JP2011521989A - アミノ官能性オルガノシランの製造からの塩含有残留物の後処理法 - Google Patents

アミノ官能性オルガノシランの製造からの塩含有残留物の後処理法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011521989A
JP2011521989A JP2011512045A JP2011512045A JP2011521989A JP 2011521989 A JP2011521989 A JP 2011521989A JP 2011512045 A JP2011512045 A JP 2011512045A JP 2011512045 A JP2011512045 A JP 2011512045A JP 2011521989 A JP2011521989 A JP 2011521989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
phase
atoms
groups
residue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011512045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011521989A5 (ja
JP5627573B2 (ja
Inventor
アルベルト フィリップ
ユスト エックハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evonik Operations GmbH
Original Assignee
Evonik Degussa GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Evonik Degussa GmbH filed Critical Evonik Degussa GmbH
Publication of JP2011521989A publication Critical patent/JP2011521989A/ja
Publication of JP2011521989A5 publication Critical patent/JP2011521989A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5627573B2 publication Critical patent/JP5627573B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/1892Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions not provided for in C07F7/1876 - C07F7/1888

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)

Abstract

本発明は、一般式(I)R2N[(CH22NH]z(Z)Si(R'')n(OR')3-n(Ia)のアミノ官能性オルガノシランの製造からのハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する残留物を−前記残留物に、本質的に非極性の有機溶媒および苛性アルカリ水溶液を加え−反応させ、引き続き水相を有機相から分離し−前記有機相から前記有機溶媒を除去し、かつ−残留する有機相を回収することによって後処理する方法に関し、その際、式(Ia)に従った前記アミノ官能性オルガノシランの製造は、一般式(II)X−Z−Si(R'')n(OR')3-n(II)のハロゲン官能性オルガノシランと過剰のアンモニアまたは一般式(III)RNH[(CH22NH]zR(III)の有機アミンとの反応および引き続く分離ならびに粗生成物および発生する塩含有残留物の後処理に基づく。

Description

本発明は、ハロゲン官能性オルガノシランと過剰のアンモニアまたは有機アミンとの反応によるアミノ官能性オルガノシランの製造に際して発生する塩含有残留物の新規の後処理法に関する。さらに本発明は、特殊なビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシランを含有する組成物およびそれらの使用に関する。アミノ官能性オルガノシランは、以後アミノシランとも呼ばれる。そのうえハロゲン官能性オルガノシランとアンモニアまたは有機アミンとの反応によるアミノ官能性オルガノシランの製造に際して発生する、ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する残留物が、これ以後、塩含有残留物またはより短縮して残留物とも呼ばれる。
アミノシランは、多岐にわたる適用スペクトルを有する。アミノシランは、例えばガラス繊維サイズ剤のために用いられるか、または鋳造工業において加工助剤として使用され、同様にそれは貯蔵安定性樹脂のための接着促進剤として役立つ。
アミノ官能性オルガノシランを、殊にクロロ官能性オルガノシランとアンモニアまたは有機アミンとから製造することは久しく公知であり、その際、形成された塩化アンモニウムまたは形成された有機アミン塩酸塩が分離されなければならない(DE−PS1023462、DE−PS2749316、DE−PS2753124、EP0702017A2、EP0741137A2、EP0849271A2、EP1295889A2)。
EP1262484A2、EP1209162A2およびDE10140563A1には、該製造法を種々の加圧段階を介して行うという方法が採られており、それによって、なかでも塩の凝結の問題性から生じる結果を和らげることができた。
相応するハロゲンオルガノ官能性シランとアンモニアまたはアミンとの反応によるアミノ官能性オルガノシランの製造法に共通していることは、その際、一般に廃棄されなければならない塩含有残留物が発生することである。前述の残留物は、例えば塩化アンモニウム、3−アミノプロピルトリエトキシシラン−塩酸塩(いわゆるAMEO−塩酸塩)ならびにビス−AMEO−塩酸塩もしくはトリス−AMEO−塩酸塩、場合によっては、加水分解による相応するジシロキサン等を含有している可能性がある。かかる残留物質の利用を探ることは、一般に残留物の塩化物含有量が高いために上手くいかない。
それゆえ本発明の基礎をなしている課題は、アミノ官能性オルガノシランの製造に際して価値を生み出す後処理のさらなる可能性を見出すことであった。特別な一関心事は、アミノ官能性オルガノシランの製造からの塩含有残留物を経済的な利用に供することにあった。
提起された課題は、本発明により、特許請求の範囲の記載に応じて解決される。
意想外にも、存在するアミノアルコキシシランの相当量を加水分解せずに、アミノシランからの塩酸塩を強アルカリ水溶液により後処理できることを見出した。本方法は、一般的に全てのアミノ官能性オルガノシランに好ましくは適用可能である。殊にそれによって、アミノシラン合成からの残留物、殊にアミノシラン合成の蒸留からの残留物の価値を生み出す後処理の簡単かつ経済的な可能性を好ましくは提供することができた。
そうして意想外にも、殊にアミノ官能性オルガノシランの製造からのハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する残留物(その際、該製造は、ハロゲン官能性、好ましくはクロロ官能性のオルガノアルコキシシランと過剰のアンモニアまたは有機アミンとの、好ましくは加圧下ならびに液相中での反応、および引き続く分離ならびに粗生成物および発生する塩の後処理に基づく)を、簡単かつ経済的な方法で、前述の残留物に、任意にまず本質的に非極性の有機溶媒を加え、さらに強苛性アルカリ水溶液を混ぜ、反応させ−好ましくは、その際、反応時間を制御する−、引き続き2つの相の形成後に水相を有機相から分離し、該有機相から該有機溶媒を除去し、かつ残液中に残留する有機相を回収することによって後処理できることを見出した。そうして簡単かつ経済的な方法で、好ましくは該有機相の濾過後に、透明な、一般に黄色〜濃オレンジ色に着色された高価値のビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシランを含有する組成物が得られ、それは多数の適用事例において、橋かけされていないアミノ官能性オルガノシランの代わりに、好ましくは高い付加価値を伴って使用することができる。そのうえ本発明による方法に従って得られたかかる組成物は、好ましくは100質量ppm未満〜6質量ppmの検出限界に至るまでの含有量の加水分解可能な塩化物を有する。加水分解可能な塩化物の例は、なかでも有機アミン塩酸塩、塩化アンモニウム、クロロシラン等である。加水分解可能な塩化物は、例えば硝酸銀を用いて電位差測定されることができる。
