JP2009530506A - 医療品用の弾性不織シート - Google Patents

医療品用の弾性不織シート

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    • D06N3/0031Retractable fibres; Shrinking of fibres during manufacture

Abstract

本発明は、弾性ポリマー溶液を用いた処理により弾性ポリマーをネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材に実質的に均一に含浸させることによって製造された伸縮性不織シートに関する。本不織シートはおむつおよび他の衛生用品の製造に有用である。本不織シートはまた、医療品および医療用途にも有用である。

Description

本発明は、医療または個人衛生用品の製造での使用に好適な伸縮性不織シートに関する。より具体的には、本伸縮性不織シートは、弾性ポリマーをネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材に実質的に均一に含浸させることによって形成される。
(関連出願の相互参照)
本出願は2003年4月14日出願の米国特許出願第10/413,172号の一部継続である。
弾性不織材料は当該技術分野で周知である。弾性不織材料の例には、「伸張接合」および「ネック−接合」ラミネートが挙げられる。伸張接合ラミネートは、層を弛緩させるとすぐに収集可能な層が集まるように弾性層が延伸された状態にある間に収集可能な層を弾性層に接合させることによって製造される。ネック−接合ラミネートは、ネック付き非弾性層を繊維層上で弾性フィルムと接合させることによって製造される。弾性層は一般に弾性フィルムまたは弾性不織ウェブを含む。これらの弾性不織ラミネートは、少なくとも2つの別個の不織層またはフィルム層の製造を必要とする。
リーデル(Riedel)に付与された米国特許公報(特許文献1)(リーデル)は、引裂なしに少なくとも30%の伸びが可能な、少なくとも50重量パーセントの延伸可能な布と布中の穴を満たすことなく布中に含浸された少なくとも15重量パーセントのエラストマーとを含む通気性の弾性包帯材料を記載している。
モーマン(Morman)に付与された米国特許公報(特許文献2)(モーマン)は、不織ウェブなどのネッキング可能な(neckable)材料にエラストマー前駆体を塗布し、ネッキング可能な材料をネック伸張し、そしてネッキング可能な材料がネック付き材料に接合されたエラストマー層を形成するためのネック付き状態にある間に、加熱などによってエラストマー前駆体を処理することによる伸縮性複合材料の製造方法を記載している。好ましいエラストマー前駆体はラテックスまたは熱硬化性エラストマーを含む。エラストマー前駆体は、5g/m2〜約50g/m2の量でネッキング可能な材料に塗布される。エラストマー層は典型的には約2〜約10繊維厚さのウェブに浸透し、エラストマー前駆体の浸透の程度は、エラストマー層が塗布された面に反対側のウェブの面への浸み通しが全くないように調整される。生じた伸縮性複合材料はそれ故、エラストマー層を含む面でフィルム様の手触りを有し、エラストマー層の反対側面でネッキング可能な材料の元のソフトな手触りを保持する。
公開(特許文献3)は、弾性のアクリルラテックス、ポリウレタンラテックス、またはニトリルゴムラテックスなどの、ポリマー材料で飽和されている、メルトブローン繊維の不織ウェブなどの、繊維ウェブを含むZ方向に圧縮性および回復を有する弾性飽和不織材料を記載している。
(特許文献4)は、ニードルパンチされた不織布にゴムまたは合成樹脂を含浸させることによって製造される、コンベアおよび動力伝達装置用のベルトに関する。
経済的に製造できる、ソフトな伸縮および良好な保持力を有する、そして両表面上に布様の手触りを有する弾性シート材料に対する継続的なニーズがある。
米国特許第4,366,814号明細書 米国特許第5,910,224号明細書 欧州特許出願第0472942号明細書 特開昭47−24479号公報 米国特許第4,443,513号明細書 米国特許第4,965,122号明細書 米国特許第4,981,747号明細書 米国特許第5,114,781号明細書 再発行米国特許第Re35,206号明細書 米国特許第5,244,482号明細書
本主題発明は、
ある厚さ、第1および第2外面、機械方向および交差方向を有するネック付き不織基材であって、交差方向に少なくとも30%のパーセント伸び率を有する不織基材を提供する工程と、
溶媒に溶解された弾性ポリマーを含む溶液をネック付き不織基材に実質的に均一に含浸させる工程と、
溶媒を湿式凝固によって含浸不織基材から除去して不織基材の第1外面上および第2外面上のどちらにも弾性ポリマーの実質的に連続の層を形成することなく不織基材の厚さの全体にわたって実質的に均一に弾性ポリマーを沈着させる工程と
を含む伸縮性不織シートの形成方法に関する。
本主題発明はさらに、
ある厚さ、第1および第2外面、機械方向および交差方向、交差方向に少なくとも30%のパーセント伸び率、約15g/m2〜約100g/m2の坪量、500g/インチより大きい破壊テナシティを有する容易に延伸可能な未加工不織基材を提供する工程と、
溶媒に溶解された弾性ポリマーを含む溶液を容易に延伸可能な未加工不織基材に実質的に均一に含浸させる工程と、
溶媒を湿式凝固によって容易に延伸可能な未加工不織基材から除去して不織基材の第1外面上および第2外面上のどちらにも弾性ポリマーの実質的に連続の層を形成することなく不織基材の厚さの全体にわたって実質的に均一に弾性ポリマーを沈着させる工程と
を含む伸縮性不織シートの形成方法に関する。
本主題発明はまた、ネック付けされた方向にネック付けされた、そして実質的に均一に弾性ポリマーで含浸された不織基材を含む伸縮性不織シートであって、3回にわたって伸縮性不織シートがネック付けされた方向に140%まで延伸された後に、少なくとも0.3:1の、100%伸びにおける第3回目の負荷除去サイクルの力対100%伸びにおける第3回目の負荷サイクルの力の比を有するシートに関する。
本主題発明はさらに、実質的に均一に弾性ポリマーで含浸された容易に延伸可能な未加工不織基材を含む伸縮性不織シートであって、3回にわたって伸縮性不織シートが交差方向に30%まで延伸された後に、少なくとも0.15:1の、30%伸びにおける第3回目の負荷除去サイクルの力対30%伸びにおける第3回目の負荷サイクルの力の比を有するシートを指向する。
