JP2011254321A - 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】カラーフィルタを介して単板型撮像素子によって生成される画像信号の感度差補正処理を実行する装置および方法を提供する。
【解決手段】カラーフィルタを介して単板型撮像素子によって生成される画像信号、例えばRGB信号中に含まれるGr,Gb信号の感度差補正を実行する。補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出し、補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、補正対象画素の補正画素値として算出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムに関する。特に単板式の撮像素子の出力に対する信号処理を行なう画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムに関する。
撮像装置の撮像素子(イメージセンサ)として単板式の固体撮像素子を用いた場合、単一の分光感度しか得られない。そのため一般には、撮像素子上に各画素に対応させたRGB等の異なるカラーフィルタを配置してカラー撮影を行う。この方法では、画素毎に1色(例えばRGBのいずれか)しか得られないため、色に応じてモザイク状になった画像が生成される。
具体的には、各画素各々に対してRまたはGまたはB等、フィルタのパターンに応じた色情報のみが取得される。この画像はいわゆるモザイク画像と呼ばれる。このモザイク画像からカラー画像を取得するためには、各画素のすべてについてRGBのすべての色情報を取得する必要がある。
各画素において周囲の画素から得られる色情報を利用して補間を行うことにより全ての画素に対応する全ての色情報(例えばRGBのすべて)を算出してカラー画像を生成することができる。この補間処理はデモザイク処理と呼ばれる。
例えば撮像装置に用いられる色フィルタの一例を図1(1)に示す。この配列は、ベイヤー(Bayer)配列と呼ばれ、各画素単位で特定の波長成分光(R,G,B)を透過させる。ベイヤー配列は、緑(G)を透過するフィルタが2個、青(B)を透過するフィルタが1個、赤(R)を透過するフィルタが1個の4画素を最小単位として構成される。
イメージセンサの微細画素化に伴い、センサは画素構造の微小な違いによる影響を受けやすくなってきた。そのため同じ分光特性を持った画素(例えばベイヤー―配列のG画素)においても、微妙な構造上の違いにより、画素毎に感度が異なってしまうことが明らかになってきた。
例えば、図1(2)に示すように、G画素にはR行のG画素(Gr画素)とB列のG画素(Gb画素)が存在する。Gr画素もGb画素も同じ分光感度のG用のフィルタを持っているが、微妙な構造の違いにより感度差が生じてしまうことがある。
こうした感度差を有した撮像素子の撮影画像に対して前述のデモザイク処理を施すと、Gb画素とGr画素の直流成分の違いにより本来なら輝度変化の少ない平坦部をエッジ部であると誤判定してしまうことがある。この結果、特定の画素の画素値を決定する際に用いる周囲画素の選択エラー等が発生し、複数の補間値が不規則に混合され非常に目立つアーティファクトが発生することがある。そのため、デモザイク処理を施す前に、感度差の補正処理を施す必要がある。なお、デモザイク処理については、例えば特許文献1(特許2931520号公報)に記載されている。
画面全体で同じ傾向を持つ感度差であればレベルやオフセットを調整することで補正することが可能である。すなわち、R行のG画素(Gr)をGb画素の感度に合わせて補正するために、係数A,Bを使用して次のように推定することができる。
・・・(式1)
上記式(式1)において、Gbの上部にバー(−)を示すデータは、R行のG画素(Gr)をGb画素の感度に合わせて補正した画素値を示す。なお、式中で示すGb等の上部に(−:バー)を示す表記は、明細書中ではGb(−)として表記する。
感度差が、画面全体で同じ傾向を持っている場合には、上記式(式1)を用いた補正値を利用することが有効である。
しかし、各画素位置での感度差の発生原因には画素構造や光の入射角などの様々な要素が含まれる。従って、画素ごと(例えば、画面の上側と下側)に感度が変化し、また同じ画素においてもレンズの絞りなどの影響も受けて変化する。
画素位置に応じてレベル差を吸収する方法についての提案もある。領域ごとに感度の差を測定し、ゲインやオフセットによる補正処理で、感度差を吸収するという方法である。例えば、中心からの水平距離をx、垂直距離をyとした時、画素毎の補正係数は、領域毎の感度差から算出された補正関数f(x,y),g(x,y)を用いて近似的に求めることができ、次のように補正することが可能である。
・・・(式2)
ただし、この方法では領域ごとに大まかな補正しかできず、微小な領域での感度差を吸収することはできない。さらに、レンズの絞りやズームといった光学特性にも依存するため、f(x,y)やg(x,y)を測定するには多大な手間と時間を要する。
