JP2011500245A - スーザー - Google Patents

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Abstract

【解決手段】
本発明は,乳首とシールドを共成型し,シールド素材に乳首素材を被覆成形することにより構成された乳首とシールドを含むスーザーに関する。その結果として,結合の安全性が高く,簡易に洗浄することができるスーザーを提供する。
【選択図】 図13

Description

本発明は,スーザー及びスーザーの製造方法に関する。
従来のスーザー(おしゃぶり,ダミーとも呼ばれる。)は,基本的には,子供によって吸引される乳首/乳頭/バグレットと,乳首を喉に詰まらせることを防止するために乳首に装着されるシールド又はリングによって構成されている。一般的なスーザーは,複数の構成物品のアセンブリを含み,その中のラテックス又はシリコーンで形成された乳首は,いくつかの部品のアセンブリで構成されている。
スーザーは,赤ん坊と幼児の口に入る小型の装置なので,スーザーの頑強性,素材の選択や非変形性などの要因に対する国際的/国家的な規格は,非常に厳格なものとなっている。危険性が絶対的に最小限に抑えられた製品のみが認可されており,このことは,設計上,多くの課題をもたらしている。また,スーザーは,繰り返される蒸気殺菌に対し,そのパフォーマンスを損なうことなく,耐えることができなければならない。
図1a及び1bには,公知のスーザーの1つが示されている。このスーザーは,乳首1,子供がスーザーをその口の中に入れることができない程度に十分な直径を有する固いシールド2,プラグ4,及びカバー5を有している。この乳首1は,一般的には,中空構造となっており,その開口端にフランジ6を有している。フランジ6は,その乳首をシールドにおける適当な位置に保持するため,シールドの中央の隙間に押し込まれている。
乳首が,引っ張られることによって,シールドから脱落することを防ぐため,中心シャフトとヘッド部を有するプラグ4は,シールド2の隙間に対して,乳首の側面を押しつけるように,乳首1の開口端に挿入される。プラグ4のヘッドは,乳首1を引き抜くことができないように,シールドの隙間2よりも大径の直径を有している。そして,カバー5は,乳首のフランジとプラグ4を覆うようにして,シールド2の背面に取り付けられている。
その結果,乳首1が分離するのを防止することで,シールドの構成物品を除き,スーザーの部品が分離してしまった場合に,小さな部品を飲み込むことにより幼児が窒息する危険性を,回避することができる。しかし,これらのアセンブリの完成品は,共同で完全なアセンブリを保持することが要求されるが,常に,せん断負荷と圧縮負荷の下にあり,これらのアセンブリに内在する負荷は,スーザーが早期に故障する原因となる。また,細かい空間が存在しアセンブリが複雑となるため,スーザーの洗浄は困難となる。さらに,強硬なシールド2は,柔らかく柔軟なバグレット/乳首を保護するためには,理想の構造であるが,強硬な柔軟性のないシールドの表面が,幼児の顔に押しつけられるため,幼児が不快感を抱くという欠点がある。
幼児に快適さを与えるためには,柔らかい素材が,幼児の顔に接している面積を,できるだけ広く確保することが望ましい。従って,これらの代替的な構成は,ワンピース構造で,1つの素材から形成されるスーザーを含むものである。このようなワンピースのスーザーの剛性は,乳首に用いられる素材によって決定され,スーザーは,柔らかく柔軟な素材で形成される。公知のワンピースのスーザーは,通常,50ショアA硬度又はこれと同等の硬度を有している。しかし,このような公知のスーザーは,比較的簡単に,製品全体が小さいサイズにまで圧縮されてしまい,幼児の窒息の原因となるという潜在的な安全面上のリスクが存在する。
安全面上の規制条件を満たし,完全に1つの柔らかい素材でスーザーを形成するためは,これらの折衷案を採用する必要がある。
すなわち,素材は比較的強硬なものとし,幼児の口又は喉に引っかかるサイズにまで収縮することができないスーザーとするか,素材を比較的柔らかいものとし,簡単に変形してしまうことを防止するために,シールドとバグレッドの厚みを,十分な機械的強度を有するように誇張させたスーザーとするか,のいずれかの手段が考えられる。より強硬な素材は,幼児に対して不快さを与えることとなるという基本的な問題があり,一方で,より大きく柔らかいスーザーは,魅力的でなく,扱いにくいため,幼児を軟弱にさせるという問題がある。(従って,幼児にとって望ましいものではない。)さらに,これらは,著しく多量の素材を必要とするため,多くのコストがかかる。
上記の問題を解決する公知のアプローチは,十分な強度を維持しながら柔らかい素材の面積を最大とするように,硬質ポリカーボネットフレーム及び柔らかいラテックス又はシリコーンバグレットを含む従来のスーザーの構成を,変更又は改善することであった。WO2007/025971(Jackel International Limited)は,剛性骨格が,平坦な「シールド」領域の外側のエッジで,細い止め輪(リテーニングリング)に,最小とされたスーザーを開示している。その止め輪は,幼児の顔が,バグレットの柔らかい素材とだけ接触する状態を確保するバグレットの延伸フランジ領域のエッジに固定されている。しかし,複数の構成物品と,剛性骨格の2つの半部の間を溶接する必要性があるため,スーザーの製造を困難にする。
窒息を防止するための頑強性や素材,噛みに対する抵抗,非変形性などのような点における規格の要件を満たし,かつ,製造の複雑化,高価な製造技術の使用,及び/又は製造工程の間において余剰の素材を使用した廃棄物の増加を回避し,幼児に対して快適さを与えるという利点を有している公知のスーザーは,存在していない。
