JP2011506233A - 空気圧式材料搬送システムの方法及び装置 - Google Patents

空気圧式材料搬送システムの方法及び装置 Download PDF

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Abstract

廃棄物搬送システム等の空気圧式材料搬送システムの方法であって、搬送システムは、材料、特に廃材の少なくとも1つの供給点61と、該供給点61に接続可能である材料搬送パイプ100と、搬送中の材料を搬送空気から分離するセパレータデバイス20と、少なくとも材料の搬送中に搬送パイプ100内に差圧を与える手段3、4とを備える、方法。搬送配管100の少なくとも一部が、真空ユニット3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及びブロワユニット4等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスで少なくとも材料の搬送中に、搬送空気を循環させる回路の部分として接続可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の方法に関する。
本発明は、請求項15に記載の装置にも関する。
本発明は、包括的には真空搬送システム等の空気圧搬送システムに関し、特に家庭廃棄物の搬送等の廃棄物の収集及び搬送に関する。より詳細には、本発明は、当該材料搬送システムの搬送パイプの洗浄に関する。
廃棄物を吸引によって配管内で搬送するシステムが既知である。こうしたシステムでは、廃棄物は、吸引によって配管内で長距離にわたって搬送される。特に、異なる施設における廃棄物を搬送する装置が利用される。それらに典型的なのは、差圧を得るために真空装置が用いられ、真空装置において、搬送パイプ内の負圧が真空ポンプ又はエジェクタ装置等の真空発生器で与えられることである。搬送パイプには、通常は少なくとも1つの弁要素があり、弁要素の開閉によって搬送パイプに入る補給空気が調節される。真空搬送システムは通常、特に以下の問題:エネルギー消費が多いこと、配管内の空気流が多いこと、騒音の問題、出口パイプ内の塵及び微粒子といった問題を含む。さらに、従来技術の装置には湿気問題があり得る。雨天では、従来技術の装置は、吸引1回あたり外気から例えば1,000リットルもの水を吸引し得る。これは、腐食及び閉塞に関する問題を引き起こす。例えば、古紙等が湿っている場合に配管に貼り付く。さらに、大型のシステムは、複数の別個の補給空気弁の配置を必要としており、これがシステムの複雑性及び費用を増大させる。さらに、搬送配管の洗浄が重要であるため、通常は複数の別個の分岐パイプから成る搬送システムの洗浄は面倒である。既知の構成では、搬送配管の迅速で費用効果的な洗浄が可能ではない。
本発明の目的は、既知の構成の欠点を回避する、材料搬送システムに関連する全く新しい構成を達成することである。本発明の別の目的は、洗浄プロセスを促進することができる、真空搬送システムの搬送パイプの洗浄に適用可能な構成を提供することである。さらなる目的は、塵及び微粒子の放出並びに生じ得る悪臭公害を同時に減らすことができる洗浄構成を提供することである。さらに別の目的は、配管内の水分の発生を減らすことである。
本発明による方法は、該方法において、搬送配管の少なくとも一部が、真空ユニット等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスで少なくとも洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体の搬送中に、搬送空気を循環させる回路の部分として接続していることを主に特徴とする。
さらに、本発明による方法は、請求項2〜14に記載のものを特徴とする。
本発明による装置は、洗浄することが意図される搬送パイプの少なくとも一部が、真空ユニット等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスで少なくとも洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体の搬送中に、搬送空気を循環させる回路の部分として接続可能であることを主に特徴とする。
さらに、本発明による材料搬送システムは、請求項16〜25に記載のものを特徴とする。
本発明による構成には、大きな利点が数多くある。搬送空気の少なくとも一部が循環する回路を備えるようにシステムの搬送配管を構成することによって、出口空気の体積を減らすことができる。同時に、洗浄プロセスを迅速且つ効果的に行うことができる。洗浄手段の供給点及び戻り点を互いに近くに配置することによって、洗浄プロセスを容易且つ効果的に行うことができる。洗浄プロセスは、容易に自動化することができ、同じ洗浄手段をシステムで再使用して循環させることができる。同時に、システムのエネルギー消費が最小化される。負圧と同時に吹出しを維持することによって、回路内での搬送空気の循環及び搬送パイプ内での洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体の搬送を効果的に行うことが可能である。複数の動作エリアすなわち部分回路から成るように材料搬送システムの搬送パイプを構成することによって、配管の種々の部分の洗浄を効果的に設定することが可能である。本発明による構成では、出口空気の体積を実質的に減らすことが可能であると同時に、出口パイプ内の塵及び微粒子に関して生じ得る問題を減らすことが可能である。本発明による構成は、従来技術が引き起こす騒音問題も実質的に減らす。洗浄後、搬送配管内で空気を循環させることによって配管を乾燥させることができる。内部に吸引される空気の体積が減るため、エネルギー消費も減る。
以下では、添付図面を参照して例を用いて本発明を詳細に説明する。
材料搬送システムを概略的に示す。 別の材料搬送システムを概略的に示す。 材料搬送システムに関連する本発明による装置の一部を概略的に示す。 第2の動作モードでの本発明の一実施形態によるシステムを概略的に示す。 第3の動作モードでの本発明の第3の実施形態によるシステムの一部を概略的に示す。 第4の動作モードでの本発明の第3の実施形態によるシステムの一部を概略的に示す。
