JP2001141892A - 多層膜ミラー及びx線分光器 - Google Patents

多層膜ミラー及びx線分光器

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JP2001141892A
JP2001141892A JP32110299A JP32110299A JP2001141892A JP 2001141892 A JP2001141892 A JP 2001141892A JP 32110299 A JP32110299 A JP 32110299A JP 32110299 A JP32110299 A JP 32110299A JP 2001141892 A JP2001141892 A JP 2001141892A
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Motoharu Marushita
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単色光ビームに含まれる高調波成分を容易に
除去できる多層膜ミラー提供する。 【解決手段】 基板21に多数の軽元素膜22,24及
び重元素膜23,25を交互に積層するとともに、基板
21側から数えて奇数番目の軽元素膜22の厚さdL1と
偶数番目の軽元素膜24の厚さdL2を異なる数値に設定
し、また、基板21側から数えて奇数番目の重元素膜2
3の厚さdH1と偶数番目の重元素膜25の厚さdH2とを
異なる数値に設定して、基板21側から数えて奇数番目
の軽元素膜22及び重元素膜23の厚さdL1,dH1の和
により定まるブラッグ反射条件の周期長d1と、基板2
1側から数えて偶数番目の軽元素膜24及び重元素膜2
5の厚さdL2,dH2の和により定まるブラッグ反射条件
の周期長d2とを相違させ、X線の反射率の高次ピーク
を高調波成分のエネルギー帯域から外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層膜ミラー及びX
線分光器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光速に近い速度で移動する電子がその進
行方向を磁場や電場で曲げられると、電子の軌道の接線
方向に放射光とよばれる電磁波(光)を放出する。
【0003】図20は放射光発生手段の一例を示すもの
で、1は線形加速装置であり、該線形加速装置1は、電
子(荷電粒子)eを出射する電子発生装置2と、一端が
電子発生装置2に接続された直管状の加速ダクト3と、
該加速ダクト3の内部を移動する電子eに高周波を付与
して該電子eを加速する高周波加速装置4とを有してい
る。
【0004】加速ダクト3の他端には、湾曲管状の偏向
ダクト5の一端が接続されており、偏向ダクト5には、
その内部を移動する電子eの軌道を曲げるための偏向電
磁石6が設けられている。
【0005】7はシンクロトロン(電子蓄積リング)で
あり、該シンクロトロン7は、電子eに周回軌道を形成
させるための無端状ダクト8を有しており、該無端状ダ
クト8の所要箇所には、前記の偏向ダクト5の他端が接
続されている。
【0006】この無端状ダクト8の湾曲部分には、その
内部を移動する電子eの軌道を曲げるための偏向電磁石
9が設けられ、無端状ダクト8の所要箇所には、該無端
状ダクト8の内部を移動する電子eに高周波を付与して
該電子eを加速する高周波加速装置10が設けられてい
る。
【0007】また、無端状ダクト8の所要箇所の湾曲部
には、該湾曲部において光速に近い速度で移動する電子
eの進行方向が曲げられることにより放出される放射光
ビームSを、無端状ダクト8の外部へ導くためのビーム
ライン11の一端が接続され、ビームライン11の他端
には、放射光ビームSを照射光源とする実験を行なう実
験装置12が設けられている。
【0008】更に、ビームライン11の他端には、ビー