本発明は,請求項によって特定される。本発明は,部品同士が共成型されるため,各乳首及び取付部は,相対的に柔軟性の高い素材によって形成することができ,また,プラグのような小さい部品を省力することにより窒息の危険性を回避し,さらに,他の構成物品間の結着をも強固に確保するができる。さらに,被覆成型の特徴により,予め組成されたスーザーに内在する負荷が解消され,製品の寿命は長期化する。
本発明の実施の形態について,例を示し,図面に言及しながら,説明する。
図1aは,公知のスーザーの平面図である。図1bは,図1aの,側断面図である。 図2aは,本発明の実施形態に係るスーザーの背面図である。図2bは,図2aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図2cは,図2aのスーザーの平断面図である。 図3aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図3bは,図3aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図3cは,図3aのスーザーの平面図である。 図4aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図4bは,図4aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図4cは,図4aのスーザーの平面図である。 図5aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図5bは,図4aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図5cは,図4aのスーザーの平面図である。 図6aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図6bは,図6aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図6cは,図6aのスーザーの平面図である。 図7aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図7bは,図7aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図7cは,図7aのスーザーの平面図である。 図8aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図8bは,図8aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図8cは,図8aのスーザーの平面図である。 図9aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図9bは,図9aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図9cは,図9aのスーザーの平面図である。 図10aは,結合面を示す図9aから9cスーザーの背面図である。図10bは,図10aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図10cは,図10aのスーザーの平面図である。 図11aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図11bは,図11aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図11cは,図11aのスーザーの平面図である。 図12aは,本発明のさらなる実施形態に係るスーザーの背面図である。図12bは,図12aの実施形態に係るスーザーの側断面図である。図12cは,図12aのスーザーの平面図である。 図13aは,本発明の他の実施形態に係るスーザーの斜視図である。図13bは,図13aのスーザーを形成するバグレットと組み合わさるシールドの斜視図である。図13cは,図13bのシールドの外層の平面図である。図13dは,図13aのスーザーの下層の平面図である。図13eは,図13a及び図13dのスーザーの側面図である。図13fは,図13b及び図13cのシールドの側面図である。 図14aは,本発明の他の実施形態に係るスーザーの背面図である。図14bは,図14aのスーザーの斜視図である。図14cは,図14a及び図14bのスーザーの平面図である。 図15は,本発明の他の実施形態に係るスーザーのシールドの平面図である。
要するに,スーザーの製造方法においては,ツーショット成型としても知られている,共成型が用いられる。これは,比較的柔らかい乳首の素材と,比較的硬い取付部又はシールドの素材とを,共に成型する工程である。これにより,乳首を,構成物品間の相互結合のみによって取付部に強固に取り付けることができ,その結果,プラグ又は他の追加的な構成物品をスーザーに含める必要もなくなる。
素材の特性によっては,少なくともシールドの一部を封入するために,2つの部品が共成型工程の間に形成された固有の結合に依拠するように,又は乳首がシールドの全体又は一部を覆うように装着することができるため,乳首を,適当な位置に固定することができる。これに加え又はその代わりに,比較的弱い2つの素材の間の自然表面結合が安全な結合を形成するように,シールド及び乳首の表面積を最大化することができる。この表面積の拡大は,例えば,傾斜壁,又は取付部又はシールドの内面と外面間に延伸する隆起部によって達成される。隆起部の傾斜に起因して,2つの表面間で実質的に直交した場合よりも大きい表面積が提供されるが,表面積を拡大するためには,2つの表面間の実質的な厚みを必要としない。従って,乳児の使用に適した比較的薄いスーザーが達成される。
