JP2011256000A - 押釦誤操作防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤操作防止板の取り付けに際しての押釦の周囲の干渉物による制約を緩和させることができる押釦誤操作防止装置の提供。
【解決手段】本発明は、例えばエレベータの操作盤に備えられ押圧操作に応じて信号を出力する押釦17の表面を被覆可能で、その表面が鉛直方向に沿うように配置された誤操作防止板2と、押釦17の周囲の板体22部分に配設され、誤操作防止板2を回動可能に支持する支持軸16とを備え、誤操作防止板2に支持軸16が挿入される貫通穴13を設けたものにあって、誤操作防止板2の回動角度を、誤操作防止板2が押釦17の表面を被覆する位置から、誤操作防止板2が押釦17の表面を被覆しない位置までの角度に規定し、且つ、その角度が鋭角となるように保つストッパ4を備えた構成にしてある。
【選択図】図5

Description

本発明は、エレベータの乗かご等に備えられ、押圧操作に応じて信号を出力する押釦の表面を被覆可能な誤操作防止板を有する押釦誤操作防止装置に関する。
一般に、機械の操作に関連して設置される操作盤に設けられる通常の押釦は、押圧操作に応じて本来の機能を実現させる信号を出力するものであるが、このような通常の押釦とは別に、非常時等に押圧操作されて信号を出力する押釦が操作盤に設けられることも多い。例えばエレベータにあっては、乗かご内に設置された操作盤に、通常の押釦とは別に、乗かごに閉じ込められた乗客が外部へ連絡するための押釦、すなわち非常呼釦が設けられている。しかし、このような非常呼釦は、通常の押釦とともに操作盤に並設されるために、誤操作を生じることがある。
このようなことから従来、特許文献1に、押圧操作に応じて信号を出力する特定の押釦の表面を被覆可能であって、その表面が鉛直方向に沿うように配置された誤操作防止板と、押釦の直上位置に配設され、誤操作防止板を回動可能に垂下させる支持軸とを備え、誤操作防止板に支持軸が挿入される貫通穴を設けた構成が開示されている。このように構成されたものでは、誤操作防止板が特定の押釦を被覆することによって、通常の押釦の操作時に誤って特定の押釦が誤操作されることを防ぐことができるとともに、必要時には誤操作防止板を支持軸を中心に回動させることにより、特定の押釦を押圧操作することができる。
特開平5−193848号公報
前述した従来技術は、押釦の直上位置に誤操作防止板を垂下させる支持軸を配設しなければならないことから、押釦の直上に外部連絡装置の通話穴部等の何らかの干渉物が存在する場合には誤操作防止板を取り付けることができない、すなわち、誤操作防止板の取り付けに際して押釦の周囲の干渉物によって制約を受けやすい問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、誤操作防止板の取り付けに際しての押釦の周囲の干渉物による制約を緩和させることができる押釦誤操作防止装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る押釦誤操作防止装置は、押圧操作に応じて信号を出力する押釦の表面を被覆可能で、その表面が鉛直方向に沿うように配置された誤操作防止板と、前記押釦の周囲に配設され、前記誤操作防止板を回動可能に支持する支持軸とを備え、前記誤操作防止板に前記支持軸が挿入される貫通穴を設けた押釦誤操作防止装置において、前記誤操作防止板の回動角度を、前記誤操作防止板が前記押釦の前記表面を被覆する位置から、前記誤操作防止板が前記押釦の前記表面を被覆しない位置までの角度に規定し、且つ、その角度が鋭角となるように保つストッパを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、被覆する押釦の表面に対向するように誤操作防止板をその表面が鉛直方向に沿うように配置した状態にあって、誤操作防止板の中央部を通る水平線上に、または、その水平線よりも上方領域に、誤操作防止板を回動可能に支持する支持軸を配置すれば、ストッパによって誤操作防止板は、押釦の表面を被覆する位置から押釦の表面を被覆しない位置までの回動が許容されることから、押釦の押圧操作を要しないときには、誤操作防止板によって押釦を被覆し、この押釦の誤操作を防止でき、また、押釦の押圧操作を要するときには、支持軸を回動中心として誤操作防止板を押釦を被覆しない位置まで回動させることにより、押釦の押圧操作が可能になる。この場合、ストッパによって誤操作防止板の回動角度が鋭角に保たれることから、押釦の押圧操作を要しなくなったときには、支持軸を回動中心として誤操作防止板を自重によって元の位置まで回動させ、この誤操作防止板によって再び押釦を被覆させることができる。
