JP2011259599A - グロメット - Google Patents

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Abstract

【課題】グロメットの共用化を図れるようにしてコスト低下を図る。
【解決手段】拡径筒部の大径側の外周面に車体係止凹部を環状に設けたグロメット本体と、ワイヤハーネスの止水処理部を密嵌して挿通すると共に前記グロメット本体の拡径筒部の縮径側と連結するゴムチューブとを備え、別体からなる前記ゴムチューブと前記グロメット本体とを組み合わせて形成していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はグロメットに関し、詳しくは、車両に配索するワイヤハーネスに外装し、車体パネルの貫通穴に装着して車室への防水、防塵、遮音を図るものである。
自動車に配索されるワイヤハーネスのうち、車体パネルに穿設された貫通穴を通して配索されるワイヤハーネスにはグロメットを外嵌して取り付け、該グロメットを貫通穴の内周面に装着している。該グロメットはワイヤハーネスの保護を図ると共に、エンジンルームや床下等から貫通穴を通して車室内に配索されるワイヤハーネスでは、車室内への防水、防塵、遮音を図っている。
前記グロメットとして、本出願人は、特開2000−165061号公報で図10(A)(B)に示すグロメット100を提供している。
該グロメット100は、小径筒部100a、拡径筒部100b、拡径筒部100bの大径側外周面に車体係止凹部100cを一体的に備えたゴムまたはエラストマーの成形品からなる。
前記のように、車体パネルの貫通穴に係止する車体係止凹部100cとワイヤハーネスの電線群の外周面に密着させる小径筒部100aとは一体的に成形されているため、車体係止凹部を係止する車体側の貫通穴の大きさが相違した場合、ワイヤハーネスの外径は略同一でもグロメットを新たに設ける必要がある。一方、車体パネルの貫通穴の大きさが同じでも、ワイヤハーネスの外径が大きく相違し、小径筒部100aにワイヤハーネス110が挿通できない場合、逆に、小径筒部とワイヤハーネスとの間に隙間が生じる場合にもグロメットを新たに設ける必要がある。その結果、製造コストが高くなる問題がある。
また、グロメットの機能のうち止水機能は重要である。該止水機能のうちで、車体に穿設された貫通穴の内周面にグロメットを密着させて隙間を生じさせず、車室内への浸水を防止することが重要であるが、さらに、グロメット内に挿通するワイヤハーネスの電線間の隙間を通して車室側に浸水が生じないようにすることが重要である。これは、ワイヤハーネスの電線間の隙間を通して車室側へと浸水が生じると、車室側では通常非防水コネクタが用いられているため、電線端末に接続したコネクタ内への浸水が阻止できず、コネクタ内の端子に腐食が生じる恐れがあることによる。
そのため、従来から、グロメット内に挿通するワイヤハーネスに線間止水処理が施され、かつ、線間止水処理が確実に成されているか否かの止水検査がなされている。
例えば、前記特許文献1のグロメットでは、図10(A)に示すグロメット100に挿通するワイヤハーネス110に、独立発泡の発泡シート120を巻き付けて止水処理し、図10(B)に示すように、該止水処理部分をグロメット100の小径筒部100aに挿通し、発泡シート120を小径筒部100aの内周面に密着させると共に、ワイヤハーネス110を構成する電線群に密着させている。このように、発泡シートを巻き付ける以外に、グロメットの小径筒部100aから拡径筒部100bの内部にシリコーン等の止水剤を充填して電線群とグロメットの内周面の隙間に充填し、かつ電線群の隙間に充填して止水処理している場合が多い。
前記止水処理が確実に成されているか否かの止水検査は、図11に示すように、ワイヤハーネス110に取り付けたグロメット100を水槽150と加圧槽160との間の仕切壁170にセットして、ワイヤハーネス110の止水処理部を通しているグロメット100の小径筒部100aを加圧槽160に配置し、拡径筒部の先端開口側を水槽150に配置する。この状態で、加圧槽160内の圧力空気を供給し、水槽150内でグロメット100の先端から気泡が発生するか否かを検出し、気泡が発生しないと、止水検査に合格し、気泡が発生すると不合格としている。
グロメットの止水処理をより確実にするためには、図12に示すように、グロメット100は、車体係止凹部100cを挟んだ両側の左右対称の拡径筒部100b−1、100b−2を介して小径筒部100a−1、100a−2を設けた形状とし、この両側の小径筒部100a−1、100a−2にそれぞれ線間止水処理を施したワイヤハーネスを挿通することが好ましい。
しかしながら、両側に線間止水処理部を設けたワイヤハーネスを両側の小径筒部100a−1、100a−2に配置した場合、この両側の止水処理部の止水検査を一度に行うことはできない。即ち、図13に示すように、小径筒部100a−2を水槽150内に沈め、小径筒部100a−1を加圧槽160に配置した場合、小径筒部100a−1の止水ポイントAが漏れていても、小径筒部100a−2の止水ポイントBが漏れていなければ検出できない。また、小径筒部100a−2の止水ポイントBが漏れていても、小径筒部100a−1の止水ポイントAで漏れていなければ検出できない。
特開2000−165061号公報
本発明は、前記した車体パネルの貫通穴の径またはワイヤハーネスの外径に差異が生じた場合に、グロメットにかかるコストをできるだけ低減できるようにすることを主たる課題としている。
また、小径筒部を2つ設け、これら2つの小径筒部内で線間止水を施して止水機能を高めた場合に、止水検査が一度で行えるようにして、検査工程を増加させないようにすることを従たる課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車両に配索するワイヤハーネスに装着する弾性材からなるグロメットであって、
拡径筒部の大径側の外周面に車体係止凹部を環状に設けたグロメット本体と、
前記ワイヤハーネスの止水処理部を密嵌して挿通すると共に前記グロメット本体の拡径筒部の縮径側と連結するゴムチューブとを備え、
別体からなる前記ゴムチューブと前記グロメット本体とを組み合わせて形成していることを特徴とするグロメットを提供している。
即ち、本発明では、従来一体成形していたワイヤハーネスを密嵌状態で挿通させる小径筒部と車体係止部を設けた拡径筒部とを分離して別体とし、別体とした車体係止凹部を有するグロメット本体と、ワイヤハーネスを密着状態で挿通させる小径筒部となるゴムチューブとを連結してグロメットを形成している。
このように別体とすると、車体パネルの貫通穴の内径が同一で、挿通するワイヤハーネスの外径が大きく相違する場合、グロメット本体は共用化でき、ゴムチューブのみを径の相違するものを用いればよい。
一方、ワイヤハーネスの外径が同様で同一径のゴムチューブを用いることができるが、挿通する車体パネルの貫通穴の内径が相違する場合、グロメット本体のみを変えればよい。このように、グロメット本体とゴムチューブに分離して連結すれば、多様な仕様にコストを増加させずに対応することができ、前記主たる課題を達成することができる。
前記グロメット本体は、前記車体係止凹部の一側にのみ前記拡径筒部を備え、該拡径筒部に止水状態で連結する前記ゴムチューブを備えたものでもよい。この場合、ゴムチューブ内にワイヤハーネスに設けた1カ所の止水処理部を配置することになり、止水ポイントは1カ所となる。
または、前記グロメット本体は前記車体係止凹部を挟んで両側に左右対称に一対の前記拡径筒部を備え、該両側の拡径筒部に止水状態で連結する第1ゴムチューブと第2ゴムチューブからなる2本の前記ゴムチューブを備えたものとしてもよい。この場合、ワイヤハーネスに設けた2カ所の止水処理部を前記2本のゴムチューブ内にそれぞれ配置する。よって、止水ポイントが2カ所となり、止水信頼性を更に高めることができる。
止水ポイントが2カ所となる場合、止水検査装置として中央の加圧槽を挟んで両側に水槽を配置した検査装置を用い、かつ、ワイヤハーネスに装着した第1、第2ゴムチューブの間にグロメット本体を装着しない状態、または、グロメット本体の少なくとも一端側と前記第1、第2ゴムチューブとの一方との係止を解いてワイヤハーネスの電線群を露出させた状態とし、
前記グロメット本体の取り付けていない部位またはワイヤハーネスの電線群を露出させた部分を前記加圧槽に配置し、第1、第2ゴムチューブの取付部分を両側の水槽に配置すると、第1、第2ゴムチューブの第1、第2止水ポイントの止水を同時に検査することができる。
よって、止水ポイントを2カ所として止水信頼性を更に高めることが出来ると同時に止水検査も1回でよいため作業工程を増加しない利点があり、前記従たる課題を達成できる。
前記グロメット本体とゴムチューブとの連結部での止水性を確保するために、グロメット本体の拡径筒部の縮径側先端部に筒部を延在させ、該筒部を前記ゴムチューブの外周面に密着させて外嵌している。
前記ゴムチューブの連結側の外周面に、軸線方向に間隔を空けて一対の環状挟持片を突設し、該一対の環状挟持片で挟まれた嵌合凹部を設け、
前記グロメット本体の拡径筒部の縮径端に連続させた環状連結片を前記嵌合凹部に内嵌し、該環状連結片の端面を嵌合凹部の底面に突き当てて止水ポイントとしてもよい。
前記グロメット本体の縮径端から軸線方向に突出する環状突片を設け、前記一対の環状挟持片のうちの外側の環状挟持片の突出端面に前記環状突片を突き当てて止水ポイントとしてもよい。
該構成とすると、グロメット本体とゴムチューブとの連結部の止水ポイントを2カ所とでき、グロメット本体とゴムチューブとの連結部の止水性能を高めることができる。
前記のように、本発明のグロメットは、車体パネルの貫通穴に装着する環状の車体係止凹部を設けたグロメット本体と、ワイヤハーネスを密着させた状態で貫通させる小径筒部となるゴムチューブとを分離して別体で形成し、これらグロメット本体とゴムチューブとを連結してグロメットを形成している。よって、車体パネルの貫通穴の内径が相違するがワイヤハーネスの外径は略同一の場合は、グロメット本体のみを変えて、ゴムチューブを共用化している。逆に、車体パネルの貫通穴は略同一であるがワイヤハーネスの径が相違する場合にはゴムチューブのみを変えて、グロメット本体は共用化している。特に、グロメット本体を共用化すればコスト低下を図ることができる。
本発明のグロメットの第1実施形態を示す分解断面図である。 前記グロメットを組みつけて形成した状態の断面図である。 ゴムチューブ内に配置したワイヤハーネスの止水処理部を示し、(A)は図2のIII−III線断面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。 ワイヤハーネスの止水処理工程を示す図面である。 止水検査装置を示す概略図である。 第2実施形態のグロメットの断面図である。 第2実施形態の第1変形例のグロメットの断面図である。 (A)は第2実施形態の第2変形例のグロメットを示す断面図、(B)は要部拡大断面図である。 (A)は第3実施形態のグロメットの断面図、(B)は第1、第2ゴムチューブをワイヤハーネスに取り付けた状態の断面図である。 (A)(B)は従来例のグロメットを示す図面である。 止水検査方法を示す概略図である。 他の従来例のグロメットを示す図面である。 前記グロメットの止水検査の問題点を示す図面である。
以下、本発明の実施形態のグロメットを図面を参照して説明する。
下記のいずれの実施形態のグロメットも、自動車において、エンジンルームまたは床下等の車外から車体パネルに穿設した貫通穴を通して車室内へと配索されるワイヤハーネスに外嵌し、前記貫通穴の内周面に装着するものである。
図1乃至図5に第1実施形態のグロメット1を示す。
グロメット1は、グロメット本体2と、第1ゴムチューブ3と、第2ゴムチューブ4との別体からなる3部材からなり、グロメット本体2の両側に第1ゴムチューブ3と第2ゴムチューブ4とを連結して形成している。これら3部材は本実施形態ではEPDMで成形している。
前記グロメット本体2は、左右両側の第1拡径筒部2aと第2拡径筒部2bの間に、環状の車体係止凹部2cを外周面に開口して設けた大径円筒部2dを介設した形状としている。前記第1、第2拡径筒部2a、2bの各縮径端から径方向に突出させた環状の連結片2e、2fを設けている。
前記第1ゴムチューブ3と第2ゴムチューブ4とは同一形状である。第1ゴムチューブ3の外周面の一側に一対の環状挟持片3aと3bを突設し、その間に嵌合凹部3cを設けている。第2ゴムチューブ4も同様に、一対の環状挟持片4aと4bを突設し、その間に嵌合凹部4cを設けている。
また、第1ゴムチューブ3および第2ゴムチューブ4の内周面には長さ方向に間隔をあけて環状リブ3d、4dを設けている。
前記グロメット本体2と第1、第2ゴムチューブ3、4とを連結する時は、図2に示すように、グロメット本体2の一端の連結片2eを第1ゴムチューブ3の嵌合凹部3cに挿入し、連結片2eの先端面を嵌合凹部3cの底面に突き当てて止水ポイントP1としている。同様に、グロメット本体2の他端の連結片2fを第2ゴムチューブ4の嵌合凹部4cに挿入し、連結片2fの先端面を嵌合凹部4cの底面に突き当てて止水ポイントP2としている。
前記したグロメット1をワイヤハーネス10に取り付ける方法について図4を参照して説明する。
まず、グロメット1をワイヤハーネス10に取り付ける前に、第1ゴムチューブ3に貫通させるワイヤハーネス10の領域X1と、第2ゴムチューブ4に貫通させるワイヤハーネス10の領域X2とには、ワイヤハーネス10を構成する電線群wにシリコーンからなる止水剤11を塗布して線間止水を施し、その後、止水剤11を塗布した部分の外周を防水シート12を巻き付けて止水処理を施している。
前記止水処理を施したワイヤハーネス10を第1、第2ゴムチューブ3、4に通す。其の際、第1、第2ゴムチューブ3、4は拡げ治具(図示せず)を用いて拡げ、ワイヤハーネス10の領域X1を第1ゴムチューブ3内に位置させ、領域X2を第2ゴムチューブ4内に位置させる。拡げ治具を取り除くと、第1ゴムチューブ3は領域X1のワイヤハーネス10の外周面に密着し、第2ゴムチューブ4は領域X2のワイヤハーネス10の外周面に密着する。
前記のように、第1、第2ゴムチューブ3、4にワイヤハーネス10の止水処理した領域X1、X2を挿通させた状態で、図5に示すように止水検査を行う。
止水検査は、止水検査装置50を用いて行い、該止水検査装置50は中央に加圧槽51、両側に水槽52、53がある。加圧槽51内に第1、第2ゴムチューブ3、4に挟まれたワイヤハーネス10の電線群wが露出した領域X3(後工程でグロメット本体2が取り付けられる領域)を配置し、第1ゴムチューブ3を通した部位は水槽52に、第2ゴムチューブ4を通した部位を水槽53に沈める。
この状態で、加圧槽51内に加圧を供給し、第1、第2ゴムチューブ3、4内のワイヤハーネス10の領域X1、X2へと加圧空気を送り込む。領域X1の止水処理が完全に成されていると水槽52側で気泡は発生しない。逆に止水処理が不十分であると気泡が発生し、領域X1の止水処理が不合格となる。
同様に、領域X2の止水処理が完全に成されていると水槽53側で気泡は発生しない。逆に、止水処理が不十分であると気泡が発生し、領域X2の止水処理が不合格となる。
このように、第1、第2ゴムチューブ3、4の2カ所の止水ポイントの止水検査を同時に行うことができる。
前記の止水検査を行って、2カ所の止水ポイントとも合格であれば、グロメット本体2にワイヤハーネス10を通し、グロメット本体2を第1ゴムチューブ3と第2ゴムチューブ4の間に位置させ、グロメット本体2の一端の連結片2eの先端面を嵌合凹部3cの底面に突き当ててる。同様に、グロメット本体2の他端の連結片2fを第2ゴムチューブ4の嵌合凹部4cに挿入し、連結片2fの先端面を嵌合凹部4cの底面に突き当てる。これにより、グロメット本体2の両側に第1、第2ゴムチューブ3、4が連結した状態でワイヤハーネス10に組みつけられる。
なお、前記工程に代えて、下記の工程としてもよい。
まず、グロメット本体2に第1、第2ゴムチューブ3、4を連結してグロメット1を組み立てる。この状態で、領域X1、X2を止水処理したワイヤハーネスを挿通し、領域X1を第1ゴムチューブ3内に、領域X2を第2ゴムチューブ4内に位置させて、ワイヤハーネス10にグロメット1を取り付ける。
その後、止水検査装置50で検査する時に、グロメット本体2の一方の連結片2eを第1ゴムチューブ3の嵌合凹部3cから取り外して、ワイヤハーネスの電線群を一部露出させ、この露出部から第1、第2ゴムチューブ3、4内の止水処理された領域X1、X2に加圧空気を導入する。止水検査後に、前記連結片2eを嵌合凹部3cに嵌合すればよい。
図6に第2実施形態のグロメットを示す。
該グロメットはワイヤハーネス10の止水処理領域を1カ所としている。
よって、グロメット本体20は1つの第1拡径筒部20aの大径側に車体係止凹部20cを設け、第2拡径筒部を無くした形状としている。該グロメット本体20の縮径端から径方向に突出させた環状の連結片20eを第1実施形態の第1ゴムチューブ3の嵌合凹部3cに嵌合して連結している。該第1ゴムチューブ3にワイヤハーネス10の止水処理した領域X1を配置している。
この場合、グロメット本体20は第1実施形態のグロメット本体2と変えているが、第1ゴムチューブ3は共用で用いることができる。
図7に第2実施形態の第1変形例を示す。
本第1変形例では、第1ゴムチューブ3に設ける嵌合凹部3cを構成する一対の挟持片3a、3bの外側面を傾斜させてそれぞれ台形状とし、嵌合凹部3cの安定性を高めている。該嵌合凹部3cの安定性を高めると、グロメット本体20の連結片20eを嵌合凹部3cに押し込む際の作業性を向上させることができる。
なお、本第1変形例の嵌合凹部を備えた第2ゴムチューブを設け、前記第1実施形態と同様に、グロメット本体を挟んで第1、第2ゴムチューブを対向配置して、2カ所の線間止水部を設けてもよい。
図8(A)(B)に第2実施形態の第2変形例を示す。
本第2変形例では、第1ゴムチューブ3に設ける一対の挟持片3aと3bは第2実施形態と同様な形状とする一方、グロメット本体20の縮径端には環状連結片20eと直交して軸線方向に突出する筒部20kを設けている。該筒部20kは前記外側の挟持片3aの外周面に密着させ、当該密着部分も止水ポイントBとしている。
該構成とすると、環状連結片20eの先端面と嵌合凹部3cの底面との止水ポイントAと合わせて2カ所の止水ポイントA、Bができ、グロメット本体とゴムチューブとの連結部の止水性能を高めることができる。
かつ、筒部20kで環状挟持片3aの外周を押さえるため、止水ポイントAの浮きを防止できる。
なお、該第2変形例も、前記第1実施形態と同様に、グロメット本体を挟んで第1、第2ゴムチューブを対向配置して、2カ所の線間止水部を設けてもよい。
図9(A)(B)に第3実施形態を示す。
第3実施形態では、グロメット本体30は第1実施形態のグロメット本体と同様に、第1拡径筒部30aと第2拡径筒部30bとを車体係止凹部30cを設けた大径筒部30dを挟んで設け、該グロメット本体30の両側に第1、第2ゴムチューブ33、34を連結している。
グロメット本体30と第1、第2ゴムチューブ33、34の連結形態を前記第1、第2実施形態と相違させている。即ち、第1、第2ゴムチューブ33、34の外周には挟持片および嵌合凹部を設けず、単純な円筒状のチューブとしている。
一方、グロメット本体30の第1、第2拡径筒部30a、30bの縮径端には、第1、第2ゴムチューブ33、34の外周面に密着して外嵌する内径とした筒部30e、30fを突設している。
図9(B)に示すように、第1、第2ゴムチューブ33、34に止水処理したワイヤハーネス10の領域X1、X2を挿通することは第1実施形態と同様である。かつ、第1実施形態と同様に、この2カ所の止水処理領域を止水検査装置で一度に止水検査処理した後、グロメット本体30を取り付けて、ワイヤハーネス10にグロメットを取り付けている。
なお、第3実施形態においても、前記第2実施形態と同様に、グロメット本体30を第2拡径筒部30bを無くした形状とし、第1ゴムチューブ33のみを連結し、ワイヤハーネス10の止水処理部を1カ所としてもよい。
1 グロメット
2、20、30 グロメット本体
3、33 第1ゴムチューブ
4、34 第2ゴムチューブ
10 ワイヤハーネス
X1、X2 領域

Claims (5)

  1. 車両に配索するワイヤハーネスに装着する弾性材からなるグロメットであって、
    拡径筒部の大径側の外周面に車体係止凹部を環状に設けたグロメット本体と、
    前記ワイヤハーネスの止水処理部を密嵌して挿通すると共に前記グロメット本体の拡径筒部の縮径側と連結するゴムチューブとを備え、
    別体からなる前記ゴムチューブと前記グロメット本体とを組み合わせて形成していることを特徴とするグロメット。
  2. 前記グロメット本体は前記車体係止凹部の一側にのみ前記拡径筒部を備え、該拡径筒部に止水状態で連結する前記ゴムチューブを備え、または、
    前記グロメット本体は前記車体係止凹部を挟んで両側に一対の前記拡径筒部を備え、該両側の拡径筒部に止水状態で連結する第1ゴムチューブと第2ゴムチューブからなる2本のゴムチューブを備えている請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記グロメット本体の拡径筒部の縮径側先端に筒部を延在させ、該筒部を前記ゴムチューブの外周面に密着させて外嵌している請求項1または請求項2に記載のグロメット。
  4. 前記ゴムチューブの連結側の外周面に、軸線方向に間隔を空けて一対の環状挟持片を突設し、該一対の環状挟持片で挟まれた嵌合凹部を設け、
    前記グロメット本体の拡径筒部の縮径端に連続させた環状連結片を前記嵌合凹部に内嵌し、該環状連結片の端面を嵌合凹部の底面に突き当てて止水ポイントとする請求項1または請求項2に記載のグロメット。
  5. 前記グロメット本体の縮径端から軸線方向に突出する環状突片を設け、前記一対の環状挟持片のうちの外側の環状挟持片の突出端面に前記環状突片を突き当てて止水ポイントとする請求項4に記載のグロメット。
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