ムライン11の内部を真空状態に保持するためのベリリ
ウム窓(図示せず)が設けられている。
【0009】図20に示す放射光発生手段によって放射
光ビームSを放出させる際には、加速ダクト3、偏向ダ
クト5、無端状ダクト8、ビームライン11の内部を超
高真空状態に減圧して、電子eが光速に近い速度で移動
できるようにする。
【0010】次いで、電子発生装置2から電子eを出射
させると、該電子eは、高周波加速装置4で加速され且
つ偏向電磁石6により軌道を曲げられて、無端状ダクト
8に入射する。
【0011】また、無端状ダクト8に入射した電子e
は、高周波加速装置10で加速されるとともに、偏向電
磁石9により各湾曲部において軌道を曲げられ、これに
より、電子eの軌道の接線方向へ放射光ビームSが放出
される。
【0012】更に、無端状ダクト8の所定箇所の湾曲部
において放出される放射光ビームSは、ビームライン1
1を経て実験装置12に入射する。
【0013】この放射光ビームSは、無端状ダクト8を
周回する電子eの軌道上を発光点として進行方向へ拡が
る発散光であり、可視領域からX線領域にわたる電磁波
を含んでいる。
【0014】そこで、実験装置12においてX線領域の
電磁波を用いた実験を行なう場合には、X線分光器によ
り、放射光ビームSに含まれているX線領域の電磁波を
選択的に得るようにしている。
【0015】図15はX線分光器の一例を示すもので、
このX線分光器は、放射光ビームS進行方向側方から見
て凹湾曲面状に形成された反射面を有する前置ミラー1
8と、珪素(Si)あるいはゲルマニウム(Ge)など
の結晶体19と、白金(Pt)を石英などの基板に蒸着
させた全反射ミラー20とを備えている。
【0016】前置ミラー18、結晶体19、全反射ミラ
ー20は、放射光ビームSが前置ミラー18を経て結晶
体19に入射し、ブラッグ反射により結晶体19から出
射されるX線領域の単色光ビームS1が全反射ミラー2
0に斜入射するように、ビームライン11(図20参
照)に内装されている。
【0017】図16は、全反射ミラー20に対する単色
光ビームS1の入射角とエネルギーが10keVのX線
の反射率σとの関係を示すグラフ、また、図17は、X
線のエネルギーと全反射ミラー20によるX線の反射率
σとの関係を示すグラフであり、全反射ミラー20に対
する単色光ビームS1の入射角を7mradに設定する
と、エネルギーが10keVのX線の反射率σは0.8
程度に、エネルギーが20keVのX線の反射率σは
0.01程度になる。
【0018】ここで、X線のエネルギーと波長との関係
は、下記のように表される。
【0019】
【数1】 E(keV)=1.23984247/λ(nm) E:エネルギー(keV) λ:波長(nm)
【0020】すなわち、図15に示すX線分光器では、
全反射ミラー20によりエネルギーが10keVのX線
(基本波)を主に反射し且つエネルギーが20keVの
X線(高調波)を除去している。
【0021】図18、図19はX線分光器の他の例を示
すもので、このX線分光器は、略水平に出射される放射
光ビームSの光路の一側に配置され且つ当該光路に対し
て垂直な基準面13aを有する基盤13と、放射光ビー
ムSの光路の他側に配置され且つ基盤13の放射光ビー
ムS進行方向上流寄り部分に変位可能に取り付けた第1
のホルダ14と、放射光ビームSの光路の一側に配置さ
れ且つ基盤13の放射光ビームS進行方向下流寄り部分
に変位可能に取り付けた第2のホルダ15と、結晶面1
6a,17aに入射する放射光ビームSの角度(ブラッ
グ角)に応じてX線領域の電磁波を反射する第1の結晶
体16及び第2の結晶体17とを備えている。
【0022】第1のホルダ14と基盤13との間には、
放射光ビームSの光軸Oに交差して上下に延びる第1の
縦軸Y1を中心に第1のホルダ14を左右α1方向へ揺
動させるヨーイング機構と、第1のホルダ14を基盤1
3の基準面13aに沿って第1の縦軸Y1に直交する前
