JP2011501387A - リフレクタ - Google Patents

Abstract

対応する１つまたは配列の光源の上で位置決めするための１つまたは配列の個別リフレクタ要素を有する金属リフレクタ装置であって、光源は、好ましくは、１つまたは複数の発光ダイオード（ＬＥＤ）を備える。金属リフレクタ装置は、平面ベースと、複数のリフレクタ要素とを含む。平面ベースは、１つまたは複数の開口を有し、それぞれの開口は、リフレクタ要素の近位周縁部を画定する縁部を有する。それぞれのリフレクタ要素は、近位環状周縁部から遠位環状周縁部に延在する内面を有する環状側壁を含む。近位環状周縁部は、光源からの直接光および反射光が通って放出される第１の開口部を画定する。遠位環状周縁部は、光源がそれを貫通して配設される第２の開口部を画定する。環状側壁の内面は、スタンピングまたは引込みによってなど、平面シートを機械的に変形させることによって、平面シートの材料から形成される。
【選択図】図１

Description

本開示は、一般に、照明器具に関し、より詳細には、１つまたは複数の光源から光を配分できるリフレクタに関する。このリフレクタは、本明細書に説明するように、１つまたは複数の発光ダイオード（ＬＥＤ）から放出される光を配分するのに特に有用であるが、任意のタイプの光源によって生成される光を配分できるリフレクタを対象とする。リフレクタの製造方法もまた開示する。

ＬＥＤなどの光源の質およびエネルギー効率が向上するにつれて、生産コストは下がってきている。ＬＥＤおよび他のタイプの光源が、一般に、エリア照明用途に使用されるようになりつつある。

ＬＥＤは、一般に、ランバートパターンで光を放出する。ＬＥＤからの光を所定の方向で方向付けるために、この光を所定の方向およびパターンで方向付ける屈折要素またはリフレクタなど、光学部により、ＬＥＤから少なくとも低角度の光を捕捉することが通常行われる。一般に、レンズの形態の屈折光学部を使用し、ＬＥＤからの光を制御し方向付ける。ＬＥＤ装置の本体を使用して、またはＬＥＤ装置が取り付けられるプリント回路基板（ＰＣＢ）を使用し支持脚部または他の手段を使用して、レンズを支持することが一般的に行われている。通常、それぞれの光学レンズは、ＬＥＤ装置またはＰＣＢに、別々にかつ不可逆的なやり方で貼り付けられ、その結果、ライトボードに不適切に据え付けられたレンズの取外しには時間がかかることになり、レンズをライトボードから取り外すと、支持手段の脚部の損傷を招くおそれがある。

ＬＥＤリフレクタは、通常、ＬＥＤのベース端部の周りに位置決めされ、一般に、より低い放出角度でのみＬＥＤから放出される光を反射する。リフレクタは一般に、屈折レンズのように、または屈折レンズが可能なようには、高い放出角度（すなわち、最下点に対して低い角度）でＬＥＤから放出される光を反射しない。多くのＬＥＤ照明用途では、最下点に近い高い放出角度で放出される光を制御する必要はないか、またはほとんどなく、リフレクタはよく適している。

ＬＥＤは、駐車場および街路の照明、屋外の広告看板および標識、指示器および安全照明、ならびに作業エリアおよび特定エリアの照明を含む多種多様の照明にますます使用されている。このような照明に使用されるＬＥＤの位置決め、形成、および配向は、使用タイプ、およびプロジェクトの特定の照明の必要性に応じて、広範に変わり得る。

ＬＥＤなど、個別光源のためのリフレクタは、これまでは、従来のプラスチック成形技術により、プラスチックで構成されてきた。よく知られているように、プラスチック成形機において特定の成形部品を形成するために使用される個別の部品金型は、初期費用または前払い資金費用が高く、成形部品における外観の配向、大きさ、または形状の細かな変更を行うことができない。別の大きさ、配向、または形状の一部が必要とされる度に新しい金型が必要であり、高い初期資本費用がそれに伴う。反射面に反射仕上げを施すために、成形リフレクタは、アルミニウムなど、一般に、高い反射性の金属化材料によりコーティングされていた。

