JP2011530170A - チャンバのプラズマ洗浄プロセス方法 - Google Patents

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Abstract

プロセスツール内のチャンバをプラズマ洗浄する方法が説明される。基板は、内部に一連の汚染物質を有するプロセスチャンバ内のチャック上に配置される。プラズマプロセスが、一連の汚染物質を基板の上面へ移動させるためにプロセスチャンバ内で実行される。上面に一連の汚染物質を有する基板は、プロセスチャンバから取り除かれる。

Description

背景
1)分野
本発明の実施形態は半導体処理の分野に属し、特に、半導体処理装置の洗浄方法の分野に属する。
2)関連技術の説明
過去数十年の間、集積回路のフィーチャー(構造)のスケーリングは、今でも成長し続けている半導体産業の陰の原動力となっている。ますます小さなフィーチャーのスケーリングによって、半導体チップの限られた実面積上に機能的なユニットの密度を増加させることを可能にする。例えば、トランジスタサイズを縮小することによって、数を増加させたメモリ又はロジックデバイスをチップ上に組み込むことができ、容量が増加した製品の製造を助ける。しかしながら、いつまでもより多くの容量を追い求めることに、問題が無いわけではない。1つのデバイスから別のデバイスまでのクリティカルディメンジョンのばらつき(変化)の許容範囲が、とても厳しくなってきている。したがって、デバイスを製造する際に使用されるプロセスステップにおけるいかなる欠陥をも、デバイス性能の妥協をもたらすことは受け入れられないかもしれない。
プロセス変動を低く抑えることに対する厳しい要求は、装置メーカーにかなりの負担を掛けてきた。高いスループットの要求へ注意を向けるのに加えて、プロセスツールは、製品ウェハのバッチの動作から動作への一貫性のみならず、高いイントラウェハの均一性も示さなければならない。したがって、通常、装置メーカーは、顧客に対して、ウェハからウェハへの及び動作から動作への均一性及び一貫性を確保するために、非常に詳細で時間の掛かる予防的メンテナンス(PM)方法を実行することを要求する。しかしながら、長い周期のツールのアイドリング時間を必要とするならば、そのようなPM方法は実質的にプロセスツールのスループットに影響を与える可能性がある。これは半導体製造生産ラインの容認できない遅延につながるかもしれない。
概要
本発明の実施形態は、プロセスツール内でチャンバをプラズマ洗浄するための方法を含む。一実施形態では、基板(例えば、ウェハ)は、内部に一連の汚染物質を有するプロセスチャンバ内のチャック上に置かれる。そして、プラズマプロセスが、一連の汚染物質を基板の上面へ移動させるためにプロセスチャンバ内で実行される。上面に一連の汚染物質を有する基板は、プロセスチャンバから取り除かれる。特定の一実施形態では、一連の汚染物質は、金属粒子及び誘電体粒子などの、しかしながらそれらに限定されない粒子を含む。別の特定の一実施形態では、プラズマプロセスは、約5〜50mTorrの範囲の圧力で実行される低圧プラズマプロセスである。
別の一実施形態では、内部に一連の汚染物質を有するプロセスチャンバ内におけるチャックの上面を覆うために、基板が配置される。第1プラズマプロセスは、一連の汚染物質を基板の上面へ移動させるためにプロセスチャンバ内で実行される。そして、上面に一連の汚染物質を有する基板を、プロセスチャンバから取り除く。基板がプロセスチャンバ内に位置している間、第2プラズマプロセスはプロセスチャンバを慣らし運転(前処理、シーズニング)するためにプロセスチャンバ内で実行される。チャックの上面が露出している間、第3プラズマプロセスがプロセスチャンバ内で実行される。
別の一実施形態は、エッチングプロセスツールを操作(運転)する方法を含む。プロセスチャンバ内のチャック上に第1基板が提供される。第1基板は、プロセスチャンバ内で第1プラズマプロセスによってエッチングされる。エッチングは、一連の汚染物質をプロセスチャンバ内に供給する。そして、第1基板はプロセスチャンバから取り除かれる。そして、第2基板が、プロセスチャンバ内においてチャックの上面を覆うために配置される。第2プラズマプロセスは、第2基板の上面に一連の汚染物質を移動するためにプロセスチャンバ内で実行される。そして、上面に一連の汚染物質を有する第2基板は、プロセスチャンバから取り除かれる。チャックの上面が露出している間、第3プラズマプロセスがプロセスチャンバ内で実行される。
