JP2011529761A - 電気手術器具及び電気手術システム - Google Patents

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    • A61B2018/0063Sealing

Abstract

電気手術器具は、ボディ部分(1)と、該ボディ部分に関連付けられたアクチュエータ機構(5)と、第1及び第2のジョー部材(33、34)と、を含む。第1のジョー部材(33)は、比較的大面積の伝導性シール表面(46)と、比較的小面積のエッジ部分(47)と、を有する第1の電極(44)を含む。第2のジョー部材(34)は、比較的大面積の伝導性シール表面(52)と、比較的小面積のエッジ部分(53)と、をやはり有する第2の電極(50)を含む。第1のジョー部材(33)は、ジョーボディに関連付けられた第3の電極(43)と、第1の電極(44)を第3の電極(43)から分ける絶縁体(45)と、を含む。アクチュエータ機構の動作は、第1及び第2のジョー部材の一方又は両方を、ジョーが開かれる第1のポジションと、第1及び第2のジョー部材が間に組織を把持することができるように十分に閉じられる第2のポジションと、伝導性シール表面(46、52)が互いに隣接してシール表面の一方又は両方のエッジ部分(47、53)が主として露出されるように第1及び第2のジョー部材が更に閉じられる第3のポジションと、の間で運動させる。第3の電極(43)の露出面積は、露出されたエッジ部分(47、53)の露出面積よりも大きい。電気手術器具が電気手術ジェネレータ(10)に接続されているとき、該電気手術ジェネレータは、電気手術器具のジョー部材が間に組織を把持した状態でそれらの第2のポジションをとっているときに、第1の電極(44)と第2の電極(50)との間に凝固RF波形を向かわせることができる。電気手術ジェネレータは、また、電気手術器具のジョー部材がそれらの第3のポジションをとっているときに、第1の電極(44)及び第2の電極(50)の一方又は両方と第3の電極(43)との間に切断RF波形を向かわせることができる。

Description

本発明は、ジェネレータと、該ジェネレータからのRFパワーを受けるための電気手術電極を含む電気手術器具と、を含む電気手術システムに関する。このようなシステムは、外科的措置における組織の切断及び/又は凝固によく使用され、最も一般的には「鍵穴」手術すなわち低侵襲手術で使用されるが、ラパロスコープ(腹腔鏡)手術及び「観血」手術でも使用される。
切断及び凝固のために異なる高周波(RF)パワー信号を提供する電気手術ジェネレータを提供すること、並びに例えばバイポーラ器具及びモノポーラ器具などの2つの異なる器具間で切り替えを行うことが、知られている。第1のタイプの先行技術システムでは、1つの電極を有する電気手術器具を提供すること、及びジェネレータからの切断出力又は凝固出力のいずれかに交互に電極を接続するための切り替え手段を上記器具上に設けることも、知られている。このタイプの器具の例は、米国特許第4,427,006号、第5,376,089号、及び第5,573,424号で見ることができる。
或いは、第2のタイプの先行技術システムでは、複数の電極を有する器具を提供すること、及びジェネレータからの信号を異なる電極又は電極の組み合わせに接続することができる切り替え手段を上記器具上に設けることが、知られている。このタイプの器具の例は、米国特許第5,269,780号及び第5,951,551号で見ることができる。いずれの先行技術システムも、ジェネレータによって供給される信号及び電極の選択をともに最適化することができない、という不利益を有する。第1のタイプの先行技術システムの場合、使用される電極が1つということは、その設計が、常に、切断に適した設計と凝固に適した設計との間の妥協でなければならないことを意味する。第2のタイプの先行技術の場合、器具は、どの電極の組み合わせが採用されるかに関係なく、ジェネレータからの同じ出力パワー信号を使用することとなる。米国特許第6,270,497号は、凝固動作と切断動作との間で切り替わるが設計が比較的複雑なデバイスを開示している。
米国特許第7,204,835号は、1対の鉗子ジョーに第3の電極を設けられ、組織の電気手術切断を達成するように設計された電気手術器具を開示する。このような設計は、電気手術切断電極を、一方のジョーの中央に沿って走る長手方向のレールの形で有する。別の設計が、米国特許第6,984,231号に示され、これは、電気手術切断電極を、一方のジョーの外側に位置決めされた「ニップル(乳頭状の突起)」の形で有する。