すなわち、本発明は、押釦の表面に対向するように誤操作防止板を配置したときに、誤操作防止板を支持する支持軸の配置領域を、誤操作防止板の中央部を通る水平線の領域、及びこの水平線の上方領域とすることができる。したがって、押釦の周囲に干渉物が存在する場合でも、前述の領域内の干渉物と干渉しない位置に誤操作防止板を配置することが可能となり、誤操作防止板の取り付けに際しての押釦の周囲の干渉物による制約を緩和させることができる。
また本発明は、前記発明において、エレベータの操作盤に備えられる板体に取り付けられ、前記誤操作防止板の前記貫通穴に挿入された前記支持軸が挿入される穴を有し、前記押釦の周囲に配設される前記板体部分に取り付けられる台座を備え、前記台座に前記ストッパを設け、このストッパは前記誤操作防止板の側面に当接してこの誤操作防止板の回動を規制するものから成ることを特徴としている。
このように構成した本発明は、誤操作防止板を回動可能に支持する支持軸を保持する台座に、ストッパを設けたことから、部材数を少なくすることができる。
また本発明は、前記発明において、前記支持軸にねじ部を形成するとともに、前記支持軸に前記誤操作防止板の前記支持軸の軸方向に対する移動を規制する頭部を設け、前記台座の前記穴は、前記支持軸の前記ねじ部が螺合するねじ穴から成ることを特徴としている。
このように構成した本発明は、誤操作防止板を交換する必要が生じた場合には、支持軸を回転させて支持軸のねじ部と台座のねじ穴との螺合を解き、台座のねじ穴から支持軸を抜き取ることにより、誤操作防止板を台座から容易に取り外すことができる。
また本発明は、前記発明において、前記ストッパと前記誤操作防止板の前記側面との間に、前記誤操作防止板を前記押釦を被覆する方向に付勢する弾性体を設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、例えば、誤操作防止板が押釦の表面に対向するように台座を配置した状態にあって、誤操作防止板の中央部を通る水平線よりも下方領域に支持軸、すなわち台座の穴が位置するようにこの台座を配置した場合でも、誤操作防止板を押釦を被覆しない位置まで回動させた後、押釦の押圧操作を要しなくなったときには、弾性体の付勢力によって誤操作防止板を元の位置まで回動させ、この誤操作防止板によって再び押釦を被覆させることができる。
また本発明は、前記発明において、前記誤操作防止板の裏面の前記押釦を被覆しない部分に、前記誤操作防止板に与えられる押圧力に対して前記誤操作防止板を補強する補強材を設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、悪戯等によって誤操作防止板に押圧力が与えられても、補強材によって誤操作防止板の撓み変形を少なく抑えることができ、誤操作防止板の耐久性を向上させることができる。
また本発明は、前記発明において、前記誤操作防止板に、回動した前記誤操作防止板を元の位置に戻す復帰力を付与する偏芯重りを設けたことを特徴とする押釦誤操ことを特徴としている。
このように構成した本発明は、押釦の表面に対向するように誤操作防止板を配置した状態にあって、誤操作防止板の中央部を通る水平線の領域に、または、その水平線よりも上方領域に、支持軸すなわち台座の穴が位置するように台座を配置した場合には、誤操作防止板を押釦を被覆しない位置まで回動させた後、押釦の押圧操作を要しなくなったときには、誤操作防止板の自重に加えて、偏芯重りの自重によって、誤操作防止板を元の位置まで回動させ、この誤操作防止板によって再び押釦を被覆させることができる。
