JP2012002345A - 緩み止め機能を持つボルト締付力検出座 - Google Patents

緩み止め機能を持つボルト締付力検出座 Download PDF

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Abstract

【課題】小型軽量化され適切な締付力を規定すると共に被締付物のなじみ(へたり)が発生しても適切な締付力を保持する。その上、締結状態が簡単容易に点検できる構造。そしてボルト締結の緩みを防止する。
【解決手段】弾性体1、リング2、カラー3で構成され、リング2の高さは弾性体1の自由高さ時に接触させた状態でカラー3との間に予め設定された間隙(G)を設けた高さとし、ボルト締付け時ボルトの締付力により前記弾性体が変形してリング2がカラー3に当接することにより締付力を検出。その上、ナット(ボルト)が緩む方向に回動する場合には、カム部により弾性体を加圧し軸力を増大させボルト締結の緩み止め効果を向上。
【選択図】図1

Description

産業上の利用分野
本発明は一般的なボルト締結の緩み止め及び締付力を規定、管理する装置に関する。
機械装置や建築物に使用されるボルトはその締付力により、疲労寿命が大きく変化するものであり、適切な締付力が要求される。締付力をトルクレンチで一定にしようとしても、ボルトのネジ部や座面の摩擦力が変動するため締付力は一定とならず大きな相違が生ずる。この欠陥を取り除くためボルト締付力検出座(特許第2529835号)が開発され効果が得られたが、緩み止め機能に関しては弾性体による軸力保持に拠る効果は得られるのだが完全ではない。
例えば、鉄道レール関係のボルト締結は振動荷重が避けられず、ボルト締付力の設定と共に緩み止め機能が不可欠である。そのため締付力検出座と緩み止めナットが使用されているのでボルト長さが大きくならざるを得ない。
発明が解決しようとする課題
適切な締付力を規定すると共に被締付物のなじみ(へたり)が発生しても適切な締付力を保持する。その上、締結状態が簡単容易に点検できる構造。そして緩み止め機能を一体化しボルト締結のためのユニットを小型軽量化する。
課題を解決するための手段
上記目的を達成する為に本発明では締付力を規定する弾性体に緩み止め機能を付加する。
作用
締付力を規定すると共に被締付物のなじみ(へたり)が発生しても、弾性体により規定より僅かに減少するが実用的な締付力が保持される。その上、ナットが緩み方向に回動する際には軸力を増大させて緩みを防止する。
図1において、1は弾性体(本例では皿バネ)、2はリング、3はカラー,4はボルト、5はナット、6は被締付物である。弾性体1には切欠き部1a、ナットが緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部1bがあり、カラー3にはリング2を嵌合させる大径部3a、ナット5に接する歯部3b、弾性体1のカム部1bと接するカム部3cがある。リング2の高さは自由な状態の弾性体1に接すると共にカラー3の端面との間には間隙Gを設けた高さであって、ナット5を締付けていくと弾性体1は変形し隙間Gは減少し、遂には零となりリング2は指先では回動不能となる。この時点が規定の締付力となる。
カム部1bの配置は図2のように円周状に配置され、形状は図4に示すように傾斜角θを持っている。ナット5が緩み方向に回動する場合には弾性体1を加圧し軸力を増大させる。
歯部3bの配置は図3のように円周状に配置され、形状は図5に示すように山形でナット5に接しトルク伝達を確実なものとしている。
他の実施例
図6において、11は弾性体、12はリング。13は弾性体である。弾性体11には被締付け物16に食い込む切欠き部11aとナット15が緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部11bと歯部11cを持ち、対向配置する弾性体13には切欠き部13aとナット15が緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部13bとナット15に接する歯部13cを持ち、前記カム部の外周にはリング(12)を回動自在に配した構造とし、リング12の高さは自由な状態の弾性体11に接すると共に弾性体13との間には間隙Gを設けた高さであって、ナット15を締付けていくと前記弾性体11と13は変形し隙間Gは減少し、遂には零となりリング12は指先では回動不能となる。この時点が規定の締付力となる。
カム部11bの配置は図7のように円周状に配置され、形状は図4に示すように傾斜角θを持っている。ナット15が緩む方向に回動する場合には弾性体11を加圧し軸力を増大させる。対向する弾性体13も同様である。
歯部11cの配置は図7のように円周状に配置され、形状は図5に示すように山形である対向する弾性体13も同様であり歯部13cがナット15に接しトルク伝達を確実なものとしている。
発明の効果
本発明は以上のように構成されているので、下記のような効果が得られる。
リングの回動の有無により弾性体の撓み量を検出できるので適切な締付力を規定する事ができる。その上、被締付物のなじみ(へたり)が発生しても規定よりも僅かに減少するが実用的なな締付力を保持する事ができる。
ナット(ボルト)が緩み方向に回動する場合には、カム部により弾性体を加圧し軸力を増大させるのでボルト締結の緩み止め効果が増大する。
リングの回動の有無により締結状態が簡単容易に点検できると共に、緩み止め機能を一体化したのでボルト締結のためのユニット(締付力検出と緩み止め)を小型軽量化できる。
