JP2012001320A - ワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置 - Google Patents

ワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成にて、ウォームホイールがウォームを回転駆動する、所謂、逆転現象を防止することのできるワイヤーロープ巻取り機の逆転防止装置を提供する。
【解決手段】ワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置1は、基板2に取り付けられ、ウォームホイール102の歯に係合し、ウォームホイール102の回転に抵抗する力を付与する回転抑止作動手段3と、基板2に取り付けられ、回転抑止作動手段3をウォームホイール102の方へと付勢する押圧手段3と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウォームとウォームホイールとを備え、ウォームに取り付けたハンドルを操作することにより、ウォームホイールに一体に取り付けられたドラムにワイヤーロープを巻付け、或いは、解放して物の上げ下ろしなどに使用するワイヤーロープ巻取り機の逆転防止装置に関するものである。
従来、ウォームとウォームホイールとを備え、ウォームホイールに一体に取り付けられたドラムにワイヤーロープを巻付け、ワイヤーロープを巻取り、或いは、解放することにより物の上げ下ろしなどを行うワイヤーロープ巻取り機が幅広く使用されている。
例えば、石油精製工場では、タンクヤードの滞水を除去するために排水作業がしばしば必要とされる。図1、図2は、タンクヤードの排水設備(排水ピット)Pにて使用されているワイヤーロープ巻取り機100を示す。
ワイヤーロープ巻取り機100は、ウォーム101とウォームホイール102とを備え、ウォームホイール102に一体にワイヤーロープ巻取りドラム103が取付けられている。ドラム103に巻き付けられたワイヤーロープ200は、一端200aがガイドローラ104を経て排水設備に接続された回動自在の排水管(スイングパイプ)201の先端排水口202の近傍に連結されている。
斯かる排水設備では、作業者は、ウォーム101に取り付けられたハンドル105を操作することにより、ウォーム101を回転させ、その回転をウォームホイール102に伝える。ウォームホイール102の回転によりドラム103を回転させて、ワイヤーロープ200をドラム103に巻取り、或いは、ドラム103から解放する。これにより、排水管201の先端排水口202は、上方に或いは下方へと差し向けられる。
通常、ウォーム101とウォームホイール102を備えたワイヤーロープ巻取り機100は、ドラム103が一体に取付けられているウォームホイール102にトルク(回転駆動力)を掛けてもウォーム101が駆動されることはないように設計されている。所謂、セルフロック(自動締まり)と言われるものである。
しかしながら、図1に示すような排水設備における排水管201の排水口202の上げ下げに使用されるワイヤーロープ巻取り機100は、次のような問題が生じていた。
つまり、排水のために排水管201の先端排水口202を下方へと下げる操作(スイングダウン操作)を行う際には、作業者がハンドル105を操作し、ウォーム101を連続的に回転し、ドラム103のワイヤーロープ200を解放して行く。このとき、排水管201が垂直状態近傍(上方傾斜)位置(a)から水平状態位置(b)、更には下方傾斜位置(c)へと回動されるにつれて、排水管の重量及び排水管内に溜まった水(W)の重量のためにワイヤーロープ200を介してドラム103に大きな引張り力、即ち、回転トルク(駆動力)が掛かることとなる。これにより、セルフロックが利かなくなり、ウォームホイール102がウォーム101を回転駆動する、所謂、逆転現象が生じ、排水管201は急激に下方へと回動することとなる。この場合には、作業者の意図に反してハンドル105が急激に無制御に回転駆動されることになり、作業者がその回転を止めることは容易ではなくなり、作業者によるハンドル操作を不可とする。
なお、本特許出願人は、出願時点において、上記従来の問題を解決するための本発明に関連した装置等を開示する先行技術文献を見つけることができなかった。従って、先行技術文献情報を開示していない。