本発明は、これらの各先行設計に対して改良をもたらすこと、及びたとえ内視鏡手術で直面される非常に限られた空間内でも効果的な切断及び凝固が可能な器具を提供すること、を試みる。
したがって、ボディ部分と、該ボディ部分に関連付けられたアクチュエータ機構と、それぞれジョーボディを有する第1及び第2のジョー部材と、を含む電気手術器具が提供され、第1のジョー部材は、比較的大面積の伝導性シール表面と、比較的小面積のエッジ部分と、を有する第1の電極を含み、第2のジョー部材は、比較的大面積の伝導性シール表面と、比較的小面積のエッジ部分と、をやはり有する第2の電極を含み、第1のジョー部材は、そのジョーボディに関連付けられた第3の電極と、第1の電極を第3の電極から分ける絶縁体と、を含み、アクチュエータ機構の動作は、第1及び第2のジョー部材の一方又は両方を、ジョー部材が開かれる第1のポジションと、第1及び第2のジョー部材が間に組織を把持することができるように十分に閉じられる第2のポジションと、各ジョー部材の伝導性シール表面が互いに隣接するように且つ少なくとも一方のシール表面のエッジ
部分が主として露出されるように第1及び第2のジョー部材が更に閉じられる第3のポジションと、の間で運動させ、第3の電極の露出面積は、露出されたエッジ部分の露出面積よりも大きく、電気手術器具は、また、第1、第2、及び第3の電極を電気手術ジェネレータに独立に接続することができる第1、第2、及び第3の接続要素を含む。
器具は、電気手術器具のジョー部材が間に組織を把持した状態でそれらの第2のポジションをとっているときに、電気手術ジェネレータが第1の電極と第2の電極との間に凝固RF波形を向かわせることができるような、且つ電気手術器具のジョー部材がそれらの第3のポジションをとっているときに、電気手術ジェネレータが第1及び第2の電極の一方又は両方と第3の電極との間に切断RF波形を向かわせることができるような器具である。
その第3のポジションにおいて、ジョーは、シール表面が互いに接触するように完全に閉じられる、又は間に0.2mm未満の隔たりがあるようにほぼ閉じられる、のいずれかである。いずれの場合も、一方又は両方の電極のエッジ部分のみが組織に触れるように、シール表面は、実際は、処理されるべき組織から隠されている。先行技術デバイスと異なり、器具は、ジョーの間に把持された組織を凝固させるのみならず、ジョーのエッジ部分をアクティブ電極として機能させることによって、組織をバイポール式に切断することもできる。
好ましい一構成では、第1及び第2の電極のシール表面は、ジョー部材がそれらの第3のポジションをとるときに、両方のシール表面のエッジ部分が露出されるような表面である。好ましくは、第3の電極の露出面積は、シール表面のエッジ部分の露出面積の少なくとも2倍である。これは、第1及び第2の電極の狭いエッジ部分をアクティブ電極として、且つ第3の電極をリターン電極として確実に機能させるのに有用である。
好都合な一構成では、第3の電極は、第1のジョー部材のボディによって形成され、絶縁体が、第1の電極を第1のジョー部材のボディから隔てる。ゆえに、切断モードで使用されるときに、バイポーラエネルギは、第1及び第2の電極のエッジ部分から組織を経て、リターン電極として機能する一方のジョー部材のボディに伝えられる。或いは、第3の電極は、第1及び第2のジョー部材のボディによって形成され、ジョー部材のボディは伝導性であり、それぞれの絶縁体部材が、第1及び第2の電極のそれぞれを関連のジョー部材ボディから隔てる。このように、エネルギは、いずれか一方の又は両方のジョー部材を介して伝達される。
通常、第1及び第2の伝導性シール表面は、実質的に平たく、第1及び第2の電極の厚さは、0.05mmと1.0mmとの間であると好都合である。絶縁体は、通常、第1の電極と第3の電極との間に配されたセラミック層であり、少なくとも0.2mmの厚さを有すると好都合である。
シール表面のエッジ部分は、ジョー部材のボディと(局所的に又は一様に)同面であってよい。或いは、少なくとも一方のシール表面のエッジ部分の一部又は全部が、ジョー部材の外周からはみ出してよい。これは、高電界強度を発生させるのに有用であるとともに組織の切断時に電極の起動を促進する不連続性を提供する。代わり又は追加として、少なくとも一方のシール表面のエッジ部分が、その外周沿いに1つ又は2つ以上の凹み部分を設けられてよい。これらの凹所は、電極の外周の一部の範囲のみが組織に接触することを保証し、やはり、限られた領域内での高電界強度を促進するとともに効果的な切断を生じさせる。更なる追加又は代わりとして、少なくとも一方のシール表面のエッジ部分が、その外周沿いに1つ又は2つ以上の覆われた部分を設けられてよい。これもやはり、電極の外周の一部の範囲のみが組織に接触することを保証し、限られた領域内での高電界強度を