本発明は、誤操作防止板の回動角度を、誤操作防止板が押釦の表面を被覆する位置から、誤操作防止板が押釦の表面を被覆しない位置までの角度に規定し、且つ、その角度が鋭角となるように保つストッパを備えたことから、押釦の表面に対向するように誤操作防止板を配置したときに、誤操作防止板を支持する支持軸の配置領域を、誤操作防止板の中央部を通る水平線の領域、及びこの水平線の上方領域とすることができる。したがって、押釦の周囲に干渉物が存在する場合でも、前述の領域内の干渉物と干渉しない位置に誤操作防止板を配置することが可能となり、誤操作防止板の取り付けに際しての押釦の周囲の干渉物による制約を従来よりも緩和させることができる。これにより、押釦の周囲に配置された干渉物の影響を受けることなく、誤操作防止板、支持軸、及びストッパの形状寸法の標準化が可能になり、従来では困難であった当該押釦誤操作防止装置の量産化を実現させることができる。これに伴って本発明は、当該誤操作防止装置の1台当りの製造コストを従来に比べて低減させることができる。
本発明に係る押釦誤操作防止装置の第1実施形態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態を示す分解斜視図である。 第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置が取り付けられるエレベータの乗かごの操作盤を示す正面図である。 第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置を図4に示す操作盤に取り付ける手順を説明する図である。 第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置が取り付けられたエレベータの乗かごの操作盤を示す正面図である。 第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置の取り付け形態の各例を示す図である。 本発明の第2実施形態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態を裏面側から見た斜視図である。 本発明の第3実施形態の側面図である。 本発明の第3実施形態を示す分解斜視図である。 第3実施形態に備えられる銘板と偏芯重りとの取り付け関係を示す斜視図である。
以下、本発明に係る押釦誤操作防止装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1〜3は本発明に係る押釦誤操作防止装置の第1実施形態を示す図で、図1は斜視図、図2は側面図、図3は分解斜視図である。また、図4は第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置が取り付けられるエレベータの乗かごの操作盤を示す正面図である。
本発明に係る押釦誤操作防止装置の第1実施形態は、例えば図4に示すように、エレベータの乗かごの操作盤に設けられ、非常時に押圧操作される押釦17の誤操作を防止するために、押釦17の周囲の板体22に設けられるものであり、例えば押釦17の直上には点字銘板等の干渉物18が存在している。
本発明の第1実施形態は、図1〜3に示すように、押圧操作に応じて信号を出力する前述の押釦17の表面を被覆可能で、その表面が鉛直方向に沿うように配置された誤操作防止板2と、押釦17の周囲に配置され、誤操作防止板2を回動可能に支持する支持軸16とを備え、誤操作防止板2には支持軸16が挿入される貫通穴13を設けてある。この第1実施形態は、誤操作防止板2の回動角度を図1,3の矢印7で示すように、誤操作防止板2が押釦17の表面を被覆する位置から、誤操作防止板2が押釦17の表面を被覆しない位置までの角度に規定し、且つ、その角度が鋭角(<90°)となるように保つストッパ4を備えている。
この第1実施形態は、誤操作防止板2の貫通穴13に挿入された支持軸16が挿入される穴、例えばねじ穴1を有し、押釦17の周囲に配設される前述の板体22部分に取り付けられる台座6を備えており、この台座6に前述のストッパ4を設けてある。このストッパ4は誤操作防止板2の側面7Aに当接して、この誤操作防止板2の回動を規制するものから成っている。