後x1方向へ移動させる前進後退機構と、第1の縦軸Y
1に沿って第1のホルダ14を上下y1方向へ移動させ
る昇降機構と、第1の縦軸Y1に直交する第1の横軸X
1を中心に第1のホルダ14を左右β1方向へ傾動させ
るローリング機構とが介在しており、放射光ビームSの
光軸Oに対して第1の縦軸Y1が常時交差している。
【0023】第1のホルダ14の放射光ビームSの光路
側に位置する腹面14a及びその背面14bは、第1の
ホルダ14の左右α1方向への揺動角が0°で且つ左右
β1方向への傾動角が0°であるときに、図19(A)
に示すように、基盤13の基準面13aに対して平行に
なるように形成されている。
【0024】第2のホルダ15と基盤13との間には、
前記の第1の縦軸Y1に平行な第2の縦軸Y2を中心に
第2のホルダ15を左右α2方向へ揺動させるヨーイン
グ機構と、第2の縦軸Y2に沿って第2のホルダ15を
上下y2方向へ移動させる昇降機構と、第2の縦軸Y2
に直交し且つ前記の第1の横軸X1に平行な第2の横軸
X2を中心に第2のホルダ15を左右β2方向へ傾動さ
せるローリング機構とが介在している。
【0025】第2のホルダ15の放射光ビームSの光路
側に位置する腹面15a及びその背面15bは、第2の
ホルダ15の左右α2方向への揺動角が0°で且つ左右
β2方向への傾動角が0°であるときに、図19(A)
に示すように、基盤13の基準面13aに対して平行に
なるように形成されている。
【0026】第1の結晶体16は、第1の縦軸Y1が結
晶面16a上に位置し且つ当該結晶面16aが腹面14
a及び背面14bに対して平行になるように、第1のホ
ルダ14に装着されている。
【0027】第2の結晶体17は、第2の縦軸Y2が結
晶面17a上に位置し且つ当該結晶面17aが腹面15
a及び背面15bに対して平行になるように、第2のホ
ルダ15に装着されている。
【0028】更に、基盤13は、放射光ビームSの光軸
Oに対して直角に延び且つ第2の縦軸Y2に直交する水
平軸Zを中心として前後γ1方向へ傾動し得るように構
成されている。
【0029】これにより、基盤13が傾動すると、第1
のホルダ14に装着した第1の結晶体16と第2のホル
ダ15に装着した第2の結晶体17とが、水平軸Zを中
心に変位することになる。
【0030】図18、図19に示すX線分光器では、第
1のホルダ14と基盤13との間に介在しているヨーイ
ング機構、前進後退機構、昇降機構、ローリング機構に
よって、第2のホルダ15に対する第1のホルダ14の
相対位置及び姿勢を調整し、水平軸Zを中心とする基盤
13の前後への傾動によって、放射光ビームSに対する
第1のホルダ14の位置を調整すると、図19(B)に
示すように、放射光ビームSが第1の結晶体16に斜入
射し、該第1の結晶体16の結晶面16aから第2の結
晶体17へ向かってブラッグ角に応じたX線領域の単色
光ビームS1が出射される。
【0031】同様に、第2のホルダ15と基盤13との
間に介在しているヨーイング機構、昇降機構、ローリン
グ機構によって、第2の結晶体17の結晶面17aが第
1の結晶体16の結晶面16aと平行になるように第2
のホルダ15の姿勢を調整すると、第1の結晶体16の
反射光が第2の結晶体17に斜入射し、該第2の結晶体
17の結晶面17aからブラッグ角に応じたX線領域の
単色光ビームS1が放射光ビームSに対して略平行に出
射される。
【0032】この第1の結晶体16と第2の結晶体17
とで得られる単色光ビームS1には、エネルギーが10
keV程度の基本波に加えて、エネルギーが20keV
程度の高調波が含まれている。
【0033】そこで、両結晶体16,17の結晶面16
a,17aを完全に平行な状態から僅かにずらす操作
(デチューン)を行なうと、屈折効果により基本波及び
高調波のブラッグ反射曲線の中心角度がずれること、並
びに、反射の角度幅が高調波に対して基本波のほうが狭