上記のアミノ官能性オルガノシランの製造に際して副生成物として発生する、ビス−もしくはトリス−アミノ官能性オルガノシラン(以後、ビス−ならびにトリス−シリル化アミンとも呼ばれる)とは、一般に橋かけされたアミノシランと解される。前述のアミノ官能性オルガノシランのために、例示的に下記の一般式が挙げられる。
橋かけされていないアミノ官能性オルガノシラン、すなわち、モノシリル化アミンは、一般式(Ia)
2N[(CH)22NH]z(Z)Si(R'')n(OR')3-n (I):
[式中、R基は、同じであるかまたは異なっており、かつRは、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基、有利にはHまたはn−ブチルであり、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基、有利にはメチルまたはエチルであり、R''基は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、好ましくはメチル、またはアリール基であり、Zは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基、有利にはプロピルであり、nは、0、1、2または3であり、好ましくは0であり、かつzは、0、1または2である]によって示されることができ、
ビス−アミノ官能性オルガノシラン、すなわち、ビス−シリル化アミンは、一般式Ib
(R'O)3-n(R'')nSi(Z)[NH(CH22yNR[(CH22NH]z(Z)Si(R'')n(OR')3-n (Ib):
[式中、Rは、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基、有利にはHまたはn−ブチルであり、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基、有利にはメチルまたはエチルであり、R''基は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、好ましくはメチル、またはアリール基であり、Z基は、同じであるかまたは異なっており、かつZは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基、有利にはプロピルであり、nは、無関係に0、1、2または3であり、好ましくは0であり、かつyならびにzは、無関係に0、1または2である]
好ましくは
(H3CO)3Si(CH23NH(CH23Si(OCH33 (ビス−AMMO)、
(H52O)3Si(CH23NH(CH23Si(OC253 (ビス−AMEO)によって具体的に示されることができ、
トリス−アミノ官能性オルガノシラン、すなわち、トリス−シリル化アミンは、一般に、一般式(Ic):
[(R'O)3-n(R'')nSi(Z)[NH(CH22x3N (Ic)
[式中、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基、有利にはメチルまたはエチルであり、基R''は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、好ましくはメチル、またはアリール基であり、基Zは、同じであるかまたは異なっており、かつZは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基、有利にはプロピルであり、nは、無関係に0、1、2または3であり、好ましくは0であり、かつxは、無関係に0、1または2である]
好ましくは
[(H3CO)3Si(CH233N (トリス−AMMO)、
[(H52O)3Si(CH233N (トリス−AMEO)
によって反映されることができる。
それゆえ本発明の主題は、一般式(Ia)
2N[(CH)22NH]z(Z)Si(R'')n(OR')3-n (Ia)、
[式中、R基は、同じであるかまたは異なっており、かつRは、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基であり、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、R''基は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、Zは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基であり、nは、0、1、2または3であり、かつzは、0、1または2である]のアミノ官能性オルガノシランの製造からのハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する残留物を、
− 前述の残留物に、本質的に非極性の有機溶媒および苛性アルカリ水溶液を加え、
− 好ましくは規定の時間範囲の下で反応させ、
− 引き続き水相を有機相から分離し、
− 該有機相から該有機溶媒を除去し、かつ
− 残留する有機相を回収することによって後処理する方法であり、その際、式(Ia)に従ったアミノ官能性オルガノシランの製造は、一般式(II)
X−Z−Si(R'')n(OR')3-n (II)、
[式中、Xは、Cl、BrまたはJであり、Zは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基、有利にはプロピルであり、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基、有利にはメチルまたはエチルであり、R''基は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、好ましくはメチル、またはアリール基であり、かつnは、0、1、2または3であり、好ましくは0である]のハロゲン官能性オルガノシランと過剰のアンモニアまたは一般式(III)
RNH[(CH22NH]zR (III)、
[式中、R基は、同じであるかまたは異なっており、かつRは、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基、有利にはHまたはn−ブチルであり、かつzは、0、1または2である]の有機アミンとの反応および引き続く乾燥ならびに粗生成物および発生する塩の後処理に基づき、その際、ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する残留物、好ましくは粗生成物の蒸留精製からの残留物が発生する。
一般式(III)のハロゲン官能性オルガノアルコキシシランとして、好ましくは、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシランまたは3−クロロプロピル−メチル−ジエトキシシランが、しかし、それらに限定されない形で用いられる。しかし、他のクロロアルキルアルコキシシラン、例えば3−クロロプロピルジエチルメトキシシランまたは3−クロロプロピルメチルプロピルエトキシシランも使用してよい。
さらに、一般式(Ia)のオルガノアミノアルキル官能性アルコキシシランの製造に際して、すでに言及したアンモニアの代わりに、好ましくは一般式(III)の有機アミン、例えば、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミンまたはプロピルアミンを、しかし、それらに限定されない形で使用してよい。
アミノ官能性オルガノシランの前述の製造法においては、残留物、すなわち、ハロゲン化水素酸塩もしくはハロゲン塩が形成する。該現象は、例示的に下記の方程式によって説明することができる:
Cl(CH23Si(OMe)3+2NH3=H2N(CH23Si(OMe)3+[NH4+Cl-
3Cl(CH23Si(OMe)3+4NH3=H2N(CH23Si(OMe)3+[H2N[(CH23Si(OMe)32+Cl-+2[NH4+Cl-
4Cl(CH23Si(OMe)3+5NH3=H2N(CH23Si(OMe)3+[HN[(CH23Si(OMe)33+Cl-+3[NH4+Cl-
該アミノシラン製造法の塩分離からの残留物は、固体または液体で存在していてよく、かつ有利には晶析ユニット中で、かつ/または粗生成物の蒸留精製に際して発生する。
本発明により後処理されるべき残留物に、任意にまず、好ましくはヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、殊にトルエンの群から選択された本質的に非極性の有機溶媒ならびにさらなる非極性溶媒を、かつ引き続き殊に良好な完全混合下で、苛性アルカリ水溶液、好ましくは、pH値少なくとも12、特に有利には13〜14を有する強アルカリ液を混ぜてよい。該pH値は、当業者に自体公知の方法において、例えばペーハー紙により測定されることができる。アルカリ液として、有利にはNaOH液またはKOH液が使用される。