台座6の底部には板体22に接着される接着部5を設けてある。また、支持軸16は、台座6のねじ穴1に螺合するねじ部14を有する。この支持軸16は図2,3等に示すように、誤操作防止板2の支持軸16の軸方向に対する移動を規制する頭部15を有している。この支持軸16の頭部15は、当該支持軸16のねじ部14、誤操作防止板2の貫通穴13、台座6のねじ穴1、及び台座6のストッパ4を覆い隠すように、ねじ部14の径寸法に比べて十分に大きな径寸法を有する扁平な形状に形成してある。このように支持軸16の頭部15の形状を扁平にしてあることにより、誤操作防止装置2が支持軸16を回動中心として回動することを、押釦17の使用者以外には気付かせ難くしている。
誤操作防止板2には、例えば円形の貼付面12を形成してあり、この貼付面12に、前述した押釦17がどのような目的で設けられているものであるかを表す標示、例えば文字標示8を有する銘板10が貼り付けられる。銘板10は裏面に誤操作防止板2の貼付面12に接着する接着部9を有している。また、図3に示すように、誤操作防止板2の貼付面12の貫通穴13側に位置する周縁部には、貼付面12に貼り付けられる銘板10の位置合わせ部11を設けてある。この位置合わせ部11は、例えば銘板10の厚さ寸法に応じて貼付面12から突出するように設けてある。
図2に示す台座6の接着部5が形成される底面と、誤操作防止板2の裏面との間の寸法は、操作盤の板体22から突出する押釦17の部分の寸法よりも十分に大きく設定してある。
図5は、第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置を図4に示す操作盤に取り付ける手順を説明する図である。この図5においては、説明を分かりやすくするために支持軸16を除いて示してある。
第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置を、図4に示す押釦17に関連させて板体22に取り付ける際には、例えば図2に示す状態から銘板10だけを除くようにして組立てたものを用意し、図5の(a)図に示すように、まず押釦17を誤操作防止板2の貼付面12の裏面が被覆するようにこの誤操作防止板2を配置し、その状態における台座6を板体22上に位置決めする。次に、同図5の(b)図の矢印20に示すように、台座6に設けたストッパ4が誤操作防止板2の下側の側面7Aに当接するまで台座6を、ここでは図示しない支持軸16を回動中心として反時計回りに回動させる。この状態で、台座6の接着部5を板体22に接着させる。次に、同図5の(c)図に示すように、誤操作防止板2の貼付面12に、文字標示8の位置を正しく調整した状態の銘板10を貼り付ける。
このようにして図4に示す操作盤の板体22に取り付けたこの第1実施形態にあっては、押釦17の押圧操作を要しないときには、同図5の(c)図に示すように、誤操作防止板2によって押釦17が被覆される。これにより押釦17の誤操作を防止できる。また、押釦17の押圧操作を要するときには、押釦17の使用者23は同図5の(d)図の矢印24で示すように誤操作防止板2を、押釦17を被覆しない位置まで反時計回りに回動させればよい。これにより押釦17の押圧操作が可能となる。
なお、説明を容易にするために例えば今は、同図5の(c)図に示す状態では、同図5の(d)図に例示するように、ここでは図示しない支持軸16が挿入される誤操作防止板2の貫通穴13、すなわち台座6のねじ穴1が、誤操作防止板2の中央部を通る水平線25上の領域に位置するように、台座6が板体22に取り付けられているものとする。
この第1実施形態にあっては、同図5の(d)図に示すように、誤操作防止板2を台座6のストッパ4に当接するまで矢印24方向に回動させた場合でも、誤操作防止板2の回動角度は、水平線25と垂線26の成す角度である90°よりも小さな矢印3に示す鋭角となる。
押釦17の押圧操作を要さなくなったときには、誤操作防止板2に付与していた回動力を除くことにより、同図5の(e)図の矢印27に示すように、誤操作防止板2はここでは図示しない支持軸16を回動中心として自重によって元の位置まで回動する。したがって、誤操作防止板2によって再び押釦17が被覆される状態となる。
