JP2011521429A - 電力端子フィードスルー - Google Patents

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Abstract

ハウジングと、少なくとも1つの電流伝導ピンと、前記少なくとも1つの電流伝導ピンを前記ハウジングにハーメチックシールするシーリングガラスとを有する電力端子フィードスルーである。前記少なくとも1つの電流伝導ピンは、前記電流伝導ピンの表面に周縁の凹部を規定している。前記シーリングガラスは、前記電流伝導ピンとハウジングとの両方に融着されたとき、前記周縁の凹部を充填する。

Description

本出願は、2008年5月19日に出願された米国仮出願No.61/054,183の利益を主張する。上述の出願の開示内容全体が、参照としてここに含まれる。
本開示は、電力端子フィードスルーに、特に、少なくとも1つの電流伝導ピンを有する電力端子フィードスルーに関する。
ハーメチックシールされた電力端子フィードスルーは、ハーメチックシールされたデバイスと共に使用するための気密な電気接続を提供する。フィードスルーを通ってハーメチックシールされたデバイスへの、又はこのデバイスからの漏れは、防止される。このような電力端子フィードスルーは、一般的に、少なくとも1つの電流伝導ピンが貫通して延びたハウジングと、このハウジングに前記ピンをハーメチックシールしているシーリング材料とを有する。
電力給送部のような電力端子フィードスルーで使用される電流伝導ピンは、一般的に、延伸プロセスによって製造される。このようなピンは、通例、低炭素鋼、446ステンレス鋼、又は銅のコアの鋼線から延伸され、一般的に、良い耐食性及び熱膨張特性を有する。しかし、製造プロセスの人為産物として、ピンの表面のところのミクロな亀裂(micro-crack)の形態の欠陥が生じ得る。ピンの表面のミクロな亀裂は、除去するのにコストがかかり、また、大容量製造環境で1つずつのベースで検出するのが難しい。ミクロな亀裂は、電力端子フィードスルーのハーメチックシールの完全性に好ましくない影響を及ぼし、製造のスクラップ率を高め、フィードスルーの長期間の信頼性を減少させる可能性がある。
例えば、電力端子フィードスルー10に組み込まれた電流伝導ピン11は、延伸製造プロセスから生じるミクロな亀裂12を有し得る。図1に示されるように、ミクロな亀裂12は、電流伝導ピン11の長軸線Xに沿って延びている。このミクロな亀裂12は、一般的に、フィードスルーの組立中、シーリング材料15がミクロな亀裂12へと流れてこのミクロな亀裂12を充填することができるには小さすぎる。従って、シーリング材料15が電力端子フィードスルー10の電流伝導ピン11とハウジング13とに融着されたとき、シーリング材料15のギャップが、ミクロな亀裂12の位置に生じ得る。従って、このような場合、電流伝導ピン11の対向端部のところの第1のチャンバ14と第2のチャンバ16との間のオープンな経路が、必要なハーメチックシールが果たされるのを妨げる漏れ経路を生じる。結果として、電力端子フィードスルー10全体が廃棄されなければならない。
一形態では、電力端子フィードスルーは、ハウジングと、少なくとも1つの電流伝導ピンと、シーリングガラスとを有する。前記ハウジングは、このハウジングを貫通している開口を規定している。前記少なくとも1つの電流伝導ピンは、前記開口を貫通して延びており、その外面に、前記開口内に位置された周縁の凹部を有する。前記凹部は、約31μmないし約250μmの深さを有する。前記シーリングガラスは、前記周縁の凹部及び前記開口を十分に充填し、前記ピンと前記ハウジングとの間にシールを与えるために、前記少なくとも1つの電流伝導ピンと前記ハウジングとの両方に融着される。
