JP2011257373A - センターレス指針式表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指針の指示ズレのない、かつ、上・下プーリとガイドレール間の摺動摩擦が増加することのないセンターレス指針式表示装置を提供する。
【解決手段】指針21Cを支持する指針部21と指針部21を搬送する搬送部22とを備えた指針移動装置と、中心近傍に開口部を有する目盛板で塞がれるケース本体から成る収納ケースと、を有し、指針移動装置を収納ケース内に収納して指針21Cが目盛板の目盛を指示するようにしたセンターレス指針式表示装置において、搬送部22が断面が縦コ字状をしたガイドレール22Rとガイドレール22Rに沿って移動するワイヤ22Wを備え、指針部21の上プーリ21P1と下プーリ21P2間でガイドレール22Rを把持し、かつ上プーリ21P1と下プーリ21P2を結ぶ線上の中間部位のワイヤ固定溝21Wでワイヤ22Wを固定した。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車などの車両に搭載される指針式表示装置に関し、特に指針の回転中心をなくして開口部とし、指針だけが円弧上に移動するようにした、いわゆるセンターレス指針式表示装置に関する。
指針の回転中心を開口部とし、指針だけが円弧上に移動するようなセンターレス指針式表示装置は、例えば特許文献1および2に記載されているものが知られている。
特開2005−43923号公報 特開2009−42034号公報
〈特許文献1記載の発明〉
特許文献1記載の発明は、指針部と搬送部との間の摩擦抵抗を小さくするようにしたセンターレス指針式表示装置であって、表示装置の前方に配置され表示面を視認可能に設けられる指針部と、この指針部に設けられる指針と、指針部を移動させることで指針に指標部を指示させる駆動装置と、指針部を移動可能に支持するガイドとを備えた指針式計器において、その指針部とガイドとの接触部分に潤滑部材を設けるようにしたものである。
《問題点》
特許文献1記載のセンターレス指針式表示装置は潤滑部材を設けて摩擦抵抗を小さくするものではあるが、しかしながら、歯列の並ぶ柔軟部材を用いているため摩擦抵抗を小さくするにはどうしても限界があった。
〈特許文献2記載の発明〉
特許文献2記載の発明は、歯列の並ぶ柔軟部材を用いないセンターレス指針式表示装置であって、指針を移動させる移動機構を、指針取付体に連結された柔軟部材と、柔軟部材の一端側が巻き付けられた第1プーリと、柔軟部材の他端側が巻き付けられた第2プーリと、第1プーリが柔軟部材を巻き取る方向に回転するように第1プーリを付勢する渦巻バネと、第2プーリを計測量に応じて回転させることにより、柔軟部材をその長手方向に沿って移動させるモータと、柔軟部材の移動軌跡を規定する複数のガイドプーリとで構成してなるものである。これによれば、指針部と搬送部との間の摩擦抵抗を小さくしたセンターレス指針式表示装置が得られる。
《問題点》
しかしながら、指針を移動機構の取付体に直に取り付けているので、指針を安定して走行させるには適当でなかった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、指針部と搬送部との間の摩擦抵抗を小さくし、かつ指針を安定して走行させることのできるセンターレス指針式表示装置を提供することを第1の目的としている。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、センターレス指針式表示装置に係り、指針を支持する指針部と前記指針部を搬送する略半円弧状又は楕円形状をした搬送部とを備えた指針移動装置と、中心近傍に開口部を有する半円板状の目盛板で塞がれるケース本体から成る収納ケースと、を有し、前記指針移動装置を前記収納ケース内に収納して前記指針が前記目盛板の目盛を指示するようにしたセンターレス指針式表示装置において、前記搬送部が断面が縦コ字状をしたガイドレールと前記ガイドレールに沿って移動するワイヤを備え、前記指針部が、上部プーリを支持する第1支持部と下部プーリを支持する第2支持部を備えかつスプリングの下部で前記第1支持部材を押圧しかつスプリングの上部で前記第2支持部材を押圧するようにスプリングを、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に介在させることで、前記第1支持部の上部プーリと前記第2支持部の下部プーリでそれぞれ前記ガイドレールの上部と下部を把持し、前記上部プーリと前記下部プーリを結ぶ線上の前記指針部の中間部位に前記ワイヤを固定するワイヤ固定部を設け、かつ、前記ワイヤ固定部に前記ワイヤを固定したことを特徴としている。
