JP2011524847A - 単結晶ダイヤモンドの成長方法 - Google Patents

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Abstract

化学気相蒸着による単結晶ダイヤモンドの形成方法であって、(a)少なくとも一つのダイヤモンドのシードを提供すること、(b)ダイヤモンドを成長させるための炭素含有ガスおよび水素と、窒素含有ガスとを含む反応ガスを供給することを含む、化学気相蒸着によりダイヤモンドを成長させるための条件にシードを曝露すること、(c)ダイヤモンドが、内包物なしに欠陥のないステップを有するように、ステップ成長できるように、反応ガス中の他のガスに対する窒素含有ガスの量を制御することを含む、方法。窒素は、0.0001〜0.02体積%の範囲に存在する。ジボランは、0.00002〜0.002体積%の範囲に存在することもできる。炭素含有ガスは、メタンであり得る。

Description

本発明は、単結晶ダイヤモンドの成長方法に関連する。 特に本発明は、化学気相蒸着(CVD)プロセスによるダイヤモンドの成長に関するものである。
多結晶だけでなく、単結晶のダイヤモンドは、さまざまなCVD技術を使って成長される。単結晶ダイヤモンドと同様の性質を有するにもかかわらず、多結晶ダイヤモンドは、新たな用途のための潜在的な材料ではない。
例えば、多結晶ダイヤモンドの熱伝導率は、まだ天然ダイヤモンドの熱伝導率を超えていない。実際には、結晶粒界は、フォノンの散乱中心として振舞い、結果として熱特性およびその他の特性を劣化させるため、多結晶ダイヤモンドでは、結晶粒界は、ダイヤモンドに固有の表面特性の露出を阻害する。高角粒界だけでなく、小角粒界の存在は、多結晶ダイヤモンドの利用における主な欠点である。
利用における単結晶ダイヤモンドを使用する明確な優先順位はないが、単結晶ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと同じような構造、透明度、純度、および仕上げを有するように成長させるのは困難である。単結晶ダイヤモンドは、多結晶ダイヤモンドと比較して優れた特性を有し、微視的および巨視的グラファイト内包物、ならびに非グラファイト内包物、羽(長手方向の欠陥)は、CVD成長させた単結晶ダイヤモンドでは、非常に一般的である。その結果、宝石品質の製品として使用される、CVD成長させたダイヤモンドの単結晶の可能性は減少する。
ラマン分光とX線回折(XRD)による、単結晶CVD成長させたダイヤモンド内の欠陥の詳細な解析は、単結晶ダイヤモンド以外は、欠陥が、サブミクロン〜数ミクロンの範囲のサイズを有するグラファイト領域を有することを明らかにした。
単結晶CVDダイヤモンドを成長させる上でのもう一つの問題は、成長率である。70〜100ミクロン/時間の成長率では、CVDガスに窒素を添加することもできるが、しかし、欠陥が蔓延し、かつ一般的に欠陥密度は成長率と共に増加する。
日本国特許第07277890号のDerwentの要約は、半導体、電子部品もしくは光学部品、または切削工具用のダイヤモンドを合成する方法を開示している。具体的には、日本国特許第07277890号に開示されている方法は、水素に対する窒素の割合が3〜1000 ppmで含まれる窒素、または炭素に対する酸素の割合が3〜100%で含まれる酸素を含む、気体の存在下でダイヤモンドを成長させて、成長率を高めることを含む。
Yan等による技術論文(PNAS,1 October 2002,Vol.99, no. 20,12523‐12525)は、50〜150ミクロン/時間の範囲の成長率で、マイクロ波プラズマ化学気相蒸着(MPCVD)による単結晶ダイヤモンドの製造方法を開示している。
該方法は、150トルで行われるCVDプロセスを含み、かつメタンに対する窒素の比が1〜5%N/CHとなるように、CVDガスに窒素を添加することを含む。Yan等は、より使用可能な成長部位が作成されるため、所定の比率の窒素は、成長率を高めると考えられている。これは、成長の<111>結晶面から<100>結晶面への変更を引き起こす結果であると考えられている。