図1において、参照符号61、66は、材料、特に搬送されることが意図される廃材の供給ステーションを示し、供給ステーションから材料、特に搬送されることが意図される家庭廃棄物等の廃材が搬送システムへ供給される。システムは、いくつかの供給ステーション61、66を備えることができ、ここから搬送されることが意図される材料が搬送配管100、101、102、103、104へ供給される。通常、搬送配管は主搬送パイプ100を備えており、いくつかの分岐搬送パイプ101、102が主搬送パイプ100内に接続することができ、さらにいくつかの供給ステーション61、66が、供給パイプ103、104を介して主搬送パイプ100内に接続することができる。供給された材料は、搬送配管100、101、102、103、104に沿ってセパレータデバイス20へ搬送され、セパレータデバイスでは搬送材料は、たとえば、落下速度及び遠心力によって搬送空気から分離される。分離された材料は、たとえば必要に応じて、セパレータデバイス20から廃棄物容器51等の材料容器へ又はさらなる処理のために除去される。材料容器は、図の実施形態におけるように、廃棄物コンパクタ50を備える場合があり、ここから材料は廃棄物容器51へさらに搬送される。図1の実施形態では、セパレータデバイス20には材料出口要素21、24が設けられている。分離デバイス20からは、パイプ105が、搬送パイプ内に負圧を発生させる手段3へつながっている。図1の実施形態では、負圧を発生させる手段は、真空ポンプユニット3を含む。負圧を発生させる手段によって、材料を搬送するのに必要な負圧が搬送配管100、101、102、103、104内に与えられる。真空ポンプユニット3は、アクチュエータ31によって作動されるポンプ30を備える。
システムは、図の実施形態で吹出側から搬送パイプ100に接続されるブロワユニット4をさらに備え得る。搬送パイプ100は、図の実施形態で主搬送パイプ100と、セパレータ要素20と、パイプ105及び106とから成る回路の部分である。ブロワユニット4は、ブロワ40及びそのアクチュエータ41を備える。ブロワユニット4のブロワ40は、吸引側が、分離デバイス20から通じるパイプ105、106に対して配置される。したがって、搬送パイプ100は、ブロワ40の吹出側に接続される。主搬送パイプには、ブロワ40の吹出方向において通常はブロワユニット4のブロワ40と供給パイプ103及び/又は分岐搬送パイプ101、102との間に、少なくとも1つの弁要素69が配置される。ブロワは、真空発生器と共に負圧も発生させる。
弁要素64及び69が閉鎖位置にある場合、ブロワ40は、ブロワと搬送パイプ100の弁要素69との間の部分に対する圧力を上昇させる。同様に、搬送方向及び/又は空気流方向とは逆に進む方向に見た場合、図の実施形態でパイプ105、106、少なくとも1つのセパレータデバイス20、20’、及び分離デバイスから弁69までの主搬送パイプ100の部分を含む、真空発生器3及び/又はブロワ40の吸引側の回路の部分では、弁69、64と搬送パイプへの供給ステーション61、66の弁60、65とが閉じている場合に負圧ができる。
図1の実施形態では、分岐搬送パイプ102は、主搬送パイプ100の圧力側から主搬送パイプの吸引側まで延び、すなわち小回路の部分を形成する。分岐搬送パイプ102には、主搬送パイプの圧力側の端に弁64が配置される。分岐搬送パイプの弁64が開いていて、主搬送パイプの弁69が閉じている場合、図の実施形態では、ブロワ40からの空気が主搬送パイプの圧力側から分岐搬送パイプ102を経て主搬送パイプの吸引側へ、さらにセパレータデバイスを経てパイプ105及び106へ循環する、小回路が形成される。真空ポンプユニットが作動すると、回路内を循環している空気の一部が出口34に導かれる。
図1による実施形態では、主搬送パイプ100には、2つの第1の分岐搬送パイプ101が接続される。図中、両方の第1の分岐搬送パイプ101に2つの供給ステーション61が接続されている。第2の分岐搬送パイプ102には、供給パイプ103によって3つの供給ステーション61が接続されている。しかしながら、その数はより多くてもよく、例えば20個でもよい。それらを開いて、最初にセパレータ要素20に最も近いもの、続いて次に近いもの等、材料を搬送パイプに段階的に搬送することができる。
図の上側部分では、さらに3つの供給ステーション66が供給パイプ104を介して主搬送パイプに直接接続されている。
図中でセパレータ要素の側から真空ユニット3及びブロワユニット4によって搬送パイプ100に与えられる吸引の総量が、有利にはブロワユニットによって与えられる吹出しよりも多いことにより、搬送が負圧下で行われる。ブロワ40では、例えば0.1バール〜0.5バールの範囲の圧力を与えることが通常は可能である。真空発生器では、同じく例えば0.1バール〜0.5バールの範囲の負圧を与えることが通常は可能である。吹出しは、弁69、64が閉じている場合、圧力の上昇と共にブロワ40と弁69(及び弁64)との間の搬送パイプ100の部分で、例えば+0.5バールのエネルギー(すなわち、過圧)を蓄える。真空ユニット3の吸引は、他方の側で、すなわち弁69とセパレータ要素20(及びパイプ105)との間の部分に対して、例えば−0.5バールの負圧を蓄える。弁69、64の少なくとも一方が開くと、差圧は1バールにもなり得る。吸引が吹出しよりも大きいと、配管内で負圧が得られることにより、供給ステーション61のファンネルから配管内に廃棄物を吸引させることができる。
本発明によるシステムの目標であるように、吸引が吹出しよりも大きいと、搬送パイプに供給される材料、特に廃材が圧搾及び圧縮されることがなく、搬送空気によって搬送されてパイプ内で「自由に」進むことが可能になる。この場合、吹出しが吸引よりも大きいことにより搬送中の材料が蓄積して搬送パイプを塞ぐ危険がある状況よりも、搬送中の材料が閉塞をもたらす可能性が大幅に低くなる。さらに、搬送方向の側で搬送中の材料部分に関して部分的な負圧でさえも特に空気抵抗を大幅に減らすため、材料の搬送に必要な力が負圧によって減る。図中、矢印が、動作モードでの配管内の空気の移動方向を示している。
廃材の搬送等、材料の搬送の際に、供給点の材料が最初に吸引によって供給パイプ101、103、又は104を経て搬送パイプに搬送されるとき、極めて速い加速及び搬送が材料に対して行われる。
このとき、差圧によって得られる搬送力は、例えば直径400mmのパイプ内で、約12.32kN(1,256kp)の範囲にあり得る。搬送パイプ100の圧力側、すなわち図の例ではブロワ40と弁69、64との間の部分は、搬送パイプの吸引側、すなわち通常は少なくとも弁69、64とセパレータ要素20との間の部分よりも直径を実質的に小さくすることができる。この場合、圧力側は、その直径及び費用に関してより有利に形成することができる。
図の実施形態では、ブロワの吸引側にあるパイプ106にフィッティング107が形成され、フィッティング107には弁128があり、弁128を開くことによって回路の外側から真空ユニット及び/又はブロワの吸引側に追加の空気を入れることができる。弁128を開くことによって、必要であれば搬送パイプ内の空気の圧力を上昇させることが可能であり、材料を搬送する搬送速度が高められる。
供給パイプ103、104には出口弁60、65が配置され、出口弁60、65は、適当なサイズの材料部分が供給点61、66から分岐搬送パイプ101、102に搬送されるか又は主搬送パイプ100に直接搬送されるように開閉される。材料は、廃棄物容器等の供給点61、66から供給され、容器が満杯になった後で、出口弁60、65が自動又は手動で開かれる。
