JP2011528399A5

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Info

Publication number: JP2011528399A5
Application number: JP2011518780A
Authority: JP
Filing date: 2009-06-30
Publication date: 2012-08-16
Anticipated expiration: 2029-06-30

Description

本発明の範囲から逸脱しなければ、前述の組成物、複合材料及び方法にある程度の変更を加えることが可能なことは、当業者には明らかであろう。従って、本明細書中に開示した全ての事柄は、一例に過ぎず、請求する保護範囲を限定しないと解するものとする。更に、本発明の組成物、複合材料及び方法は前記の具体例によって限定すべきでなく、これらの例は本発明の組成物、複合材料及び方法の実例である。
以下に、本発明及びその関連態様を記載する。
態様１．（ｉ）炭素繊維のような強化用繊維並びに（ｉｉ）（ａ）熱硬化性樹脂及び（ｂ）少なくとも１種のブロックコポリマー強化剤を含む熱硬化性樹脂組成物を含んでなる構造用複合材料。
態様２．前記ブロックコポリマー強化剤が二次相強化剤である態様１に記載の複合材料。
態様３．前記ブロックコポリマー強化剤が両親媒性ブロックコポリマーを含む態様２に記載の複合材料。
態様４．前記ブロックコポリマー強化剤がポリ（エチレンオキシド）−ｂ−ポリ（ブチレンオキシド）（ＰＥＯ−ＰＢＯ）ジブロックコポリマー又はポリ（エチレンオキシド）−ｂ−ポリ（ブチレンオキシド）−ｂ−ポリ（エチレンオキシド）（ＰＥＯ−ＰＢＯ−ＰＥＯ）トリブロックコポリマーを含む態様３に記載の複合材料。
態様５．前記熱硬化性樹脂組成物中に存在するブロックコポリマー強化剤の量が、熱硬化性樹脂の総重量に基づき、約１〜約２０重量％である態様１に記載の複合材料。
態様６．前記複合材料がサンドイッチ材料のスキンであることができる態様１に記載の複合材料。これは典型的には軽量のコアの両面に適用される。
態様７．前記熱硬化性樹脂組成物中に存在するブロックコポリマー強化剤の量が、熱硬化性樹脂の総重量に基づき、約０．１〜約５０重量％である態様５に記載の複合材料。
態様８．前記熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、シアネートエステル樹脂又はポリエステルを含む態様１に記載の複合材料。
態様９．前記熱硬化性樹脂組成物が（ｃ）硬化剤、（ｄ）触媒及び、任意的に、（ｅ）添加剤を更に含む態様１に記載の複合材料。
態様１０．前記構造用複合材料のガラス転移温度（Ｔｇ）が約７０〜約３００℃である態様１に記載の複合材料。
態様１１．前記構造用複合材料が、樹脂体積分率約１０〜約９５％の平均樹脂分を含む態様１に記載の複合材料。
態様１２．前記構造用複合材料の平均モードＩ歪エネルギー解除率が約２００〜約１５００Ｊ／ｍ ^２である態様１に記載の複合材料。
態様１３．態様１に記載の前記構造用複合材料の製造方法。
態様１４．（１）熱硬化性樹脂組成物を部分硬化させてアドバンスト熱硬化性樹脂を形成せしめ；（２）炭素強化剤に前記アドバンスト熱硬化性樹脂を含浸させてプリプレグを形成せしめ；そして（３）前記プリプレグを完全硬化させて構造用複合材料を形成せしめることを含んでなる態様１３に記載の方法。
態様１５．前記熱硬化性樹脂を硬化させる温度が約５０〜約３００℃である態様１４に記載の方法。

Claims

（ｉ）強化用繊維並びに（ｉｉ）（ａ）熱硬化性樹脂及び（ｂ）少なくとも１種のブロックコポリマー強化剤を含む熱硬化性樹脂組成物を含んでなる構造用複合材料。
前記ブロックコポリマー強化剤が二次相強化剤である請求項１に記載の複合材料。
前記ブロックコポリマー強化剤が両親媒性ブロックコポリマーを含む請求項２に記載の複合材料。
前記ブロックコポリマー強化剤がポリ（エチレンオキシド）−ｂ−ポリ（ブチレンオキシド）（ＰＥＯ−ＰＢＯ）ジブロックコポリマー又はポリ（エチレンオキシド）−ｂ−ポリ（ブチレンオキシド）−ｂ−ポリ（エチレンオキシド）（ＰＥＯ−ＰＢＯ−ＰＥＯ）トリブロックコポリマーを含む請求項３に記載の複合材料。
前記熱硬化性樹脂組成物中に存在するブロックコポリマー強化剤の量が、熱硬化性樹脂の総重量に基づき、１〜２０重量％である請求項１に記載の複合材料。
前記複合材料がサンドイッチ材料のスキンであることができる請求項１に記載の複合材料。
前記熱硬化性樹脂組成物中に存在するブロックコポリマー強化剤の量が、熱硬化性樹脂の総重量に基づき、０．１〜５０重量％である請求項５に記載の複合材料。
前記熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、シアネートエステル樹脂又はポリエステルを含む請求項１に記載の複合材料。
前記熱硬化性樹脂組成物が（ｃ）硬化剤、（ｄ）触媒及び、任意的に、（ｅ）添加剤を更に含む請求項１に記載の複合材料。
前記構造用複合材料のガラス転移温度（Ｔｇ）が７０〜３００℃である請求項１に記載の複合材料。
前記構造用複合材料が、樹脂体積分率１０〜９５％の平均樹脂分を含む請求項１に記載の複合材料。
前記構造用複合材料の平均モードＩ歪エネルギー解除率が２００〜１５００Ｊ／ｍ ^２である請求項１に記載の複合材料。
請求項１に記載の前記構造用複合材料の製造方法。
（１）熱硬化性樹脂組成物を部分硬化させてアドバンスト熱硬化性樹脂を形成せしめ；（２）炭素強化剤に前記アドバンスト熱硬化性樹脂を含浸させてプリプレグを形成せしめ；そして（３）前記プリプレグを完全硬化させて構造用複合材料を形成せしめることを含んでなる請求項１３に記載の方法。
前記熱硬化性樹脂を硬化させる温度が５０〜３００℃である請求項１４に記載の方法。