JP2011530339A - 使い捨て衛生用製品および衣料品の構成材に有用な、弾性の複合構造物の製造方法 - Google Patents

使い捨て衛生用製品および衣料品の構成材に有用な、弾性の複合構造物の製造方法 Download PDF

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Abstract

本明細書には、使い捨て衛生用製品または衣料品の構成材として使用することができる、または構成材に改変することができる弾性の複合構造物を製造するための製品および方法が開示される。少なくとも一層の比較的非弾性の基材、例えば不織材が、フィルムまたは一本もしくは複数の繊維またはフィラメントの形状の、特定の、選択されたタイプの、延伸されたポリウレタン材料に、ホットメルト接着剤で接着される。次に延伸されたポリウレタン材料が弛緩されて、それがギャザーまたは襞をもつ弾性の複合構造物を提供する。

Description

本発明は、使い捨て衛生用製品、例えばおむつ、の構成材として使用することができる、またはそれに転換することができる、弾性を付与された複合構造物の製造に関する。これらの複合構造物は、そのように製造される構造物に、伸縮性を付与するためのポリウレタンのフィルムまたはフィラメントを使用して、弾性が付与される。特定のタイプのポリウレタンまたはポリウレタン尿素は比較的高いドラフトまで延伸され、そしてその延伸された状態で、比較的高温で適用されるホットメルト接着剤により、少なくとも一層の比較的非弾性の基材に接着される。次に、延伸されたポリウレタン/基材の組み合わせ物が弛緩されそして縮められ、それにより、使い捨ておむつまたは他の使い捨て衛生用製品における使用、あるいは衣料品における使用、のための伸縮性構成材を提供することができる、弾性を付与された、ギャザーまたは襞をもつ伸縮性複合物を提供する。
関連技術のまとめ
使い捨ておむつの、例えば脚部バンドおよび他の構成材中へのエラストマー繊維、フィラメントおよび/またはフィルムの使用は長年知られてきた。これらの構成材を製造する典型的な方法において、スパンデックス繊維またはフィラメントまたは天然もしくは合成ゴムのフィルムストリップが特定のドラフトまで延伸され、そしてホットメルト接着剤を使用して、例えば一層または二層の不織材に接着される。これが、この構成材中またはその上にエラストマー繊維、フィラメントおよび/またはフィルムを取り込むことにより弾性を付与されるおむつの構成材、例えば不織材に優れた延伸性および回復性を与える。
この方法に使用される接着剤はしばしば、エラストマー繊維、フィラメントまたはフィルムと、弾性を付与されるおむつの構成物の材料、例えば不織布または不織材の間に優れた接着を形成するために、高温に加熱しなければならない接着剤である。この高温においては、エラストマー繊維、フィラメントまたはフィルムの破壊強度(break tenacity)は室温(〜75°F)(〜24℃)におけるその破壊強度より著しく低い。ホットメルト接着剤との接触点で経験される高温における、エラストマー繊維、フィラメントまたはフィルムの破壊強度が、室温においてそして弾性付与工程で使用されるドラフトにおいて、繊維、フィラメントまたはフィルムの最初の負荷力より低い場合は、繊維、フィラメントまたはフィルムは破損するであろう。従って、エラストマー繊維、フィラメントまたはフィルムが過剰な程度に延伸されるか、あるいは接着剤がエラストマーに接触する時に、余りに高温に加熱されると、衛生用製品の構成材のための、弾性の付与される材料を製造する工程中に、エラストマー繊維、フィラメントまたはフィルムにおける破損の過剰な事例が起るであろう。
スパンデックスおよびホットメルト接着剤によりおむつの構成物の材料に弾性を付与するための典型的な工程条件は、3.5〜4.5間のドラフト(250%〜350%の伸び率)におけるスパンデックス繊維および、接着剤が螺旋噴霧法により適用される時は、約260°F〜325°F(127℃〜177℃)の標準弾性付与(attachment)ホットメルト接着剤温度、の使用を伴う。熱接着剤が適用される時にスパンデックスの伸び率が4.5を超えて増加すると、接着剤適用地点におけるスパンデックスの切断事例は予期出来ないレベルに急速に増加する。接着剤の温度を約260°F(127℃)未満に低下させてスパンデックス繊維に対する熱負荷を減らすと、スパンデックスと、おむつの構成材、例えば不織物、の間の接着の完全性が、予期出来ないレベルまで低下する。
使い捨て衛生用製品の構成材に使用される弾性付与構造物の生産における、エラストマー繊維、フィラメントまたはフィルムの破損は極めて望ましくない。これは、エラストマーが破損すると、使い捨て製品の生産ラインを停止せねばならず;弾性を付与する繊維、フィラメントまたはフィルムを再度張り;そして装置を再開しなければならないからである。これは、例えばおむつの生産ラインの著しい時間のロスを引き起こし、多数の廃棄おむつをもたらす。
スパンデックスの接着剤の付加により弾性を付与された使い捨て衛生用製品の構成材の有用性にも拘わらず、材料の特定の組み合わせ(例えば特定のスパンデックス材料とホットメルト接着剤)並びにスパンデックス弾性付与剤のホットメルト接着剤との接触時に、最少のスパンデックス破損の発生を伴う、スパンデックス弾性付与材料の、より高いドラフト(伸び率)を許すような構成材に使用される複合構造物の製法、を確認することは有益であると考えられる。スパンデックスをより長く延伸することは、順次、一定数の構成材を弾性にするために、より少ないスパンデックスの使用を許し、それにより経費を最少にすると考えられる。あるいはまた、従来の弾性付与法に使用されるものに近い程度のみに高いドラフトポテンシャルをもつスパンデックスの延伸は、スパンデックスの、より少ない破損事例を誘発させる条件下での、ホットメルト接着剤の有効な使用を許し、それにより、更に低経費の方法を提供すると考えられる。
発明の要約
一つの態様は、弾性の複合構造物を含む製品並びに衣料品または使い捨て衛生用製品、例えば使い捨ておむつ、の中に取り入れるための構成材として使用することができる、またはそれに転換することができる、弾性の複合構造物を製造する方法に関する。
少なくとも一層の比較的非弾性の基材、ポリウレタン材料のソフトセグメントの基剤として、テトラヒドロフランおよびCもしくはCアルキレンオキシドを共重合させることにより誘導される構成単位を含んでなる、ポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールを含むポリグリコールを含む、フィルムおよび一本もしくは複数のフィラメントよりなる群から選択されるポリウレタン材料、ここでCもしくはCアルキレンオキシドから誘導される単位の部分は、前記のポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールの少なくとも15モル%を含んでなる、;並びに約260°F〜約350°F(約127℃〜約177℃)の温度を有するホットメルト接着剤、を含む製品。
他の態様は、
A)少なくとも一層の比較的非弾性の基材を提供し、
B)前記のポリウレタン材料のソフトセグメントの基剤として、テトラヒドロフランおよびCもしくはCアルキレンオキシドを共重合させることにより誘導される構成単位を含んでなる、ポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールを含んでなるポリグリコールを含んでなるフィルムおよび一本もしくは複数のフィラメントよりなる群から選択されるポリウレタン材料を提供し、ここでCもしくはCアルキレンオキシドから誘導される単位の部分は、前記のポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールの少なくとも15モル%を含む、
C)前記のポリウレタン材料を約4.5〜約5.5を超えるドラフトまで、少なくとも一方向に延伸し、
D)前記の少なくとも一層の比較的非弾性の基材の少なくとも片面および/または前記の延伸されたポリウレタン材料の少なくとも片面に、約260°F〜約350°F(約127℃〜約177℃)の温度を有するホットメルト接着剤を適用し、
E)前記の少なくとも一層の比較的非弾性の基材に前記の延伸されたポリウレタン材料を