本願の第2発明は、第1発明のセンターレス指針式表示装置において、前記指針部の上部に2個のプーリを設け、前記上部の2個のプーリを結ぶ直角二等分線上に前記下部のプーリを設けたことを特徴としている。
本願の第3発明は、指針を支持する指針部と前記指針部を搬送する略半円弧状又は楕円形状をした搬送部とを備えた指針移動装置と、中心近傍に開口部を有する半円板状の目盛板で塞がれるケース本体から成る収納ケースと、を有し、前記指針移動装置を前記収納ケース内に収納して前記指針が前記目盛板の目盛を指示するようにしたセンターレス指針式表示装置において、前記搬送部がガイドレールと前記ガイドレールに沿って移動するワイヤを備え、前記指針部が、上部プーリを支持する第1支持部材と下部プーリを支持する第2支持部材を備えかつスプリングの下部で前記第1支持部材を押圧しかつスプリングの上部で前記第2支持部材を押圧するようにスプリングを、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に介在させることで、前記第1支持部の上部プーリと前記第2支持部の下部プーリでそれぞれ前記ガイドレールの上部と下部を把持し、前記第2支持部材にストッパー用爪を形成し、かつ、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを組み合わせた状態で前記ストッパー用爪が挿入する規制用穴部を前記第1支持部材に形成したことを特徴としている。
本願の第4発明は、第1発明または第2発明に、第3発明を結合させたものである。すなわち、指針を支持する指針部と前記指針部を搬送する略半円弧状又は楕円形状をした搬送部とを備えた指針移動装置と、中心近傍に開口部を有する半円板状の目盛板で塞がれるケース本体から成る収納ケースと、を有し、前記指針移動装置を前記収納ケース内に収納して前記指針が前記目盛板の目盛を指示するようにしたセンターレス指針式表示装置において、前記搬送部が断面が縦コ字状をしたガイドレールと前記ガイドレールに沿って移動するワイヤを備え、前記指針部が、上部プーリを支持する第1支持部と下部プーリを支持する第2支持部を備えかつスプリングの下部で前記第1支持部材を押圧しかつスプリングの上部で前記第2支持部材を押圧するようにスプリングを、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に介在させることで、前記第1支持部の上部プーリと前記第2支持部の下部プーリでそれぞれ前記ガイドレールの上部と下部を把持し、前記上部プーリと前記下部プーリを結ぶ線上の前記指針部の中間部位に前記ワイヤを固定するワイヤ固定部を設け、かつ、前記ワイヤ固定部に前記ワイヤを固定し、さらに、前記第2支持部材にストッパー用爪を形成し、かつ、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを組み合わせた状態で前記ストッパー用爪が挿入する規制用穴部を前記第1支持部材に形成したことを特徴としている。
第1発明によれば、ワイヤ固定部で固定されたワイヤが指針部に作用する力が、ガイドレールとプーリ間に働く力と同じ線上にあるので、指針部の指針には回転力が生じなくなり、傾くことがないため、指針の指示ズレおよびプーリとガイドレール間の摺動摩擦増加がなくなる。
また、第2発明によれば、ガイドレールが3個のプーリで把持されるので、指針を安定して走行させることができる。
また、第3および第4発明によれば、第1支持部材に第2支持部材を取り付けた時点で、スプリングの張力によりガイドレールに押さえ付けられる力以上の外力がスプリングの張力の反対方向に働いた場合でも、指針取付部がガイドレールから脱落するのを防止することができるようになる。
図1は本発明に係る指針移動装置を備えたセンターレス指針式表示装置の分解斜視図である。 図2は本発明に係るセンターレス指針式表示装置の要部である指針移動装置の斜視図である。 図3は図2の指針移動装置の分解斜視図である。 図4は図2の指針移動装置の縦断面図である。 図5は先行発明の指針移動装置を備えたセンターレス指針式表示装置の分解斜視図である。 図6は先行発明の指針移動装置を搬送する搬送部の斜視図である。 図7は図6の搬送部の分解斜視図である。 図8は先行発明に係る指針移動装置の分解斜視図である。 図9は図8の指針移動装置の縦断面図である。 図10は図6の指針移動装置の指針部の拡大斜視図である。 図11は先行発明に係る指針移動装置の問題点を説明する指針移動装置の縦断面図である。 図12は先行発明に係る図8の指針の改良例を備えた指針移動装置の縦断面図で、(A)は組み付け後、(B)は組み付け前である。 本発明の第2実施形態である指針移動装置の分解斜視図である。 図13の指針移動装置の縦断面図である。
