると循環ファンは厚くなり、翼の幅が小さくなると循環ファンは薄くなる。
前記従来の課題を解決するために、被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室に隣接し前記加熱室内に熱風を供給する熱源室と、吸気孔と吹き出し孔とを有し前記加熱室と前記熱源室を仕切る仕切り板とを備えた加熱装置であって、前記熱源室に、モータと、前記モータのシャフトに取り付けられた循環ファンと、前記循環ファンからの送風を加熱する熱源とが設けられ、前記循環ファンが、主板と、前記主板に設けられた複数の翼を有し、前記翼が、前記主板に切り込みを入れ複数箇所折り曲げることで、入口角と出口角とが異なるように形成され、前記翼の一部が前記主板から遠心方向に突出するとともに、前記突出した翼部分を前記主板よりも後方に延伸させたものである。
この構成により、ファンの仕事率が向上し、小さなトルクで回転を開始し効率よく熱源へ空気を送風することができるので、加熱室内の温度を所定温度まで上昇させる時間を短縮でき、結果として加熱時間を短縮することが可能となる。
本発明の加熱装置によれば、小さなトルクのモータを用いて、即応性が高い高効率の循環ファンを実現することが可能となる。このため、薄型ファンと小型モータとの利用が可能となり、装置全体の奥行き方向の寸法を小さくすることができる。すなわち、良好な調理性能を備え、食器棚から加熱装置のドア等が突き出ることのないコンパクトな加熱装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1における加熱装置の側面断面図 本発明の実施の形態1における仕切り板の正面図 本発明の実施の形態1における循環ファンの正面図と側面図 本発明の実施の形態1における循環ファンの斜視図 本発明の実施の形態1における無次元風量圧力の特性図 本発明の実施の形態2における循環ファンの正面図 本発明の実施の形態3における循環ファンの一部切り欠き斜視図 本発明の実施の形態3における無次元風量圧力の特性図 従来の加熱装置の側面断面図 従来の循環ファンの正面図と側面図
第1の発明にかかる加熱装置は、被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室に隣接し前記加熱室内に熱風を供給する熱源室と、吸気孔と吹き出し孔とを有し前記加熱室と前記熱源室を仕切る仕切り板とを備えた加熱装置であって、前記熱源室に、モータと、前記モータのシャフトに取り付けられた循環ファンと、前記循環ファンからの送風を加熱する熱源とが設けられ、前記循環ファンが、主板と、前記主板に設けられた複数の翼を有し、前記翼が、入口角と出口角とが異なるように形成され、前記翼の一部が前記主板から遠心方向に突出するとともに、前記突出した翼部分を前記主板よりも後方に延伸させたものである。
本発明によれば、モータを避けた周囲のスペースを活用し、主板の後方に向かう風量を増やして、良好なファンの送風効率と熱源の加熱効率を実現することができる。
第2の発明にかかる加熱装置は、第1の発明において、前記翼が、前記主板の複数箇所を折り曲げることで形成されたものである。
本発明によれば、プレス加工を用いて一枚の板から循環ファンを形成するため、循環ファンのコストダウンを図ることができる。
第3の発明にかかる加熱装置は、第1の発明において、前記翼が、略55度の入口角と略45度の出口角とを有するものである。
本発明によれば、従来のものより薄い循環ファンと、駆動トルクの小さいモータとの使用が可能となり、循環ファンの良好な立ち上がり性能と省電力性能とを実現しつつ装置全体の小型化を図ることが可能となる。
第4の発明にかかる加熱装置は、第1の発明において、前記翼が、前記モータのシャフトの軸方向に略8mmの幅を有するものである。
本発明によれば、従来のものより薄い循環ファンと、駆動トルクの小さいモータとの使用が可能となり、循環ファンの良好な立ち上がり性能と省電力性能とを実現しつつ装置全体の小型化を図ることが可能となる。
第5の発明にかかる加熱装置は、第1の発明において、前記循環ファンが、6枚から16枚の翼を有するものである。
本発明によれば、従来のものより薄い循環ファンと、駆動トルクの小さいモータとの使用が可能となり、循環ファンの良好な立ち上がり性能と省電力性能とを実現しつつ装置全体の小型化を図ることが可能となる。
第6の発明にかかる加熱装置は、第1の発明において、前記翼において、入口角を構成する部分の遠心方向の長さが、出口角を構成する部分の遠心方向の長さの略2.8倍であり、前記モータのシャフトと前記シャフトから最も近い前記翼の部分との距離と、前記モータのシャフトと前記シャフトから最も遠い前記翼の部分との距離との比である内外径比が略0.6であるものである。
