JP2011512712A - ポータブルワイヤレスデバイスの改良又はその関連 - Google Patents

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Abstract

ポータブルワイヤレスターミナルを扱うときのユーザ相互作用による非整合を相殺する方法において、リアクタンス変化がスレッショルドレベルを超えたことに応答して、 アンテナ整合が、誘導性整合から容量性整合、及び反対の変化が検出されたときは、その逆に変化する。アンテナインターフェースモジュール(44)は、RF出力又は入力段(25又は33)とアンテナ(48又は50)との間に結合される。前記アンテナインターフェースモジュールは、第一及び第二スイッチ(SW1/1,SW1/2又はSW2/1,2/2)を含み、誘導性リアクタンス(68又は96)を含む第一整合回路は、電力増幅器と前記第一スイッチとの間に結合され、容量性リアクタンス(68又は92)を含む第二整合回路は、前記RF出力又は入力段と前記第二スイッチ(SW1/1又はSW2/1)との間に結合される。リアクタンススレッショルド検出器(54又は56)は、リアクタンス変化が予め設定されたスレッショルド値を超えることを検出し、前記第一及び第二スイッチを、誘導性から容量性又はその逆の整合に変わるように作動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ポータブルワイヤレスデバイスの改良又はその関連に関する。本発明は、特に、排他的ではないが、モバイルフォン及び他のポータブルワイヤレスデバイスに使用されるアンテナ構造の整合に適用する。
平面逆Fアンテナ(PIFAs)のような小型平面アンテナを有するハンドポータブルワイヤレスデバイスの動作上の問題は、ユーザがデバイスを保持したときに、アンテナのインピーダンスが反応して変化することである。結果として、無線周波数回路へのアンテナ整合が、これらの反応的な変化により、悪い影響を受ける。
特許文献1は、電源増幅器とアンテナとの間に接続され、電源増幅器の出力段で電源制御を行うインピーダンス値を変えることを開示する。動作中、アンテナの実負荷インピーダンスが計測され、純負荷負荷のみが電源増幅器で経験されるように、インピーダンス値が調整される。
特許文献2は、電源増幅器の出力段とアンテナ段との間に接続される制御された整合段を開示する。制御された整合段は、電源増幅器から供給される第一信号と、アンテナ段に結合されたスイッチング段への入力から供給される第二信号との間の位相差を検知するための位相検知器から構成される。第一信号と第二信号との間の位相差は、スイッチング段のインピーダンスを調整するために使用される。典型的には、スイッチング段は、固定インダクタンス及び可変キャパシタンスから構成される直接LC回路から構成される。
特許文献3は、可変アンテナ入力結合及び褶動短絡を駆動するサーボモータを使用する自動同調システムを開示する。トランスミッタをアンテナに結合するトランスミッションラインの抵抗及びリアクタンスが検出され、そしてその結果はサーボモータを制御する駆動サーボ増幅器に使用される。サーボモータが最初に急速に駆動され、そして徐々に遅く動かす手段が開示される。
特許文献4は、アンテナインピーダンスを、トランスミッタの電源増幅出力段に要求される負荷抵抗に変調する自動同調器を開示する。自動同調器は、選択されたアンテナのリアクティブ状態を示す位相及びインピーダンス入力を必要とする同調回路素子の制御方法を使用する。位相入力は、アンテナインピーダンス整合ネットワークにおけるキャパシタのスイッチングの制御に使用され、インピーダンス入力は、アンテナインピーダンス整合ネットワークにおけるインピーダンスのスイッチングの制御に使用される。
特許文献5は、アンテナのインピーダンスを検出する回路によりRF電力増幅器をアンテナに結合することを開示する。回路は、RF電力増幅器からアンテナへの信号の進行を検出し、信号のピーク電流を計測する。さらに、特に、回路は、RF電力増幅器の出力電圧のピーク値を検出する第一手段と、電力増幅器の出力電流のピークを検出する第二手段と、出力電圧と出力電流との間の位相を取得する第三手段と、を備える。
特許文献6は、電力増幅器とアンテナとの間のダイナミックインピーダンス整合用の装置を開示する。装置は、第一ポートにおける電力増幅器から受信される信号を、第二ポートを介してアンテナへ送るサーキュレータを含む。加えて、サーキュレータは、アンテナで反射され、第三ポートを介して第二ポートで受信された信号を転換する。整合ネットワークが付与される。動作中、方向性結合器は、信号の大きさ及び位相が取得されてから信号検出器までの、信号の進行の割合を、電力増幅器からアンテナへ転換する。サーキュレータは、アンテナで反射された全部の信号を信号検出器へ導く。信号検出器は、アンテナへ進行する信号及びアンテナで反射される信号の大きさ及び位相をコントローラへ渡し、アンテナの現在のインピーダンスを検出し、検出されたアンテナのインピーダンス値に従って、受動及び能動要素を含む制御可能な整合ネットワークを訂正するために、信号検出器で受信される情報を評価する。