なお、誤操作防止板2の回動角度を、90°よりも大きな鈍角に設定した場合には、誤操作防止板2が回動し過ぎて自重では元の位置に戻らなくなることが起こり得る。
図6は、第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置が取り付けられたエレベータの乗かごの操作盤を示す正面図である。
前述した図5に示した取り付け位置とは異なっているが、この第1実施形態にあっては、前述した図5に示したのと同様の手順によって、例えば図6に示すように干渉物18に干渉しない操作盤の板体22の位置に台座6を取り付けて、押釦17を被覆することができる。
図7は、第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置の取り付け形態の各例を示す図である。この図7にあっても、説明を分かりやすくするために支持軸16を除いて示してある。
図7の(a)(b)(c)に示すように、エレベータの乗かごの操作盤に備えられる板体22への、第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置の取り付け形態は種々の形態を取りうる。同図7の(a)図に示すように、誤操作防止板2の貼付面12の裏面によって操作盤上の押釦17を被覆した状態にあって、誤操作防止板2の貼付面12の中央部分を通る水平線25上の誤操作防止板2の左側位置に台座6を配置して、この台座6を板体22に取り付ける形態の他に、干渉物18の位置を避けるように、例えば同図7の(b)図に示すように、誤操作防止板2の上方位置に台座6を配置して、この台座6を板体22に取り付ける形態にしてもよく、また、同図7の(c)図に示すように、水平線25上の誤操作防止板2の右側位置に台座6を配置して、この台座6を板体22に取り付ける形態にしてもよい。すなわち、この第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置は、誤操作防止板2の貼付面12の裏面によって押釦17を被覆した状態にあって、誤操作防止板2の貼付面12の中央部を通る水平線29の領域、及び水平線25の上方領域29に、台座6のねじ穴1、すなわち支持軸16が位置するように台座6を配置することができる。
なお、同図7の(d)図に示すように、台座6のストッパ4と、誤操作防止板2の側面7Aのそれぞれとの間に、誤操作防止板2を押釦17を被覆する方向に付勢する弾性体31を設けるようにすると、誤操作防止板2の貼付面12の裏面によって押釦17を被覆した状態にあって、誤操作防止板2の貼付面12の中央部を通る水平線25の下方領域30に、誤操作防止板2の貫通穴13及び台座6のねじ穴1、すなわちここでは図示しない前述の支持軸16が位置するように台座6を配置することができる。
この図7の(d)図に示すように、弾性体31を備えたものにあっては、誤操作防止板2を押釦17を被覆しない位置まで回動させた後、押釦17の押圧操作を要しなくなったときには、弾性体31の付勢力によって誤操作防止板2を元の位置まで回動させ、この誤操作防止板2によって再び押釦17を被覆させることができる。
以上のように構成した第1実施形態に係る押釦誤操作防止装置によれば、前述したように、誤操作防止板2の回動角度を、誤操作防止板2が押釦17の表面を被覆する位置から、誤操作防止板2が押釦17の表面を被覆しない位置までの角度に規定し、且つ、その角度が鋭角となるように保つストッパ4を備えたことから、押釦17の表面に対向するように誤操作防止板2を配置したときに、誤操作防止板2を支持する支持軸16の配置領域を、誤操作防止板2の中央部を通る水平線25の領域、及びこの水平線25の上方領域29とすることができる。したがって、押釦17の周囲に干渉物18が存在する場合でも、前述の領域内の干渉物18と干渉しない位置に台座6、すなわち誤操作防止板2を配置することが可能になり、誤操作防止板2の板体22への取付に際しての押釦17の周囲の干渉物18による制約を緩和させることができる。これにより、押釦17の周囲に配置された干渉物18の影響を受けることなく、誤操作防止板2、支持軸16、及びストッパ4を含む台座6のそれぞれの形状寸法の標準化が可能になり、当該押釦誤操作防止装置の量産化を実現させることができる。これに伴って、当該押釦誤操作防止装置の1台当りの製造コストを低減させることができる。