以下に、指針部と搬送部との間の摩擦抵抗を小さくし、かつ指針を安定して走行させることのできるセンターレス指針式表示装置について、図面を用いて説明する。
〈先行発明〉
先ず、本発明が生まれる基礎となった先行発明について図5〜図9を用いて説明する。
先行発明も同じく、指針部と搬送部との間の摩擦抵抗を小さくし、かつ指針を安定して走行させることのできるセンターレス指針式表示装置を提供するための発明で、図5は先行発明に係る指針移動装置を備えたセンターレス指針式表示装置の分解斜視図、図6は指針移動装置を搬送する搬送部の斜視図、図7は搬送部の分解斜視図である。
図5において、センターレス指針式表示装置100は、大きく指針移動装置200と指針移動装置200を内部に収納固定する収納ケース300とから成っている。そして、指針移動装置200は指針部210と指針部210を搬送する搬送部220とから成り、収納ケース300はケース本体310とケース本体310を塞ぐ目盛板320とから成っている。
以下、ケース本体310と目盛板320と指針部210と搬送部220について説明する。
〈ケース本体310〉
ケース本体310は運転者側に半円状開口部310K(図5)を有するそれ自体が半円状をしたプラスチック製ケースで、内部空間の底部310Tの一端(図5で左端近傍)に指針移動装置200を収納するためのテンション部品220S(図7)を収容する収容ケース220C(図6)を固定すると共に、底部310Tの他端(図5で右端近傍)にモータ220M(図6、図7)で正逆回転させられる巻き戻しプーリ220Pを固定している。
〈目盛板320〉
目盛板320はそれ自体半円状をしたプラスチック製薄板で、半円の中心から所定半径の半円状の開口320Kが開けられており、開口320Kの外周に目盛が円弧状に記載されている。図5はスピードメータの目盛例を示しており、0、20、40、・・・、140、160(km/時間)の数字が略半円弧又は楕円形状にそれぞれ所定の間隔をあけて記載されている。目盛板320はケース本体310の半円状開口部310Kを塞ぐようにケース本体310に取り付けられる。開口320Kの内側空間には液晶表示器などが配置される。目盛板320の裏側にはガイドレール220R(図7)が配置される。
〈指針部210〉
《指針210Cの第1支持部材210Aへの取り付け》
搬送部220(図6)の上を移動する指針部210は、図8の分解斜視図および図9の縦断面図から分かるように、第1支持部材210Aと第2支持部材210Bとがコイルスプリング210Sを挟んで一体に嵌合された支持部材210Zと、第1支持部材210Aに嵌合する指針210Cとから成っている。すなわち、第1支持部材210Aの上部端面に片持ちアーム状の指針固定部210Kを形成し、一方、縦に長尺状をした指針210Cの長手方向の下端から上端に向かうに従って徐々に厚みが太くなる錐状に形成されたその上端幅広部に固定用開口部210Lを形成し、この固定用開口部210Lに指針固定部210Kが嵌合することで指針210Cが第1支持部材210Aに、したがってまた支持部材210Zに、取り付けられる。
《指針部210のワイヤ220Wへの固定》
さらに、第1支持部材210Aの上部中央にワイヤ固定溝210W(図9)が形成されており、このワイヤ固定溝210Wにワイヤ220W(図9)が食い込み固定されている。
したがってワイヤ220Wが搬送部220によって引き出されたり・巻き戻されることで、第1支持部材210Aは、したがってまた指針部210は目盛板320(図5)の目盛の延在方向に沿って移動するようになる。
《指針部210のガイドレール220Rへの取り付け》
図8および図9から分かるように、第1支持部材210Aの上部で指針固定部210Kの軸方向を挟んで前後にあるそれぞれのプーリ軸支持部210Q1を介して上プーリ210P1、210P1がそれぞれ設けられ、また、第2支持部材210Bの下端には第1支持部材210Aの指針固定部210Kの軸方向にプーリ軸支持部210Q2を介して下プーリ210P2が設けられている。
また、第1支持部材210Aにはコイルスプリング210Sの側面を一部収容する収容溝210Maとコイルスプリング210Sの下部を押さえる当接部210Taが形成されており、第2支持部材210Bにはコイルスプリング210Sの前記側面と反対側の側面を一部収容する収容溝210Mbとコイルスプリング210Sの上部を押さえる当接部210Tbが形成されている。
したがって、第1支持部材210Aの収容溝210Maと第2支持部材210Bの収容溝210Mb間にコイルスプリング210Sを収容し、かつ第1支持部材210Aの当接部210Taと第2支持部材210Bの当接部210Tbとの間にコイルスプリング210Sの下部と上部を収容することで、コイルスプリング210Sに反発力が生じ、この反発力が第1支持部材210Aを下方へ押し、かつ第2支持部材210Bを上方へ押すように作用し、その結果、上プーリ210P1と下プーリ210P2が常時互いに接近する方向に付勢されるようになる。