欧州特許出願公開第1564896号公報 国際公開第2006/054246号 英国特許出願公開第0804103号公報 英国特許出願公開第1362154号公報 国際公開第2006/038167号 国際公開第2004/010595号
本発明の目的は、自由空間において及びユーザとの相互作用が起こったときに、アンテナ構造に対するRF段の許容できる整合を付与する。
本発明の第一の局面において、RF出力段又はRF入力段及び第二ポートに接続する第一ポートを有するアンテナインターフェースモジュールと、前記第二ポートとアンテナに接続するためのアンテナターミナルとの間に結合されたリアクタンススレッショルド検知器を含むスレッショルド検知器と、第一及び第二スイッチを含むアンテナインターフェースモジュールと、前記第一ポートと前記第一スイッチの第一極との間に結合された誘導性リアクタンスを含む第一整合回路と、前記第一ポートと前記第二スイッチの第一極との間に結合された容量性リアクタンスを含む第二整合回路と、前記第二ポートに結合された前記第一及び第二スイッチの第二極とを備え、予め決定されたスレッショルド値を行き交う前記リアクタンススレッショルド検知器に応答して、前記スレッショルド検知器が、前記第一スイッチの状態を第一条件から第二条件へ変え、又はその逆に前記第二スイッチの状態を第二条件から第一条件へ変えるための出力を付与する、ポータブルワイヤレスターミナルが提供される。
本発明の第二の局面において、RF出力段又はRF入力段及び第二ポートに接続する第一ポートを有するアンテナインターフェースモジュールと、前記第二ポートとアンテナに接続するためのアンテナターミナルとの間に結合されたリアクタンススレッショルド検知器を含むスレッショルド検知器と、第一及び第二スイッチを含むアンテナインターフェースモジュールと、前記第一ポートと前記第一スイッチの第一極との間に結合された誘導性リアクタンスを含む第一整合回路と、前記第一ポートと前記第二スイッチの第一極との間に結合された容量性リアクタンスを含む第二整合回路と、前記第二ポートに結合された前記第一及び第二スイッチの第二極とを備え、前記第二ポートにおける信号のリアクタンスをモニタし、予め決定されたスレッショルド値を行き交う前記リアクタンススレッショルド検知器に応答して、前記第一スイッチの状態を第一条件から第二条件へ変え、又はその逆に前記第二スイッチの状態を第二条件から第一条件へ変える、ポータブルワイヤレスターミナルの操作方法が提供される。
本発明は、自由空間において、トランスミッタRF段が、直列インダクタンスを用いるアンテナに整合されることができるが、ワイヤレスターミナルがユーザにより保持され、ユーザとの相互作用が多くの場合は悪い結果である誘導性シフトを引き起こすという現実に基づく。そのようなケースにおいて、整合は、容量性の整合によって実現される。ユーザとの間の相互作用は、人によって違うので、誘導性の整合から容量性の整合への変化及びその逆が動的に実現されることが好ましい。本発明に従って作られたポータブルワイヤレスターミナルを実施する中で、アンテナのリアクタンスがモニタされ、そしてもし両方向のスレッショルド値を行き交うリアクタンス変化が検出されたときに、前記リアクタンススレッショルド検出器は、誘導性から容量性又はその逆に切り替えるための整合をもたらす。
本発明は、添付図面を参照して実施例により説明される。
図1は、本発明に従って作られたポータブルワイヤレスターミナルの概略ブロック図である。 図2は、図1に示されるポータブルワイヤレスターミナルに使用されるRF段及びアンテナインターフェースモジュールの部分概略ブロック図及び部分概略回路図である。 図3は、リアクタンススレッショルド検出器の概略回路図である。 図4は、アンテナインピーダンスZを有する定数Kの等高線を示すスミスチャートである。 図5は、アンテナインピーダンスZ、x=1を有する定数Kの等高線を示すスミスチャートである。 図6は、アンテナインピーダンスZ、x=0.5を有する定数Kの等高線を示すスミスチャートである。 図7は、適応切り替えなしの自由空間及びユーザとの相互干渉におけるアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM850 TXバンド(824−849MHzバンド)における周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図7は、適応切り替えなしの自由空間及びユーザとの相互干渉におけるアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM850 TXバンド(824−849MHzバンド)における周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図8は、自由空間及びユーザとの相互干渉を有するアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM850 TXバンドにおける周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図8は、自由空間及びユーザとの相互干渉を有するアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM850 