システムは通常、以下のように動作する。セパレータデバイス20の出口ハッチ21が閉じられて、主搬送パイプ100とセパレータデバイス20との間の弁26が開かれる。真空ポンプユニット3及び/又はブロワユニット4は、主搬送パイプ100内の負圧を維持する。真空ユニット3及びブロワユニット4が共にセパレータデバイス20を介して搬送パイプ100に与える吸引作用は、ブロワユニット4が搬送パイプ100の一端、すなわち吹出側で、ブロワ40と弁69又は弁64との間の部分に与える圧力作用よりも大きい。
供給点すなわち廃棄物容器の付近にある出口弁60、65は、すべて閉じている。開始状況では、分岐搬送パイプ102のエリア弁(area valve)64及び主搬送パイプ100のライン弁(line valve)69が閉じている。
第1の分岐搬送パイプ101のエリアに属する供給点61の廃棄物容器の中身を排出すると仮定する。排出信号に基づいて、出口弁60が一時的に、例えば2秒間〜10秒間開かれることにより、廃材等の搬送される材料が、負圧の影響によって分岐搬送パイプに移り、さらに主搬送パイプ100に移る。出口弁60は通常、開始状況の数秒後に閉じられる。真空ポンプユニット3は、所望の負圧を維持し、ブロワユニット4は、まだ稼働していない場合には始動する。弁69が開かれることにより、搬送中の材料部分を配管に沿ってセパレータデバイス20に搬送する吹出し、すなわち強力な圧力作用と吸引作用とが配管内に与えられる。
分離装置20が満杯になると、搬送パイプ100の弁26が閉じて制御弁23が開き、それによってセパレータデバイスの出口ハッチ21のアクチュエータ24が出口ハッチ21を開き、セパレータデバイスに蓄積された材料がコンパクタデバイス50に排出されて廃棄物容器51へさらに排出される。セパレータデバイス20の出口ハッチ21が閉じて弁26が開く。
この後、開始状況が元に戻り、排出プロセスが繰り返され得るか、又は他の何らかの1つ又は複数の供給点の排出が実施され得る。
廃棄物貨物容器等の廃棄物容器51は、満杯になると交換されるか又は中身を排出される。
廃棄物搬送の際に、吹出しが搬送される材料部分のできる限り近くに常に向けられるように、空気循環及び吹出しを最適化することが可能である。供給点66を介して直接供給される材料部分が搬送されている場合、最初に主搬送パイプ100の弁69が開かれる。その材料部分が、図の場合には分岐搬送パイプ102と主搬送パイプ100との接続点を通過した後で、分岐搬送パイプの弁64が開かれて主搬送パイプの弁69が閉じられることにより、吹出作用が搬送中の材料部分のできる限り近くに向けられ、その材料部分の動きを搬送パイプ内で最も良好に維持することができる。
図2は、システムの有利な一実施形態を示している。図中、供給ステーション又は供給点61及びそれに関連するゲート要素60が、搬送配管100に沿って1つの円で概略的に示されている。供給点61は通常、ファンネル等の供給容器と、供給点から搬送パイプ100への接続を開閉する弁要素60とを備える。システムの搬送配管100及びそれに沿った供給点61は、搬送配管に配置されているエリア弁V、VAB、VBC、VBE、VBE等によって動作エリアA、B、C、D,E、F、G、H、Iに分割可能である。図中、動作エリアの搬送配管100の各部分が、対応する動作エリアの文字で示されているため、動作エリアAの地点では搬送パイプが100Aで示され、動作エリアBの地点では搬送パイプが100Bで示されている。対応する記号が他の動作エリアに関しても用いられる。システムの動作は、所望の動作エリアの供給点の中身を排出するために、搬送パイプ100のその動作エリアに関して材料搬送方向において、搬送空気の供給側すなわち吸引側で、少なくとも1つの弁が開かれることにより、吸引がその動作エリアの搬送パイプに影響を及ぼすことができるように制御される。この図による構成において、エリアAの供給点61の中身を排出すると仮定する。この場合、搬送方向におけるセパレータ要素20と搬送パイプ100(図中の搬送パイプの部分100B、100C、100D)の動作エリアAとの間のすべてのエリア弁が開かれる(図中の弁VAB、VBC、VCD、V)。続いて、少なくとも1つの真空発生器3によって与えられる吸引が、動作エリアAの搬送配管100A内に生じる。搬送パイプ100Aの吹出側の少なくとも1つの弁Vが閉じられることにより、動作エリアAに吸引のみが生じる。動作エリアの供給点61又はそれらの少なくとも一部の中身が排出され、搬送パイプの搬送方向における送出端に最も近い、すなわちこの図による実施形態ではセパレータデバイス20に最も近い、搬送パイプ100Aへの供給点61(I)の接続が最初に開かれることにより、材料が第1の供給点から搬送パイプに移るようになっており、搬送パイプへの第1の供給点(I)の接続が閉じる前に、搬送パイプへの次の供給点61(II)の接続が開かれる。図の実施形態では、これは、材料搬送方向とは逆に進む方向に見た場合、中身を排出することが意図される次の供給点61(II)である。この後で、搬送パイプへの第1の供給点61(I)の接続が閉じられる。同様に、搬送パイプへの第2の供給点61(II)の接続が閉じられる前に、搬送パイプへの中身を排出することが意図される第3の供給点61(III)の接続が開かれる。すべての所望の供給点の中身が排出されるまでこの動作が繰り返される。図中、エリアAのすべての供給点61の中身を排出することが考えられているため、搬送パイプ100、100Aに対するそれらの排出順序は、図中で括弧内の数字(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)、(X)、及び(XI)で示されている。動作エリアAで中身を排出することが意図される、搬送パイプ100への最後の供給点61(XI)の通路が開かれ、材料が搬送パイプ100、100Aに移り、搬送パイプへの供給点の通路が閉じられると、動作エリアAと搬送パイプ100への吹出しを行うブロワデバイス4との間にある少なくとも1つの弁要素Vを開くことによって、吹出し側すなわちブロワ4から動作エリアAの搬送パイプ100Aの接続が開かれる。続いて、強力な搬送作用(吸引及び吹出しの両方)が、搬送パイプ100、100A、100B、100C、100D内で移送される搬送中の材料に対して与えられる。搬送空気が、図中の矢印で示す経路で循環するため、供給点から搬送パイプに搬送される材料部分は、図の例ではエリアB、C、及びDを通過してさらにセパレータ要素20に至る経路で搬送配管内を移動し、搬送中の材料はセパレータ要素20において搬送空気から分離される。図中、動作エリアEの搬送パイプ100Eのエリア弁VBE及びVEDが閉じられていることにより、搬送空気及び搬送中の材料は、動作エリアEの搬送パイプ100Eにアクセスできないが、エリアCの搬送パイプ100Cを経て循環する。異なる動作エリアの中身を排出することに関連して、動作エリアからセパレータ要素20等の送出ステーションまでの材料搬送経路は、所望の搬送経路に沿ってエリア弁を開いたままにすることによって最適化され得る。