いことに起因して、第2の結晶体17からエネルギーが
10keV程度の基本波が主に出射され、エネルギーが
20keV程度の高調波が除去される。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すX線分光器では、全反射ミラー20に対する単色
光ビームS1の入射角が非常に小さくなるので、全反射
ミラー20の単色光ビームS1進行方向の寸法を大きく
せざるを得ず、このため、全反射ミラー20が自重で変
形して単色光ビームS1の出射に方向誤差が生じること
が懸念される。
【0035】また、図18、図19に示すX線分光器で
は、第1の結晶体16及び第2の結晶体17の相対位置
が適切な状態になるようにデチューンを行なうことが困
難である。
【0036】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、単色光ビームに含まれる高調波成分を容易に除去で
きる多層膜ミラー及びX線分光器を提供することを目的
としている。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の多層膜ミラーでは、基板
に多数の軽元素膜及び重元素膜を交互に積層するととも
に、基板側から数えて奇数番目の積層における軽元素膜
と偶数番目の積層における軽元素膜とを異なる厚さに設
定し且つ基板側から数えて奇数番目の積層における重元
素膜と偶数番目の積層における重元素膜とを異なる厚さ
に設定している。
【0038】また、本発明の請求項2に記載のX線分光
器では、基板に多数の軽元素膜及び重元素膜を交互に積
層するとともに、基板側から数えて奇数番目の積層にお
ける軽元素膜と偶数番目の積層における軽元素膜とを異
なる厚さに設定し且つ基板側から数えて奇数番目の積層
における重元素膜と偶数番目の積層における重元素膜と
を異なる厚さに設定した第1の多層膜ミラー並びに第2
の多層膜ミラーを備え、放射光ビームが第1の多層膜ミ
ラーに斜入射し得られ且つ該第1の多層膜ミラーによる
反射光が第2の多層膜ミラーに斜入射し得るように、両
多層膜ミラーを平行に配置している。
【0039】本発明の請求項1に記載の多層膜ミラー、
あるいは請求項2に記載のX線分光器のいずれにおいて
も、基板側から数えて奇数番目の積層における軽元素膜
及び重元素膜の厚さの和により定まるブラッグ反射条件
の周期長と、基板側から数えて偶数番目の積層における
軽元素膜及び重元素膜の厚さの和により定まるブラッグ
反射条件の周期長とを相違させて、X線の反射率の高次
ピークを高調波成分のエネルギー帯域から外す。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例に基づき説明する。
【0041】図1は本発明の多層膜ミラーの実施の形態
の一例を示すもので、符号Mを付した多層膜ミラーは、
基板21に対して、多数の軽元素膜22,24及び重元
素膜23,25を交互に積層したものである。
【0042】軽元素膜22,24には、炭素(C)を用
い、重元素膜23,25には、白金(Pt)、モリブデ
ン(Mo)、ルテニウム(Ru)のいずれかを用いてお
り、各元素膜22〜25は、超高真空電子ビーム蒸着、
イオンビームスパタリングなどで形成されている。
【0043】更に、基板21側から数えて奇数番目の積
層における軽元素膜22の厚さdL1と偶数番目の積層に
おける軽元素膜24の厚さdL2を異なる数値に設定し、
基板21側から数えて奇数番目の積層における重元素膜
23の厚さdH1と偶数番目の積層における重元素膜25
の厚さdH2とを異なる数値に設定して、全反射ミラーと
分光結晶の双方の特性を具備させている。
【0044】X線反射手段として基板上に薄膜を形成し
た場合、この薄膜による反射振幅は、下記のように表さ
れる。
【0045】
【数2】r=(rt+rbexp(2iΔ))/(1−r
tbexp(2iΔ)) r :反射振幅 rt :薄膜表面での反射振幅 rb :薄膜と基板との界面での反射振幅