TXバンドにおける周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図9は、適応切り替えがある自由空間及びユーザとの相互干渉におけるアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM850 TXバンドにおける周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図9は、適応切り替えがある自由空間及びユーザとの相互干渉におけるアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM850 TXバンドにおける周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図10は、適応切り替えがある自由空間及びユーザとの相互干渉におけるアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM1800 TXバンド(1710−1785MHzバンド)における周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図10は、適応切り替えがある自由空間及びユーザとの相互干渉におけるアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM1800 TXバンド(1710−1785MHzバンド)における周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図11は、自由空間及びユーザとの相互干渉を有するアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM1800 TXバンドにおける周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図11は、自由空間及びユーザとの相互干渉を有するアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM1800 TXバンドにおける周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図12は、適応切り替えがある自由空間及びユーザとの相互干渉を有するアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM1800 TXバンドにおける周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。 図12は、適応切り替えがある自由空間及びユーザとの相互干渉を有するアンテナインターフェースモジュール(AIM)インピーダンスのスミスチャートを示す図(a)であり、GSM1800 TXバンドにおける周波数MHzを関数とする電圧定在波比のグラフを示す図(b)である。
図中、同一参照番号は、対応する特徴を示すものとする。
説明の都合上、本発明は、824と960MHzとの間の低周波数帯、1710と2170MHzとの間の高周波数帯で動作可能な様々な無線通信標準に従って動作可能なポータブルワイヤレスターミナルを参照して説明される。
図1を参照すると、ポータブルワイヤレスターミナル10は、音声周波数(AF)段14及び無線周波数(RF)段24を形成する無線送信及び受信段12を備える。AF段は、マイクロフォン16に結合される入力、及びラウドスピーカ18に結合される出力を有する。AF段24は、RF段24を形成する低及び高周波数RFトランシーバ段20、22に結合される端子を有する。トランシーバ段20、22は、図2に詳述されるアンテナインターフェースモジュール(AIM)44のポート26から32とポート34から42に結合される入力/出力ポートを備える。AIM段44は、低周波数帯アンテナ48に接続される第一低周波数帯アンテナ結合46及び高周波数帯アンテナ52に接続される第二高周波数帯アンテナ結合50を有する。アンテナ48、52は、平面逆Fアンテナ(PIFAs)のような好適なアンテナから構成される。
ポータブルワイヤレスターミナル10は、読み出し専用メモリ(ROM)57に格納された制御ソフトウェアを使用するターミナル10の動作を制御するマイクロコントローラ55をさらに備える。マイクロコントローラ55は、所望周波数帯に応じて動作する段を構成するように無線送信及び受信段12に接続される。ランダムアクセスメモリ(RAM)59は、マイクロコントローラ55に結合され、データメッセージのようなストアデータを提供する。キーパッド61によって示されるマン/マシンインターフェースは、またマイクロコントローラ55に結合される。ポータブルワイヤレスターミナル10の基本動作は、追加の説明を必要とすることなく当業者によって理解される。