材料は、搬送パイプ内でセパレータデバイス20に搬送される。セパレータデバイス20は、必要な場合は例えば材料容器51に中身を排出され、これに関連してコンパクタデバイス50があり得る。図によるシステムでは、第2のセパレータデバイス20’が、搬送空気からより小さな粒子を分離するためにセパレータ要素の後の搬送空気チャネル105にさらに配置される。第2のセパレータ要素20’によって分離された粒子は、例えばコンベヤ27によって材料容器51に搬送され得る。搬送空気チャネル105において、空気循環方向における第2のセパレータ要素20’の後には、搬送空気から小粒子を除去するフィルタ要素25がある。空気チャネル105は、真空発生器3の吸引側に接続され、搬送空気チャネル105は、真空発生器3の前で、ブロワデバイス4の吸引側に接続される第2の搬送空気チャネル106に分岐する。ブロワデバイスの吹出側は、直接又は空気チャネル110を介して搬送パイプ100に接続される。搬送配管100は、搬送空気をブロワの吹出側から吸引側のセパレータ要素20を介して循環させることができる少なくとも1つの回路を含む。動作エリアA、B、C、D、E、F、G、H、Iの1つ又は複数を搬送パイプ100の有効搬送回路に接続することを、弁を用いて調節可能である。
図3は、図2のシステムに対応するシステムに接続されている本発明による洗浄システムを示しており、これは、搬送配管100の少なくとも一部によって一部が形成される回路に接続可能である洗浄セパレータ70を備える。図の実施形態では、洗浄セパレータ70は、搬送パイプ100に接続可能であり、搬送パイプ100には三方弁等の弁要素80が配置され、弁要素80を用いて材料搬送のセパレータデバイス20を介して又は洗浄セパレータ70を介して搬送空気循環が制御される。洗浄セパレータ70は、空気チャネル79を介して、真空発生器3及び/又はブロワ4等の少なくとも1つのポンプデバイスの吸引側につながる空気チャネル105に接続可能である。図中、洗浄セパレータ70内には、洗浄ボール又はラインピッグ等の洗浄手段75が配置され、これはアクチュエータ72、74で出口ハッチ71を開くことによって洗浄セパレータから除去することができる。洗浄デバイスは、図の実施形態ではファンネルである洗浄剤及び/又は洗浄手段の供給点72をさらに備え、その中に洗浄剤及び/又は少なくとも1つの洗浄手段を設定可能である。洗浄剤及び/又は洗浄手段の供給点72は、洗浄セパレータの出口ハッチを開くことによって洗浄剤及び/又は洗浄手段75を洗浄セパレータから供給点に搬送可能であるように、洗浄セパレータ70に関連して配置されることが有利である。図の実施形態では、供給点72が洗浄セパレータの出口ハッチの下に配置されることにより、出口ハッチを開くことによって、洗浄剤及び/又は洗浄手段が重力で洗浄剤及び/又は洗浄手段の供給点に移る。洗浄剤及び/又は洗浄手段の供給点72からは、その下方部分から洗浄チャネル77がつながり、これは搬送パイプ100の供給側に接続可能である。洗浄チャネル77には、搬送パイプ100への洗浄チャネル77の接続を開閉することができる弁要素76が配置される。洗浄チャネル77の弁76が開かれると、配管内にある負圧が、洗浄剤及び/又は少なくとも1つの洗浄手段75を供給点72の供給ファンネルから洗浄チャネル77を介して搬送パイプ100に搬送することが可能である。搬送空気は、洗浄することが意図される搬送パイプ100の少なくとも一部によって一部が形成される回路内で循環するように制御される。洗浄剤及び/又は洗浄手段75は、真空発生器及び/又はブロワ4等の少なくとも1つのポンプデバイスによって与えられる回路での吸引/吹出しによって搬送パイプ内を循環し、有利には遠心力によって洗浄剤及び/又は洗浄手段75を搬送空気流から分離する洗浄セパレータ70に戻り、洗浄セパレータ70の下方部分に移る。必要であれば、洗浄剤及び/又は洗浄手段75を交換又は洗浄することができ、回路内の洗浄循環を繰り返すことができるか、又は次に配管の他の何らかの部分を回路に接続することによってその部分を洗浄することができる。洗浄手段が、例えば粒状材料も含み得ることにより、通常は洗浄剤、液体、及び粒状材料から成る洗浄用装入物(cleaning charge)は、洗浄することが意図される搬送パイプの部分を含む回路内に差圧によって供給点72から搬送される。洗浄剤及び/又は洗浄手段を用いて、洗浄されるパイプの壁が機械的及び/又は化学的に処理されることが有利である。
この図の開始点は、搬送パイプ100のパイプ部分100A、100B、100C、及び100Dの洗浄である。搬送パイプは、例えば廃材を1つ又は複数の供給点61からセパレータデバイス20に、さらに廃棄物容器51等の材料容器に搬送するのに用いられていたため、汚れている。パイプの洗浄は、洗浄手段75が最初は洗浄セパレータ70内にあり、真空発生器3及び/又はブロワ4等のポンプデバイスで負圧が搬送パイプの洗浄すべき部分に与えられるように行われる。ポンプデバイスの吸引側は、洗浄セパレータに関連する搬送空気チャネル79に接続される。洗浄セパレータ70は、弁要素80で搬送パイプ100の入口端にも接続される。弁要素は、搬送パイプを正常搬送モードでセパレータデバイス20に又は洗浄モードで洗浄セパレータ70に接続することができる三方弁である。洗浄供給点72を搬送パイプに接続するチャネル77の弁要素76が閉じられる。真空発生器3及び/又はブロワ4等のポンプデバイスの吹出端を搬送パイプ100に接続するチャネルの弁要素122が閉じられる。図中ではボール形である洗浄手段75で配管を洗浄すると仮定する。洗浄手段75は、例えば、パイプの内径に従って構成される。これは、他の何らかの形状とすることもでき、そのサイズは、目的用途に従って構成されていてもよい。洗浄手段75は、パイプ内に適切に押し込まれてパイプの内面を効果的に洗浄するために、その直径が洗浄されるパイプよりもわずかに大きくなり得るように弾性材料、例えばスポンジ状とすることもできる。その後、弁81及び82が閉じられて、洗浄セパレータの出口ハッチ71が開かれることにより、洗浄手段が供給ファンネル72に移る。洗浄セパレータの出口ハッチ71が閉じられる。洗浄ラインの弁76と、弁81及び82とが開かれることにより、洗浄セパレータ70を介して搬送パイプに、さらに洗浄チャネル77及び供給ファンネル内の少なくとも1つの洗浄手段75に、負圧が作用すること可能であるため、洗浄手段75が差圧の影響から洗浄チャネル77に沿って搬送パイプ100に移る。搬送パイプには、弁を開閉することによって、図中では供給ファンネル75から洗浄チャネル77を経て搬送パイプの部分100A、100B、100C、100Dへ進みさらに洗浄セパレータ70に戻る、洗浄することが意図される搬送パイプの部分すなわち経路が形成される。