CVDガス中の窒素含有量の重要性は、所望の利用にカスタマイズした特性を有するダイヤモンドを成長させる方法を教示している、米国特許第5015494号(Yamazaki)で認識されている。
Yamazakiは、電子サイクロトロン共鳴CVDによってダイヤモンドを形成することを開示し、また「外部または内部応力により、成長の格子欠陥を防ぐため」に窒素を添加することを開示している。窒素は、炭素化合物ガスに対する窒素化合物ガスの割合が0.1〜5%で、添加される。得られたダイヤモンドは、0.01〜1重量%の窒素濃度を有する。
また、Yamazakiは、基板上に蒸着されて、形成されたダイヤモンドの基板への密着性を向上させる、窒化ホウ素を形成するためのCVDガスに、ホウ素ガスを添加するための必要条件を開示している。
Yan等、及びYamazakiによると、窒素は、2つの目的のために必要である。具体的には、窒素は、CVD成長単結晶ダイヤモンドの成長率を高めるために、かつ、電子サイクロトロン共鳴におけるCVD成長単結晶ダイヤモンドの格子欠陥を防止するために使用される。
本発明の目的は、実質的に欠陥のない単結晶ダイヤモンドを成長させるためのCVDプロセスを提供することである。
出願人は、随意に窒素に加えたジボランが、単結晶ダイヤモンドを成長させるためのCVDプロセスで果たす役割について、大規模な実験的研究を行ってきた。実験研究は、Yan等およびYamazakiが提案した量の窒素を使用すると、微小亀裂、微小内包物などの、窒素ベースの欠陥を示すダイヤモンドの成長をもたらすことを発見した。実験研究は、随意にジボラン、酸素、ヘリウムを加えた、CVDガス中のごく少量の窒素ガスが、宝石に有用であり、かつ非常に高品質の、実質的に無欠陥の単結晶ダイヤモンドをもたらすこと、および出願人が同定した、有益となる窒素及びジボランの量は、Yamazakiが開示した窒素に対する炭素の比率よりかなり低いことも発見した。
具体的には、出願人は、ガス混合物中に比較的少量の窒素、及び随意に加えたジボランを含むCVDガスは、ダイヤモンドの単結晶の色の劣化や純度につながる、C−NおよびC−B−N結合に関連する光学中心が形成されたダイヤモンドをもたらすことを発見した。混合ガス中の高濃度の窒素は、結晶中の微小内包物と亀裂成長をもたらす。窒素−炭素、炭素−炭素、及びホウ素−炭素間の結合距離の違いにより、欠陥はフォノン散乱中心として作用し、これにより形成された単結晶ダイヤモンドの電気的、光学的および機械的特性を損なう。
内包物の形態は、CVDガス中の窒素の濃度に依存すると考えられている。
また、出願人は、比較的少量の窒素が必要ではあるが、成長率を高めるには、CVDガス中に随意のジボランガスと共にある程度の窒素が存在する必要があること、及びCVDプロセスによって蒸着されたダイヤモンドにおいてグラファイト内包物の形成を防ぐのに有利であることを発見した。
本発明は、化学気相蒸着による単結晶ダイヤモンドの形成方法であって、
(a)少なくとも一つのダイヤモンドのシードを提供すること、
(b)ダイヤモンドの成長用の炭素含有ガスを含み、かつガス窒素含有ガスを含む反応ガスを供給することを含む、化学気相蒸着によりダイヤモンドを成長させるための条件にシードを曝露すること、および
(c)ダイヤモンドが、欠陥やグラファイト内包物なしにステップ成長できるように、反応ガス中の他のガスに対する窒素含有ガスの量を制御すること
を含む方法を提供する。
反応ガス中の窒素含有ガスの量は、0.0001〜0.02体積%の範囲であり得る。
反応ガスは、ジボランをさらに含むことができる。
ジボランは、0.00002〜0.002体積%の範囲で存在させることができる。
それゆえ、本発明により、出願人は、比較的少量の、および随意にCVDガス中にジボランガスと共に窒素を使用することは、ダイヤモンドの成長機構を、ダイヤモンドの層が、エッジを有し、ステップで定義され、フロントとしてエッジで成長する、ステップ成長機構とすることを引き起こすことを発見した。この成長機構は、典型的なCVDプロセスであり、かつCVDのガス中の窒素を比較的大量に利用する可能性のある、層成長機構とは異なる。