したがって、2個の上プーリ210P1の凹部と1個の下プーリ210P2の凹部間にガイドレール220Rの上下の凸部220T1、220T2を挟むことで、支持部材21Zは、すなわち、指針部210はガイドレール220Rに確実に把持され、これにより指針部210は搬送部220の上を搬送されるようになる。
〈搬送部220〉
図5の搬送部220は、図6に示すように、ガイドレール220Rと、ガイドレール220Rの一長辺面に所定間隔をあけて設けられた複数のガイドプーリ220Gと、各ガイドプーリ220Gに亘って引き渡されるワイヤ220Wと、略半円弧又は楕円形状のガイドレール220Rの長さ方向の一端(図7で左側)に設けられて常時反円弧方向にテンションを加えるテンション部品220Sと、ガイドレール220Rの他端(図7で右側)に設けられた巻き戻しプーリ220Pと、巻き戻しプーリ220Pを正逆回転させるモータ220Mと、指針部210にある照明用LEDへ給電するための略半円弧又は楕円形状の導電部品220Lと、同じく導電部品220Lを覆うための導電部品カバー220Kとを備えている。
《ガイドレール220Rの形状》
ガイドレール220Rは、長さ方向には略半円弧又は楕円形状をしており、その断面は細長い長方形(図9)であり、その上下の短辺の中央部にそれぞれ凸部220T1、220T2を備えている。
《ワイヤ220Wの可動原理》
また、ワイヤ220Wの一端(図7で左側)をテンション部品220Sに結合してワイヤ220Wを常時反円弧方向に付勢すると共にワイヤ220Wの他端(図7で右側)を巻き戻しプーリ220Pに結合してモータ220Mの正回転によってワイヤ220Wを所望の長さだけテンション部品220S側から引き出し、またモータ220Mの逆回転によってワイヤ220Wを所望の長さだけテンション部品220Sによってテンション部品220S側へ巻き戻すことができるようにしている。
〈指針部210の搬送部220への取り付け〉
指針部210を搬送部220へ取り付けるには、図9で説明したように、搬送部220のガイドレール220Rの上下にそれぞれ指針部210の2個の上プーリ210P1の凹部と1個の下プーリ210P2の凹部間にガイドレール220Rの上下の凸部220Tを挟むことで、支持部材210Zはガイドレール220Rに確実に取り付けられる。
そして、ワイヤ220Wが第1支持部材210Aに形成されたワイヤ固定溝210W(図9)に食い込み固定されているので、モータ220M(図7)の正逆回転によりワイヤ220Wが所望の長さだけテンション部品220S(図7)側から引き出されたり、引き戻されたりする毎に、指針部210は目盛板320の目盛(図5)の延在方向に沿って移動するようになる。
〈先行発明の問題点1〉
以上の先行発明により、搬送部220のガイドレール220Rに取り付けられた指針部210は搬送部220の上を確実に搬送されるようになった。しかしながら、その後、先行発明の表示装置を検証したところ、(1)指針210Cの指示ズレ、と(2)上プーリ210P1・下プーリ210P2とガイドレール220R間の摺動摩擦の増加、とが見つかった。
〈本発明の第2の目的〉
そこで本発明は、従来の表示装置の持つ問題点を解消するという第1の目的(指針部と搬送部との間の摩擦抵抗を小さくし、かつ指針を安定して走行させる)に加えて、先行発明の持つ問題点である(1)指針210Cの指示ズレ、および(2)上プーリ210P1・下プーリ210P2とガイドレール220R間の摺動摩擦の増加を解消することを第2の目的としている。
以下に、第1の目的と第2の目的を達成する本発明について、図面を用いて説明する。
〈先行発明の問題点が生じる原因〉
先行発明の上記問題点が生じる原因について図10および図11を用いて説明する。
テンション部品220S(図7)とモータ220Mによるワイヤ220Wの巻き取りによって、指針部210のワイヤ固定溝210W(図9、図11)には、真下のFa方向(図10)に力が発生している。
ところが、指針部210がガイドレール220Rに支持されている部位は、図11に示すように、コイルスプリング210Sの張力Fb1によりガイドレール220Rに上プーリ210P1および下プーリ210P2を介して把持されている部位である。
したがって、指針部210にFa方向の力を与えるワイヤ220Wの位置がガイドレール220Rと上プーリ210P1・下プーリ210P2に働く力Fb2の同一線上にないため、指針部210の指針210Cはガイドレール220Rの上プーリ210P1および下プーリ210P2による把持部を中心に回転力が生じて、Fcの方向に傾くことになり、これが指針210Cの指示ズレおよび上プーリ210P1・下プーリ210P2とガイドレール220R間の摺動摩擦増加を引き起こすことが判明した。