本発明では、伸縮性複合不織シートは、ネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材に溶媒および弾性ポリマーを含む溶液を含浸させることによって提供される。ネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材は、そのどちらの表面上にもポリマー層を形成することなく不織基材の実質的に均一な含浸を達成する条件下に含浸させられる。溶媒の除去後に、交差方向における負荷サイクルの力と比べて高い負荷除去サイクルの力(良好な保持力およびソフトな伸縮のための)と織物様の手触りとの予期されない組み合わせを有する通気性の含浸不織シートが得られる。さらに、本発明シートは典型的には、通常の多層伸縮ラミネートより製造するのが簡単であり、そしてより薄い。例えば、本発明シートは約0.25mm〜0.75mmの典型的な厚さを有することができるが、伸縮ラミネートは一般に1.3mmより厚い。
用語「ポリマー」には、本明細書で用いるところでは、ホモポリマー、共重合体(例えば、ブロック、グラフト、ランダムおよび交互共重合体などの)、三元共重合体などならびにそれらのブレンドおよび修正品が一般に含まれるが、それらに限定されない。さらに、特に具体的に限定されない限り、用語「ポリマー」には、材料のすべての可能な幾何学的立体配置が含まれるものとする。これらの立体配置には、アイソタクチック、シンジオタクチックおよびランダム対称が含まれるが、それらに限定されない。
用語「ポリエステル」は本明細書で用いるところでは、繰り返し単位の少なくとも85%が、エステル単位の形成によって結合が生み出されてジカルボン酸とジヒドロキシアルコールとの縮合生成物であるポリマーを包含することを意図される。これには、芳香族、脂肪族、飽和、および不飽和の二酸およびジアルコールが含まれる。用語「ポリエステル」には、本明細書で用いるところでは、共重合体(ブロック、グラフト、ランダムおよび交互共重合体などの)、ブレンド、およびそれらの修正品もまた含まれる。ポリエステルの一般的な例は、エチレングリコールとテレフタル酸との縮合生成物であるポリ(エチレンテレフタレート)(PET)である。
用語「ポリウレタン」は本明細書で用いるところでは、本明細書で以下に詳細に記載されるように、二官能性ポリオールをジイソシアネートおよび二官能性連鎖延長剤と縮合させることによって製造されるブロック共重合体を含むことを意図される。
用語「ポリオレフィン」は本明細書で用いるところでは、炭素および水素だけからなる一連の大部分飽和したオープン鎖ポリマー炭化水素の任意のものを意味することを意図される。典型的なポリオレフィンには、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンならびにエチレン、プロピレン、およびメチルペンテンモノマーの様々な組み合わせが含まれるが、それらに限定されない。
用語「ポリエチレン」は本明細書で用いるところでは、エチレンのホモポリマーだけでなく、繰り返し単位の少なくとも85%がエチレン単位である共重合体をも包含することを意図される。
用語「ポリプロピレン」は本明細書で用いるところでは、プロピレンのホモポリマーだけでなく、繰り返し単位の少なくとも85%がプロピレン単位である共重合体をも包含することを意図される。
用語「弾性ポリマー」は本明細書で用いるところでは、シート、繊維、またはフィルムに成形されたときに、およびバイアス力の適用時に、その弛緩したバイアスなし長さの少なくとも約160パーセントである伸張長さまで伸長可能である、そして伸長バイアス力の解除時にその伸びの少なくとも55パーセントを回復するであろう任意のポリマーを意味する。例えば、少なくとも1.6センチメートルまで伸長可能である材料の1センチメートルサンプルは、力を加えることによって1.6センチメートルまで伸長され、そして力を解除された時に、1.27センチメートル以下の長さまで回復するであろう。それらの弛緩した長さの60%よりはるかに多いだけ、例えば100パーセント以上伸長されてもよい多くの弾性材料が存在するし、これらの多くは、伸張力の解除時に、実質的にそれらの元の弛緩した長さまで、例えば、それらの元の弛緩した長さの105パーセント内まで回復するであろう。
用語「不織布」または「不織ウェブ」は本明細書で用いるところでは、編布または織布とは対照的に、ランダムに配置されて識別可能なパターンなしに平面材料を形成する個々の繊維、フィラメント、またはスレッドの構造体を意味する。
用語「スパンボンド」フィラメントは本明細書で用いるところでは、押し出されたフィラメントの直径が延伸によって次に急速に減少する状態で、溶融した熱可塑性ポリマー材料を紡糸口金の複数の細かい、通常円形の毛管からフィラメントとして押し出すことによって形成されるフィラメントを意味する。卵形、多葉形などのような、他のフィラメント断面形状もまた用いることができる。スパンボンドフィラメントは一般に連続であり、約5マイクロメートルより大きい平均直径を有する。スパンボンド不織布またはウェブは、スパンボンドフィラメントを小孔のあるスクリーンまたはベルトなどの収集面上にランダムに置くことによって形成される。スパンボンドウェブは一般に、ホットロールカレンダー掛けまたは高圧の飽和スチーム室にウェブを通すことなどの、当該技術分野で公知の方法によって接合される。また、ウェブは、スパンボンド布の端から端まで置かれた複数の熱接合ポイントで熱ポイント接合することもできる。
用語「機械方向」(MD)は本明細書では、不織ウェブが製造される方向を意味するために用いられる。用語「交差方向」(XD)は機械方向に概して垂直の方向を意味する。
用語「ネッキング(necking)」は本明細書で用いるところでは、例えば不織材の機械方向に平行に、力を不織布に加えて力が加えられる方向に不織布を伸長させ、そして所望の量までコントロールされたやり方で、伸長方向に垂直の方向に、例えば交差方向にその幅を減らすことを伴う方法を意味する。伸長力に垂直の方向は本明細書では「ネック付けされた方向(necked direction)」と言われる。コントロールされた伸張およびネッキングは、室温でまたは室温より高いもしくは低い温度で行われてもよく、布を引き裂くまたは破壊するために必要とされる伸びまで伸張されつつある方向での全体寸法の増加に制限される。