一方で、近傍画素の情報だけを使用することによって、感度差を吸収する手法もある。
特許文献2(特開2005−160044号公報)は、図1(3)に示すようなR,G,Bに加えてエメラルド(E)を透過する色フィルタを追加した4色の画像に対してデモザイク処理を施すときに、GとEの色フィルタの分光特性が近いことを利用した画像処理を行っている。G画素位置におけるE画素の推定と、E画素位置におけるG画素の推定を行うことによって、図1(4)に示すような画像を作り出すことが可能になる。
図1(4)に示す配列の画像に対しては、ベイヤー配列(図1(1))に対するデモザイク処理と同様のデモザイク処理を施すことが可能になる。ただし、GフィルタとEフィルタの分光特性や感度は、図2に示すように異なっているが、分光特性に重なりがあることからG画素とE画素の間に強い相関が存在し、G画素位置におけるE画素あるいは、E画素位置におけるG画素を推定するためには、回帰分析による推定が利用できる。
一例としてE画素位置におけるG画素を推定する手法を示す。近傍のE画素の重み付き平均をmE,mGとして下記のように算出する。
・・・(式3)
・・・(式4)
上記式(式3)(式4)において、iは任意の周辺画素番号を表し、Eiは番号に対するE画素の画素値、Ciは中心画素からの距離に応じた重み係数を表す。jは任意の周辺画素番号を表し、Gjは番号に対するG画素の画素値、Cjは中心画素からの距離に応じた重み係数を表す。
図2に示すようなE画素とG画素の分光特性の違いを考慮して近傍のG画素の分散VGGとG画素とE画素の共分散VEGを算出し、E画素の推定値を下記のように推定できる。
・・・(式5)
ただし上記の(式5)には分散や共分散の算出が必要であり、これらの演算量は非常に多いために、現実的には下記のように(式5)よりも軽量な演算によって推定する場合もある。
・・・(式6)
ただ、この(式6)においても乗除算演算が必要であり、これを回路で実現する場合には、大きなコストがかかってしまうことが分かっている。
特許文献2(特開2005−160044号公報)において開示する手法は、図1(4)に示すようなR,G,B,Eに対する処理だけでなく、図1(2)に示すようなベイヤー配列におけるGb画素とGr画素の感度差を推定し補正するときに利用できる。しかし、上記の(式5)では分散や共分散の演算のために非常に多くの計算量が必要であり、簡略化した(式6)においても除算が必要であるため計算量は多い。
図1(4)に示すようなR,G,B,E配列に対しては、図2に示すようにGとEフィルタの分光特性は異なっていたが、一方で図1(2)に示すようなベイヤー配列においては図3に示すようにGbとGrフィルタのフィルタ特性は混色や画素構造、入射光などの影響があるものの非常に近い。そのためG画素とE画素の間での相関よりもさらに強い相関が存在することが期待でき、より少ない演算量で補正を実現することが可能である。
特許2931520号公報 特開2005−160044号公報
本発明は、例えば上述の問題点に鑑みてなされたものであり、単板式の撮像素子に特定の色フィルタを用いて撮影されたモザイク画像の補正処理を少ない演算量で高精度に行い、高品質なカラー画像の生成を実現する画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
カラーフィルタを介した入力光に基づいて撮像素子が出力する光電変換信号を入力して感度差補正処理を実行する感度差補正処理部を有し、
前記感度差正処理部は、
補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出し、
前記補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、前記補正対象画素の補正画素値として算出する画像処理装置にある。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記カラーフィルタはベイヤー配列を有し、前記感度差補正処理部は、前記ベイヤー配列を持つカラーフィルタを介した撮影画像に含まれるGr画素とGb画素の感度差補正を実行する構成である。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記感度差補正処理部は、前記Gr画素またはGb画素の補正処理に際して、補正対象画素の近傍のGr画素とGb画素の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均mGrとmGb算出し、mGrとmGbの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出し、前記補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、前記補正対象画素の補正画素値として算出する。