洗浄手段が、回路において洗浄チャネルの搬送パイプ及び/又はポンプデバイスの圧力側から通じる搬送空気チャネル110の接続点を越えて移動したら、弁122を開くことによって回路における洗浄手段の搬送を促進することができることにより、ブロワ4及び/又は真空発生器3等のポンプデバイスの圧力側から搬送パイプへの接続ができる。このとき、搬送パイプには、洗浄セパレータの側から負圧が作用し、ポンプデバイスの圧力側から圧力が作用することにより、搬送の差圧が大きくなり、洗浄手段及び/又は洗浄剤のより効果的な搬送が行われる。同時に、ポンプデバイスの出口空気の体積が実質的に減ることにより、生じ得る微粒子及び悪臭公害が最小化される。
システムの搬送配管100は、搬送配管に配置されているエリア弁V、VAB、VBC、VBE、VBE等によって動作エリアA、B、C、D、E、F、G、H、Iに分割可能である。図中、動作エリアの搬送配管100の各部分が、対応する動作エリアの文字で示されているため、動作エリアAの地点では搬送パイプが100Aで示され、動作エリアBの地点では搬送パイプが100Bで示されている。対応する記号が他の動作エリアに関しても用いられる。システムの動作は、所望の動作エリアの搬送パイプ100の部分を洗浄するために、その動作エリアが、搬送空気が循環可能であり且つ洗浄手段を供給することができる洗浄回路に属さなければならないように制御される。
図による実施形態では、洗浄装置は、廃棄物ステーション又は同等物の廃棄物搬送システムに関連するように等、材料搬送システムの作動ユニットに関連するように配置される。この場合の利点は、洗浄作業を1箇所で実施及び制御できることである。
洗浄プロセスは、必要な場合に行うことができる。通常、例えば材料供給点から異なる種類の材料が供給される状況で、洗浄が行われる。廃棄物搬送システムでは、例えば、有機廃棄物、混合廃棄物、及び古紙が材料搬送パイプ内で搬送されることが考慮可能である。この場合、洗浄は、異なる廃棄物種類の搬送の合間に行うことができる。
図4は、空気圧式材料搬送システム、特に廃材搬送システムの一部を概略的に示す。この図は、システムの作動ユニットと、搬送システムの材料の送出端、すなわち搬送中の材料を搬送空気から分離するシステムの一部とを示している。この図によるシステムでは、主搬送パイプ100は、正常搬送モードで供給側からセパレータデバイス20に接続されている。システムは、吸引側をセパレータデバイス20又はセパレータデバイスから通じる搬送空気チャネル105に接続可能である少なくとも1つの真空発生器3を備えているため、真空発生器3によって搬送パイプ100の少なくとも一部に負圧を与えることが可能である。システムは、少なくとも1つのブロワユニット4を備える。少なくとも1つの真空ユニット3及び少なくとも1つのブロワユニット4を備える本発明による作動ユニットの一実施形態は、複数の動作モードを有する。図4の実施形態は、真空ユニット3及びブロワユニット4の両方の吸引側がセパレータ要素又はセパレータデバイス20、20’から通じる搬送空気チャネル105、106に接続される動作モードを示す。この場合、最大限の吸引を搬送パイプ100に提供可能である。真空ユニット3のポンプデバイス30の吸引側とブロワユニット4のブロワ40の吸引側とが、当該動作モードでは並列に接続されていることにより、最大限の吸引作用が搬送パイプ100に与えられる。図の実施形態では、真空ユニット3の吹出側及びブロワユニット4の吹出側は、当該動作モードで出口チャネル112に吹出しを行うように構成され、出口チャネル112には、図の実施形態のように、出口空気を濾過するための少なくとも1つのフィルタデバイス129が通常は配置される。この動作モードは、廃材等の搬送中の材料、又は本発明における洗浄手段75及び/又は洗浄剤及び/又は液体が1つ又は複数の供給点61、72又は同等物から搬送パイプ100に搬送される状況で特に利用することができる。この場合、材料の極めて効果的な供給が搬送パイプにおいて提供される。
図5は、本発明によるシステムの作動ユニットの第2の動作モードを示しており、第2の動作モードでは、真空発生器3の吹出側が吹出ユニット4の吸引側に接続されるため、真空発生器の吹出側における空気の少なくとも一部が、吹出ユニットの吸引側に循環させられる。図の実施形態では、搬送空気チャネル109が、真空ユニット3の吹出側の搬送空気チャネル108から、ブロワユニットの吸引側につながる中間チャネル106に通じる(conveyed)ように配置される。搬送空気チャネル109には、図3の動作モードで開いている弁要素121が配置されている。ブロワユニット4は、図3の動作モードで、搬送パイプ100の供給側につながる空気チャネル110に吹出しを行うように構成される。この場合、搬送パイプの少なくとも戻り側には、負圧及び吸引作用が与えられ、搬送パイプの供給側には、同様に吹出作用が与えられる。したがって、この動作モードでは、真空ユニット3が搬送パイプの送出端から吸引を行ってブロワユニットが搬送パイプの供給端から吹出しを行うため、搬送パイプ100によって一部が形成される回路に、最大搬送空気流を与えることが可能である。この動作モードでは、搬送パイプ100の一部によって一部が形成される回路内で搬送空気が循環させられ、真空ユニットの吹出空気が吹出ユニットの吸引側に搬送されてさらに搬送パイプ100に搬送され、セパレータデバイス20、70を経て真空ユニットの吸引側に循環し戻るため、出口空気の体積を最小に保つか又は皆無にすることができる。真空ユニット及びブロワユニットは、「直列に」接続される。この動作モードでは、搬送パイプ内で搬送中の材料に極めて効率的な搬送作用が与えられる。この動作モードは、搬送パイプ内で送出端に、特にセパレータデバイスに材料を搬送する際に用いられる。吹出作用すなわち圧力の発生は、負圧の発生よりも明らかに費用効果的であるため、吹出しと吸引との組み合わせは極めて効率的である。
図6は、システムの作動ユニットの第3の動作モードを示しており、第3の動作モードでは、真空ユニット3の吹出側が搬送パイプ100の供給側に接続されている空気チャネル110に接続され、ブロワユニット4の吹出側が搬送パイプ100の供給側に接続されている空気チャネル110に接続されている。真空発生器の吸引側は、セパレータデバイス20、70又はそこから通じる空気チャネル105に接続される。ブロワユニット4の吸引側は、セパレータデバイス20、70に又はそこから通じる搬送空気チャネル105に空気チャネル106で接続される。追加空気が必要な可能性があるため、入口空気チャネル107が配置されており、図の実施形態では入口空気チャネル107の弁が開いていることにより、真空発生器3及び/又はブロワ4の吸引側に追加空気が導入される。この実施形態の動作モードでは、真空発生器及びブロワユニットの両方が搬送配管への吹出し及び搬送配管からの吸引を行うように構成されているため、最大空気流が配管内に与えられる。この動作モードは、搬送配管100のエアフラッシング及び/又は搬送配管の乾燥に利用することができる。真空ユニット3及び/又はブロワユニット4において、空気が圧縮されて温まる。これが、乾燥動作を促進及び加速させる。