他の形態では、電力端子フィードスルーは、ハウジングと、少なくとも1つの電流伝導ピンと、シーリングガラスとを有する。前記ハウジングは、このハウジングを貫通している開口を規定している。前記少なくとも1つの電流伝導ピンは、前記開口を貫通して延びており、外面及び2つの周縁のノッチを規定している。前記外面は、前記電流伝導ピンの長手方向に沿った方向に延びたミクロな亀裂を有する。前記周縁のノッチは、前記開口内に位置され、約31μmないし約100μmの深さを有する。前記周縁のノッチは、前記電流伝導ピンの前記長軸線に沿った方向に、約3mmの間隔で離間されている。前記シーリングガラスは、前記周縁のノッチ及び前記開口を十分に充填し、前記ピンと前記ハウジングとの間にシールを与えるために、前記少なくとも1つの電流伝導ピンと前記ハウジングとの両方に融着される。
さらなる他の形態では、電力端子フィードスルーは、ハウジングと、少なくとも1つの電流伝導ピンと、シーリングガラスとを有する。前記ハウジングは、このハウジングを貫通している開口を規定している。前記少なくとも1つの電流伝導ピンは、前記開口を貫通して延びており、外面及び周縁の凹部を規定している。前記外面は、前記電流伝導ピンの長軸線に沿った方向に延びたミクロな亀裂を有する。前記周縁の凹部は、前記開口内に位置され、前記ミクロな亀裂を横切っている。前記周縁の凹部は、約150μm以下の深さと、前記電流伝導ピンの前記長軸線に沿った方向に測定されるような約3mmの幅と、を有する。前記シーリングガラスは、前記周縁の凹部と前記開口とを十分に充填し、前記ピンと前記ハウジングとの間にシールを与えるために、前記少なくとも1つの電流伝導ピンと前記ハウジングとの両方に融着される。
本発明は、以下の詳細な説明並びに添付図面からより完全に理解されるであろう。
図1は、従来の電力端子フィードスルーの概略的な横断面図である。 図2は、本発明の教示に従う電力端子フィードスルーの上面図である。 図3は、図2のA−A線に沿って受けた電力端子フィードスルーの横断面図である。 図4は、図3の部分Bの拡大図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に従う電力端子フィードスルーで使用される電流伝導ピンの上面図である。 図6は、電流伝導ピンとシーリング材料との間の接続を示す概略図である。 図7Aは、ミクロな亀裂と周縁の凹部との間の関係を示す、本発明の電流伝導ピンの一部の部分的な横断面図である。 図7Bは、ミクロな亀裂と周縁の凹部との間の関係を示す、本発明の電流伝導ピンの一部の部分的な拡大図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態に従う電流伝導ピンの上面図である。 図9Aは、本発明の第3の実施の形態に従う電流伝導ピンの上面図である。 図9Bは、図9Aの電流伝導ピンの上面図である。 図10Aは、本発明の第4の実施の形態に従う電流伝導ピンの上面図である。 図10Bは、図10Aの電流伝導ピンの側面図である。
対応する参照符号は、図面のいくつかの図全体を通して対応する部品を示している。
図2並びに図3を参照すると、電力端子フィードスルー40は、金属のハウジング42と、この金属のハウジング42を通って延びた複数の電流伝導ピン44とを有する。図2並びに図3には3つの電流伝導ピン44が示されているが、いかなる数の電流伝導ピン44(1つのみの電流伝導ピンも含む)が、必要に応じて、又は所望のように形成されることができる。
電流伝導ピン44の配置は、ピンの円形の直径Φを規定しており、これは、電流伝導ピン44の各々の中心を通過している円の寸法であり、電力端子フィードスルー40の長軸線に中心位置決めされている。電流伝導ピン44は、低炭素鋼、ステンレス鋼又は銅のコアの鋼線でできていることができる。
金属のハウジング42は、カップ形状であり、受けスペース43を規定している。この金属のハウジング42は、底壁46と、この底壁46に接続され、かつこの底壁46の周りに配置された円筒形の側壁48と、この円筒形の側壁48の一端部から延びた環状のリップ50とを有する。電力端子フィードスルー40は、シェル45の開口中に電力端子フィードスルー40を位置決めすることによって、及び、シェル45に金属のハウジング42を溶接することによって、ハーメチックシールされたデバイスのシェル45に装着されることができる。