本発明の一実施形態に係るプラズマプロセスチャンバの断面図を示す。 本発明の一実施形態に係るエッチングプロセスのクリティカルディメンジョン(CD)をチャンバ稼働時間の関数としてプロットしている。 本発明の一実施形態に係るプロセスツール内でチャンバをプラズマ洗浄する方法の一連の操作を表すフローチャートを示す。 第1プラズマプロセスで第1基板(例えば、ウェハ)を内部でエッチングし、エッチングによって一連の汚染物質がプロセスチャンバ内に供給される、本発明の一実施形態に係るプラズマプロセスチャンバの断面図を示す。 第2プラズマプロセスに第2基板(例えば、ウェハ)を内部で曝露し、プラズマプロセスによって一連の汚染物質が第2基板の上面に移動する、本発明の一実施形態に係るプラズマプロセスチャンバの断面図を示す。 内部に基板を有さず、第3プラズマプロセスがプラズマプロセスチャンバ内で実行される、本発明の一実施形態に係るプラズマプロセスチャンバの断面図を示す。 本発明の一実施形態に係るエッチングプロセスツールを操作する方法の一連の操作を表すフローチャートを示す。 チャンバのプラズマ洗浄プロセスを実行できる本発明の一実施形態に係る例示的マルチ周波数エッチングシステムの断面図を示す。
詳細な説明
プロセスツール内のチャンバをプラズマ洗浄する方法を説明する。以下の説明では、本発明の徹底的な理解を提供するために、プラズマ条件や材料様式等の多数の特定な詳細を示す。本発明がこれらの特定な詳細無しに実施可能であることは、当業者にとって明白であろう。他の例では、半導体基板製造技術などのよく知られた構成は、本発明を不必要に曖昧にしないように詳細には説明されない。更に、図に示されている様々な実施形態は、説明的な表示であり、必ずしも比例して描かれてはいないことを理解すべきである。
本明細書で開示されているのは、プロセスツール内のチャンバをプラズマ洗浄する方法である。この方法は、一連の汚染物質を中に有するプロセスチャンバ内のチャックの上にウェハなどの基板を配置することを含んでもよい。一実施形態では、その後、一連の汚染物質を基板の上面へ移動させるためにプロセスチャンバ内でプラズマプロセスが実行される。そして、上面に一連の汚染物質を有する基板をプロセスチャンバから取り除いてもよい。特定の一実施形態では、一連の汚染物質は、金属粒子及び誘電体粒子などの、しかしながらこれらに限定されない粒子を含む。別の特定の一実施形態では、プラズマプロセスは、約5〜50mTorrの範囲の圧力で実行される低圧プラズマプロセスである。
基板がチャックの上面に位置している間にチャンバのプラズマ洗浄プロセスを実行することによって、チャンバの稼動寿命を通してクリティカルディメンジョン(CD)のばらつきを削減することができるかもしれない。例えば、本発明の実施形態において、基板がプロセスチャンバ内でチャックの上面の上にある及び効果的にチャックの上面を遮っている間に、プラズマ洗浄プロセスがプロセスチャンバ内で行われる。チャックを覆う基板がないとき、チャンバ壁又はシャワーヘッドに付着している汚染物質は、プラズマ洗浄プロセスの間、そうではなくチャックの上面に着地するかもしれない。製品基板が続いてチャンバ内で処理される、例えばエッチングされるとき、チャック上のそのような汚染物質の存在は、それがチャック上にあるので、製品基板にホットスポットをもたらす可能性がある。これらのホットスポットは、エッチング特性に影響する可能性があり、製品基板内にエッチングされた望ましくないCDばらつきをもたらす可能性がある。その代わりに、一実施形態では、ダミー又は慣らし運転用基板が、プラズマ洗浄プロセスの間、チャックを覆うのに使用される。その実施形態では、プラズマ洗浄プロセスの間、プロセスチャンバ内に位置する汚染物質をチャックの上面の代わりにダミー又は慣らし運転用基板へ移動させる。したがって、一実施形態では、ダミー又は慣らし運転用基板をプロセスチャンバから取り除くときに、汚染物質はプロセスチャンバから取り除かれる。
本発明の一態様では、プロセスツール内のプロセスチャンバ(例えば、エッチングチャンバ)は、プロセスチャンバ内で製品基板の処理の間、汚染されるかもしれない。図1は、本発明の実施形態に係るプラズマプロセスチャンバの断面図を示す。
図1を参照すると、プロセスチャンバ100は、チャック102及びシャワーヘッド104を含む。典型的な処理条件の下では、サンプル(例えば、製品基板又は製品ウェハ)は、チャック102の上面103の上に配置される。次に、プラズマソースガスがシャワーヘッド104を通ってプロセスチャンバ100内へ均等に流れ、分散する。そして、プラズマ106が、シャワーヘッド104とチャック102の間で打ち出される。プラズマ106は、製品基板内の構造をエッチングするために使用してもよい。
プラズマ106による製品基板のエッチングの間、汚染物質は製品基板から発生するかもしれず、シャワーヘッド104及びプロセスチャンバ100のチャンバ壁108にさえ付着するかもしれない。製品基板のバッチがエッチング用プロセスチャンバを通って循環する際に形成された汚染物質の蓄積は、時間が経つにつれて、エッチングプロセスの質及び再現性に影響を与えるかもしれない。例えば、一実施形態では、シャワーヘッド104上への汚染物質の蓄積は、ある製品基板の1つの領域から同じ製品基板の別の領域までの、又は1つの製品基板から次の製品基板までのエッチング速度のばらつきにつながる。このばらつきは、汚染物質によって妨げられるシャワーヘッド104部分の結果であり、シャワーヘッド104を通るプロセスガスの流れを妨げるかもしれない。別の一実施形態では、チャンバ壁108への汚染物質の蓄積は、最終的に、製品基板上への汚染物質の塊の望ましくない剥離をもたらす可能性がある。汚染物質を取り除くために、プロセスチャンバの湿式洗浄を実行することは可能であるが、製造ラインで数日毎よりも多い頻度でそのような湿式洗浄を実行するのは非効率的であるかもしれない。