促進するとともに効果的な切断を生じさせる。
電気手術器具は、特に、腔内手術の応用に、なかでもとりわけ消化管手術に適している。直径が小さく且つ概ねほっそりしたこの構造は、器具を、腔内応用にとって、又は外科的アクセスが尚も更に困難な小児手術にとって理想的なものにする。
電気手術器具は、器具が組織の凝固又は組織の切断のいずれに使用されるかに応じて異なる電極を作動させることによって動作する。器具が組織の凝固に使用される場合は、組織が第1及び第2のジョー部材の伝導性シール表面の間で凝固されるように、第1及び第2の電極が作動される。器具が組織の切断に使用される場合は、バイポーラ信号は、第1の電極と第2の電極との間ではなく、第1及び第2の電極の一方又は両方と第3の電極との間に提供される。
したがって、本発明は、更に、電気手術器具と、電気手術ジェネレータと、を含む電気手術システムにあり、電気手術器具は、ボディ部分と、該ボディ部分に関連付けられたアクチュエータ機構と、それぞれジョーボディを有する第1及び第2のジョー部材と、を含み、第1のジョー部材は、比較的大面積の伝導性シール表面と、比較的小面積のエッジ部分と、を有する第1の電極を含み、第2のジョー部材は、比較的大面積の伝導性シール表面と、比較的小面積のエッジ部分と、をやはり有する第2の電極を含み、第1のジョー部材は、そのジョーボディに関連付けられた第3の電極と、第1の電極を第3の電極から分ける絶縁体と、を含み、アクチュエータ機構の動作は、第1及び第2のジョー部材の一方又は両方を、ジョー部材が開かれる第1のポジションと、第1及び第2のジョー部材が間に組織を把持することができるように十分に閉じられる第2のポジションと、各ジョー部材の伝導性シール表面が互いに隣接してシール表面のエッジ部分が主として露出されるように第1及び第2のジョー部材が更に閉じられる第3のポジションと、の間で運動させ、電気手術ジェネレータは、凝固RF波形又は切断RF波形のいずれかを生成することができる高周波エネルギ源と、電気手術器具の第1、第2、及び第3の電極にそれぞれ接続された第1、第2、及び第3の出力接続と、を含み、ジェネレータは、更に、切り替え手段と、コントローラと、を含み、コントローラは、電気手術器具のジョー部材が間に組織を把持した状態でそれらの第2のポジションをとっているときに、切り替え手段が第1の出力接続と第2の出力接続との間に、したがって第1の電極と第2の電極との間に凝固RF波形を向かわせるような、且つ電気手術器具のジョー部材がそれらの第3のポジションをとっているときに、切り替え手段が第1及び第2の電極の一方又は両方と第3の電極との間に切断RF波形を向かわせるようなコントローラである。
前述と同様に、第3の電極の露出面積は、露出されたエッジ部分の面積よりも、好ましくは少なくとも2倍大きいと好都合である。
本発明は、添付の図面を参照にして、ほんの一例として更に説明される。
電気手術システムの略図である。 図1のシステムで使用するための鉗子タイプの器具を、その一部を断面図で示した略側面図である。 図2の器具のエンドエフェクタを、その開ポジションで示した拡大斜視図である。 図2の器具のエンドエフェクタを、その閉ポジションで示した拡大斜視図である。 図1のシステムの一部を形成するジェネレータのブロック図である。 切り替え回路系とともに第1及び第2の選択的状態で示された、図2の器具の略回路図である。 切り替え回路系とともに第1及び第2の選択的状態で示された、図2の器具の略回路図である。 エンドエフェクタの別の実施形態を、その一部を断面図で示した拡大斜視図である。 エンドエフェクタの更に別の実施形態の拡大斜視図である。 エンドエフェクタの更に別の実施形態の拡大斜視図である。 エンドエフェクタの更に別の実施形態の拡大斜視図である。 エンドエフェクタの更に別の実施形態の拡大斜視図である。
図1について言及すると、ジェネレータ10は、接続コード14を介して器具12のための高周波(RF)出力を提供する出力ソケット10Sを有する。ジェネレータの作動は、コード14による接続を介して器具12から実施されてよい、又はフットスイッチ接続コード18によってジェネレータの背面に接続された、図示されるようなフットスイッチユニット16によって実施されてよい。例示された実施形態では、フットスイッチユニット16は、ジェネレータの凝固モード及び切断モードをそれぞれ選択するための2つのフットスイッチ16A及び16Bを有する。ジェネレータの正面パネルは、凝固及び切断のパワーレベルをそれぞれ設定するための押しボタン20及び22を有し、これらのパワーレベルは、ディスプレイ24に示される。押しボタン26は、凝固モードと切断モードとの間で選択を行うための別の手段として提供される。