底壁46は、複数の開口57を有し、電流伝導ピン44が、ハウジング42の第1の側面からハウジング42の第2の側面へと開口57を貫通して延びている。
誘電性のシーリング材料58が、これら開口57を充填し、電流伝導ピン44を囲んでおり、電流伝導ピン44をハウジング42に融着している。シーリング材料58は、電流伝導ピン44をハウジング42から電気的に絶縁し、電流伝導ピン44をハウジングにハーメチックシールしている。シーリング材料58は、良いシーリング、接着及び耐食性を提供するガラスであることができる。
ハウジング42が底壁を有していないとき、円筒形の側壁48の内側の周縁面は、電流伝導ピンが貫通する開口を規定することができることが理解され、認識される。それ故、シーリング材料は、開口を充填し、電流伝導ピン44と円筒形の側壁48の内側の周縁面との間にシールを提供する。
第1の実施の形態
図4並びに図5を参照すると、電流伝導ピン44は、外面に少なくとも1つの凹部を有することができる。この凹部は、溝、ノッチ、窪み、又は他の特徴の形態を取ることができる。第1の実施の形態では、電流伝導ピン44は、外面61に2つの周縁のノッチ60を有する。電流伝導ピンは、丸みが付けられた端部を有する。これら周縁のノッチ60は、シーリング材料58が融着され、金属のハウジング42の円筒形の側壁48によって直接囲まれた領域であるシーリング領域に形成されている。これら周縁のノッチ60は、電流伝導ピン44の長手方向Xに沿って離間されている。これら周縁のノッチ60は、電流伝導ピン44の直径の周りに形成されており、各々が円形を規定している。これら周縁のノッチ60は、圧延(rolling)によって形成されることができ、各々が、約31μmないし約188μmの範囲の深さdを有する。電流伝導ピン44の直径Dは、2.276ないし2.286mmの範囲にある。それ故、ピンの直径に対するノッチの深さの比率(d/D)は、約0.0136ないし約0.0826の範囲にある。電流伝導ピン44は、周縁のノッチ60の深さが約31μmないし約100μmの範囲にあるとき、より満足であることが証明されている。
これら周縁のノッチ60は、電流伝導ピン44の長さに沿って、所定の間隔Wで離間されている。この間隔は、3mm以下である。ピンの長さは、約26.97mmである。それ故、電流伝導ピン44の長さに対する周縁のノッチ60の間隔の比率は、約0.111である。
図6を参照して、起こり得る漏れ経路を分断するために周縁のノッチを使用することの利点が、以下により詳細に説明される。明確化のために、1つの周縁のノッチ60のみが示されている。電流伝導ピン44は、少なくとも1つの電流伝導ピン44の外面61に、又は近くに、少なくとも1つのミクロな亀裂63を生じ得る延伸プロセスによって、鋼線でできていることができる。延伸は、ダイの出口側に加えられる引張力によってこのダイによって材料を押すことを含む金属加工プロセスである。後に電流伝導ピン44となる延伸された鋼線は、延伸プロセスの結果として、その外面61に、又は近くに、ミクロな亀裂63を有する。ミクロな亀裂63は、シーリング材料58が与えられるシーリング領域を超えた十分な長さで、電流伝導ピン44の長手方向Xに沿って延びることができる。ミクロな亀裂63の寸法及びシーリング材料58の粘度により、シーリング材料58が融着温度で電流伝導ピン44の周りのスペースに充填されたとき、シーリング材料58は、ミクロな亀裂63を完全に充填するように流れることができない。この結果、ミクロな亀裂63は、漏れ経路を生じる可能性を有し、電力端子フィードスルーの長期間のハーメチックの完全性に影響を及ぼす。