本発明による場合、搬送パイプ100は、吸引/吹出回路の少なくとも一部であり、その出口端及び入口端は、廃棄物ステーションに関連するように構成されることが有利であり、吸引/吹出回路の出口端は、真空発生器及び/又はブロワ40の吹出側にあり、入口端は、真空発生器及び/又はブロワ40の吸引側にある。真空発生器及び/又はブロワは、搬送パイプ100によって一部が形成される吸引/吹出回路内で空気を循環させることができる。供給点61、66は、システム配管に沿って分散して位置決めされ得る。廃棄物搬送システムに関連して、供給点は、例えば廃棄物入れ又は廃棄物シュートであり得る。
したがって、本発明は廃棄物搬送システム等の空気圧式材料搬送システムの搬送パイプを洗浄する方法であって、洗浄される搬送パイプに少なくとも1つの洗浄手段75及び/又は洗浄剤及び/又は液体が供給され、パイプに差圧が与えられ、洗浄するために洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体が、洗浄することが意図される搬送パイプ部分を通して差圧の影響によって移動させられる方法に関する。本方法において、洗浄することが意図される搬送パイプ100の少なくとも一部が、真空ユニット3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット4等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスによる少なくとも洗浄手段75及び/又は洗浄剤及び/又は液体の搬送中に、搬送空気を循環させる回路の部分として接続される。
本発明の有利な一実施形態によれば、本方法は、廃棄物搬送システムの搬送パイプ100の洗浄に用いられる。
本発明の一実施形態によれば、本方法において、洗浄手段75は、供給点72から供給され、洗浄循環後にセパレータデバイス20、70に戻り、セパレータデバイス20、70は、有利には該供給点72と実質的に同じ空間にある。
有利な一実施形態によれば、本方法において、洗浄手段75として、パイプのいわゆる「ラインピッグ」等、パイプに適した洗浄ボール又は他の何らかの洗浄手段が用いられる。本方法において、洗浄手段75は、単独で、又は液体及び/又は洗浄剤と共に用いられ得る。
有利な一実施形態によれば、本方法において、洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体は、差圧の影響によって洗浄ライン77で搬送配管に接続される洗浄手段の供給点72から該配管に供給される。
典型的には、洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体は、洗浄することが意図される搬送パイプ100の部分を経て、セパレータデバイス20、70に、特に洗浄手段75及び/又は洗浄剤及び/又は液体を搬送空気から分離する洗浄セパレータ70に循環させられる。
有利な一実施形態によれば、洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体は、洗浄循環の終わりに、有利には三方弁80等の多方弁で、別個の洗浄セパレータ70に向けて制御される。
有利な一実施形態によれば、本方法において、第1の動作モードで、真空発生器3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット4等の1つの第2のポンプデバイスで、回路内に負圧が与えられ、第1のポンプデバイス及び/又は第2のポンプデバイスの吸引側が、セパレータ要素20、70に又はそれにつながる空気チャネル105、106、79を介して搬送パイプ100に接続される。この場合、搬送パイプ内に負圧が与えられ、それによって搬送パイプ内で洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体を搬送するための差圧が形成される。
有利な一実施形態によれば、本方法の第1の動作モードで、真空ユニット3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット4等の1つの第2のポンプデバイスの吹出側が、出口チャネル112又は同等物に接続される。この場合、最大限効果的な負圧及び吸引が搬送パイプ内に与えられる。
有利な一実施形態によれば、本方法の第2の動作モードで、真空ユニット3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイスの吹出側が、ブロワユニット4等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスの吸引側に接続されるため、第1のポンプデバイスの吹出側の空気の少なくとも一部が、第2のポンプデバイスの吸引側に循環させられる。この場合、強力な差圧が搬送パイプ内に与えられ、そのセパレータデバイス20、70の側には負圧があり、搬送される少なくとも1つの洗浄手段75のセパレータ要素に関して逆側では、吹出しによって高圧が与えられる。
本発明の一実施形態によれば、本方法において、吹出側が回路に吹出しを行うように接続される真空発生器3及び/又はブロワ4等の少なくとも1つのポンプデバイスで、該回路に圧力が与えられる。
本発明の別の形態によれば、本方法において、洗浄段階後、回路内で搬送空気を循環させることによって、特に真空発生器3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワ4等の1つの第2のポンプデバイスで該回路に吹出しを行うことによって、搬送配管の少なくとも一部が空気でフラッシュされ且つ/又は乾燥される。
有利な一実施形態によれば、本方法は、搬送される材料の種類を変更する前に用いられる。通常、例えば廃棄物搬送において、有機廃棄物、混合廃棄物、及び/又は古紙等の異なる種類の廃棄物を搬送するために1つの搬送パイプを利用できることにより、搬送される材料を変更する前に搬送配管が洗浄され得る。
有利な一実施形態によれば、本方法は、搬送パイプ内で搬送される材料が例えば廃棄物の選別によって変更されるときに、廃棄物搬送システムに関連して用いられる。
本発明はまた、廃棄物搬送システム等の空気圧式材料搬送システムの搬送パイプ100を洗浄する装置であって、洗浄することが意図される搬送パイプに洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体を供給する手段と、少なくとも洗浄中に搬送パイプ100内に差圧を与える手段3、4とを備える装置に関する。搬送パイプ100の少なくとも一部が、真空ユニット3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及びブロワユニット4等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスによる少なくとも洗浄手段75及び/又は洗浄剤及び/又は液体の搬送中に、搬送空気を循環させる回路の部分として接続可能である。