したがって、ある数の製品基板がプロセスチャンバ100内でエッチングされた後に、基板無しのチャンバプラズマ洗浄プロセスを実行するのが望ましいかもしれない。典型的な基板無しのプラズマ洗浄プロセスは、チャック104上に基板が無いときに、チャンバ100内で実行される高圧プラズマプロセスの使用を含む。そのような基板無しのプラズマ洗浄プロセスは、製造ラインのタイミングに影響を与えずに、各製品基板のエッチングの間など、チャンバ100の湿式洗浄よりもより頻繁に実行してもよい。しかしながら、本発明の一実施形態では、そのような基板無しのプラズマ洗浄プロセスは、シャワーヘッド104又はチャンバ壁108からチャック102の上面103の上に汚染物質を移動させることができる。更に、特定の一実施形態では、高圧の基板無しのプラズマ洗浄プロセスは、シャワーヘッド104又はチャンバ壁108から完全には汚染物質を取り除かないかもしれない。
基板無しのチャンバプラズマ洗浄プロセスの間におけるチャック102の上面103上への汚染物質の移動は、チャンバのプラズマ洗浄プロセスの実行に続いて製品基板に適用されるエッチングプロセスに不利益な影響を与えるかもしれない。例えば、一実施形態では、チャック102の上面103上への汚染物質の蓄積は、1つの製品基板から次の製品基板までのCDのばらつきにつながる。図2は、本発明の実施形態に係るエッチングプロセスのクリティカルディメンジョン(CD)のプロット200をチャンバ稼働時間の関数として示す。
図2を参照すると、カーブ202は、CDとチャンバ稼働時間との関係を表す。チャンバ稼動時間は、プロセスチャンバの湿式洗浄に続いて処理される製品基板の時間蓄積である。基板無しのプラズマ洗浄は、例えば、製品基板の1バッチ内の各製品基板のエッチングの間に実行される。一実施形態では、より多くの製品基板が処理されるとき、図2に示されるように、基板のCDは増加し始める。一実施形態では、CDの増加は、基板無しのプラズマ洗浄プロセスの間における、チャック102の上面103への汚染物質の移動に起因している。汚染物質は、製品基板がチャンバ100内でエッチングされるのと同時に、チャック102上にホットスポットの形成を引き起こす。これらのホットスポットは、製品基板のCDばらつきへとつながる、サンプル表面でプラズマの局所的エッチング特性を変化させるかもしれない。
したがって、本発明の一態様は、プロセスツール内でチャンバをプラズマ洗浄する方法を含む。図3は、本発明の一実施形態に係るプロセスツール内でチャンバをプラズマ洗浄する方法における一連の操作を表すフローチャート300を示す。
フローチャート300の操作302を参照すると、基板(例えば、ウェハ)は、一連の汚染物質を中に有するプロセスチャンバ内のチャック上に配置される。一実施形態では、基板は、ベア(無垢の)シリコンウェハ又は熱成長した酸化物でコーティングされたウェハなどの、しかしながらこれらに限定されないダミーウェハ又は慣らし運転用ウェハである。特定の一実施形態では、ウェハは300mmウェハであり、プロセスチャンバは300mmウェハの処理に適したツール内に格納されている。一実施形態では、一連の汚染物質は、金属粒子又は誘電体粒子などの、しかしながらこれらに限定されない粒子を含む。
フローチャート300の操作304を参照すると、プラズマプロセスは、その後、一連の汚染物質を基板の上面へ移動させるためにプロセスチャンバ内で実行される。本発明の一実施形態によると、プラズマプロセスは、約5〜50mTorrの範囲の圧力で実行される低圧プラズマプロセスである。特定の一実施形態では、プラズマプロセスは約10mTorrの圧力で実行される。この操作で低圧プラズマプロセスを使用することによって、高圧プラズマプロセスの使用よりも、シャワーヘッドやチャンバ壁などのプロセスチャンバの部分のより徹底的な洗浄を可能にするかもしれない。例えば、一実施形態では、洗浄パターンは、プロセスチャンバの天井の中心から始まり、プロセスチャンバの壁まで徹底的に移動する。
操作304のプラズマ洗浄プロセスで使用するプラズマは、前述のように、プロセスチャンバの様々な部分に位置する汚染物質を叩き出し、ダミー又は慣らし運転用ウェハであり得る基板の上面に汚染物質を移動させるのに適したガスに基づいていてもよい。例えば、一実施形態では、プラズマ洗浄プロセス用のプラズマは、酸素又はアルゴンガスなどの、しかしながらこれらに限定されないガスに基づいていてもよい。一実施形態では、プラズマプロセスは、標準状態で毎分約500〜2000立方センチメートル(sccm)の範囲の流速を有する酸素ガスに基づいており、約60〜200秒間の範囲の持続時間で実行される。特定の一実施形態では、プラズマプロセスは、約1500sccmの流速を有する酸素ガスに基づいており、約180秒間の持続時間で実行される。一実施形態では、プロセスチャンバは、上部電極及び底部電極を有し、プラズマプロセスの間、上部電極は約500〜2000ワットの範囲のソース(プラズマ源、電源)電力を有し、同時に底部電極は約0ワット(バイアス無し)のソース電力を有する。特定の一実施形態では、プラズマプロセスの間、上部電極は約1000ワットのソース電力を有し、同時に底部電極は約0ワットのソース電力を有する。