また、誤操作防止板2を回動可能に支持する支持軸16を保持する台座6に、ストッパ4を設けたことから、部材数を少なくすることができ、実用性、利便性に富む。
また、破損等に伴って誤操作防止板2を交換する必要を生じた場合には、あるいは耐久性の劣化や故障により押釦17を交換する必要が生じた場合には、台座6のねじ穴1に螺合している支持軸16を回転させて、支持軸16のねじ部14と台座6のねじ穴1との螺合を解き、台座6のねじ穴1から支持軸16を抜き取ることにより、誤操作防止板2を台座6から容易に取り外すことができる。これにより、誤操作防止板2の交換作業、あるいは押釦17の交換作業を能率良く行なうことができる。
図8は、本発明の第2実施形態を示す側面図である。
この図8に示す第2実施形態は、誤操作防止板2の裏面の押釦17を被覆しない部分、例えば貫通穴13が形成されている端部側とは反対側に位置する誤操作防止板2の端部側に、矢印2Aに示すように誤操作防止板2の表面側に与えられる押圧力に対して誤操作防止板2を補強する補強材32を設けた構成にしてある。この補強材32の厚さ寸法は、例えば台座6の底面と、誤操作防止板2の裏面との間の寸法と等しい寸法に設定してある。当該第2実施形態に係る押釦誤操作防止装置を、例えば前述したエレベータの操作盤の乗かごに備えられる板体22に取り付けた際には、この補強材32の裏面が板体22に当接するようになっている。その他の構成は前述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第2実施形態も、基本構成は前述した第1実施形態と同等であるので、第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。また、この第2実施形態は、悪戯等によって誤操作防止板2の表面に押圧力が与えられても、補強材32によって誤操作防止板2の撓み変形を少なく抑えることができ、誤操作防止板2の耐久性を向上させることができる。したがって、信頼性の高い押釦誤操作防止装置を実現させることができる。
図9〜12は、本発明の第3実施形態を示す図で、図9は裏面側から見た斜視図、図10は側面図、図11は分解斜視図、図12は第3実施形態に備えられる銘板と偏芯重りとの取り付け関係を示す斜視図である。
この第3実施形態は、誤操作防止板2の例えば裏面側に、回動した誤操作防止板2を元の位置に戻す復帰力を付与する偏芯重り35を設けたものである。
すなわち、この第3実施形態は図10〜12に示すように、例えば銘板10の裏面の中央位置に軸33を設けてあり、誤操作防止板2の貼付面12の中央位置に軸33が相対的回動自在に挿入される貫通穴34を形成してある。また、誤操作防止板2の裏面側に例えば円形板状の偏芯重り35を設けてあり、この偏芯重り35の中央位置から離れた周縁部付近に、軸33が嵌入される有底の穴36を形成してある。図10に示すように、偏芯重り35の厚さ寸法は、台座6の接着部5が形成されている底面と、誤操作防止板2の裏面との間の寸法よりも小さな寸法に設定してある。また例えば、前述したエレベータの乗かごの操作盤に備えられる板体22に設けた押釦17の、板体22からの突出寸法に比べて、台座6の底面と、この底面側に位置する偏芯重り35の裏面との間の寸法が大きくなるように、偏芯重り35を軸33に取り付けてある。その他の基本構成は前述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第3実施形態も、基本構成は前述した第1実施形態と同等であるので、第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。また、この第3実施形態は、例えば前述したエレベータの乗かごの操作盤に備えられる押釦17の表面に対向するように誤操作防止板2の貼付面12の裏面を配置した状態にあって、図7の(a)〜(c)図に示すように、誤操作防止板2の中央部を通る水平線25の領域に、または、その水平線25よりも上方領域29に、支持軸16すなわち台座6のねじ穴1が位置するように台座6を配置した場合には、誤操作防止板2を押釦17を被覆しない位置まで回動させた後、押釦17の押圧操作を要しなくなったときには、誤操作防止板2の自重に加えて、偏芯重り35の自重によって、誤操作防止板2を元の位置まで回動させ、この誤操作防止板2によって再び押釦17を被覆させることができる。