図2を参照すると、低高周波数RF段22、22は、複数の出力/入力段25から31及び33から41から構成される。段25から31は、それぞれGSM850 TX 824−849/GSM900 TX880−915、GSM900 RX 925−960、GSM850 RX 869−894/UTRA V RX 869−894、及びUTRA V TX 824−849を示し、段33から41は、それぞれGSM1800 TX 1710−1785/GSM1900 TX 1850−1910、GSM1900 RX 1930−1990/UTRA II RX 1930−1990、UTRA II TX 1850−1910、並びにUTRA I RX 2110−2170、及びUTRA I TX 1920−1980を示す。UTRAは、UMTS 地上無線アクセスの略であり、以下の帯域を有する。
帯域 TX(MHz) RX(MHz)
I 1920−1980 2110−2170
II 1850−1910 1930−1990
III 1710−1785 1805−1880
IV 1710−1755 2110−2155
V 824−849 869−894
VI 830−840 875−885
VII 2500−2570 2620−2690
VIII 880−915 925−960
IX 1749.9−1784.9 1844.9−1879.9
トランスミッタ段25、31、33、37、41は、一般に電力増幅段と受信段27、29、35、39から構成され、一般に、低雑音増幅器及びRFフィルタリング段から構成される。AIM44のポート26から32及びポート34から42は、それぞれ段25から31及び33から41に結合される。
AIM44は、スイッチSW1/1からSW2/1とSW2/1から2/4の第一及び第二バンク54、56から構成される。スイッチは、pHEMTs(シュールドモルフィック高電子移動度トランジスタ)、MEMS(Micro Electro−Mechanical Systems)素子又はPINダイオードから構成される。スイッチSW1/1からSW1/4及びSW2/1から2/4の各々は、第一及び第二極を備える。バンク54の第二極は、共通接合又はポート58に結合され、バンク56の第二極は、共通接合又はポート60に結合される。共通結合58、60の各々は、それぞれ直流制限キャパシタ62A,62Bとスレッショルド検出器66A、66Bの誘導リアクタンス64A、64Bとの直列接続によって低周波数帯アンテナ48及び高周波数帯アンテナ52に結合される。図2の実施形態では、第一及び第二バンクは、アンテナ48又は52に接続されるポート26から42の特定の一つを選択するマイクロコントローラ55(図1)によって制御される。誘導/容量アンテナ整合を有するポート26、34に加えて、スイッチSW1/1、SW1/2及びスイッチSW2/1、SW2/2は、スレッショルド検出器66A、66Bによって生成される直流制御信号によって追加的に制御される。
ポート26は、接合部67に結合される。スイッチSW1/1の第一極は、結合部67に対するアンテナ整合キャパシタンス68によって結合される。一方のアンテナ整合インダクタンス72は、接合部67に結合され、他方は、直流制限キャパシタ70によってスイッチSW1/2の第一極に結合される。ポート28は、アンテナ整合キャパシタ74によってスイッチSW1/3の第一極に結合される。ポート32及び33は、それぞれインダクタンス76、78によってデュプレックサフィルタ80のバンドパスフィルタ82、84に結合される。デュプレクサフィルタ80の出力は、アンテナ整合配列によってスイッチSW1/4の第一極に結合される。アンテナ整合配列は、接地されるシャントインダクタンス90とともにインダクタンス86及びキャパシタ88から構成される。
ポート34は、接合部91に結合される。スイッチSW2/1の第一極は、アンテナ整合キャパシタ92によって接合部91に結合される。アンテナ整合インダクタンス96の一方は、接合部91に結合され、他方は直流制限キャパシタ94によってスイッチSW2/2の第一極に結合される。ポート36及び38は、それぞれデュプレクサフィルタ98のバンドバスフィルタ100、102に結合される。デュプレクサフィルタ98の出力は、アンテナ整合キャパシタンス104によってスイッチSW2/3の第一極に結合される。ポート40及び42は、それぞれデュプレクサフィルタ106のバンドパスフィルタ108、110に結合される。デュプレクスフィルタ106の出力は、アンテナ整合キャパシタンス112によってスイッチSW2/4の第一極に結合される。
本発明の理解に関し、前述から、GSM850TX824−849及びGSM900TX880−915は段25の電力増幅ポートを共有する。ゆえに、スイッチSW1/1及びSW1/2の動作は、リアクタンススレッショルド検出器66Aの直流制御電圧に応答して動的に選択されることができる。リアクタンススレッショルド検出器66Aは、自由空間に在る場合とは反対にユーザによって保持されると、ワイヤレスターミナルがアンテナのリアクタンス変化に応答する。同様のことは、段33のGSM1800TX1710−1785及びGSM1900TX1850−1910電力増幅ポート(そこではスイッチSW2/1及びSW2/2が動的に設定される。)でも当てはまる。本発明の示唆は、GSM送信チャンネルに限定されず、いかなる又は各アンテナの段27から31及び35から41の全てに適合可能である。