フローチャート300の操作306を参照すると、基板上に一連の汚染物質を有する基板は、その後、プロセスチャンバから取り除かれる。したがって、一連の汚染物質は、チャック表面に位置すること無しに、プロセスチャンバから取り除かれる。例えば、本発明の一実施形態によると、プラズマ洗浄プロセスを実行する前に、一連の汚染物質はプロセスチャンバ内に格納されているシャワーヘッドに位置している。低圧プラズマ洗浄プロセスを使用することにより、一連の汚染物質はチャックの上面の代わりに基板表面へ移動するので、一連の汚染物質はツールから取り除かれる。
本発明の付加的な一態様では、フローチャート300の操作302、304、306と関連して説明されたプラズマ洗浄プロセスに続いて、第2プラズマ洗浄プロセス操作を実行してよい。フローチャート300の操作308を参照すると、チャックの上面が露出している間に、第2プラズマプロセスをプロセスチャンバ内で実行してもよい。
第2プラズマプロセスは、操作302、304、306からの低圧プラズマ洗浄プロセス方法に従って、プロセスチャンバから容易に移動されない他の汚染物質又は不純物を取り除くのに使用してもよい。例えば、一実施形態では、第2プラズマプロセスはプロセスチャンバ内に位置する有機不純物を消費する本発明の一実施形態によると、第2プラズマ洗浄プロセスは、汚染物質又は不純物(有機汚染物又は不純物など)をプロセスチャンバからポンプで送出可能な揮発性の種に変化させるために高圧プラズマに頼っている。したがって、第2プラズマは、残留する汚染物質又は不純物を、叩き出して移動させるのとは対照的に揮発させるので、基板(例えば、ウェハ)は、この操作でチャックを覆うために使用される必要はない。第2プラズマプロセスでチャックの上面を洗浄できるように、チャックの上面を露出させることは、更に望ましいかもしれない。
操作308の第2プラズマ洗浄プロセスで使用するプラズマは、プロセスチャンバの様々な部分に位置する汚染物質を揮発させるのに適したガスに基づいていてもよい。例えば、本発明の実施形態によると、第2プラズマ洗浄プロセスは、第1プラズマ洗浄プロセスよりも実質的に高い圧力で実行される。一実施形態では、第1プラズマ洗浄プロセスは、約5〜50mTorrの範囲の圧力で実行される低圧プラズマプロセスであり、第2プラズマ洗浄プロセスは、約200〜600mTorrの範囲の圧力で実行される高圧プラズマプロセスである。特定の一実施形態では、第1プラズマ洗浄プロセスは約10mTorrの圧力で実行される低圧プラズマプロセスであり、第2プラズマ洗浄プロセスは、約300mTorrの圧力で実行される高圧プラズマプロセスである。一実施形態では、第2プラズマプロセスは、約500〜4000sccmの範囲の流速を有する酸素ガスに基づいており、約10〜60秒間の範囲の持続時間で実行される。特定の一実施形態では、第2プラズマプロセスは、約30秒間の持続時間で実行される。一実施形態では、プロセスチャンバは、上部電極及び底部電極を有し、第2プラズマプロセスの間、上部電極は約0〜100ワットの範囲のソース電力を有し、同時に底部電極は約0ワット(バイアス無し)のソース電力を有する。特定の一実施形態では、プラズマプロセスの間、上部電極は約1000ワットのソース電力を有し、同時に底部電極は約0ワットのソース電力を有する。
本発明の一態様では、一連の汚染物質によるプロセスチャンバの汚染に続いて、チャンバのプラズマ洗浄プロセスが実行される。図4A〜4Cは、本発明の実施形態に係るプラズマ洗浄プロセス方法が実行されるプラズマプロセスチャンバの断面図を示す。
図4Aは、第1プラズマプロセス406によって、一実施形態では製品ウェハである製品基板408を中でエッチングし、エッチングによって一連の汚染物質がプロセスチャンバ内に供給される、本発明の一実施形態に係るプラズマプロセスチャンバ400の断面図を示す。製品基板408は、チャック402の上面の一部の上方に位置し、それを覆い、プラズマプロセスチャンバ400内に格納されているシャワーヘッド404の下方に位置する。製品基板408は、半導体産業で通常使用される材料でできた多様なブランケット又はパターニングされたスタックを含んでもよい。例えば、一実施形態では、製品基板408は、図4Aの拡大部に示されるように、基板410と、パターニングされた誘電体層412と、金属構造414とを含む。本発明の一実施形態によると、矢印470で示されるように、エッチングプロセスが製品基板408上で実行されている間、一連の汚染物質は、プラズマプロセスチャンバ400で発生し、分散する。一実施形態では、一連の汚染物質は、シャワーヘッド404の部分の上に分散し、シャワーヘッド404の部分をふさぐ。一実施形態では、製品基板408は、金属層及び誘電体層を含み、一連の汚染物質は、金属粒子又は誘電体粒子などの、しかしながらそれらに限定されない粒子を含む。付加的な一実施形態では、有機残留物などの他の汚染物質がプラズマプロセスチャンバ400内に分散される。特定の一実施形態では、有機残留物は、製品基板408上のフォトレジスト416の層から発生する。第1プラズマプロセスによる製品基板408のエッチングに続いて、製品基板408がプラズマプロセスチャンバ400から取り除かれる。