用語「ネック付き不織布(necked nonwoven fabric)」および「ネック付き不織基材(necked nonwoven substrate)」は本明細書では、延伸などの方法によって少なくとも1つの方向に圧縮された任意の不織布を意味するために用いられる。「ネッキング可能な不織布(neckable nonwoven fabric)」は、ネッキング法で少なくとも1つの方向に圧縮することができる不織布である。用語「パーセント・ネックダウン(percent neckdown)」は、非ネック付け寸法と(ネック付けされた方向に測定された)ネック付けされた寸法との間の差を測定し、次に該差を非ネック付け寸法で割り、そして得られた比に100を乗じることによって求められる比を意味する。ネック付き不織材は一般に、ネッキング中にパーセント・ネックダウンに相当する(しかし一次の関係ではない)量だけネック付けされた方向に延伸できる。ネック付き不織材の延伸性は、個々の繊維を不織材内で伸長する、不織材内のいかなる繊維−繊維接合も分裂させるまたは不織材を引き裂くことなく、ネック付き不織材を可能な最大程度までネック付けされた方向に伸長することによってパーセント伸びとして本明細書では測定される。
用語「容易に延伸可能な未加工(as−made)不織布」は本明細書では、不織材製造プロセスで普通に用いられるもの以外の任意の追加加工工程(ネッキングなど)なしに、試験方法セクションに記載される「30%まで伸長するために必要とされる力(Force Required to Elongate to 30%)」によって測定されるように、インチ当たり200グラム(g/インチ)未満、典型的には100g/インチ未満の力の適用によって裂けることなく少なくとも30%(典型的には約60%〜約150%)の交差方向伸び率を有する不織材を意味するために用いられる。50%の伸び率は、10インチ幅サンプルが15インチまで伸長され得ることを意味する。さらに、容易に延伸可能な未加工不織材は平方メートル当たり約15〜約100グラム(g/m2)、典型的には約30〜約80g/m2の坪量、および試験方法セクションに記載される「破壊テナシティ分析(Break Tenacity Analysis)」によって測定されるように500g/インチより大きい機械方向破壊テナシティを有する。容易に延伸可能な未加工不織材は、スパンレースされた(また水絡ませされたとも言われる)、メルトブローされた、または熱接合された不織材であることができ、これらの周知の方法によって製造することができる。
用語「スパンレース不織材」は本明細書では、ウェブ(予形成布、スパンメルトウェブ、エアレイドウェブおよびカードウェブを含むことができる)またはバットに高圧水のジェットを衝突させることによって形成された布を意味するために用いられる。容易に延伸可能な未加工不織材には、タイプ8075ソンタラ(Sontara)(登録商標)(ソンタラ(登録商標)はイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I.DuPont de Nemours and Company)の登録商標である)およびシェング・ハング・インダストリアル・カンパニー、台北、台湾(Sheng Hung Industrial Company,Taipei,Taiwan)によって製造されるフラットタイプ・スパンレース不織材(Flat Type Spunlaced Nonwoven)、品目番号4055−Tが含まれる。
用語「メルトブローン不織材」は本明細書では、溶融ポリマーを、生じたフィラメントを細かい、そして比較的短い繊維へ変換する熱い空気またはスチームの高速流れ中へダイを通して押し出すことによって形成された不織材を意味するために用いられる。繊維は移動するスクリーンまたはベルト上に沈積され、その後カレンダー掛け、エンボス加工、加熱空気、または他の熱接合法によって統合される。
用語「熱接合不織材」は本明細書では、圧力ありまたはなしで、例えば熱風、カレンダー掛け、エンボス加工、赤外加熱、または他の熱接合法による加熱時に溶融し、ウェブまたはバットの繊維を統合不織材へ接着接合する、特別に設計された低融点バインダー繊維またはウェブ繊維より下の融点を有する熱可塑性粉末などの、感熱性材料を含有する繊維のウェブまたはバットからなる布を意味するために用いられる。
用語「不織基材」は本明細書では、ネック付き不織基材か容易に延伸可能な未加工不織基材かのどちらかであることもできる基材を意味するために用いられる。
用語「不織布」は本明細書では、ネック付き不織布か容易に延伸可能な未加工不織布かのどちらかであることもできる布を意味するために用いられる。
用語「湿式凝固」は本明細書では、ある溶媒に溶解された弾性ポリマーを含む溶液をその中に含浸した不織基材が、弾性ポリマーにとっては非溶媒であるか弾性ポリマー溶液を形成するために使用された溶媒と混和する凝固液と接触させられるプロセスを記載するために用いられる。凝固液はまた、それが不織基材を溶解させないように選択される。凝固液は、ポリマー材料を凝固させ、溶媒を凝固液中へ除去させる。凝固液はその後、風乾または加熱によってなど、ポリマー含浸不織材から除去される。
本発明での使用に好適なネッキング可能な不織布には、スパンボンドウェブ、接合カードウェブ、および水絡ませウェブが含まれる。ネッキング可能な不織布は典型的には、交差方向に約30%〜約300%のパーセント伸び率を有するネック付き不織基材を得るために約25%〜約75%のパーセント・ネックダウンを達成するための当該技術分野で公知の方法を用いて交差方向にネッキングされる。本発明で有用なネッキング可能な不織布は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリスチレン、およびポリ−4−メチルペンテン−1などの非弾性ポリオレフィンを含む多数の熱可塑性ポリマーから製造されてもよい。例えば、ネッキング可能な不織布はポリプロピレン、ポリエステル、またはポリプロピレン−ポリエチレン共重合体を含む。好ましい実施形態では、ネッキング可能な不織布は、スパンボンドポリプロピレン布またはカード化熱接合ポリプロピレンもしくはポリエステル布である。出発のネッキング可能な不織基材は典型的には約10g/m2〜約50g/m2の坪量を有する。約10g/m2〜約30g/m2の坪量を有するものなどの比較的低い坪量のネッキング可能な不織布が特に好ましい。不織基材は典型的には水蒸気透過性である。ネッキング可能な不織基材はネッキングされて一般に約15g/m2より大きい坪量を有するネック付き不織基材を提供する。