斯かる問題を解決するために、回動する排水管を小さくして排水管の重量及び排水管内の貯水量を小とすることが考えられるが、排水作業効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、簡単な構成にて、ウォームホイールがウォームを回転駆動する、所謂、逆転現象を防止することのできるワイヤーロープ巻取り機の逆転防止装置を提供することである。
上記目的は本発明に係るワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置にて達成される。要約すれば、本発明は、ウォームとウォームホイールとを備え、ウォームに取り付けたハンドルを操作することにより、ウォームホイールに一体に取り付けられたドラムに対するワイヤーロープの巻付け、解放を行うワイヤーロープ巻取り機の逆転防止装置であって、
基板と、
前記基板に取り付けられ、前記ウォームホイールの歯に係合し、前記ウォームホイールの回転に抵抗する力を付与する回転抑止作動手段と、
前記基板に取り付けられ、前記回転抑止作動手段を前記ウォームホイールの方へと付勢する押圧手段と、
を有することを特徴とするワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置である。
本発明の一実施態様によると、前記回転抑止作動手段は、前記基板に揺動自在に担持された作動アームと、前記作動アームに回転自在に取り付けられ、前記作動アームにより前記ウォームホイールの歯と歯との間に係合する第一の位置と前記ウォームホイールの歯先に当接する第二の位置との間で移動する作動ローラと、を備え、前記押圧手段は、前記作動アームに当接する当接部材と、前記当接部材を前記作動アームの方へと付勢する付勢部材とを備えている。
本発明の他の実施態様によると、前記作動アームの揺動中心と前記作動ローラの回転中心とを結ぶ軸線は、前記ウォームホイールの歯先円に対して90°以下の所定の角度(θ)とされ、前記作動ローラは、前記ワイヤーロープ巻取り機のワイヤーロープ解放のための回転方向に対して順方向となるように設置されている。
本発明の他の実施態様によると、前記作動ローラは、前記ウォームホイールの隣接する二つの歯の歯先間の距離より大とされる。
本発明のワイヤーロープ巻取り機の逆転防止装置によれば、簡単な構成にて、ウォームホイールがウォームを回転駆動する、所謂、逆転現象を防止することができる。
タンクヤードの排水設備(排水ピット)にて使用されているワイヤーロープ巻取り機を説明する斜視図である。 タンクヤードの排水設備(排水ピット)にて使用されているワイヤーロープ巻取り機を説明する平面図である。 本発明に係るワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置の一実施例を説明する斜視図である。 本発明に係るワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置の一実施例を説明する平面図であり、作動ローラが第一の位置にある。 本発明に係るワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置の一実施例を説明する平面図であり、作動ローラが第二の位置にある。 本発明に係るワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置の他の変更実施例を説明する平面図であり、作動ローラが第二の位置にある。
以下、本発明に係るワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図3に、本発明に係るワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置(以下、単に「逆転防止装置」という。)1の一実施例の全体構成を示す。本実施例にて、逆転防止装置1は、図1、図2を参照して説明した、石油精製工場におけるタンクヤードの排水設備(排水ピット)Pにて使用されているワイヤーロープ巻取り機100に設置されるものとして説明する。
ワイヤーロープ巻取り機100は、基台フレーム110に、ウォーム101とウォームホイール102が回転自在に支承されており、ウォームホイール102には一体にワイヤーロープ巻取りドラム103が取付けられている。図1、図2に示すように、ドラム103のワイヤーロープ200の先端200aは、ガイドローラ104を介して排水設備に接続された回動自在の排水管201の先端排水口202の近傍に連結されている。