任意的に,取付部の一部又は全体を,メッシュ素材で形成することとしてもよい。これにより,取付部の少なくとも一部を被覆成型又は封入するために,柔軟な乳首の素材を延伸することができ,複数の開口部を形成することができる。一方,メッシュ自体は,メッシュ程は硬くないが乳首部分に用いられる柔軟な素材よりは柔らかい取付部の素材によって,封入することができる。従って,安全基準を満たし,幼児の顔に触れても快適であり,吸引される際に乳首部が柔軟性を有し,最適な強硬性を有するスーザーが提供される。
以下の実施の形態は,親が幼児の近くで監視せず,幼児から離れることができるように,厳しい制限の対象となるスーザーにとって最重要である安全性を,完全に確保している。さらに,このスーザーの実施の形態は,少ない生産コストで,短期及び長期の両方において,そのパフォーマンスを発揮することができる,よりシンプルな構造のスーザーを提供する。
スーザーの柔軟及び弱剛性の部品は,選択した材料によって,それぞれ異なった方法で,結合させることができる。以下の実施の形態における,結合の好ましい方法は,共成型又はツーショット成型である。適合性の高い素材を,2つの部品に用いる場合,共成型工程の間,それぞれの表面間で,結着状態を形成することができる。
選択された材料が適合しない場合,材料の表面間の結着状態は,ほとんど又は全く発生しない可能性がある。しかし,その場合には,シールドが,極めて強固で安全に連動し結着する素材内に,封入又は部分的に封入されるように,シールド又は弱剛性部材は,乳首の素材で,被覆形成される。また,この構造は,スーザーに適用される被覆成型の前に,弱剛性シールド素材に装飾を施すことができる。適切な共成型を任意に適用することができるが,2つの好ましい方法を以下に記載する。すなわち,注入成形による共成型と,圧縮による共成型である。
注入成型による共成型工程は,適切な空洞に,成形される材料が注入される公知の方法である。この工程は,熱可塑性プラスチック材料を共成型する場合において,特に好ましい工程である。従って,窒息事故を引き起こさないようにするために弱剛性でなければならないシールド部を,任意の適切な材料で形成することができる。例えばPP/PC/PBTの材料を用いることができる。これは,乳首又はバグレットを形成するために,適切なグレードの柔軟な熱可塑性エラストマー(TPE),TPU又は液状シリコーンゴム(LSR)で共成型することができる。
圧縮成形による共成型工程は,例えば,一般的に哺乳壜やスーザーに用いられるシリコーン等の合成ゴム同士を形成する場合に好ましい。実際,現在の規制要件を満たすために,シリコーンゴムは,スーザーのバグレットに用いられる素材として広く採用されている。シリコーンゴムは,引張試験において求められる強度,噛み抵抗試験の基準を満たす靱性,及び滅菌に耐える熱耐性を備えている。例えば,あるグレードの熱可塑性エラストマー(TPEs)では,シリコーンほどのパフォーマンスを発揮することができず,またシリコーン程度の基準を満たすためには,実質的に,より厚い厚みを有していなければならない。このような増加した厚みは,バグレットの柔軟性を損ない,乳児に不快感を与えるため,好ましくないことは上述した通りである。
上記にかかわらず,スーザー又はバグレットを,シリコーンを用いて製造する際には,摘出されたシリコーン内における全ての揮発性物質成分を保証するため高熱処理を行うことが求められるということに注意しなければならない。この「ポストキュア」処理なしでは,現在入手可能なシリコーン素材は,汚染物質に関する国際的な基準を満たさず,子供の口内用の製品に用いることができない。
シリコーンバグレットが,スーザーのシールドとは別に製造される際,組み立ての前にポストキュア処理を行うことができる。従って,独自に熱処理を行うことができる。しかし,シリコーン素材が他の剛性素材と共成型された場合,スーザー全体をポストキュア処理しなければならない。従って,剛性素材は,シリコーンと共に熱処理の対象となる。例えば,ポリカーボネット(PC)や,ポリプロピレン(PP),強グレードのTPEなどのスーザーの典型的な剛性素材からなる剛性シールドは,シリコーンポストキュア処理工程によって損傷を受け,変色又は湾曲し,結果,スーザーは基準を満たさなくなる。本発明に係る実施の形態は,以下で説明する,複数のアプローチを用いるシリコーンのこのような潜在的な技術的課題を解決するためのものである。
スーザーの構造の様々なタイプは,上記の共成型工程を用いて製造されたものとし,以下,様々なバリエーションについて,図2〜15を参照して説明する。発明の範囲は,以下に示される具体例に限定されるものではなく,自明な範囲で適宜修正されたものを含む。
図2〜8は,乳首とシールドが共成型され,被覆成型により一体性が確保された,様々なスーザーを示している。
図2a,2b及び2cの例を参照すると,一般的に中実構造の乳首20が,ハンドル24を有するシールド22に固定されている。特に,乳首の素材は,シールドの表面及び背面,及びシールドの周囲を,ハンドル24に至るまで,封入している。
図3a,3b及び3cは,図2a,2b及び2cに示される配置を変形させたものを示している。乳首30は,ここでも中実構造となっており,シールド32上に被覆成型されている。シールド32は,ここでもハンドル又はグリップ部34を含む。また,ハンドル又はグリップ部34は,中心突起がシールド32から後方に突出し,一般的な環状のチャンバを形成するような状態で,空洞となっている。乳首の素材は,結合状態をさらに向上させるために,環状のチャンバ内にも満たされている。