図2は、器具12の一実施形態を、より詳しく示している。器具12は、基部側の端2と、末端側の端3と、管状部材の全長にわたって伸びる管腔4と、を伴う細長い管状軸1を含むバイポーラ鉗子デバイスである。管状部材1の基部側の端2にあるのは、第1のハンドル6及び第2の反動7を伴うハサミタイプのハンドルアセンブリ5である。第2のハンドル7は、枢動ピン8を中心にして第1のハンドルに対して枢動可能である。既知の設計の作動メカニズムでは、第2のハンドル7は、ハンドルの運動に対応してU字型の受け31内に支持された球体30の運動が引き起こされるように、その頂部にピン9を取り付けられる。
管状部材1の末端側の端3に収められるのは、より具体的に図3及び図4に示された鉗子ジョーアセンブリ32である。ジョーアセンブリ32は、絶縁されたリベット35によって互いに枢動可能式に結合された第1のジョー部材33及び第2のジョー部材34を含む。ジョーアセンブリ32は、管状部材1の管腔4を通って伸びる押し棒38によって開閉される。棒38は、剛性リンク41によってジョー部材33、34に枢動可能式に接続される。棒38の基部側の端は、球体30を通って管状部材から伸び、コネクタ42において終結する。該コネクタ42によって、デバイスは、電気手術ジェネレータ10に取り付けることができる。
図2には、「ラパロスコープ(腹腔鏡)タイプ」のハンドルが例示されているが、「レゼクトスコープ(切除用内視鏡)タイプ」のハンドルもまた、器具に使用することができる。このようなタイプのハンドルは、いずれも、低侵襲手術の当業者によく知られている。
図3及び図4は、ジョーアセンブリ32を、より詳しく示している。第1のジョー部材33は、セラミック絶縁層45によって分けられた、伝導性ジョーボディ43と、伝導性シール板44と、を含む。シール板44は、平たいシール表面46と、その外周沿いのエッジ部分47と、を有する。図3では、概ね滑らかな表面を伴って示されているが、シール表面46は、粗い表面を提供されてもよい、又は組織の把持を補助するためにギザギザにされてもよい。伝導性ジョーボディ43は、リード48及びコネクタ42によってジェ
ネレータ10の一出力接続に接続される。伝導性シール板44は、コネクタ42及びリード(不図示)によってジェネレータの別の出力接続に接続される。
第2のジョー部材34は、同様の構造を有し、セラミック絶縁層51によって分けられた、伝導性ジョーボディ49と、伝導性シール板50と、を含む。シール板50は、平たいシール表面52と、その外周沿いのエッジ部分53と、を有する。伝導性ジョーボディ49は、リード54及びコネクタ42によってジェネレータ10の一出力接続に接続される。伝導性シール板50は、コネクタ42及びリード(不図示)によってジェネレータの別の出力接続に接続される。
使用に際して、器具12は、器具先端の断面積ができるだけ小さくなるように、図4に示された閉ポジションの状態で、手術部位に導入される。手術部位に達すると、組織を凝固させるために、ジョー部材33、34が開かれるとともにジョーアセンブリ32が操作され、組織をジョー部材33と34との間に拘束させる。ハンドルアセンブリ5は、組織が第1のジョー部材33と第2のジョー部材34との間にしっかり把持されるように、ジョーアセンブリ32を閉じるように操作される。ジェネレータ10は、次いで、第1のジョー部材上のシール板44と、第2のジョー部材上のシール板50と、の間に凝固RF波形を送信するように作動される。RFエネルギは、シール表面46、52を介して組織に伝達され、組織は、凝固された状態になる。
手術部位において組織の切断が望まれるときは、器具12の操作は、幾らか異なる。ジョーアセンブリ32は、図4に示されるように閉じられるので、シール表面46、52は隠され、エッジ部分47、53のみが組織に触れる。エッジ部分47、53は、図4に示されるようにジョー部材33、34の外周から僅かにはみ出す。切断モードでは、電気手術ジェネレータは、有効となる出力接続を切り替えるので、切断RF波形は、組織の凝固の際のように第1のシール板と第2のシール板との間に送られることはなくなる。切断モードでは、ジェネレータ10の一方の極は、第1及び第2のジョー部材のそれぞれの伝導性ジョーボディ43、49に接続される。電気手術ジェネレータのもう一方の極は、第1及び第2のシール板44、52に接続され、これらの板は、シール表面46と52との接触ゆえに、通例は接触している。このようにして、露出エッジ部分47、53がアクティブ電極を形成し、ジョーボディ43、49がリターン電極を形成した状態で、バイポーラ切断波形が組織に送られる。エッジ部分の露出表面積は、伝導性ジョーボディの露出表面積よりも大幅に小さいので、エッジ部分はアクティブ電極の役割を、ジョーボディはリターン電極の役割をそれぞれ担うことになる。したがって、組織は、ジョーアセンブリのエッジを組織に対抗して運動させることによって切断すること、及び組織をジョーの間に把持することによって凝固させることができる。