図4Bは、一実施形態ではダミー又は慣らし運転用ウェハであるダミー又は慣らし運転用基板420を第2プラズマプロセスに中で曝露し、プラズマプロセスによって一連の汚染物質がダミー又は慣らし運転用基板420の上面に移動する、本発明の一実施形態に係るプラズマプロセスチャンバ400の断面図を示す。図4Bを参照すると、ダミー又は慣らし運転用基板420は、プラズマプロセスチャンバ400内でチャック402の上面の一部を覆うために配置されている。矢印480によって示されるように、第2プラズマプロセスは、ダミー又は慣らし運転用基板420の上面に一連の汚染物質を移動させるために、プラズマプロセスチャンバ400内で実行される。一実施形態では、一連の汚染物質は、製品基板408のエッチングの間に発生する金属粒子又は誘電体粒子を含む。本発明の一実施形態によると、第2プラズマプロセスは、フローチャート300の操作304と関連して説明された低圧プラズマプロセスなどの低圧プラズマプロセスである。一実施形態では、第3プラズマプロセスは、プラズマプロセスチャンバ400を慣らし運転するために、ダミー又は慣らし運転用基板420がプラズマプロセスチャンバ400内に位置している間に、プラズマプロセスチャンバ400内で実行される。第2又は第3プラズマプロセスのいずれかの実行に続いて、基板上に一連の汚染物質を有するダミー又は慣らし運転用基板420は、プラズマプロセスチャンバ400から取り除かれる。
図4Cは、基板無し又はウェハ無しのプラズマプロセスがプラズマプロセスチャンバ400内で行われている間、中に基板を持たない本発明の実施形態に係るプラズマプロセスチャンバ400の断面図を示す。図4Cを参照すると、基板無しのプラズマプロセスは、チャック402の上面が露出している間、プラズマプロセスチャンバ400内で実行される。一実施形態では、基板無しのプラズマプロセスは、フローチャート300の操作308と関連して説明された高圧プラズマプロセスなどの高圧プラズマプロセスである。一実施形態では、基板無しのプラズマプロセスは、波形の矢印490によって示されるように、プラズマプロセスチャンバ400内に残っている有機残留物を揮発させるために使用される。
本発明の一態様では、チャンバのプラズマ洗浄プロセス方法は、製造ラインの統合方法に組み込まれてもよい。例えば、図5は、本発明の実施形態に係るエッチングプロセスツールを操作する方法における一連の操作を表すフローチャート500を示す。
フローチャート500の操作502を参照すると、慣らし運転用基板は、中に一連の汚染物質を有するプロセスチャンバ内のチャック上に配置される。慣らし運転用基板及び一連の汚染物質は、フローチャート300の操作302と関連して説明された慣らし運転用ウェハ及び一連の汚染物質であってもよい。本発明の一実施形態によると、慣らし運転用基板は、実際の製品ウェハ上で製品用エッチングレシピを動作させる前に、プロセスチャンバ内で製品用エッチングレシピが適用されるウェハである。
フローチャート500の操作504を参照すると、プラズマ洗浄プロセスは、慣らし運転用基板又は慣らし運転用ウェハがチャック上に位置している間、プロセスチャンバ内でプラズマプロセスを実行することによって行われる。この操作は、一連の汚染物質を、例えば、プロセスチャンバ壁又はプロセスチャンバシャワーヘッドから慣らし運転用基板の上面へ移動させるために行われる。一実施形態では、プラズマ洗浄プロセスは、フローチャート300の操作304と関連して説明された低圧プラズマプロセスなどの低圧プラズマプロセスである。
フローチャート500の操作506を参照すると、慣らし運転レシピは、慣らし運転用基板がプロセスチャンバ内のチャック上に存在している間、プロセスチャンバを慣らし運転するためにプロセスチャンバ内で実行される。本発明の一実施形態によると、慣らし運転レシピは、プロセスチャンバ内で次に製品基板をエッチングするのに使用されるエッチングレシピと同じである。付加的な一実施形態では、慣らし運転用基板がプロセスチャンバ内のチャック上に依然として位置している間、慣らし運転レシピに続いて、燃焼(灰、アッシュ)レシピが実行される。一実施形態では、使用される燃焼レシピは、次に処理される製品基板で行われる燃焼レシピと同様又は同一である。そのような慣らし運転(すなわち、エッチング)及び燃焼レシピは、既知の技術のようないくつかのプラズマガス及び様々なプロセス条件での使用を含んでもよい。