本出願に詳細に述べられている窒素とジボランの量を有するステップ成長機構によって成長した単結晶ダイヤモンドは、ミクログラファイトおよびマクログラファイト内包物、中でも注目すべきは窒素ベースの内包物、並びに層成長によるダイヤモンドの成長に関連する欠陥がない。その結果、ステップ成長機構よって成長したダイヤモンドは、おそらく高濃度の窒素をガス混合物で使用するため、層成長によって成長したダイヤモンドと比較して、電気的光学的および機械的性質が強化している。
成長したダイヤモンド内で形成されるグラファイト内包物を回避するために、少なくとも少量の窒素がCVDガスに含まれる必要がある。
好ましくは、反応ガス中の窒素およびジボラン含有ガスの量は、0.00002〜0.02体積%の範囲である。
好ましくは、窒素含有ガスは、水素中のN、酸素中のN、ヘリウム中のN、または亜酸化窒素中のN、およびジボラン中のNからなる群より、1つ以上が選択される。
好ましくは、化学蒸着条件は、750〜1200℃の範囲の温度でシードを維持することを含む。
好ましくは、化学蒸着条件は、120〜160ミリバールの範囲の圧力でシードを維持することを含む。
好ましくは、炭素含有ガスはメタンを含む。
好ましくは、反応ガスは、水素も含む。
好ましくは、化学蒸着は、マイクロ波プラズマの存在下で発生し、反応ガス中の水素により発生する。
好ましくは、反応ガスは、以下の相対量である:メタン20〜80 SCCM(標準立方センチ/分)、水素は300〜800SCCM、窒素0.0005〜0.2 SCCM、ジボラン0.0001〜0.01 SCCM、酸素1〜10 SCCM。本発明はまた、本発明の方法に従って形成された宝石品質の単結晶ダイヤモンドを提供する。
好ましくは、本方法は、宝石品質のダイヤモンドを製造することを特徴とする。
好ましくは、シードは(100)結晶配向で配向されなければならない。
2mmの厚さまでシード上に成長させたダイヤモンドは、(100)結晶配向に正確に配向されていないが、配向性を失い、かつ他の結晶配向も存在している。
我々は、2mmを超える厚さに成長したダイヤモンドの結晶配向をチェックし、その結果、他の結晶配向も少量で存在することができることを見出した。図10は、(a)CVD、(b)それぞれの市販のHPHTダイヤモンド単結晶、および(c)色座標の配向マッピングイメージを示す。
図11は、(a)CVD、および(b)HPHTダイヤモンド単結晶のEBSD(100)逆極点図を示す。これらの写真は明らかに、他の配向を含む小さな領域も存在していることを示している。
しかしながら、0.5 mmの初期層は、(100)結晶配向およびその他の配向が存在しない。ダイヤモンドの結晶が成長するにつれ、小さな配向の粒も形成されるため、配向が失われる。
本発明の好ましい実施形態は、以下の添付図面を参照して、一例としてのみ説明する。
CVDガス中に0.0002〜0.002%の範囲で含まれる窒素を利用した、CVDプロセス中に蒸着されたダイヤモンドのフーリエ変換赤外(FTIR)スペクトルである。混合物中のジボラン流は、0.0001〜0.0005%で保持される。500〜1500cm−1で、BNのバンド、およびNに関連するピークが存在しないことに注意されたい。 ジボラン0.0008〜0.001%と共に、CVDガス中に0.005〜0.002%の範囲で含まれる窒素を利用した、CVDプロセス中に蒸着されたダイヤモンドのFTIRスペクトルを示す。 本発明CVDプロセスで蒸着され、かつCVDガス中に0.005〜0.002%の範囲で含まれる窒素と、混合物中に0.00005〜0.0005%に保たれているジボラン流とを利用した、ダイヤモンドの発光スペクトルである。0.007SCCMの最低流量について(0.0012体積%)、575nmでのピークは窒素中心部に対応する。これは、本発明に従って作成した試料は、窒素を含まないわけではないが、実質的により少ない窒素中心欠陥を有することを示す。欠陥の濃度は、体積%中の窒素流が増加するにつれて増加する。 