JP2011259117A - アンテナ装置 - Google Patents

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修一郎 山口
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Abstract

【課題】フェライトに溝を形成することなく簡単にフェライトにコイルを一定の間隔で均一に巻くことができ、この結果、複雑な工程を行うことなく電気特性を向上させたアンテナ装置を得る。
【解決手段】フェライト1と、フェライト1に隣接して配置された複数の端子と、フェライト1を巻回するコイル3と、コイル3を均一に被覆する絶縁層4とを備え、複数の端子の一部とコイル3が接続され、コイル3をフェライト1に巻回するに際し、絶縁層4が互いに接触するように巻回することによりコイル3の間隔を均一にしたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、RF−ID、すなわちICカードやICタグ等の無線通信媒体との通信を行う無線通信媒体処理装置、あるいは無線通信媒体そのものに用いられるアンテナ装置に関するものである。
近年、携帯電話等の携帯端末にRF−ID用無線タグを内蔵したものや、非接触型ICカードやICタグを読み取る機能を搭載したものが普及してきている。この種の装置に用いられるアンテナ装置は、例えば(特許文献1)に記載されているように、フェライトシートにコイルを複数回、巻回して構成され、フェライトの角部付近に端子を備えたものが知られている。通常、端子はフェライトのそれぞれの角部付近に合計で4つ備えられ、そのうちの2つがコイルとその他の部分とを接続するために用いられている。なお、その他の端子はコイルに接続されずにアンテナ装置を安定して設置するために用いられる。
このようなコイルを複数回、巻回して構成されたアンテナ装置においては一定の間隔を設けてコイルを巻くことが重要である。なぜなら、コイルの間隔が不均一であると共振周波数が変動して電気的特性が変わってしまうためである。この課題を解決するために、例えば(特許文献2)に記載されているように、フェライトの表面に一定間隔の溝を形成することにより、手作業であってもコイルを一定間隔で均一に巻くことができるチョークコイルが提供されている。
特開2004−159348号公報 特開昭61−219115号公報
しかしながら、上記(特許文献2)で開示された装置では、簡単にコイルを一定間隔で巻くことは可能になるもののフェライトに一定間隔で溝を形成しなければならず、フェライトの生成において複雑な工程が必要であった。この結果、アンテナ装置の工程も複雑になり、装置全体のコストアップにもつながるという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、フェライトに溝を形成することなく簡単にフェライトにコイルを一定の間隔で均一に巻くことができ、この結果、複雑な工程を行うことなく電気特性を向上させたアンテナ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、磁性体と、該磁性体に隣接して配置された複数の端子部と、前記磁性体を巻回し、前記端子部に接続されるコイル部と、該コイル部を均一に被覆する絶縁層とを備え、前記コイル部を前記磁性体に巻回するに際し、前記絶縁層が互いに接触するように巻回することにより前記コイル部の間隔を均一にしたものである。
本発明によれば、上記構成により磁性体に溝を形成することなく簡単に磁性体にコイルを一定の間隔で均一に巻くことができ、この結果、複雑な工程を行うことなく電気特性を向上させたアンテナ装置を得ることができる。
本発明の一実施例におけるアンテナ装置の概略構成図 本発明の一実施例におけるアンテナ装置に利用されるコイルの生成工程を示す図 本発明の一実施例におけるアンテナ装置に利用されるコイルと絶縁層の断面図 本発明の別の実施例におけるアンテナ装置の生成工程を示す図 本発明の一実施例におけるコイルが巻回されたアンテナ装置の概略構成図 本発明の別の実施例におけるアンテナ装置に利用されるコイルの生成工程を示す図 本発明の別の実施例におけるアンテナ装置に利用されるコイルと絶縁層の断面図
第1の発明は、磁性体と、該磁性体に隣接して配置された複数の端子部と、前記磁性体を巻回し、前記端子部に接続されるコイル部と、該コイル部を均一に被覆する絶縁層とを備え、前記コイル部を前記磁性体に巻回するに際し、前記絶縁層が互いに接触するように巻回することにより前記コイル部の間隔を均一にしたものである。これにより、磁性体に溝を形成することなく簡単に磁性体にコイルを一定の間隔で均一に巻くことができ、この結果、複雑な工程を行うことなく電気特性を向上させたアンテナ装置を得ることができる。
また、第2の発明は、前記磁性体の表面に接着部材を形成し、前記コイル部を前記接着部材上で巻回するようにしたものであり、これにより接着部材の作用によりコイル部及び絶縁層を磁性体上の正確な位置で移動することなく巻回することができる。