フローチャート500の操作508を参照すると、上面に一連の汚染物質を有する慣らし運転用基板が、プロセスチャンバから取り除かれる。そして、フローチャート500の操作510を参照すると、基板無し又はウェハ無しのプラズマ洗浄レシピが、プロセスチャンバ内で行われる。一実施形態では、基板無しのプラズマ洗浄プロセスは、フローチャート300の操作308と関連して説明された高圧プラズマプロセスなどの高圧プラズマプロセスである。
この点において、プロセスチャンバのプラズマ洗浄及び慣らし運転操作は、完全であるかもしれず、製品基板又は製品基板のバッチは、プロセスチャンバ内で処理されるかもしれない。フローチャート500の操作512を参照すると、製品基板はプロセスチャンバ内に挿入され、製品用レシピが製品基板に実行される。例えば、本発明の実施形態において、製品基板は、操作506と関連して説明された慣らし運転レシピと同一又は同様のレシピでエッチングされる。燃焼レシピもまた、操作506と関連して説明されたプロセスシーケンスを反映して、エッチングレシピの実行に続いて製品基板に実行してもよい。
フローチャート500の操作514を参照すると、製品基板又は製品ウェハは、プロセスチャンバから取り除かれ、基板無し又はウェハ無しのプラズマ洗浄レシピがプロセスチャンバ内で実行される。一実施形態では、基板無しのプラズマ洗浄プロセスは、フローチャート300の操作308又は上記操作508と関連して説明された高圧プラズマプロセスなどの高圧プラズマプロセスである。製造ラインの要件によって、操作512及び514は、循環矢印516によって示されるように、複数回を通して循環してもよい。例えば、一実施形態では、操作512及び514は、25の製品基板の単一バッチに適応させるために25回を通して循環される。
循環矢印518を参照すると、操作512/514サイクルが一旦所望の回数完了すると、製品基板又は製品ウェハの別のバッチを処理する前に、プラズマ洗浄プロセス502から510を実行してもよい。次に、湿式洗浄などの予防的メンテナンス(PM)プロセスをプロセスチャンバで実行することが必要となるまで、516及び518の2つのサイクルを繰り返してもよい。本発明の一実施形態によると、プロセスチャンバの製造シーケンス内に低圧プラズマ洗浄プロセスを取り入れることによって、PMプロセスが必要とされる前に処理可能な製品基板数は、もしも低圧プラズマ洗浄プロセスが使用されない場合に処理可能な製品基板数の約3倍である。一実施形態では、プロセスチャンバの製造シーケンス内に低圧プラズマ洗浄プロセスを取り入れることによって、プロセスチャンバはPMプロセス間において約1000プロセス時間に対して使用可能となる。
上述の方法などのチャンバプラズマ洗浄プロセス方法を、多様なエッチング又は反応チャンバ内で使用してもよい。例えば、一実施形態では、チャンバプラズマ洗浄プロセスは、米国カリフォルニア州のアプライドマテリアルズ社(Applied Materials)によって製造されるEnabler(商標名)エッチングチャンバなどの、エッチングガス混合物を多重RF周波数で励起可能なプラズマエッチングチャンバ内で実行される。別の一実施形態では、チャンバプラズマ洗浄プロセスは、これらも米国カリフォルニア州のアプライドマテリアルズ社によって製造されるMxP(商標名)、MxP+(商標名)、Super−E(商標名)、又はE−MAX(商標名)チャンバなどの磁気強化反応性イオンエッチャー(MERIE)エッチングチャンバ内で実行される。また、チャンバプラズマ洗浄プロセスは、誘導技術を用いてプラズマが形成されるチャンバなどの、技術的に知られた他の高性能タイプのエッチングチャンバ内で実行されてもよい。
Enabler(商標名)エッチングチャンバなどの、チャンバプラズマ洗浄プロセスを実行できる例示的マルチ周波数エッチングシステム600の断面図が図6に示される。システム600は、接地されたチャンバ605を含む。一実施形態では、ダミー又は慣らし運転用ウェハであるダミー又は慣らし運転用基板610は、開口615を通してロードされ、温度制御されたカソード620にクランプされる。特定の実施形態では、温度制御されたカソード620は、複数のゾーンを含んでおり、基板610の中心近傍の第1熱ゾーン622及び基板610の周縁近傍の第2熱ゾーンなど、各ゾーンを独立して設定温度に制御できる。プロセスガスは、ガス源645、646、647、648から、夫々のマスフローコントローラ(質量流量制御装置)649を通って、チャンバ605の内部へ供給される。ある実施形態では、NSTU650は、制御可能な内側・外側直径ガス流量比を提供し、それによってプロセスガスは、基板610の中心近傍又は基板610の周縁近傍において、基板610の直径全域に亘る中性種濃度の調整のために、より高い流速で供給してもよい。チャンバ605は、ターボ分子ポンプを含む大容量真空ポンプスタック655に接続される排気弁651を介して減圧するために排気される。
