JP2011503213A5 - - Google Patents

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別の可能性のある利点は、マイクロ粒子の成分の全てがFDAによって認可されていることである。
[本発明1001]
複数のマイクロ粒子を含む組成物であって、
ここで、マイクロ粒子の各々が実質的に、1つまたは複数の局所麻酔化合物を含み、
ここで、マイクロ粒子の少なくとも一部が、局所麻酔化合物の放出を制御するための少なくとも1つのポリマーを含み、
ここで、マイクロ粒子の少なくとも一部が、少なくとも約70重量%の量で1つまたは複数の局所麻酔薬を含み、
ここで、組成物中の局所麻酔化合物の平均量が、少なくとも約50重量%であり、かつ
ここで、組成物が、局所麻酔化合物の疼痛緩和を延長するように適合された増強剤を実質的に含まない、
組成物。
[本発明1002]
少なくとも2つのグループのマイクロ粒子を含む、本発明1001の組成物。
[本発明1003]
増強剤を全く含まない、本発明1001の組成物。
[本発明1004]
マイクロ粒子の少なくとも一部が、ポリマーを実質的に含まない局所麻酔化合物を含む、本発明1001の組成物。
[本発明1005]
ポリマーを含むマイクロ粒子の実質的に全てがまた、少なくとも70%の局所麻酔薬を含む、本発明1001の組成物。
[本発明1006]
マイクロ粒子の少なくとも90重量%が、少なくとも60%の局所麻酔薬を含む、本発明1001の組成物。
[本発明1007]
前記複数のマイクロ粒子が、少なくとも2つのグループのマイクロ粒子の混合物を含み、各グループが、他のグループと異なり得る、平均ポリマー分子量、および平均薬物ローディングパーセンテージ、および平均粒度を有する、本発明1001の組成物。
[本発明1008]
マイクロ粒子のための懸濁媒体をさらに含む、本発明1001の組成物。
[本発明1009]
麻酔化合物の少なくとも1つが、不水溶性化合物またはクラス1B薬物である、本発明1001の組成物。
[本発明1010]
麻酔化合物の少なくとも1つが、リドカインである、本発明1001の組成物。
[本発明1011]
局所疼痛緩和のために懸濁剤へ製剤化され注射されると、ヒツジにおいて少なくとも5日間のパフォーマンスを示す、本発明1001の組成物。
[本発明1012]
局所疼痛緩和のために懸濁剤へ製剤化され注射されると、ポリマーが2〜4週間で体内に吸収されるパフォーマンスを示す、本発明1001の組成物。
[本発明1013]
局所疼痛緩和のために懸濁剤へ製剤化され注射されると、7〜10日間で完全な感覚応答が戻るパフォーマンスを示す、本発明1001の組成物。
[本発明1014]
乾燥粉末として製剤化されている、本発明1001の組成物。
[本発明1015]
(a)複数のグループのマイクロ粒子であって、各グループは異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、ここで、各グループは、複数のグループの全体の異なるパーセンテージを構成する、複数のグループのマイクロ粒子;ならびに
(b)該グループのマイクロ粒子中へロードされた少なくとも1つの麻酔薬であって、各グループは異なるローディングレベルの該少なくとも1つの麻酔薬を任意で含む、少なくとも1つの麻酔薬
を含む、組成物であって、
ここで、該ローディングが、該少なくとも1つの麻酔薬が、異なるグループのマイクロ粒子とは異なる時間で放出されることを可能にし、少なくとも3日間にわたる連続放出プロファイルが提供される、
組成物。
[本発明1016]
少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、本発明1015の組成物。
[本発明1017]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、本発明1015の組成物。
[本発明1018]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)コポリマーである、本発明1015の組成物。
[本発明1019]
増強剤を含まない、本発明1015の組成物。
[本発明1020]
(a)第1グループのマイクロ粒子であって、該第1グループ中の各マイクロ粒子は、約91,600より大きな分子量、約20〜約50マイクロメートルの粒度、および約80%の少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第1グループのマイクロ粒子;
(b)第2グループのマイクロ粒子であって、該第2グループ中の各マイクロ粒子は、約57,600〜約91,600の分子量、約70〜約100マイクロメートルの粒度、および約75%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第2グループのマイクロ粒子;
(c)第3グループのマイクロ粒子であって、該第3グループ中の各マイクロ粒子は、約31,300〜約57,600の分子量、約100〜約120マイクロメートルの粒度、および約50%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第3グループのマイクロ粒子;ならびに
(d)第4グループのマイクロ粒子であって、該第4グループ中の各マイクロ粒子は、約5,000〜約12,900の分子量、約120マイクロメートルより大きな粒度、および約30%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第4グループのマイクロ粒子
を含む、組成物であって、
ここで、全4グループの総マイクロ粒子のうち、該第1グループが約30%を含み、該第2グループが約40%を含み、該第3グループが約20%を含み、かつ該第4グループが約10%を含む、