実施例の側面図 図1のA−A断面図 図1のB−B視図 1aカム部の構造説明図 3b歯部の構造説明図 他の実施例の側面図 図6のA−A断面図 図6のB−B視図
1 弾性体 2 リング 3 カラー 4 ボルト 5 ナット 6 被締付物
1b カム部 3c カム部
11 弾性体 12 リング 13 弾性体 14 ボルト 15 ナット
16 被締付物
11b カム部 13b カム部
本発明は一般的なボルト締結の緩み止め及び締付力を規定、管理する装置に関する。
機械装置や建築物に使用されるボルトはその締付力により、疲労寿命が大きく変化するものであり、適切な締付力が要求される。締付力をトルクレンチで一定にしようとしても、ボルトのネジ部や座面の摩擦力が変動するため締付力は一定とならず大きな相違が生ずる。この欠陥を取り除くためボルト締付力検出座(特許第2529835号)が開発され効果が得られたが、緩み止め機能に関しては弾性体による軸力保持に拠る効果は得られるのだが完全ではない。
例えば、鉄道レール関係のボルト締結は振動荷重が避けられず、ボルト締付力の設定と共に緩み止め機能が不可欠である。そのため締付力検出座と緩み止めナットが使用されているのでボルト長さが大きくならざるを得ない。
特許第2529835号
ノルドロック(ねじの緩み止め具) ユテイク株式会社
適切な締付力を規定すると共に被締付物のなじみ(へたり)が発生しても適切な締付力を保持する。その上、締結状態が簡単容易に点検できる構造。そして緩み止め機能を一体化しボルト締結のためのユニットを小型軽量化する。
上記目的を達成する為に本発明では締付力を規定する弾性体に緩み止め機能を付加する。
リングの回動の有無により弾性体の撓み量を検出できるので適切な締付力を規定する事ができる。その上、被締付物のなじみ(へたり)が発生しても規定よりも僅かに減少するが実用的なな締付力を保持する事ができる。
ナット(ボルト)が緩み方向に回動する場合には、カム部により弾性体を加圧し軸力を増大させるのでボルト締結の緩み止め効果が増大する。
リングの回動の有無により締結状態が簡単容易に点検できると共に、緩み止め機能を一体化したのでボルト締結のためのユニット(締付力検出と緩み止め)を小型軽量化できる。
実施例1の側面図 図1のA−A断面図 図1のB−B視図 1aカム部の構造説明図 3b歯部の構造説明図 実施例2の側面図 図6のA−A断面図 図6のB−B視図
図1において、1は弾性体(本例では皿バネ)、2はリング、3はカラー,4はボルト、5はナット、6は被締付物である。弾性体1には被締付け物6に食い込む切欠き部1a、ナットが緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部1bがあり、カラー3にはリング2を嵌合させる大径部3a、ナット5に接する歯部3b、弾性体1のカム部1bと接するカム部3cがある。リング2の高さは自由な状態の弾性体1に接すると共にカラー3の端面との間には間隙Gを設けた高さであって、ナット5を締付けていくと弾性体1は変形し隙間Gは減少し、遂には零となりリング2は指先では回動不能となる。この時点が規定の締付力となる。
カム部1bの配置は図2のように円周状に配置され、形状は図4に示すように傾斜角θを持っている。ナット5が緩み方向に回動する場合には弾性体1を加圧し軸力を増大させる。傾斜角θはボルト・ネジ部のリード角より大きく設定されている。
歯部3bの配置は図3のように円周状に配置され、形状は図5に示すように山形でナット5に接しトルク伝達を確実なものとしている。上述の切欠き部1aの代わりに被締付け物6との接触面に歯部3bと同様な歯部を設けても良い。
図6において、11は弾性体、12はリング。13は弾性体である。弾性体11には被締付け物16に食い込む切欠き部11aとナット15が緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部11bと歯部11cを持ち、対向配置する弾性体13には切欠き部13aとナット15が緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部13bとナット15に接する歯部13cを持ち、前記カム部の外周にはリング(12)を回動自在に配した構造とし、リング12の高さは自由な状態の弾性体11に接すると共に弾性体13との間には間隙Gを設けた高さであって、ナット15を締付けていくと前記弾性体11と13は変形し隙間Gは減少し、遂には零となりリング12は指先では回動不能となる。この時点が規定の締付力となる。
カム部11bの配置は図7のように円周状に配置され、形状は図4に示すように傾斜角θを持っている。ナット15が緩む方向に回動する場合には弾性体11を加圧し軸力を増大させる。対向する弾性体13も同様である。
歯部11cの配置は図7のように円周状に配置され、形状は図5に示すように山形である。対向する弾性体13も同様であり歯部13cがナット15に接しトルク伝達を確実なものとしている。
適正な締付力が得られると共に緩み止め機能を持ってるので、機械装置、建築物、鉄道レール、自動車など振動荷重を受ける部分のボルト締結部に広く利用される。
1 弾性体 2 リング 3 カラー 4 ボルト 5 ナット 6 被締付物
1b カム部 3c カム部
11 弾性体 12 リング 13 弾性体 14 ボルト 15 ナット
16 被締付物
11b カム部 13b カム部