接着させるために十分な条件下で、前記の少なくとも一層の比較的非弾性の基材および/または前記ポリウレタン材料の接着剤含有面を相互に接触させ、そして
F)前記の延伸されたポリウレタン材料を前記の少なくとも一層の比較的非弾性の基材に接着後、前記ポリウレタン材料を弛緩させ、それにより前記の弾性の複合構造物を提供する、
工程を含む、弾性の複合構造物を製造する方法である。
更に、
A)少なくとも一層の不織材を提供し、
B)更に、前記スパンデックス材料のソフトセグメントの基剤として、i)テトラヒドロフランおよびii)エチレンオキシドのグリコールコポリマーを含んでなるポリウレタン材料の複数のフィラメントを提供し、ここで前記エチレンオキシドは、前記のグリコールコポリマーの少なくとも15モル%を含んでなる、
C)前記の複数のスパンデックスフィラメントを約5.0〜約5.4のドラフトまで、少なくとも一方向に延伸し、
D)前記の少なくとも一層の不織材の少なくとも片面および/または前記の複数の延伸されたスパンデックス繊維の表面に、約300°F〜約325°F(約149℃〜約163℃)の温度を有するホットメルト接着剤を適用し、
E)前記の少なくとも一層の不織材に前記の複数の延伸フィラメントを接着させるために十分な条件下で、前記の少なくとも一層の不織材および前記の複数の延伸フィラメントの接着剤含有面を相互に接触させ、そして
F)前記の複数の延伸フィラメントを前記の少なくとも一層の不織材に接着後に、前記の複数の延伸フィラメントを弛緩させ、それにより前記の弾性の複合構造物を提供する、
工程を含む、使い捨て衛生用製品または衣料品の構成材料として使用される、またはそれへの転換に適する、弾性の複合構造物を製造する方法が含まれる。
更なる態様は、
A)実質的に同幅の、そして約10〜約40グラム/mの坪量を有する熱接着、スパンボンドまたはヒドロエンタングル・ウェブ(hydroentangled webs)の形状の、少なくとも二層の不織材を提供し、
B)更に、ソフトセグメントの基剤として、i)テトラヒドロフランおよびii)エチレンオキシドのグリコールコポリマーを含む、ポリウレタンまたはポリウレタン尿素材料の複数の繊維ライン(threadline)を提供し、ここで前記エチレンオキシドは、前記のグリコールコポリマーの約37モル%〜約70モル%を含んでなり、前記繊維ラインはそれぞれ少なくとも400デシテックスである、
C)前記複数の繊維ラインを前記の少なくとも二層の不織材の間に、不織材の幅1インチ(2.5cm)当たり少なくとも8本の繊維ラインがあるように配置された、実質的に平行で、等間隔に配置された繊維ラインの層として挿入し、
D)前記の各繊維ラインを、約4.5〜約5.5を超えるドラフトまで実質的に同程度に延伸し、
E)前記の繊維ラインの層に隣接する不織材の片面または両面に、そして/または前記の複数の延伸スパンデックス繊維ラインの表面に、約300°F〜約325°F(約149℃〜約163℃)の温度を有するホットメルト接着剤を適用し、
F)前記の不織材の隣接する両方の面に前記の複数の延伸スパンデックス繊維ラインを接着させるために十分な条件下で、前記の不織材および/または前記の複数の延伸繊維ラインの接着剤含有面を相互に接触させ、そして
G)前記の複数の延伸繊維ラインを、前記の少なくとも二層の不織材の両方の面に接着後、前記の複数の延伸繊維ラインを弛緩させ、それにより前記の弾性の多層複合ラミネート構造物を提供する、
工程を含む、弾性の多層複合ラミネート構造物を製造する方法である。
該方法においては、使い捨て衛生用製品または衣料品中への使用に適した弾性付与複合材料へのその後の転換のために、少なくとも一層の比較的非弾性の基材、例えば不織材が提供される。更に、特定のタイプのポリウレタンまたはポリウレタン尿素材料のフィルムまたは一本もしくは複数の繊維またはフィラメントが提供される。このようなポリウレタンまたはポリウレタン尿素材料は、そのソフトセグメントの基剤として、テトラヒドロフランおよびCもしくはCアルキレンオキシドを共重合させることにより製造することができる構成単位を含んでなる、ポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールを含むポリグリコールを含む。CもしくはCアルキレンオキシドから誘導される単位の部分は、本ポリウレタン中に、本ポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールの少なくとも15モル%、例えば15モル%〜80モル%を含まなければならない。Cアルキレンオキシドはエチレンオキシドであり、Cアルキレンオキシドは1,3−プロピレンオキシドまたは1,2−プロピレンオキシドであることができる。
ポリウレタン材料(フィルム、繊維またはフィラメントの形状)は少なくとも一方向に約4.5〜約6を超える、例えば約5.5までものドラフトまで延伸される。次に、約280°F〜約350°F(約138℃〜約177℃)の温度を有するホットメルト接着剤が、比較的非弾性の基材の少なくとも片面および/または、延伸されたポリウレタンフィルムまたは延伸された一本もしくは複数の繊維または一本もしくは複数のフィラメントの少なくとも一つの面に適用される。次に、延伸されたポリウレタンフィルムまたは延伸された一本もしくは複数の繊維または一本もしくは複数のフィラメントを、比較的非弾性の基材に接着させるために十分な条件下で、比較的非弾性の基材および/または延伸されたフィルムまたは一本もしくは複数のスパンデックス繊維または一本もしくは複数のフィラメントの接着剤含有面を相互に接触させる。最後に比較的非弾性の基材が、延伸されたポリウレタンフィルムまたは延伸された一本もしくは複数の繊維または一本もしくは複数のフィラメントに接着された後に、延伸されたポリウレタンフィルムまたは延伸された一本もしくは複数の繊維または一本もしくは複数のフィラメントを弛緩させる。次に、これが、使い捨て衛生用製品または衣料品のための構成材として使用することができる、またはそれに転換させることができる、最終的な弾性の複合構造物を提供する。
発明の詳細な説明
本発明の目的のための用語ポリウレタンは、ポリウレタン(ジオールが連鎖延長剤として使用される場合)およびポリウレタン尿素組成物(ジアミンまたは水が連鎖延長剤として使用される場合)の双方を含むことが意味される。ポリウレタン組成物はまた、一種もしくは複数の連鎖延長剤、例えば一種もしくは複数のジオール、一種もしくは複数のジアミンまたは一種もしくは複数のジオール、ジアミンおよび水の組み合わせ物、の混合物により製造することができる。
本発明の方法は、使い捨て衛生用製品または衣料品のための伸縮性構成材として使用することができる、またはそれらの中に使用することができる材料、例えば比較的非弾性の、柔軟な基材、に弾性を付与する工程を伴う。このような基材は、ポリウレタンが延伸状態にドラフトされる間に、特定のタイプおよび形状のポリウレタンのエラストマー材料、例えばフィルム、繊維またはフィラメントをそれに接着させることにより弾性を付与される。(本発明の目的のための用語「繊維」および「フィラメント」は互換性に使用することができる。)次に、比較的非弾性の基材に接着された、延伸されたポリウレタン材料(すなわち、フィルム、一本もしくは複数の繊維または一本もしくは複数のフィラメント)を弛緩させ、それによりその所望される弾性付与形態のポリウレタン含有複合構造物を提供する。
使い捨て衛生用製品
本発明に従って弾性を付与される複合材は、1つの態様において、使い捨て衛生用製品中に、またはその上に取り入れるために有用な構成材として使用することができるか、または有用な構成材に転換することができる、あらゆるタイプの柔軟な構造物であることができる。使い捨ての、個人的衛生用製品は、製品を使用するヒトまたは動物の衛生を容易にさせ、改善し、高め、または維持するために役立つあらゆる製品であることができる。使い捨て衛生用製品の限定されない例は、使い捨ておむつ;トレーニングパンツ;成人失禁用品および製品;月経用品、衣料品および製品;包帯;創傷手当用品;外科用ドレープ、外科用ガウン、外科用または他の衛生用保護マスク、衛生用手袋、ヘッドカバー、ヘッドバンド、オストミーバッグ(ostomy bags)、ベッドパッド、ベッドシーツ、等を含む。