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記感度差補正処理部は、前記補正対象画素を含む近傍の画像領域がエッジ領域である場合に、前記加算値の寄与度を低減させて最終的な補正画素値を算出し、前記補正対象画素を含む近傍の画像領域が平坦領域である場合に、前記加算値の寄与度を増加させて最終的な補正画素値を算出する。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記感度差補正処理部は、デモザイク処理を実行する構成を有する。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記感度差補正処理部は、デモザイク処理の処理対象画素を含む画像領域のエッジ方向判定結果に応じて、処理対象画素の周囲の参照画素の画素値寄与度を決定して参照画素の画素値に基づいて処理対象画素の画素値を決定するデモザイク処理を行う構成である。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記感度差補正処理部は、デモザイク処理の処理対象画素を含む画像領域のエッジ方向判定結果に応じて、画素値の変化の少ない方向にある参照画素の画素値寄与度を高く設定して処理対象画素の画素値を決定するデモザイク処理を行う構成である。
さらに、本発明の第2の側面は、
撮像デバイスと、
前記の感度差補正処理部を有することを特徴とする撮像装置にある。
さらに、本発明の第3の側面は、
画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
感度差補正処理部が、カラーフィルタを介した入力光に基づいて撮像素子が出力する光電変換信号を入力して感度差補正処理を実行する感度差補正処理ステップを実行し、
前記感度差正処理ステップは、
補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出するステップと、
前記補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、前記補正対象画素の補正画素値として算出するステップを実行する画像処理方法にある。
さらに、本発明の第4の側面は、
画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
感度差補正処理部に、カラーフィルタを介した入力光に基づいて撮像素子が出力する光電変換信号を入力して感度差補正処理を実行する感度差補正処理ステップを実行させ、
前記感度差正処理ステップにおいて、
補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出させるステップと、
前記補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、前記補正対象画素の補正画素値として算出するステップを実行させるプログラムにある。
なお、本発明のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な画像処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、画像処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、カラーフィルタを介して単板型撮像素子によって生成される画像信号の感度差補正処理を実行する装置および方法が提供される。具体的には、カラーフィルタを介して単板型撮像素子によって生成される画像信号、例えばRGB信号中に含まれるGr,Gb信号の感度差補正を実行する。補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出し、補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、補正対象画素の補正画素値として算出する。本処理によれば、簡単な演算で精度の高い補正処理が可能となる。
一般的なカラーフィルタで用いられる色配列としてのベイヤー配列と、問題点について説明する図である。 GフィルタとEフィルタの分光特性や感度について説明する図である。 GbとGrフィルタのフィルタ特性について説明する図である。 本発明の画像処理装置の構成例について説明する図である。 本発明の画像処理装置のDSPブロック103の構成例について説明する図である。 本発明の画像処理装置のDSPブロック103の感度差補正処理部111の詳細について説明する図である。 本発明の画像処理装置の補正処理によりGbおよびGr画素の位置に感度差を補正したGbとGrの平均値が出力される処理について説明する図である。 縦縞の白黒のエッジを有する画像信号の例について説明する図である。 エッジ領域と平坦部領域とで異なる値となる関数β(x)の例について説明する図である。 エッジ領域と平坦部領域とで異なる値となる関数β(x)の例について説明する図である。 実施例6におけるDSPブロック103の構成例について説明する図である。 実施例6におけるDSPブロック103の感度差補正およびデモザイク処理部131について説明する図である。 ラスタスキャン処理について説明する図である。 グラディエントの算出例について説明する図である。 実施例6におけるDSPブロック103の感度差補正およびデモザイク処理部131内の相関処理部149の構成例について説明する図である。 相関処理部149のG高周波生成部151において実行する処理について説明する図である。 実施例7における感度差補正およびデモザイク処理部131について説明する図である。 本発明の処理による効果を示す一例について説明する図である。 本発明の画像処理装置のハードウェアの一構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムについて説明する。説明は、以下の順番で行なう。