該苛性アルカリ水溶液の濃度は、後処理後に水相がpH値12に達するように選択してよい。12を上回るpH値が有利とされる。該水相の体積は、該後処理中に形成されたNaClの量によって測定されることができ、かつ一般に粗物質の遊離塩化物含有量に依存する。
適切には、そうして得られた混合物は、攪拌下で30分まで、好ましくは15秒〜10分、特に有利には20秒〜5分、極めて有利には25秒〜3分、殊に30秒〜1分、反応させられる。
有利には、該後処理は、5〜100℃、特に有利には10〜60℃の範囲で、および極めて有利には20〜40℃の間で実施される。その際、有利には、底部排出部および点検窓を含む円錐状になった底部を有する加熱−/冷却可能な攪拌槽中で作業される。槽および攪拌機は、好ましくは不錆材料、例えばステンレス鋼またはエナメル鋼からなる。
一般に、すでに短い静止時間後には、互いに鮮明に分かれて存在する2つの相が形成される。この2つの相の形成後に、水相は、該槽の底部バルブを介して有機相から排出され、かつ、そうして該有機相から切り離されることができる。
一般に水相は、反応に際して形成された塩を溶解した形で含有し、苛性ソーダ液が使用される場合、該水相は、それゆえ例えば溶解したNaClを含有する。適切には、分離された水相は、そのうえなお少なくとも12のpH値を有するべきである。
それから該有機相は、さらなる分離ユニットに、例えば蒸留に移されるか、または薄膜蒸発器にもしくは短経路型蒸発器に送り込まれることができる。そこで有利には有機溶媒、好ましくはトルエンが、適切には減圧下での分離によって取り除かれる。
残液中には、ビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシランを含有する組成物を回収するために適切には濾過および/または蒸留される有機相が残留する。そうして本発明により、透明な、一般に黄色〜濃オレンジ色に着色された高価値のビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシランを含有する組成物が得られ、それは多数の適用事例において、橋かけされていないアミノ官能性オルガノシランの代わりに、好ましくは使用することができる。
しかし、本発明による方法に従って得られる有機相は精密蒸留にも供してよく、その結果、本発明により得られた有機相のそのつどの個々の成分が回収される。
殊に、本発明による方法の場合、以下のように行ってよい:
有利には、
− A) 一般式(II)
X−Z−Si(R'')n(OR')3-n (II)、
[式中、Xは、Cl、BrまたはJであり、Zは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基であり、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、R''基は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、かつnは、0、1、2または3である]のハロゲン官能性オルガノシランを、
過剰のアンモニアまたは一般式(III)
RNH[(CH22NH]zR (III)、
[式中、R基は、同じであるかまたは異なっており、かつRは、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基、有利にはHまたはn−ブチルであり、かつzは、0、1または2である]の有機アミンと、加圧および温度上昇下で、好ましくは10〜100barおよび10〜120℃で、液相中で反応させ、
− B) 引き続き過剰のアンモニアまたは有機アミンを、例えばフラッシング(Abflashen)もしくは蒸留によって分離し、その際、ハロゲン化アンモニウムまたは有機アミンハロゲン化水素酸塩が完全に液相に溶解したままであり、
− C) そうして得られた液相を晶析装置に移し、その際、該晶析装置を、先行する反応段階より低い圧力段階で稼働させ、ハロゲン化アンモニウムもしくは有機アミンハロゲン化水素酸塩と粗生成物を分離し、
− D) 蒸留によって粗生成物から式(Ia)に従った少なくとも1つのアミノ官能性オルガノシランを回収し、
− E) 該蒸留からの残留物に、非極性の有機溶媒および強苛性アルカリ水溶液を加え、混ぜ、かつ反応させ、引き続き塩を含有する水相を有機相から分離し、該有機相から該有機溶媒を除去し、かつ任意に残液中に残留する有機相を濾過してビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシラン(それに関して式(Ib)および(Ic)を参照のこと)を含有する組成物を回収する。
そうして殊に、さもなければ廃棄されるべき粗生成物(D)の蒸留からの残留物から、好ましい形で、式(Ib)および(Ic)のビス−およびトリス−シリル化アミンを含有する高い付加価値を有する組成物を回収することができる。
有利には、本発明による方法は、いくつかの例のみを挙げると、1−アミノメチルトリメトキシシラン、1−アミノメチルトリエトキシシラン、1−アミノメチル−メチルジメトキシシラン、1−アミノメチル−メチルジエトキシシラン、2−アミノエチルトリメトキシ−シラン、2−アミノエチルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(AMMO)、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(AMEO)、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−メチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−メチル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−ブチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルメトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメチルシラン、3−アミノ−2−メチルプロピルトリメトキシシラン、3−アミノ−2−メチルプロピルトリエトキシシラン、N−[2−アミノエチル]−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(DAMO)、N−[2−アミノエチル]−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−[2−アミノエチル]−3−アミノプロピル−メチルジメトキシシラン、N−[2−アミノエチル]−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N,N−ビス[2−アミノエチル]−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N,N−ビス[2−アミノエチル]−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−[2−アミノエチル]−N'−[2−アミノエチル]−3−アミノプロピル−トリメトキシシラン、N−[2−アミノエチル]−N'−[2−アミノエチル]−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、および相応する本発明によるビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシランを含有する組成物、すなわち、一般式(Ib)および(Ic)に従った相応するビス−およびトリス−シリル化アミンを含有する組成物の製造のために実施される。
上記の方法工程、殊に工程A〜Dの有利な実施のために、付加的にEP1295889A2、EP1209162A2、DE10140563A1およびEP0849271A2の内容が指摘される。これらは本出願の内容に全面的に加えられる。