本発明に従った、0.02%の窒素と0.001%のジボランを含むCVDプロセスで成長したダイヤモンドと、ダイヤモンドのステップ成長を示す、高倍率での光学顕微鏡画像である。図4は、CVDガス中での窒素の流量が0.03%の場合の、ダイヤモンドの試料の成長の画像である。成長している結晶中のステップが、明らかである。ステップは、本発明に従って成長するダイヤモンドのラインに沿う。 本発明に従った、0.02%の窒素と0.001%のジボランを含むCVDプロセスで成長したダイヤモンドと、ダイヤモンドのステップ成長を示す、高倍率での光学顕微鏡画像である。ステップの成長は明らかである。しかしながら、ステップは清浄かつで連続してなく、不均一かつ欠陥を有していた。 本発明に従った、0.02%の窒素と0.001%のジボランを含むCVDプロセスで成長したダイヤモンドと、ダイヤモンドのステップ成長を示す、高倍率での光学顕微鏡画像である。 0.0001%のジボランと共に、0.0005体積%〜0.0008体積%の量の、CVDガス中の窒素を利用する、CVDプロセス中に蒸着されたダイヤモンドの光学顕微鏡写真である。光学顕微鏡写真は、ダイヤモンドの成長のステップ成長機構を示す。窒素は、本発明で指定されたよりも低く、かつ試料中のグラファイト(黒)内包物を生じさせる量で使用されている。 0.0002%のジボランと共に、0.0005体積%〜0.0008体積%の量の、CVDガス中の窒素を利用する、CVDプロセス中に蒸着されたダイヤモンドの光学顕微鏡写真である。光学顕微鏡写真は、ダイヤモンドの成長のステップ成長機構を示す。窒素は、本発明で指定されたよりも低く、かつ試料中のグラファイト(黒)内包物を生じさせる量で使用されている。 本発明による0.0012体積%の量のCVDガス中の窒素を利用してCVDプロセスにおいて蒸着された、ダイヤモンドの光学顕微鏡写真である。写真は、黒のグラファイト内包物を含まず、かつ等間隔のきれいな成長を示している。 (a)CVD、(b)市販のHPHTダイヤモンド単結晶の配向マッピングイメージ、および(c)色座標をそれぞれ示す。 (a)CVD、および(b)HPHTダイヤモンド単結晶のEBSD(100)逆極点図を示す。
本発明の単結晶ダイヤモンドの成長方法は、マイクロ波プラズマを利用するCVDプロセスが含まれる。
基板上に成長させるダイヤモンドは、3×3mm、及び5×5mmの間でサイズが異なることがある、ダイヤモンドのシードを含む。この方法は、マイクロ波プラズマチャンバーで行われる。チャンバーのサイズに応じて、複数のシードは、本発明の一回実行中にダイヤモンドを成長させるために使用することができる。
シードの結晶配向が決定され、(100)以外の配向を有するシードは排除される。(100)の配向を有するシードは、CVDプロセスのための準備として、ミクロンオーダーの粗さで光学研磨仕上げされる。
一旦シードがチャンバー内に配置されていると、チャンバー内の温度は周囲温度から750〜1200℃の範囲に増加し、かつチャンバー内の圧力は120〜160ミリバールの範囲の圧力に減少する。
チャンバーは、ダイヤモンドを成長させるガスが供給され、該ガスは、メタン(CH)、水素(H)、窒素(N)、ヘリウム(He)を含み、かつ30l/時のガス流量でチャンバーを通過する。しかし、窒素ガスを、ジボラン、酸素、水素とヘリウムとの組み合わせでチャンバーに供給しても良い。
ダイヤモンドの成長のために、窒素およびジボランガスが、ガスの0.0001〜0.02体積%を含む量で供給される。
チャンバー内のガスから生成されたプラズマが、シードを囲むように、電界が適用される。電界は、6000ワット、2.45 GHzで、マグネトロンオペレーティングシステムにより生成される。生成された電界は、水素ガスをイオン化し、それによってダイヤモンドシードの近傍にプラズマを形成するようになる。これらのプロセスの条件下では、ダイヤモンドはダイヤモンドのシード上で成長する。
ダイヤモンドの成長パターンは、図3および5に示すように、段階的であるため、実質的に欠陥や不純物がないダイヤモンドを成長させることができる。