このような製品は更に、体液を吸収するために有用であることができる、または有用でないかも知れない。このタイプの製品は更に、一般に、それらが唯一回、または、多くても数回そして/または比較的短期間のみのために使用され、そして次に廃棄される意味で使い捨てである。それらは一般に、洗浄、清拭、再手入れまたは再調整されず、そして次に再利用されることはない。
衛生用製品の構成材
本明細書の方法に従って弾性を付与される複合構造物から製造される構成材は、前述のタイプの使い捨て衛生用製品において認められる要素(element)として、または要素中に使用することができる。このような要素は例えば、おむつまたはトレーニングパンツの前部、後部および側部パネル、脚部のカフスおよび/またはウエストバンドを含むことができる。これらの衛生用製品の構成材は、例えば本明細書においてバルク形態で製造される弾性の複合構造物材料を、個別の、使い捨ての、個人的衛生用製品中への取り入れに適したサイズおよび形態の、別々の、個別のセグメントに転換することにより製造することができる。
衣料品の構成材
本明細書で製造される複合構造物は、他の態様において、更に、従来の衣料品中に取り入れるための弾性の構成材として使用することができる、または弾性の構成材に転換することができる。このような衣料品は例えば、シャツ、ズボン、下着、ランジェリー、セーター、上着、コート、帽子、ソックス、手袋、ヘッドバンド、等を含むことができる。このような構成材は、弾性または伸縮性を与えることができる衣料品のあらゆる部分に、またはそのために使用することができる。
比較的非弾性の基材
本明細書の方法に従って製造される弾性付与複合構造物は、少なくとも一層の比較的非弾性の基材を含んでなるであろう。本発明の目的のための用語「基材(substrate)」はその広義の意味で、本明細書で使用される特定の弾性付与ポリウレタン材料をその上に接着することができる、少なくとも一つの面を有する、柔軟なまたは変形可能な構造物または要素を意味するために使用される。このような基材は一般に二面、例えば上面と下面、をもつ柔軟な基材であり、フィルム、織物または編み物基材、網(mesh)または荒布地(scrim)基材または不織基材の形状にあることができる。このような基材はまた、比較的非弾性であろう。比較的非弾性の基材は、裂けずに、どの方向にも約120%以下に延伸することができるもの、または破損伸び率の50%まで延伸し、そして延伸力の除去後に、30%を超える伸び長さの増加を示すものである。
本明細書で弾性を付与するための、好ましい、比較的非弾性の基材は不織材の形状にあるであろう。不織材または「ウェブ」は、織り込まれているが、識別可能な繰り返しの様相ではない、個々の繊維、フィラメントまたは糸の構造をもつ基材である。不織材は、例えば、メルトブロー法、スパンボンド法およびボンドカードウェブ法のような種々の従来の方法により形成することができる。
メルトブロー基材またはウェブはメルトブロー繊維から製造されるものである。メルトブロー繊維は、高速ガス(例えば空気)流中に溶融熱可塑性材料またはフィラメントとして、複数の、微細な、通常は円形のダイ毛細管を通して溶融熱可塑性材料を押し出すことにより形成される。これが、溶融熱可塑性材料のフィラメントを細くして、マイクロファイバーの直径であることができるそれらの直径を縮小させる。その後、メルトブロー繊維は高速ガス流により運搬され、回収表面上に付着されて、ランダムに分配されたメルトブロー繊維のウェブを形成する。このような方法は、例えば、引用することにより本明細書の一部とされる米国特許第3,849,241号明細書に開示されている。
スパンボンド基材または「ウェブ」はスパンボンド繊維から製造されるものである。スパンボンド繊維は、紡糸口金の、複数の、微細な、通常は円形の毛細管からのフィラメントとして、溶融熱可塑性材料を押し出すことにより形成される小径の繊維である。次に、例えば引き出し伸長(eductive stretching)または他の周知のスパンボンド機序によるように、押し出されたフィラメントの直径を急速に縮小させる。スパンボンド不織ウェブの生産は例えば、両方の特許とも、引用により本明細書に取り入れたこととされる、米国特許第3,692,618号および第4,340,563号明細書に示されている。
本発明の方法により弾性を付与される比較的非弾性の基材は広範な材料から構成することができる。適した材料は例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート)、ポリブタン、ポリメチリデンテン、エチレンプロピレン・コポリマー、ポリアミド、テトラブロックポリマー、スチレンブロックコポリマー、ポリヘキサメチレン・アジパミド、ポリ−(oc−カプロアミド)(poly−(oc−caproamide))、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリビニル、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリトリフルオロクロロエチレン、エチレンビニルアセテートポリマー、ポリエーテルエステル、木綿、レーヨン、麻およびナイロンを含むことができる。更に、これらのタイプの材料の組み合わせを使用して、本明細書で弾性を付与される比較的非弾性の基材を形成することができる。
本明細書で弾性を付与されるために好ましい基材は、ポリマーのスパンボンド不織ウェブのような構造物を含む。特に好ましいものは、約10〜約40グラム/mの坪量を有するスパンボンド・ポリオレフィンの不織ウェブである。更に好ましいこのような構造物は、約14〜約25グラム/mの坪量を有するポリプロピレンのスパンボンド不織ウェブである。このタイプの不織材を使用する多層ラミネートの形状の、特別のタイプの好ましい複合構造物は以下に更に詳細に説明される。
弾性を付与するポリウレタン材料
前記のような比較的非弾性の基材は、一層もしくは複数のこのような基材に、特定のタイプのエラストマーのポリウレタン材料を接着することにより、本明細書の方法に従って弾性を付与することができる。弾性を付与される基材へのこのような接着は、ポリウレタン材料が延伸状態にドラフトされる間に起る。
本明細書で使用される用語「スパンデックス」は、少なくとも85重量%のセグメントポリウレタンまたはポリウレタン尿素を含む長鎖合成ポリマーを含む繊維である、従来の定義を有する。セグメント化されたポリウレタンまたはポリウレタン尿素は「ソフトセグメント」および「ハードセグメント」両方を含んでなる。ソフトセグメントは一般に、ポ
リマー鎖のポリエーテルに基づく部分であり、本明細書に使用されるポリウレタン材料に対しては特定のタイプのコポリ(アルキレンエーテル)グリコールを含んでなる。ハードセグメントは、有機ジイソシアネートの、ジオールまたはジアミン連鎖延長剤との反応から誘導されるポリマー鎖の部分を表す。スパンデックスはまた、一般にエラスタン(elastane)とも呼ばれる。
本発明に使用されるセグメント化されたポリウレタンまたはポリウレタン尿素は、ポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールおよび、場合により他のポリマーグリコール;少なくとも一種のジイソシアネート;並びに二官能性連鎖延長剤または二官能性連鎖延長剤の混合物、から製造される。最初にポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールまたはそれを含むグリコール混合物を、少なくとも一種のジイソシアネートと反応させて、NCO−末端をもつプレポリマー(「キャップドグリコール」)を形成する。次に、このプレポリマーを適当な溶媒(例えば、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリドン)に溶解し、次に、二官能性連鎖延長剤と反応させる。連鎖延長剤がジオールである時は、ポリウレタンが形成される。連鎖延長剤がジアミンである時は、ポリウレタンのサブクラスであるポリウレタン尿素が形成される。