光源を照明器具および照明器内に組み込むための、具体的には、高い反射性の表面を形成して、ＬＥＤおよび他の光源からの低角度光を反射するための改良された効果的な手段を提供する必要性が残されている。

本発明は、それぞれが対応する光源の上で位置決めするための１つまたは複数の個別リフレクタ要素を有する金属リフレクタ装置に関し、ＬＥＤとともに使用するのに特に適している。１つの実施形態においては、金属リフレクタ装置は、平面ベースと、複数のリフレクタ要素とを含む。それぞれのリフレクタ要素は、リフレクタ要素の近位周縁部を画定する縁部を有する開口と、近位環状周縁部から遠位環状周縁部に延在する内面を有する環状側壁とを画定する。近位環状周縁部は、光源要素からの直接光および反射光が通って放出される第１の開口部を画定する。遠位環状周縁部は、光源がそれを貫通して配設される第２の開口部を画定する。

本発明はまた、対応する少なくとも１つの光源の上で位置決めするための金属リフレクタ装置に関し、ａ）環状周縁部によって画定される少なくとも第１の開口部を有する平面反射ベースと、ｂ）ベース内に形成される少なくとも１つの個別リフレクタ要素であって、平面ベースの環状周縁部から、光源を収容できる第２の開口部を画定する遠位環状周縁部に延在する内部反射面を有する環状円錐側壁を含む、リフレクタ要素とを含む。

１つの実施形態においては、金属リフレクタ装置は、１枚のアルミニウムシートでできている。アルミニウムのシートは、リフレクタ要素の反射性の内面をもたらすように、リフレクタ要素をシート内に形成する間、保護される高い反射性の表面を有することが可能である。あるいは、リフレクタ要素の内面およびシートの反射面には、高反射率をもたらす金属化によってなど、形成後に高い反射面を設けることができる。

平面ベースは、典型的には、対向した側縁部と、対向した端縁部とを有し、任意選択で、その一方の側縁部または一方の端縁部から延在するフランジを有することが可能である。フランジは、平面ベースから、垂直を含むある角度で延在する。典型的には、フランジは、平面ベースおよびフランジを形成する線に沿ってシート部材を折り曲げることによってなど、平面ベースとともに一体化してユニットとして形成される。フランジは、典型的には、金属リフレクタ装置を照明器の筐体内の定位置に位置決めし、固定するために使用される。

別の実施形態は、配列内に配置された複数の光源を備える光源アセンブリと、リフレクタ要素の補完配列を有する金属化リフレクタ装置とを含み、それぞれのリフレクタ要素は、配列の光源のうちの１つの上で配設される。また、光源から放出される光を反射するための、照明器および照明装置内の金属リフレクタ装置の使用も開示する。

また、１つの実施形態において、少なくとも１つの対応する光源の上で位置決めするための環状円錐側壁を有する少なくとも１つのリフレクタ要素を含む金属リフレクタ装置を製作する方法も開示し、ａ）平面シートの材料内に少なくとも１つの第１の開口部を有する平面シートを備えるステップと、ｂ）少なくとも１つの第１の開口部を通る軸中心線に沿った方向に向かって、少なくとも１つの第１の開口部を囲む材料の環状パターンを引き込み、それによって、平面シートの材料から陥凹部を形成して、リフレクタ要素を形成するステップとを含む。

また、図に示すように、金属リフレクタ装置、および金属リフレクタ装置を含む照明器の様々な好ましい構成の装飾的な形状および設計も開示する。

平面ベースと、リフレクタ要素の配列とを含む金属リフレクタ装置の透視図である。 図１の線２−２を通して引いた金属リフレクタ装置の長手方向断面図である。 図１の線３−３を通して引いた金属リフレクタ装置の側方断面図である。 リフレクタ要素内に形成可能である開口を有する平面金属シートの一部分の断面図である。 図５ａはリフレクタ要素を図１の平面金属シート内に形成するための一連の工程段階を示す図である。

図５ｂはリフレクタ要素を図１の平面金属シート内に形成するための一連の工程段階を示す図である。
図５ｃはリフレクタ要素を図１の平面金属シート内に形成するための一連の工程段階を示す図である。