組成物。
[本発明1021]
少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、本発明1020の組成物。
[本発明1022]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、本発明1020の組成物。
[本発明1023]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがPLGAコポリマーである、本発明1020の組成物。
[本発明1024]
増強剤を含まない、本発明1020の組成物。
[本発明1025]
(a)第1グループのマイクロ粒子であって、該第1グループ中の各マイクロ粒子は、約57,600〜約91,600の分子量、約70〜約100マイクロメートルの粒度、および少なくとも約80%の少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第1グループのマイクロ粒子;
(b)第2グループのマイクロ粒子であって、該第2グループ中の各マイクロ粒子は、約57,600〜約91,600の分子量、約70〜約100マイクロメートルの粒度、および少なくとも約80%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第2グループのマイクロ粒子;ならびに
(c)遊離形態の該少なくとも1つの麻酔薬であって、遊離形態の各麻酔薬粒子は約50〜約100マイクロメートルの粒度を有する、少なくとも1つの麻酔薬
を含む、組成物であって、
ここで、要素(a)、(b)および(c)の総質量のうち、該第1グループが約47%を含み、該第2グループが約47%を含み、該第3グループが約6%を含む、
組成物。
[本発明1026]
少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、本発明1025の組成物。
[本発明1027]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、本発明1025の組成物。
[本発明1028]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)である、本発明1025の組成物。
[本発明1029]
増強剤を含まない、本発明1025の組成物。
[本発明1030]
(a)少なくとも1つの麻酔薬を提供する工程;
(b)少なくとも1つのポリマーを提供する工程;
(c)該少なくとも1つの麻酔薬および該少なくとも1つのポリマーを有機溶媒に溶解し、溶液を作る工程;
(d)水性媒体中へ撹拌することによって該溶液を乳化し、水中油型エマルジョンを形成させる工程;
(e)該有機溶媒を蒸発させ、該少なくとも1つの麻酔薬および該少なくとも1つのポリマーをマイクロ粒子へ硬化させる工程;
(f)工程(a)〜(e)を繰り返し、多数のバッチのマイクロ粒子を製造する工程
を含む、薬物がロードされたマイクロ粒子を製造する方法であって、
ここで、各バッチは、異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、
ここで、各バッチは、異なるパーセンテージの全てのバッチの組み合わせを構成し、かつ
ここで、各バッチは、異なるローディングレベルで該少なくとも1つの麻酔薬を含む、
方法。
[本発明1031]
少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、本発明1030の方法。
[本発明1032]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、本発明1030の方法。
[本発明1033]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)である、本発明1030の方法。
[本発明1034]
組成物が増強剤を含まない、本発明1030の方法。
[本発明1035]
(a)少なくとも1つの麻酔薬がロードされたマイクロ粒子の多数のバッチを含む溶液を提供する工程;および
(b)該マイクロ粒子を体腔中へ注射する工程
を含む、薬物がロードされたマイクロ粒子を使用する方法であって、
ここで、各バッチは、異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、
ここで、各バッチは、異なるパーセンテージの全てのバッチの組み合わせを構成し、かつ
ここで、各バッチは、恐らく異なるローディングレベルで該少なくとも1つの麻酔薬を含む、
方法。
[本発明1036]
マイクロ粒子が全てポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)から作製される、本発明1035の方法。
[本発明1037]
麻酔薬がリドカインである、本発明1035の方法。
[本発明1038]
溶液が増強剤を含まない、本発明1035の方法。
[本発明1039]
前記少なくとも1つの麻酔薬が、少なくとも5日間連続的に放出される、本発明1035の方法。
[本発明1040]
(a)少なくとも1つの麻酔薬がロードされたマイクロ粒子の多数のバッチを含む粉末を提供する工程;および
(b)該粉末を体腔中へ置く工程
を含む、薬物がロードされたマイクロ粒子を使用する方法であって、
ここで、各バッチは、異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、
ここで、各バッチは、異なるパーセンテージの全てのバッチの組み合わせを構成し、かつ
ここで、各バッチは、恐らく異なるローディングレベルで該少なくとも1つの麻酔薬を含む、
方法。