ジョー部材33、34は、シール表面46、52の大部分が組織から隠されてさえいれば、組織の切断のために完全に閉じられている必要はない。有効な組織切断のためには、0.2mm以下の隔たりで十分であることが見いだされている。
図5は、凝固RF波形及び切断RF波形を異なる電極に提供するためにジェネレータ10がどのように切り替わるかを示している。ジェネレータ10は、切り替え回路62を通じて器具12に接続するための1対の出力ライン60Cを有するパワー発振器の形態の高周波(RF)出力ステージを含む。切り替え回路62は、器具12の電極に接続するための3つの出力接続62A、62B、及び62Cを有する。パワーは、モード切り替えパワー供給66によって発振器60に供給される。
好ましい実施形態では、RF発振器60は、約400kHzで動作し、300kHzから上はHF範囲までの任意の周波数が可能である。モード切り替えパワー供給は、通常、
25kHzから50kHzまでの範囲の周波数で動作する。出力ライン60Cに差し渡して接続されるのは、モード切り替えパワー供給16に接続された第1の出力68Aと、「オン」時間制御回路70に接続された第2の出力68Bと、を有する電圧閾値検出器68である。オペレータ制御及びディスプレイ(図1に示される)に接続されたマイクロプロセッサコントローラ72は、供給電圧の変動によってジェネレータの入力パワーを調整するためにパワー供給66の制御入力66Aに接続され、ピークRF出力電圧限界を設定するために電圧閾値検出器68の閾値設定入力68Cに接続される。
動作に際して、マイクロプロセッサコントローラ72は、ハンドピース上又はフットスイッチ(図1を参照せよ)上に提供されえる作動切り替え構成を外科医が操作することによって電気手術パワーが要求されたときに、モード切り替えパワー供給66に対してパワーを印加させる。ジェネレータの正面パネル(図1を参照せよ)上の制御設定にしたがって、供給電圧とは独立に、入力68Cを介して一定の出力電圧閾値が設定される。通常、乾燥又は凝固の場合は、閾値は、150ボルトと200ボルトとの間の乾燥閾値に設定される。切断又は蒸発のための出力が求められるときは、閾値は、250ボルト又は300ボルトから600ボルトまでの範囲の値に設定される。これらの電圧値は、ピーク値である。これらがピーク値であるということは、乾燥の場合は、所定の値に電圧が固定される前に最大パワーを付与するために、低波高因子の出力RF波形を有することが少なくとも好ましいことを意味する。通常は、1.5以下の波高因子が実現される。
ジェネレータが最初に作動されるとき、発振器60の発振素子を形成するパワー切り替えデバイスが各RF振動周期の最大伝導期間にわたってオンにされるように、RF発振器60の制御入力60I(「オン」時間制御回路70に接続される)の状態は「オン」である。負荷64に送られるパワーは、一部にはモード切り替えパワー供給66からRF発振器60に印加される供給電圧に、一部には負荷インピーダンス64に依存する。乾燥出力についての電圧閾値は、その電圧閾値に到達したときに、「オン」時間制御回路70にそしてモード切り替えパワー供給66にトリガ信号が送信されるように設定される。「オン」時間制御回路70は、RF発振器切り替えデバイスの「オン」時間を実質的に即時に減少させる効果を有する。同時に、モード切り替えパワー供給は無効にされ、発振器60に供給される電圧は降下しはじめる。このようなジェネレータの動作は、ここで参照によって開示内容を本明細書に組み込まれた欧州特許出願第0754437号で詳しく説明されている。