図５ｄは光源の上で配設される、図５ａ、５ｂ、および５ｃの形成段階後のリフレクタ要素を示す図である。
図１の金属リフレクタ装置の上平面図である。 図１の金属リフレクタ装置の底平面図である。 図１の金属リフレクタ装置の正面立面図であり、背面立面図も同一である。 図１の金属リフレクタ装置の右側立面図であり、左側立面図も同じである。 複数の光源と関連付けられる金属リフレクタ装置の第２の実施形態を含む照明器の透視図である。 図１０の照明器の底面図である。 図１０の照明器の上面図である。 図１３ａは図１１の照明器の正面図であり、背面図も同じである。

図１３ｂは図１１の照明器の右側面図であり、左側面図も同じである。
金属リフレクタ装置の第３の実施形態を含む図１０の照明器の底面図である。 金属リフレクタ装置の第４の実施形態を含む図１０の照明器の底面図である。 複数の光源と関連付けられる金属リフレクタ装置の第２の実施形態を含む第２の照明器の透視図である。 図１６の第２の照明器の底面図であり、上面図も同じである。 図１６の第２の照明器の正面図であり、背面図も同じである。 図１６の照明器の右側面図であり、左側面図も同じである。 図１４に示す金属リフレクタ装置の第３の実施形態を含む第２の照明器の底面図である。 図１５に示す金属リフレクタ装置の第４の実施形態を含む第２の照明器の底面図である。

本明細書に使用するとき、用語「配列」は、少なくとも２つの個別光源の位置決めを意味するが、行、列、または行列、円形パターンなどを含む線形の、曲線の、またはマトリックスのパターンで配置される任意の数の光源を含む。配列内の光源間の間隔は、同じであっても、または異なってもよい。

図１〜図３は、対向した第１および第２の端部１４と、対向した第１および第２の側縁部１６とを有する細長い長方形の平面ベース１２を含む金属リフレクタ装置１０の第１の実施形態を示している。１対の対向して配設されるフランジ１８ａおよび１８ｂは、それぞれの第１および第２の側縁部１６から延在し、ある角度で外向きに傾斜して示しているが、これらは鉛直であっても、または実質的に平面ベースと同一平面にあってもよい。一方のフランジ１８は、側縁部１６のいずれか一方から、およびいずれか一方または両方の端部１４から延在することが可能である。フランジ１８は、筐体、または照明器内の他の構造体への金属リフレクタ要素の位置決めおよび固定をし易くし、または金属リフレクタ装置に照明器の別の要素を固定するために、追加の隣接して配設された金属リフレクタ装置を含み、リフレクタ装置の配列を形成する。好ましくは、フランジは、ベースおよびフランジを形成する線に沿って平面部材を折り曲げることによってなど、金属の単一のシートからベースとともに一体化してユニットとして形成される。

装置１０はまた、少なくとも１つの、図示の第１の実施形態においては、複数のリフレクタ要素２０を含む。第１の実施形態においては、それぞれのリフレクタ要素２０は、ディンプルを平面ベース１２内に画定し、このベースは、ディンプルの尖部において環状側壁２２の中心線１００の周りに開口部３７を画定する環状側壁２２を有する。側壁２２の断面は、環状である必要はなく、他の形状も企図される。側壁２２は、当技術分野で知られている手段によって、平面の外に円錐形状に変形させ、引き伸ばすことによってなど、金属の平面シートの一部分から一体化して形成可能である。側壁２２は、円形開口部２７を画定する平面ベースの近位周縁部２５から、遠位円形開口部３７を画定する遠位周縁部２９に延在する。側壁２２は、内側のリフレクタ面２３を有し、これは、形状が円錐形であり、平面図では典型的に円形であり、リフレクタ要素の中を軸方向に通る中心線１００と対称である。側壁２２は、背面または裏面３３を有する。