1.本発明の画像処理装置の構成と感度差補正処理の第1実施例について
2.エッジ部を考慮した感度差補正処理例(実施例2)について
3.エッジ部を考慮した感度差補正処理例(実施例3)について
4.エッジ部を考慮した感度差補正処理例(実施例4)について
5.エッジ部を考慮した感度差補正処理例(実施例5)について
6.感度差補正処理とデモザイク処理を組み合わせた実施例(実施例6)について
7.感度差補正処理とデモザイク処理を組み合わせた実施例(実施例7)について
8.画像処理装置のハードウェア構成例について
[1.本発明の画像処理装置の構成と感度差補正処理の第1実施例について]
本発明の画像処理装置の構成例について図4を参照して説明する。
図4は本発明の画像処理装置の一実施例である撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、本発明の画像処理装置は単板式の撮像素子に特定の色フィルタを用いて撮影されたモザイク画像を入力してデモザイク処理を実行可能な装置であればよく撮像装置に限らず、PC等の装置においても実現可能である。以下では本発明の画像処理装置の一例として撮像装置の例について説明する。
図4に示す撮像装置100において、光学レンズ101を通して入射される光は、CCDやCMOSイメージセンサなどによって構成される撮像デバイス102に入射する。撮像デバイス102はカラーフィルタを介して単板式撮像素子に入力した光に基づく画像データ(光電変換信号)を生成して、DSPブロック103に入力する。
画像データ(光電変換信号)はDSPブロック103に入力され、ここで出力のための信号処理を行なった後に出力画像104を出力する。
DSPブロック103の構成例について図5を参照して説明する。
図4に示す撮像デバイス102からは、例えば図1(1)に示すようなベイヤー(Bayer)配列の画像が出力され、DSPブロック103に入力される。ただし、この入力データは、Gの位置に応じた感度差を有する。すなわち、図1(2)に示す配列(R,Gb,Gr,B)に相当するモザイクデータとなる。Gb,Gr画素の位置は同じG用のフィルタが設定された位置であるが、配置位置が異なる影響等により、ややずれた波長光に対する感度を持つ。すなわち感度差を有している。
DSPブロック103の感度差補正処理部111は、図1(2)に示すベイヤー配列の同じ光学特性を持ったGr画素とGb画素の感度差を補正して図1(1)に示すベイヤー配列(RGB)の画像を出力する。すなわち、カラーフィルタを介して単板式撮像素子に入力した光に基づく光電変換信号を入力して感度差補正処理を実行する。
ホワイトバランス処理部112は、無彩色の領域におけるR,G,Bチャンネルの画素値が等しくなるように、各色に応じて適切な係数をかけ補正し、ホワイトバランスを調整した画像を出力する。デモザイク処理部113では、各画素位置にRGBのいずれかの画素値情報のみが設定されているモザイク画像を、各画素位置にRGBすべての画素値を設定するデモザイク処理を実行する。具体的には、近傍の画素値情報を利用して、各画素位置にR,G,Bの3チャンネルを揃える処理を行い出力する。
ガンマ補正部114においては、図4に示す出力画像104として出力される画像の明るさや彩度が正しく表示されるように非線形の補正処理を施し出力する。YC変換部115においては、入力されたR,G,Bの3チャンネル画像に対してマトリクス変換処理およびクロマ成分の帯域制限を行うことで、Y画像およびC画像を生成し出力する。
感度差補正処理部111の詳細について図6を参照して説明する。
図6は、図5に示す本発明の画像処理装置100のDSPブロック103の感度差補正処理部111(図5参照)の詳細構成例を示す図である。
Gr平均値算出部121は、注目画素近傍のGrの画素値に対して重み付き平均を施すブロックである。
なお、注目画素とは画素値の補正や設定の処理対象となる画素である。画像を構成する画素の全てに対して、順次1画素ずつ注目画素として選択して処理が行われる。
Gr平均値算出部121は、Grの重み付き平均をmGrとし、mGrを下式(式7)によって算出する。
・・・(式7)
上記(式7)によって、Grの重み付き平均mGrを求めることができる。上記式(式7)において、iは任意の周辺画素番号を表し、Grは画素番号iに対応するGr画素の画素値、Cは中心画素からの距離に応じた重み係数を表す。