本発明による方法の上記の有利な実施態様の場合、一般的に、一般式(II)のハロゲン官能性オルガノシランが、過剰のアンモニアまたは一般式(III)の有機アミンと、加圧下および温度上昇下で、液相中で反応させてよい。引き続き過剰のアンモニアまたは有機アミンを、加圧下でフラッシングもしくは留去してよく、その際、この際に生じたハロゲン化アンモニウムまたは有機ハロゲン化水素酸塩は、適切には完全に液相に溶解したままである。そうして得られた液相は、それから例えば晶析装置に移してよく、その際、該晶析装置中に、有機液体または有機ケイ素液体または前述の液体からの混合物、好ましくはトルエンまたはヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサンまたはそれらからの混合物が装入され、かつ該晶析装置は、先立つ反応段階より低い圧力段階で稼働される。一般に、その際、アンモニアまたは有機アミンの残留量は、場合により付加的に温度制御されたエネルギー供給によって留去される。しかし、該晶析装置を冷却してもよい。それから、この時点で晶析装置中に生じたハロゲン化アンモニウムまたは有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する塩は、例えば濾過によって粗生成物から分離され、かつ純粋なアミノ官能性オルガノシランが、自体公知の方法で、該粗生成物から回収されることができる。このために、一般に、場合により常圧下または減圧下で稼働させることができる分別蒸留が実施される。有機アミンが使用される場合、晶析装置からの塩残留物を、蒸留からの残留物と好ましくは合一してよい。引き続き、発生した残留物は、個々にまたは一緒に本発明により後処理してよい。そうしてビス−およびトリス−アミノ官能性組成物の回収のために、簡単かつ経済的な方法で、前述の残留物に、本質的に非極性の有機溶媒および強苛性アルカリ水溶液を加え、場合により温度調節し、混ぜ、かつ好ましくは制御して反応させることができる。引き続き、塩を好ましくは実際に定量的に取り込んだ水相を、有機相から分離してよく、かつ該有機相から溶媒が、好ましくは減圧下で取り除かれる。ビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシランを含有する組成物(一般式(Ib)および(Ic)を参照のこと)の回収のために、そのうえまた残液中に残留する有機相を、例えば濾過機または遠心分離機により濾過してよい。その際にも、ハロゲン化アンモニウムもしくはハロゲン化水素酸塩を含有する残留物が残留する可能性があり、該残留物は、好ましくは再循環させ、かつ殊に晶析装置および/または蒸留からの残留物と合一してよく、かつ本発明により後処理することができる。
それゆえ本発明の主題は、本発明による方法に従って得られるビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシランを含有する組成物である。
殊に本発明により、そのつど全体の組成物に対して、70〜98モル%、好ましくは80〜95モル%、特に好ましくは88〜91モル%の含有率のビス−アミノ官能性オルガノシラン、0〜20モル%、好ましくは0.5〜15モル%、特に好ましくは4〜8モル%、極めて好ましくは4〜6モル%の含有率のトリス−アミノ官能性オルガノシラン、1〜20モル%、好ましくは3〜15モル%、特に好ましくは4〜6モル%の含有率のいわゆるジシロキサンならびに<20質量ppm、好ましくは<6質量ppm、検出限界に至るまでの加水分解可能なハロゲン化物を有する組成物が得られる。そのうえ本発明による組成物は、該組成物に対して、一般に0〜10モル%、例えば0.1、0.5、1、1.5、2〜5モル%の少量のモノシリル化アミンを含有してよい。
このような簡単かつ経済的な方法で残留物質から回収された高い付加価値を有する組成物は、それから好ましくは接着促進剤として、塗装系における成分として、染料および塗料における成分として、掘削助剤として、石油の回収および輸送に際しての試剤としてまたは添加剤として(例えばWO05/124100、WO05/124099、US4,498,538、US4,580,633ならびにUS2004/0177957A1から明らかである)、殊に砂が豊富な地層の固化または網状化のための試剤としてまたは試剤中で、エポキシド−ならびにフェノール樹脂中の成分として、プラスチック中の成分として、有機変性ガラス中の成分として、ガラス−および鉱物繊維表面の変性のために、プラスチックのガラス繊維強化のために、サイズ剤における成分としておよび充填剤および顔料の処理のために、ならびに接着材料およびシール材料における添加物として−好ましい適用例のみを挙げると−使用されることができる。
それゆえ、同様に本発明の主題は、上記適用のための本発明による組成物の使用である。
本発明による方法に従った前述の残留物の後処理による利用可能なアミノシランの回収収率は、好ましくはほぼ98%以上である。
本発明は、以下の例により詳説されるが、ただし本主題を制限するものではない。
実施例:
硝酸銀を用いた直接電位差滴定による加水分解可能な塩化物の分析法:
適用範囲
6〜1000mg/kg
化学物質:
水:蒸留水または脱イオン水
酢酸:分析用、≧99.8%(酢酸)、品質保持性 5年
エタノール:変性、品質保持性 10年
硝酸銀:例えば、即使用可能なMerckの校正溶液0.1モル/l、品質保持性:2年、開封後2ヶ月
硝酸銀:校正溶液0.01モル/lもしくは0.005モル/lを、6.4からの溶液の希釈によって製造する、品質保持性 2ヶ月
塩化ナトリウム:校正溶液0.01モル/l、品質保持性:6ヶ月 アンプル、例えばc(NaCl)=0.1モル/lのMerckのTitrisol7からの校正溶液の製造
装置およびソフトウェア:
トールビーカー 150ml
メスシリンダー 10ml、25mlおよび100ml
自動滴定装置、例えば銀棒−およびAg/AgCl−参照電極を有するMetrohm 682
電磁攪拌機およびテフロン被覆攪拌棒
作業規定
相応するサンプル量を150mlのビーカーに入れ、そしてエタノール20mlおよび酢酸80mlと混ぜる。引き続き、硝酸銀溶液を用いて電位差滴定を行う。同じ試薬量を用いて空試験値を求める。
評価
通例、滴定処理装置(Titroprozessor)を、滴定後に直接、塩化物の質量割合(mg/g)が打ち出されるようにプログラミングする。
そのためと手動評価のために、下記式:
Figure 2011521989
T=AgNO3溶液の消費量(ml)
Bl=AgNO3溶液の求めた空試験消費量(ml)
AgNO3=AgNO3溶液の濃度(mol/l)
35.5=塩化物のモル質量(g/mol)
1000=換算係数(g/kg)
E=正味質量(g)
pH値測定:
pH値の該測定を、pH値表示ロッドにより行った(Merck社)。
実施例1(EJ/V35/06)
DE10140563A1に従ったAMEO製造法からの7.2質量%の塩化物含有率を有する褐色の残留物500gに、攪拌装置中で50℃にてトルエン250mlを混ぜ、かつ25℃に冷却した。引き続きNaOH溶液(NaOH 62g、H2O 200g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われる。水相を排出した。NaClは完全に水相に溶解しており、かつpH値14を測定した。有機相から真空中で80℃にてトルエンを取り除いた。生成物を濾過した。
<6質量ppmの加水分解可能な塩化物含有量を有する透明かつ黄褐色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、ビス−AMEO 88質量%、トリス−AMEO 8.0質量%と判明した。29Si−NMRスペクトルから、5.6モル%のジシロキサン含有率を読み取ることができた。収率は95%であった。
加水分解もしくは縮合を、29Si−NMRにより調べた。M構造が4.4モル%から5.6モル%に僅かに上昇したことのみを確認できた。すなわち、水系後処理の間に、加水分解および縮合はほとんど生じなかった。
実施例2(EJ/V32/06)
DE10140563A1に従ったAMEO製造法からの7.5質量%の塩化物含有率を有する黄色の残留物500gに、攪拌装置中で50℃にてトルエン250mlを混ぜ、かつ25℃に冷却した。引き続きNaOH溶液(NaOH 62g、H2O 150g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われた。水相を排出した。水相中には、依然として少量の固体のNaClが存在しており、かつ該水相のpH値は14であった。有機相から真空中で80℃にてトルエンを取り除いた。生成物を濾過した。
<9.0質量ppmの塩化物含有量を有する透明かつ黄色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、ビス−AMEO 81.8質量%、トリス−AMEO 5.7質量%と判明した。29Si−NMRスペクトルから、4モル%のジシロキサン含有率を読み取ることができた。収率は98%であった。
実施例3(EJ/V33/06)
DE10140563A1に従ったAMEO製造法からの7.1質量%の塩化物含有率を有する黄色の残留物500gに、攪拌装置中で50℃にてトルエン250mlを混ぜ、かつ25℃に冷却した。引き続きNaOH溶液(NaOH 25.6g、H2O 180g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われた。水相を排出した。水相中には、依然として少量の固体のNaClが存在しており、かつ該水相のpH値は14であった。有機相から真空中で80℃にてトルエンを取り除いた生成物を濾過した。