平面ベース１２は、反射性である第１の表面１３と、反射性であってよいが、必ずしも反射性でなくてもよい裏面とを有する。金属リフレクタ装置が作られるシート金属は、好ましくは、アルミニウムであるが、他の金属および合金も使用可能であり、シートの厚さは約５ミル（０．１３ｍｍ）から約５０ミル（１．３ｍｍ）、より典型的には、約２０ミル（０．５ｍｍ）から約３０ミル（０．８ｍｍ）である。金属シートの反射面１３は、典型的には、高い反射率であり、１つの実施形態においては、Ｍｉｒｏ−４仕上げ（約９５％反射率）である。

１つの実施形態においては、リフレクタは、厚さが０．０７１１２ｃｍ（０．０２８インチ）の鏡面陽極酸化アルミニウム（例えば、Ｍｉｒｏ Ｐｒｅｓｓ）で形成され、反射率値９５％の鏡面表面処理が施された。リフレクタは、直径が１．８２６２６ｃｍ（０．７１９インチ）の近位周縁部と、近位周縁部から０．４７７５２ｃｍ（０．１８８インチ）離隔された直径が０．７９５０２ｃｍ（０．３１３インチ）の遠位周縁部とを含む。リフレクタ壁は、近遠位周縁部の中心線に平行から４７度の角度で延在するストレートな環状壁である。リフレクタは、遠位周縁部３９が、ＬＥＤ、または少なくともその発光部分を外接して囲むように、ＮｉｃｈｉａのＮＳ６Ｗ−０８３シリーズのＬＥＤの上で配置された。遠位周縁部３９は、リフレクタ１００の中心線に平行から４７度より大きな角度で、ＬＥＤから放出されるすべての光を反射するために、ＰＣＢと接触させられた。

第１の、およびすべての他の実施形態においては、環状側壁の内面は、放射パターンで、好ましくは、最下点に近い高い放出角度で放出される非反射光と協働して、全体的にあらかじめ選択された放射パターンを放出するように、あらかじめ選択されている放射パターンで、光源から放出される光を反射する断面形状をもたらす様々なやり方で形成可能である。内面の断面形状は、遠位環状周縁部から近位環状周縁部にいくにつれて内向きに先細りであることが可能であり、線形であっても、または楕円形状、放物形状、および他の湾曲した形状を含む曲線であってもよい。

開口部３７を画定する遠位環状周縁部は、典型的には、環状側壁を形成する前に平面シート内に形成されるが、それはまた、環状側壁の形成後か、または形成と同時に形成（すなわち、変位したインボードの平面シート材料から切断）可能である。開口部３７をシート金属内に形成するための従来の工程および装置は、知られている。シート金属を取り扱うこと、ならびに穴部と開口部とを選択された形状、大きさ、およびパターンで形成することは、とりわけ、Ａｍａｄａ Ａｍｅｒｉｃａ，Ｉｎｃ．によって製造されるなど、ＣＮＣタレット装置を使用して達成可能である。

環状側壁２２の内面は、当技術分野で知られている標準的なスタンピング技術によってなど、平面シートを機械的に変形させることによって平面シートの材料から形成可能である。ディンプルをシート金属に形成するための従来の手段および装置は知られている。シート金属をリフレクタ要素内に引き込むことは、形成パンチおよびダイにより達成可能であり、典型的には、平面シートを遠位環状周縁部の所望の場所で固定すること、および遠位環状周縁部のインボードの平面シート材料に垂直な機械力を与えることを必要とし、それによって、このようなインボードの平面シート材料を平面シートの平面の外に環状側壁内に変位させる。