有利な一実施形態によれば、本装置は、洗浄ライン77で搬送配管に接続される洗浄手段の供給点72を備え、該洗浄ライン77に、該供給点から搬送パイプへの接続を開閉するための弁要素76がある。
有利な一実施形態において、差圧を発生させる手段は、真空発生器3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット4等の1つの第2のポンプデバイスを備え、第1のポンプデバイス及び/又は第2のポンプデバイスの吸引側が、セパレータ要素20、特に洗浄セパレータ70に、又はそれにつながる空気チャネル105、106、79を介して搬送パイプ100に接続可能である。
有利な一実施形態によれば、本装置は、2つ以上のセパレータデバイス20、70間での搬送空気循環の進路(travel)を変更する手段80を備える。図の実施形態では、搬送パイプ100と少なくとも2つのセパレータデバイス20、70につながるチャネル78、100’との交差点に配置される三方弁80等の多方弁が用いられる。
有利な一実施形態によれば、洗浄手段の供給点72及び洗浄セパレータ70は、互いに近くに、有利には実質的に同じ空間に配置される。図の実施形態では、供給点72及び戻り点すなわち洗浄システムの洗浄セパレータ70は、廃棄物ユニットに関連して、通常は廃棄物ステーション等の同じ空間に配置される。
有利な一実施形態によれば、第1の動作モードで、真空ユニット3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット4等の1つの第2のポンプデバイスの吹出側が、出口チャネル112又は同等物に接続される。これは、洗浄手段が供給点から搬送パイプに搬送される段階で短時間だけ用いられる。
第2の動作モードでは、真空ユニット3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイスの吹出側が、ブロワユニット4等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスの吸引側に接続されるため、第1のポンプデバイスの吹出側の空気の少なくとも一部が、第2のポンプデバイスの吸引側に循環させられる。この実施形態では、2つのポンプデバイスの力が利用されて、より大きな差圧及び/又は搬送空気量が与えられる。
別の実施形態によれば、システムは、吹出側が回路に吹出しを行うように接続される真空発生器3及び/又はブロワ4等の少なくとも1つのポンプデバイスで、回路に圧力を与えるように構成される。
有利には、本装置は回路内で搬送空気を循環させることによって、特に真空発生器3等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワ4等の1つの第2のポンプデバイスで該回路に吹出しを行うことによって、搬送配管100の少なくとも一部を空気でフラッシュし且つ/又は乾燥させる手段をも備える。
一実施形態によれば、洗浄手段75は、パイプのいわゆる「ラインピッグ」等、搬送パイプ100に適した洗浄ボール又は他の何らかの洗浄手段である。
本発明の有利な一実施形態によれば、本装置は、廃棄物搬送システムに接続される。
本発明が上述の実施形態に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲内で変更できることは当業者には明らかである。必要であれば、本明細書に記載された可能性のある特徴と共に他の特徴は、互いに別個に使用することもできる。

Claims (25)

  1. 廃棄物搬送システム等の空気圧式材料搬送システムの搬送パイプを洗浄する方法であって、洗浄される前記搬送パイプに少なくとも1つの洗浄手段(75)及び/又は洗浄剤及び/又は液体が供給され、前記パイプに差圧が与えられ、洗浄するために前記洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体が、洗浄することが意図される搬送パイプ部分を通して前記差圧の影響によって移動させられる、方法において、
    洗浄することが意図される前記搬送パイプ(100)の少なくとも一部が、真空ユニット(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット(4)等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスによる少なくとも前記洗浄手段(75)及び/又は洗浄剤及び/又は液体の搬送中に、搬送空気を循環させる回路の部分として接続されることを特徴とする、方法。
  2. 廃棄物搬送システムの前記搬送パイプ(100)の洗浄に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記洗浄手段(75)は、供給点(72)から供給され、洗浄循環後にセパレータデバイス(20、70)に戻り、前記セパレータデバイス(20、70)は、有利には前記供給点(72)と実質的に同じ空間にあることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記洗浄手段(75)として、パイプのいわゆる「ラインピッグ」等、前記パイプに適した洗浄ボール又は他の何らかの洗浄手段が用いられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体は、差圧の影響によって洗浄ライン(77)で前記搬送パイプに接続される洗浄手段の前記供給点(72)から前記パイプに供給されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体は、洗浄することが意図される前記搬送パイプ(100)の部分を経て、前記セパレータデバイス(20、70)に、特に前記洗浄手段(75)及び/又は洗浄剤及び/又は液体を搬送空気から分離する洗浄セパレータ(70)に循環させられることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体は、洗浄循環の終わりに、有利には三方弁(80)等の多方弁で、別個の前記洗浄セパレータ(70)に向けて制御されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 