図3は、アンテナリアクタンスがスレッショルドを超えたかどうかを検出するために使用されるリアクタンススレッショルド検出器120を示している。これはある値のインダクタ又はキャパシタを有するリアクタンススレッショルド検出器を使用して実現されることができる。
リアクタンススレッショルド検出器120は、インダクタ又はキャパシタとからなるリアクタンスXsから構成される。RFフロンドエンドからの信号は端子122に供給され、電流iが、アンテナ抵抗RとリアクタンスXとの直列配列によって示されるアンテナインピーダンスZに流れる。リアクタンスXsのアンテナ側における電圧vは、第一高インピーダンスバッファ増幅器124の第一入力に供給される。リアクタンスXsのアンテナとは別の側における電圧vは、増幅器124の第二入力及び第二高インピーダンスバッファ増幅器126の第一入力に供給される。増幅器126の第二入力は接地される。増幅器124、126の出力は、それぞれリミッタ128、130で制限され、そこからの出力は、乗算器132で乗算される。直流制御電圧は、乗算器132の出力に結合される端子136上で取得される。大きな値のシャントキャパシタ134から構成されるフィルタもまた乗算器132の出力に結合される。
位相検出器の動作を述べる。
リアクタンスXsは、検出素子として使用され、2つの電圧値v、vがモニタされる。第一増幅器124は電圧差dv=v−vを処理し、第二増幅器126は引き込まれたv上で動作する。この増幅器は、またvを増幅するように構成される。増幅器は、高インピーダンスバッファの役割を果たす。
電圧v、vはアンテナインピーダンスの関数であり、
=R+jX
=i|Z|cos(ωt+φ) ・・・1)
=i|Z+X|cos(ωt+φ) ・・・2)
ここで、位相φ、φはインピーダンスに関連する。
φ=tan−1[X/R] ・・・3)
φ=tan−1[(X+X)/R] ・・・4)
φはアンテナインピーダンスの位相である。φはリアクタンス測定のために使用される。
電圧差dvは、
dv=i|x|cos(ωt±90) ・・・5)
ここで、括弧内の符号は、インダクタに対して正であり、キャパシタに対して負である。
増幅器124、126及びリミッタ128、130を使用したこれらの電圧の増幅及び制限は、振幅情報を除去する。v及びdvの増幅された及び制限されたバージョンを乗算すると、
Acos(ωt+φ)cos(ωt±90)=
Bcos(2ωt+φ±90)+cos(φ−+90) ・・・6)
ここで、A及びBは比例定数である。
大きな値のシャントキャパシタ134でこれをフィルタリングし、図3に示されるように、直流成分のみが、以下のように示される。
DC=−+Bsin(φ) ・・・7)
ここで、負及び正の符号は、それぞれ容量性及び誘導性の検出に適用する。
同様に、v及びdvを処理すると、
DC=−+Bsin(φ) ・・・8)
先のサブセクションは、与えられたVDCは、特定の位相に対応する。式(3)、(4)から、VDCは、またスミスチャート上で輪郭としてプロットされる、アンテナの抵抗値及びリアクタンス値の範囲に対応する。最も簡単は方法は、反射係数の実成分と虚成分に関して、チャートのx軸及びy軸で抵抗及びリアクタンスを表現することである。
文末に含まれる付録Aより、正規化されたアンテナ抵抗r及びアンテナリアクタンスxは、反射係数の実成分と虚成分に関する。
=(1−ρAr −ρAj )/[(1−ρAr+ρAj ] ・・・9)
=2ρAj/[(1−ρAr+ρAj ] ・・・10)
ここで
ρAr アンテナ反射係数の実部
ρAj アンテナ反射係数の虚部
及びdvが位相検出器によって処理されると、式(3)から、位相、及び従ってVDCは、x/rは定数のとき、定数である。ゆえに、
/r=2ρAj/(1−ρAr −ρAj )=1/K ・・・11)
ここで、式(3)より、
=cot(φ) ・・・12)
式(11)を簡略化すると、
ρAr +ρAj +2KρAj−1=0 ・・・13)
これを再整理すると、
ρAr +(ρAj+K=(√(1+K )) ・・・14)
これは、中心(0,−K)、半径√(1+K )に等しい、(ρAr,ρAj)平面上の円の方程式である。K=tan−1(φ)のとき、
ρAr +[ρAj+cot(φ)]=(1/cos(φ)) ・・・15)
式(14)は、スミスチャート上の定数Kの輪郭を描くために使用され、全ての可能なアンテナインピーダンスを表すために用いられる。式(7)及び(12)から、K=∞のとき、VDCはゼロであり、輪郭はゼロリアクタンスの線である(チャートの中心を通る水平線)。図4に示されるように、他の全ての線は、短絡回路及び開回路を示す点で始まり、そして終了する。
前述のサブセクションの輪郭は、アンテナインピーダンスが、定数の場合を示している。しかし、一定の位相は、本発明が関連する限り準最適化される。これは、アンテナ位相が、一定の位相の輪郭線にほぼ平行であり、小さい電圧変化のみが検出されるからである。本発明は、一定のリアクタンスの輪郭線を使うことに関し、そしてインピーダンス交差において、実質的に直交する、一定のリアクタンスの輪郭線を変える。