本開示に従って、図7A並びに図7Bを参照すると、周縁のノッチ60は、電流伝導ピン44に形成される。ノッチが付けられた電流伝導ピン44を備えた電力端子フィードスルーは、ミクロな亀裂63の存在でさえも、長期間のハーメチックの完全性をより信頼性があるようにして維持することができる。周縁のノッチ60が電流伝導ピン44の外面に形成されたとき、シーリング材料58は、周縁のノッチ60へと容易に流れ込むことができ、融着温度で周縁のノッチ60を充填する。シーリング材料58が冷却された後、突出部70が、ミクロな亀裂63の少なくとも一部分中を充填して、ハーメチックシールによっていかなる起こり得る漏れ経路も分断するように、周縁のノッチ60に形成される。
高圧ヘリウムテスト、標準圧力ヘリウムテスト及び窒素ガス気泡テストを含むテスト(すなわち、ガスを含む囲いに対する漏れテスト)が、本開示に従って構成されたフィードスルーに対して行われ、これらのテストは、従来の電力端子フィードスルーと比較して、ハーメチックシールの破損が減少し、信頼性が向上されたことを示している。表1は、本開示の電力端子フィードスルー(テスト品A)と、従来技術の電力端子フィードスルー(テスト品B)との両方のテストの結果を示している。テスト品A及びBの両方が、フィードスルーに漏れが起こり得るように、ミクロな亀裂を有する欠陥品に関して予め拒絶される電流伝導ピンを含む。欠陥を有するピンのいくつかは、起こり得る漏れ経路を分断するように、外面に2つの周縁のノッチ60を形成するように機械加工され、テスト品Aの電力端子フィードスルーに組み込まれた。欠陥を有するピンのいくつかは、さらなる機械加工プロセス又は処理を受けず、テスト品Bの電力端子フィードスルーに組み込まれた。2つの、離間された周縁のノッチ60を有する電流伝導ピンを含む本開示の電力端子フィードスルーが、テストされ、各ノッチは、約31μmないし約100μmの範囲の深さを有する。
Figure 2011521429
テスト結果によって示されるように、ノッチが付けられたピンを有する電力端子フィードスルーは、ノッチが付けられたピンなしの電力端子フィードスルー全体に対して、破損率(failure rate)のかなりの減少を示している。それ故、電流伝導ピンのミクロな亀裂の存在にもかかわらず、周縁のノッチが、シーリング材料と電流伝導ピンとの間のハーメチックシールを改良しているという妥当な結論が導かれることができる。
表2は、表1と同様のテスト結果を示している。同様に、テスト品A及びBは、電力端子フィードスルーに漏れを引き起こす可能性があるミクロな亀裂を有するとして予め拒絶される電流伝導ピンを含む。欠陥を有するピンのいくつかは、外面に2つの周縁のノッチ60を形成するように機械加工され、テスト品Aの電力端子フィードスルーに組み込まれた。欠陥を有するピンのいくつかは、さらなる機械加工プロセス又は処理を受けず、テスト品Bの電力端子フィードスルーに組み込まれた。しかし、表2では、電流伝導ピンの周縁のノッチの深さの範囲は、約103μmないし約188μmよりも大きい。
Figure 2011521429
表2に示される結果から、周縁のノッチの深さを深くすることは、漏れ経路を分断する際に必ずしもより効果的でないと結論付けることが妥当である。
第2の実施の形態
図8を参照すると、本開示の第2の実施の形態に従う電流伝導ピン72は、この電流伝導ピン72の外面76に、シーリング材料が融解されるシーリング領域に、1つのノッチ74のみを規定していることができる。さらに、ノッチ74の周縁は、90°でない所定の角度で、長軸線に関して電流伝導ピンを囲むことができる。このノッチ74は、ノッチ74がピンの周りに閉じた経路を規定していれば(すなわち、ノッチ62の始点がノッチ62の終点と一致していれば)、起こり得る漏れ経路を効果的に分断することができる。
第3の実施の形態
図9A並びに図9Bを参照すると、本開示の第3の実施の形態に従う電流伝導ピン80は、1つの凹部のみを規定している。この凹部は、幅の広い周縁の溝82の形態を取る。この幅の広い周縁の溝82は、研削、圧延、又は他の適切な機械加工動作、もしくは鍛造動作によって形成されることができる。この周縁の溝82は、外面86に隣接している開端部84と、開端部84に対向している底端部88とを有することができる。開端部84及び底端部88は、深さdを規定している。