Gb平均値算出部122は、注目画素近傍のGbの画素値に対して重み付き平均を施すブロックである。Gbの重み付き平均をmGbとするとmGbは下式(式8)によって算出することができる。
・・・(式8)
上記式(式8)において、jは任意の周辺画素番号を表し、Gbは画素番号jに対応するGb画素の画素値、Cは中心画素からの距離に応じた重み係数を表す。
感度差補正部123では、
Gr平均値算出部121で得られるGrの重み付き平均mGr、および、
Gb平均値算出部122で得られるGbの重み付き平均mGb、および、
注目画素であるGbあるいはGr、
これらの値を使用して、注目画素の感度差を補正する。
補正処理により、図7に示すようにGbおよびGr画素の位置に感度差を補正したGbとGrの平均値が算出され出力される。
ここでGbおよびGr画素の推定値の算出方法を示す。先に示した図3を参照して説明したように、GbフィルタとGrフィルタの特性は同じであり、画素構造や入射光による影響で感度だけが微妙に異なっている。そのため、近傍のGr画素の重み付き平均mGr、および、Gb画素の重み付き平均mGbを利用して、低周波における感度差を除去するだけで十分に画像を補正することができる。
Gb画素が補正対象となる注目画素である場合は、注目画素位置におけるGr画素の値を推定する必要がある。
なお、注目Gb画素位置におけるGr画素の値とは、注目画素であるGb画素が周囲のGr画素と同じ感度である場合の画素値を意味する。
注目画素位置におけるGr画素の推定値Gr(−)は次のように算出できる。なお、前述したように式中で示すGr等の上部に(−:バー)を示す表記は、明細書中ではGr(−)として表記する。
・・・(式9)
上記(式9)において、Gbは注目画素の画素値であり、mGr,mGbは前述の(式7),(式8)によって求められる注目画素近傍のGr,Gbの重み付き平均値である。
Gr画素が補正処理対象としての注目画素である場合は、注目画素位置におけるGb画素を推定する必要がある。
なお、注目Gr画素位置におけるGb画素の値とは、注目画素であるGr画素が周囲のGb画素と同じ感度である場合の画素値を意味する。
注目画素位置におけるGb画素の推定値Gb(−)は次のように算出できる。
・・・(式10)
上記(式10)において、Grは注目画素の画素値である。mGr,mGbは前述の(式7),(式8)によって求められる注目画素近傍のGr,Gbの重み付き平均値である。
上記の(式9),(式10)を利用することにより、図7に示すように、すべてのG画素(元のGb,Gr)の位置に、感度の補正されたG画素値を設定することができる。
感度の補正されたG画素値(G(−))は、以下のようにして求められる。
Gb画素が補正対象となる注目画素である場合は、元のGbの画素値と上記(式9)で算出するGr画素の推定値Gr(−)との加算平均値となる。
Gr画素が補正対象となる注目画素である場合は、元のGrの画素値と上記(式10)で算出するGb画素の推定値Gb(−)との加算平均値となる。
具体的な式を以下に示す。
注目画素がGbの時は、以下の(式11)によって感度差補正が施されたG画素値G(−)を算出する。
・・・(式11)
また、注目画素がGrの時は、以下の(式12)によって感度差補正が施されたG画素値G(−)を算出する。
・・・(式12)
本発明においては、上述した式、すなわち、(式7)〜(式12)を利用して、単板型撮像素子によって得られるGb,Gr画素位置に対応する補正されたG画素値を算出する。
上記の(式7)〜(式12)を参照して理解されるように、これらの(式7)〜(式12)の演算は加減算のみによって実行できる。(式7)〜(式8)における分母にあるCi,Cjは、注目画素からの距離に応じた係数であり自由に設定することができる。そのためCiおよびCjの総和である(式7),(式8)の分母の値も自由に設定でき、総和を2のべき乗となるように設定するならばビットシフトのみで除算を実現することができる。(式11),(式12)にある除算についてもビットシフトで実現することができることから、(式7)〜(式12)はすべて加減算だけで実現可能となる。従って、前述した(式5)〜(式6)を用いた従来手法と比較して、はるかに軽量な演算でGr,Gb画素位置の補正G画素の値を算出する構成が実現可能となる。
[2.エッジ部を考慮した感度差補正処理例(実施例2)について]
次に、本発明の画像処理装置の第2実施例として、エッジ部を考慮した感度差補正処理例について説明する。
上述したように、本発明の画像処理装置では、感度差補正は前述の(式7)〜(式12)を適用した演算処理によって行うことができ、この補正処理によって生成したG画素に基づくデモザイク処理等によって生成した画像は特に平坦部おいて目立つアーティファクトが消え、多くの場合において良好な出力画像が得られる。
一方でこの補正処理を行うことによりナイキスト周波数付近の周波数特性が低下するという側面も持っている。一例として図8に示すような縦縞の白黒のエッジを有する画像信号が入力された場合について説明する。