次に、図6A及び図6Bを参照にして、ジェネレータ10の動作が説明される。出力接続62Aは、通例、伝導性ジョーボディ43、49の両方に接続される。出力接続62Bは、シール板44に接続され、出力接続62Cは、シール板50に接続される。器具12を切断モードで動作させることが望まれるときは、フットスイッチ16Aが踏み込まれ、これは、コントローラ72に対して信号を送信させ、切り替え回路62をその「切断」ポジションに設定する。これは、図6Aに例示され、図中、発振器60からの信号は、出力接続62Aと62Cとの間に接続されている。これは、パワー信号が(出力接続62Cを介して)シール板50と(出力接続62Aを介して)伝導性ジョーボディ43、49との間に印加されることを意味する。出力接続62B(したがってシール板44)は、ジェネレータに対して直接の接続を持たないが、2枚のシール板が互いに接触しているおかげで、シール板50に、したがって出力接続62Cに接続されている。
コントローラ72は、切り替え回路を図6Aのポジションに設定するのと同時に、ライン68Cを介して電圧閾値検出器68に信号を送信し、ピーク出力電圧限界を比較的高い「切断」レベルに設定する。この切断信号の制御は、先に言及された欧州特許出願第0754437号で更に詳しく説明されている。切断モードでは、ジェネレータからの出力は比較的高電圧であり、その結果として電流は低レベルであり、2枚のシール板と2つのジ
ョーボディとの間にRF切断電圧を供給されることによって、ジョーアセンブリ32のエッジ部分によって組織を切断することが可能である。
或いは、器具12を凝固モードで動作させることが望まれるときは、フットスイッチ16Bが踏み込まれ、これは、図6Bに例示されるように、コントローラ72に、切り替え回路62をその「凝固」ポジションに設定させる。この設定では、発振器からのパワー信号は、出力接続62Bと62Cとの間に接続される。これは、パワー信号が、2枚のシール板44とシール板50との間に印加されることを意味する。出力接続62Aは、そしてしたがって2つのジョーボディは、ジェネレータから切り離されている。やはり欧州特許出願第0754437号で更に詳しく説明されているように、コントローラ72は、同時に、電圧閾値検出器68に信号を送信し、ピーク出力電圧限界を比較的低い「凝固」レベルに設定する。「凝固」モードでは、ジェネレータからの出力は比較的低電圧であり、それに対応して電流は比較的高レベルである。シール板44とシール板50との間の電圧差は、ジョーアセンブリ32によって保持された組織の凝固を可能にする。
ジョー部材の構造が僅かに異なる別の実施形態の器具12が想起される。図7は、第3の電極がジョーボディ43のボディ全体によってではなく、別個の伝導層55によって形成される一構成を示している。伝導層55は、前述と同様に、絶縁層45によってシール板44から分けられるが、この構造では、ジョーボディの大半は、図3の実施形態のようにジョーボディ43によってではなく、シール板44によって形成される。或いは、ジョー部材の大半が絶縁材料で作成され、その絶縁ジョー材料の両側にシール板44及び伝導層55の両方が比較的薄い層としてあてがわれてもよい。絶縁材料は、シリコーン又はセラミックのような、同種の又は異種の複数の材料層からなることが考えられる。
図8は、シール板50が複数の別々のサブ板56によって形成される一実施形態を示している。これらの板は、共通して作動させることができる、或いは凝固プロセスの際に個別に作動可能であるように各サブ板56を独立に接続することができる。こうすると、凝固プロセスの際に、シール表面52全体の個々の領域を順番に、又は(例えば組織インピーダンスの)何らかのフィードバック制御に応答して通電することができるので、これは、凝固プロセスの制御の向上を可能にする。
図9は、シール板44、50のそれぞれに凹み部分57、58が設けられた一実施形態を示している。これは、組織切断モードにおけるエッジ部分47、53と組織との間の接触を、ジョー部材の先端寄りのより小さい領域59に制限する。この設計は、切断動作をより小さい領域に集中させて、切断プロセスのより正確な制御を可能にするとともに、より小さい組織接触面積によってより高い電界強度を発生させて、より強力な切断を生じさせる。同様に、図10は、エッジ部分53の伝導領域をより小さい先端領域81に制限するためにエッジ部分に沿って絶縁ランナ80を存在させた一実施形態を示している。その効果は同じである、すなわち、より小さく且つより強力な切断領域を提供し、より優れた制御及びより効果的な切断動作を可能にする。
最後に、図11は、概ねフック状のエンドエフェクタを提供するために両ジョーの輪郭を変更された更なる実施形態を示している。ジョー部材33、34は、ともに、ジョーアセンブリ32の末端側の端寄りにフック部分83を形成する凹み部分82を伴うように成形される。ジョー部材33、34は、依然、間の組織を凝固させるために開閉することができるが、それらの閉ポジションをとるときは、器具12を使用者寄りに基部側へ引っ張る逆行動作によって組織を切断することができる。これは、組織を切り開く際に、並びに比較的薄い血管及び組織を切り離す際に、とりわけ有用である。