<6.0質量ppmの塩化物含有量を有する透明かつ黄色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、ビス−AMEO 88.1質量%、トリス−AMEO 8.0質量%と判明した。29Si−NMRスペクトルから、5.3モル%のジシロキサン含有率を読み取ることができた収率は96%であった。
実施例4(EJ/V40/06)
DE10140563A1に従ったAMEO製造法からの6.1質量%の塩化物含有率を有する黄色の残留物125gに、攪拌装置中で50℃にてトルエン31.25gを混ぜ、かつ25℃に冷却した。引き続きNaOH溶液(NaOH 15.5g、H2O 50g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われた。水相を排出した。生じたNaClは完全に水相に溶解しており、かつ該水相のpH値は14であった。有機相から真空中で80℃にてトルエンを取り除き、かつ生成物を濾過した。<30質量ppmの加水分解可能な塩化物含有量を有する透明かつ黄色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、ビス−AMEO 64.6質量%、トリス−AMEO 6.6質量%と判明した。29Si−NMRスペクトルから、8.4モル%のジシロキサン含有率を読み取ることができた。収率は89%であった。
実施例5(EJ/V76/06)
5.2質量%の塩化物含有率を有するAMEO−、ビス−AMEO−およびトリス−AMEO−塩酸塩から成る黄色の残留物546.8gに、攪拌装置中で50℃にてトルエン273.4gを混ぜ、かつ25℃に冷却した引き続きNaOH溶液(NaOH 67.8g、H2O 219.0g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われた。水相を排出した。生じたNaClは完全に水相に溶解しており、かつ該水相のpH値は14であった。有機相から真空中で80℃にてトルエンを取り除いた。生成物を濾過した。
<6質量ppmの加水分解可能な塩化物含有量を有する透明かつ黄色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、AMEO 19.0質量%、ビス−AMEO 56.0質量%、トリス−AMEO 12.0質量%と判明した。29Si−NMRスペクトルから、9.9モル%のジシロキサン含有率を読み取ることができた。収率は92%であった。
実施例6(EJ/V80/06)
6.2質量%の塩化物含有率を有するAMEO−、ビス−AMEO−およびトリス−AMEO−塩酸塩から成る黄色の残留物286.0gに、攪拌装置中で50℃にてトルエン143gを混ぜ、かつ25℃に冷却した。引き続きNaOH溶液(NaOH 35.5g、H2O 114.6g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われた。水相を排出した。生じたNaClは完全に水相に溶解しており、かつ該水相のpH値は14であった。有機相から真空中で80℃にてトルエンを取り除いた。生成物を濾過した。
<40質量ppmの加水分解可能な塩化物含有量を有する透明かつ黄色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、AMEO 32.0質量%、ビス−AMEO 46.6質量%、トリス−AMEO 12.4質量%と判明した。29Si−NMRスペクトルから、8.1モル%のジシロキサン含有率を読み取ることができた。収率は93%であった。
実施例7(EJ/V82/06)
7.3質量%の塩化物含有率を有するAMEO−、ビス−AMEO−およびトリス−AMEO−塩酸塩から成る黄色の残留物242.1gに、攪拌装置中で50℃にてトルエン143.2gを混ぜ、かつ25℃に冷却した引き続きNaOH溶液(NaOH 35.5g、H2O 114.6g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われた。水相を排出した。生じたNaClは完全に水相に溶解しており、かつ該水相のpH値は14であった。有機相から真空中で80℃にてトルエンを取り除いた。生成物を濾過した。
<9質量ppmの加水分解可能な塩化物含有量を有する透明かつ黄色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、AMEO 19.4質量%、ビス−AMEO 52.6質量%、トリス−AMEO 26.5質量%と判明した。29Si−NMRスペクトルから、6.3モル%のジシロキサン含有率を読み取ることができた。収率は95%であった。
実施例8(EJ/V91/06)
9.1質量%の塩化物含有率を有するビス−AMMO−およびトリス−AMMO−塩酸塩から成る黄色の残留物125.0gに、攪拌装置中で50℃にてトルエン125gを混ぜ、かつ25℃に冷却した引き続きNaOH溶液(NaOH 15.5g、H2O 50.0g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われた。水相を排出した。生じたNaClは、H2O 10gの添加後に完全に水相に溶解しており、かつ該水相のpH値は14であった。有機相から真空中で80℃にてトルエンを取り除いた。得られた生成物を濾過した。
<6質量ppmの加水分解可能な塩化物含量を有する透明かつ黄色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、ビス−AMMO 81.2質量%、トリス−AMMO 7.0質量%と判明した。収率は90%であった。
実施例9(EJ/V84/06)
6.6質量%の塩化物含有率を有するDAMO−、ビス−DAMO−およびトリス−DAMO−塩酸塩から成る黄色の残留物266.3gに、攪拌装置中で50℃にてシクロヘキサン155.6gを混ぜ、かつ25℃に冷却した。引き続きNaOH溶液(NaOH 33.0g、H2O 106.5g)を加え、かつ該溶液を30秒強力に攪拌した。相分離は自然発生的に行われた。水相を排出した。生じたNaClは完全に水相に溶解しており、かつ該水相のpH値は14であった。有機相から真空中で80℃にてシクロヘキサンを取り除いた。生成物を濾過した。
<720質量ppmの加水分解可能な塩化物含有量を有する透明かつ黄色に着色された液体を得た。内部標準のGC分析により、DAMO 23.2質量%、ビス−DAMO 56.2質量%、トリス−DAMO 5.6質量%と判明した。収率は85%であった。

Claims (14)

  1. 一般式(I)
    2N[(CH)22NH]z(Z)Si(R'')n(OR')3-n (Ia)、
    [式中、R基は、同じであるかまたは異なっており、かつRは、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基であり、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、R''基は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、Zは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基であり、nは、0、1、2または3であり、かつzは、0、1または2である]のアミノ官能性オルガノシランの製造からのハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する残留物を後処理する方法であって、
    その際、式(Ia)に従ったアミノ官能性オルガノシランの製造は、一般式(II)
    X−Z−Si(R'')n(OR')3-n (II)、
    [式中、Xは、Cl、BrまたはJであり、Zは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基であり、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、R''基は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基であり、かつnは、0、1、2または3である]のハロゲン官能性オルガノシランと過剰のアンモニアまたは一般式(III)
    RNH[(CH22NH]zR (III)、
    [式中、R基は、同じであるかまたは異なっており、かつRは、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基であり、かつzは、0、1または2である]の有機アミンとの反応
    および引き続く乾燥ならびに粗生成物および発生する塩含有残留物の後処理に基づき、
    − 該残留物に、本質的に非極性の有機溶媒および苛性アルカリ水溶液を加え、