[本発明1041]
マイクロ粒子が全てポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)から作製される、本発明1040の方法。
[本発明1042]
麻酔薬がリドカインである、本発明1040の方法。
[本発明1043]
粉末が増強剤を含まない、本発明1040の方法。
[本発明1044]
前記少なくとも1つの麻酔薬が、少なくとも3日間連続的に放出される、本発明1040の方法。
[本発明1045]
(a)第1グループのマイクロ粒子であって、該第1グループ中の各マイクロ粒子は、約91,600より大きな分子量、約20〜約50マイクロメートルの粒度、および約58%の少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第1グループのマイクロ粒子;
(b)第2グループのマイクロ粒子であって、該第2グループ中の各マイクロ粒子は、約57,600〜約91,600の分子量、約70〜約100マイクロメートルの粒度、および約80%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第2グループのマイクロ粒子;
(c)第3グループのマイクロ粒子であって、該第3グループ中の各マイクロ粒子は、約5,000〜12,900の分子量、約100〜約120マイクロメートルの粒度、および約70%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第3グループのマイクロ粒子;ならびに
(d)第4グループのマイクロ粒子であって、該第4グループ中の各マイクロ粒子は、約5,000〜約12,900の分子量、約100〜約120マイクロメートルの粒度、および約70%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第4グループのマイクロ粒子
を含む、組成物であって、
ここで、全4グループの総マイクロ粒子のうち、該第1グループが約20%を含み、該第2グループが約20%を含み、該第3グループが約40%を含み、該第4グループが約20%を含む、
組成物。
[本発明1046]
少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、本発明1045の組成物。
[本発明1047]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、本発明1045の組成物。
[本発明1048]
マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがPLGAコポリマーである、本発明1045の組成物。
[本発明1049]
増強剤を含まない、本発明1045の組成物。
[本発明1050]
(a)少なくとも1つの麻酔薬がロードされたマイクロ粒子の多数のバッチを含む溶液を提供する工程、および(b)該マイクロ粒子を体腔中へ注射する工程を含む、手術からの回復において疼痛緩和を提供する方法であって、ここで、各バッチは、異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、ここで、各バッチは、異なるパーセンテージの全てのバッチの組み合わせを構成し、かつ、ここで、各バッチは、異なるローディングレベルで該少なくとも1つの麻酔薬を含む、方法。
[本発明1051]
マイクロ粒子が全てポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)から作製される、本発明1050の方法。
[本発明1052]
麻酔薬がリドカインである、本発明1050の方法。
[本発明1053]
溶液が増強剤を含まない、本発明1050の方法。
[本発明1054]
前記少なくとも1つの麻酔薬が、少なくとも5日間連続的に放出される、本発明1050の方法。
[本発明1055]
(a)少なくとも1つの麻酔薬がロードされたマイクロ粒子の多数のバッチを含む粉末を提供する工程、および(b)該粉末を体腔中へ置く工程を含む、手術からの回復において疼痛緩和を提供する方法であって、ここで、各バッチは、異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、ここで、各バッチは、異なるパーセンテージの全てのバッチの組み合わせを構成し、かつ、ここで、各バッチは、異なるローディングレベルで該少なくとも1つの麻酔薬を含む、方法。
[本発明1056]
マイクロ粒子が全てポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)から作製される、本発明1055の方法。
[本発明1057]
麻酔薬がリドカインである、本発明1055の方法。
[本発明1058]
粉末が増強剤を含まない、本発明1055の方法。
[本発明1059]
前記少なくとも1つの麻酔薬が、少なくとも3日間連続的に放出される、本発明1055の方法。
[本発明1060]
(a)少なくとも1つの麻酔薬がロードされたマイクロ粒子の多数のバッチを含む溶液を提供する工程、および(b)該マイクロ粒子を体腔中へ注射する工程を含む、慢性疼痛の緩和を提供する方法であって、ここで、各バッチは、異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、ここで、各バッチは、異なるパーセンテージの全てのバッチの組み合わせを構成し、かつ、ここで、各バッチは、異なるローディングレベルで該少なくとも1つの麻酔薬を含む、方法。
[本発明1061]
マイクロ粒子が全てポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)から作製される、本発明1060の方法。
[本発明1062]
