JP2011255174A5 - X線装置および医用ラジオグラフィx線撮影システム - Google Patents
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X線装置に関する課題は、本発明によれば、検査対象に照射するための準単色X線を発生するためのX線装置であって、
多色X線を放射するための点状のX線源と、多色X線を回折させるための回折装置とを備え、
回折装置が、結晶材料からなり平らな表面を備えたスーパーミラーを有し、そのスーパーミラーにおいて結晶材料が結晶格子の格子面間隔の少なくとも1つの連続的な変化を有し、
X線源および回折装置は、多色X線の一部からスーパーミラーでのブラッグ反射によって準単色X線が発生されるように配置されていることによって解決される(請求項1)。
X線装置に関する本発明の実施態様は次の通りでる。
・結晶材料が、表面に沿った少なくとも1つの方向に格子面間隔の連続的な変化を有する(請求項2)。
・結晶材料が、表面に対して垂直方向に格子面間隔の連続的な変化を有する(請求項3)。
・多色X線の他の部分が、透過および/または吸収される(請求項4)。
・準単色X線が、最小で40keVと最大で90keVとの間の量子エネルギーを有する(請求項5)。
・表面に沿った結晶格子の格子面間隔の変化、特に連続的な変化は、スーパーミラーがそれの表面上に格子面間隔の直線状の互いに平行な等位線を有するように形成されている(請求項6)。
・表面に沿った結晶格子の格子面間隔の変化、特に連続的な変化は、スーパーミラーがそれの表面上に格子面間隔の円弧状の等位線を有するように形成されている(請求項7)。
・スーパーミラーは、X線源に対して、等位線がスーパーミラーへのX線の中心ビームの投影に対して垂直であるように配置されている(請求項8)。
・スーパーミラーは、それの表面に対して垂直方向に位置調整可能であるように配置されている(請求項9)。
・スーパーミラーが、ニッケルと炭素との材料組合せ、又はモリブデンとケイ素との材料組合せ、又はタングステンとケイ素との材料組合せから形成されている(請求項10)。
・スーパーミラーの格子結晶が、最小で0.02nmと最大で0.25nmとの間の格子面間隔を有する(請求項11)。
・スーパーミラーの裏面が高吸収材料、特に鉛でコーティングされているか又は覆われている(請求項12)。
医用ラジオグラフィX線撮影システムに関する課題は、本発明によれば、医用ラジオグラフィX線撮影システムが、本発明による準単色X線を発生するためのX線装置とX線検出器とを有することによって解決される(請求項13)。
多色X線を放射するための点状のX線源と、多色X線を回折させるための回折装置とを備え、
回折装置が、結晶材料からなり平らな表面を備えたスーパーミラーを有し、そのスーパーミラーにおいて結晶材料が結晶格子の格子面間隔の少なくとも1つの連続的な変化を有し、
X線源および回折装置は、多色X線の一部からスーパーミラーでのブラッグ反射によって準単色X線が発生されるように配置されていることによって解決される(請求項1)。
X線装置に関する本発明の実施態様は次の通りでる。
・結晶材料が、表面に沿った少なくとも1つの方向に格子面間隔の連続的な変化を有する(請求項2)。
・結晶材料が、表面に対して垂直方向に格子面間隔の連続的な変化を有する(請求項3)。
・多色X線の他の部分が、透過および/または吸収される(請求項4)。
・準単色X線が、最小で40keVと最大で90keVとの間の量子エネルギーを有する(請求項5)。
・表面に沿った結晶格子の格子面間隔の変化、特に連続的な変化は、スーパーミラーがそれの表面上に格子面間隔の直線状の互いに平行な等位線を有するように形成されている(請求項6)。
・表面に沿った結晶格子の格子面間隔の変化、特に連続的な変化は、スーパーミラーがそれの表面上に格子面間隔の円弧状の等位線を有するように形成されている(請求項7)。
・スーパーミラーは、X線源に対して、等位線がスーパーミラーへのX線の中心ビームの投影に対して垂直であるように配置されている(請求項8)。
・スーパーミラーは、それの表面に対して垂直方向に位置調整可能であるように配置されている(請求項9)。
・スーパーミラーが、ニッケルと炭素との材料組合せ、又はモリブデンとケイ素との材料組合せ、又はタングステンとケイ素との材料組合せから形成されている(請求項10)。
・スーパーミラーの格子結晶が、最小で0.02nmと最大で0.25nmとの間の格子面間隔を有する(請求項11)。
・スーパーミラーの裏面が高吸収材料、特に鉛でコーティングされているか又は覆われている(請求項12)。
医用ラジオグラフィX線撮影システムに関する課題は、本発明によれば、医用ラジオグラフィX線撮影システムが、本発明による準単色X線を発生するためのX線装置とX線検出器とを有することによって解決される(請求項13)。
更に、本発明は、準単色X線を発生するためのX線装置とX線検出器とを備えた医用ラジオグラフィX線撮影システムを含む。
スーパーミラーの裏面は例えば鉛でコーティングされるか又は覆われるとよい。このようにして、反射されないX線は吸収され、スーパーミラーの裏面で更に広がってそこで機器又は人に被害をもたらすことはない。
1 スーパーミラー
2 多色X線源
3 X線検出器
4 X線装置
5 X線
5.1 X線
6 原子
7 格子面
8 仮想X線源
9 位置調整
10 ラジオグラフィX線撮影システム
11 検査対象
12 表面
13 入射面
14 方向
15 等位線
16 中心
2 多色X線源
3 X線検出器
4 X線装置
5 X線
5.1 X線
6 原子
7 格子面
8 仮想X線源
9 位置調整
10 ラジオグラフィX線撮影システム
11 検査対象
12 表面
13 入射面
14 方向