    − 反応させ、
    − 引き続き水相を有機相から分離し、
    − 該有機相から該有機溶媒を除去し、かつ
    − 残留する有機相を回収することによって、ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する残留物を後処理する方法。
  2. 前記粗生成物の蒸留精製に際して発生する、前記ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有する残留物を後処理することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記粗生成物の蒸留精製からの残留物に、攪拌下で前記有機溶媒を加え、さらに強苛性アルカリ水溶液を混ぜ、良好な完全混合下で30分まで反応させ、かつ引き続き2つの相を形成させることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 有機溶媒としてトルエンを使用することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 苛性アルカリ水溶液として苛性ソーダ液または苛性カリ液を使用することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. pH値12〜14を有する苛性アルカリ水溶液を使用することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記苛性アルカリ液の添加後に、結果得られた混合物を、攪拌下で10秒より長く〜30分まで反応させることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記アルカリ液の添加後に、5〜100℃の範囲の温度で反応させることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 前記有機溶媒を前記有機相から減圧下で留去することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記相分離後に残留する有機相を濾過することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. − A) 一般式(II)
    X−Z−Si(R'')n(OR')3-n (II)、
    [式中、Xは、Cl、BrまたはJであり、Zは、−CH2−、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH2)(CH)CH3(CH2)−の群からの二価アルキル基であり、R'基は、同じであるかまたは異なっており、かつR'は、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、R''基は、同じであるかまたは異なっており、かつR''は、直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜8個を有するアルキル基またはアリール基であり、かつnは、0、1、2または3である]のハロゲン官能性オルガノシランを、
    過剰のアンモニアまたは一般式(III)
    RNH[(CH22NH]zR (III)、
    [式中、R基は、同じであるかまたは異なっており、かつRは、水素(H)または直鎖状または分枝鎖状のC原子1〜4個を有するアルキル基であり、かつzは、0、1または2である]の有機アミンと、加圧および温度上昇下で、液相中で反応させ、
    − B) 引き続き過剰のアンモニアまたは有機アミンを分離し、かつ、その際にハロゲン化アンモニウムまたは有機アミンハロゲン化水素酸塩が完全に液相に溶解したままであり、
    − C) 結果得られた液相を晶析装置に移し、その際、該晶析装置を、先行する反応段階より低い圧力段階で稼働させ、ハロゲン化アンモニウムもしくは有機アミンハロゲン化水素酸塩と粗生成物を分離し、
    − D) 蒸留によって粗生成物から式(Ia)に従った少なくとも1つのアミノ官能性オルガノシランを回収し、
    かつ
    −E) 該蒸留からの残留物に、非極性の有機溶媒および強苛性アルカリ水溶液を加え、混ぜ、かつ反応させ、引き続き塩を含有する水相を有機相から分離し、該有機相から該有機溶媒を留去し、任意に残液中に残留する有機相を濾過し、且つ生成物を回収することによる、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 請求項1から11までのいずれか1項記載の方法に従って得られたビス−およびトリス−アミノ官能性オルガノシランを含有する組成物。
  13. そのつど全体の組成物に対して、ビス−アミノ官能性オルガノシラン70〜98モル%、トリス−アミノ官能性オルガノシラン0〜20モル%、ジシロキサン1〜20モル%ならびに加水分解可能なハロゲン化物<20質量ppmの含有量を有する請求項11記載の組成物。
  14. 接着促進剤として、塗装系における成分として、染料および塗料における成分として、掘削助剤として、石油の回収および輸送に際しての試剤としてまたは添加剤として、地層の固化または網状化のための試剤としてまたは試剤中で、エポキシド−ならびにフェノール樹脂中の成分として、プラスチック中の成分として、有機変性ガラス中の成分として、ガラス−および鉱物繊維表面の変性のための、プラスチックのガラス繊維強化のための、サイズ剤における成分としておよび充填剤および顔料の処理のための、ならびに接着材料およびシール材料における添加物としての、請求項12または13記載の組成物の使用。
JP2011512045A 2008-06-03 2009-04-20 アミノ官能性オルガノシランの製造からの塩含有残留物の後処理法 Expired - Fee Related JP5627573B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE200810002183 DE102008002183A1 (de) 2008-06-03 2008-06-03 Verfahren zur Aufarbeitung salzhaltiger Rückstände aus der Herstellung von aminofunktionellen Organosilanen
DE102008002183.0 2008-06-03
PCT/EP2009/054649 WO2009146972A1 (de) 2008-06-03 2009-04-20 Verfahren zur aufarbeitung salzhaltiger rückstände aus der herstellung von aminofunktionellen organosilanen

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011521989A true JP2011521989A (ja) 2011-07-28
JP2011521989A5 JP2011521989A5 (ja) 2012-03-22
JP5627573B2 JP5627573B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=40790770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011512045A Expired - Fee Related JP5627573B2 (ja) 2008-06-03 2009-04-20 アミノ官能性オルガノシランの製造からの塩含有残留物の後処理法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9079926B2 (ja)
EP (1) EP2285813B1 (ja)
JP (1) JP5627573B2 (ja)
KR (1) KR101588914B1 (ja)
CN (1) CN101597301B (ja)
DE (1) DE102008002183A1 (ja)
ES (1) ES2524348T3 (ja)
WO (1) WO2009146972A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522811A (ja) * 2008-06-03 2011-08-04 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有するアミノ官能性オルガノシランの水系後処理法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105273231A (zh) * 2014-07-12 2016-01-27 卢桂才 氨基类硅烷沥青水泥防水桥联剂及其防水产品和应用