一定のリアクタンスが計測さえる手段が導かれる。
一定のリアクタンスに関し、v及びdvは、リアクタンスレッショルド検出器によって演算される。式(4)及び(8)から、(x+x)/rが一定のとき、VDCは一定である。ゆえに、
(x+x)/r=2ρAj/(1−ρAr −ρAj
+x[(1−ρAr+ρAj ]/(1−ρAr −ρAj )=1/K ・・・16)
ここで、式(4)から、
=cot(φ) ・・・17)
式(16)を簡略化すると、
ρAr (1+K)−2KρAr+ρAj (1+K)+2KρAj+K−1
=0 ・・・18)
ゆえに、
ρAr −2KρAr/(1+K)+ρAj +2KρAj/(1+K)+(K−1)/(1+K)=0 ・・・19)
置き換えると、
[ρAr−K/(1+K)]=ρAr −2KρAr/(1+K)+(K/(1+K)) ・・・20)
及び
[ρAj+K/(1+K)]=ρAj +2KρAj/(1+K)+[K/(1+K)] ・・・21)
式(19)において、
[ρAr−K/(1+K)]+[ρAj+K/(1+K)]=[K/(1+K)]+[K/(1+K)]+(1−K)/(1+K) ・・・22)
この式の右辺は、
[(K+(K+(1−K)(1+K)]/(1+K=[√(1+K)/(1+K)] ・・・23)
ゆえに、
[ρAr−K/(1+K)]+[ρAj+K/(1+ K)]=[√(1+K)/(1+K)] ・・・24)
再度、これは(ρAr,ρAj)平面上の円の方程式である。円は、中心が(K/(1+K),−K/(1+K))、半径が√(1+K)/1+Kである。これは、定数Kの輪郭を描くために使用される。
式(8)及び(17)から、中心座標及び座標が次のとき、K=∞でVDCはゼロである。
Figure 2011512712
Figure 2011512712
Figure 2011512712
ゆえに、VDCがゼロのとき、式(24)は、
(ρAr−1)+(ρAj+1/x=(1/x ・・・28)
これは、 一定の正規化されたスミスチャート上の−x(付録A参照)であるリアクタンスの線に直接的に等しい。これは、リアクタンス検出スレッショルドの設定に使用される。−xより下のリアクタンスは、負のVDCを与え、−xより上のリアクタンスは、正のVDCを与える。
定数Kの輪郭は、x=1の場合、図5にプロットされる。K=∞の輪郭は、x=−1の一定のリアクタンス円に一致する。
同様に、図6は、Xs=0.5のときの定数Kの輪郭を示している。
図4及び図5は、リアクタンススレッショルドが、適当なインダクタXsの選択により選択されることを示している。必要であれば、前記AIMが、特定のアプリケーションに合わせてインダクタを選択するための選択手段とともに、幾つかの異なる値のインダクタXsを含んでも良い。
以下の記載は、どのようにリアクタンススレッショルド検出回路が、図2に示されるアーキテクチャを有するアンテナインターフェースモジュール(AIM)に使用されるかを述べている。図7(a)から図12(a)に示されるスミスチャートにおいて、118で参照される線は、自由空間状態に関し、他の線は異なるユーザ相互作用を関する。図7(b)から図12(b)において、太字の黒線120は、自由空間状態に関し、他の線は、異なるボランティアたちがポータブルワイヤレスデバイスを保持したときの状態に関する。
図7は、線120に、自由空間及び実験によるローバンドアンテナインピーダンスを示しており、ここでは本発明に従って作られたポータブルワイヤレスターミナルを、GSM850 TXバンドに関して63人のボランティアにより保持している。
図8は、自由空間において、GSM850 TXバンドが直列インダクタ72(図2)により整合されている結果を示している。しかし、ユーザ相互作用は誘導性シフトを起こしており、63人中51人という多くのユーザに関して、インダクタンスが逆効果となっている。それらのユーザ相互作用は、反時計回りに線118が示す自由空間となり、そこではインダクタンス整合は効果がなく、実際、結果の多くが、整合なしの場合よりも悪い。そのような環境下で、GSM850 TXバンド(自由空間)に整合するキャパシタ68(図2)に切り替えることが好ましい。
スレッショルドに到達すると、リアクタンスは、検出インダクタンスを決定するために使用される。
=(x+x)/2 ・・・29)
ここで、
は、整合インダクタンスのリアクタンス(正)
は、整合インダクタンスのキャパシタンス(負)
上記の場合、整合インダクタ72は、6.2nH(837MHzで36.2Ω)、キャパシタ68は、8pF(837MHzで−23.8Ω)である。これは、検出インダクタ68の値0.83nH(837MHzで4.4Ω)を与える。必要ならば、キャパシタンス62Aの値は、インダクタ64Aの直列インダクタンスの変化を考慮した変えることができる。
この値をシミュレートし、インダクタンスを調整するための直流阻止キャパシタ70を調節し、図9に示される結果を得る。明らかに、VSWRが著しく改善され、電話を保持する63のうち38の結果が、誘導性整合よりも容量性整合を使用している。
図10は、自由空間のハイバンドアンテナインピーダンス、及びGSM1800TXバンドに関して63のボランティアによって保持された場合を示している。