図４および図５ａ〜５ｃは、当業者は理解するであろうように、リフレクタ要素を形成するための１つの方法を示している。金属の平面シート８０には、円形周縁部８６によって画定されるあらかじめ形成済みの環状開口部８８が設けられる。金属のシート８０は、典型的には、反射面８２と、裏面８４とを有する。図５ａで分かるように、環状支持リング６０など、ダイが、シート８０の裏面８４に対して配置される。支持リングは、環状開口部８８の中心線１００をほぼ中心とし、この中心線と位置合わせされる開口６３を画定する環状周縁部６２を有する。支持リング６０の環状開口６３の大きさは、平面ベース内に形成されるリフレクタ開口部２７の大きさを画定するように選択される。ダイは、開口６３の上に見当合わせられたシートの円形部分がパンチ６４によって引き込まれるにつれて、シート金属を固定し、支持する。図示の実施形態においては、パンチ６４は、円形かつ対称である錐台形状であり、リフレクタ側壁の結果的に生じる形状を画定する。パンチ側壁６８の遠位端部６６は、大きさが、典型的には、金属シート８０内の開口部８８よりも小さい。パンチ６４の軸中心線は、開口部８８の中心線１００に沿って位置合わせされる。図５ｂおよび５ｃでは、パンチ６４は、金属シート８０の反射面８２内に下向きの力を加えられ、パンチ６４の円錐側壁６８は、まずシート金属の環状周縁部８６に対して係合する。パンチ６４が下向きの力を加えられるにつれて、パンチ６４の環状側壁６８は、開口部８８を囲むいっそう多くの平面シート材料と係合し、この材料を中間側壁２２’および２２”内に引き込む。引込みは、シート材料の配向を平面から角度に修正し、また、シート材料を遠位周縁部２９の方向に引き伸ばすことをもたらすと考えられる。上述のように、任意選択で、シート金属の変形は、熱の助けを受けて力によって達成される。シート金属の引込み、および形成において使用されるアニーリングを含む他の技術も使用可能である。アルミニウムのシートを形成することは、アルミニウムシートを硬化させる可能性があり、それは亀裂および破砕をもたらす可能性がある。周期的に加工済みのアルミニウムをアニーリングすること（それを一定の昇温に加熱すること）は、形成済みのアルミニウムシートにその張力を解放させ、それにより、このアルミニウムシートがさらに成形および形成可能になる。アニーリングおよびその手順は、当業者にはよく知られている。

図示の結果的に生じるリフレクタ要素２０は、断面が実質的に線形状の円錐側壁２２を有するが、それによる変形形態が企図される。リフレクタ要素の代替の実施形態は、中心線１００に対して曲線であり、典型的には凹状である断面の側壁を提供することが可能である。曲線側壁形状は、放物形状であっても、楕円形状であっても、または他の形状であってもよい。側壁の形状は、側壁に当たる光源からの放射光のパターンに影響を及ぼす。別の形状または角度の側壁の形成は、パンチ６４の断面形状を修正することによって達成可能である。図示の実施形態においては、中心線１００から側壁面２３の角度θは、約４５°など、約４０°から５０°である。

図５ｄは、光源の上で位置決めされた金属リフレクタ装置内に形成された結果的に生じるリフレクタ要素を示し、この光源はＰＣＢ上のＬＥＤであってよく、このＰＣＢは、ＬＥＤ、およびＬＥＤに電力供給し、制御するための電力／制御配線および回路のための支持基板を備える。１つの実施形態においては、ＰＣＢは、熱伝導性接着剤またはエポキシによりＦＲ４ボードにラミネート加工される金属コアシートまたはストリップを含むＦＲ４ボードである。ＦＲ４は、Ｆｌａｍｅ Ｒｅｓｉｓｔａｎｔ ４の略語で、織りガラス繊維マットにより強化されたエポキシ樹脂の合成物である。金属コアは、ＬＥＤからの熱放散に役立つ。ＬＥＤそれ自体は、典型的には、当技術分野ではよく知られているように、ＬＥＤから離れる内部ダイによって生成される熱を伝導する、ＬＥＤケーシングと一体化された特殊なスラグを有する。ＦＲ４ボードは、典型的には、銅の最上層を有し、その層は、構成要素間の電気接続部を形成するための、およびＬＥＤから離れる熱を伝導するための扁平な銅コネクタまたはトレースのネットワークを含むことが可能である。