また、この第3実施形態は、銘板10と偏芯重り35とが一体となって、誤操作防止板2に対して相対的回動可能となっているので、誤操作防止板2を回動させた際にも、偏芯重り35の自重により常に銘板10は一定の向きを保持することができる。すなわち、銘板10の文字標示8を常に読み易い正しい当初の位置に保つことができ、押釦17の使用者23に対する利便性を高めることができる。したがって、誤操作防止板2の貼付面12に対して銘板10を貼り直して文字標示8の位置を調整する等の煩雑な作業を要することがない。
また、偏芯重り35の厚さ寸法を、台座6の底面と誤操作防止板2の裏面との間の寸法よりも小さくし、また、台座6の底面と偏芯重り35の裏面との間の寸法を、押釦17の板体22からの突出寸法に比べて大きく設定してあることから、誤操作防止板2が押圧された際に、偏芯重り35が押釦17に当接することを防止でき、信頼性の高い押釦誤操作防止装置を実現させることができる。
1 ねじ穴
2 誤操作防止板
4 ストッパ
6 台座
7A 側面
8 文字標示
10 銘板
11 位置合わせ部
13 貫通穴
14 ねじ部
15 頭部
16 支持軸
17 押釦
18 干渉物
22 板体
25 水平線
26 垂線
29 上方領域
30 下方領域
31 弾性体
32 補強材
33 軸
34 貫通穴
35 偏芯重り
36 穴

Claims (6)

  1. 押圧操作に応じて信号を出力する押釦の表面を被覆可能で、その表面が鉛直方向に沿うように配置された誤操作防止板と、前記押釦の周囲に配設され、前記誤操作防止板を回動可能に支持する支持軸とを備え、前記誤操作防止板に前記支持軸が挿入される貫通穴を設けた押釦誤操作防止装置において、
    前記誤操作防止板の回動角度を、前記誤操作防止板が前記押釦の前記表面を被覆する位置から、前記誤操作防止板が前記押釦の前記表面を被覆しない位置までの角度に規定し、且つ、その角度が鋭角となるように保つストッパを備えたことを特徴とする押釦誤操作防止装置。
  2. 請求項1に記載の押釦誤操作防止装置において、
    エレベータの操作盤に備えられる板体に取り付けられ、
    前記誤操作防止板の前記貫通穴に挿入された前記支持軸が挿入される穴を有し、前記押釦の周囲に配設される前記板体部分に取り付けられる台座を備え、
    前記台座に前記ストッパを設け、このストッパは前記誤操作防止板の側面に当接してこの誤操作防止板の回動を規制するものから成ることを特徴とする押釦誤操作防止装置。
  3. 請求項2に記載の押釦誤操作防止装置において、
    前記支持軸にねじ部を形成するとともに、前記支持軸に前記誤操作防止板の前記支持軸の軸方向に対する移動を規制する頭部を設け、
    前記台座の前記穴は、前記支持軸の前記ねじ部が螺合するねじ穴から成ることを特徴とする押釦誤操作防止装置。
  4. 請求項2に記載の押釦誤操作防止装置において、
    前記ストッパと前記誤操作防止板の前記側面との間に、前記誤操作防止板を前記押釦を被覆する方向に付勢する弾性体を設けたことを特徴とする押釦誤操作防止装置。
  5. 請求項2に記載の押釦誤操作防止装置において、
    前記誤操作防止板の裏面の前記押釦を被覆しない部分に、前記誤操作防止板に与えられる押圧力に対して前記誤操作防止板を補強する補強材を設けたことを特徴とする押釦誤操作防止装置。
  6. 請求項2に記載の押釦誤操作防止装置において、
    前記誤操作防止板に、回動した前記誤操作防止板を元の位置に戻す復帰力を付与する偏芯重りを設けたことを特徴とする押釦誤操作防止装置。
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