麻酔薬がリドカインである、本発明1060の方法。
[本発明1063]
溶液が増強剤を含まない、本発明1060の方法。
[本発明1064]
前記少なくとも1つの麻酔薬が、少なくとも5日間連続的に放出される、本発明1060の方法。
[本発明1065]
(a)少なくとも1つの麻酔薬がロードされたマイクロ粒子の多数のバッチを含む粉末を提供する工程、および(b)該粉末を体腔中へ置く工程を含む、慢性疼痛の緩和を提供する方法であって、ここで、各バッチは、異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、ここで、各バッチは、異なるパーセンテージの全てのバッチの組み合わせを構成し、かつ、ここで、各バッチは、異なるローディングレベルで該少なくとも1つの麻酔薬を含む、方法。
[本発明1066]
マイクロ粒子が全てポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)から作製される、本発明1065の方法。
[本発明1067]
麻酔薬がリドカインである、本発明1065の方法。
[本発明1068]
粉末が増強剤を含まない、本発明1065の方法。
[本発明1069]
前記少なくとも1つの麻酔薬が、少なくとも3日間連続的に放出される、本発明1065の方法。

Claims (34)

  1. 複数のマイクロ粒子を含む組成物であって、
    ここで、マイクロ粒子の各々が実質的に、1つまたは複数の局所麻酔化合物を含み、
    ここで、マイクロ粒子の少なくとも一部が、局所麻酔化合物の放出を制御するための少なくとも1つのポリマーを含み、
    ここで、マイクロ粒子の少なくとも一部が、少なくとも約70重量%の量で1つまたは複数の局所麻酔薬を含み、
    ここで、組成物中の局所麻酔化合物の平均量が、少なくとも約50重量%であり、かつ
    ここで、組成物が、局所麻酔化合物の疼痛緩和を延長するように適合された増強剤を実質的に含まない、
    組成物。
  2. 少なくとも2つのグループのマイクロ粒子を含む、請求項1記載の組成物。
  3. 増強剤を全く含まない、請求項1記載の組成物。
  4. マイクロ粒子の少なくとも一部が、ポリマーを実質的に含まない局所麻酔化合物を含む、請求項1記載の組成物。
  5. ポリマーを含むマイクロ粒子の実質的に全てがまた、少なくとも70%の局所麻酔薬を含む、請求項1記載の組成物。
  6. マイクロ粒子の少なくとも90重量%が、少なくとも60%の局所麻酔薬を含む、請求項1記載の組成物。
  7. 前記複数のマイクロ粒子が、少なくとも2つのグループのマイクロ粒子の混合物を含み、各グループが、他のグループと異なり得る、平均ポリマー分子量、および平均薬物ローディングパーセンテージ、および平均粒度を有する、請求項1記載の組成物。
  8. マイクロ粒子のための懸濁媒体をさらに含む、請求項1記載の組成物。
  9. 麻酔化合物の少なくとも1つが、不水溶性化合物またはクラス1B薬物である、請求項1記載の組成物。
  10. 麻酔化合物の少なくとも1つが、リドカインである、請求項1記載の組成物。
  11. 局所疼痛緩和のために懸濁剤へ製剤化され注射されると、ヒツジにおいて少なくとも5日間のパフォーマンスを示す、請求項1記載の組成物。
  12. 局所疼痛緩和のために懸濁剤へ製剤化され注射されると、ポリマーが2〜4週間で体内に吸収されるパフォーマンスを示す、請求項1記載の組成物。
  13. 局所疼痛緩和のために懸濁剤へ製剤化され注射されると、7〜10日間で完全な感覚応答が戻るパフォーマンスを示す、請求項1記載の組成物。
  14. 乾燥粉末として製剤化されている、請求項1記載の組成物。
  15. (a)第1グループのマイクロ粒子であって、該第1グループ中の各マイクロ粒子は、約91,600より大きな分子量、約20〜約50マイクロメートルの粒度、および約80%の少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第1グループのマイクロ粒子;
    (b)第2グループのマイクロ粒子であって、該第2グループ中の各マイクロ粒子は、約57,600〜約91,600の分子量、約70〜約100マイクロメートルの粒度、および約75%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第2グループのマイクロ粒子;
    (c)第3グループのマイクロ粒子であって、該第3グループ中の各マイクロ粒子は、約31,300〜約57,600の分子量、約100〜約120マイクロメートルの粒度、および約50%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第3グループのマイクロ粒子;ならびに
    (d)第4グループのマイクロ粒子であって、該第4グループ中の各マイクロ粒子は、約5,000〜約12,900の分子量、約120マイクロメートルより大きな粒度、および約30%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第4グループのマイクロ粒子
    を含む、組成物であって、
    ここで、全4グループの総マイクロ粒子のうち、該第1グループが約30%を含み、該第2グループが約40%を含み、該第3グループが約20%を含み、かつ該第4グループが約10%を含む、
    組成物。
  16. 少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、請求項15記載の組成物。
  17. マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、請求項15記載の組成物。