概して、本発明の範囲から逸脱することなくジェネレータ及びジョー部材のその他の実
施形態が想起されえることがわかる。3つ又は4つ以上の電極を利用し、RFパワー源に対するそれらの接続を選択することによって、また、どの電極が利用されるかに応じて常にRFパワー信号を調整することによって、電気手術信号及び電極構成を最適な効果に一致させることができる。

Claims (15)

  1. ボディ部分と、前記ボディ部分に関連付けられたアクチュエータ機構と、それぞれジョーボディを有する第1及び第2のジョー部材と、を備える電気手術器具であって、
    前記第1のジョー部材は、比較的大面積の伝導性シール表面と、比較的小面積のエッジ部分と、を有する第1の電極を含み、
    前記第2のジョー部材は、比較的大面積の伝導性シール表面と、比較的小面積のエッジ部分と、をやはり有する第2の電極を含み、
    前記第1のジョー部材は、そのジョーボディに関連付けられた第3の電極と、前記第1の電極を前記第3の電極から分ける絶縁体と、を含み、
    前記アクチュエータ機構の動作は、前記第1のジョー部材及び前記第2のジョー部材の一方又は両方を、前記ジョー部材が開かれる第1のポジションと、前記第1のジョー部材及び前記第2のジョー部材が間に組織を把持することができるように十分に閉じられる第2のポジションと、各ジョー部材の前記伝導性シール表面が互いに隣接するように且つ前記シール表面の少なくとも一方の前記エッジ部分が主として露出されるように前記第1のジョー部材及び前記第2のジョー部材が更に閉じられる第3のポジションと、の間で運動させ、
    前記第3の電極の露出面積は、前記露出されたエッジ部分の露出面積よりも大きく、前記電気手術器具は、また、前記第1の電極、前記第2の電極、及び前記第3の電極を電気手術ジェネレータに独立に接続することができる第1、第2、及び第3の接続要素を含む、
    電気手術器具。
  2. 請求項1に記載の電気手術器具であって、
    前記第3の電極の前記露出面積は、前記シール表面の前記エッジ部分の前記露出面積の少なくとも2倍である、電気手術器具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気手術器具であって、
    前記第3の電極は、前記第1のジョー部材の前記ボディによって形成され、前記第1のジョー部材ボディは伝導性であり、前記絶縁体は、前記第1の電極を前記第1のジョー部材の前記ボディから隔てる、電気手術器具。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電気手術器具であって、
    前記第3の電極は、前記第1のジョー部材及び前記第2のジョー部材の前記ボディによって形成され、前記ジョー部材の前記ボディは伝導性であり、それぞれの絶縁体部材が、前記第1の電極及び前記第2の電極のそれぞれを関連のジョー部材ボディから隔てる、電気手術器具。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の電気手術器具であって、
    前記第1の伝導性シール表面及び前記第2の伝導性シール表面は、実質的に平たい、電気手術器具。
  6. 請求項5に記載の電気手術器具であって、
    前記第1の電極及び前記第2の電極のそれぞれの厚さは、0.05mmと1.0mmとの間である、電気手術器具。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の電気手術器具であって、
    各絶縁体部材は、前記第1の電極又は前記第2の電極と、前記関連の第1のジョー部材ボディ又は前記第2のジョー部材ボディとの間にそれぞれ配されたセラミック層である、電気手術器具。
  8. 請求項7に記載の電気手術器具であって、
    前記セラミック層の厚さは、0.2mm以上である、電気手術器具。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の電気手術器具であって、
    前記シール表面の少なくとも一方の前記エッジ部分の一部又は全部は、前記関連のジョー部材ボディの外周からはみ出している、電気手術器具。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の電気手術器具であって、