【0046】
【数3】Δ=2πdnsinθ/λ θ:電磁波の入射角 Δ:θで入射した電磁波が膜内を伝播するときの位相の
遅れ d:周期長(1組の軽元素膜の厚さと重元素膜の厚さの
和)
【0047】従って、多層膜ミラーMは、軽元素膜2
2,24の厚さdL1,dL2が相違し且つ重元素膜23,
25の厚さdH1,dH2が相違することにより、軽元素膜
22の厚さdL1及び重元素膜23の厚さdH1の和で定ま
る周期長d1と、軽元素膜24の厚さdL2及び重元素膜
25の厚さdH2の和で定まる周期長d2とを有すること
になる。
【0048】また、ブラッグ反射とは、反斜面の深さ方
向に周期構造を形成するとその干渉効果により、特定の
波長と入射角のX線に対して高い反射率が得られること
であり、その条件は、下記のように表される。
【0049】
【数4】mλ=2dsinθm[1−(2δ−δ2)/
(sin2θm)]1/2 m :反射の次数 θm :m次光の入射角 δ :光学定数
【0050】図2〜図7は、X線のエネルギーと多層膜
ミラーMによるX線の反射率σとの関係を示すグラフ
(入射角12.2mrad)、図8〜図10は、X線の
エネルギーと単一周期長の多層膜ミラーMによるX線の
反射率σとの関係を示すグラフ、図11は、X線のエネ
ルギーと白金(Pt)の吸収係数μとの関係を示すグラ
フ、図12は、X線のエネルギーとモリブデン(Mo)
の吸収係数μとの関係を示すグラフ、図13は、X線の
エネルギーとルテニウム(Ru)の吸収係数μとの関係
を示すグラフである。
【0051】図2では、軽元素膜22,24に炭素を用
い且つ重元素膜23,25に白金を用いて、軽元素膜2
2の厚さdL1を33.15Åに、重元素膜23の厚さd
H1を17.85Åに、軽元素膜24の厚さdL2を32.
5Åに、重元素膜25の厚さdH2を17.5Åに設定
し、これらの元素膜22〜25により、51Åの周期長
d1と50Åの周期長d2とを交互に合計30周期にわた
って積み重ねた状態を構成している。
【0052】図3では、各元素膜22〜25を図2の例
と同一元素で形成し、軽元素膜22の厚さdL1を33.
8Åに、重元素膜23の厚さdH1を18.2Åに、ま
た、軽元素膜24の厚さdL2と重元素膜25の厚さdH2
を図2の例と同等に設定し、これらの元素膜22〜25
により、52Åの周期長d1と50Åの周期長d2とを交
互に合計30周期にわたって積み重ねた状態を構成して
いる。
【0053】図4では、各元素膜22〜25を図2の例
と同一元素で形成し、軽元素膜22の厚さdL1を34.
45Åに、重元素膜23の厚さdH1を18.55Åに、
また、軽元素膜24の厚さdL2と重元素膜25の厚さd
H2を図2の例と同等に設定し、これらの元素膜22〜2
5により、53Åの周期長d1と50Åの周期長d2とを
交互に合計30周期にわたって積み重ねた状態を構成し
ている。
【0054】図5では、各元素膜22〜25を図2の例
と同一元素で形成し、軽元素膜22の厚さdL1を35.
1Åに、重元素膜23の厚さdH1を18.9Åに、ま
た、軽元素膜24の厚さdL2と重元素膜25の厚さdH2
を図2の例と同等に設定し、これらの元素膜22〜25
により、54Åの周期長d1と50Åの周期長d2とを交
互に合計30周期にわたって積み重ねた状態を構成して
いる。
【0055】図6では、各元素膜22〜25を図2の例
と同一元素で形成し、軽元素膜22の厚さdL1を32.
4675Åに、重元素膜23の厚さdH1を17.482
5Åに、また、軽元素膜24の厚さdL2と重元素膜25
の厚さdH2を図2の例と同等に設定し、これらの元素膜
22〜25により、49.95Åの周期長d1と50Å
の周期長d2とを交互に合計30周期にわたって積み重
ねた状態を構成している。
【0056】図7では、各元素膜22〜25を図2の例
と同一元素で形成し、軽元素膜22の厚さdL1を30.