DE102015225883A1 (de) 2015-12-18 2017-06-22 Evonik Degussa Gmbh Bis(alkylalkoxysilyl)amin-reiche Zusammensetzungen, ein Verfahren zur deren Herstellung und deren Verwendung
DE102015225879A1 (de) 2015-12-18 2017-06-22 Evonik Degussa Gmbh Tris-(alkylalkoxysilyl)amin-reiche Zusammensetzungen, deren Herstellung und deren Verwendung
DE102016215256A1 (de) 2016-08-16 2018-02-22 Evonik Degussa Gmbh Bis- und Tris(organosilyl)amine enthaltende Zusammensetzungen, deren Herstellung und deren Verwendung
DE102016215260A1 (de) 2016-08-16 2018-02-22 Evonik Degussa Gmbh Verwendung einer (Alkylalkoxysily)amin-, Bis-(alkylalkoxysilyl)amin und/oder Tris-(alkylalkoxysilyl)amin-enthaltenden Zusammensetzung
CN108250232B (zh) * 2018-02-09 2021-03-16 浙江博瑞电子科技有限公司 一种双(二乙基)氨基硅烷的精制方法
US11131919B2 (en) * 2018-06-22 2021-09-28 International Business Machines Corporation Extreme ultraviolet (EUV) mask stack processing
CN116332980A (zh) * 2023-04-06 2023-06-27 合肥安德科铭半导体科技有限公司 一种制备低氯含量的氨基硅烷的方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505332A (ja) * 1973-05-29 1975-01-21
JP2001226583A (ja) * 1999-12-22 2001-08-21 Degussa Huels Ag 充填剤の表面を変性させるためのオルガノシラン含有またはオルガノシロキサン含有薬剤、その使用、表面変性充填剤、該表面変性充填剤を含有する製品、表面変性された充填剤の使用、充填されたポリアミドおよび該ポリアミドを基礎とする製品
WO2006063667A2 (de) * 2004-12-16 2006-06-22 Wacker Chemie Ag Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von amino-gruppen tragenden silicium-verbindungen
JP2007533654A (ja) * 2003-11-13 2007-11-22 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト アミノ基を有するケイ素化合物の製法
JP2011521988A (ja) * 2008-06-03 2011-07-28 エボニック デグサ ゲーエムベーハー アルキルアミノアルキルアルコキシシランの製造法
JP2011522811A (ja) * 2008-06-03 2011-08-04 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有するアミノ官能性オルガノシランの水系後処理法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE544556A (ja) 1955-01-21
DE2749316C2 (de) 1977-11-04 1979-05-03 Dynamit Nobel Ag, 5210 Troisdorf Verfahren zur Herstellung von yAminopropylalkoxisilanen
DE2753124A1 (de) 1977-11-29 1979-06-07 Dynamit Nobel Ag Verfahren zur herstellung von aminoalkylsilanen
US4498538A (en) 1983-06-21 1985-02-12 Union Oil Company Of California Method for maintaining the permeability of fines-containing formations
US4580633A (en) 1983-12-21 1986-04-08 Union Oil Company Of California Increasing the flow of fluids through a permeable formation
US4526996A (en) * 1984-06-19 1985-07-02 Union Carbide Corporation Process for the preparation of N-substituted aminoalkylsilanes
DE4130643A1 (de) 1991-09-14 1993-03-18 Degussa Verfahren zur reinigung von alkoxysilanen
EP0702017B1 (de) 1994-09-14 2001-11-14 Degussa AG Verfahren zur Herstellung von chloridarmen bzw. chloridfreien aminofunktionellen Organosilanen
DE19516386A1 (de) 1995-05-04 1996-11-07 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur Herstellung von an chlorfunktionellen Organosilanen armen bzw. freien aminofunktionellen Organosilanen
US5760019A (en) * 1996-07-12 1998-06-02 The Research Foundation Of State University Of New York Silanol enzyme inhibitors
DE19652642A1 (de) * 1996-12-18 1998-06-25 Degussa Kontinuierliches Verfahren zur Herstellung von gamma-Aminopropyltrialkoxysilanen
DE19849196A1 (de) 1998-10-26 2000-04-27 Degussa Verfahren zur Neutralisation und Minderung von Resthalogengehalten in Alkoxysilanen oder Alkoxysilan-basierenden Zusammensetzungen
EP0999214B1 (de) 1998-11-06 2004-12-08 Degussa AG Verfahren zur Herstellung von chloridarmen oder chloridfreien Alkoxysilanen
DE10058620A1 (de) 2000-11-25 2002-05-29 Degussa Verfahren zur Herstellung von Aminoalkylsilanen
DE10126669A1 (de) 2001-06-01 2002-12-05 Degussa Verfahren zur Spaltung von cyclischen Organosilanen bei der Herstellung von aminofunktionellen Organoalkoxysilanen
DE10140563A1 (de) 2001-08-18 2003-02-27 Degussa Verfahren zur Herstellung von aminofunktionellen Organosilanen
DE10143568C2 (de) 2001-09-05 2003-07-03 Degussa Verfahren zur Behandlung von Aminosilanverfärbungen