本発明によれば、従来のものより薄い循環ファンと、駆動トルクの小さいモータとの使用が可能となり、循環ファンの良好な立ち上がり性能と省電力性能とを実現しつつ装置全体の小型化を図ることが可能となる。
第7の発明にかかる加熱装置は、第1の発明において、前記翼において、入口角を構成する部分と出口角を構成する部分とにより構成される曲率半径が略25mmであるものである。
本発明によれば、従来のものより薄い循環ファンと、駆動トルクの小さいモータとの使用が可能となり、循環ファンの良好な立ち上がり性能と省電力性能とを実現しつつ装置全体の小型化を図ることが可能となる。
第8の発明にかかる加熱装置は、第1の発明において、前記循環ファンが、前記主板の一部を折り曲げることにより生じた切欠きを補完する補完板と、前記主板とともに前記複数の翼を挟持する副板とを有するものである。
本発明によれば、従来のものより薄い循環ファンと、駆動トルクの小さいモータとの使用が可能となり、循環ファンの良好な立ち上がり性能と省電力性能とを実現しつつ装置全体の小型化を図ることが可能となる。
第9の発明にかかる加熱装置は、第1の発明において、前記熱源が、前記循環ファンの周囲に、かつ、前記循環ファンよりも後方に設置されるものである。本発明によれば、循環ファンより後方にずらした位置に熱源を設置しても、良好なファンの送風効率と熱源の加熱効率を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1から図4は、本発明の実施の形態1における加熱装置(オーブン電子レンジ)の構成を示すものであり、図1は加熱室内の側面断面図、図2は加熱室と熱源室とを仕切る仕切り板の正面図、図3(a)、(b)はそれぞれ循環ファンの正面図、側面図、図4は本発明の実施の形態1における循環ファンの斜視図である。
図1に示されるように、本実施の形態における加熱装置1は、筐体8の前面に、加熱室12の開口部を閉じるためのドア30が設けられる。加熱室12の下方には、マグネトロン10とアンテナ11とが設置され、マグネトロン10が発生した電波は、アンテナ11を経由して加熱室12内に放射される。
加熱室12内の上部には、棒状のグリル用ヒータとして、近赤外線を発生する1本のアルゴンランプヒータ13と、遠赤外線を発生する2本のミラクロンヒータ14a、14bとが設置される。
加熱室12の後方に隣接して設けられた熱源室15内には、循環ファン17aと、循環ファン17aの周囲を取り囲むように、熱源であるシーズヒータ16とが設置される。
加熱室12と熱源室15との間には、加熱室12と熱源室15とを仕切る仕切り板18が設けられる。熱源室15のさらに後方には、モータ28が設置され、そのシャフト29に循環ファン17aが取り付けられている。
ここで、シーズヒータ16の設置位置について説明する。図1に示されるように、シーズヒータ16は、従来の設置位置よりも後方、すなわち、モータ28側にずらした位置に設置される。言い換えると、シーズヒータ16の奥行き方向の中心線が、循環ファン17aの奥行き方向の中心線より後方に位置することになる。
図2に示されるように、仕切り板18の中央部には、加熱室12側から熱源室15側への吸気を行うための吸気孔19が設けられ、仕切り板18の周辺部には、熱源室15側から加熱室12側への吹き出しを行う吹き出し孔20が設けられる。吸気孔19と吹き出し孔20とは、多数のパンチ孔で形成されている。
図3および図4に示されるように、循環ファン17aは、モータ28のシャフト29にその中心27を取り付ける主板33と、主板33に設けられた8枚の翼21とから構成される。
翼21は、円盤状の所定形状に切り出された主板33に、所定の切り込みを入れて形成される一枚の翼片21aで形成される。すなわち、循環ファン17aは、翼片21aを、主板33に対して垂直方向に1度目の折り曲げを行い、折り曲げた翼片21aの所定位置において、主板33に対して平行な方向に2度目の折り曲げを行うことで、翼21が形成される。
このとき、すべての翼片21aの外側エッジを結ぶ循環ファン17aの外周円よりも主板33の径が小さく、翼片21aの一部が主板33から突出するように形成されている。
上記構成によれば、循環ファン17aが回転して、翼21により遠心方向に空気を移動させると、加熱室12内の空気が吸気孔19を経由して熱源室15に吸い込まれる。循環ファン17aからの送風は、熱源室15の内壁に沿ってシーズヒータ16に向かって移動し、シーズヒータ16により加熱された後、吹き出し孔20を経由して加熱室12内に送り込まれる。
このようにして、熱風が加熱室12内に送り込まれ、その内部を循環することにより、加熱室12内の雰囲気温度を均一に短時間で上昇させることができ、良好なオーブン調理時の省電力性能を実現することができる。
ここで、翼21の具体的設計について説明する。