〈本発明の解決策〉
それ故、指針部210の指針210Cに回転力が生じないようにするには、指針部210にFa方向の力を与えるワイヤ220Wの位置がガイドレール220Rと上プーリ210P1・下プーリ210P2に働く力Fb2の同一線上に来るようにすればよいことが判った。したがって、本発明では、以下に説明するように、指針部210にFa方向の力を与えるワイヤ220Wの取り付け位置をガイドレール220Rと上プーリ210P1・下プーリ210P2に働く力Fb2の同一線上に来るような構造にすることで、指針部210の指針210Cに回転力が生じなくなり、したがってFcの方向に傾くことがなくなり、指針210Cの指示ズレがなくなり、また上プーリ210P1・下プーリ210P2とガイドレール220R間の摺動摩擦増加もなくなった。
〈本発明に係るセンターレス指針式表示装置10〉
以下、本発明に係るケース本体31と目盛板32と指針部21と搬送部22について説明する。
〈ケース本体31〉
ケース本体31は運転者側に半円状開口部31K(図1)を有するそれ自体が半円状をしたプラスチック製ケースで、内部空間の底部31Tの一端(図1で左端近傍)に指針移動装置20を収納するためのテンション部品22S(図7のテンション部品220Sと同じにつき図示省略)を収容する収容ケース22Cを備え、底部31Tの他端(図1で右端近傍)にモータ22M(図7のモータ220Mと同じにつき図示省略)で正逆回転させられる巻き戻しプーリ22Pを備えている。
〈目盛板32〉
目盛板32はそれ自体半円状をしたプラスチック製薄板で、半円の中心から所定半径の半円状の開口32Kが開けられており、開口32Kの外周に目盛が円弧状に記載されている。図1はスピードメータの目盛例を示しており、0、20、40、・・・、140、160(km/時間)の数字が略半円弧又は楕円形状にそれぞれ所定の間隔をあけて記載されている。目盛板32はケース本体31の半円状開口部31Kを塞ぐようにケース本体31に取り付けられる。開口32Kの内側空間には液晶表示器などが配置される。目盛板32の裏側にはガイドレール22Rが配置される。
〈指針部21〉
《指針21Cの第1支持部材21Aへの取り付け》
図1に戻って、搬送部22上を移動する指針部21は、図2の指針移動装置の斜視図、図3の分解斜視図、および図4の縦断面図から分かるように、第1支持部材21Aと第2支持部材21Bとがコイルスプリング21Sを挟んで一体に嵌合された支持部材21Z(図4)と、第1支持部材21Aに嵌合する指針21Cとから成っている。すなわち、第1支持部材21Aの上部端面に片持ちアーム状の指針固定部21Kを形成し、一方、縦に長尺状をした指針21Cの長手方向の下端から上端に向かうに従って徐々に厚みが太くなる錐状に形成されたその上端幅広部に固定用開口部21Lを形成し、この固定用開口部21Lに指針固定部21Kが嵌合することで指針21Cが第1支持部材21Aに、したがってまた支持部材21Zに、取り付けられる。
《指針部21のワイヤ22Wへの固定》
さらに、第1支持部材21Aの上部中央にワイヤ固定溝21W(図4)が形成されており、このワイヤ固定溝21Wにワイヤ22W(図4)が食い込み固定されている。
したがってワイヤ22Wが搬送部22によって引き出されたり・巻き戻されることで、第1支持部材21Aは、したがってまた指針部21は目盛板32(図1)の目盛の延在方向に沿って移動するようになる。
《指針部21のガイドレール22Rへの取り付け》
図2〜図4から分かるように、第1支持部材21Aの上部で指針固定部21Kの軸方向を挟んで前後にあるそれぞれのプーリ軸支持部21Q1を介して上プーリ21P1、21P1がそれぞれ設けられ、また、第2支持部材21Bの下端には第1支持部材21Aの指針固定部21Kの軸方向にプーリ軸支持部21Q2を介して下プーリ21P2が設けられている。
また、第1支持部材21Aにはコイルスプリング21Sの側面を一部収容する収容溝21Maとコイルスプリング21Sの下部を押さえる当接部21Taが形成されており、第2支持部材21Bにはコイルスプリング21Sの前記側面と反対側の側面を一部収容する収容溝21Mbとコイルスプリング21Sの上部を押さえる当接部21Tbが形成されている。
したがって、第1支持部材21Aの収容溝21Maと第2支持部材21Bの収容溝21Mb間にコイルスプリング21Sを収容し、かつ第1支持部材21Aの当接部21Taと第2支持部材21Bの当接部21Tbとの間にコイルスプリング21Sの下部と上部を収容することで、コイルスプリング21Sに反発力が生じ、この反発力が第1支持部材21Aを下方へ押し、かつ第2支持部材21Bを上方へ押すように作用し、その結果、上プーリ21P1と下プーリ21P2が常時互いに接近する方向に付勢されるようになる。