さらに、第3の発明は、磁性体と、該磁性体に隣接して配置された複数の端子部と、前記磁性体を巻回し、前記端子部に接続されるコイル部と、断面部の直径がほぼ均一な長尺状の絶縁層とを備え、前記コイル部と前記絶縁層とを交互に密着させて前記磁性体に巻回させたようにしたものである。これにより、上記第1の発明と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例におけるアンテナ装置の概略構成図であり、1はフェライトで、略直方体の形状を有する。2は端子でありフェライト1の4つの角部近傍に接続されている。端子2は実装される装置と電気的に接続する機能とともにアンテナ装置を安定に設置するための機能も有する。4つの端子2の中で2つの端子は後述するコイルと接続されている。
図2は本発明の一実施例におけるアンテナ装置に利用されるコイルの生成工程を示す図である。図2における左側にコイル3を示す。このコイル3に絶縁層4を被覆する(図2の中央部)。そして、このコイル3に絶縁層4を被覆したものを整列した状態を図2の右側に示す。本実施例ではコイル3の直径aを0.18mmとし、絶縁層4は幅bを0.1mmとしてコイル3の周囲を被覆している。従って、絶縁層4を被覆したコイル3を隙間なく整列させれば、コイル3の間隔は絶縁層4の幅bの2倍に等しい間隔を有することになる。コイル3を巻く工程においては単に絶縁層4を被覆したコイル3を隙間なく整列させればよいので手作業でも簡単にコイル3の間隔を均一にすることができ、この結果、フェライト1に溝を形成しなくても電気的特性を向上させたアンテナ装置を得ることができる。本実施例では、コイル3の間隔を0.2mmとしてフェライト1に巻回している。この間隔はアンテナ装置によって定められるものであり、間隔を狭める場合にはその間隔に応じて絶縁層4の幅を小さくし、間隔を広げる場合には同様に絶縁層4の幅を大きくすればよい。
図3は本発明の一実施例におけるアンテナ装置に利用されるコイルと絶縁層の断面図である。図3から明らかなようにコイル3の周囲を均一に絶縁層4が被覆している。
図4は本発明の別の実施例におけるアンテナ装置の生成工程を示す図である。図4の左側にはフェライト1を示す。このフェライト1に両面テープあるいは接着樹脂等の粘着剤41を貼り付け(図4の中央部)、これに図2及び図3で説明したコイル3を巻回する。これにより絶縁層4が被覆されたコイル3が良好にフェライト1に巻回されることになり、一旦コイル3がフェライト1に巻回されると、粘着剤41の作用により位置ずれを防止することができる。
図5は本発明の一実施例におけるコイルが巻回されたアンテナ装置の概略構成図である。コイル3はそれぞれフェライト1の対角に備えられた端子2に接続されており、これら端子2はアンテナ装置が取り付けられる装置のラインと接続されている。このようにコイル3の間隔が絶縁層4の幅によって均一さを確保することができ、その結果、アンテナ装置の共振周波数の変動を防止することができる。
図6は本発明の別の実施例におけるアンテナ装置に利用されるコイルの生成工程を示す図及び図7は本発明の別の実施例におけるアンテナ装置に利用されるコイルと絶縁層の断面図である。図6で示すコイル3は絶縁層61に巻回されているのではなく、絶縁層61に隣接された構成となっている。コイル3と絶縁層61の直径aとbはそれぞれ一例として0.18mm及び0.20mmである。図7で示すようにコイル3及び絶縁層4共に円形の断面図を有しており、このように構成することにより、各コイル3の間隔を常に一定、すなわち絶縁層61の断面直径分の間隔にすることができ、前述した実施例と同様に共振周波数の変動を防止することができる。
本発明のアンテナ装置によれば、フェライトに溝を形成することなく、フェライトにコイルを一定の間隔で均一に巻くことができ、この結果、複雑な工程を必要とせずに電気特性を向上させることができ、アンテナ装置を用いた通信装置に有用である。
1 フェライト
2 端子
3 コイル
4 絶縁層
41 粘着剤
61 絶縁層

Claims (3)

  1. 磁性体と、該磁性体に隣接して配置された複数の端子部と、前記磁性体を巻回するコイル部と、該コイル部を均一に被覆する絶縁層とを備え、前記複数の端子部の一部と前記コイル部が接続され、前記コイル部を前記磁性体に巻回するに際し、前記絶縁層が互いに接触するように巻回することにより前記コイル部の間隔を均一にしたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記磁性体の表面に接着部材を形成し、前記コイル部を前記接着部材上で巻回することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 磁性体と、該磁性体に隣接して配置された複数の端子部と、前記磁性体を巻回するコイル部と、断面部の直径がほぼ均一な長尺状の絶縁層とを備え、前記複数の端子部の一部と前記コイル部が接続され、前記コイル部と前記絶縁層とを交互に密着させて前記磁性体に巻回させたことを特徴とするアンテナ装置。
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