自由空間インピーダンスに基づく誘導性整合において、AIMの入力におけるインピーダンスは図11に示される。
整合インダクタ96は、GSM1900TXバンドを調整するために使用されるキャパシタ92が11pF(1747MHzで−8.3Ω)の間、3.6nH(1747MHzで39.5Ω)である。これは検出インダクタンス64Bの値1.42nH(1747MHzで15.6Ω)を付与する。
この値をシミュレートし、インダクタンスを調整するための直流阻止キャパシタ94を調節し、図12に示される結果を得る。低周波数帯において、VSWRは著しく改善されている。電話を保持する63のうち26の結果が、誘導性整合よりもキャパシシティブ整合を使用している。
低高周波数帯において、上記考察は回路損失や寄生成分などを考慮しないので僅かに大きな値の検出インダクタがより最適である。
リアクタンス測定は、受信チャンネルに適用される。リアクタンス測定にとって、電力が電力増幅器によって供給されるので、送信チャンネル上で作られることが好ましい。
付録A−スミスチャート
A.1 インピーダンス円
反射係数ρは、使用される座標系がρの実成分及び虚成分に関するカーテシアンであるため、スミスチャート上に直接プロットされる。定数抵抗及びリアクタンスのラインをプロットするために、ρ成分の関連性を見出さねばならない。幸運にも、これを行うのは簡単である。
正規化インピーダンスは、以下の反射係数に関連される。
z=r+jx=(1+ρ)/(1−ρ)=(1+ρ+jρ)/(1−ρ−jρ)・・・A.1)
ここで、
ρ 反射係数の実部
ρ 反射係数の虚部
r 入力インピーダンスによって除されたアンテナ抵抗rの比率で決定された正規化抵抗であり、例えば50Ω
x 入力インピーダンスによって除されたアンテナ抵抗rの比率で決定された正規化リアクタンスであり、例えば50Ω
これを簡略化すると、
z=r+jx=(1−ρ +ρ +j2ρ )/((1−ρ+ρ
・・・A.2)
実部は抵抗を付与し、
r=(1−ρ +ρ )/((1−ρ+ρ ) ・・・A.3)
虚部はリアクタンスを付与し、
x=2ρ /((1−ρ+ρ ) ・・・A.4)
(A.3)は簡略化され、
(1+r)ρ +r(1−2r)+(1+r)ρ =1 ・・・A.5)
これはさらに簡略化され、
(ρ−r/(1+r))+ρ =(1/(1+r)) ・・・A.6)
これは、中心(r/(1+r),0)、半径1/(1+r)に等しい、(ρ,ρ)平面の円方程式である。
(A.4)は簡略化され、
(ρ−1)+(ρ−1/x)=(1/x) ・・・A.7)
これもまた、(ρ,ρ)平面の円方程式であるが、中心(1,1/x)、半径1/x)である。
一定の正規化コンダクタンスのラインは同様の方法で示されることができ、gは、
(ρ+g/(1+g))+ρ =(1/(1+g)) ・・・A.8)
及び、一定の正規化されたアドミタンスのライン、bは、
(ρ+1)+(ρ+1/b)=(1/b) ・・・A.9)
本明細書及び特許請求の範囲において、要素に先行する用語”a”又は”an”は、複数の要素の存在を除外しない。さらに、用語”構成される”は、列挙された以外の他の要素又はステップの存在を除外しない。
請求の範囲中の括弧におかれた参照符号に使用は、請求の範囲の射程を限定するものとして構成されたものではない。
本開示の知見から、他の変形は当業者において明白である。そのような変形は、設計、製造及びポータブルワイヤレスターミナルやそれらの構成部品の使用において、すでに知られている他の特徴を含み、すでにここに記述された特徴に代えて、または追加して使用されることができる。

Claims (10)

  1. RF出力又は入力段(25又は33)への接続のための第一ポート(26又は34)及び第二ポート(66A又は66B)を有するアンテナインターフェースモジュール(44)と、前記第二ポートとアンテナ(48又は52)への接続のためのアンテナターミナル(46又は50)との間に接続されたリアクタンススレッショルド検出器(120)を含むスレッショルド検出器と、第一及び第二スイッチ(SW1/1、SW1/2又はSW2/1、SW2/2)を含むアンテナインターフェースモジュールと、前記第一ポート(26又は34)と前記第一スイッチ(SW1/2又はSW2/2)の第一極との間に接続された誘導性リアクタンス(68又は96)を含む第一整合回路と、前記第一ポートと前記第二スイッチ(SW1/1又はSW2/1)の第一極との間に接続された容量性リアクタンス(68又は92)を含む第二整合回路と、前記第二ポート(58又は60)に接続された前記第一及び第二スイッチの第二極とを備え、前記リアクタンススレッショルド検出器が、前記リアクタンススレッショルド検出器が予め設定されたスレッショルド値を超えることに応答して、前記第一スイッチの状態を第一状態から第二状態に、及び前記第二スイッチの状態を第一状態から第二状態に、又はその逆に変えるための出力を付与する、ポータブルワイヤレスターミナル。