ワイヤーロープ巻取り機100は、通常は、上述したように、所謂、セルフロック(自動締まり)により、ワイヤロープ巻取りドラム103が一体に取付けられているウォームホイール102にトルクが掛かってもウォーム101が回転駆動されることはない。
ウォーム101には一体にハンドル105が取付けられており、作業者がハンドル105を操作することによって、ウォーム101及びウォームホイール102を回動させ、排水管201の先端排水口202の上げ、下げ操作をすることができる。
本実施例の逆転防止装置1は、ワイヤーロープ巻取り機100のウォームホイール102に隣接して設置される。逆転防止装置1は、ワイヤーロープ巻取り機100の基台フレーム110に取付けられる基板2を有している。基板2には、ウォームホイール102の歯102aに係合し、ウォームホイール102の回転に抵抗する力を付与するウォームホイール回転抑止作動手段3と、ウォームホイール回転抑止作動手段3をウォームホイール102の方へと付勢する押圧手段4とが取付けられている。
以下、更に、ウォームホイール回転抑止作動手段3及び押圧手段4について説明する。
(ウォームホイール回転抑止作動手段)
図4、図5をも参照すると、ウォームホイール回転抑止作動手段(以下、単に「作動手段」という。)3は、一端31aが、回転中心Oaを持つ枢軸32にて基板2に揺動自在に取り付けられた作動アーム31と、作動アーム31の他端31bに回転自在に取り付けられた作動ローラ33とを備えている。好ましくは、作動ローラ33の直径Dは、ウォームホイール102の隣り合った二つの歯102a、102aの歯先102bと歯先102bの間の歯先間距離Sより大とされる。つまり、作動ローラ33の回転中心Obは、歯先円102Aよりウォームホイール102の半径方向外方に位置するようにする。この構成により、作動ローラ33がウォームホイール102の歯102aと歯102aの間(谷部102c)に落ち込むにも拘らず、ウォームホイール102の何れの方向への回転をも可能とすることができる。
本実施例では、図3〜図5にて、ウォーム101のハンドル105を時計方向(矢印F方向)、即ち、ウォームホイール102を時計方向に回転することにより、ワイヤーロープ200をドラム103に巻取り、排水管201を水平状態から垂直状態方向へと回転させる。従って、ウォーム101のハンドル105を反時計方向(矢印R方向)、即ち、ウォームホイール102を反時計方向に回転することにより、ワイヤーロープ200をドラム103から解放し、排水管201を垂直状態から水平状態へと回転させる。
ここで、本実施例では、作動アーム31の枢軸32の中心Oaと、作動ローラ33の回転中心Obとを結ぶ軸線Oa−Obは、ウォームホイール102の歯先円102Aに対して90°以下の、通常、30°〜60°の範囲の所定の角度(θ)で傾斜して設けられている。即ち、作動ローラ33は、ウォームホイール102の反時計方向への回転に対して順方向に、また、ウォームホイール102の時計方向に対して逆方向(カウンター)にてウォームホイールの外周に当接するように設置される。従って、作動アーム31は、枢軸32の中心Oaを回転中心として、作動ローラ33がウォームホイール102の回転に伴い(反時計方向又は時計方向の何れの回転においても)、図4に示す、ウォームホイール102の歯102aと歯102aの間(谷部102c)に落ち込んだ位置(第一の位置)と、図5に示す、歯先102bに乗り上げた位置(第二の位置)との間で移動可能となるように揺動運動することができる。
つまり、作動手段3は、作動ローラ33がウォームホイール102の歯102aに係合し、また、押圧手段4によりウォームホイール102側へと押圧されることにより、ウォームホイール102の回転に抵抗する力を付与する機能をなす。
(押圧手段)
図4、図5をも参照すると、押圧手段4は、基板2に対して直立して固定された支持板21、22を備えている。この両支持板21、22は、所定の距離L1離間して互いに平行に設置されている。また、両支持板21、22には、往復移動軸41が貫通するように、往復移動軸の軸線方向に同中心にて貫通穴21a、22aが形成されている。この貫通穴21a、22aを貫通して設置された往復移動軸41は、一側の端部近傍41aが両支持板21、22に往復動自在に担持されている。両支持板21、22に担持されていない往復移動軸41の他方側の先端41bには、作動アーム31の側面31cに当接する、例えば円盤状の当接部材42が固定されている。