RF電力が印加されると、基板610上方のチャンバ処理領域にプラズマが形成される。バイアス電力RFジェネレータ625は、カソード620に結合される。バイアス電力RFジェネレータ625は、更にプラズマを励起するバイアス電力を提供する。バイアス電力RFジェネレータ625は、典型的には約2MHzから60MHzまでの間の低い周波数を有し、特定の一実施形態では13.56MHzの帯域にある。ある実施形態では、プラズマエッチングシステム600は、バイアス電力RFジェネレータ625と同じRF整合器627に接続される約2MHz帯域の周波数の追加バイアス電力RFジェネレータ626を含む。ソース電力RFジェネレータ630は、整合器(図示せず)を通って、プラズマを励起するための高周波ソース電力を提供するためにカソード620に対してアノードであるかもしれないシャワーヘッド635に結合される。ソースRFジェネレータ630は、典型的には、100〜180MHzの間などの、特定の実施形態では162MHz帯域の、バイアスRFジェネレータ625より高い周波数を有している。バイアス電力は、基板610のバイアス電圧に影響し、基板610のイオン衝撃を制御すると共に、ソース電力は、基板610のバイアスと比較的独立してプラズマ密度に影響を与える。プラズマが生成されるある入力ガスセットのエッチング性能は、プラズマ密度及び基板バイアスでかなり異なり、その結果、プラズマを励起する電力の量と周波数の両方が重要であることに留意すべきである。基板直径は、150mm、200mm、300mm等と時間とともに進歩しているので、プラズマエッチングシステムの基板領域へのソース及びバイアス電力を標準化(正規化)するのが技術的には一般的である。
特定の実施形態では、プラズマエッチングチャンバは、基板610の直径全域に亘ってプラズマ内の荷電種の密度を制御するために、内側と外の直径磁場強度比を制御するためのCSTUを含む。1つの例示的なCSTUは、チャンバ605の内側ゾーン及び外側ゾーンのいずれか又は両方に0Gと約25Gの間の磁場を提供するために、基板610の周縁近傍の磁気コイル640及び基板610の中心近傍に磁場コイル641を含む。
本発明の一実施形態では、システム600は、低周波バイアス電力、高周波ソース電力、CSTU内側・外側磁場比、エッチングガスの流れ比及びNSTU内側・外側流れ比、プロセス圧力、カソード温度、及び他のプロセスパラメータを制御するためのコントローラ670によってコンピュータ制御される。コントローラ670は、様々なサブプロセッサ及びサブコントローラを制御する工業環境で使用可能ないかなる形態の汎用データ処理システムのうちの1つであってもよい。一般に、コントローラ670は、他の共通部品の中で、メモリ673及び入力/出力(I/O)回路674と通信する中央演算処理装置(CPU)672を含む。CPU672によって実行されるソフトウェア命令によって、システム600は、例えば、基板をチャンバ605内へロードしたり、Oなどのプラズマ洗浄プロセスガスをチャンバ605内へ導入したり、汚染物質を基板の上面へ移動させる。製品基板における金属層上の無機誘電体キャップ層をエッチングすることなどの本発明に係る他のプロセスも、コントローラ670によって実行されてもよい。本発明の態様は、本発明の一実施形態に係る、ダミー又は慣らし運転用基板をチャンバ605内にロードする及びOなどのプラズマ洗浄ガスをチャンバ605に導入するために、コンピュータ(又は他の電子機器)をプログラミングするために使用されるかもしれない命令を中に格納したコンピュータで読み出し可能な媒体を含むかもしれないコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。コンピュータで読み出し可能な媒体は、フロッピー(商標名)ディスク、光ディスク、CD−ROM(コンパクトディスクリードオンリーメモリ)、光磁気ディスク、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、EPROM(消去可能なプログラム可能なリードオンリーメモリ)、EEPROM(電気的に消去可能なプログラム可能なリードオンリーメモリ)、磁気又は光カード、フラッシュメモリ、又は電子命令を格納するのに適した他の一般的に知られているタイプのコンピュータで読み出し可能な記憶媒体を含んでもよいが、これらに限定されない。また更に、本発明はコンピュータプログラム製品を含むプログラムファイルとしてダウンロードしてもよく、その場合、リモートコンピュータからリクエストを行っているコンピュータまでプログラムファイルを転送してもよい。
このように、プロセスツールのチャンバをプラズマ洗浄する方法が開示された。本発明の一実施形態によると、基板は、一連の汚染物質を中に有するプロセスチャンバ内のチャック上に配置される。そして、プラズマプロセスは、一連の汚染物質を基板の上面へ移動させるためにプロセスチャンバ内で実行される。そして、基板上に一連の汚染物質を有する基板が、プロセスチャンバから取り除かれる。一実施形態では、一連の汚染物質は、金属粒子及び誘電体粒子などの、しかしながらそれらに限定されない粒子を含む。別の実施形態では、プラズマプロセスは、約5〜50mTorrの範囲の圧力で実行される低圧プラズマプロセスである。