循環ファン17aの中心27から翼片21aの最も内側を結んだ直線と翼片21aとがなす角度である入口角22を55度とし、循環ファン17aの外周円と翼片21aとの交点における接線と翼片21aとがなす角度である出口角23を45度とする。
中心27に関して向かい合う2つの翼21について、中心27から最も遠い外側エッジ同士の距離A(すなわち外周円の直径)と、最も近いエッジ同士の距離Bとの比(B/A)である内外径比24を略0.6前後(0.5から0.7の間)とする。
また、翼片21aの出口角23を形成するための二度目の折り曲げ位置と内側エッジとの長さCと、翼片21aの二度目の折り曲げ位置と外側エッジとの長さDとの比、すなわち、翼の長さ比25を1:2.8程度とし、翼片21aの幅26を8mm程度(6mmから10mmの間)とする。
また、翼片21aの外側エッジ近傍において、その主板33から突出した翼部分、本実施の形態では長さDの翼部分が、主板33よりも後方のモータ28方向へ延伸した形状になっている。これにより、主板33より小さいモータ28周囲のモータ28と干渉しないスペースを活かして仕切り板18を形成することで、翼片21aの後方への延伸部がこのスペースに伸びた形状になっている。
図5は、従来の循環ファンを用いた場合と本発明にかかる循環ファン17aとを用いた場合とで、回転数を無次元化した圧力損失特性を比較したグラフである。すなわち、図5は、従来の循環ファンと本発明にかかる循環ファン17aとを用い、風量を変化させた場合の風量(横軸)と静圧(縦軸)との関係を示している。
図5に示されるように、本実施の形態にかかる循環ファン17aによれば、従来の循環ファンより風量特性が向上していることが分かる。
すなわち、本実施の形態によれば、循環ファンを従来のものより薄くし、駆動トルクの小さいモータを使用しても、循環ファンの良好な立ち上がり性能と省電力性能とを実現できるとともに、装置全体の小型化を図ることが可能となる。その結果、食器棚からドア等が突き出ることのない加熱装置を提供できる。
また、このような形状の循環ファン17aを回転させると、延伸がない場合より、熱源室15の後方に向かう風量を増やすことができる。
すなわち、本実施の形態における循環ファン17aの形状は、循環ファン17aより後方にずらした位置にシーズヒータ16を設置された場合により適したものであり、本実施の形態によれば、上記位置にシーズヒータ16を設けても、良好なファンの送風効率とヒータの加熱効率とを実現することができる。
複数の翼21は一枚の板から形成されるため、本実施の形態によれば、循環ファン17aのコストダウンを図ることもできる。
以上のように、本実施の形態では、入口角22を55度、出口角23を45度としたが、入口角22を50度、出口角23を40度とすると、循環ファン17aの風量のより多くすることができ、入口角22を60度、出口角23を50度とすると、循環ファン17aの圧力を高くすることができ、圧力損失の大きな送風経路でも使用可能となる。
また、本実施の形態では、循環ファン17aの翼21の枚数を8枚としたが、6枚から16枚程度までの翼21の循環ファン17aであっても同様の効果を得ることができ、本実施の形態に留まるものではない。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について説明する。図6は、本発明の実施の形態2における加熱装置に搭載される循環ファン17bの構成図である。なお、実施の形態1と同一構造のものについては同一符号を付与し、その説明を省略する。
図6に示されるように、実施の形態1の構成と異なるのは、循環ファン17bの翼21を一枚の翼片21bで形成することである。
すなわち、本実施の形態における循環ファン17bにおいては、翼片21bを、主板33に対して垂直方向に1度目の折り曲げを行い、折り曲げた翼片21bの所定位置において、主板33に対して平行な方向に翼の曲率半径32が25mmとなるよう2度目の折り曲げを行うことで、翼21が形成される。
実施の形態1と比較した有利な点としては、本実施の形態の場合、翼21が曲率半径32を有する1つの翼片21bで形成されるため、本実施の形態における循環ファン17bは、実施の形態1における循環ファン17aより、入口角22と出口角23の交わる点で生じやすい流れの剥離現象を抑制することができる。
このため、本実施の形態によれば、実施の形態1の場合より、循環ファン17bの送風効率の向上、および、翼21から発生する乱流騒音の低減を図ることができる。
なお、本実施の形態では、循環ファン17bの翼21を8枚としたが、翼21が16枚程度までであれば同様の効果を得ることができるが、翼の枚数が多いほど、1枚の翼から発生する乱流騒音電力が小さくなり、循環ファン全体の騒音を小さくすることができる。