比較の方法では、窒素の供給が供給されたガスの0.005〜0.02体積%を含むように、すなわち、本発明によって供給される窒素の少なくとも10倍の量の窒素を含むように変更された、同じプロセス条件が使用された。
試料のFTIR分析は、試料中の窒素およびホウ素の濃度および結合を決定するために使用される。本発明によって、および窒素供給の変更によって成長した試料の赤外吸収スペクトルは、それぞれ図1および図2に示す。
本発明によって成長ダイヤモンドのFTIRスペクトル(図1)は、2つのフォノン領域で、1978cm−1、2026cm−1、2160cm−1、の基本的なCCのモードを示している。この興味深い結果は、しかしながら、窒素に関連するバンドは、これらの試料のFTIRスペクトルで観察されないということである。
0.005〜0.02%の範囲の窒素および0.0008〜0.001%の範囲のジボランで成長させた試料のFTIRスペクトル(図2)は、いくつかの典型的な窒素中心と共に、試料のホウ素−窒素中心の明確かつ強度の特徴(signature)を示す。 具体的には、ホウ素−窒素中心に関連する強度のバンドは、1370cm− 1で明らかである。1210cm−1および1280cm−1のバンドは、2026cm−1、cm−1、および1978cm−1のC−Cのバンドと共に窒素中心に属している可能性がある。ダイヤモンド試料中の窒素中心は、以下で詳細される多くの構成で存在し得る。
一原子置換:
Figure 2011524847
1130cm−1および1350cm−1に存在するFITRスペクトルの特性ピーク、およびEPRは、2.0024の「g」値を与える。この中心は、0.005〜0.02%の範囲の窒素で成長した試料中の、弱い痕跡として1100cm−1周辺に表示される。
「A」凝集体:
Figure 2011524847
480〜490cm−1と1282cm−1は、FTIRにおけるA凝集体の特徴的なピークである。これらのピークは、本発明の窒素より大きい濃度の窒素で生成した試料については、図2で明らかである。A凝集体はまた、本例の基板として使用された、天然ダイヤモンドの試料に高濃度で含まれている。
「B」凝集体:
Figure 2011524847
ダイヤモンド内のB凝集体は、炭素原子とペアで4/8の窒素原子から成ると考えられている。これらのピークは、主に天然ダイヤモンドで明らかにされ、本発明の試料中には存在し得ない。
N3中心:
Figure 2011524847
N3中心は赤外活性ではないため、図1と図2には表示されていない。しかし、N3中心は、415nmのフォトルミネッセンス(PL)と、紫外分光法で、シャープなバンドを示している。この中心は、空孔(V)を囲む3つの窒素原子で構成されている。
- プレートレット(platelet):
プレートレットはダイヤモンド格子に挿入された1つまたは2つの追加の原子層からなる。プレートレットの性質は未だにダイヤモンド格子で詳細に分析されている。ただし、対応する赤外バンドは、かなりの量の窒素を含むダイヤモンドにのみ観測されているという事実は、プレートレットが窒素を含み、かつ、おそらく部分的または完全に窒素で構成されていることを示唆している。プレートレットピークの位置は、試料間で1354〜1384cm−1の範囲で変化した。この位置の変化は、AおよびB凝集体の欠陥による、結晶への誘起歪みに対するプレートレットの感受性に起因する。プレートレット吸収の存在は、A凝集体は、B凝集体を形成して拡散を開始することを示す。プレートレットのピーク位置が、プレートレットのサイズと逆相関している。
上記の結果から、0.005〜0.02%の範囲の流量の窒素で成長した試料中では、窒素は単一置換体および低濃度の凝集体の形で存在していると結論付けることができる。