したがって、2個の上プーリ21P1の凹部と1個の下プーリ21P2の凹部間にガイドレール22Rの上下の凸部22T1、22T2を挟むことで、支持部材21Zは、すなわち、指針部21はガイドレール22Rに確実に把持され、これにより指針部21は搬送部22の上を搬送されるようになる。
〈搬送部22〉
搬送部22は、ガイドレール22R(図2)と、ガイドレール22Rの一長辺面に所定間隔をあけて設けられた複数のガイドプーリ22G(図6のガイドプーリ220Gと同じにつき図示省略)と、各ガイドプーリ22Gに亘って引き渡されるワイヤ22W(図2)と、略半円弧又は楕円形状のガイドレール22Rの長さ方向の一端(図1で左側)に設けられて常時反円弧方向にテンションを加えるテンション部品を収容するテンション部品収容ケース22C(図1)と、ガイドレール22Rの他端(図1で右側)に設けられた巻き戻しプーリ22Pと、巻き戻しプーリ22Pを正逆回転させるモータ22M(図6のモータ220Mと同じにつき図示省略)と、指針部21にある照明用LEDへ給電するための略半円弧又は楕円形状の導電部品22L(図7の導電部品220Lと同じにつき図示省略)と、同じく導電部品22Lを覆うための導電部品カバー22K(図7の導電部品カバー220Kと同じにつき図示省)とを備えている。
ガイドレール22Rは、長さ方向には略半円弧又は楕円形状をしており、その断面はコ字を立てた形状(図2、図3)であり、その上下の脚部外側にそれぞれ凸部22T1、22T2を備えている。
また、ワイヤ22Wの一端をテンション部品22S(図7の220S参照)に結合してワイヤ22Wを常時反円弧方向に付勢すると共にワイヤ22Wの他端を巻き戻しプーリ22Pに結合してモータ22Mの正回転によってワイヤ22Wを所望の長さだけテンション部品22S側から引き出し、またモータ22Mの逆回転によってワイヤ22Wを所望の長さだけテンション部品22Sによってテンション部品22S側へ巻き戻すことができるようにしている。
〈指針部21の搬送部22への取り付け〉
指針部21を搬送部22へ取り付けるには、図2〜図4に示すように、搬送部22のガイドレール22Rの上の凸部22T1と下の凸部22T2とにそれぞれ指針部21の2個の上プーリ21P1の凹部と1個の下プーリ21P2の凹部とを嵌め込んで挟むことで、支持部材21Zはガイドレール22Rに確実に取り付けられる。
そして、ワイヤ22Wが第1支持部材21Aに形成されたワイヤ固定溝21W(図3、図4)に食い込み固定されているので、モータによる巻き戻しプーリ22P(図1)の正逆回転によりワイヤ22Wが所望の長さだけテンション部品収容ケース22C(図1)側から引き出されたり、引き戻されたりする毎に、指針部21は目盛板32の目盛(図1)の延在方向に沿って移動するようになる。
〈本発明による先行発明の問題点の解決〉
以上のように、本発明では、ガイドレール22Rに沿って移動する指針部21は、図4のように、縦コ字状のガイドレール22Rの上面2点と下面1点の3点でプーリ22P1、22P1、22P2を介してガイドレール22Rを挟むように設置され、かつ指針部21を牽引するワイヤ22Wのワイヤ固定溝21Wは縦コ字状のガイドレール22Rの上面と下面を結ぶ線上に来るようにしているので、図4において、コイルスプリング21Sによる反発力Fb1’によりワイヤ22Wのワイヤ固定溝21Wに作用するFa’方向の力が、ガイドレール22Rと上プーリ21P1・下プーリ21P2に働く力Fb2’と同じ線上にあるので、指針部21の指針21Cには回転力が生じなくなり、したがって先行発明のようなFc(図11)の方向に傾くことが本発明によって生じなくなり、よって指針21Cの指示ズレおよび上プーリ21P1・下プーリ21P2とガイドレール22R間の摺動摩擦増加がなくなった。
〈本発明の第2の実施形態に係る指針移動装置〉
以上は、先行発明の問題点を解決した本発明の第1の実施形態に係る指針移動装置の例であったが、これと並んで先行発明には次のような問題点を備えていた。
《先行発明の問題点2》
図8の支持部材210Zは第1支持部材210Aと第2支持部材210Bとがコイルスプリング210Sを挟んで一体に嵌合されたものであるが、何らかの強い振動が生じたとき、第1支持部材210Aから第2支持部材210Bが外れて、第2支持部材210Bが落下する恐れがあり、第2支持部材210Bが落下すると、最終的に、指針取り付け部全体がガイドレール220Rから脱落することとなった。
《指針の改良例》
図12は図8の指針の備えた問題点を解決する改良例である。