Claims (1)

  1. ボルト締結体に於いて、被締付け物に食い込む切欠き部(1a)とナットが緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部(1b)とを持った弾性体(1)とリング(2)及び大径部(3a)、歯部(3b)、カム部(3c)とを持つカラー(3)で構成され、リング(2)の高さは弾性体(1)の自由高さ時に接触させた状態でカラー(3)との間に予め設定された間隙(G)を設けた高さであって、ボルト締付け時ボルトの締付力により前記弾性体が変形してリング(2)がカラー(3)に当接、 又は、被締付け物に食い込む切欠き部(11a)とナットが緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部(11b)とを持った弾性体(11)と、被締付け物に食い込む切欠き部(13a)とナットが緩み方向に回動する際にはボルトの軸力を増大させる機能を備えたカム部(13b)とを持った弾性体(13)を対向配置させ、中間にリング(12)を回動自在に配した構造とし、リング(12)の高さは弾性体(11)の自由高さ時に接触させた状態で自由高さ時の弾性体(13)との間に予め設定された間隙(G)を設けた高さであって、ボルト締付け時ボルトの締付力により前記弾性体が変形してリング(12)が弾性体(13)に当接、 その結果、締付力の規定をすると共に前記ナットが緩み方向に回動した際には前記カム部の機能によりボルトの軸力を増大させることを特徴とする、緩み止め機能を持つボルト締付力検出座
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113454349A (zh) * 2019-02-19 2021-09-28 利昂内尔·于蒂利 用于观察组件中的张力损失的装置

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JPS5213356U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
JPH10311323A (ja) * 1997-05-13 1998-11-24 Mitsuike Kogyo Kk 座 金
JP2008151330A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Isamu Yamazaki ボルト締付力検出座

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