55Åに、重元素膜23の厚さdH1を16.45Åに、
また、軽元素膜24の厚さdL2と重元素膜25の厚さd
H2を図2の例と同等に設定し、これらの元素膜22〜2
5により、47Åの周期長d1と50Åの周期長d2とを
交互に合計30周期にわたって積み重ねた状態を構成し
ている。
【0057】図8(参考例)では、軽元素膜22,24
をモリブデンで形成し、重元素膜23,25を白金で形
成して、軽元素膜22,24の厚さdL1,dL2を32.
5Åに、重元素膜23,25の厚さdH1,dH2を17.
5Åに設定し、これらの元素膜22〜25により、それ
ぞれ50Åの周期長d1,d2を合計30周期にわたって
積み重ねた状態を構成している。
【0058】図9(参考例)では、軽元素膜22,24
をルテニウムで形成し、重元素膜23,25を白金で形
成して、軽元素膜22,24の厚さdL1,dL2を32.
5Åに、重元素膜23,25の厚さdH1,dH2を17.
5Åに設定し、これらの元素膜22〜25により、それ
ぞれ50Åの周期長d1,d2を合計30周期にわたって
積み重ねた状態を構成している。
【0059】図10(参考例)では、軽元素膜22,2
4を炭素で形成し、重元素膜23,25を白金で形成し
て、軽元素膜22,24の厚さdL1,dL2を32.5Å
に、重元素膜23,25の厚さdH1,dH2を17.5Å
に設定し、これらの元素膜22〜25により、それぞれ
50Åの周期長d1,d2を合計30周期にわたって積み
重ねた状態を構成している。
【0060】以下、各元素膜22〜25の厚さdL1,d
H1,dL2,dH2により定まるブラッグ反射の周期長d
1,d2と多層膜ミラーMによるX線の反射率σとの関係
について述べる。
【0061】周期長d1,d2の双方を50Åに設定して
いる図10の参考例と、周期長d1を51Åに設定し且
つ周期長d2を50Åに設定した図2の例とを対比する
と、周期長d1,d2が相違している図2の例では、X線
の反射率σの高次ピーク(二次以上のピーク)が、図1
0の参考例に比べて低エネルギー側へ移動する。
【0062】また、図2の例と、周期長d1を52Åに
設定し且つ周期長d2を50Åに設定した図3の例とを
対比すると、周期長d1,d2の差が図2の例よりも拡が
っている図3の例では、X線の反射率σの高次ピーク
が、図2の例に比べて低エネルギー側へ移動する。
【0063】更に、周期長d1を53Åに設定し且つ周
期長d2を50Åに設定した図4の例、並びに周期長d1
を54Åに設定し且つ周期長d2を50Åに設定した図
5の例では、周期長d1,d2の差が拡がるほど、X線の
反射率σの高次ピークが、低エネルギー側へ移動する。
【0064】従って、周期長d1を一定値とし、周期長
d2を周期長d1よりも若干大きな値にすると、周期長d
1,d2の差に応じて、X線の反射率σの高次ピークが低
エネルギー側へ移動することになる。
【0065】図10の参考例と、周期長d1を49.9
5Åに設定し且つ周期長d2を50Åに設定した図6の
例を対比すると、周期長d1,d2が相違している図6の
例では、X線の反射率σの高次ピークが、図10の参考
例に比べて高エネルギー側へ移動する。
【0066】また、図6の例と、周期長d1を47Åに
設定し且つ周期長d2を50Åに設定した図7の例とを
対比すると、周期長d1,d2の差が図6の例よりも大き
くなっている図7の例では、X線の反射率σの高次ピー
クが、図6の例に比べて高エネルギー側へ移動する。
【0067】従って、周期長d2を一定値とし、周期長
d1を周期長d2よりも若干小さな値にすると、周期長d
1,d2の差に応じて、X線の反射率σの高次ピークが高
エネルギー側へ移動することになる。
【0068】軽元素膜22,24にモリブデンを用い且
つ重元素膜23,25に白金を用いた図8の参考例と、
軽元素膜22,24にルテニウムを用い且つ重元素膜2
3,25にモリブデンを用いた図9の参考例とを対比す
ると、図9の参考例では、20keV付近に吸収端を有
するルテニウムを重元素膜23,25に用いているの
で、X線の反射率σの高次ピークの値が、図8の参考例