本発明に使用されるポリウレタン、ポリウレタン尿素またはスパンデックスを製造する際に使用されるポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールは、テトラヒドロフランを、エチレンオキシド、1,2−プロピレンオキシドおよび1,3−プロピレンオキシドの一種もしくは複数と共重合させることにより誘導される構成単位を含んでなることができ、ここで、生成されるグリコールコポリマー中のエチレンおよび/またはプロピレンエーテル部分の百分率は約15モル%を超える、または約20モル%を超えさえする。このコポリマーグリコール中のエチレンおよび/またはプロピレンエーテル部分のモル百分率は、約15モル%〜約70モル%、約20モル%〜約80モル%、約20モル%〜約70モル%および約37モル%〜約70モル%を含む、約15モル%〜約80モル%の範囲にあることができる。適切なポリウレタンまたはポリウレタン尿素の例は、ポリ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコールから誘導され、ここで本コポリマーグリコール中のエチレンエーテルの含量は約37モル%〜約70モル%の範囲にある。
本発明に使用されるポリウレタンまたはポリウレタン尿素を製造するために適したポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールは、引用により本明細書に取り入れたこととされる、米国特許第4,139,567号明細書中に開示された方法により製造することができる。本発明に使用されるスパンデックスのためのポリウレタンまたはポリウレタン尿素を製造する際に使用されるポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールは、約650ダルトン〜約4000ダルトン、より好ましくは約1500ダルトン〜約3500ダルトンの数平均分子量をもつことができる。
ポリウレタンまたはポリウレタン尿素を製造するために使用されるポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールは場合により、分子量調整剤として少量取り入れられる、少なくとも一種の更なる成分、例えば3−メチルテトラヒドロフランまたは他のジオールを含むことができる。このような、場合により使用される材料はまた、本発明に使用されるポリウレタンおよびポリウレタン尿素を製造する際にも使用することができ、用語「ポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコール」または「ポリマーグリコール」の意味に含まれる。少なくとも一種の更なる成分はコポリマーグリコールのコモノマーであってもよく、またはそれは「ポリマーグリコール」の一部としてポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールと混合された他の材料であってもよい。少なくとも一種の更なる成分は本発明の有益な様態を損なわない程度に含まれるこ
とができる。
前記のタイプのコポリマーのグリコールから製造されるポリウレタンまたはポリウレタン尿素を含んでなるエラストマー材料は、使い捨て衛生用製品または衣料品の構成材としての最終的使用のための基材に弾性を付与するために特に有用であることができる。これは、この特定の組成のエラストマー材料が、望ましく高い伸び率の値までドラフトすることができ、そして次に、ホットメルト接着剤適用の温度において過剰な破損事例を経験せずに、比較的非弾性の基材に接着させることができるためである。
前述のように、前記の特定のコポリマーグリコールおよび場合により、他のポリマーグリコールを有機ジイソシアネートおよび連鎖延長剤と反応させて、本明細書で使用されるポリウレタンまたはポリウレタン尿素を与えることができる。使用することができるジイソシアネートはそれらに限定はされないが、1−イソシアナト−4−[(4−イソシアナトフェニル)メチル]ベンゼン、1−イソシアナト−2−[(4−シアナトフェニル)メチル]ベンゼン、ビス(4−イソシアナト−シクロヘキシル)メタン、5−イソシアナト−1−(イソシアナトメチル)−1,3,3−トリメチルシクロヘキサン、1,3−ジイソシアナト−4−メチル−ベンゼン、2,2’−トルエンジイソシアネート、2,4’−トルエンジイソシアネートおよびそれらの混合物を含む。好ましいジイソシアネートは1−イソシアナト−4−[(4−イソシアナトフェニル)メチル]ベンゼン、1−イソシアナト−2−[(4−シアナト−フェニル)メチル]ベンゼンおよびそれらの混合物である。特に好ましいジイソシアネートは1−イソシアナト−4−[(4−イソシアナトフェニル)メチル]ベンゼンである。
ポリウレタンが所望される時は、使用される連鎖延長剤または連鎖延長剤の混合物はジオールでなければならない。使用することができるこのようなジオールの例は、それらに限定はされないが、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロピレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−トリメチレンジオール、2,2,4−トリメチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ブタンジオールおよびそれらの混合物を含む。ジオールの連鎖延長剤は0〜約10モルパーセントの他の化学的に異なる更なる連鎖延長剤を含むことができる。
ポリウレタン尿素が所望される時は、連鎖延長剤またはその混合物はジアミンでなければならない。使用することができるこのようなジアミンの例は、限定はされないが、ヒドラジン、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパン−ジアミン、1,2−ブタンジアミン(1,2−ジアミノブタン)、1,3−ブタンジアミン(1,3−ジアミノブタン)、1,4−ブタンジアミン(1,4−ジアミノブタン)、1,3−ジアミノ−2,2−ジメチルブタン、4,4’−メチレン−ビス−シクロヘキシルアミン、1−アミノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロヘキサン、1,6−ヘキサンジアミン、2,2−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン、2,4−ジアミノ−1−メチルシクロヘキサン、N−メチルアミノビス(3−プロピルアミン)、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1,5−ジアミノペンタン、1,4−シクロヘキサンジアミン、1,3−ジアミノ−4−メチルシクロヘキサン、1,3−シクロヘキサン−ジアミン、1,1−メチレン−ビス(4,4’−ジアミノ−ヘキサン)、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、1,3−ペンタンジアミン(1,3−ジアミノペンタン)、m−キシレンジアミンおよびそれらの混合物を含む。延長剤としてはエチレンジアミンが好ましい。このエチレンジアミン連鎖延長剤が使用される時には、0〜10モルパーセントの他の化学的に異なる連鎖延長剤を含むことができる。
ポリウレタンまたはポリウレタン尿素ポリマーの分子量を調整するために、場合により
、連鎖停止剤、例えばジエチルアミン、シクロヘキシルアミン、n−ヘキシルアミン、または一官能性(monofunctional)アルコールの連鎖停止剤、例えばブタノールを使用することができる。更に、溶液粘度を調整するために、より高次の官能性アルコールの「連鎖分岐剤」(例えばペンタエリスリトール)または三官能性「連鎖分岐剤」(例えばジエチレントリアミン)を使用することができる。
本明細書で使用されるポリウレタンおよびポリウレタン尿素の重合は、適当な触媒、溶媒および方法を使用して、従来の方法で実施することができる。ポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールを基剤にしたポリウレタンおよびポリウレタン尿素の製造のこれらの様態は、米国特許第6,639,041号および米国公開特許出願第2006/0276610号、2006/0270821号、第2007/0117591号および第2007/0117953号明細書中に、より詳細に記載されている。これらすべての特許文書はそれらの全体を引用することにより本明細書に取り入れられたこととされる。
前述のようなポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールを基剤にした特定のタイプのポリウレタンおよびポリウレタン尿素は、広範な形態のエラストマー材料を提供するために使用することができる。これらのポリウレタン材料の溶液は、フィルムに流延成形するか、あるいはスパンデックス繊維またはフィラメントに紡糸することができる。繊維またはフィラメントの形態のスパンデックスが、使い捨て衛生用製品の構成材への最終的改変のための、本明細書の方法に従う弾性を付与する基材中に、もっとも一般的に使用される。