図8に示すような縦縞の白黒のエッジを有する画像信号に対して、前述の(式11)〜(式12)の計算により感度補正されたG画素値を設定すると、Gb画素もGr画素も白黒の中間値、すなわち灰色になり、補正結果としてG画素は平坦な画像になってしまう。つまり、前述した補正処理を行うことによってエッジがぼけてしまう場合がある。
このようなエッジぼけを防止する実施例について、実施例2として、以下説明する。なお、実施例2の画像処理装置も、実施例1と同様、図4〜図6を参照して説明した構成を有する。ただし、本実施例では、実施例1における感度差補正が施されたG画素値G(−)の算出式である(式11)、(式12)を変形した式を適用して補正G画素値を算出する。
本実施例2では、
注目画素がGbの時は、実施例1で説明した(式11)を以下に説明する(式13)あるいは後述の(式15)に置き換えて、(式13)または(式15)を適用して感度差補正が施されたG画素値G(−)を算出する。
また、注目画素がGrの時は、実施例1で説明した(式12)を以下の(式14)あるいは後述の(式16)に置き換えて、(式14)あるいは(式16)を適用して感度差補正が施されたG画素値G(−)を算出する。
・・・(式13)
・・・(式14)
上記(式13)、(式14)において、
αは補正効果を表す係数で、0≦α≦1である。
係数αを小さくすれば、式中のα以下の項の影響がすくなくなり、補正効果が弱まるためエッジ特性を残すことができ、係数αを大きくすれば補正効果を強め平坦部のアーティファクトが目立たなくなる。
画素値の補正において、エッジ特性を維持してアーティファクトのみを低減させることは困難である。すなわちエッジ特性と平坦部のアーティファクトはトレードオフの関係にあり、エッジ部を保持したまま、同時に平坦部のアーティファクトを補正することは困難である。
しかしエッジ部であれば、上記の(式13)〜(式14)における係数αを0または0に近い値とし、平坦部であれば係数αを1、または1に近い値にするという適応的な処理を行うならば、エッジ部を保持したまま平坦部のアーティファクトを補正することが可能である。
エッジ部を保持したまま平坦部のアーティファクトを補正することを実現するために、さらに、前述の(式13)〜(式14)を次の(式15)〜(式16)のように置き換える。
注目画素がGbの時は、以下の(式15)を適用して感度差補正が施されたG画素値G(−)を算出する。
また、注目画素がGrの時は、以下の(式16)を適用して感度差補正が施されたG画素値G(−)を算出する。
・・・(式15)
・・・(式16)
(式15)〜(式16)は、前述の(式13)〜(式14)の係数αを以下のように置き換えた式に相当する。
α=β((mGr−mGb)/2)、または、
α=β((mGb−mGr)/2)
上記(式15)、(式16)において関数β(・)は次の(式17)によって定義される関数である。
・・・(式17)
上記(式17)において、
THは平坦部とエッジ部を分離するためのしきい値パラメータである。
上記(式17)で定義される関数β(x)は図9(1)に示すような関数に相当する。関数β(x)はエッジ領域と平坦部領域とで異なる値となる関数である。
本実施例2の画像処理装置は、実施例1と同様、図4に示す画像処理装置100の構成を有し、DSPブロック103の感度差補正処理部111(図5参照)は図6に示す構成を有している。
Gr平均値算出部121とGb平均値算出部122は、実施例1と同様の処理を実行する。
すなわち、
Gr平均値算出部121は、注目画素近傍のGrの画素値に対して重み付き平均を施すブロックである。Grの重み付き平均mGrを前述の(式7)によって算出する。
Gb平均値算出部122は、注目画素近傍のGbの画素値に対して重み付き平均を施すブロックである。Gbの重み付き平均mGbを前述の式(式8)によって算出する。
感度差補正部123では、
Gr平均値算出部121で得られるGrの重み付き平均mGr、および、
Gb平均値算出部122で得られるGbの重み付き平均mGb、および、
注目画素であるGbあるいはGr、
これらの値を使用して、注目画素の感度差を補正したG画素値を上記の(式15)、(式16)に従って算出する。
本実施例2において適用する上記の(式15)、(式16)に従って算出する補正されたG画素値の効果について図8の画像を用いて説明する。図8に示す画像は、Gb画素の画素値が低くGr画素の画素値が高い画像である。
従って、
Gr平均値算出部121が前述の(式7)によって算出するGrの重み付き平均mGrと、
Gb平均値算出部122が前述の(式8)によって算出するGbの重み付き平均mGbと、
の差、すなわち、mGrとmGbの差は大きくなる。
従って、(式15)、(式16)において、
β((mGr−mGb)/2)、および、
β((mGb−mGr)/2)
これらの式中の
((mGr−mGb)/2)
((mGb−mGr)/2)
これらの値の絶対値が大きくなる。
すなわち、
((mGr−mGb)/2)>TH、かつ、
((mGb−mGr)/2)<−TH