ネック付き不織布は当該技術分野で公知であり、一般にネッキング可能な不織布を機械方向に伸長して交差方向にネック付けされているネック付き不織布を提供することによって製造される。ネッキング法の例は、例えば、メイトナー(Meitner)らに付与された米国特許公報(特許文献5)(メイトナー)、米国特許公報(特許文献6)、米国特許公報(特許文献7)、および米国特許公報(特許文献8)(すべてがモーマンに付与された)に開示されている。好ましいネッキング法はハッセンベーラー・ジュニア(Hassenboehler Jr.)らに付与された米国特許公報(特許文献9)(ハッセンベーラー)に開示されている。米国特許公報(特許文献9)は米国特許公報(特許文献10)の再発行であり、参照により本明細書によって援用される。ハッセンベーラーの方法に従ってネッキングされた不織ウェブはまた、本明細書では「統合ウェブ」とも言われる。
ネック付き不織材は、比較的低コスト方法を用いて製造することができ、それらはより高度の交差方向延伸性を有し、そして交差方向に不織材を延伸するために比較的低い延伸(負荷)力を必要とするので、他の延伸可能な不織布より好ましい。加えて、ネック付き不織布は機械方向に一般に実質的に非延伸性である、すなわちそれらは機械方向にバイアス力を受けるときに約5%未満のパーセント伸び率を有する。実質的に一方向の伸張は、下に議論されるようにある種の最終用途では非常に望ましい。
好ましい実施形態では、ネック付き不織基材は、ハッセンベーラーに記載されている方法を用いて製造される統合ウェブである。本方法は、比較的低い加工延伸性を有する接合熱可塑性不織ウェブを、オーブンなどの加熱ゾーンに通してウェブを機械方向に延伸しながらウェブの温度をポリマーウェブの軟化温度と溶融温度との間の温度まで上げる工程と、それによって交差方向に配向した繊維を塑性変形させる工程と、ウェブを交差方向に統合する(ネッキングする)工程とを含む。延伸は、第1線速度でウェブをゾーン中に通し、そして第1速度を超える第2線速度でそれを引き出すことによって行われる。第2速度対第1速度の比は例えば約1.1:1〜約2:1の範囲にある。出発接合不織ウェブは非弾性のネッキング可能な不織布であり、2500%/分より大きい歪み速度およびポリマーウェブの軟化点より高いが、その溶融温度より少なくとも10°F下の温度で熱延伸しながら、評価される約4.0:1未満のおよび約1.4:1より大きい破断延伸比を熱加工中に有するように選択される。室温破断点伸び(歪み)は、インストロン(Instron)引張試験機を用いる試験方法ASTM(米国材料試験協会)D 1117−77に基づいて、例えば2〜40パーセント、典型的には5〜20パーセントである。
出発ウェブ中の繊維は、繊維−繊維融合、繊維絡ませ、またはポイント接合によるなどの熱接合によって接合されてもよい。典型的には、ネッキング可能な不織布中の繊維は小さい平均繊維径、例えば約50マイクロメートル未満を有する。スパンボンド前駆体での接合は、ウェブ完全性に影響を及ぼすことなくフィラメントセグメントを局所的に伸長する、留め金で留める、および曲げるために典型的には強い(例えば高温ポイント接合である)。ポイント接合では、接合ポイントおよび接合パターンは一般に、接合ポイントの面積がウェブ面積の約5〜約25%であるように選択される。接合ポイントの形状は、ダイヤモンド形状または当該技術分野で周知の多くの他の形状であることができる。
加熱延伸工程は、交差方向繊維の塑性変形、および大部分の繊維が一般に延伸の方向(機械方向)に整列させられるようなウェブの統合をもたらす。ウェブは、それが縦方向に伸長され、そして出発不織材に関してヒートセットされるように交差方向に統合される。
交差方向に少なくとも30%、例えば少なくとも50%の伸び率を有するネック付き不織基材は、本発明の弾性不織シートを製造するために使用することができる。統合プロセス中の不織ウェブのパーセント・ネックダウンは、それぞれ、約100%〜300%、および150%〜250%の延伸性に対応して、例えば約50%〜約75%、典型的には約60%〜70%である。
ネック付き不織ウェブの坪量は、出発ネッキング可能不織ウェブの坪量より3倍以上高いことができる。ネック付きウェブの坪量は約15g/m2〜約100g/m2、例えば約20g/m2〜約100g/m2、典型的には約25g/m2〜約100g/m2である。ネック付き不織基材の坪量は所望の最終用途により選ばれる。例えば、弾性芯地として使用されるとき、ネック付き不織布の坪量は典型的には約30g/m2〜70g/m2であるが、おむつウェストバンドなどのような衛生最終用途向けには、坪量は典型的には約15g/m2〜40g/m2である。ネック付き不織基材の坪量はまた、最終含浸不織材で所望の弾性を達成するように選択されるべきである。より高い坪量の不織基材は、弾性のより大きいポリマーが不織材中へ含浸されることを可能にし、含浸不織シートの負荷除去力を増加させる。
ハッセンベーラーに記載されているネッキング法での比較的低い坪量の不織材の使用は、本発明により製造される材料を製造するのに好ましい。一緒に使用されて、そして弾性ポリマーを含浸後に、これらのファクターは組み合わせられて、材料を延伸するために比較的低い力(負荷力)が必要とされる、そしてそれが弛緩させられるときに比較的高い収縮力(負荷除去力)が材料によって出される伸縮性不織材を提供する。この特性はこの材料のために想定される最終用途にとって好ましい。負荷除去力対負荷力の関係は、弾性不織材のヒステリシスに関連している。少なくとも150%の交差方向パーセント伸び率を有する、本発明の好ましい製品のためには、100%伸びでの負荷除去力対100%伸びでの負荷力の比は、含浸不織材が3回140%まで延伸され、そして延伸の間に弛緩させられた後に、少なくとも0.3:1であり、例えば0.45:1より大きい。
本発明で有用な弾性ポリマーには、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、およびポリエーテル−エステルブロック共重合体が含まれる。好ましい実施形態では、弾性ポリマーはポリウレタンである。
本発明で有用な弾性ポリウレタンは、高分子グリコールをジイソシアネートと反応させてキャップドグリコールを形成し、キャップドグリコールを(好適な溶媒に)溶解させ、次にキャップドグリコールを、活性水素原子を有する二官能性連鎖延長剤と反応させることによって製造することができる。かかるポリウレタンは、それらがジイソシアネートおよび連鎖延長剤に由来する「ハード」ウレタンおよびウレアセグメントと高分子グリコールに主として由来する「ソフト」セグメントとからなるので、「セグメント化」と称される。かかるポリマーの溶液を調製するのに好適な溶媒は、ジメチルアセトアミド(「DMAc」)、ジメチルホルムアミド(「DMF」)、およびN−メチルピロリドンなどのアミド溶媒であるが、ジメチルスルホキシドおよびテトラメチルウレアなどの他の溶媒もまた使用することができる。