スパンデックス繊維は乾紡(dry spinning)、潤紡(wet spinning)または融解紡糸のような紡糸法を通してポリウレタンまたはポリウレタン尿素のポリマー溶液から形成することができる。乾紡においては、ポリマーおよび溶媒を含んでなるポリマー溶液が紡糸口金を通してスピン室内に計量押し出しされて一本もしくは複数のフィラメントを形成する。ポリウレタン尿素は典型的には、それから製造されるスパンデックス繊維が所望される時に、乾紡または潤紡される。ポリウレタンは典型的には、それから製造されるスパンデックス繊維が所望される時に融解紡糸される。
ポリウレタン尿素ポリマーは典型的には、重合反応に使用されたものと同一の溶媒から、フィラメントに乾紡される。溶媒を蒸発させて一本もしくは複数のフィラメントを固化するために、室内にガスを通過させる。フィラメントは毎分少なくとも200メートルの巻き取り速度で乾紡される。本発明に有用なスパンデックスは、あらゆる所望の速度で、例えば800メートル/分を超える速度で紡糸することができる。本明細書で使用される用語「紡糸速度」は糸の巻き取り速度を表す。
スパンデックスフィラメントの優れた紡糸性は紡糸セルおよび巻き取りにおける稀にしか起らないフィラメントの切断により特徴付けられる。スパンデックスは一本のフィラメントとして紡糸するか、または従来の方法により複数フィラメントの糸に合体させることができる。複数フィラメントの糸中の各フィラメントは典型的には、紡織繊維のデシテックス(dtex)、例えばフィラメント一本当たり6〜25dtexの範囲内にあることができる。
本発明の複合構造物を形成するための基材に弾性を付与するためには、典型的に一本のフィラメントまたは複数フィラメントの糸の形状のスパンデックスが使用される。複数フィラメントのスパンデックスの糸はしばしば、糸一本当たり約4〜約120フィラメントを含んでなるであろう。特に適したスパンデックスフィラメントまたは糸は、約200デシテックス〜約2400デシテックスおよび約540〜約1880デシテックスを含む、
約200〜約3600デシテックスの範囲のものである。
ホットメルト接着剤
前述のような特定のタイプのポリウレタン弾性付与剤は、弾性を付与される比較的非弾性の基材に接着または取り付けられる構造物または要素の形状にあるであろう。本明細書の方法に従う、このような非弾性の柔軟な基材に対する、特定のタイプの本発明のポリウレタンの接着は一般的に、従来のホットメルト接着剤の使用によりもたらされる。
従来のホットメルト接着剤は典型的には、高い初期接着を示し、構成材間に優れた接着力を与え、そして優れた紫外線および熱安定性を有する熱可塑性ポリマーである。好ましいホットメルト接着剤は粘着性(pressure sensitive)であろう。適したホットメルト接着剤の例は、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)コポリマー;スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)コポリマー;スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)コポリマー;エチレン−ビニルアセテート(EVA)コポリマー;非晶質ポリ−アルファ−オレフィン(APAO)ポリマーおよびコポリマー;並びにエチレン−スチレン・インターポリマー(ESI)よりなる群から選択されるポリマーを含んでなるものである。もっとも好ましいものスチレン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロックコポリマー基剤の接着剤である。ホットメルト接着剤は市販されている。それらはH−2104、H−2494、H−4232およびH−20043のような名称下でBostikから、HL−1486およびHL−1470としてH.B.Fuller Companyから、そしてNS−34−3260、NS−34−3322およびNS−34−560としてNational Starch Companyから市販されている。
弾性付与法
本発明の方法に従うと、本明細書に前述された特定のタイプのポリウレタンフィルムまたは一本もしくは複数の繊維またはフィラメントは少なくとも一方向に延伸され、そして延伸状態にある間に、弾性を付与される、少なくとも一種の比較的非弾性の基材に接着されるであろう。方法のこの工程において、一般に、比較的非弾性の基材に接着される前に、あらゆる所望形態のポリウレタン材料は約4.5(350%伸び率)〜約5.5(450%伸び率)を超えるドラフトまで延伸されるであろう。より好ましくは、ポリウレタン弾性付与作用物(polyurethane elasticizing agent)は約5.0(400%伸び率)〜約5.4(440%伸び率)のドラフトに延伸されるであろう。
所望の程度までのポリウレタン弾性付与作用物のドラフトは、ポリウレタンに対する機械方向への延伸力の適用によりもたらすことができる。営業的生産オペレーションにおいては、このような延伸力は、ポリウレタン材料の供給ロール並びに製造されている弾性付与製品に対する巻き取りロールの速度および/またはそれにより適用される引張り力の調整により適用することができる。更に、ポリウレタンの延伸を提供または補助するために、引張りロールの組み合わせも使用することができる。
更に、延伸されたポリウレタン材料の提供と概ね同時に、延伸されたポリウレタンをそれに接着することができる、前述のような少なくとも一タイプの比較的非弾性の基材が提供されるであろう。前述のように、この材料は一般にフィルムまたは織物または不織材の形態の基材であろう。ポリウレタンのように、このような比較的非弾性の基材物質を供給ロールから提供することができる。
ポリウレタン材料と接着するために、しばしば二層以上の基材を提供することができる。例えば、比較的非弾性の二層の基材の外側層の間に内側の層を形成する、弾性付与ポリ
ウレタン材料とのラミネートを製造するために、フィルムまたは織物または不織基材を提供することができる。このタイプの好ましい複合ラミネート構造物は以下に、更に詳細に説明される。更に、本明細書の方法に従って、二層以上のポリウレタン材料および三層以上の、比較的非弾性の基材を含む多層ラミネートを製造することができる。
ポリウレタンの弾性付与作用物が延伸された後、または延伸されている時、そしてポリウレタン材料が弾性を付与される構造物の一層もしくは複数の基材と接触される前、接触される時、または接触された後ですら、ホットメルト接着剤が、ポリウレタン材料および/または弾性を付与される構造物の一層もしくは複数の基材の、一つもしくは複数の表面上に適用、例えば噴霧または塗布される。次に、延伸されたポリウレタンおよび比較的非弾性の、一層もしくは複数の基材の表面を、少なくともある接着剤物質が、一緒に接着される要素の表面の、少なくとも幾つかの部分の間に挿入されるような、あらゆる適当な方法で、相互に接触させ、接触を維持させる。
ホットメルト接着剤は、このような表面上に接着剤の連続的被膜を形成する方法で、ポリウレタン材料および/または、弾性を付与される複合構造物の一層もしくは複数の基材の表面に適用される必要はない。実際、ホットメルト接着剤は種々の異なる方法で適用することができる。1つの方法においては、溶融接着剤を噴霧ノズルから非連続的ウェブとして付着させる(deposited)ことができる(メルトブローとして知られる方法)。他の方法においては、溶融接着剤を、接着される材料がノズルが通過する時に螺旋形態で動くノズルから固形物流(solid stream)として付着させることができる。このような方法は螺旋噴霧として知られている。メルトブロー法または螺旋噴霧法で噴霧ノズルにより分配される接着剤は、接着剤の溶融温度以上の温度に外部から加熱することができる加熱空気の噴流により、ノズルを通して噴射することができる。接着剤はまた、「ドットマトリックス」のパターンで所望の表面のいずれかに適用することができ、または直接コーティングまたは噴射法によりスパンデックス繊維および/または不織布に直接適用することができる。
ポリウレタンとの接触地点におけるホットメルト接着剤の温度は、分配される時の接着剤の温度、使用される接着剤の量、接着剤の適用法および接着剤を適用するために使用されるシステムの物理的配置の特定の詳細に左右される。ポリウレタン繊維またはフィルムとのその実際の接触時の接着剤の温度は測定困難なため、通常、接着剤が適用ヘッドを出る時の接着剤の温度が、本明細書の方法において使用される接着剤温度を規定するための基準として使用される。しかし、接着剤がポリウレタンと接触する時の接着剤の温度は、それが適用ヘッド(例えば、スロットコートまたはNordson,Incにより製造されるSure Wrap(R)システムのような他のストランド適用システム)を出る時の接着剤の温度に本質的に等しい値から、螺旋噴霧またはメルトブロー適用システムの場合におけるような、それが適用ヘッドを出る時の接着剤温度より70°F〜150°F(21℃〜66℃)も低い値まで、にわたることができると理解される。
本明細書の方法において接着剤が適用ヘッドを出る時の接着剤の温度は一般に、約280°F〜約350°F(約138℃〜約177℃)の範囲内にあるであろう。使用されるホットメルト接着剤は好ましくは、約300°F〜約325°F(約149℃〜約163℃)の溶融温度で提供されなければならないものである。ポリウレタン材料との接触時にこのような温度範囲内にあるホットメルト接着剤の接触はしばしば、ポリウレタンの温度を約125°F〜約300°F(約52℃〜約149℃)の範囲内の値にもたらすことができる。このような温度において、本明細書で使用される特定のポリウレタン材料、すなわちポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコール基剤のものは、ポリウレタン材料において受容され得ない破損の事例を示さずに、本明細書に明記された程度までドラフトされることができる。
接着剤が適当な表面に適用された後に、比較的非弾性の一層もしくは複数の基材に、延伸されたポリウレタンフィルムまたは複数の延伸されたスパンデックス繊維またはフィラメントを接着するために十分な条件下で、ポリウレタンおよび弾性を付与される複合構造物の一層もしくは複数の基材が、相互に接触を維持される。これは一般に、材料間に接着を形成するために、使用される加工装置により、接触される材料に圧力をかけることにより実施される。例えば、接触されるポリウレタンおよび一層もしくは複数の基材、例えば不織材を、更に加工する前に、そして/または巻き取りロール上に巻き取る前に、一対のニップロールを通過させることができる。
ポリウレタン材料がその延伸された状態で比較的非弾性の一層もしくは複数の基材に接着された後に、ポリウレタン材料を延伸させ続けてきた張力を除くことにより、生成された、弾性を付与された複合構造物を弛緩させる。これが、生成された、弾性の複合構造物を収縮させ、それにより、伸縮性であり、そして使い捨て衛生用製品または衣料品のための弾性の構成材に転換することができる、ギャザーまたは襞をもつ複合構造物を形成させる。
1つの特定の好ましい態様において、実質的に等しい幅の不織材の二層の外側層および、350%のような大きい延伸から完全に回復可能な、等しいデシテックスの、実質的に平行な、等間隔に配置されたポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコール基材のスパンデックスエラストマー繊維の内側層、を含んでなる複合ラミネート構造物が製造される。この好ましい態様において、スパンデックスのエラストマー繊維の層は、1インチの幅につき少なくとも8本の繊維ライン(3.15本の繊維ライン/cm)からなることができ、各繊維ラインは少なくとも400デシテックスである。1インチ当たりの繊維ライン数は好ましくは、16(6.30繊維ライン/cm)以下である。繊維ラインは相互に対して実質的に平行であり、そして二層の不織材の縁に対して平行であることができる。
このような複合ラミネート構造物に使用される両方の不織材は、合成ポリマー繊維、例えばポリオレフィン、ポリエステルまたはポリアミド繊維から製造することができる。これらの両方の不織材はしばしば、熱接着、スパンボンドまたはヒドロエンタングルウェブであろう。それらは約10〜約30グラム/mの範囲の坪量値をもつことができる。三層のこのような好ましい複合ラミネート構造物が、複合ラミネート構造物の約5%〜約50重量%を構成するホットメルト接着剤組成物により接着される。
このような好ましい複合ラミネート構造物を製造するために、実質的に平行なスパンデックス繊維ラインの層を100%以上に延伸し、不織材の一層の上に配置する。ホットメルト接着剤をエラストマー繊維ラインおよび下に横たわる不織材の層上に適用する。次に、不織材の他方の層を接着剤処理した組み合わせ物の上に配置し、そしてエラストマーのスパンデックス繊維が延伸状態に停まる間に、合わせた構造物を接着剤の熱、およびニップロールにより与えられる圧力、により接着される。あるいはまた、不織材の層の間へのスパンデックス繊維ラインの配置の前に、接着剤をスパンデックス繊維ラインまたは不織材の内側の面に適用することができる。接着が完了すると、張力は実質的に完全に解放され、複合体は弛緩して、次に襞のついた形態になる、所望の弾性の複合ラミネート構造物を形成する。
もしくはCアルキレングリコールを含むポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコール基剤の、特定のタイプのポリウレタン弾性付与作用物を使用する、本明細書に記載の複合構造物の製造は、従来の装置および加工法を使用して実施することができる。このような装置および方法は例えば、米国特許第4,634,482号、第4
,720,415号、第4,482,666号、第6,491,776号および第6,713,415号、米国特許公開第2002/0119722号明細書並びに国際公開出願第80/00676号パンフレットに開示され、それらすべての特許公開が引用により本明細書に取り入れられたこととされる。
本明細書の方法に従って製造される弾性の複合構造物は、使い捨て衛生用製品または衣料品中の使用のための伸縮性構成材として使用することができる、またはその後に伸縮性構成物に転換することができる。この転換は典型的には、複合構造物を、このような構成材が使用されるであろう特定のタイプの衛生用製品または衣料品に適した長さおよび形態に裁断する工程を伴うであろう。このような転換法は従来からあり、本明細書の複合構造物の製造時および製造場所において実施することができる。あるいはまた、本明細書の複合構造物の製造および/または、他所で製造されたこのような複合構造物の、衛生用製品または衣料品の構成材への転換は、弾性付与構成材がそれに取り入れられる使い捨て衛生用製品または衣料品の生産と関連して、例えば、おむつ生産ラインにおいて、生産ラインの近所で、またはその一部として実施することができる。
以下の実施例は本明細書に記載された態様を説明するもので、限定するものではないことが意味される。
幾つかの特定のタイプのそれぞれのスパンデックス繊維のドラフトポテンシャルをInvista High Speed Laminator上で破損シリーズを実行することにより決定する。このような試験は、スパンデックスのドラフトおよびホットメルト接着剤温度の変動する条件下で、異なるスパンデックス調合物を使用して、ラミネート形成開始から、スパンデックス繊維の切断が起るまでの時間を決定する。
High Speed Laminatorは、高速おむつ生産ライン上で一般に使用される方法をシミュレートする方法を使用して、不織物―スパンデックス―不織物のラミネートを生産する装置である。このタイプの不織物−スパンデックス繊維−不織物のラミネートは一般に、使い捨ておむつの構成の一部として製造される。High Speed
Laminatorを使用して実施される方法において、スパンデックス繊維が特定のドラフト(伸び率)または張力に延伸され、低い坪量の不織物のシート(一般に裏シートと呼ばれる)の直上の位置まで、平行な、均一に間隔を空けた形態に誘導される。ホットメルト接着剤を以下に説明される標準の螺旋噴霧適用法により適用する。次に、スパンデックス繊維を不織シートと直接接触させ、そして第二の不織シート(一般に上部シートとして知られる)を底部シート/スパンデックス繊維アセンブリーと直接接触させる。従って、構成材は上部シート−スパンデックス繊維−底部シートの順で積層化され、アセンブリー全体をニップロールに通過させる。
本実施例において、ラミネーター中に使用される接着剤適用法はDawsonville,GeorgiaのNordson,Inc.により製造される単一噴霧ノズルである。このタイプの装置を使用する設定において、噴霧ノズルの先端はスパンデックス繊維の0.5〜1.5インチ(1.75cm〜3.8cm)上方に固定され、そして接着剤適用地点のスパンデックス繊維は裏シートの0.25〜0.5インチ(0.6cm〜1.75cm)上方にあることができる。接着剤適用地点とニップロール間の直線距離は一般に約8インチ(20cm)であり、機械の直線速度は一般に毎分200〜1000フィート(60m〜300m)で走行させることができる。
本実施例中に使用される特定の試験条件とともに、使用される種々の不織物、接着剤およびスパンデックス材料は以下の通りである:
不織物:Avgol,Inc.により製造された15グラム/mのスパンボンドポリプロピレン
接着剤:Bostick,Inc.により製造されたH−4232またはH−20043弾性付与(attachment)ホットメルト接着剤
試験されたスパンデックス材料:
1.Invista,Wilmington,DEにより製造された540デシテックスのタイプ262 Lycra(R)XA(R)。100%のCポリエーテルグリコール(ポリテトラヒドロフラン)基剤のソフトセグメント
2.Invista,Wilmington,DEにより製造された540デシテックスのD−19スパンデックス繊維。エチレンオキシドとテトラヒドロフランの共重合により製造された、38%のCおよび62%のCセグメントからなるコポリエーテルグリコール基剤のソフトセグメント。
試験条件:
5本(フィラメント)のスパンデックスが使用され、5mmの間隔を空けた。
接着剤添加:8.0mg/in(1.3mg/cm
ラミネーター速度:300ft/分(90m/分)
接着剤噴霧ノズルの先端からスパンデックスの糸までの距離:1.0インチ(2.54cm)
スパンデックス糸から不織裏シートまでの距離:0.2インチ(0.5cm)
接着剤適用地点からニップロールまでの距離:8インチ(20cm)
試験法:
ラミネーター機械を運転開始する。試験条件に到達した時、繊維の切断が起るまでの時間を分で記録し、すべての5本のスパンデックス糸が切断されるまで記録を継続する。報告された切断時間は、5本のスパンデックス糸それぞれの切断に要する時間の平均である。スパンデックスの糸の切断なしに、ラミネーターが5分を超えて走行する場合は、これらの条件下で、過剰な糸の切断を伴わずに、ラミネート形成工程を成功裏に実施することができることを示すものと理解され、これらの条件下の試験を中断する。比較例(Comp.1〜8)はポリ(テトラメチレン)グリコールにより製造されたスパンデックスを含み、他方、本発明の実施例(INV.1〜8)は、ポリ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコールにより製造されたスパンデックスを含む。
切断時間の結果は表IおよびIIに示される。
Figure 2011530339
Figure 2011530339
表Iおよび表IIのデータは、弾性の複合物を製造するために本方法で使用され、そしてポリ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコール基剤のソフトセグメントを含んでなる、特定の高ドラフトポテンシャルのスパンデックス材料が、より高いドラフト値およびより高いホットメルト接着温度で使用される時に、他の点では匹敵するがポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール基剤のソフトセグメントを有するスパンデックス材料と比較すると、改善された切断成績を示すことを示す。
本発明は説明的方法で記載されたが、使用された用語は、限定ではなく、言語または説明の本質にあることが意図されることを理解されなければならない。更に、本発明は幾つかの説明的態様に関して説明されたが、当業者は、これらの教示を、本発明の他の可能な変更物に容易に適用するであろうことを理解しなければならない。

Claims (29)

  1. 少なくとも一層の比較的非弾性の基材、ポリウレタン材料のソフトセグメントの基剤として、テトラヒドロフランおよびCもしくはCアルキレンオキシドを共重合させることにより誘導される構成単位を含んでなるポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールを含んでなるポリグリコールを含んでなる、フィルムおよび一本もしくは複数のフィラメントよりなる群から選択されるポリウレタン材料、ここでCもしくはCアルキレンオキシドから誘導される単位の部分は、前記のポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールの少なくとも15モル%を含んでなる;並びに約260°F〜約350°F(約127℃〜約177℃)の温度を有するホットメルト接着剤、を含んでなる製品。
  2. ポリウレタン材料が約4.5より大きいドラフトまで延伸される、請求項1の製品。
  3. アルキレンオキシドがエチレンオキシドである、請求項1の製品。
  4. 製品が、衣料品または使い捨て衛生用製品中に含まれる、またはそれに転換される、請求項1の製品。
  5. 衣料品または使い捨て衛生用製品が、使い捨ておむつ;トレーニングパンツ;成人失禁用品および製品;月経用品、衣料品および製品;包帯;創傷手当用品;外科用ドレープ、外科用ガウン、衛生用保護マスク、衛生用手袋、ヘッドカバー、ヘッドバンド、オストミーバッグ、ベッドパッドおよびベッドシーツよりなる群から選択される、請求項4の製品。
  6. A)少なくとも一層の比較的非弾性の基材を提供し、
    B)ポリウレタン材料のソフトセグメントの基剤として、テトラヒドロフランおよびCもしくはCアルキレンオキシドを共重合させることにより誘導される構成単位を含んでなる、ポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールを含んでなるポリグリコールを含んでなる、フィルムおよび一本もしくは複数のフィラメントよりなる群から選択されるポリウレタン材料を提供し、ここでCもしくはCアルキレンオキシドから誘導される単位の部分は前記のポリ(テトラメチレン−コ−アルキレンエーテル)グリコールの少なくとも15モル%を含んでなる、
    C)前記のポリウレタン材料を約4.5〜約5.5より大きいドラフトまで、少なくとも一方向に延伸し、
    D)前記の少なくとも一層の比較的非弾性の基材の少なくとも片面および/または前記の延伸されたポリウレタン材料の少なくとも片面に、約260°F〜約350°F(約127℃〜約177℃)の温度を有するホットメルト接着剤を適用し、
    E)前記の少なくとも一層の比較的非弾性の基材に、前記の延伸されたポリウレタン材料を接着させるために十分な条件下で、前記の少なくとも一層の比較的非弾性の基材および/または前記ポリウレタン材料の接着剤含有面を相互に接触させ、そして
    F)前記の延伸されたポリウレタン材料を前記の少なくとも一層の比較的非弾性の基材に接着後に、前記ポリウレタン材料を弛緩させ、それにより前記の弾性の複合構造物を提供する、
    工程を含んでなる、弾性の複合構造物を製造する方法。
  7. アルキレンオキシドがエチレンオキシドである、請求項6の方法。
  8. 比較的非弾性の基材が、使い捨て衛生用製品または衣料品中における使用に適する、請求項6の方法。
  9. ポリウレタンが約650〜約4000ダルトンの数平均分子量を有し、そして複数のフィラメントの形状にある、請求項6記載の方法。
  10. 複数のスパンデックスフィラメント中のフィラメントがそれぞれ約200〜約3600デシテックスを有する、請求項9記載の方法。
  11. スパンデックス材料のソフトセグメント基剤のポリグリコールが、テトラヒドロフランおよびエチレンオキシドを共重合させることにより誘導される構成単位を含んでなるポリ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコールを含んでなり、エチレンオキシドから誘導される単位の部分が前記のポリ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコールの約37モル%〜約70モル%を含んでなる、請求項10記載の方法。
  12. 比較的非弾性の基材がポリオレフィン、ポリエステルおよびポリアミド・ウェブの少なくとも一つから選択される不織材である、請求項6記載の方法。
  13. ポリウレタン材料が約5.0〜約5.4のドラフトまで延伸される、請求項6記載の方法。
  14. ホットメルト接着剤がスチレン−イソプレン−スチレン(SIS)コポリマー;スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)コポリマー;スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)コポリマー;エチレン−ビニルアセテート(EVA)コポリマー;非晶質ポリ−アルファ−オレフィン(APAO)ポリマーおよびコポリマー;並びにエチレン−スチレン・インターポリマー(ESI)よりなる群から選択されるポリマーを含んでなる粘着剤である、請求項6記載の方法。
  15. 前記の比較的非弾性の一層もしくは複数の基材および/または前記のポリウレタン材料の前記の接着剤含有面の相互の接触が、前記スパンデックス材料の温度を約125°F〜約300°F(約52℃〜約149℃)の範囲内にもたらす、請求項6記載の方法。
  16. A)少なくとも一層の不織材を提供し、
    B)更に、スパンデックス材料のソフトセグメントの基剤として、i)テトラヒドロフランおよびii)エチレンオキシドのグリコールコポリマーを含んでなるポリウレタン材料の複数のフィラメントを提供し、ここで前記のエチレンオキシドは、前記のグリコールポリマーの少なくとも15モル%を含んでなる、
    C)前記の複数のスパンデックスフィラメントを約5.05〜約5.4のドラフトまで少なくとも一方向に延伸し、
    D)前記の少なくとも一層の不織材の少なくとも片面および/または前記の複数の延伸 されたスパンデックス繊維の表面に、約300°F〜約325°F(約149℃〜約163℃)の温度を有するホットメルト接着剤を適用し、
    E)前記の少なくとも一層の不織材に前記の複数の延伸されたフィラメントを接着させるために十分な条件下で、前記の少なくとも一層の不織材および前記の複数の延伸されたフィラメントの接着剤含有面を相互に接触させ、そして
    F)前記の複数の延伸されたフィラメントを前記の少なくとも一層の不織材に接着後に、前記の複数の延伸されたフィラメントを弛緩させ、それにより前記の弾性の複合構造物を提供する、
    工程を含んでなる、使い捨て衛生用製品または衣料品の構成材として使用される、またはそれへの転換に適した、弾性の複合構造物を製造する方法。
  17. エチレンオキシドが前記のグリコールコポリマーの少なくとも20モル%を含んでなる
    、請求項16の方法。
  18. フィラメントが約650〜約4000ダルトンの数平均分子量を有するポリウレタンまたはポリウレタン尿素を含んでなる、請求項16記載の方法。
  19. 複数のフィラメント中の各フィラメントが約200〜約3600デシテックスを有する、請求項16記載の方法。
  20. ポリ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコールが、前記のポリ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコールの約37モル%〜約70モル%である、エチレンオキシドから誘導される単位の部分を有する、請求項16記載の方法。
  21. 不織材がポリオレフィン、ポリエステルおよびポリアミド・ウェブの少なくとも一つから選択される、請求項16記載の方法。
  22. ホットメルト接着剤が、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)コポリマー;スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)コポリマー;スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)コポリマー;エチレン−ビニルアセテート(EVA)コポリマー;非晶質ポリ−アルファ−オレフィン(APAO)ポリマーおよびコポリマー;並びにエチレン−スチレン・インターポリマー(ESI)よりなる群から選択されるポリマーを含んでなる粘着剤である、請求項16記載の方法。
  23. A)実質的に同幅の、そして約10〜約40グラム/mの坪量を有する、熱接着、スパンボンドまたはヒドロエンタングル・ウェブの形状の、少なくとも二層の不織材を提供し、
    B)更に、スパンデックス材料のソフトセグメントの基剤として、i)テトラヒドロフランおよびii)エチレンオキシドのグリコールコポリマーを含んでなる、ポリウレタンまたはポリウレタン尿素材料の複数の繊維ラインを提供し、ここで前記のエチレンオキシドは前記のグリコールコポリマーの約37モル%〜約70モル%であり、前記繊維はそれぞれ少なくとも400デシテックスである、
    C)前記の複数の繊維ラインを、前記の少なくとも二層の不織材の間に、不織材の幅1インチ(2.5cm)当たり少なくとも8本の繊維ラインがあるように間隔を空けられた、実質的に平行で、等間隔を空けられた繊維ラインの層として挿入し、
    D)前記の各繊維ラインを、約4.5〜約5.5を超えるドラフトまで実質的に同程度に延伸し、
    E)前記の繊維ラインの層に隣接する不織材の面の片方または両方に、そして/または前記の複数の延伸されたスパンデックス繊維ラインの表面に、約300°F〜約325°F(約149℃〜約163℃)の温度を有するホットメルト接着剤を適用し、
    F)前記の不織材の隣接する面の両方に、前記の複数の延伸されたスパンデックス繊維を接着させるために十分な条件下で、前記の不織材および/または前記の複数の延伸された繊維の接着剤含有面を相互に接触させ、そして
    G)前記の複数の延伸された繊維を、前記の少なくとも二層の不織材の面の両方に接着後に、前記の複数の延伸された繊維を弛緩させ、それにより前記の弾性の多層複合ラミネート構造物を提供する、
    工程を含んでなる、弾性の多層複合ラミネート構造物を製造する方法。
  24. 繊維ラインが約650〜約4000ダルトンの数平均分子量を有するポリウレタンまたはポリウレタン尿素を含んでなる、請求項23記載の方法。
  25. 不織材がポリオレフィン、ポリエステルおよびポリアミド・ウェブの少なくとも一つか
    ら選択される、請求項23記載の方法。
  26. ホットメルト接着剤が、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)コポリマー;スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)コポリマー;スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)コポリマー;エチレン−ビニルアセテート(EVA)コポリマー;非晶質ポリ−アルファ−オレフィン(APAO)ポリマーおよびコポリマー;並びにエチレン−スチレン・インターポリマー(ESI)よりなる群から選択されるポリマーを含んでなる粘着剤である、請求項23記載の方法。
  27. 更に、前記の弾性の複合構造物を、使い捨ておむつ;トレーニングパンツ;成人失禁用品および製品;月経用品、衣料品および製品;包帯;創傷手当用品;外科用ドレープ、外科用ガウン、衛生用保護マスク、衛生用手袋、ヘッドカバー、ヘッドバンド、オストミーバッグ、ベッドパッドおよびベッドシーツから選択される使い捨て衛生用製品における使用のための伸縮性構成材に転換する工程を含んでなる、請求項23記載の方法。
  28. 伸縮性構成材が、使い捨ておむつまたはトレーニングパンツの前部、後部および側部パネル;脚部のカフス;および/またはウエストバンドにおける使用のためである、請求項27記載の方法。
  29. 更に、前記の弾性の複合構造物を、衣料品における使用のための伸縮性構成材に転換する工程を含んでなる、請求項23記載の方法。
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