または、
((mGr−mGb)/2)<−TH、かつ、
((mGb−mGr)/2)>TH
このような設定となる。
この結果、先に説明した式(式17)や図9(1)に示すように、
β((mGr−mGb)/2)、および、
β((mGb−mGr)/2)
これらの値は0になる。
このようにβ(x)は0になり、その結果、
先に示した(式15)、(式16)の後半のβ以降は0となり、感度差補正処理は行われないことになる。この処理によりエッジ部の画素値はそのままの画素値が出力値として利用され、エッジが不鮮明になるといったことが発生しない。
一方、処理対象画像部部がエッジ部ではなく平坦部の時には先に説明した(式7),(式8)で求める、
Grの重み付き平均mGr、
Gbの重み付き平均mGb、
これらのmGrとmGbの差は補正したい感度差と等価である。イメージセンサや光学特性を考慮し、補正したい最大量を前述の(式17)におけるしきい値THに設定する。
すなわち、前述の(式15)、(式16)において、
β((mGr−mGb)/2)、および、
β((mGb−mGr)/2)
これらの式中の
((mGr−mGb)/2)
((mGb−mGr)/2)
これらの値(絶対値)を利用して、補正対象とする平坦部と、補正対象としないエッジ部とを区分するしきい値(TH)を設定する。
このような設定とすることで、
((mGr−mGb)/2)>TH、かつ、
((mGb−mGr)/2)<−TH
または、
((mGr−mGb)/2)<−TH、かつ、
((mGb−mGr)/2)>TH
このような設定の場合には、エッジ部と判定し、先に説明した式(式17)や図9(1)に示すように、
β((mGr−mGb)/2)、および、
β((mGb−mGr)/2)
これらの値が0になり、先に示した(式15)、(式16)の後半のβ以降は0となり、感度差補正処理は行われないことになる。
一方、((mGr−mGb)/2)>TH、かつ、
((mGb−mGr)/2)<−TH
または、
((mGr−mGb)/2)<−TH、かつ、
((mGb−mGr)/2)>TH
このような設定以外の場合には、平坦部と判定し、先に説明した式(式17)や図9(1)に示すように、
β((mGr−mGb)/2)、および、
β((mGb−mGr)/2)
これらの値が1になり、先に示した(式15)、(式16)の後半のβ以降は0以外の値となり、感度差補正処理が行われることになる。この場合、平坦部での処理は、実施例において説明した(式11),(式12)式と等価の処理となり、感度差により平坦部に目立つアーティファクトを補正することができる。
[3.エッジ部を考慮した感度差補正処理例(実施例3)について]
次に、本発明の画像処理装置の第3実施例として、第2実施例と同様、エッジ部を考慮した感度差補正処理例について説明する。
本実施例3は、上述の実施例2において(式17)と図9(1)を参照して説明した関数β(x)を変更した実施例である。
本実施例3では関数β(x)を図9(2)に示す設定とする。
すなわち、
−TH1≦x<TH1のとき、β(x)=1
x<−TH2、または、TH2≦xのとき、β(x)=0、
−TH2≦x<−TH1のとき、β(x)=0〜1の範囲で直線的に変化、
TH1≦x<TH2のとき、β(x)=1〜0の範囲で直線的に変化、
ただし、
−TH2<−TH1<0<TH1<TH2、
このような設定とした関数β(x)を適用する。
本実施例において、適用する画像処理装置の構成は実施例2と同様であるが、実施例2における関数β(x)(式17参照)を用いず、図9(2)に示す定義を持つ関数β(x)を適用して前述の(式15)、(式16)を適用して補正画素値を算出する。
これにより、平坦部とエッジ部の境界が滑らかになり、切り替えによるアーティファクトが発生することを防ぐことができる。
[4.エッジ部を考慮した感度差補正処理例(実施例4)について]
次に、本発明の画像処理装置の第4実施例として、第2〜3実施例と同様、エッジ部を考慮した感度差補正処理例について説明する。
本実施例4も実施例3と同様、関数β(x)を変更した実施例である。さらに、本実施例では先の実施例2,3において補正画素値の算出式として適用した(式15)(式16)用いず、新たな以下に説明する(式18)、(式19)を用いる。
注目画素がGbの時は、以下の(式18)を適用して感度差補正が施されたG画素値G(−)を算出する。
また、注目画素がGrの時は、以下の(式19)を適用して感度差補正が施されたG画素値G(−)を算出する。
・・・(式18)
・・・(式19)
上記(式18)、(式19)において関数γ(・)は次の(式20)によって定義される関数である。
・・・(式20)
上記(式20)において、
THは平坦部とエッジ部を分離するためのしきい値パラメータである。
上記(式20)で定義される関数γ(x)は様々な関数が適用可能であるが、例えば図10(1)に示すような関数が適用される。
すなわち、
x<−TH、または、TH≦xのとき、γ(x)=0、
−TH≦x<THのとき、γ(x)=−1〜1の範囲で直線的に変化、
このような設定とした関数γ(x)を適用する。