15 等位線
16 中心
Claims (13)
- 検査対象に照射するための準単色X線を発生するためのX線装置(4)であって、
多色X線(5)を放射するための点状のX線源(2)と、多色X線(5)を回折させるための回折装置とを備え、
回折装置が、結晶材料からなり平らな表面(12)を備えたスーパーミラー(1)を有し、そのスーパーミラー(1)において結晶材料が結晶格子の格子面間隔(d)の少なくとも1つの連続的な変化を有し、
X線源(2)および回折装置は、多色X線(5)の一部からスーパーミラー(1)でのブラッグ反射によって準単色X線(5.1)が発生されるように配置されている、X線装置。 - 結晶材料が、表面(12)に沿った少なくとも1つの方向に格子面間隔(d)の連続的な変化を有する請求項1記載のX線装置。
- 結晶材料が、表面(12)に対して垂直方向に格子面間隔(d)の連続的な変化を有する請求項1又は2記載のX線装置。
- 多色X線(5)の他の部分が、透過または吸収される請求項1から3のいずれか1項に記載のX線装置。
- 準単色X線(5.1)が、40keVと90keVとの間の量子エネルギーを有する請求項1から4のいずれか1項に記載のX線装置。
- 表面(12)に沿った結晶格子の格子面間隔(d)の連続的な変化は、スーパーミラー(1)がそれの表面(12)上に格子面間隔(d)の直線状の互いに平行な等位線(15)を有するように形成されている請求項2記載のX線装置。
- 表面(12)に沿った結晶格子の格子面間隔(d)の連続的な変化は、スーパーミラー(1)がそれの表面(12)上に格子面間隔(d)の円弧状の等位線(15)を有するように形成されている請求項2記載のX線装置。
- スーパーミラー(1)は、X線源(2)に対して、等位線(15)がスーパーミラー(1)へのX線の中心ビームの投影に対して垂直であるように配置されている請求項6又は7記載のX線装置。
- スーパーミラー(1)は、それの表面(12)に対して垂直方向に位置調整可能であるように配置されている請求項1から8のいずれか1項に記載のX線装置。
- スーパーミラー(1)が、ニッケルと炭素との材料組合せ、又はモリブデンとケイ素との材料組合せ、又はタングステンとケイ素との材料組合せから形成されている請求項1から9のいずれか1項に記載のX線装置。
- スーパーミラー(1)の格子結晶が、0.02nmと0.25nmとの間の格子面間隔(d)を有する請求項1から10のいずれか1項に記載のX線装置。
- スーパーミラー(1)の裏面が高吸収材料でコーティングされているか又は覆われている請求項1から11のいずれか1項に記載のX線装置。
- 請求項1から12のいずれか1項に記載の準単色X線(5.1)を発生するためのX線装置(4)とX線検出器(3)とを有する医用ラジオグラフィX線撮影システム。
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JP (1) | JP5848031B2 (ja) |
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WO2017009363A1 (en) | 2015-07-14 | 2017-01-19 | Koninklijke Philips N.V. | Imaging with modulated x-ray radiation |
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JP2940757B2 (ja) * | 1992-04-09 | 1999-08-25 | 理学電機工業株式会社 | X線回折分析装置 |
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JP2003255089A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-10 | Rigaku Industrial Co | X線分光素子およびそれを用いた蛍光x線分析装置 |
US6763086B2 (en) * | 2002-09-05 | 2004-07-13 | Osmic, Inc. | Method and apparatus for detecting boron in x-ray fluorescence spectroscopy |
KR100576921B1 (ko) * | 2003-01-15 | 2006-05-03 | 한국원자력연구소 | 고광도의 평행빔 생성 장치 |
DE10322137A1 (de) | 2003-05-16 | 2004-12-16 | Siemens Ag | Röntgengerät mit verbesserter Effizienz |
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2010
- 2010-06-07 DE DE102010022851.6A patent/DE102010022851B4/de active Active
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2011
- 2011-05-27 JP JP2011119336A patent/JP5848031B2/ja active Active
- 2011-06-01 CN CN201110145877.6A patent/CN102327119B/zh active Active
- 2011-06-07 US US13/154,746 patent/US8537970B2/en active Active
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