また、本実施の形態における循環ファン17bにおいては、曲率半径32を25mmとしたが、曲率半径32を20mmから30mm程度とした場合や、インボリュート曲線等で結んだ場合でも同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3について説明する。図7は、本発明の実施の形態3における加熱装置に搭載される循環ファンの構成を示す、循環ファンの一部切り欠き斜視図である。なお、実施の形態1および2と同一構造のものについては同一符号を付与し、その説明を省略する。
図7に示されるように、実施の形態1および2の構成と異なるのは、翼片21cを折り曲げることにより主板33に生じた切欠き34を補完する補完板35を設けたことと、主板33とともに翼21を挟持する副板(シュラウド)36を設けたことである。
補完板35と副板36とにより、切欠き34から下流側へ漏れる空気と、翼21から上流側へ漏れる空気とを遮断することができるので、循環ファン17cの送風効率の向上を図ることができる。
図8は、従来の循環ファンを用いた場合と本発明にかかる循環ファン17cとを用いた場合とで、回転数を無次元化した圧力損失特性を比較したグラフである。すなわち、図8は、従来の循環ファンと本発明にかかる循環ファン17cとを用い、風量を変化させた場合の風量(横軸)と静圧(縦軸)との関係を示している。
図8に示されるように、本発明にかかる循環ファン17cによれば、従来の循環ファンより、特に圧力損失が大きい閉め切り側での風量特性が向上していることが分かる。
以上、本実施の形態によれば、薄型ファンと小型モータとを用いて、循環ファンの良好な立ち上がり性能と省電力性能とを実現できるとともに、装置全体の小型化を図ることが可能となる。
以上のように本発明によれば、高効率の薄型循環ファンを実現できるので、本発明は、コンベクション機能を有する家庭用および業務用オーブンに用いることができる。また、解凍装置や乾燥装置などの工業分野における加熱装置、さらには、陶芸、焼結、生体化学反応等のための加熱装置にも適用可能である。
1、41 加熱装置
12、47 加熱室
15、42 熱源室
16、45 シーズヒータ
17a、17b、17c、43 循環ファン
18、49 仕切り板
19、51 吸気孔
20、52 吹き出し孔
21、44 翼
21a、21b、21c 翼片
22 入口角
23 出口角
24 翼の内外径比
25 翼の長さ比
26 翼の幅
27 循環ファンの中心
32 翼の曲率半径
33、53 主板
34 切欠き
35 補完板
36 副板

Claims (9)

  1. 被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室に隣接し前記加熱室内に熱風を供給する熱源室と、吸気孔と吹き出し孔とを有し前記加熱室と前記熱源室を仕切る仕切り板とを備えた加熱装置であって、
    前記熱源室に、モータと、前記モータのシャフトに取り付けられた循環ファンと、前記循環ファンからの送風を加熱する熱源とが設けられ、前記循環ファンが、主板と、前記主板に設けられた複数の翼を有し、前記翼が、入口角と出口角とが異なるように形成され、
    前記翼の一部が前記主板から遠心方向に突出するとともに、前記突出した翼部分が前記主板よりも後方に延伸させた加熱装置。
  2. 前記翼が、前記主板の複数箇所を折り曲げることで形成された請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記翼が、略55度の入口角と略45度の出口角とを有する請求項1に記載の加熱装置。
  4. 前記翼が、前記モータのシャフトの軸方向に略8mmの幅を有する請求項1に記載の加熱装置。
  5. 前記循環ファンが、6枚から16枚の翼を有する請求項1記載の加熱装置。
  6. 前記翼において、入口角を構成する部分の遠心方向の長さが、出口角を構成する部分の遠心方向の長さの略2.8倍であり、前記モータのシャフトと前記シャフトから最も近い前記翼の部分との距離と、前記モータのシャフトと前記シャフトから最も遠い前記翼の部分との距離との比である内外径比が略0.6である請求項1記載の加熱装置。
  7. 前記翼において、入口角を構成する部分と出口角を構成する部分とにより構成される曲率半径が略25mmである請求項1記載の加熱装置。
  8. 前記循環ファンが、前記主板の一部を折り曲げることにより生じた切欠きを補完する補完板と、前記主板とともに前記複数の翼を挟持する副板とを有する請求項1に記載の加熱装置。
  9. 前記熱源が、前記循環ファンの周囲に、かつ、前記循環ファンよりも後方に設置される請求項1に記載の加熱装置。
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