    前記シール表面の少なくとも一方の前記エッジ部分は、その外周沿いに1つ又は2つ以上の凹み部分を設けられる、電気手術器具。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の電気手術器具であって、
    前記シール表面の少なくとも一方の前記エッジ部分は、その外周沿いに1つ又は2つ以上の覆われた部分を設けられる、電気手術器具。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の電気手術器具であって、
    前記第1の電極及び前記第2の電極の前記シール表面は、前記ジョー部材がそれらの第3のポジションをとるときに両シール表面の前記エッジ部分が露出されるようなシール表面である、電気手術器具。
  13. 電気手術器具と、電気手術ジェネレータと、を備える電気手術システムであって、
    前記電気手術器具は、ボディ部分と、前記ボディ部分に関連付けられたアクチュエータ機構と、それぞれジョーボディを有する第1及び第2のジョー部材と、を含み、
    前記第1のジョー部材は、比較的大面積の伝導性シール表面と、比較的小面積のエッジ部分と、を有する第1の電極を含み、
    前記第2のジョー部材は、比較的大面積の伝導性シール表面と、比較的小面積のエッジ部分と、をやはり有する第2の電極を含み、
    前記第1のジョー部材は、そのジョーボディに関連付けられた第3の電極と、前記第1の電極を前記第3の電極から分ける絶縁体と、を含み、
    前記アクチュエータ機構の動作は、前記第1のジョー部材及び前記第2のジョー部材の一方又は両方を、前記ジョー部材が開かれる第1のポジションと、前記第1のジョー部材及び前記第2のジョー部材が間に組織を把持することができるように十分に閉じられる第2のポジションと、各ジョー部材の前記伝導性シール表面が互いに隣接して前記シール表面の少なくとも一方の前記エッジ部分が主として露出されるように前記第1のジョー部材及び前記第2のジョー部材が更に閉じられる第3のポジションと、の間で運動させ、
    前記電気手術ジェネレータは、凝固RF波形又は切断RF波形のいずれかを生成することができる高周波エネルギ源と、前記電気手術器具の前記第1の電極、前記第2の電極、及び前記第3の電極にそれぞれ接続された第1、第2、及び第3の出力接続と、を含み、
    前記ジェネレータは、更に、切り替え手段と、コントローラと、を含み、
    前記コントローラは、前記電気手術器具の前記ジョー部材が間に組織を把持した状態でそれらの第2のポジションをとっているときに、前記切り替え手段が前記第1の出力接続と前記第2の出力接続との間に、したがって前記第1の電極と前記第2の電極との間に前記凝固RF波形を向かわせるような、且つ前記電気手術器具の前記ジョー部材がそれらの第3のポジションをとっているときに、前記切り替え手段が前記第1の電極及び前記第2の電極の一方又は両方と前記第3の電極との間に前記切断RF波形を向かわせるようなコントローラである、電気手術システム。
  14. 請求項13に記載の電気手術システムであって、
    前記第3の電極の露出面積は、前記露出されたエッジ部分の露出面積よりも大きい、電
    気手術システム。
  15. ボディ部分と、第1及び第2のジョー部材と、前記ボディ部分に関連付けられ、前記ジョー部材の少なくとも一方に接続されてそのジョー部材を他方のジョー部材に相対的に運動させるためのアクチュエータ機構と、を備える電気手術器具であって、
    前記第1のジョー部材及び前記第2のジョー部材は、伝導性シール表面をそれぞれ有する第1の電極及び第2の電極と、絶縁裏張りと、をそれぞれ含み、前記シール表面は、前記ジョー部材が閉構成をとるときに互いに隣接するように向かい合っており、
    前記第1のジョー部材は、前記第1のジョー部材の前記絶縁裏張りによって前記第1の電極から絶縁され前記ジョー部材がそれらの閉構成をとるときに露出される第3の電極を含み、
    前記第1の電極及び前記第2の電極の少なくとも一方は、前記ジョー部材がそれらの閉構成をとるときに露出されたままになる外側方の伝導性エッジ部分を有し、その露出表面積は、前記少なくとも一方の電極の前記伝導性シール表面の面積と比べて比較的小さく、
    前記器具は、また、前記第1の電極、前記第2の電極、及び前記第3の電極を高周波(RF)電気手術ジェネレータに独立に接続することを可能にする第1、第2、及び第3の接続要素を含む、電気手術器具。
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