弾性ポリウレタンの製造に使用される高分子グリコールには、ポリエーテルグリコール、ポリエステルグリコール、ポリカーボネートグリコールおよびそれらの共重合体が含まれる。かかるグリコールの例には、ポリ(エチレンエーテル)グリコール、ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール、ポリ(テトラメチレン−コ−2−メチル−テトラメチレンエーテル)グリコール、ポリ(エチレン−コ−ブチレンアジペート)グリコール、ポリ(2,2−ジメチル−1,3−プロピレンドデカノエート)グリコール、ポリ(ペンタン−1,5−カーボネート)グリコール、およびポリ(ヘキサン−1,6−カーボネート)グリコールが挙げられる。
有用なジイソシアネートには、1−イソシアナト−4−[(4−イソシアナトフェニル)メチル]ベンゼン、1−イソシアナト−2−[(4−イソシアナト−フェニル)メチル]ベンゼン、イソホロンジイソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、および2,4−トリレンジイソシアネートが含まれる。
連鎖延長剤はジオールまたはジアミンであることができる。有用なジオールには、エチレングリコール、1,3−トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオール、およびそれらの混合物が含まれる。ジオール連鎖延長剤の使用はポリウレタンにつながる。有用なジアミンには、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1,3−ジアミノペンタン、1,4−シクロヘキサンジアミン、1,3−シクロヘキサンジアミン、およびそれらの混合物が含まれる。このケースでは、生み出されるポリマーはポリウレタンウレア(ポリウレタンのサブクラス)である。ポリエーテルグリコールおよびジアミン連鎖延長剤が利用されるとき、生み出されるポリマーはポリエーテルウレタンウレアであり、ポリエステルグリコールがジアミン連鎖延長剤と組み合わせて利用されるとき、ポリエステルウレタンウレアが生み出される。ジエチルアミン、ブチルアミン、シクロヘキシルアミンなどのような一官能性アミン連鎖停止剤を加えてポリマーの分子量をコントロールすることができる。好ましい実施形態では、弾性ポリマーはジアミン延長ポリウレタンエラストマーである。
弾性ポリマー溶液の調製に好適な溶媒には、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、およびN−メチルピロリドンが含まれる。弾性ポリマー溶液の粘度は、溶液中のポリマー材料の濃度に直接関係し、その結果として溶液粘度は、ネック付き不織布または容易に延伸可能な未加工不織布へのポリマーの浸透の程度およびその中に沈着されるポリマーの量の両方に影響を及ぼし得る。溶液粘度が低すぎるとき、不十分な量のエラストマーがネック付き不織基材にまたは容易に延伸可能な未加工不織基材に沈着され、低い負荷除去力をもたらすかもしれない。溶液粘度が高すぎるとき、不織基材への溶液の浸透が減少し、それによって不織基材へのポリマーの不完全なもしくは均一でない含浸または不織基材の表面上でのポリマーの層の形成をもたらすかもしれない。ネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材へ含浸されるべき弾性ポリマーの溶液は、例えば、25℃で測定された、おおよそ1000〜300,000センチポアズ(「cP」)、典型的には10,000〜40,000cPの溶液粘度を有する。溶液は約5重量%〜20重量%ポリマーを含むことができる。
ネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材がポリマー溶液を吸収できること、およびポリマー溶液が不織基材に実質的に完全にそして均一に含浸されることが必要である。ネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材はそれ故、ネック付き不織布または容易に延伸可能な未加工不織布中へポリマー溶液が吸収されるのを妨げるような方法でコートされるまたは別のやり方で処理されるべきではない。弾性ポリマー溶液および/または不織布は、ポリマー溶液によるウェブの含浸を容易にするために界面活性剤を含むことができる。好適な界面活性剤には、高分子界面活性剤などの非イオン性湿潤剤が含まれる。
添加剤、例えば、顔料、酸化防止剤、紫外光安定剤および滑剤は、かかる添加剤が本発明の便益を損ねないという条件で、弾性ポリマー溶液に少量添加することができる。
弾性ポリマー溶液は、木材パルプからのセルロース繊維、コットンダスト、または約0.10インチ(2.5mm)未満、例えば0.5mm未満の長さを有する他の合成もしくは天然繊維などの、その中に分散された非常に短い、細かい繊維を含有してもよい。繊維は典型的には、含浸工程中に不織布に十分に浸透するのに十分なほどに小さい。短繊維は、不織材/弾性ポリマー複合材料の総重量を基準に計算されて、約3〜約12重量パーセントの短繊維を含浸不織シート中に沈着させるのに十分な量でポリマー溶液に加えることができる。短繊維は典型的には、短繊維、弾性ポリマー、および溶媒の総重量を基準として、約10〜約30重量パーセント、例えば約10〜約20重量パーセントで弾性ポリマーに加えられる。ネック付き不織布または容易に延伸可能な未加工不織布に、粉末セルロースを含有する弾性ポリマー溶液を含浸させることによって製造された本発明の不織シートは、短繊維を含有しない含浸溶液を使用して製造されたものよりソフトな手触りを有するかもしれない。ポリマー溶液での使用に好適な非常に細かい繊維微粒子材料の例は、J.レッテンマイエル米国(ミシガン州スクールクラフト)(J.Rettenmaier USA(Schoolcraft,Michigan))から入手可能な商品名「アーボセル(Arbocel)30」で入手可能な粉末セルロースである。