に比べて低下することになる。
【0069】同様に、図8の参考例と、軽元素膜22,
24に炭素を用い且つ重元素膜23,25に白金を用い
た図10の参考例とを対比すると、図10の参考例で
は、20keV付近に吸収端を有する白金を重元素膜2
3,25に用いているので、X線の反射率σの高次ピー
クの値が、図8の参考例に比べて低下することになる。
【0070】このように、図1に示す多層膜ミラーMで
は、基板21側から数えて奇数番目の軽元素膜22及び
重元素膜23の厚さdL1,dH1の和により定まるブラッ
グ反射条件の周期長d1と、基板21側から数えて偶数
番目の軽元素膜24及び重元素膜25の厚さdL2,dH2
の和により定まるブラッグ反射条件の周期長d2とを相
違させ、X線の反射率σの高次ピークを高調波成分の2
0keVのエネルギー帯域から外すので、X線(単色光
ビーム)に含まれている高調波成分を容易に除去するこ
とができる。
【0071】また、エネルギーが20keVの高調波成
分を除去する場合、先に述べた全反射ミラー20へのX
線(単色光ビーム)の入射角が7mradであるのに対
して、図1に示す多層膜ミラーMにおいては、X線の入
射角が12.2mradと、全反射ミラー20の約2倍
弱になるので、多層膜ミラーMの長さを全反射ミラー2
0の半分程度にできる。
【0072】よって、多層膜ミラーMが自重で変形する
ことがなく、X線の出射に方向誤差が生じない。
【0073】図14は本発明のX線分光器の一例であ
り、このX線分光器は、放射光ビームSの光路の一側に
配置されたホルダ26と、放射光ビームSが下方から斜
入射し得るようにホルダ26に取り付けた第1の多層膜
ミラーM1と、該第1の多層膜ミラーM1に対して略平
行に位置し且つ第1の多層膜ミラーM1による反射光が
入射し得るようにホルダ26に取り付けた第2の多層膜
ミラーM2と、第1の多層膜ミラーM1による反射光に
光軸に対して交差する方向へ略水平に延び且つホルダ2
6に対して固着された揺動軸27とを備えている。
【0074】また、第1の多層膜ミラーM1及び第2の
多層膜ミラーM2は、図1の多層膜ミラーMと同様に構
成されている。
【0075】図14に示すX線分光器では、揺動軸27
を中心にホルダ26を変位させ、X線の利用エネルギー
帯域に両多層膜ミラーM1,M2の反射率σの一次ピー
クが位置するように、多層膜ミラーM1,M2に対する
放射光ビームS及び単色光ビームS1の入射角を設定す
ると、放射光ビームSが第1の多層膜ミラーM1に斜入
射し、該第1の多層膜ミラーM1から第2の多層膜ミラ
ーM2へ向かって単色光ビームS1が出射され、また、
単色光ビームS1が第2の多層膜ミラーM2に斜入射
し、該第2の多層膜ミラーM2から単色光ビームS1
が、放射光ビームSに対して略平行に出射され、これに
より、単色光ビームS1に含まれている、高調波成分が
除去されることになる。
【0076】なお、本発明の多層膜ミラー及びX線分光
器は上述した実施の形態のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え
得ることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の多層膜ミラ
ー及びX線分光器によれば、下記のような種々の優れた
効果を奏し得る。
【0078】(1)基板側から数えて奇数番目の積層に
おける軽元素膜及び重元素膜の厚さの和により定まるブ
ラッグ反射条件の周期長と、基板側から数えて偶数番目
の積層における軽元素膜及び重元素膜の厚さの和により
定まるブラッグ反射条件の周期長とを相違させ、X線の
反射率の高次ピークを高調波成分のエネルギー帯域から
外すので、X線に含まれている高調波成分を容易に除去
することができる。
【0079】(2)多層膜ミラーへのX線の入射角が大
きくなって、多層膜ミラーの長さが全反射ミラーよりも
小さくなるので、多層膜ミラーに自重で変形することが
なく、X線の出射に方向誤差が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層膜ミラーの実施の形態の一例を示