また、当接部材42と支持板21との間には、往復移動軸41の外周を囲包して同中心にて、付勢部材としての圧縮コイルばね43が配置される。即ち、圧縮コイルばね43は、当接部材42を作動アーム31の側面31cに押し付けるように作用する。
本実施例では、圧縮コイルばね43により作動アーム側面31c方向へと付勢されている往復移動軸41の抜け止め部材として、両支持板21、22の間にて、支持板21に近接してストッパ44が止めねじ45などを利用して往復移動軸41に取付けられている。もし、往復移動軸41として長尺のボルトを使用した場合には、図6に示すように、当接部材42は、ボルトヘッドを利用することができ、また、ストッパ44は、ボルトのねじ軸に螺合するナットとすることができる。
勿論、ストッパ44は、往復移動軸41に対する取付位置を調整することにより、当接部材42の作動アーム31に対する当接位置(当接圧)を微調整することができる。
尚、本実施例では、当接部材42の往復運動を案内する案内支持板46を基板2に設けている。これにより、当接部材42が作動アーム31に当接することによる作動アーム31からの反力により往復移動軸41を撓ませることを防止することができ、往復移動軸41の長手軸線方向に沿った円滑な往復移動を可能とする。
(作動)
上記構成とされる本実施例の逆転防止装置1の作動態様について説明する。
本実施例では、上述したように、図3〜図5にて、ウォーム101のハンドル105を時計方向(図3にて矢印F方向)に回し、即ち、ウォームホイール102を時計方向に回転させる。これにより、ワイヤーロープ200をドラム103に巻取り、排水管201を水平状態から垂直方向へと回転させることができる。通常、排水管201は、図1に示すように、垂直状態近傍位置、即ち、垂直状態より幾分(10°〜30°程度)水平状態へと傾いた傾斜状態に維持されている。
この状態では、上述したように、ウォーム101とウォームホイール102を備えたワイヤーロープ巻取り機100は、所謂、セルフロック(自動締まり)により、ウォームホイール102にトルクを掛けてもウォーム101が駆動されることはない。
ここで、排水のために排水管201を下げる操作(スイングダウン操作)を行うに際しては、作業者は、ハンドル105を操作し、本実施例では、ウォーム101のハンドル105を反時計方向(図3にて矢印R方向)に回転することにより、ウォーム101及びドラム103を反時計方向に回転し、ドラム103のワイヤーロープ200をドラム103から解放して行く。このとき、排水管201が垂直状態から水平状態へと、即ち、排水管201の先端排出口202が水平位置状態へと回動されるにつれて、排水管201の重量及び排水管内に溜まった水(W)の重量のためにワイヤーロープ200を介してドラム103に大きな引張り力、即ち、回転トルク(ウォームホイール駆動力)が掛かることとなる。
本発明によれば、ワイヤーロープ巻取り機100には、上記実施例にて説明した構成の逆転防止装置1が設置されており、従って、従来生じていた問題、即ち、セルフロックが利かなくなり、ウォームホイール102がウォーム101を回転駆動する、所謂、逆転現象が生じ、排水管201が急激に下方へと回動する、といった状態は阻止される。
即ち、本実施例によれば、作動手段3の作動アーム31は、押圧手段4により、図3〜図5にて、揺動中心Oaを中心として反時計方向へと付勢されている。つまり、押圧手段4の当接部材42が作動アーム31の側面31cに当接しており、押圧手段4の圧縮コイルばね43の押圧力により、作動アーム31の先端の当接ローラ33がウォームホイール102の外周に押圧されている。
図4に示すように、ウォームホイール102の歯102aと歯102aの間102cに落ち込んだ位置にある当接ローラ33は、ウォームホイール102が矢印(反時計方向)へと回転されるとウォームホイール102の歯102aにより押圧され、即ち、ウォームホイール102にウォームホイール102の回転を抑止する力を与えながら、作動アーム31は、押圧手段4の付勢力に抗して揺動中心Oaの周りに時計方向へと回転する。従って、当接ローラ33は、図5に示すように、ウォームホイール102の歯先部102cに乗り上げることとなる。
更に、ウォームホイール102が矢印方向(反時計方向)へと回転されると、ウォームホイール102の歯先部102cに乗り上げていた当接ローラ33は、作動アーム31が押圧手段4により揺動中心Oaの周りに反時計方向へと付勢されていることにより、図4に示すように、再度、ウォームホイール102の歯102aと歯102aの間102cに落ち込む。
このように、ウォーム101のハンドル105を反時計方向に回転することによりドラム103のワイヤーロープ200を解放して行くに際しても、ウォームホイール102には、歯102aと歯102aの間102cに当接ローラ33が嵌り込むことによりウォームホイール102の回転に対して抵抗が加えられ、ウォームホイール102には間欠的に大きな回転方向とは逆方向の負荷が付与される。このため、スイングダウン操作時に、セルフロックが利かなくなりウォームホイール102が無制御に回転し出す、所謂、逆転現象の発生を有効に防止することができる。
本実施例の逆転防止装置1の構成では、押圧手段4による当接ローラ33のウォームホイール102に対する押圧力(当接圧)は重要であり、使用する圧縮コイルばね43の線径等の仕様、或いは、支持板21の位置を調整し、当接部材42と支持板21との間の距離L2を変更するなどして当接ローラ33のウォームホイール102に対する当接圧を調整した。
一つの具体的寸法例を挙げれば、次の通りである。
・作動アーム31の有効アーム長さL:30mm
・作動アーム31の傾斜角度θ:50°
・作動ローラ33の材質及び直径:真鍮、D=16mm
・圧縮コイルばね43
ばね材及び線径d:SAE9254、d=3mm
コイル内径:10mm
コイル総巻数:14turn
自由長:40mm
圧縮長:28mm
本実施例の逆転防止装置1をワイヤーロープ巻取り機100に設置することにより、ウォームホイール102、即ち、ドラム103の逆転現象は完全に防止することができた。また、ワイヤーロープ200をドラム103に巻取り、排水管201を水平状態から垂直状態方向へと回転させる作業も又、何ら問題なく行うことができた。
1 ワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置
2 基板
3 ウォームホイール回転抑止作動手段
4 押圧手段
21、22 支持板
31 作動アーム
32 枢軸
33 作動ローラ
41 往復移動軸
42 当接部材
43 圧縮ばね
44 ストッパ
100 ワイヤーロープ巻取り機
101 ウォーム
102 ウォームホイール
103 ワイヤローム巻取りドラム
105 ハンドル
200 ワイヤーロープ
201 排水管(スイングパイプ)

Claims (4)

  1. ウォームとウォームホイールとを備え、ウォームに取り付けたハンドルを操作することにより、ウォームホイールに一体に取り付けられたドラムに対するワイヤーロープの巻付け、解放を行うワイヤーロープ巻取り機の逆転防止装置であって、
    基板と、
    前記基板に取り付けられ、前記ウォームホイールの歯に係合し、前記ウォームホイールの回転に抵抗する力を付与する回転抑止作動手段と、
    前記基板に取り付けられ、前記回転抑止作動手段を前記ウォームホイールの方へと付勢する押圧手段と、
    を有することを特徴とするワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置。
  2. 前記回転抑止作動手段は、前記基板に揺動自在に担持された作動アームと、前記作動アームに回転自在に取り付けられ、前記作動アームにより前記ウォームホイールの歯と歯との間に係合する第一の位置と前記ウォームホイールの歯先に当接する第二の位置との間で移動する作動ローラと、を備え、
    前記押圧手段は、前記作動アームに当接する当接部材と、前記当接部材を前記作動アームの方へと付勢する付勢部材とを備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置。
  3. 前記作動アームの揺動中心と前記作動ローラの回転中心とを結ぶ軸線は、前記ウォームホイールの歯先円に対して90°以下の所定の角度(θ)とされ、前記作動ローラは、前記ワイヤーロープ巻取り機のワイヤーロープ解放のための回転方向に対して順方向となるように設置されていることを特徴とする請求項2に記載のワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置。
  4. 前記作動ローラは、前記ウォームホイールの隣接する二つの歯の歯先間の距離より大とされることを特徴とする請求項3に記載のワイヤーロープ巻取り機逆転防止装置。
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