弾性ポリマー溶液をネック付き不織基材もしくは容易に延伸可能な未加工不織基材上へコートするまたは別のやり方でネック付き不織基材もしくは容易に延伸可能な未加工不織基材に含浸させる任意の好適な方法は、布に均一に含浸され、そしてコーティングがネック付き不織基材もしくは容易に延伸可能な未加工不織基材の一表面もしくは他の表面上に集中されない限り用いることができる。コーティング方法は不織基材を弾性ポリマー溶液で処理するために用いられてもよいが、溶液および不織材特性ならびにコーティング法条件は、ポリマー層が不織基材のどちらの表面上にも形成されないようにポリマー溶液が不織基材を完全に湿らせるかまたは別のやり方で不織基材へ完全に吸収されるかもしくは追い込まれるように選択されることが留意されるべきである。一般に、コーティング中に塗布されるポリマー溶液の量は、ネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材の上方の予め定められた距離に保持されたコーティング道具を利用することによってコントロールすることができる。溶液はまた不織基材へ機械的に圧入することもできる。ローラー、圧盤、スクレーパー、ナイフなどをコーティング道具として本発明の方法で用いることができる。不織基材上への溶液の吹き付けもまた、エラストマー溶液が実質的に完全におよび均一に不織基材に含浸されるという条件で有効であり得る。スプレーの力を調節して良好な浸透を得るのを支援することができる。不織基材は、繊維ウェブが弾性ポリマー溶液を含有するタンク中へ浸漬されるかまたは別のやり方で浸けられ、引き続き、ニップロール間でなど、圧搾して過剰のポリマー溶液を除去する「浸漬および圧搾」法のような当該技術分野で公知の方法を用いて弾性ポリマー溶液で含浸されてもよい。この方法は、伸縮性複合不織シートの2表面間の差を最小にするために好ましい。
ネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材は、最終含浸不織シートで所望の負荷除去/負荷力比を提供するのに十分なポリマー溶液で含浸される。不織基材は典型的には、弾性ポリマーおよび不織基材の総重量を基準として、約10〜約80重量パーセントの弾性ポリマー、例えば約30〜約50重量パーセントの弾性ポリマーをその中に沈着させるのに十分なポリマー溶液で含浸される。エラストマーの量が低すぎるとき、負荷除去力対負荷力の比は望ましくもなく低いものであり得るし、エラストマーの量が高すぎるとき、シートの表面の手触りは望ましくもなく粘着性であり得る。溶液濃度および/またはネック付き不織布または容易に延伸可能な未加工不織基材中へ含浸される溶液の量を調節して含浸シート中に所望のポリマー含有率を達成することができる。例えば、溶液の塗布中にニップロール間のより幅広いギャップを用いることによって含浸シートに類似のエラストマー含有率を保持しながら溶液中のより低いポリマー濃度を用いると、手触りと負荷除去/負荷力比との改良されたバランスを有する製品を与えることが観察された。
いったん不織基材に溶媒および弾性ポリマーを含む溶液が含浸されたら、溶媒は除去される。溶媒は、湿式凝固、引き続く凝固液の除去によって除去される。湿式凝固は、熱乾燥より驚くほどソフトな、よりクロス様手触りを有する製品を提供する。湿式凝固法は当該技術分野で周知であり、合成皮革の製造に一般に用いられている。水は、取り扱いの容易さおよび低コストのために凝固液として好ましい。他の好適な凝固液には、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、またはメチルエチルケトンが含まれる。ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、もしくはN−メチルピロリドンなどの弾性ポリマー用の溶媒または界面活性剤などの他の添加剤が凝固の速度を修正するために凝固液に加えられてもよい。加えて、凝固浴の温度も凝固速度を変えるためにコントロールすることができる。より遅い凝固速度は、溶媒が除去された後に含浸不織材により魅力的な手触りを与える。
本発明の含浸不織シートで、ネック付き不織基材または容易に延伸可能な未加工不織基材の全体にわたって均一に分配された弾性ポリマー相は通気性である。また、含浸不織シートは典型的には水蒸気透過性である。
含浸不織シートの手触りは、含浸シートの表面上に繊維を立ててよりソフトな手触りをもたらすための紙ヤスリ研磨または毛羽立てによって向上させることができる。毛羽立ては、布を効果的にブラシ掛けして繊維を表面に立てる小さな金属ポイントを含有する回転ロール上に布を通すことを含む。紙ヤスリ研磨では、金属ブラシは紙ヤスリでコートされた回転ロールで置き換えられる。典型的には、含浸布は両面を毛羽立てられるかまたは紙ヤスリ研磨される。例えば、布は80〜200グリット紙ヤスリで研磨することができる。
本発明の伸縮性含浸不織シートは典型的には約40g/m2〜約100g/m2の坪量を有する。それらは特に、おむつのウェストバンドまたは側面および下着などの個人衛生衣で有用である。おむつは商業的には、様々なおむつ構成要素が典型的には機械方向に追加されてプロセスの遅れを回避する長い高速ラインで組み立てられる。これは、挿入前に普通は伸張される、エラストマー材料について特に当てはまる。おむつには一般に、高速製造プロセス中にすべてがおむつの正しい位置に正確に置かれなければならない約20以上の個々の構成要素が含まれる。これは、おむつが移動中である方向と同じ方向に構成要素(テープ、シート、繊維など)がフィードされる場合に達成することがはるかにより容易である。構成要素(例えばウェストバンド)を交差方向に加えるためには、それを機械方向にテープとしておむつ製造プロセスへフィードできるように材料それ自体が交差方向に伸張することが好ましい。例えば、このテープは、シートからカットされ、おむつまたは他の使い捨て下着に接着される7インチ幅およびたったの1インチ長さの一片であるかもしれない。かかるプロセスでは、プロセスへフィードされつつあるおむつ構成要素がプロセスへのフィーディングを容易にするために機械方向に実質的に非延伸性であることもまた好ましい。本発明の伸縮性不織シートは機械方向に実質的に非延伸性であり、交差方向に高程度の回復できる伸張を有し、それらをかかるプロセスでの使用に特に好適にする。
本発明の伸縮性不織シートはまた、様々な衣服、特にジャケットおよびコート用の弾性芯地としても有用である。芯地は、形状保持、パッディング、絶縁値、剛化、または嵩高さを衣服に与えるためにまたはそれらを向上させることを意図されるために衣服の外層と内層との間に挿入された布である。本発明の伸縮性不織シートは、永久的な弾性および身体周り寸法で着心地の良さのために伸縮性を提供する能力と組み合わせられたそれらの低コストのためにこの用途に特に有用である。