  18. マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがPLGAコポリマーである、請求項15記載の組成物。
  19. 増強剤を含まない、請求項15記載の組成物。
  20. (a)第1グループのマイクロ粒子であって、該第1グループ中の各マイクロ粒子は、約57,600〜約91,600の分子量、約70〜約100マイクロメートルの粒度、および少なくとも約80%の少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第1グループのマイクロ粒子;
    (b)第2グループのマイクロ粒子であって、該第2グループ中の各マイクロ粒子は、約57,600〜約91,600の分子量、約70〜約100マイクロメートルの粒度、および少なくとも約80%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第2グループのマイクロ粒子;ならびに
    (c)遊離形態の該少なくとも1つの麻酔薬であって、遊離形態の各麻酔薬粒子は約50〜約100マイクロメートルの粒度を有する、少なくとも1つの麻酔薬
    を含む、組成物であって、
    ここで、要素(a)、(b)および(c)の総質量のうち、該第1グループが約47%を含み、該第2グループが約47%を含み、該第3グループが約6%を含む、
    組成物。
  21. 少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、請求項20記載の組成物。
  22. マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、請求項20記載の組成物。
  23. マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)である、請求項20記載の組成物。
  24. 増強剤を含まない、請求項20記載の組成物。
  25. (a)少なくとも1つの麻酔薬を提供する工程;
    (b)少なくとも1つのポリマーを提供する工程;
    (c)該少なくとも1つの麻酔薬および該少なくとも1つのポリマーを有機溶媒に溶解し、溶液を作る工程;
    (d)水性媒体中へ撹拌することによって該溶液を乳化し、水中油型エマルジョンを形成させる工程;
    (e)該有機溶媒を蒸発させ、該少なくとも1つの麻酔薬および該少なくとも1つのポリマーをマイクロ粒子へ硬化させる工程;
    (f)工程(a)〜(e)を繰り返し、多数のバッチのマイクロ粒子を製造する工程
    を含む、薬物がロードされたマイクロ粒子を製造する方法であって、
    ここで、各バッチは、異なるサイズ範囲内のマイクロ粒子を含み、
    ここで、各バッチは、異なるパーセンテージの全てのバッチの組み合わせを構成し、かつ
    ここで、各バッチは、異なるローディングレベルで該少なくとも1つの麻酔薬を含む、
    方法。
  26. 少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、請求項25記載の方法。
  27. マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、請求項25記載の方法。
  28. マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがポリ(DL-乳酸-コ-グリコール酸)である、請求項25記載の方法。
  29. 組成物が増強剤を含まない、請求項25記載の方法。
  30. (a)第1グループのマイクロ粒子であって、該第1グループ中の各マイクロ粒子は、約91,600より大きな分子量、約20〜約50マイクロメートルの粒度、および約58%の少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第1グループのマイクロ粒子;
    (b)第2グループのマイクロ粒子であって、該第2グループ中の各マイクロ粒子は、約57,600〜約91,600の分子量、約70〜約100マイクロメートルの粒度、および約80%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第2グループのマイクロ粒子;
    (c)第3グループのマイクロ粒子であって、該第3グループ中の各マイクロ粒子は、約5,000〜12,900の分子量、約100〜約120マイクロメートルの粒度、および約70%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第3グループのマイクロ粒子;ならびに
    (d)第4グループのマイクロ粒子であって、該第4グループ中の各マイクロ粒子は、約5,000〜約12,900の分子量、約100〜約120マイクロメートルの粒度、および約70%の該少なくとも1つの麻酔薬の薬物ローディングを有する、第4グループのマイクロ粒子
    を含む、組成物であって、
    ここで、全4グループの総マイクロ粒子のうち、該第1グループが約20%を含み、該第2グループが約20%を含み、該第3グループが約40%を含み、該第4グループが約20%を含む、
    組成物。
  31. 少なくとも1つの麻酔薬がリドカインである、請求項30記載の組成物。
  32. マイクロ粒子が全て一種類のポリマーである、請求項30記載の組成物。
  33. マイクロ粒子が全て一種類のポリマーであり、かつ、ポリマーがPLGAコポリマーである、請求項30記載の組成物。
  34. 増強剤を含まない、請求項30記載の組成物。
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