す部分断面図である。
【図2】X線のエネルギーと白金を用いた多層膜ミラー
(周期長51Å/50Å)によるX線の反射率との関係
を示すグラフである。
【図3】X線のエネルギーと白金を用いた多層膜ミラー
(周期長52Å/50Å)によるX線の反射率との関係
を示すグラフである。
【図4】X線のエネルギーと白金を用いた多層膜ミラー
(周期長53Å/50Å)によるX線の反射率との関係
を示すグラフである。
【図5】X線のエネルギーと白金を用いた多層膜ミラー
(周期長54Å/50Å)によるX線の反射率との関係
を示すグラフである。
【図6】X線のエネルギーと白金を用いた多層膜ミラー
(周期長49.95Å/50Å)によるX線の反射率と
の関係を示すグラフである。
【図7】X線のエネルギーと白金を用いた多層膜ミラー
(周期長47Å/50Å)によるX線の反射率との関係
を示すグラフである。
【図8】X線のエネルギーとモリブデン及び白金を用い
た多層膜ミラー(周期長50Å)によるX線の反射率と
の関係を示すグラフである。
【図9】X線のエネルギーとルテニウム及び白金を用い
た多層膜ミラー(周期長50Å)によるX線の反射率と
の関係を示すグラフである。
【図10】X線のエネルギーと白金を用いた多層膜ミラ
ー(周期長50Å)によるX線の反射率との関係を示す
グラフである。
【図11】X線のエネルギーと白金の吸収係数との関係
を示すグラフである。
【図12】X線のエネルギーとモリブデンの吸収係数と
の関係を示すグラフである。
【図13】X線のエネルギーとルテニウムの吸収係数と
の関係を示すグラフである。
【図14】本発明のX線分光器の一例を示す概念図であ
る。
【図15】従来のX線分光器の一例を示す概念図であ
る。
【図16】X線の入射角と白金を用いた全反射ミラーに
対するX線の反射率との関係を示すグラフである。
【図17】X線のエネルギーと白金を用いた全反射ミラ
ーによるX線の反射率との関係を示すグラフである。
【図18】従来のX線分光器の他の例を示す概念図であ
る。
【図19】図18における第1の結晶体及び第2の結晶
体の位置を示す概念図である。
【図20】放射光発生手段の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
21 基板 22 軽元素膜 23 重元素膜 24 軽元素膜 25 重元素膜 M1 第1の多層膜ミラー M2 第2の多層膜ミラー S 放射光ビーム S1 単色光ビーム(反射光)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21K 1/00 G21K 1/00 X // H05H 13/04 H05H 13/04 U

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に多数の軽元素膜及び重元素膜を交
    互に積層するとともに、基板側から数えて奇数番目の積
    層における軽元素膜と偶数番目の積層における軽元素膜
    とを異なる厚さに設定し且つ基板側から数えて奇数番目
    の積層における重元素膜と偶数番目の積層における重元
    素膜とを異なる厚さに設定したことを特徴とする多層膜
    ミラー。
  2. 【請求項2】 基板に多数の軽元素膜及び重元素膜を交
    互に積層するとともに、基板側から数えて奇数番目の積
    層における軽元素膜と偶数番目の積層における軽元素膜
    とを異なる厚さに設定し且つ基板側から数えて奇数番目
    の積層における重元素膜と偶数番目の積層における重元
    素膜とを異なる厚さに設定した第1の多層膜ミラー並び
    に第2の多層膜ミラーを備え、放射光ビームが第1の多
    層膜ミラーに斜入射し得られ且つ該第1の多層膜ミラー
    による反射光が第2の多層膜ミラーに斜入射し得るよう
    に、両多層膜ミラーを平行に配置したことを特徴とする
    X線分光器。
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