光源７２がＬＥＤから成る場合、高角度で（すなわち、最下点から小さい角度として）ＬＥＤ７２から放出される光は、直接、平面ベース１２内の開口部２３の中を通り抜ける。低い角度で放出される残りの光のほとんどは、リフレクタ要素２２の内部反射面２３に、かつ同じ開口部２３の中から外に反射する。円錐側壁面２３の角度および形状の選択は、反射光をあらかじめ選択されたパターンに方向付けすることが可能である。図５ｄに示すように、遠位周縁部３９は、ＬＥＤ、または少なくともその発光部分を外接して囲む。遠位周縁部３９は、リフレクタ１００の中心線に平行からθ度より大きい角度で、ＬＥＤから放出されるすべての光を反射するために、ＰＣＢと接触していてもよいが、その必要はなく、ただし、θは、環状壁２２が中心線１００とともに作成する角度である。リフレクタは、ランバートパターンで光を放出するＬＥＤと一緒なら特に有用であるが、別の光分布パターンを有するＬＥＤまたは他の光源とともに使用される。リフレクタ２０の有用性は、図５ｄに示す具体的な形状の光源またはＬＥＤによる用途に限定されない。代替の実施形態においては、リフレクタ２０は、光源が、遠位周縁部２９ではなくて近位周縁部２５内に挿入されるように、反転可能である。

金属リフレクタ装置１０は、平面ベース１２内の固定開口部４０の中を、かつＰＣＢ内にもしくはＰＣＢの中を通るねじ、または他のハードウェアを含むよく知られている手段によって、あるいは接着剤、好ましくは熱伝導性の接着剤、留め金、ブラケットなどによって、光源の上で位置決め可能またはＰＣＢを固定可能である。金属リフレクタ装置１０は、直接、光源７２に対して配置されても、または適切なスペーサもしくはガスケットによりオフセットされて位置決めされてもよい。

図６、図７、図８、および図９は、図１の金属リフレクタ装置１０の上面、底面、正面および背面、ならびに右側および左側を示している。
図１０は、金属リフレクタ装置１１０の第２の実施形態を含む照明器１９０の実施形態を示している。照明器は、直線フレーム内の端から端まで配置された４つの側部材９３から成る筐体９２を含む。それぞれの側部材９３は、筐体９２内の開口部を画定する内側縁部９４を有する。平面反射ベース１１２上のマトリックスで位置決めされたリフレクタ要素２０の複数の行Ｒと列Ｃとを含む金属リフレクタ装置１１０は、筐体９２内によく知られている手段によって位置決めされ、固定される。図１１は、底面図を示し、図１２、図１３ａおよび１３ｂは、それぞれ上面図、正面図および背面図、ならびに右側面図および左側面図を示している。図１２の上面図は、筐体のベース９６から外に突出した複数の細長いエンボスを示している。エンボス９８は、参照することによって双方とも本明細書に組み込まれる米国特許仮出願第６０／９５３，００９号、およびそれにより優先権を主張する米国特許非仮出願第１２／１８３，４０３号に記載するように、ＬＥＤ基板（ＰＣＢ）など、光源の一部がその中に貼付け可能であるベース９６の内面内に凹部をもたらす。

図１４は、筐体９２と、反射平面ベース２１２上に配置されたリフレクタ要素２０の代替のパターンを有する金属リフレクタ装置２１０の第３の実施形態とを含む図１０に示すものと類似の照明器２９０の正面図を示している。

図１５は、反射平面ベース３１２上に配置されたリフレクタ要素２０の代替のパターンを有する金属リフレクタ装置３１０の第４の実施形態を含む図１０に示すものと類似の照明器３９０の正面図を示している。

図１６は、金属リフレクタ装置１１０の第２の実施形態を含む第２の照明器１９０’の実施形態を示している。第２の照明器１９０’は、照明器の装飾的な形状および設計のため、筐体の形状を破線で示すことを除いては、照明器１９０と類似しており、これらの破線は、例示目的のためだけであり、このような実施形態に主張される設計のいかなる部分も形成するものではない。図１７、図１８、および図１９は、第２の照明器１９０’のそれぞれ底面図、正面図および背面図、ならびに右側面図および左側面図であり、破線は、例示目的のためだけであり、このような実施形態に主張される設計のいかなる部分も形成するものではない。

図２０、および図２１は反射平面ベース上に配置されたリフレクタ要素２０の代替のパターンを示す、それぞれ代替の照明器の底面図であり、破線は、例示目的のためだけであり、このような実施形態に主張される設計のいかなる部分も形成するものではない。