  2. 請求項1に記載のポータブルワイヤレスターミナルにおいて、前記リアクタンススレッショルド検出器が、前記アンテナターミナル(46又は50)に結合された第一ターミナル及び前記第二極(58又は60)に接続された第二ターミナルを有するリアクタンス素子(64A又は65B)と、前記リアクタンス素子を跨ぐ電圧差(dv)及びリアクタンス測定のための位相(φ)を決定するための第二ターミナルにおける第2電圧(v)を演算する手段と、を備えることを特徴とするポータブルワイヤレスターミナル。
  3. 請求項1に記載のポータブルワイヤレスターミナルにおいて、前記リアクタンススレッショルド検出器(120)が、前記アンテナターミナルに結合された第一ターミナル及び前記第二極(58又は60)に結合された第二ターミナルを有するリアクタンス素子と、前記第一及び第二ターミナルにおける電圧(v、v)を受信するため及びこれらの電圧間の差(dv)を導き出すための入力を有する第一増幅器(124)と、前記第二ターミナルにおける前記電圧(v)を受信するための入力を有する第二増幅器(126)と、前記第一及び第二増幅器の出力における前記電圧から振幅情報を除くための手段(128、130)と、増幅情報が除かれたから出力を生成するまで前記電圧を乗算するための乗算手段(132)と、前記第一及び第二スイッチを操作するための制御電圧を生成するために前記乗算手段の前記出力をフィリタリングする手段(134)と、を備えることを特徴とするポータブルワイヤレスターミナル。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のポータブルワイヤレスターミナルにおいて、 前記スレッショルド値が、前記選択されたリアクタンス素子のリアクタンス(x)の関数である、ことを特徴とするポータブルワイヤレスターミナル。
  5. 請求項4に記載のポータブルワイヤレスターミナルにおいて、前記リアクタンス素子がインダクタである、ことを特徴とするポータブルワイヤレスターミナル。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のポータブルワイヤレスターミナルにおいて、自由空間において前記誘導性リアクタンスが整合のための選択され、リアクタンス変化の原因となるユーザ相互作用に応答して前記容量性リアクタンスが整合のための選択される、ことを特徴とするポータブルワイヤレスターミナル。
  7. RF出力又は入力段(25又は33)への接続のための第一ポート(26又は34)及び第二ポート(66A又は66B)を有するアンテナインターフェースモジュール(44)と、前記第二ポートとアンテナ(48又は52)への接続のためのアンテナターミナル(46又は50)との間に接続されたリアクタンススレッショルド検出器(120)を含むスレッショルド検出器と、第一及び第二スイッチ(SW1/1、SW1/2又はSW2/1、SW2/2)を含むアンテナインターフェースモジュールと、前記第一ポート(26又は34)と前記第一スイッチ(SW1/2又はSW2/2)の第一極との間に接続された誘導性リアクタンス(68又は96)を含む第一整合回路と、前記第一ポートと前記第二スイッチ(SW1/1又はSW2/1)の第一極との間に接続された容量性リアクタンス(68又は92)を含む第二整合回路と、前記第二ポート(58又は60)に接続された前記第一及び第二スイッチの第二極とを備えるポータブルワイヤレスターミナルを操作するための方法において、前記第二ポートにおける前記信号の前記リアクタンスをモニタし、前記リアクタンススレッショルド検出器が予め設定されたスレッショルド値を超えることに応答して、前記第一スイッチの状態を第一状態から第二状態に、及び前記第二スイッチの状態を第一状態から第二状態に、又はその逆に変える方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記リアクタンススレッショルド検出器が、前記アンテナターミナル(46又は50)に結合された第一ターミナル及び前記第二極(58又は60)に接続された第二ターミナルを有するリアクタンス素子(64A又は65B)を備え、前記リアクタンス素子を跨ぐ電圧差(dv)及び前記リアクタンス素子の前記第二ターミナルにおける電圧(v)を導き、前記導き出された電圧差及びリアクタンス測定のための前記位相(φ)を決定するための電圧を演算する、ことを特徴とする方法。
  9. 請求項7に記載の方法において、前記リアクタンススレッショルド検出器(120)が、前記アンテナターミナルに結合された第一ターミナル及び前記第二極(58又は60)に結合された第二ターミナルを有するリアクタンス素子を備え、前記リアクタンス素子を跨ぐ電圧差(dv)及び前記リアクタンス素子の前記第二ターミナルにおける電圧(v)を導き出し、導き出された電圧を増幅及び制限し、増幅され及び制限された電圧を共に乗算し、乗算された信号をフィルタリングすることにより直流制御電圧を導き出す、ことを特徴とする方法。
  10. 請求項7から請求項9の何れか一項に記載の方法において、自由空間において前記誘導性リアクタンスが整合のための選択され、リアクタンス変化の原因となるユーザ相互作用に応答して前記容量性リアクタンスが整合のための選択される、ことを特徴とする方法。
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