本発明の範囲内に入る伸縮性不織シートは、体輪郭に高度に快適であるように提供することができ、弾性回復力のある圧力を負傷したまたは傷ついた区域の一面に加えることによって治療目的を果たすことができる。従って、本発明の範囲内に入る伸縮性不織シートは、医療上の物品および用途に有用であり得る。かかる物品および用途には、例えば、接着テープおよび粘着テープを含むテープ;圧縮ラップを含むラップ;包帯;手術用ドレッシングおよび創傷ドレッシングを含むドレッシング;ならびに手術切開部を取り囲む皮膚に付けられる切開ドレープを含む手術用ドレープが含まれるかもしれない。
(試験方法)
(30%まで伸長するために必要とされる力)
本分析は、マーリン(Merlin)データ収集ソフトウェア・システムを備えたインストロン・モデル(Instron Model)5565で行った。マーリン・システムおよび機器ハードウェアは両方ともインストロン・コーポレーション(マサチューセッツ州ブレーントリー)(Instron Corporation(Braintree,Massachusetts))から入手可能である。不織シートの1インチ±0.05インチ幅(2.54cm±0.13cm)およびおおよそ8インチ(20.32cm)長さサンプルを、サンプル長さを3.00インチ(7.62cm)にセットしてインストロン機のジョーに固定する。サンプルは、サンプルの長さを不織材の交差方向に合わせるように調製する。サンプルを6インチ毎分(15.24cm/分)の速度で30%の伸びまで伸長する。50%伸びでのグラム単位の力を記録した。
(破壊テナシティ分析)
本分析は、マーリン・データ収集ソフトウェア・システムを備えたインストロン・モデル5565で行った。マーリン・システムおよび機器ハードウェアは両方ともインストロン・コーポレーション(マサチューセッツ州ブレーントリー)から入手可能である。不織シートの1インチ±0.05インチ幅(2.54cm±0.13cm)およびおおよそ8インチ(20.32cm)長さサンプルを、サンプル長さを3.00インチ(7.62cm)にセットしてインストロン機のジョーに固定する。サンプルは、サンプルの長さを不織材の交差方向に合わせるように調製する。サンプルを6インチ毎分(15.24cm/分)の速度でサンプルが2つの部分へ破壊するまで伸長し、破過点でのグラム単位の最大力を記録する。
(坪量)
おおよそ1.0インチ×8.0インチ(2.54cm×20.32cm)の不織シートの長方形サンプルを、サンプルが縮みまたはしわを全く含有しないように注意して弛緩させる。サンプルの長さおよび幅を最も近いミリメートルまで測定し、サンプルを最も近いミリグラムの1/10まで秤量する。重量を計算面積で割り、結果を平方メートル当たりのグラムに換算して最も近い0.1グラムまで表す。
(負荷および負荷除去力分析)
本分析は、マーリン・データ収集ソフトウェア・システムを備えたインストロン・モデル5565で行った。マーリン・システムおよび機器ハードウェアは両方ともインストロン・コーポレーション(マサチューセッツ州ブレーントリー)から入手可能である。不織シートの1インチ±0.05インチ幅(2.54cm±0.13cm)およびおおよそ8インチ(20.32cm)長さサンプルを、サンプル長さを3.00インチ(7.62cm)にセットしてインストロン機のジョーに固定する。サンプルは、サンプルの長さを不織材の交差方向に合わせるように調製する。サンプルを6インチ毎分(15.24cm/分)の速度で140%の伸びまで伸長し、次にその元の長さまで弛緩させる。これをもう2回繰り返し、第3回目のサイクルに関して延伸サイクルで材料によって出される力(負荷力(Load Force))を、元のサンプル長さに基づいて50%、100%および135%伸びで記録し、そして同様に、第3回目のリラクセーションサイクルで材料によって出される力(負荷除去力(Unload Force))もまた同じ伸びポイントで記録する。結果を、適合したパーセント伸びでの、グラム単位での第3回目のサイクル負荷および負荷除去力として表す。
(パーセント伸び分析)
縮みまたはしわなしである1.0インチ(2.54cm)幅およびおおよそ8インチ(20.32cm)長さの不織布の弛緩したストリップを、マークが布の端からおおよそ等しい距離であるように、4.0インチ(10.2cm)離れて2ポイントにペンでマークする。布の端を次に各手の親指および人差し指でしっかり保持し、サンプルを十分に延伸するが、サンプルが引き裂かれるまたは任意の類似の機械的損傷を受けるほどには延伸しない。最大伸びのポイントは、布による延伸に対する抵抗の顕著な増加として試験を行う人には明らかである。不織材上の2つのマークしたポイント間の長さを次に測定し、パーセント伸びを、初期長さが10.2cmである、次式によって計算する。
パーセント伸び={(伸長長さ−初期長さ)/初期長さ}×100%
パーセント伸びがネック付けされた方向に測定されるとき、布サンプルは、長さを交差方向(ネック付けされた方向)に合わせてカットする。
(実施例1)
アブゴル・ノンウォウブンス、イスラエル国(Avgol Nonwovens,Israel)によって製造された30インチ(76.2cm)幅、15g/m2の可湿性スパンボンドポリプロピレン不織材を、89フィート毎分(27m/分)でニップロールを通してフィードし、290°F(143℃)の72インチ(1.83m)長さ強制空気オーブンを通って115フィート毎分(35m/分)で運転中の第2ニップロールへ、次に巻取ロール上へ通過させた。このプロセスでは、30インチ(76.2cm)幅の不織材を10インチ(25.4cm)の幅へ交差方向に均一におよびスムーズに統合した(「ネッキングした」)。それは、最小力の適用によってその元の30インチ(76.2cm)交差方向幅に延伸することができた。ネック付き不織材は本質的にゼロの機械方向伸びおよび32.0g/m2の坪量を有した。
ネック付き不織材を、15ミル(0.38mm)ドクターナイフならびに1800分子量のポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール、1−イソシアナト−4−[(4−イソシアナトフェニル)メチル]ベンゼン(ジイソシアネート対グリコールの1.69モル比)、連鎖延長剤(9:1モル比のエチレンジアミンおよび2−メチル−1,5−ペンタンジアミン)、およびジエチルアミンから誘導されたポリウレタンウレアの20重量%のジメチルアセトアミド(DMAC)溶液で一表面上をコートした。次の添加剤もまた使用した:0.5重量%のビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタン)および(3−t−ブチル−3−アザ−1,5−ペンタンジオール)のポリマー(メタクロール(Methacrol)(登録商標)2462B、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニーの登録商標)、0.3重量%二酸化チタン、0.6重量%シリコーンオイル、1.4重量%2,4,6−トリス(2,6−ジメチル−4−t−ブチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート(サイアノックス(Cyanox)(登録商標)1790、サイテック・インダストリーズ(Cytec Industries)の登録商標)、ならびに4重量%のフンタイトとハイドロマグネサイトとの混合物(すべての百分率はポリウレタンウレア重量を基準とした。)ポリウレタンウレア−DMAC溶液は不織材を十分に湿らせた。