図2a,2b及び2cに示される配置を変形させたものが,4a,4b及び4cにおいて示される実施の形態である。乳首40は,ここでも中実構造となっており,幼児又は大人が,スーザーを保持することができるようにシールドの後方に突出したリング44を有するシールド42上に成型されている。シールド42は,一般的にリング状に形成された中心開口部を含み,乳首は,リングの円周上の内側及び外側だけでなく,シールドの背面及び表面を覆うように被覆形成されている。弱剛性素材の量を減少させた結果として,シールド42が必要となる。
図2a,2b及び2cに示される配置を変形させたものが,5a,5b及び5cにおいて示される。この場合において,シールド52は,一般的に,後方に突出し,シールドを貫通させるためにその両端が開かれた円筒部54を含む。乳首50は,ここでも中実構造となっており,シールド内に開口部56を構成する円筒部の壁の内側及び外側だけでなく,シールド52の表面の一部の上,及び円筒形の背面リップ上に被覆成型されている。ここにおいても,強固な結着状態がもたらされ,円筒形状は利便性の高いグリップを提供する。
図6a,6b及び6cに示される他の代替的な実施の形態は,一般的に,後方に突出するリング64を有するシールド上に被覆成型された中空構造の乳首60を有する。シールド62は,シールド62が一般的なリング形状となるように,中央開口部66を有し,乳首素材は,シールドの表面及び背面,リングの周囲の内側及び外側に被覆成型される。乳首が中空構造となっているため,開口部66を介して,乳首の内部に通じること(アクセスすること)ができる。
図7aから7cには,図6aから6cに示された配置を変形させたものが示されている。これは,5aから5cと同様に,シールド72が,端部が開かれた円筒の突出した円筒部74を含み,乳首70は,円筒部74を含むシールドを覆うように形成されている。また,乳首70は,円筒部74を介して,乳首の内部に通じること(アクセスすること)ができるよう,中空構造となっている。
図8aから図8cには,図6aから6cに示された配置をさら変形させたものが示されている。ここで,乳首80は,中空構造となっており,この実施形態においては,後方に突出したリングを有するシールド82と共成型されている。図に示すように,乳首80は,中空構造であり,一部,シールド82上に被覆形成されている。シールド82は,後方に突出する円筒状のフランジと共に中央開口部を有しており,乳首素材は,フランジ上にも被覆成型されている。また,シールド82における中央開口部86を通して,乳首の内部に通じることができるようになっている。
被覆形成する必要性なく共成型素材が結着している場合の,さらなる他の実施の形態の組合せについては,図9から11に示されている。
まず,図9aから図9cについて言及すると,シールド92,及びシールドから後方に突出するリング若しくはグリップ94と共成型された中実構造の乳首が,示されている。この場合において,共成型工程の間に結着が形成されるように,乳首90の比較的柔軟な素材,及びシールド92の比較的強硬な素材が選択される。その結果,結着性を確保するための追加的な被覆成型は,不要となる。図10aから図10cについて言及すると,図9と,同様の符号は,同様の部品を示しており,乳首の柔軟な素材と,シールドの強硬な素材の接続箇所は,96の箇所である。
図11aから図11cについて言及すると,中実構造の乳首110が,上記した図3aから図3cに示されたタイプの後方に突出したグリップ114を有するシールド112に共成型されている。しかし,図11の実施の形態においては,図3のように,実質的に薄板上の部品が,被覆成型されていない。共成型工程における素材同士の適合性によって,これらの素材は結着されている。
上記図において示された乳首より複雑な構造の乳首は,例えば,図12aから図12cに示すようなタイプを適用することができる。ここでは,乳首120は,シールド122,及びリング124と共成型され,素材同士の結着によって保持されている。乳首120は,乳首と同心で,シールド122との結着部の周囲に提供されるベローズ部126を含むものであることが分かる。その結果,乳首は,その使用中に,吸引圧力を受けた場合でも,口内への出入りが容易になる。
当然のことながら,共同の部品の確保又は結着の形式に対する要件を満たす限り,任意の適切な材料を,関連するスーザーに用いることができる。しかし,上記のように,通常,乳首の素材には,繰り返しの蒸気殺菌による劣化に対しても,噛み抵抗及び弾力を有し,現在の標準となっている要因を満たすことができる,シリコーンを用いることが好ましい。例えば,乳首をシリコーンとし,シールドをPBTで形成することとしても良い。これは,図2,3,4,6,及び7の実施の形態において,実施可能な構成である。代わりに,乳首をTPEで形成し,シールドをポリプロピレン(PP)で形成することとしても良い。これは,図5及び図8の実施の形態において実施可能である。しかし,TPEは,機械的に,シリコーンには劣り,TPE乳首は,同等のシリコーン乳首より,厚く形成せざるを得ない。
上記ポストキュア工程において,シリコーンとともに熱処理を施された際であっても,シールドが損傷することを防ぐために,シリコーンの剛性骨格を,体熱性を有する素材で構成することができる。例えば,ポリ−エーテル−エーテル−ケトン(PEEK)や,ポリエーテル−ブロック−アドミ類(PEBAX)などは,十分に高い耐熱性を有している。このようなシールドの素材であれば,適切な強度,剛性骨格及びシリコーンバグレットを有するシングルピース構造のスーザーを生産することができる。しかし,このような強度の高い素材を使用することは,従来のスーザー素材の何倍も高価な素材であるので,望ましくはない。
共成型が,スーザー素材間の強固な結着によるものである場合,柔軟な乳首と強硬なシールドというそれぞれ異なった硬さを用いたツーショット形成工程を,採用することができる。これは,図9及び図10に示すスーザーにとって好ましい態様であるといえる。このような構成において,ポストキュア処理は,高温での揮発物質成分による欠点もなく,2つの素材から揮発物質を除去するというプラスの効果を有することとなる。スーザーの引張強度に関する現在の標準を満たすのに十分な結着強度を提供するために,そのような構成に用いられるべき2つのシリコーンの等級は,非常に近い硬度の等級を有するものである。(例えば,ショアA硬度測定により計測されたもの)従って,シールドに十分な剛性を与えるために,シリコーンの等級は,例えば,70〜100の範囲などの,比較的高いショアA硬度を有するものであってもよい。しかし,上述のように,この程度の硬度は,幼児に対して,不快感を与えることとなる。快適さという観点における好ましい構成は,例えば,30〜70の範囲のショアA硬度を有する,2つの比較的柔軟な等級のシリコーンを用いることである。しかし,このような構成では,剛性が不十分であり,従って,国際及び/又は国内の安全基準を満たさない。この問題を回避する潜在的な方法は,素材の強度の欠陥を補うオーバーサイズのシールドを用いることであるが,これでは,スーザーは重くなり,使い勝手が悪くなる。
上記の内容からわかるように,スーザーを使う幼児に対して,2つの意味での十分な快適さを与え,国際及び/又は国内の安全基準を満たす十分な剛性のスーザーを提供するためには,それぞれ異なった十分な強度を有するシリコーンで形成されたシールド及びバグレット部を有するスーザーを構成することが望ましい。しかし,スーザーに関する引張強度の標準を満たす十分な強度の結着とするためには,実質的に異なった強度を有する2つ種類のシリコーンを共に形成するための公知の技術を適用することはできない。
それぞれ異なった2つのシリコーン強度の等級を用いた構成における,上述の問題を克服するスーザー130のバグレット129及びシールド132は,図13aから図13fに示されている。シールド132は,公知のスーザーの構成における,強硬シールド部のサイズと同様のサイズである。これは,ショアA硬度が70〜100の間,好ましくは約80の比較的高い剛性を有するシリコーンで形成される。従って,スーザー130の完成品は,安全基準を満たすのに十分な剛性を有している。シールド132は,丸みを帯びた外側のエッジ有する。好ましい実施態様においては,幼児の鼻に対応し,その使用時に,より快適な呼吸を可能にするために,シールド132が,そのエッジの外周上部の中央に,窪み134を有する。シールドの内面138と外面140の間を延伸する中央孔136を有する。中央孔136は,実質的に,環状内壁142を,形成する。
図13bに示した本発明の好ましい実施形態によると,環状隆起部144は,内壁142に加えて又はその代わりに,中央孔136に沿って設けられている。環状隆起部144は,シールドの外面140から内面138に向かって,放射状に内側に延伸した外観を有する。環状隆起部144は,増加した表面積が,シールドの内面138と外面間の厚みを減少させないように,シールド142の中央孔136を通る中心軸に対する角度で傾斜している。この隆起部144は,実質的に平面であっても良いし,実質的に曲面であっても良い。図13に示された好ましい形態においては,内壁142が,環状隆起部144の内側端における,孔の縁として形成されている。内壁142は,実質的に,中央孔136を通る中心軸と平行に,延伸している。この孔の縁は,スーザー130の製造工程の間,成型機でより効果的なシールを形成する領域を提供する。従って,成形工程の信頼性が向上し,廃棄物の数が減少する。
中央孔136は,実質的に環状なものとして,図13b及び13cにおいても示されているが,中央孔は,2つの対称線を有する楕円とすることも可能である。また,1つの対称線を有する卵形であってもよい。また,非対称な形であってもよい。中央孔136の左側及び右側に,シールドを貫通する大きな孔を有することが望ましい。
図13aに示されているバグレット129は,例えば,ショアA硬度が30から70の間の,比較的柔軟なシリコーンで形成されている。好ましいショアA硬度は50である。バグレット129は,スーザーシールド132の内面138の内部に延伸する乳頭部131を含む。バグレット129は,さらに,乳頭部131の基板の下にリング139を含む。リング139は,バグレット素材内に,シールドにおける中央孔136に対応する,孔を形成する。この孔の内部に延びるリング131は,中空又は中実構造のいずれであっても良い。
リング139構造のバグレット素材の厚みは,バグレット129の乳頭部131の素材より厚い。従って,リング139自体が,スーザー130の全体的な剛性に貢献している。製造工程において,リング139は,シールド132の中央孔136の内壁142に形成される。シールドの表面積は最大化されている。従って,バグレット129とシールド132の素材の間の自然表面結着は,比較的弱いが,2つの素材が結着するのに,十分に広い表面積を有する。それにより,スーザー130が必要な安全基準を満たすための,十分に強固な結着状態を得ることができる。上記のように,シールド132の好ましい形態は,環状隆起部144を含む。従って,シールド142の内面及び外面間の厚みを減少させることなく,中央孔136の周囲に,広い表面積を作り出す。これにより,バグレット129とシールド132の間の結着力が向上する。
さらに,図示しない実施の形態においては,フランジ部が,バグレット129の乳首部131の基板に設けられる。フランジ部は,そのエッジがシールドの対応するエッジを包み込むように,シールド132の内面に被覆成型される。従って,バグレット素材の連続する層は,少なくともシールドの内面に設けられ,その使用中に幼児の顔と接触する領域はより柔らかくなる。
これらの実施の形態よると,バグレットの柔軟な素材は,スーザーに求められる,理想の等級の柔軟性,張力,噛み抵抗,及びその他の物理的性質を最適化する。それぞれバグレット129及びシールド132に,異なった等級のシリコーンを用いることによって,極めて剛性が高くなり,それ故に幼児に不快感を与えるバグレット129,または,極めて薄く若しくは柔軟になったシールド132が必要となり,その結果,安全基準を下回るスーザーは,排除される。さらに,より剛性が高い等級のシリコーンは,スーザーの安全基準を満たす程度に十分な剛性を有するシールドに用いられるが,使用中に幼児が不快さを感じる程の剛性は有していない。従って,シールド132の内面を覆うように,柔軟なバグレット素材を被覆成型する必要がない。
柔軟な素材は,付加的なリング構造を有しており,バグレッド素材はその構造全体の機械的な剛性上に貢献しているので,上述した利点は,強化されている。従って,シールドの強硬なシリコーン素材は,安全基準を満たすために,全体的が硬質である必要はない。この効果は,特に,実施の形態におけるシールド132の中央孔136にみられる。従って,バグレットの対応するリング139は,比較的大きい直径を有する。例えば,2つ,又はそれ以上の構成物品を含む,公知の典型的なスーザーにおける,バグレットのネックの直径より,かなり大きいものであってもよい。
柔軟なバグレット素材と,付加的なリング構造は,シールドの外面140の外側を延伸するために形成することができ。従って,ハンドル141を形成することができる。このハンドルの存在は,スーザーに関する国際的な標準とは別の要件である。図13aから13fの実施の形態において,スーザーは,乳首部131が中空構造となっており,乳首部131内の内部につながる開口部下の,バグレット129のリング構造から延伸されたハンドルを有する。バグレットの内壁の境界を形成するために挿入された金属の金型は,ハンドルによって干渉されることなく,成型の後,簡単に取り外すことができるため,このような構成において,バグレット及びハンドルは,簡易かつ同時に形成することができる。これは,スーザー130を,公知のスーザーと比較して,より簡単に製造することができるとことを意味する。
図13aに示すように,幼児の使用の際における吸引力で乳頭が口内外に移動できるよう,バグレットの柔軟性を確保するため,乳首部131の外側に向かってリング139から延伸したエリアのバグレット129の素材に,薄い領域143を形成することとしてもよい。
図13a及び図13bのバグレット129及びシールド132は,上記のように,それらに用いられた2つのシリコーンの硬さの等級の間の継ぎ目を,完全に滑らかな状態にするため,それぞれは組み合わさるように形成されている。その結果,スーザーには,汚れや細菌が発生する領域が,存在しなくなる。
図13aから図13fに示された実施の形態の変形例が,図14aから図14cに示されている。図14aから図14cに示すように,図13aから図13fに示された実施の形態に示されたシールド152の結着に加えて,バグレット150は,さらに,被覆成型によってシールドに保持されている。従って,柔軟なバグレット素材は,バグレットとシールド素材間の結着面の表面積を増加させ,その外縁を包み込んでいるシールド152の内面の少なくとも一部を,覆っている。その結果,スーザーの表面は,幼児の顔と接触するエリアが,より柔軟になっている。保持エリア147は,中央孔の左右に,シールドの大きい開口部に沿って形成される。保持エリアは,柔軟なバグレット素材が,大きい開口部をかたちづくるエッジまで延伸すること防止するために,第2ショット形成ツールを,型にグリップさせることができ,縁又は他の隆起部を含む。
強硬なシールド152を貫通する一連の小孔149は,中央孔156の周囲に沿って形成される。これらの小孔152は,柔軟なバグレット素材を,シールドの外面まで,貫通させることができる。従って,スーザーを安全基準に適合させた結果,2つの素材の表面間の接着が弱い場合であっても,柔軟なバグレット素材は,少なくとも部分的に,シールドと連結し,二つの構成部品間の機械的な咬合を向上させる。
図14bに示すように,バグレットのリングから延伸したハンドル154は,グリップ力を向上させるために,一連の突出部又は他のテクスチャ部を含む。さらにこれに加えて,乳首部の表面エリア上部は,スーザーの使用中における,スーザー乳首の自然な移動を確保するために,柔軟性及び伸縮性のある一連のリップを含むこととしてもよい。また,これらの柔軟性及び伸縮性のあるリップは,乳頭部151の底部周辺におけるバグレット部のフランジ部上に設けられてもよい。
さらなる代替的なシールドの実施の形態は,図15に示されている。この実施の形態によると,シールド162の剛性骨格の少なくとも一部は,メッシュ素材で形成されている。シリコーンシールド162の骨格全体を,メッシュ素材で構成することもできる。またこれに代わり,シールド162は,局所的にメッシュ素材を含むこととしてもよい。その結果,柔軟なシリコーンが,ツーショットスーザー構成工程の第2ショットにおいて形成された場合,シールドの剛性素材と機械的に咬合させるための,拡大した表面積を有する。
メッシュ孔164の大きさは,変化させることができる。メッシュ孔164は,バグレットの柔軟なシリコーン素材を,メッシュ全ての開口部を通して注入し形成することができる程度に大きく,一方,メッシュエリア164の片側の柔軟な素材が,幼児に対して快適さを与えることができるように,滑らかな表面を連続して形成することができる程度に小さくすることが望ましい。
柔軟なバグレット素材が,シールド162の周辺に連続的な層を形成しないエリアが,左孔部167,右孔部168,及び中央孔166の周囲のみ存在する。必要に応じて,柔軟なバグレット素材を,左孔部167,及び右孔部168には被覆成型せず,その縁まで形成することができる。
上記実施の形態に示したように,図15のシールド162を用いたスーザーの構築過程において,剛性シールドから内側に延伸したバグレットの乳首部は,中空構造,又は中実構造のいずれであってもよい。必要に応じて,乳首部の延伸の方向とは反対方向に,中央孔から延伸しているハンドル型を形成するために,バグレット素材を成型することができる。
図15に示す実施の形態の変形例は,シールド162が,中心メッシュ部のみを構成するように,左孔部167及び右孔部168の周囲の,剛性骨格の左側及び右側に延伸している中実構造のアークを,除去することができる。このような実施の形態においては,開口部を形成する外側のアームを,第2ショット成型の柔軟なバグレット素材に,完全に形成することができる。
図15に示された実施の形態のさらなる変形例において,メッシュ素材は,シールド及びバグレットのシリコーン素材とは異なる第3の素材に形成されることとしてもよい。強硬なメッシュは,その使用中に幼児の顔と接触し幼児に対して不快感を与える硬い等級のシリコーンをシールドに使うことなく,シールド構造に十分な剛性を与えるために,比較的硬い等級のシリコーンで形成されたシールド内に封入される。従って,このような構成は,強化メッシュを使わない場合より,シールド構成の外側の素材を,柔軟な等級の素材で形成することができることを意味する。メッシュが,スーザーに関連する安全基準を満たすための,要求される剛性を提供するためである。このことは,柔軟なバグレット素材がシールド上の少なくとも一部に被覆成型された場合,シールド及びバグレットに用いられるシリコーンの等級のそれぞれの硬さが,適切な量の接着剤で2つの素材がその一方に共成型できる程に近い物であってもよいことを意味する。このような構成は,快適さという観点から,シールド素材上に柔軟なバグレット素材を被覆成型することの必要性を減少させる。
上述した好ましいアプローチの1つにおいて,少なくともバグレットに,好ましくはシールドにも,シリコーンを用いられる。シリコーンは,スーザーに対して,柔軟かつ強靱でありながらも,幼児の顔と接触した際に快適さを与えるという,適切な材料の性能特性を有するためである。さらに,シリコーンは,使用中における機械的性質においては,ほとんど劣化しない。しかし,柔軟な素材及び強固な素材の広い範囲は,柔軟な素材及び強固な素材に連動において,上記の方法で組み合わせることができると考えられる。互いに強い結着を有する2つの素材の2つの表面はほとんど必要とはされないため,シールドのメッシュ構成を介したこの機械的な連動は,従来は信頼できなかった強固な素材と柔軟な素材の構成の結合を可能とした。
現行の安全基準を満たすためにポストキュア処理を行う必要がないような,揮発性物質成分が十分に低い場合には,シリコーンに代えた素材をバグレット及びシールドに用いることができる。代替的に,ある素材は,熱処理を含むポストキュア処理を行う必要がないが,代わりに冷却キュア技術を用いたポストキュアが必要となるバグレットに用いることができる。これらの代替的なバグレットのオプションは,使用中の幼児に対して快適さを与える程度に柔軟なバグレットを含みつつ,PCやPP等のような,安価な剛性骨格材料で形成されたスーザーの提供を可能にする。
注射成形又は圧縮成形する特定の共成型工程は,特定のスーザー構造において用いられる素材のタイプに依存して,適切に用いることができる。いずれのケースにおいても,上記実施の形態のスーザーの構造を簡素化するためであり,それに応じて,共同の構成を確保するために求められる部品は少なくなる。これにより,汚れや細菌がたまりやすく,洗浄が困難で,潜在的に幼児にとって有害となるような,閉鎖的な空間はなくなる。乳首は,中実構造であり隣接する全てのシールドの表面と結合しているか,中空構造でありシールドを介して内部に通じることが可能であるか,のいずれかである。従って,スーザーの全表面は,洗浄しやすいように,可視的であり,内部に通じることが可能である。
上記実施の形態を適用した共成型の結果として,他のも多くの利点がある。弱剛性のシールドスーザーは,故障のリスクを減少させ,幼児の窒息自己を回避しているので,安全性の高い構造となっている。スーザーには,組成物による負荷が完全なくなり,その負荷がもたらす早期故障の危険性を回避することができる。さらに,中空構造の乳首において,表面の脱水を行う必要がないため,水や化学殺菌剤が残るというリスクがない。
柔軟なバグレット素材にリング構造と,これに対応する内壁,及び/又は強硬なシールドに環状隆起部を有するスーザーの実施の形態において,この2つの素材を結合するための表面積は,最大となる。従って,例えば,異なる強度の等級を有する2つのシリコーン素材などの,従来は自然結着が乏しく共成型に用いられていなかった2つの素材を,それらを結着するのに用いることができる。従って,スーザーには,損傷保護を備える前記全ての素材から製造することができ,さらに,バグレット素材の揮発性成分含有量を減らすための熱処理を用いたポストキュア処理工程から,実際に利益を受けることができる。
上述した効果は,内壁が,その一部又は全部に,シールドの外面及び内面の間で放射状に内側に延伸した隆起部を有する実施の形態において特に顕著にあらわれる。この方法において内側に放射状に延伸することにより,隆起部は,二つの表面間のシールドの断面の厚さを増加させる必要もなく,シールドとバグレットの結着のための表面積を拡大する。従って,スーザーは,スーザーの使用中に幼児に対して不快感を与える剛性を,過度に高める必要はない。さらに,内壁との組合せにおける,内壁の外側に鋭角に延伸した隆起部の使用は,スーザーを形成するときの成型機のためのリップや他のグリップを形成する。従って,製造が容易となる。
同様に,一部又は全体剛性シールドがメッシュ素材を含むスーザーの実施の形態において,広いエリアは,強硬なシールドと結着することができる柔軟なバグレット素材上に提供される。これは,従来は,安全基準を満たすサウンドスーザーを形成するために共成型することができなかった2つの素材であっても,この目的を達成するために共に用いることができることを意味する。
強硬なメッシュがシールド素材によって封入された実施の形態において,シールド素材は,比較的柔軟となっている。従って,バグレット素材がシールドに被覆成型されているかどうかにかかわらず,幼児に対して快適さを与えることができる。このようなスーザーは,必要な安全基準を満たすための,十分な強硬性,及び欠陥に対する耐性を備えている。
上述した共成型の方法は,主に組み立ての間に発生した不良品のスーザーを除去する自動化された製造方法とすることができる。従って,より効果的な,製造,及び費用対効果を得ることができる。装飾が必要な場合には,シールドを形成し,バグレット/乳首素材をシールド上に被覆成型する前に,装飾を施すことができる。
上述した実施の形態の特徴は,必要に応じて,入れ替えたり,組み合わせたりして用いることができることは当然である。例えば,いかなる形状及びタイプの,中空又は中実構造の乳首は,上述したいかなるタイプのシールドや,例えばリング又はノブ形状に形成された,いかなる形状のグリップとも,必要に応じて,組み合わせることができる。

Claims (27)

  1. 比較的柔軟な第1の素材で形成された乳首部と,比較的強硬な第2の素材で形成された取付部とを共成型する共成型工程を含む
    スーザーの製造方法。
  2. 前記取付部は,シールドを含む
    請求項1に記載のスーザーの製造方法。
  3. 前記共成型工程は,注射成形工程又は圧縮成形工程のいずれかを含む
    請求項1又は請求項2に記載のスーザーの製造方法。
  4. 前記乳首部及び前記取付部の表面は,前記共成型工程の結果,結着される
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のスーザーの製造方法。
  5. 前記乳首部は,前記取付部上に,被覆成型される
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のスーザーの製造方法。
  6. 前記乳首部は,部分的に,前記取付部上に,被覆成型される
    請求項5に記載のスーザーの製造方法。
  7. 前記乳首部は,前記取付部の少なくとも一部を形成し,前記一部と連動する
    請求項5又は請求項6に記載のスーザーの製造方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の方法により製造されたスーザー。
  9. 比較的柔軟な乳首部と,
    比較的強硬な取付部とを含み,
    前記乳首部は,前記取付部と結着するために,少なくとも,前記取付部の一部と,共成型される
    スーザー。
  10. 前記乳首部は,前記取付部上に,被覆成型される
    請求項9に記載のスーザー。
  11. 前記乳首部の表面は,前記取付部の表面と結着されている
    請求項9又は請求項10に記載のスーザー。
  12. 前記取付部は,シールドを含む
    請求項9から請求項11のいずれかに記載のスーザー。
  13. 前記比較的柔軟な乳首部と,前記比較的強硬な取付部は,互いにシリコーン素材で形成されている
    請求項9から請求項12のいずれかに記載のスーザー。
  14. 前記比較的柔軟な乳首部は,30〜70の間のショア硬度A,好ましくは50ショア硬度Aのシリコーンを含み,
    前記比較的強硬な取付部は,70〜100の間のショア硬度A,好ましくは80ショア硬度Aのシリコーンを含む
    請求項13に記載のスーザー。
  15. 前記取付部は,実質的に,前記取付部の内面及び外面の間に延伸する内壁によって形成された中央開口部を含む
    請求項9から請求項14のいずれかに記載のスーザー。
  16. 前記乳首部は,前記取付部の前記内壁に対応する強化されたリング構造を含み,
    前記内壁と前記リング構造の間が結着している
    請求項15に記載のスーザー。
  17. 前記内壁は,取付部の内面と外面の間に延伸する傾斜した隆起部
    請求項15又は請求項16に記載のスーザー。
  18. 前記取付部は,さらに,実質的に,前記中央開口部の周囲に沿って形成された複数の孔を含む
    前記請求項15から請求項17のいずれかに記載のスーザー。
  19. 少なくとも,前記取付部は,複数の開口部を有するメッシュ素材を含む
    請求項9から請求項18のいずれかに記載のスーザー。
  20. 前記メッシュ素材は,前記取付部を形成するために,連続する素材によって,封入される
    請求項19に記載のスーザー。
  21. 使用の際における,前記乳首部の柔軟性を向上させるため,
    前記乳首部は,少なくとも,一部に,比較的薄い領域を含む
    請求項9から請求項20のいずれかに記載のスーザー。
  22. 前記乳首部は,実質的に,中空構造である
    請求項9から請求項21のいずれかに記載のスーザー。
  23. 前記乳首部の内部には,前記取付部の開口部を介して,通じることが可能である
    請求項22に記載のスーザー。
  24. 前記乳首部は,実質的に,中実構造である
    請求項9から請求項12のいずれかに記載のスーザー。
  25. さらに,ハンドルを含む
    請求項9から請求項24のいずれかに記載のスーザー。
  26. 前記ハンドルは,前記乳首部の延伸部として形成される
    請求項25に記載のスーザー。
  27. 実質的に,図面を参酌して明細書中に記載されている方法,及びスーザー。


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