金属リフレクタ装置および光源アセンブリは、米国特許仮出願第６０／９８２，２４０号および第６０／９８０，５６２号、ならびにまた、それぞれそれらから優先権を主張する米国特許非仮出願第１２／２５４，１０７号および第１２／１６６，５３６号に記載の照明器を含むが、それらに限定されない様々な照明器内に組込み可能であり、それらの開示は、参照することによって本明細書に組み込まれる。

本発明を、本発明の好ましい実施形態の詳細を参照することによって開示してきたが、修正形態が、本発明の趣旨および添付の特許請求の範囲内で、当業者には容易に明らかになろうことが企図されるように、本開示は、限定的な意味ではなく、例示的な意味で意図されることを理解されたい。

Claims (20)

1. 少なくとも１つの光源と関連させて位置決めするための金属リフレクタ装置であって、
   ａ）環状周縁部によって画定される少なくとも第１の開口部を有するベースと、
   ｂ）前記環状周縁部から延在する少なくとも１つのリフレクタ要素であって、前記ベースの前記環状周縁部から、少なくとも１つの光源を収容できる第２の開口部を画定する遠位環状周縁部まで延びる内部反射面を有する環状側壁を含む、リフレクタ要素と
   を備えるリフレクタ装置。
2. 前記光源はＬＥＤである、請求項１に記載の金属リフレクタ装置。
3. 前記環状周縁部は円形である、請求項１に記載の金属リフレクタ装置。
4. 前記側壁はストレートである、請求項１に記載の金属リフレクタ装置。
5. 前記遠位環状周縁部は中心線を画定し、前記側壁は、前記中心線に平行から約４０°〜５０°である、請求項４に記載の金属リフレクタ装置。
6. 前記ベースは平面である、請求項１に記載の金属リフレクタ装置。
7. 前記ベースは反射性である、請求項１に記載の金属リフレクタ装置。
8. ａ）照明器筐体と、
   ｂ）前記筐体内に含まれるリフレクタ装置であって、
   （ｉ）環状周縁部によって画定される少なくとも第１の開口部を有するベース、および
   （ｉｉ）前記環状周縁部から延在する少なくとも１つのリフレクタ要素であって、前記ベースの前記環状周縁部から、少なくとも１つの光源を収容できる第２の開口部を画定する遠位環状周縁部まで延びる内部反射面を有する環状円錐側壁を含む、リフレクタ要素
   を備えるリフレクタ装置と
   を備える照明器。
9. 前記光源はＬＥＤである、請求項８に記載の照明器。
10. 前記環状周縁部は円形である、請求項８に記載の照明器。
11. 前記側壁はストレートである、請求項８に記載の照明器。
12. 前記遠位環状周縁部は中心線を画定し、前記側壁は、前記中心線に平行から約４０°〜５０°である、請求項１１に記載の照明器。
13. 前記反射ベースは平面である、請求項８に記載の照明器。
14. 前記ベースは反射性である、請求項８に記載の照明器。
15. 対応する少なくとも１つの光源の上で位置決めするための環状円錐側壁を有する少なくとも１つのリフレクタ要素を含む金属リフレクタ装置を製作する方法であって、
    ａ）平面シートの材料内に少なくとも１つの第１の開口部を有する前記シートを備えるステップと、
    ｂ）前記少なくとも１つの第１の開口部を通る軸中心線に沿った方向に向かって、前記少なくとも１つの第１の開口部を囲む材料の環状パターンを引き込み、それによって、前記シートの材料から陥凹部を形成して、前記リフレクタ要素を形成するステップと
    を含む方法。
16. 前記陥凹部は円錐形である、請求項１５に記載の方法。
17. 前記陥凹部を形成する前記ステップは、平面シート内に近位環状周縁部を形成するステップを含み、前記環状周縁部は円形断面を有する、請求項１５に記載の方法。
18. 前記陥凹部を引き込む前記ステップは、中心線を画定する遠位環状周縁部内に前記第１の開口部を形成するステップを含み、前記側壁は、前記中心線に平行から約４０°〜５０°である、請求項１５に記載の方法。
19. 前記シートは平面である、請求項１５に記載の方法。
20. 前記シートから１つまたは複数のフランジを形成するステップをさらに含む、請求項１５に記載の方法。

Images