図12において、指針210Cには上方にストッパ用ボス210Hが形成され、指針210Cが指針固定部210Kに組み付けられた状態で、そのストッパ用ボス210Hが入り込む当接部210Taの部位に嵌合用凹部210Gが形成されている。これによれば、仮に強い振動が生じて第2支持部材210Bが第1支持部材210Aから外れて落下しようとしても、図12(A)のように、指針210Cには上方にストッパ用ボス210Hが当接部210Taの嵌合用凹部210Gに嵌合しているので、落下できなくなる。
《改良例の持つ問題点》
ところが、この改良例にも問題点が見つかった。それは、ストッパ用ボス210Hが当接部210Taの嵌合用凹部210Gに嵌合した後は問題ないが、組み付け途中に問題が生じる。組み付け順序として、指針210Cは最後に組み付けるため、組み付け作業の途中でストッパ用ボス210Hが嵌合用凹部210Gに嵌合するまでは指針取り付け部全体がガイドレール220Rから脱落する恐れがあった。
〈第2の実施形態の目的〉
第2の実施形態の目的は、上記問題点を解消するもので、組み付け作業の途中においても、指針取り付け部全体がガイドレールから脱落する恐れのない指針移動装置を提供することにある。
〈第2の実施形態の構成〉
本発明の第2実施形態である指針移動装置の分解斜視図である図13とその縦断面図である図14において、コイルスプリング21Sの上部を押さえる第2支持部材21B(図13)にストッパー用爪21Nを形成し、かつ、コイルスプリング21Sの下部を押さえる第1支持部材21A(図13)と第2支持部材21Bとを組み合わせた状態で第1支持部材21Aの前記ストッパー用爪21Nが対向する部位に規制用穴部21M(図14)を形成したのが特徴である。
〈第2の実施形態の効果〉
これによれば、第2支持部材21Bのストッパー用爪21Nが第1支持部材21Aの規制用穴部21Mに嵌め込まれた状態で下方への移動が規制されているので、第2支持部材21Bが第1支持部材21Aから外れて落下しようとしても、落下できなくなる。
このように第2の実施形態によれば、第1支持部材21Aに第2支持部材21Bを取り付けた時点で、スプリング21Sの張力によりガイドレール22R’に押さえ付けられる力以上の外力がスプリング21Sの張力の反対方向に働いた場合でも、指針取付部がガイドレール22R’から脱落するのを防止することができる。
〈第1の実施形態と第2の実施形態の合体〉
以上説明した第1の実施形態と第2の実施形態とは互いに相反するものではなく、両者を合体することも可能である。第1の実施形態である図3および図4において、第2支持部材21Bのストッパー用爪21Nと、第1支持部材21Aの規制用穴部21Mとが描かれている。図3および図4におけるストッパー用爪21Nと規制用穴部21Mの機能および効果は、第2の実施形態の図13および図14におけるストッパー用爪21Nと規制用穴部21Mの機能および効果とまったく同じである。
このように第2の実施形態によれば、第1支持部材21Aに第2支持部材21Bを取り付けた時点で、スプリング21Sの張力によりガイドレール22R’に押さえ付けられる力以上の外力がスプリング21Sの張力の反対方向に働いた場合でも、指針取付部がガイドレール22R’から脱落するのを防止することができるようになる。
したがって、第1の実施形態においても、第2の実施形態を実施することで、第1支持部材21Aに第2支持部材21Bを取り付けた時点で、スプリング21Sの張力によりガイドレール22Rに押さえ付けられる力以上の外力がスプリング21Sの張力の反対方向に働いた場合でも、指針取付部がガイドレール22Rから脱落するのを防止することができる。
〈まとめ〉
以上、本発明によれば、指針部の指針には回転力が生じなくなり、したがって指針の指示ズレおよび上プーリ・下プーリとガイドレール間の摺動摩擦増加がなくなる。
また、第1支持部材に第2支持部材を取り付けた時点で、スプリングの張力によりガイドレールに押さえ付けられる力以上の外力がスプリングの張力の反対方向に働いた場合でも、指針取付部がガイドレールから脱落するのを防止することができる。
そして、スプリングの張力により第1支持部材に第2支持部材をガイドレールに押さえ付けることで保持しているため、複数のR形状を組み合わせたガイドレールに対応可能な特性を維持しつつ確実に固定できる。
さらに、指針を打ち込む前に指針取付部をガイドレールに固定し、脱落を防止することができるので、組み付け作業性が向上する。
10 本発明に係るセンターレス指針式表示装置
20 指針移動装置
21 指針部
21A 第1支持部材
21B 第2支持部材
21C 指針
21K 指針固定部
21L 固定用開口部
21P1、21P2 プーリ
21Q1、21Q2 プーリ軸支持部
21S コイルスプリング
21W ワイヤ固定溝
21Z 支持部材(第1支持部材21A+第2支持部材21B)
21M 規制用穴部