コーティッド不織材を空気中に実質的に垂直におおよそ1分間吊して不織材中へのポリマー溶液の十分な浸透を可能にし、次に水中の40容量%DMACの70°F(21℃)浴に浸漬した。1分後に、含浸布を30容量%、20容量%および10容量%DMAC/水溶液にそれぞれ1分間引き続いて移動させ、最終的に100%水浴に2分間浸漬した。含浸布を室温にて空気中で乾燥させた。
生じた含浸不織布シートは、両面上に同等の(乾燥した、織物様の)手触りおよびテクスチャを有した。含浸不織シートの断面の顕微鏡写真は、材料の厚さの端から端まで均一な複合構造を示し、どちらの表面上にも連続ポリウレタンの区域を実質的に全く示さなかった。
不織シートを次に、220グリット紙ヤスリで軽く研磨した。生じた材料は著しくよりソフトな感触を有し、目視観察は、紙ヤスリ研磨前の突出繊維が全くない完全に滑らかな表面と比較して表面から突出する多数の個々の短繊維を示した。本処理がシートの目視美観または弾性特性を著しく損なうことなくよりソフトな手触りを与えることに成功することは予期されなかった。
生じた含浸不織シートは71.4g/m2の坪量を有し、平方メートル当たり39.4グラムのポリウレタンウレア含有率、またはおおよそ55重量%弾性ポリマーを示した。
生じた材料の交差方向での手引き延ばしは、約160%〜180%の伸びを示した。負荷および負荷除去力分析は次の結果を与えた。
Figure 2009530506
Figure 2009530506
表のデータの比較は、100%伸びでの負荷除去力対負荷力の比が0.54であったことを示す。
(実施例2)
シェング・ハング・インダストリアル・カンパニー、116ホウ・カング・ストリート、シ−リン・ディストリクト(116 Hou Kang Street,Shih−Lin District)、台北、台湾、中華民国(ROC)によって製造された、55g/m2フラットタイプ・スパンレース不織材、品目番号4055−Tの10インチ(25.4cm)幅ロールの一部、おおよそ長さ30フィートを、連続的にランする本実施例のために使用した。不織基材を先ず、12.5%固形分を含有する、ジメチルアセトアミド(DMAC)中のT−162ライクラ(Lycra)(R)溶液への浸漬によって含浸させた。本願特許出願人、デラウェア州ウィルミントン(Wilmington,DE)から入手可能であるT−162ライクラ(R)。布スピードは、浴中の全布長さが約6インチである状態で、3フィート/分であった。過剰のポリマー溶液の除去は、0.007インチのギャップのニップロールに含浸布を通すことによって成し遂げた。
生じた含浸布を次に、水に溶解させた40%DMACの浴、引き続いて100%水の2つの別個の浴に通した。これらの浴を通っての布スピードは3フィート/分であった。各浴中の全布長さは8フィートであった。すべての浴は室温、おおよそ72°Fで操作した。生じた布を風乾させて魅力的な弾性特性および80g/m2の坪量の、通気性のある伸縮性不織材をもたらした(45重量%T−162ライクラ(R))。
生じた弾性不織材の交差方向での手パーセント伸び分析(Hand Percent Elongation Analysis)は、50%〜60%の伸びを示した。第3回目のサイクルでの負荷および負荷除去力分析を、サンプルを50%の最大伸びまで伸長し、そして負荷および負荷除去収縮力を20%、30%、および40%伸びで記録したことを除いて試験方法セクションに記載したように行った。この修正負荷および負荷除去力分析は次の結果を与えた。
Figure 2009530506
Figure 2009530506
表のデータの比較は、30%伸びでの負荷除去力対負荷力の比が0.33であったことを示す。

Claims (11)

  1. 実質的に均一に弾性ポリマーで含浸されたネック付き不織基材を含む医療用途用の伸縮性不織シートであって、3回にわたって前記伸縮性不織シートがネック付けされた方向に140%まで延伸された後に、少なくとも0.3:1の、100%伸びにおける第3回目の負荷除去サイクルの力対100%伸びにおける第3回目の負荷サイクルの力の比を有することを特徴とするシート。
  2. 負荷除去力対負荷力の比が少なくとも0.45:1であることを特徴とする請求項1に記載の伸縮性不織シート。
  3. 実質的に均一に弾性ポリマーで含浸された容易に延伸可能な未加工不織基材を含む医療用途用の伸縮性不織シートであって、3回にわたって前記伸縮性不織シートが交差方向に50%まで延伸された後に、少なくとも0.15:1の、30%伸びにおける第3回目の負荷除去サイクルの力対30%伸びにおける第3回目の負荷サイクルの力の比を有することを特徴とするシート。
  4. 負荷除去力対負荷力の比が少なくとも0.3:1であることを特徴とする請求項3に記載の伸縮性不織シート。
  5. 医療品へ形成されることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の伸縮性不織シート。
  6. 前記医療品が、接着テープおよび粘着テープを含むテープ;圧縮ラップを含むラップ;包帯;手術用ドレッシングおよび創傷ドレッシングを含むドレッシング;ならびに手術切開部を取り囲む皮膚に接着される切開ドレープを含む手術用ドレープからなる群から選択されることを特徴とする請求項5に記載の伸縮性不織シート。
  7. 請求項5に記載の伸縮性不織シートから形成されることを特徴とする医療用テープ。
  8. 請求項5に記載の伸縮性不織シートから形成されることを特徴とする医療用ラップ。
  9. 請求項5に記載の伸縮性不織シートから形成されることを特徴とする包帯。
  10. 請求項5に記載の伸縮性不織シートから形成されることを特徴とするドレッシング。
  11. 請求項5に記載の伸縮性不織シートから形成されることを特徴とする手術用ドレープ。
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