フォトルミネッセンス分光法は、0.0002〜0.002体積%の窒素ガス流と、0.00002〜0.0005%のジボラン流とで生成した試料で実施された。分光の結果は図3に示し、また、窒素のN−V中心および(N−V)中心に対応する639nm(1.94eV)、および575nm(2.14eV)のピークが示されている。従って、本発明に従って製造された試料は、窒素がないわけではないが、CVDガス中に比較的高濃度の窒素を使用したYamazakiの結果よりも、大幅に少ない窒素中心欠陥を有する。ホウ素は、窒素に光学的透明性と単結晶ダイヤモンドの純度の増加を補償するため、可能な限りホウ素中心は、PLスペクトルでは見られなかった。
本発明の範囲内の窒素濃度で成長した試料の光学顕微鏡画像を、図4および図5の画像で示す。画像は倍率500〜5000の範囲で撮影され、またダイヤモンドの段階的な成長は、画像に示されるダイヤモンドの表面から明らかである。
図4は、CVDガス流中の窒素流が0.03%で成長させた、ダイヤモンドの試料の画像である。成長している結晶中のステップは、図4で明らかである。ステップは、本発明に従って成長するダイヤモンドのラインに沿う。同じ試料の表面形態は、高密度のステップ成長が疑いもなく明白である、図5および6中で明らかである。
本発明の窒素流による成長した、試料の表面上のステップ成長の高密度は、図6にも明らかである。これらのステップ成長は、複数の材料の結晶成長プロセスで観察されるらせん転位に起因して存在し、かつ本発明の系によるダイヤモンドが、転位の補助を受けて、かつステップ成長機構で成長することの、明らかな特徴である。
CVDガス中の窒素を比較的少量に選択することは、ダイヤモンドの純度と品質が維持されることを保証する。窒素を比較的少量に選択することはまた、段階的な方法でのダイヤモンドの成長、すなわち、ステップで定義されるフロントとして成長するエッジを有するダイヤモンドの層をもたらす。ステップ成長の存在は、図4〜6で明白である。
0.001 体積%未満の窒素がCVDガス中に存在している条件下では、ダイヤモンドは、ダイヤモンドの特性に有害な影響を与えるグラファイト内包物とともに成長する。
例えば、図7および図8は、それぞれジボランなしで、0.0005体積%および0.0008 体積%の窒素でCVD成長させたダイヤモンド中のグラファイト内包物(暗部)を示す。図7および図8の各々において、ダイヤモンドの層中のステップは、不規則かつ不完全であり、かつグラファイト内包物の原因であると考えられている。
対照的に、0.0008%ジボラン流を含む、本発明の0.0012体積%の窒素を含むガス中で成長したCVDダイヤモンドは、均一に等距離のステップが含まれており、また図9に示すように、実質的にグラファイト内包物がない。このようなダイヤモンドは、CVDガス中に0.001体積%以上の窒素と共にジボランを含む、CVDプロセスの結果であると考えられている。
具体的には、窒素のこの閾値量は、不純物や欠陥が除かれたステップと共にダイヤモンドの成長を引き起こすことに不可欠であると考えられている。
ガス相の窒素の濃度が0.0016体積%以上であると、ミクログラファイトおよびマクログラファイト内包物をもたらす。このような内包物や欠陥は、形成されたダイヤモンドの特性に悪影響を与える。
本発明で特定された窒素濃度領域でのステップ成長機構は、形成されたダイヤモンド中に取り込まれた欠陥および内包物の影響は小さく、その結果、形成されたダイヤモンドは実質的に欠陥および内包物がないため、有利であることが考えられる。このように形成されたダイヤモンドは、宝石の品質であり、かつCVD法により成長したダイヤモンドの他の形態と比較して、優れた電気的、光学的および機械的特性、並びに天然ダイヤモンドの特性に匹敵する特性を有する。
この先行技術は、オーストラリアまたは他の国において一般的な知識の一部を形成するため、本明細書内の任意の先行技術への参照は、承認または任意の形式の提案と解釈されず、かつ解釈されるべきではない。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変更を上記の本発明の好ましい実施の形態にすることができる。
本明細書中および特許請求の範囲中で使用される用語「comprise」、またはその文法的な類義語は、「include」という用語に相当し、かつ他の特性や要素の存在を除くと解釈されるものではないことが理解されるであろう。