Claims (15)

  1. プロセスツール内のチャンバをプラズマ洗浄する方法であって、
    一連の汚染物質を中に有するプロセスチャンバ内のチャック上に基板を配置するステップと、
    前記一連の汚染物質を前記基板の上面へ移動させるために、前記プロセスチャンバ内でプラズマプロセスを実行するステップと、
    前記基板上に前記一連の汚染物質を有する前記基板を前記プロセスチャンバから取り除くステップとを含む方法。
  2. 前記一連の汚染物質は、金属粒子及び誘電体粒子から成る群から選択される粒子を含む請求項1記載の方法。
  3. 前記プラズマプロセスは、約5〜50mTorrの範囲の圧力で実行される低圧プラズマプロセスである請求項1記載の方法。
  4. 前記プラズマプロセスは、標準状態で毎分約500〜2000立方センチメートル(sccm)の範囲の流速を有する酸素ガスに基づいており、約60〜200秒間の範囲の持続時間で実行される請求項3記載の方法。
  5. 前記プロセスチャンバは、上部電極と底部電極を有し、前記プラズマプロセスの間、前記上部電極は約500〜2000ワットの範囲のソース電力を有し、前記底部電極は約0ワットのソース電力を有する請求項1記載の方法。
  6. 前記プラズマプロセスを実行する前に、前記一連の汚染物質は前記プロセスチャンバ内に格納されているシャワーヘッドに位置している請求項1記載の方法。
  7. プロセスツール内のチャンバをプラズマ洗浄する方法であって、
    一連の汚染物質を中に有するプロセスチャンバ内のチャックの上面を覆う基板を配置するステップと、
    前記一連の汚染物質を前記基板の上面へ移動させるために、前記プロセスチャンバ内で第1プラズマプロセスを実行するステップと、
    前記基板が前記プロセスチャンバ内に位置する間、前記プロセスチャンバを慣らし運転するために前記プロセスチャンバ内で第2プラズマプロセスを実行するステップと、
    前記基板上に前記一連の汚染物質を有する前記基板を前記プロセスチャンバから取り除くステップと、
    前記チャックの前記上面が露出している間、前記プロセスチャンバ内で第3プラズマプロセスを実行するステップとを含む方法。
  8. 前記一連の汚染物質は、金属粒子及び誘電体粒子から成る群から選択される粒子を含む請求項7記載の方法。
  9. 前記第3プラズマプロセスは、前記プロセスチャンバ内に位置する有機不純物を消費する請求項8記載の方法。
  10. 前記第1プラズマプロセスは、約5〜50mTorrの範囲の圧力で実行される低圧プラズマプロセスであり、前記第3プラズマプロセスは、約200〜600mTorrの範囲の圧力で実行される高圧プラズマプロセスである請求項7記載の方法。
  11. 前記第1プラズマプロセスは、標準状態で毎分約500〜2000立方センチメートル(sccm)の範囲の流速を有する酸素ガスに基づいており、約60〜200秒間の範囲の持続時間で実行され、前記第3プラズマプロセスは、約500〜4000sccmの範囲の流速を有する酸素ガスに基づいており、約10〜60秒間の範囲の持続時間で実行される請求項10記載の方法。
  12. 前記プロセスチャンバは、上部電極と底部電極を有し、前記第1プラズマプロセスの間、前記上部電極は約500〜2000ワットの範囲のソース電力を有し、前記底部電極は約0ワットのソース電力を有し、前記第3プラズマプロセスの間、前記上部電極は約0〜100ワットの範囲のソース電力を有し、前記底部電極は約0ワットのソース電力を有する請求項7記載の方法。
  13. 前記第1プラズマプロセスを実行する前に、前記一連の汚染物質は前記プロセスチャンバ内に格納されているシャワーヘッドに位置している請求項7記載の方法。
  14. エッチングプロセスツールを操作する方法であって、
    プロセスチャンバ内のチャック上に第1基板を提供するステップと、
    前記プロセスチャンバ内において第1プラズマプロセスによって前記第1基板をエッチングするステップとを含み、前記エッチングは前記プロセスチャンバ内に一連の汚染物質を提供し、
    前記方法は、前記第1基板を前記プロセスチャンバから取り除くステップと、
    前記プロセスチャンバ内において前記チャックの上面を覆うために第2基板を配置するステップと、
    前記一連の汚染物質を前記第2基板の上面へ移動させるために、前記プロセスチャンバ内で第2プラズマプロセスを実行するステップと、
    前記第2基板上に前記一連の汚染物質を有する前記第2基板を前記プロセスチャンバから取り除くステップと、
    前記チャックの前記上面が露出している間、前記プロセスチャンバ内で第3プラズマプロセスを実行するステップとを更に含む方法。
  15. 前記第1基板は、金属層及び誘電体層を含み、一連の汚染物質は、金属粒子及び誘電体粒子を含む群から選択される粒子を含む請求項14記載の方法。
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