第1の動作モードで、前記真空ユニット(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又は前記ブロワユニット(4)等の1つの第2のポンプデバイスで、前記回路内に負圧が与えられ、前記第1のポンプデバイス及び/又は前記第2のポンプデバイスの吸引側が、前記セパレータ要素(20)に又はそれにつながる空気チャネル(105、106)を介して前記搬送パイプ(100)に接続されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記方法の第1の動作モードで、前記真空ユニット(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又は前記ブロワユニット(4)等の1つの第2のポンプデバイスの吹出側が、出口チャネル(112)又は同等物に接続されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記方法の第2の動作モードで、前記真空ユニット(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイスの前記吹出側が前記ブロワユニット(4)等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスの前記吸引側に接続されるため、前記第1のポンプデバイスの前記吹出側の空気の少なくとも一部が、前記第2のポンプデバイスの前記吸引側に循環させられることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 吸引側が前記回路に吹出しを行うように接続される前記真空発生器(3)及び/又は前記ブロワ4等の少なくとも1つのポンプデバイスで、前記回路に圧力が与えられることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 洗浄段階後、前記回路内で搬送空気を循環させることによって、特に前記真空発生器(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又は前記ブロワ(4)等の1つの第2のポンプデバイスで前記回路に吹出しを行うことによって、前記搬送パイプの少なくとも一部が空気でフラッシュされ且つ/又は乾燥されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 搬送される材料の種類を変更する前に利用されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記搬送パイプ内で搬送される材料が例えば廃棄物の選別によって変更されるときに、廃棄物搬送システムに関連して用いられることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 廃棄物搬送システム等の空気圧式材料搬送システムの搬送パイプを洗浄する装置であって、洗浄することが意図される前記搬送パイプに洗浄手段及び/又は洗浄剤及び/又は液体を供給する手段と、少なくとも洗浄中に前記搬送パイプ(100)内に差圧を与える手段(3、4)とを備える、装置において、
    前記搬送パイプ(100)の少なくとも一部が、真空ユニット(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又はブロワユニット(4)等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスによる少なくとも前記洗浄手段(75)及び/又は洗浄剤及び/又は液体の搬送中に、搬送空気を循環させる回路の部分として接続可能であることを特徴とする、装置。
  16. 洗浄ライン(77)で前記搬送パイプに接続される洗浄手段の供給点(72)を備え、前記洗浄ライン(77)に、前記供給点から前記搬送パイプへの接続を開閉するための弁要素(76)があることを特徴とする、請求項15に記載の装置。
  17. 前記差圧を発生させる手段は、前記真空ユニット(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又は前記ブロワユニット(4)等の1つの第2のポンプデバイスを備え、前記第1のポンプデバイス及び/又は前記第2のポンプデバイスの吸引側が、前記セパレータ要素(20)、特に洗浄セパレータ(70)に、又はそれにつながる空気チャネル(105、106、79)を介して前記搬送パイプ(100)に接続可能であることを特徴とする、請求項15又は16に記載の装置。
  18. 2つ以上のセパレータデバイス(20、70)間の前記搬送空気循環の進路を変更する手段(80)を備えることを特徴とする、請求項15〜17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記洗浄手段の供給点(72)及び前記洗浄セパレータ(70)は、互いに近くに、有利には実質的に同じ空間に配置されることを特徴とする、請求項15〜18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 第1の動作モードで、前記真空ユニット(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又は前記ブロワユニット(4)等の1つの第2のポンプデバイスの吹出側が、出口チャネル(112)又は同等物に接続されることを特徴とする、請求項15〜19のいずれか1項に記載の装置。
  21. 第2の動作モードで、前記真空ユニット(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイスの吹出側が前記ブロワユニット(4)等の少なくとも1つの第2のポンプデバイスの吸引側に接続されるため、前記第1のポンプデバイスの前記吹出側の空気の少なくとも一部が、前記第2のポンプデバイスの前記吸引側に循環させられることを特徴とする、請求項15〜20のいずれか1項に記載の装置。
  22. 前記システムは、吸引側が前記回路に吹出しを行うように接続される前記真空発生器(3)及び/又は前記ブロワ(4)等の少なくとも1つのポンプデバイスで、前記回路に圧力を与えるように構成されることを特徴とする、請求項15〜21のいずれか1項に記載の装置。
  23. 前記回路内で搬送空気を循環させることによって、特に前記真空発生器(3)等の少なくとも1つの第1のポンプデバイス及び/又は前記ブロワ(4)等の1つの第2のポンプデバイスで前記回路に吹出しを行うことによって、前記搬送パイプ(100)の少なくとも一部を空気でフラッシュし且つ/又は乾燥させる手段を備えることを特徴とする、請求項15〜22のいずれか1項に記載の装置。
  24. 前記洗浄手段(75)は、パイプのいわゆる「ラインピッグ」等、前記搬送パイプ(100)に適した洗浄ボール又は他の何らかの洗浄手段であることを特徴とする、請求項15〜23のいずれか1項に記載の装置。
  25. 廃棄物搬送システムに接続されることを特徴とする、請求項15〜24のいずれか1項に記載の装置。
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