Claims (17)

  1. 化学気相蒸着による単結晶ダイヤモンドの形成方法であって、
    (a)少なくとも一つのダイヤモンドのシードを提供すること、
    (b)ダイヤモンドを成長させるための炭素含有ガスと、窒素含有ガスとを含む反応ガスを供給することを含む、化学気相蒸着によりダイヤモンドを成長させるための条件にシードを曝露すること、
    (c)ダイヤモンドが、欠陥やグラファイト内包物なしにステップ成長できるように、反応ガス中の他のガスに対する窒素含有ガスの量を制御すること
    を含む、方法。
  2. 前記反応ガス中の窒素含有ガスの量は、0.0001〜0.02体積%の範囲である、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  3. ジボランを反応ガス中にさらに含む、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  4. 前記ジボランは、0.0002〜0.002体積%の範囲に存在する、請求項3の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  5. 前記窒素含有ガスは、水素中の窒素、酸素中の窒素、ヘリウム中の窒素、いずれかまたは窒素酸化物中の窒素、およびジボラン中の窒素からなる群より選択される、請求項1に記載の形成単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  6. 前記化学蒸着は、750〜1200℃の範囲の温度でシードを維持することを含む、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  7. 前記化学蒸着は、120〜の160ミリバール範囲の圧力でシードを維持することを含む、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  8. 前記炭素含有ガスはメタンを含む、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  9. 前記反応ガスは、さらに水素を含む、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  10. 前記化学蒸着は、マイクロ波プラズマの存在下で、反応ガス中の水素により発生する、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  11. 前記マイクロ波プラズマは、6000ワット、2.45GHzで動作するマグネトロンによって生成される、請求項10に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  12. 前記反応ガスは、約30l/時間のガス流量で反応チャンバーを通過する、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  13. 前記シードは(100)結晶配向に配向される、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  14. 前記反応ガスは、メタン:20〜80 SCCM(標準立方センチ/分)、水素:300〜800 SCCM、窒素:0.0005〜0.2 SCCM、ジボラン:0.0001〜0.01 SCCM、及び酸素:1〜10 SCCMの相対量である、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  15. 前記ダイヤモンドのシードサイズは3×3mm×0.5mmの間である、請求項1に記載の単結晶ダイヤモンドの形成方法。
  16. 請求項1〜15のいずれかの一項に記載の方法により製造される、ダイヤモンド。
  17. 前記ダイヤモンドは宝石品質のダイヤモンドである、請求項16のダイヤモンド。
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