JP2012001354A - 給紙装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置およびこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙の位置決め精度が良好な給紙装置およびこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】給紙カセット1は、画像形成装置の筐体へ収納される給紙カセットであって、用紙を積載する用紙積載ユニット3と、用紙積載ユニット3に積載された用紙の幅方向の位置を規制し、かつ収納方向A1に沿って用紙積載ユニット3に対して相対的に移動可能である用紙幅規制ユニット2と、用紙幅規制ユニット2に取り付けられ、かつ給紙カセット1が画像形成装置の筐体へ収納された状態にある場合に、収納方向A1とは反対の方向の押圧力を画像形成装置の筐体から受ける底板4とを備える。底板4が画像形成装置の筐体から受ける押圧力により、用紙積載ユニット3に対する用紙幅規制ユニット2の相対的な位置が規制される。
【選択図】図3

Description

本発明は給紙装置およびこれを備えた画像形成装置に関し、より特定的には、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機などの給紙装置(シート供給装置)およびこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなどがある。
画像形成装置は一般に、帯電した感光体を露光することにより感光体に静電潜像を形成し、現像装置を用いてこの静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、トナー像を感光体から用紙に転写し、転写後のトナー像を用紙に定着することにより、用紙に画像形成を行う。
画像形成装置には、画像形成するための用紙を積載して保管し、必要に応じて給紙するための給紙カセット(給紙装置)が設けられている。特にMFPなどでは、保管する用紙の大きさに応じて複数段の給紙カセットが設けられているものがある。
用紙の所望の位置に精度良く印字するためには、給紙カセットの通紙センター(給紙カセットに保管された用紙の幅方向の中心線)が、画像形成装置本体の通紙センター(通紙経路に沿って搬送される用紙の、搬送方向に対して垂直な方向の中心線)に精度良く位置決めされ、それにより、給紙カセットから用紙が精度良く供給される必要がある。
しかし従来機では、給紙カセットの通紙センターの位置決めには、カセット・ロックレバー・ロックピンなどの複数の部品(樹脂)が関係(介在)している。これらの部品の部品精度の低さを考慮すると、全ての段の給紙カセットの通紙センター位置を揃えることは容易ではなかった。各段の給紙カセットの通紙センター位置がずれると、用紙が給紙される給紙カセット(給紙口)によって、用紙への印字位置やパンチ穴位置などがずれるという問題が発生していた。
そこで、用紙積載ユニットに対する用紙幅規制ユニットの位置を調整可能であり、各段の給紙カセットの通紙センター位置を個別に調整することで全段の給紙カセットの通紙センター位置を揃える技術が、たとえば下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1に開示された給紙カセットにおいては、カセット本体内には用紙幅方向に移動可能なスライドテーブルが設けられており、このスライドテーブルには用紙幅方向に延在する溝部が形成されている。そして、調整ツマミの軸部に形成されたピニオンギアと、溝部に形成されたラックギアとが互いに噛合することにより周知のラック・ピニオン機構を構成している。この構成により、調整ツマミを回動させることで、スライドテーブルがその上部に配置された用紙束ごと用紙の幅方向に微小移動する。
特開平6−219563号公報
しかしながら、特許文献1の給紙カセットは、用紙の位置決めの際に調節つまみを手動で回動させる必要があり、用紙の位置決め精度が悪いという問題があった。
また特許文献1の給紙カセットは、複数の給紙カセットが画像形成装置に設けられている場合に、各段の給紙カセットの通紙センター位置を個別に調整して全段の通紙センター位置を揃える必要があった。このため、複数の給紙カセットが設けられている場合には、用紙の位置決めが煩雑になっていた。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その一の目的は、用紙の位置決め精度が良好な給紙装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することである。
また本発明の他の目的は、用紙の位置決めが容易な給紙装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することである。
本発明の一の局面に従う給紙装置は、収納部へ収納される給紙装置であって、用紙を積載する用紙積載部と、用紙積載部に積載された用紙の幅方向の位置を規制し、かつ収納時の給紙装置の収納方向に沿って用紙積載部に対して相対的に移動可能である用紙幅規制部と、用紙幅規制部に取り付けられ、かつ給紙装置が収納部へ収納された状態にある場合に、収納方向とは反対の方向の押圧力を収納部から受ける被押圧部とを備え、被押圧部が収納部から受ける押圧力により、用紙積載部に対する用紙幅規制部の相対的な位置が規制される。