開端部84は、底端部88よりも幅が広いので、シーリング材料58は、周縁の溝82に容易に流れ込むことができる。この周縁の溝82は、底壁46の開口56に、かつ、シーリング材料58が融着するピン80のシーリング領域に位置されている。
電流伝導ピン80の直径Dは、2.276mmないし2.287mmの範囲にあり、この電流伝導ピンの長さは、約26.97mmであり、ミクロな亀裂の長さは、51μmないし168μmの範囲にあることができる。周縁の溝82は、漏れ経路を効果的に遮断し減少させるように、250μm以下の深さdを有するように形成されている。150μm以下の溝の深さは、より満足であることが証明されている。溝の幅は、約3mmである。それ故、ピンの直径に対する溝の深さの比率(d/D)は、0.009以下、好ましくは、0.006未満であることができる。
周縁の凹部(これに限定されないが、例えば、ノッチ、溝、窪みを含む)の形状及びサイズは、シーリング材料が融着温度で周縁の凹部に流れ込むことができる限り、適用形態に依存して変化することができることが理解され、認識される。
周縁の溝82の増加された幅は、漏れ経路を効果的に分断するために、周縁の溝82中に形成された、第1の実施の形態よりも大きな突出部を与える。例えば、気泡テストは、この実施の形態のフィードスルーが周縁の溝のない複数のピンを有するフィードスルーよりも低い破損率を有することを示している。
表3では、グループ1は、この実施の形態の周縁の溝を有する電流伝導ピンを含む93,014のフィードスルーを含み、一方、グループ2は、周縁の溝のない電流伝導ピンを含む92,170のフィードスルーを含む。グループ1及びグループ2のフィードスルーが、気泡テストを受けた。
表に示されるように、グループ1の93,014のフィードスルーのうちの1は、気泡テストを満たさず、また、グループ2の92170のフィードスルーのうちの15は、気泡テストを満たさなかった。グループ1のフィードスルーの破損率は、11PPM(parts per million)であり、これは、グループ2のフィードスルーの破損率の141PPMよりも低い。
Figure 2011521429
うまくいかなかったフィードスルーの分析は、フィードスルーの漏れがピンのミクロな亀裂の表面に起因することを示している。周縁の溝を有するフィードスルーの低い破損率は、周縁の溝が、漏れ経路を遮断し、かつ破損率を減少させる際に効果的であることを示している。
第4の実施の形態
図10A並びに図10Bを参照すると、本開示の第4の実施の形態に従う電流伝導ピン90は、周縁の溝92の形態を取る凹部を含むことができる。この周縁の溝92は、図9Bに示されるような台形形状と対比して、丸みが付けられた形状を有する。この周縁の溝92は、図9A並びに図9Bでと同様に、ピンの直径に対する溝の深さの所定の比率(d/D)を有することができる。この周縁の溝92は、圧延によって形成される。
本開示の電流伝導ピン44、82、90は、ミクロな亀裂が電流伝導ピン44、82、90の表面の所定の長さに沿って存在している可能性があっても、電流伝導ピン44、82、90とガラス材料との間にハーメチックシールを与える。本開示のピンのデザインは、加工していないワイヤ材料から電流伝導ピンを製造するように、電流伝導ピンの供給者に適応性を与える。さらに、本開示のピンのデザインは、大規模なテストによる欠陥状態の軟ワイヤ又はピンの必要性をなくす。本開示のピンのデザインもまた、高いアニーリングのコストなく、本開示の電流伝導ピンを含むフィードスルーの破損率を減少させる。それ故、本開示の電流伝導ピンの製造のためのコストは、減少されることができる。
この記載は、単なる例示であり、従って、本開示の要旨から逸脱しない変形例が、本開示の範囲内に含まれることを意図している。本発明を適用可能なさらなる分野は、以上に与えられた詳細な説明から、当業者にとって明白であろう。説明並びに特定の例が、本発明の好ましい実施の形態を示しているが、これらは、説明のみを目的とすることを意図しており、この開示の範囲を限定することを意図するものではない。

Claims (14)

  1. 貫通している開口を規定しているハウジングと、
    前記開口を貫通して延び、外面に、前記開口内に位置され、約31μmないし約250μmの深さを有する周縁の凹部を有する少なくとも1つの電流伝導ピンと、
    前記周縁の凹部及び前記開口を十分に充填し、前記ピンと前記ハウジングとの間にシールを与えるために、前記少なくとも1つの電流伝導ピンと前記ハウジングとの両方に融着されるシーリングガラスと、を具備する電力端子フィードスルー。
  2. 前記少なくとも1つの電流伝導ピンは、前記電流伝導ピンの長手方向に沿って離間された2つの周縁のノッチを規定している請求項1の電力端子フィードスルー。
  3. 前記周縁のノッチの間の間隔は、約3mmである請求項2の電力端子フィードスルー。
  4. 前記周縁のノッチの深さは、約31μmないし約188μmの範囲にある請求項2の電力端子フィードスルー。
  5. 前記周縁のノッチの深さは、約31μmないし約100μmの範囲にある請求項2の電力端子フィードスルー。
  6. 前記電流伝導ピンの直径に対する前記周縁のノッチの前記深さの比率は、約0.0135ないし約0.0826である請求項2の電力端子フィードスルー。
  7. 前記周縁の凹部は、前記電流伝導ピンの長手方向に沿って約3mmの幅を規定している請求項1の電力端子フィードスルー。
  8. 前記周縁の凹部は、前記電流伝導ピンの径方向に沿って約150μmの深さを規定している請求項7の電力端子フィードスルー。
  9. 前記電流伝導ピンの直径に対する前記周縁の凹部の深さの比率は、約0.006以下である請求項8の電力端子フィードスルー。
  10. 前記電流伝導ピンは、約3.0mmの幅を有する回転溝の形態の1つの凹部のみを規定している請求項1の電力端子フィードスルー。
  11. 前記電流伝導ピンは、この電流伝導ピンの長手方向に沿って延びたミクロな亀裂を規定しており、
    前記周縁の凹部は、前記ミクロな亀裂を横切っている請求項1の電力端子フィードスルー。
  12. 前記シーリング材料は、前記ミクロな亀裂を分断するように、前記周縁の凹部中に形成された突出部を有する請求項12の電力端子フィードスルー。
  13. 貫通している開口を規定しているハウジングと、
    前記開口を貫通して延び、外面及び2つの周縁のノッチを規定している少なくとも1つの電流伝導ピンと、
    前記周縁のノッチ及び前記開口を十分に充填し、前記少なくとも1つの電流伝導ピンと前記ハウジングとの間にシールを与えるために、前記少なくとも1つの電流伝導ピンと前記ハウジングとの両方に融着されるシーリングガラスと、を具備し、
    前記少なくとも1つの電流伝導ピンには、
    ミクロな亀裂が、前記ピンの前記外面に形成され、前記ピンの長軸線に沿った方向に延びており、前記周縁のノッチは、前記開口内に位置され、約31μmないし約100μmの深さを有しており、前記周縁のノッチは、前記ピンの前記長軸線に沿って約3mmの間隔で離間されている、電力端子フィードスルー。
  14. 貫通している開口を規定しているハウジングと、
    前記開口を貫通して延び、外面及び周縁の凹部を規定している少なくとも1つの電流伝導ピンと、
    前記周縁の凹部と前記開口とを十分に充填し、前記少なくとも1つの電流伝導ピンと前記ハウジングとの間にシールを与えるために、前記少なくとも1つの電流伝導ピンと前記ハウジングとの両方に融着されるシーリングガラスと、を具備し、
    前記少なくとも1つの電流伝導ピンには、
    前記ピンの前記外面に形成され、前記ピンの長軸線に沿った方向に延びたミクロな亀裂があり、前記周縁の凹部は、前記開口内に位置され、前記ミクロな亀裂を横切っており、前記周縁の凹部は、約150μm以下の深さと、前記電流伝導ピンの前記長軸線に沿った方向に測定されるような約3mmの幅と、を有する、電力端子フィードスルー。
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