21N ストッパー用爪
22 搬送部
22C テンション部品収容ケース
22L 導電部品
22M モータ
22P 巻き戻しプーリ
22S テンション部品
22R ガイドレール
22W ワイヤ
30 収納ケース
31 ケース本体
31K 半円状開口部
31T 底部
32 目盛板
32K 開口

Claims (4)

  1. 指針を支持する指針部と前記指針部を搬送する略半円弧状又は楕円形状をした搬送部とを備えた指針移動装置と、中心近傍に開口部を有する半円板状の目盛板で塞がれるケース本体から成る収納ケースと、を有し、前記指針移動装置を前記収納ケース内に収納して前記指針が前記目盛板の目盛を指示するようにしたセンターレス指針式表示装置において、
    前記搬送部が断面が縦コ字状をしたガイドレールと前記ガイドレールに沿って移動するワイヤを備え、
    前記指針部が、上部プーリを支持する第1支持部と下部プーリを支持する第2支持部を備えかつスプリングの下部で前記第1支持部材を押圧しかつスプリングの上部で前記第2支持部材を押圧するようにスプリングを、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に介在させることで、前記第1支持部の上部プーリと前記第2支持部の下部プーリでそれぞれ前記ガイドレールの上部と下部を把持し、
    前記上部プーリと前記下部プーリを結ぶ線上の前記指針部の中間部位に前記ワイヤを固定するワイヤ固定部を設け、かつ、前記ワイヤ固定部に前記ワイヤを固定したことを特徴とするセンターレス指針式表示装置。
  2. 前記指針部の上部に2個のプーリを設け、前記上部の2個のプーリを結ぶ直角二等分線上に前記下部のプーリを設けたことを特徴とする請求項1記載のセンターレス指針式表示装置。
  3. 指針を支持する指針部と前記指針部を搬送する略半円弧状又は楕円形状をした搬送部とを備えた指針移動装置と、中心近傍に開口部を有する半円板状の目盛板で塞がれるケース本体から成る収納ケースと、を有し、前記指針移動装置を前記収納ケース内に収納して前記指針が前記目盛板の目盛を指示するようにしたセンターレス指針式表示装置において、
    前記搬送部がガイドレールと前記ガイドレールに沿って移動するワイヤを備え、
    前記指針部が、上部プーリを支持する第1支持部材と下部プーリを支持する第2支持部材を備えかつスプリングの下部で前記第1支持部材を押圧しかつスプリングの上部で前記第2支持部材を押圧するようにスプリングを、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に介在させることで、前記第1支持部の上部プーリと前記第2支持部の下部プーリでそれぞれ前記ガイドレールの上部と下部を把持し、
    前記第2支持部材にストッパー用爪を形成し、かつ、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを組み合わせた状態で前記ストッパー用爪が挿入する規制用穴部を前記第1支持部材に形成したことを特徴とするセンターレス指針式表示装置。
  4. 指針を支持する指針部と前記指針部を搬送する略半円弧状又は楕円形状をした搬送部とを備えた指針移動装置と、中心近傍に開口部を有する半円板状の目盛板で塞がれるケース本体から成る収納ケースと、を有し、前記指針移動装置を前記収納ケース内に収納して前記指針が前記目盛板の目盛を指示するようにしたセンターレス指針式表示装置において、
    前記搬送部が断面が縦コ字状をしたガイドレールと前記ガイドレールに沿って移動するワイヤを備え、
    前記指針部が、上部プーリを支持する第1支持部と下部プーリを支持する第2支持部を備えかつスプリングの下部で前記第1支持部材を押圧しかつスプリングの上部で前記第2支持部材を押圧するようにスプリングを、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に介在させることで、前記第1支持部の上部プーリと前記第2支持部の下部プーリでそれぞれ前記ガイドレールの上部と下部を把持し、
    前記上部プーリと前記下部プーリを結ぶ線上の前記指針部の中間部位に前記ワイヤを固定するワイヤ固定部を設け、かつ、前記ワイヤ固定部に前記ワイヤを固定し、
    さらに、前記第2支持部材にストッパー用爪を形成し、かつ、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを組み合わせた状態で前記ストッパー用爪が挿入する規制用穴部を前記第1支持部材に形成したことを特徴とする請求項1または2記載のセンターレス指針式表示装置。
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