上記給紙装置において好ましくは、用紙幅規制部および被押圧部を収納方向へ付勢する付勢力により、用紙積載部に対する用紙幅規制部の相対的な位置をさらに規制する付勢部をさらに備える。
上記給紙装置において好ましくは、被押圧部は、用紙幅規制部から収納方向へ突出している。
上記給紙装置において好ましくは、用紙幅規制部は、用紙の幅方向の位置を規制する2つの用紙幅規制板と、2つの用紙幅規制板の各々に取り付けられたラックと、ラックの各々と噛合し、かつ回転により2つの用紙幅規制板の距離を調節可能であるピニオンとを含む。
上記給紙装置において好ましくは、用紙積載部は、収納方向に沿って延在し、かつ底部に形成された開口部を含み、ピニオンは、開口部を通じて被押圧部に対して回転可能に取り付けられる回転軸を有する。
本発明の他の局面に従う画像形成装置は、上述のいずれかの給紙装置と、給紙装置を収納する収納部と、給紙装置によって給紙された用紙に画像を形成する画像形成部とを備える。
上記画像形成装置において好ましくは、給紙装置が収納部から取り出された状態にある場合に、用紙幅規制部は移動可能な範囲内において用紙積載部に対して相対的に最も収納方向側の位置にあり、かつ給紙装置が収納部に収納された状態にある場合に、用紙幅規制部によって規制された用紙の幅方向の中心線が画像形成部の通紙センター位置と一致する。
上記画像形成装置において好ましくは、用紙幅規制部が用紙積載部に対して相対的に移動可能な距離は、用紙幅規制部によって規制された用紙が最大限傾いた際に生じる、用紙の端面を押圧する用紙幅規制板と用紙とのクリアランスであって、用紙幅方向に沿ったクリアランス以上である。
上記画像形成装置において好ましくは、画像形成部は、画像形成の待機時に給紙装置から給紙された用紙を保持するさばきローラと、さばきローラに取り付けられ、かつさばきローラが用紙に及ぼす圧力を解除可能である圧力解除部とを含み、給紙装置は、収納部から取り出される際に圧力解除部と当接する当接部を含み、圧接解除部は当接部との当接によりさばきローラの圧力を解除する。
上記画像形成装置において好ましくは、用紙幅規制部が用紙積載部に対して相対的に移動可能な距離は、給紙装置が収納部に収納された状態にある場合の当接部と圧力解除部との距離以上である。
本発明によれば、用紙の位置決め精度が良好な給紙装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像形成装置の構成を模式的に示す断面図である。 画像形成装置における画像形成部の構成を模式的に示す断面図である。 カセット取出状態の給紙カセットの構成を模式的に示す上面図である。 用紙幅規制ユニットおよび位置決め部の具体的構成を示す斜視図である。 用紙積載ユニットの具体的構成を示す斜視図である。 給紙カセットの具体的構成を示す下面図である。 給紙カセットを右奥底面側の方向から見た場合の、給紙カセットの具体的構成を示す斜視図である。 カセット取出状態の給紙カセットの構成を模式的に示す断面図である。 カセット収納状態の給紙カセットの構成を模式的に示す上面図である。 カセット収納状態の給紙カセットの構成を模式的に示す断面図である。 用紙積載ユニットに積載された用紙と、規制板との関係を模式的に示す上面図である。 本発明の一実施の形態の画像形成装置におけるさばきローラ付近の構成を模式的に示す断面図である。 さばきローラおよび圧力解除部の構成を模式的に示す端面の拡大図である。 図13のKで示した部分の拡大図である。 圧力解除部が下方向に移動した場合のさばきローラ付近の構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、本発明の一実施の形態における画像形成装置の構成を模式的に示す断面図である。なお図1においては、一部の構成がブロック図で示されている。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置500は、MFPであり、給紙部50と、画像形成部60と、原稿読み取り部70と、自動原稿送り部(ADF)80とを含んでいる。
自動原稿送り部80は、画像形成装置500の最上部に配置されている。自動原稿送り部80は、原稿セット部と原稿排出部とを含んでおり、原稿セット部にセットされた原稿を原稿読み取り部70へ搬送し、原稿読み取り部70で読み取られた後の原稿を原稿排出部に搬送するものである。
原稿読み取り部70は、自動原稿送り部80の下部に配置されている。原稿読み取り部70は、原稿セット部にセットされた原稿の画像を読み取って、その画像データを画像形成部60の制御部400(図2)へ送るものである。原稿読み取り部70は、原稿搬送方向に直交する方向に並んだ複数の読取画素を有するCCD(Charge Coupled Device)センサから構成される。
画像形成部60は、原稿読み取り部70の下部に配置されており、給紙部50は、画像形成部60の下部に配置されている。給紙部50は、画像形成装置500の筐体501(収納部の一例)の内壁面に形成された筐体側位置決め部51a〜51d(以降、筐体側位置決め部51a〜51dをまとめて筐体側位置決め部51と呼ぶことがある)と、筐体501に収納された4段の給紙カセット1a〜1d(給紙装置の一例)とを含んでいる(以降、給紙カセット1a〜1dをまとめて給紙カセット1と呼ぶことがある)。
筐体側位置決め部51a〜51dの各々は、各段の給紙カセット1a〜1dと接触することにより、給紙カセット1a〜1dの各々の用紙幅規制ユニット2(図3)を位置決めする部分である。筐体側位置決め部51a〜51dの各々は同一平面で構成されていることが好ましい。各段の給紙カセット1には、たとえば互いに異なるサイズの画像形成用の用紙Sが保管されている。給紙カセット1は矢印A1で示す方向に移動させることにより筐体501に収納され、矢印A2で示す方向に移動させることにより筐体501から引き出される(以降、矢印A1で示す方向を収納方向A1と呼び、矢印A2で示す方向を取出方向と呼ぶことがある)。収納方向A1および取出方向A2はいずれも、給紙カセット1に保管された用紙Sの幅方向SWに沿った方向となっている。また、用紙の給紙方向は、用紙の幅方向SWとは直交する方向(つまり紙面に垂直な方向)となっている。図1において、給紙カセット1b〜1dの各々は筐体501に完全に収納された状態(以降、この状態を「カセット収納状態」と呼ぶことがある)にあり、給紙カセット1aは、筐体501から取出方向A2に完全に取り出された(引き出された)状態(以降、この状態を「カセット取出状態」と呼ぶことがある)にある。カセット取出状態は、給紙カセット1に用紙Sをセットする時(用紙セット時)の給紙カセット1の状態である。給紙部50の詳細な構成については後述する。
[画像形成部の構成]
続いて、画像形成部60の構成について詳細に説明する。図2は、画像形成装置における画像形成部の構成を模式的に示す断面図である。
図2を参照して、画像形成部60は、用紙搬送部100と、トナー像形成部200と、定着部300と、制御部400とを主に含んでいる。用紙搬送部100は、通紙経路Rに沿って用紙を搬送するための複数のローラ(図示無し)を含んでいる。
画像形成時には、給紙部50から1枚ずつ用紙が給紙され、通紙経路Rに沿って図2中下側から搬送される。給紙部50から給紙された用紙は、用紙搬送部100のローラによってトナー像形成部200の2次転写ローラ240へ搬送され、トナー像が形成される。
トナー像形成部200は、いわゆるタンデム方式で、必要に応じてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)のYMCKの4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成する。トナー像形成部200は、4組の作像ユニット210Y、210M、210C、210K(以降、これらをまとめて作像ユニット210と呼ぶことがある。)と、1次転写ローラ220と、中間転写ベルト230と、2次転写ローラ240と、露光部250などで構成されている。
作像ユニット210の各々は、中間転写ベルト230の直下に並置されている。作像ユニット210の各々は、中間転写ベルト230を挟んで、それぞれの作像ユニット210に対応する1次転写ローラ220と対向して配置されている。中間転写ベルト230は、環状であり、2つのローラ231、232の間に架けわたされている。中間転写ベルト230は、ローラ231および232の回転によって図2中G1で示す方向に回転駆動される。2次転写ローラ240は、中間転写ベルト230を挟んでローラ232と対向するように配置されている。中間転写ベルト230と2次転写ローラ240との間隔は、圧接離間機構(図示無し)により調整される。露光部250は、各作像ユニット210の感光体上にレーザ光LBを走査可能に配置されている。
作像ユニット210Y、210M、210C、210Kのうち、ここではイエローのトナーによる画像を形成するため作像ユニット210Yを例にとって説明する。作像ユニット210Yは、感光体211Yと、帯電器212Yと、現像装置213Yと、クリーナ部214Yとを備えている。感光体211Yは、1次転写ローラ220と対向する位置に配置されている。感光体211Yの外周には、帯電器212Y、現像装置213Y、およびクリーナ部214Yが配置されている。
トナー像形成部200において、感光体211Yは図2中矢印G2で示す方向に回転する。帯電器212Yは感光体211Y上に電荷を供給し、感光体211Yを一様に帯電させる。露光部250は、画像形成の指示を受けた画像データに基づいて、一様に帯電した感光体211Y上にレーザ光LBを走査する。これにより、感光体211Y上に潜像が形成される。現像装置213Yは、感光体211Y上にトナーを供給する。これにより、感光体211Y上の潜像が現像され、感光体211Y上にトナー像が形成される。感光体211Y上の残トナーはクリーナ部214Yによって除去され、廃トナー収容部(図示無し)に回収される。
なお、他の作像ユニット210M、210C、210Kの各々の構成および動作は、作像ユニット210Yの構成および動作と同じであるので、その説明は繰り返さない。
高電圧が印加された1次転写ローラ220の各々は、4組の作像ユニット210の各々の感光体上のトナー像を中間転写ベルト230に転写し、その中間転写ベルト230上に、用紙に形成する4色分のトナー像の鏡像を形成する(1次転写)。その後、高電圧が印加された2次転写ローラ240は、中間転写ベルト230に形成されたトナー像を用紙に転写し、用紙上にトナー像を形成する(2次転写)。