DE10146087A1 (de) 2001-09-19 2003-04-03 Degussa Verfahren zur Herstellung von Aminoalkylsilanen
US6963006B2 (en) * 2003-01-15 2005-11-08 Air Products And Chemicals, Inc. Process for the production and purification of bis(tertiary-butylamino)silane
US20040177957A1 (en) 2003-03-10 2004-09-16 Kalfayan Leonard J. Organosilicon containing compositions for enhancing hydrocarbon production and method of using the same
US8596358B2 (en) 2004-06-17 2013-12-03 Statoil Asa Well treatment
EA200802357A1 (ru) 2004-06-17 2010-02-26 Статойлгидро Аса Обработка скважин
FR2886296B1 (fr) * 2005-05-26 2007-07-20 Rhodia Chimie Sa Procede de preparation de composes organosiliciques en milieu biphasique

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505332A (ja) * 1973-05-29 1975-01-21
JP2001226583A (ja) * 1999-12-22 2001-08-21 Degussa Huels Ag 充填剤の表面を変性させるためのオルガノシラン含有またはオルガノシロキサン含有薬剤、その使用、表面変性充填剤、該表面変性充填剤を含有する製品、表面変性された充填剤の使用、充填されたポリアミドおよび該ポリアミドを基礎とする製品
JP2007533654A (ja) * 2003-11-13 2007-11-22 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト アミノ基を有するケイ素化合物の製法
WO2006063667A2 (de) * 2004-12-16 2006-06-22 Wacker Chemie Ag Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von amino-gruppen tragenden silicium-verbindungen
JP2011521988A (ja) * 2008-06-03 2011-07-28 エボニック デグサ ゲーエムベーハー アルキルアミノアルキルアルコキシシランの製造法
JP2011522811A (ja) * 2008-06-03 2011-08-04 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有するアミノ官能性オルガノシランの水系後処理法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522811A (ja) * 2008-06-03 2011-08-04 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有するアミノ官能性オルガノシランの水系後処理法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20110014174A (ko) 2011-02-10
ES2524348T3 (es) 2014-12-05
DE102008002183A1 (de) 2009-12-10
KR101588914B1 (ko) 2016-01-26
EP2285813A1 (de) 2011-02-23
CN101597301A (zh) 2009-12-09
US9079926B2 (en) 2015-07-14
JP5627573B2 (ja) 2014-11-19
WO2009146972A1 (de) 2009-12-10
US20110146535A1 (en) 2011-06-23
EP2285813B1 (de) 2014-09-24
CN101597301B (zh) 2015-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5627573B2 (ja) アミノ官能性オルガノシランの製造からの塩含有残留物の後処理法
JP5627572B2 (ja) ハロゲン化アンモニウムおよび/または有機アミンハロゲン化水素酸塩を含有するアミノ官能性オルガノシランの水系後処理法
CN100506890C (zh) N-取代的氨基聚硅氧烷的稳定溶液、其制备及用途
RU2677482C2 (ru) Карбамидсодержащие силаны, способ их получения и их применение
JP2011521989A5 (ja)
BR102015010527A2 (pt) silanos contendo ureia, processo para preparação dos mesmos e uso dos mesmos
JP5236731B2 (ja) アミノオルガノシランの製造方法
JP2010037340A (ja) オルガノシランの製造法
JP6000442B2 (ja) 新規の、簡単に合成可能な、自発的に水溶性の、本質的にvoc不含の、環境保護性の(メタ)アクリルアミド官能性シロキサノール系、その製造法ならびに前記シロキサノール系の使用
US9440998B2 (en) Process for preparing urea-containing mercaptosilanes
JP5044163B2 (ja) 有機珪素化合物の製造法
CN102775433A (zh) 一种3-(苯基氨基)丙基烷氧基硅烷的制备及副产物的回收利用工艺
CN107636000A (zh) 氨基烷基三烷氧基硅烷的水性水解产物的制备方法
CN104140437B (zh) 一种[3-(烷氧基硅基)丙基]乙二胺的制备工艺
JP5349307B2 (ja) オルガノシランの製造方法
DE102015225879A1 (de) Tris-(alkylalkoxysilyl)amin-reiche Zusammensetzungen, deren Herstellung und deren Verwendung
DE102016215255A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Bis- und Tris(alkylalkoxysilyl)amine enthaltende Zusammensetzungen und deren Verwendung
KR20150131988A (ko) 우레아-함유 메르캅토실란, 그의 제조 방법 및 그의 용도
DE102016215257A1 (de) Mono- und Bis(organosilyl)amine enthaltende Zusammensetzungen, deren Herstellung und deren Verwendung
DE102016215259A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Mono- und Oligo-(alkoxysilylalkyl)aminen enthaltenden Zusammensetzungen
DE102016215256A1 (de) Bis- und Tris(organosilyl)amine enthaltende Zusammensetzungen, deren Herstellung und deren Verwendung

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130729

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130911

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140626

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5627573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees