JP2011515249A - ポリビニルブチラールのリサイクル方法 - Google Patents

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Abstract

合わせガラスからリサイクルポリビニルブチラール(PVB)を得てこれを次に粉砕し、ポリビニルブチラール(PVB)を分離することをベースとするポリビニルブチラールのリサイクル方法。得られるシートを断片に切断し、次に汚れおよび異物を除去する表面洗浄プロセスを進める。この洗浄プロセスは、試薬を用いる化学処理による第1のポリビニルブチラール(PVB)精製段階;次の、試薬を用いる上記第1段階を補足する最終化学処理段階を包含し、精製処理がポリビニルブチラール(PVB)に対して固体状態で行われ、合わせガラスの製造に再度使用される準備ができている完全に精製されたポリビニルブチラールを得る。

Description

本発明は、本願の明細書の発明の名称に示すように、ポリビニルブチラール(PVB)のリサイクル方法に関し、この方法の目的は、合わせガラスにおける再利用のために合わせガラスから高純度リサイクルポリビニルブチラール(PVB)を得ることである。
本明細書は、ガラス産業、より具体的には、特に自動車および建築に使用される合わせガラスの製造に応用可能なポリビニルブチラール(PVB)のリサイクル方法を記載する。
知られているように、合わせガラスは2以上のガラスの層からなり、それらの間に1以上のポリビニルブチラール(PVB)の層が挟まれている。ファーストユース(first−use)ポリビニルブチラール(PVB)の優れた特性:ガラスに対する高い接着性、高い衝撃強さ、高い可撓性、優れた光学的透明度、高い安定性(特に紫外線に対する。)、熱安定性または水分に対する非感受性のために、合わせガラスにはファーストユースポリビニルブチラール(PVB)を間の層として使用する。同様に、良好な熱可塑性生産物を添加しなければならない。このことは、1940年代から大規模な商業的量でポリビニルブチラール(PVB)が製造されてきたことを意味する。
上記長所とは対照的に、ポリビニルブチラール(PVB)の製造は費用がかかり(6〜9ユーロ/キロ)、従って、リサイクルはこの製品に高い付加価値を提供することができる技術である。合わせガラス中の層として再利用するのに十分純粋な製品を製造することができる方法はこれまで開発されてこなかった。
従って、処分される材料は埋められたり焼却されたりしており、生じられる大気汚染の結果として環境に甚大な影響を引き起こしている。
歴史を通じて、ポリビニルブチラール(PVB)のリサイクルを達成するために様々な不成功の試みが行われてきた。そのようにして、例えば、ドイツ国内のいくつかのガラスリサイクルプラントは、ガラスをポリビニルブチラール(PVB)から分離することができるが、このポリビニルブチラール(PVB)はあいにくゴムおよびガラス片の高い含量のために再利用に好適ではない。
チューリンゲンにあるドイツの研究機関は、数年前、あらゆるタイプの不純物で汚染された未処理のポリビニルブチラール(PVB)片に対して様々な精製方法を使用して乗物の風防ガラスからのポリビニルブチラール(PVB)の精製に関する調査研究を先導していた。
浮選分離(flotation separation)および様々な溶融濾過法がより純粋な材料を生じたが、生じる材料の品質を様々なタイプの用途への再利用に十分に許容可能にしない多量の汚染粒子、例えばゴムおよびガラス、が存在し続ける。
耐用年数を経た乗物(ELV)から得られるポリビニルブチラール(PVB)のリサイクルのために今日まで行われてきた努力はおびただしいが、使用されている技術は、十分高度に精製されたプラスチックを実現していない。
今日まで、専ら低品質の用途、例えば壁用タイル、防音、アスファルト混合物などしか再生ポリビニルブチラール(PVB)の良好な利用に見つけられていない。
これらの用途は、同等価値の観点から合わせガラスの再利用のための低品質代替品と評価される。合わせガラスから回収されるポリビニルブチラール(PVB)の別の価値の高い用途の開発は、生じる製品の高い品質に由来して、今度は環境のレベルでいくつかの大きな利益をもたらしながらこの材料の経済的なリサイクルの可能性を大きく高める。
最も高度に進んだポリビニルブチラール(PVB)リサイクルプロセスは、現在以下のものがある。
*Dry separation process of Societa per L’Elettronica Applicata(SEA),Villanova(Bologne)Italy.
常套の方法の代わりとして、上記プロセスは、これらの2種類の材料の異なる物性に基づいて超音波沈降分離法(ultrasound gravitational separation method)を併用した溶融状態での乾式濾過からなるガラスからのポリビニルブチラール(PVB)の分離を取り入れている。
*Flotation separation using fluid of a density > 1.0g/cm3 of Thueringisches Institut fur Kunstoff−Forschung eV(TITK),Rodulstadt,Germany.
TITK社(ドイツ国ルドルシュタット在)によって開示されているパイロット(pilot)ポリビニルブチラール(PVB)ベースの現在のリサイクル方法およびガラス分離ラインは、以下のように構築されている。
上記方法は、第1分離段階で開始し、ここではこれらの2種類の材料間の脆性差に基づく技術が用いられる。風防ガラスを3本ロールに通すことによって、ガラスの層は粉砕され、残る可撓性プラスチックが完全シートで残り、次に浮選分離ライン通される。このラインは下記段階で構成される:
段階1:ポリオレフィン(ポリプロピレンおよびポリエチレン)並びに表面を覆うダストおよび汚れを除去するために密度1.0g/mLの流体を使用する。
段階2:この第2段階では、まだガラス、ゴムなどで汚染されているポリビニルブチラール(PVB)流出液をNaSOを含む水(d=1.1g/mL)の中に入れ、下記2つのフローを得る:
PVB+Na2SO4
PVB+(PA、PET、ガラス、ゴムなど)
段階3:この最終段階は、より高度に純粋なフロー(PVB)を得る水浮選による(PVB)とNaSOとの分離に関する。
これらの技術は、合わせガラスの製造用のポリビニルブチラール(PVB)シートとしてそれらの再利用に十分な高い純度を達成しない。従って、他の技術を検討することが必要である。
最近の分離技術の進歩は、研究中の分野、例えば選択的凝集分離システム、をほんの10年前に産業レベルの分離に不可能と考えられていたシステムを開発することを可能に変えた。
これらの方法は、現在既にシリコーンからの汚染物質の分離にうまく応用されているが、これまでポリビニルブチラール(PVB)からの汚染物質の除去に使用されたことはない。
現在、ポリビニルブチラール(PVB)のリサイクルに関連する特許が存在し、これらについて以下のことが言える:
・BUNA SOW LEUNA OLEFINVERB GmbHが保有するDE 19509244には、物理的および化学的分解を防ぎながら合わせガラスからポリビニルブチラールを回収する方法が記載されており、そのためにポリビニルブチラール(PVB)を溶融し、それら2種類の分離によって残留不純物を除去し、次にこのプロセスに再導入している。
・VIDEO COMPUTER RECYCLINGが保有するDE 19811199には、安全ガラスからポリビニルブチラールを回収する方法および処理装置が記載されており、ポリビニルブチラール(PVB)が精製を受けるが、特にオートクレーブ、高温、不活性ガスを使用し、(PVB)を溶融し、次に純粋な固体(PVB)を得るために処理を行う。
・VICOR GmbH VIDEO COMP RECYCLINが保有するDE 10301738には、乾燥およびグラニュール化の前に水中のフリー添加剤と共に金属アルコレート触媒を含む水の中に入れることを伴う、金属アルコレートを触媒として用いる高温撹拌処理による(PVB)精製ベースのポリビニルブチラールを合わせ安全ガラスから回収する方法が記載されている。
以下に提供する説明を完成するために、および本発明の特徴をよりよく理解することを助けるために、一連の図面をこの明細書と共に提供する。これらの図面には、非限定的目的ではあるが、本発明の最も特徴的な項目を説明のために示している。
図面の図1に関連するダイヤグラムは、本明細書中で上述したように、最初に2種類の材料、すなわち、ガラスとポリビニルブチラールと、の間の脆性の差に基づく技術を用いて材料を分離し、次にリサイクルされる合わせガラスを3本ロールに通し、ガラス層を粉砕し、可撓性プラスチック層を完全シートのままにするような浮選法によるポリビニルブチラール(PVB)のリサイクルを示す。
その後、可撓性プラスチックを浮選分離ラインにセットする。この浮選分離ラインは、下記段階で構成される:
・ポリオレフィン(ポリプロピレンおよびポリエチレン)、並びに表面を覆うダストおよび汚れを除去するための密度1.0g/mLの流体の使用
・次に、いまだガラス、ゴムなどで汚染されているポリビニルブチラール(PVB)流出液をNaSOを含む水(d=1.1g/mL)に入れて2種類のフロー:
PVB+NaSO
PVB+(PA、PET、ガラス、ゴムなど)
を得る
・最後に、(PVB)とNaSOとを次に水中での浮選によって分離してH2OとNaSOとのフローおよび高純度(PVB)のフローを得る。
これらの技術を用いて達成される純度は、合わせガラスの製造のためのポリビニルブチラール(PVB)シートとしての再利用に十分でない。
本明細書においてこれらの欠点の解決手段を提供するために、図面の図2にダイヤグラムで示されるように、合わせガラスのリサイクルプロセスをポリビニルブチラール(PVB)精製プロセスの革新的な点に基づいて記載する。
図1は、ポリビニルブチラールを得るための浮選分離法を用いることによる合わせガラスのリサイクルプロセスのダイヤグラムである。 図2は、ポリビニルブチラールを得るための本発明による合わせガラスのリサイクルプロセスのダイヤグラムである。 図3は、市販のPVBサンプルと本発明のリサイクルPVBサンプルとの両方に同様の結果が認められる赤外線スペクトルである。 図4は、リサイクルPVBのシートのサンプルである。
完全精製プロセスのために常套のプロセスを使用してポリビニルブチラール(PVB)を製造する。一般的に使用されるこれらのプロセスは、精製を完了する準備ができている汚染PVBを得るための分離、切断および洗浄を含むプロセスである。図2に記載のこれらのプロセスは、1〜7の数字が割り当てられている。
次に、特許権を付与されるプロセスとして、PVBの完全精製を達成するために徹底的な洗浄プロセスを行う。洗浄の重要なプロセスは、ポリビニルブチラール(PVB)とPVBに化学的に接着したサイズの小さいガラスとの間に存在する結合を化学的に弱める化学処理8によって行われる。
これらの結合は、温度、圧力などを用いる処理によって合わせガラス製造プロセス中に生成され、通常、切断することが困難である。特別な試薬を使用するこの化学反応の間に、ガラス残留物とポリビニルブチラール(PVB)との間に存在する結合が切断される。
特に、この処理中にPVBが固体状態であるという事実に言及することが必要である。このことは、これまで精製プロセスが溶液状態のポリビニルブチラール(PVB)で行われているために今まで達成されていなかった。
このタイプの反応を行うために、さまざまな試薬を使用してこれらの2種類の材料の間に存在する結合を弱めることを可能にしてもよい。これらの試薬の1つを本明細書中の別の箇所に提供する実施例に示す。
その後、ポリビニルブチラール(PVB)とガラスとの間の化学結合力を弱めることが続き、次に物理化学的凝集もしくはプロセスまたは9をもたらす同様の別のことを行ってポリビニルブチラール(PVB)に物理的に接着した可能性のあるガラス不純物を除去する。このタイプのプロセスは、今日の産業で、特にプラスチックリサイクル分野の会社で、一般的に使用されている。
最後に、精製プロセスの最終段階として、次にポリビニルブチラール(PVB)は最終化学処理10を受ける。この処理は、化学処理8の補足であり、精製ポリビニルブチラール(PVB)が純粋なポリビニルブチラール(PVB)に特有の構造および特性を有することを確実にすることに役立つ。
第1の精製段階8において使用される試薬は酸または酸同等化合物である。
他方、最終精製段階10において使用される試薬は塩基または塩基同等化合物である。
一旦、化学的処理と物理的処理の両方をそれぞれ行うと、次にそれぞれの処理に由来してポリビニルブチラール(PVB)の表面に残る可能性がある痕跡を除去するためにPVBを水で洗浄しても別の媒体で洗浄してもよい。最終洗浄プロセスに続いて、リサイクルポリビニルブチラール(PVB)11を高純度で得る。このことは次の、上記ポリビニルブチラール(PVB)を使用する合わせガラス13の製造に特に重要である。
本発明の目的を包含する方法は、請求項1に記載の方法に準拠して溶融状態で行っても準溶融状態で行ってもよい。
上記は別として、本発明の洗浄方法は、事前の切断プロセスに続いて小さいセクションのPVBに対して行っても事前の断片への切断のプロセスの必要なしに完全PVBシートに対して行ってもよい。
一例として、常套の抽出プロセスに続いて得られるPVBの化学的精製処理を行う。PVBとガラスとの間の結合の低下を達成する試薬を使用してPVBを化学的に処理する。この試薬の例は、様々な有機酸であり、例えば氷酢酸などである。この実施例に準拠して確実にされる反応条件およびパラメータは以下の通りである:
・反応温度:60℃
・試薬:水中の50%氷酢酸
・PVBと試薬との百分率:試薬中PVB 4%
・反応時間:10分
・撹拌:500r.p.m.
次に水を用いてポリビニルブチラール(PVB)を洗浄して想定される材料の表面上に残る試薬全ての完全除去を確実にする。
次に、この処理の間の常套の清浄度状態を観察して、ガラスがポリビニルブチラール(PVB)に物理的に接着することを弱める凝集によって不純物からのポリビニルブチラール(PVB)の分離を物理化学的方法によって行う。
最後に、ポリビニルブチラール(PVB)が元の構造および特性を有することを確実にする別の化学処理によって、塩基の性質を有する化合物、例えば水酸化ナトリウム、を使用して化学処理を行う。実施例の通りに処理を行うために、下記反応条件が要求される:
・反応温度:50℃
・試薬:塩基性溶液
・PVBと試薬との百分率:試薬中PVB 10%
・反応時間:7分
・撹拌:500r.p.m
次にポリビニルブチラール(PVB)を水で洗浄して材料の表面上に残る可能性のある試薬の完全除去を確実にし、合わせガラスにおける使用の準備ができているポリビニルブチラール(PVB)を得る。
リサイクルPVBのシートのサンプルを図4に示す。
リサイクルポリビニルブチラール(PVB)の同定中に得られる結果の1つを図3に示す。図3には市販のPVBと比較したリサイクルPVB材料の赤外線スペクトルを示す。同様の結果が全てのサンプルに対して認められた。

Claims (6)

  1. リサイクルポリビニルブチラール(PVB)を合わせガラスから得る工程ベースであり、合わせガラスを粉砕し、ポリビニルブチラール(PVB)を分離し、生じるシートを切断し、次に汚れおよび異物を除去するために表面洗浄プロセスであって、下記段階
    ・試薬を用いる化学処理による第1ポリビニルブチラール(PVB)の精製段階;
    ・試薬を用いる第1段階を補足する次の最終化学処理段階;
    を包含することを特徴とする表面洗浄プロセスを行う、ポリビニルブチラールのリサイクル方法であって、精製処理を固体状態のポリビニルブチラール(PVB)に対して行い、合わせガラスの製造に再度使用できる状態の完全に精製されたポリビニルブチラール(PVB)を得る、ポリビニルブチラールのリサイクル方法。
  2. 該第1精製段階において使用する試薬が酸または同等の化合物であることを特徴とする、請求項1に記載のポリビニルブチラールのリサイクル方法。
  3. 該第1精製段階において使用する試薬が酢酸または同等の化合物であることを特徴とする、請求項1および2に記載のポリビニルブチラールのリサイクル方法。
  4. 最終精製段階において使用する試薬が塩基または同等の化合物であることを特徴とする、請求項1に記載のポリビニルブチラールのリサイクル方法。
  5. 該方法が事前の切断プロセスを行わずに完全PVBシートに対して行われうることを特徴とする、請求項1に記載のポリビニルブチラールのリサイクル方法。
  6. 該方法が溶融状態またはほぼ溶融状態で請求項1に記載の方法と同様の方法で行われうることを特徴とする、請求項1に記載のポリビニルブチラールのリサイクル方法。
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