定着部300は、加熱ローラ310と、加圧ローラ320とを有している。加熱ローラ310は、その内部に設けられたIHコイルやヒータにより加熱される。定着部300は、トナー像形成部200によってトナー像が形成された用紙を、加熱ローラ310と加圧ローラ320とで挟みながら搬送し、その用紙に加熱および加圧を行う。これにより、定着部300は、用紙に付着したトナーを熱に溶融させて用紙に定着させる。
定着部300によってトナー像が定着された用紙は、排紙トレイ101へ排出される。
制御部400は、画像形成部60、原稿読み取り部70、および自動原稿送り部80などを制御する部分である。制御部400は、HDD(Hard disk drive)と、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、ネットワークコントローラとを含んでいる。
HDDは、ネットワークコントローラを介して外部から送られたプリントデータなどのデータや、原稿読み取り部70で読み取った画像データなどを記憶する。
CPUは、スキャンジョブ、コピージョブ、およびプリントジョブなど、画像形成装置500全体の制御を行う。CPUは、所定の処理を行うことにより、ROM、RAMのデータの読み込みや、ROM、RAMへのデータの書き込みを行う。
ROMは、たとえばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROMには、資料印刷処理のためのプログラムを含む画像形成装置500の動作を行うための各種プログラムと、各種固定データとが格納されている。ROMは、書換え不可能なものであってもよい。
RAMは、CPUのメインメモリである。RAMは、CPUが制御プログラムを実行するときに必要なデータを記憶するためなどに用いられる。
ネットワークコントローラは、CPUからの指示に従って、TCP/IPなどの通信プロトコルによって、LANなどを介して他のMFPやPCなどの外部機器との通信を行う。
[給紙カセットの構成]
次に、給紙カセット1の構成について詳細に説明する。図3は、カセット取出状態の給紙カセットの構成を模式的に示す上面図である。図4は、用紙幅規制ユニットおよび位置決め部の具体的構成を示す斜視図である。図5は、用紙積載ユニットの具体的構成を示す斜視図である。なお図3においては、上面図において実際には見えない部分が点線で示されている。
図3を参照して、給紙カセット1は、用紙幅規制ユニット(用紙幅規制部の一例)2と、用紙積載ユニット(用紙積載部の一例)3と、底板4(被押圧部の一例)とを備えている。用紙幅規制ユニット2は、用紙積載ユニット3に対して収納方向A1(用紙幅規制方向)に沿って可動となるように取り付けられており、収納方向A1(カセット背面側)へバネ28(付勢部の一例)により付勢されている。またカセット収納時には、底板4の位置決め部41を筐体側位置決め部51(図1)に突き当てることにより、用紙幅規制ユニット2は位置決めされる。
図3および図4を参照して、用紙幅規制ユニット2は、用紙積載ユニット3に積載された用紙の幅方向SWの位置を規制する部分であり、2つの規制板(サイド規制板ユニット)21aおよび21b(用紙幅規制板の一例)と、2つの棒状部材22aおよび22bと、ピニオン23とを含んでいる。2つの規制板21aおよび21bの各々は、規制板21aと規制板21bとの間に配置された用紙の端面を、その平面によって押圧することにより、用紙の幅方向SWの位置を規制するものである。規制板21aおよび21bの各々の平面は、収納方向A1に対して直交するように、互いに平行に配置されている。規制板21aおよび21bの各々には棒状部材22aおよび22bの各々が取り付けられている。棒状部材22aおよび22bの各々は、収納方向A1に対して平行に突出している。棒状部材22aおよび22bの各々における互いに対向する側部には、ラック27aおよび27bの各々が形成されている。ラック27aおよび27bの各々は、棒状部材22aと棒状部材22bとの間に設けられたピニオン23と噛み合っている。これにより、ピニオン23の回転により2つの規制板21aおよび21bの距離Xが用紙の幅に調節可能となっている。
図3および図5を参照して、用紙積載ユニット3は、用紙を積載する部分であり、底面31と、奥側壁面32aと、取手が設けられた手前側壁面32bと、左側壁面32cと、右側壁面32dと、開口部34と、当接部36とを含んでいる。底面31は用紙幅規制ユニット2が配置される部分であり、奥側壁面32a、手前側壁面32b、左側壁面32c、および右側壁面32dの各々は、底面31から上方に延在している。奥側壁面32aと手前側壁面32bとは互いに平行に配置されており、左側壁面32cと右側壁面32dとは互いに平行に配置されている。また、左側壁面32cおよび右側壁面32dの各々は、奥側壁面32aよりも収納方向A1に突出している。左側壁面32cおよび右側壁面32dの各々が筐体501に設けられた溝部(図示無し)と係合することにより、給紙カセット1は収納方向A1に沿って移動可能となっており、かつ筐体501の各段に収納可能となっている。開口部34は、収納方向A1に沿って延在した形状で底面31に形成されている。当接部36は、右側壁面32dから外部へ突出するように形成されている。
図6および図7は、給紙カセットの具体的構成を示す図である。図6は下面図であり、図7は給紙カセットを右奥底面側の方向から見た場合の斜視図である。
図6および図7を参照して、用紙幅規制ユニット2および底板4が用紙積載ユニット3に取り付けられた構成では、ピニオン23の回転軸23aは、用紙積載ユニット3の底面31に形成された開口部34(図5)を通って底面31の下面側に突出している。回転軸23aの端部は、底面31の下面側に配置された底板4に対して回転可能に取り付けられている。言い換えれば、底板4は、ピニオン23によって用紙幅規制ユニット2に取り付けられており、用紙幅規制ユニット2および底板4は一体化している。底板4は、用紙幅規制ユニット2から収納方向A1へ突出している。突出した部分は位置決め部41(用紙幅規制ユニット位置決め部またはサイド規制板ユニット位置決め部)となっており、位置決め部41は用紙積載ユニット3の奥側壁面32aと平行に(鉛直に)、上方に向かって折れ曲がっている。底面31には収納方向A1に沿って溝35が形成されており、底板4は溝35内に配置されることにより、図6中横方向(収納方向A1に対して直交する方向)の移動が規制される一方で、溝35内を収納方向A1に沿って移動可能である。底板4の移動に伴って、回転軸23aは開口部34内を収納方向A1に沿って移動する。その結果用紙幅規制ユニット2は、用紙の幅方向SWの位置を規制した状態で、収納方向A1に沿って用紙積載ユニット3に対して相対的に移動可能となっている。用紙幅規制ユニット2および底板4の移動方向は矢印Cで示されている。
用紙幅規制ユニット2は、溝35内に設けられたバネ(付勢部の一例)28をさらに含んでいる。バネ28は、用紙幅規制ユニット2および底板4を、用紙積載ユニット3に対して相対的に収納方向A1へ付勢している。
[給紙カセットの動作]
続いて、カセット収納時およびカセット取出時における給紙カセットの動作について説明する。
図8は、カセット取出状態の給紙カセットの構成を模式的に示す断面図である。
図3および図8を参照して、カセット取出状態では、用紙幅規制ユニット2は、バネ28の付勢力により用紙幅規制ユニット2が移動可能な範囲内で最も収納方向A1側(奥側壁面32a側)の位置にある。その結果、用紙幅規制ユニット2のセンターライン(用紙幅規制ユニット2によって規制された用紙の幅方向の中心線)は、点線CE2で示す位置になる。用紙幅規制ユニット2は、後述する点線CE1で示す位置(通紙センター位置)よりも、収納方向A1側(カセット背面側)へたとえば約7mmオフセットしている。
図9および図10は、カセット収納状態の給紙カセットの構成を模式的に示す図である。図9は上面図であり、図10は断面図である。
図9および図10を参照して、カセット収納時(筐体501内へ給紙カセット1が押し込まれる際)には、給紙カセット1は収納方向A1に移動される。給紙カセット1が収納方向A1に移動されると、給紙カセット1が筐体501に完全に収納される直前に、底板4の位置決め部41は筐体側位置決め部51と接触する。そして位置決め部41は、筐体側位置決め部51から矢印F1で示す押圧力(以降、押圧力F1と呼ぶ)を受け始める。押圧力F1は取出方向A2と一致する方向(収納方向A1とは反対の方向)の力である。位置決め部41が筐体側位置決め部51(本体側の位置決め部材)から押圧力F1を受けると、バネ28が縮んで、用紙幅規制ユニット2および底板4が移動する。用紙幅規制ユニット2および底板4は、収納方向A1とは反対の方向に向かって、用紙積載ユニット3に対して相対的に移動する。その結果カセット収納状態では、取出方向A2に(手前に)オフセット分だけ押し出され、用紙積載ユニット3に対する相対的な位置が規制される。用紙幅規制ユニット2のセンターラインは、点線CE1で示す位置から距離D1だけ移動して点線CE1で示す位置となり、画像形成部60の通紙センター位置SCEと一致する。通紙センター位置SCEとは、画像形成部60の通紙経路Rに沿って搬送される用紙の、搬送方向に対して垂直な方向の中心位置である。
つまり距離D1は、用紙幅規制ユニット2が用紙積載ユニット3に対して相対的に移動可能な距離に等しい。距離D1は、収納方向A1に沿った開口部34の長さによって規定されてもよいし、収納方向A1に沿った開口部34の長さが十分に長い場合には、バネ28の付勢力によって規定されてもよい。
カセット引出時(筐体501内から給紙カセット1が取り出される際)には、給紙カセット1はカセット収納状態から取出方向A2に移動される。給紙カセット1が取出方向A2に移動されると、給紙カセット1が距離D1だけ移動される間は、バネ28の付勢力が弱められつつ用紙積載ユニット3が筐体501に対して相対的に移動する一方で、用紙幅規制ユニット2は用紙積載ユニット3に対して相対的に収納方向A1側に移動する(用紙幅規制ユニット2は筐体501に対して静止している)。用紙幅規制ユニット2は、最も収納方向A1側の位置(図8)まで移動する。そして給紙カセット1が距離D1を超えて移動されると、用紙幅規制ユニット2は用紙積載ユニット3と一体的に取出方向A2に引き出される。
図11は、用紙積載ユニットに積載された用紙と、規制板との関係を模式的に示す上面図である。
図9〜図11を参照して、給紙カセット1への用紙セット時には、用紙積載ユニット3上に用紙Sが配置された後、用紙Sの幅に合わせて規制板21aおよび21bの位置が調節される。この時、ラック27aおよび27bとピニオン23とのかみ合い精度の誤差などに起因して、規制板21aおよび21bの距離Xが用紙Sの幅と一致せず、用紙Sの幅よりも大きくなり得る。この場合、用紙Sは規制板21aおよび21bに対して傾き、用紙Sと、規制板21aおよび21bとの間にはクリアランスが発生し得る。図11では、規制板21aと規制板21bとによって規制された用紙Sが最大限傾いた際に生じる、用紙Sと規制板21aとの用紙の幅方向(収納方向A1および取出方向A2に沿った方向)のクリアランスをクリアランスCLとして示している。
この用紙Sの傾きは、カセット収納時に修正することが可能である。すなわち、用紙幅規制ユニット2が取出方向A2に移動する際に、用紙Sの端面S1には、規制板21bから取出方向A2の押圧力F2が加えられる。これにより、用紙Sの端面S1が規制板21bに対して平行に揃えられる。したがって、用紙Sの傾きを効果的に修正するためには、規制板21bがクリアランスCL以上の距離だけ取出方向A2に移動するように、距離D1がクリアランスCL以上の値に設定されることが好ましい。
[さばきローラの動作]
図12は、本発明の一実施の形態の画像形成装置におけるさばきローラ付近の構成を模式的に示す断面図である。なお図12では、給紙カセット1の手前側(図1の左側、図3の下側)から見た場合の断面が示されている。また矢印A3は、給紙カセット1から用紙が給紙される方向を示している。この給紙方向は、用紙の幅方向(収納方向A1および取出方向A2に沿った方向)と直交する方向となっている。
図3および図12を参照して、画像形成部60の用紙搬送部100は、ピックアップローラ61と、給紙ローラ62と、さばきローラ63とを含んでいる。ピックアップローラ61は通紙経路Rに沿って給紙カセット1に最も近い位置に配置されており、給紙ローラ62およびさばきローラ63はピックアップローラ61よりも通紙経路Rの下流側(2次転写ローラ240(図2)に近い側)において、互いに対向するように配置されている。
画像形成前(画像形成の待機時)には、給紙カセット1内の用紙は、矢印R1で示す方向に回転するピックアップローラ61によって、給紙ローラ62とさばきローラ63との間に給紙され、給紙ローラ62とさばきローラ63との間に挟み込まれた状態で保持される。さばきローラ63は、用紙に対して圧力を加えながら接触する(圧接する)ことにより用紙を保持する。
画像形成時には、給紙ローラ62には、用紙を通紙経路Rの下流側へ搬送する方向(矢印R2で示す方向)に駆動力が付与される。これに対し、さばきローラ63には、用紙を給紙カセット1に戻す方向(矢印R3で示す方向)に駆動力が付与される。給紙ローラ62とさばきローラ63とは互いに異なる方向に回転するので、ピックアップローラ61によって用紙が2枚重なった状態で給紙された場合には、上下の用紙の間で滑りが生じて、さばきローラ63と接している下側の用紙は、さばきローラ63の回転によって給紙カセット1側に戻され、給紙ローラ62の下面と接している上側の用紙のみが通紙経路Rの下流側へ搬送される。また、ピックアップローラ61によって用紙が1枚だけ給紙された場合には、用紙とさばきローラ63との摩擦力が大きくなり、さばきローラ63は、用紙下面から受ける摩擦力によって、矢印R3で示す駆動方向とは逆の方向に回転する。その結果用紙は、給紙ローラ62からの摩擦力によって、通紙経路Rの下流側へ搬送される。
図13は、さばきローラおよび圧力解除部の構成を模式的に示す端面の拡大図である。図14は、図13のKで示した部分の拡大図である。なお図13および図14においては、給紙カセット1の右側壁面側(図1の正面側、図3の右側)から見た場合の端面が示されている。
図13および図14を参照して、画像形成部60の用紙搬送部100は、さばきローラ63の下部に取り付けられた圧力解除部(圧接解除部)64をさらに含んでいる。圧力解除部64は、さばきローラ63から給紙カセット1の右側壁面32dの外側に垂下しており、図13中上下方向に移動可能となっている。また圧力解除部64は、収納方向A1に対して傾斜した面を含む傾斜部64a(レバー)を含んでいる。
用紙積載ユニット3の当接部36はその先端部に傾斜部36aを有しており、給紙カセット1がカセット収納状態にある場合に、傾斜部36aは傾斜部64aと対向している。傾斜部36aは傾斜部64aに対応する形状を有している。この場合の傾斜部64aと傾斜部36aとの距離は、距離D2として表される。距離D2は、用紙積載ユニット3の当接部36と筐体501側の圧力解除部64とのクリアランスに相当する。
カセット取出時に、当接部36は取出方向A2に移動し、静止した状態の圧力解除部64の傾斜部64aと当接する。当接部36が取出方向A2に移動するに従って、傾斜部64aにおける傾斜部36aとの接触位置は、取出方向A2側に移動し、圧力解除部64は、矢印Eで示すように下方向に移動する。
図15は、圧力解除部が下方向に移動した場合のさばきローラ付近の構成を模式的に示す断面図である。なお図15においては、図12と同じ方向から見た場合の断面が示されている。
図15を参照して、圧力解除部64の下方向への移動に伴ってさばきローラ63も下方向に移動する。その結果、さばきローラ63と給紙ローラ62との間に挟み込まれた用紙へさばきローラ63が及ぼす圧力(さばきローラのロック)が解放され、用紙は給紙カセット1へ戻される。これにより、カセット取出時にさばきローラ63の圧力により用紙がシワになる事態を回避することができる。
カセット取出時には、用紙幅規制ユニット2が筐体501に対して相対的に動き出す前に、さばきローラ63と給紙ローラ62との間に挟み込まれた用紙が給紙カセット1へ戻されることが好ましい。このような機能を実現するためには、用紙幅規制ユニット2が用紙積載ユニット3に対して相対的に移動可能な距離である距離D1が、カセット収納状態における当接部36と圧力解除部64とのクリアランスである距離D2以上である必要がある。
なお、図11に示すクリアランスCL、つまり、用紙Sが最大限傾いた際に生じる用紙Sと規制板21aとの用紙幅方向のクリアランスCLがたとえば約2mmであり、距離D2がたとえば約5mmである場合には、部品精度などを考慮して、距離D1は7mm程度とされることが好ましい。
[実施の形態の効果]
上述の実施の形態における給紙カセットは、用紙積載ユニットと用紙幅規制ユニットとの2つのユニットから構成され、用紙幅規制ユニットは用紙積載ユニットに対して用紙幅規制方向へ可動となるように取付けられている。用紙幅規制ユニットは、カセット取出状態(カセット引抜状態、用紙セット時)では通紙センター位置から用紙幅規制方向へ可動距離分オフセットした位置にあり、カセット収納状態(カセットセット状態)では筐体側(本体側)の位置決め部材により通紙センターへ位置決めされる構成となっている。
上記構成することにより、用紙幅規制ユニットの位置決めを筐体側位置決め部によって行うことができる。したがって、用紙幅規制ユニットの通紙センター位置への位置決めが用紙積載ユニットを介することなくダイレクトに行うことができるために、用紙の位置決め精度が良好になる。また、画像形成装置に複数段の給紙カセットが設けられる場合には、各段の通紙センター位置の個別調整の必要が無くなり、用紙の位置決めが容易になる。
また、バネにより用紙幅規制ユニットおよび位置決め部を収納方向へ付勢することにより、バネの付勢力と筐体の押圧力とにより用紙幅規制ユニットの位置を容易に規制することができる。
また、位置決め部が用紙幅規制ユニットから収納方向へ突出する接触部を含んでいるので、カセット収納時に筐体から取出方向に押圧される構成を容易に実現することができる。
また、用紙積載ユニットの開口部を通じて位置決め部に対して回転可能に取り付けられる回転軸をピニオンは有しているので、開口部内をピニオンの回転軸が移動することにより、用紙幅規制ユニットが用紙積載ユニットに対して相対的に移動可能となる。また、位置決め部を用紙幅規制ユニットに固定するための構成と、ピニオンとが同一の部材により構成され、装置構成の簡略化を図ることができる。
また、上述の実施の形態における給紙カセットは、用紙幅規制ユニットの動作は給紙カセットの挿抜操作に連動する。給紙カセットは、カセット取出状態(カセット引抜(引出)状態、用紙セット時)においては、用紙幅規制ユニットのセンターラインは通紙センター位置から用紙幅方向(用紙幅規制方向)へ可動距離分オフセットした位置にあり、カセットセット状態においては、用紙幅規制ユニットのセンターラインは、筐体側位置決め部(筐体側の位置決め部材)により通紙センターへ位置決めされることを特徴としている。
また、上述の実施の形態における給紙カセットは、用紙幅規制ユニットの可動距離は用紙が用紙幅規制板間で最大限傾いた際に生じる用紙幅規制板とのクリアランス以上とすることを特徴としている。
上記構成とすることにより、用紙積載ユニット(用紙幅規制部、押上板)上の用紙束側面を用紙幅規制板にて一定距離(カセット収納時の用紙幅規制板の可動距離と、用紙幅規制板間で用紙が最大限傾いた際に生じる用紙幅規制板と用紙とのクリアランスとの差分の距離)以上押すことになるため、用紙を用紙幅規制板に倣わせることができる。このため、給紙カセットを引き出して用紙をセットする際に用紙幅規制板間で用紙が傾いた場合でも、カセット収納が完了した際(カセットセット完了時)に用紙が用紙幅規制板に倣うことで用紙の傾きが補正される。
さらに、上述の実施の形態における給紙カセットは、用紙積載ユニットに設けられた当接部(さばきローラ圧接解除部)と、筐体側に設けられた圧力解除部(さばきローラ圧接解除部)とを当接させることで、さばきローラの圧接解除を行い、用紙幅規制ユニットの可動距離は用紙積載ユニットの当接部と筐体側の圧力解除部との距離(クリアランス)以上であることを特徴としている。
上記構成とすることにより、用紙とさばきローラとの相対的な位置関係(通紙直角方向)が変化する前に、さばきローラの圧力解除を完了させることができるため、カセット取出時(カセット引抜時)の用紙破損や、給紙カセット背面への用紙落下などを防止することができる。
[その他]
上述の実施の形態においては、画像形成装置に4段の給紙カセットが収納される場合について示したが、画像形成装置に収納される給紙カセットの数は任意である。
上述の実施の形態においては、用紙幅規制ユニットが筐体側位置決め部によって位置決めされる場合について示したが、用紙幅規制ユニットは画像形成装置の筐体における後フレームなどによって位置決めされてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、カラーあるいはモノクロのプリンタ、コピー機、ファクシミリ装置(Fax)などのあらゆる画像形成装置に適用可能であり、ハイクオリティな画像形成装置に好適である。
1,1a〜1d 給紙カセット
2 用紙幅規制ユニット
3 用紙積載ユニット
4 底板
21a,21b 規制板
22a,22b 棒状部材
23 ピニオン
23a 回転軸
27a,27b ラック
28 バネ
31 底面
32a〜32d 壁面
34 開口部
35 溝
36 当接部
36a 傾斜部
41 位置決め部
50 給紙部
51,51a〜51d 筐体側位置決め部
60 画像形成部
61 ピックアップローラ
62 給紙ローラ
63 さばきローラ
64 圧力解除部
64a 傾斜部
70 原稿読み取り部
80 自動原稿送り部
100 用紙搬送部
101 排紙トレイ
200 トナー像形成部
210,210Y,210M,210C,210K 作像ユニット
211Y 感光体
212Y 帯電器
213Y 現像装置
214Y クリーナ部
220 1次転写ローラ
230 中間転写ベルト
231,232 ローラ
240 2次転写ローラ
250 露光部
300 定着部
310 加熱ローラ
320 加圧ローラ
400 制御部
500 画像形成装置
501 筐体

Claims (10)

  1. 収納部へ収納される給紙装置であって、
    用紙を積載する用紙積載部と、
    前記用紙積載部に積載された用紙の幅方向の位置を規制し、かつ収納時の前記給紙装置の収納方向に沿って前記用紙積載部に対して相対的に移動可能である用紙幅規制部と、
    前記用紙幅規制部に取り付けられ、かつ前記給紙装置が前記収納部へ収納された状態にある場合に、前記収納方向とは反対の方向の押圧力を前記収納部から受ける被押圧部とを備え、
    前記被押圧部が前記収納部から受ける押圧力により、前記用紙積載部に対する前記用紙幅規制部の相対的な位置が規制される、給紙装置。
  2. 前記用紙幅規制部および被押圧部を前記収納方向へ付勢する付勢力により、前記用紙積載部に対する前記用紙幅規制部の相対的な位置をさらに規制する付勢部をさらに備える、請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記被押圧部は、前記用紙幅規制部から前記収納方向へ突出している、請求項1または2に記載の給紙装置。
  4. 前記用紙幅規制部は、用紙の幅方向の位置を規制する2つの用紙幅規制板と、前記2つの用紙幅規制板の各々に取り付けられたラックと、前記ラックの各々と噛合し、かつ回転により前記2つの用紙幅規制板の距離を調節可能であるピニオンとを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 前記用紙積載部は、前記収納方向に沿って延在し、かつ底部に形成された開口部を含み、
    前記ピニオンは、前記開口部を通じて前記被押圧部に対して回転可能に取り付けられる回転軸を有する、請求項4に記載の給紙装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の給紙装置と、
    前記給紙装置を収納する収納部と、
    前記給紙装置によって給紙された用紙に画像を形成する画像形成部とを備えた、画像形成装置。
  7. 前記給紙装置が前記収納部から取り出された状態にある場合に、前記用紙幅規制部は移動可能な範囲内において前記用紙積載部に対して相対的に最も前記収納方向側の位置にあり、かつ前記給紙装置が前記収納部に収納された状態にある場合に、前記用紙幅規制部によって規制された用紙の幅方向の中心線が前記画像形成部の通紙センター位置と一致する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記用紙幅規制部が前記用紙積載部に対して相対的に移動可能な距離は、前記用紙幅規制部によって規制された用紙が最大限傾いた際に生じる、用紙の端面を押圧する用紙幅規制板と用紙とのクリアランスであって、用紙幅方向に沿ったクリアランス以上である、請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部は、画像形成の待機時に前記給紙装置から給紙された用紙を保持するさばきローラと、前記さばきローラに取り付けられ、かつ前記さばきローラが用紙に及ぼす圧力を解除可能である圧力解除部とを含み、
    前記給紙装置は、前記収納部から取り出される際に前記圧力解除部と当接する当接部を含み、
    前記圧接解除部は前記当接部との当接により前記さばきローラの圧力を解除する、請求項6〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記用紙幅規制部が前記用紙積載部に対して相対的に移動可能な距離は、前記給紙装置が前記収納部に収納された状態にある場合の前記当接部と前記圧力解除部との距離以上である、請求項9に記載の画像形成装置。
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JP2014156352A (ja) * 2013-01-18 2014-08-28 Canon Inc シート位置調整装置及び画像形成装置

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