本実施例において、適用する画像処理装置の構成は実施例2と同様であるが、実施例2における(式15)〜(式17)を用いず、上記(式20)、すなわち図10(1)に示す定義を持つ関数γ(x)を適用して前述の(式18)、(式19)を適用して補正画素値を算出する。
[5.エッジ部を考慮した感度差補正処理例(実施例5)について]
次に、本発明の画像処理装置の第5実施例として、第2〜4実施例と同様、エッジ部を考慮した感度差補正処理例について説明する。
本実施例5は、上述の実施例4において、(式20)と図10(1)を参照して説明した関数γ(x)を変更した実施例である。
本実施例5では関数γ(x)を図10(2)に示す設定とする。
すなわち、
x<−TH3、または、TH3≦xのとき、γ(x)=0、
−TH2≦x<TH1、または、TH1≦x<TH2のとき、γ(x)=1
−TH3≦x<−TH2のとき、γ(x)=0〜−1の範囲で直線的に変化、
−TH1≦x<TH1のとき、γ(x)=−1〜1の範囲で直線的に変化、
TH2≦x<TH3のとき、γ(x)=1〜0の範囲で直線的に変化、
ただし、
−TH3<−TH2<−TH1<0<TH1<TH2<TH3、
このような設定とした関数γ(x)を適用する。
本実施例において、適用する画像処理装置の構成は実施例4と同様であるが、実施例4における関数γ(x)(図10(1)参照)を用いず、図10(2)に示す定義を持つ関数γ(x)を適用して前述の(式18)、(式19)を適用して補正画素値を算出する。
これにより、平坦部とエッジ部の境界が滑らかになり、切り替えによるアーティファクトが発生することを防ぐことができる。
なお、実施例2〜3において補正画素値の算出式として用いた(式15)
、(式16)の計算処理では乗算を必要とするが、実施例4〜5において補正画素値の算出式として用いた(式18)、(式19)式は加算処理や条件分岐処理が必要となるものの乗算を必要としないという特徴があるため、実装する構造を考慮して両者を適切に選択することができる。
[6.感度差補正処理とデモザイク処理を組み合わせた実施例(実施例6)について]
次に、本発明の画像処理装置の第6実施例として、感度差補正処理とデモザイク処理を組み合わせた実施例(実施例6)について説明する。
本実施例6の画像処理装置は、前述の実施例1〜5と同様、例えば図4に示す画像処理装置の構成を有する。図4に示す撮像装置100において、光学レンズ101を通して入射される光は、CCDやCMOSイメージセンサなどによって構成される撮像デバイス102に入射し、画像データを出力する。出力画像データはDSPブロック103に入力され、ここで出力のための信号処理を行なった後に出力画像104を出力する。
本実施例におけるDSPブロック103の構成例について図11を参照して説明する。
図4に示す撮像デバイス102からは、例えば図1(1)に示すようなベイヤー(Bayer)配列の画像が出力され、DSPブロック103に入力される。ただし、この入力データは、Gの位置に応じた感度差を有する。すなわち、図1(2)に示す配列(R,Gb,Gr,B)に相当するモザイクデータとなる。
本実施例におけるDSPブロック103は、図11に示すようにホワイトバランス処理部112、感度差補正およびデモザイク処理部131、ガンマ補正部114、YC変換部115を有する。
ホワイトバランス処理部112、ガンマ補正部114、YC変換部115は、実施例1において図5を参照して説明した構成、処理と同様の構成、処理を実行する。
感度差補正およびデモザイク処理部131においてはGb画素とGr画素の感度差の補正とデモザイク処理を行い、R,G,Bの3チャンネルの画像を出力する。
感度差補正およびデモザイク処理部131について図12を参照して説明する。ラインメモリ141は注目画素の垂直方向の近傍画素値を取得するために使用する。図4に示す撮像装置100の撮像デバイス102は、画像を図13に示すようなラスタスキャンと呼ばれる順番で出力している。ラインメモリ141には、複数のスキャンラインに相当する画素値データを一時的に保存する。感度差補正処理に際して、垂直の近傍画素を参照する場合などにラインメモリ141に保存された画素値データが利用される。
Gr平均算出部142は、注目画素近傍のGrの画素値に対して重み付き平均を施すブロックである。Grの重み付き平均をmGrとし、mGrは先に説明した(式7)によって算出する。
Gb平均値算出部142は、注目画素近傍のGbの画素値に対して重み付き平均を施すブロックである。Gbの重み付き平均をmGbとするとmGbは先に説明した式(式8)によって算出することができる。
R平均算出部144においては下記の(式21)によって注目画素近傍のRの平均値mRを算出する。
・・・(式21)
上記(式21)において、kは任意の周辺画素番号を表し、Rkは番号に対するR画素の画素値、Ckは中心画素からの距離に応じた重み係数を表す。
B平均算出部145においては下記の(式22)によって注目画素近傍のB画素の平均値mBを算出する。
・・・(式22)
上記(式21)において、lは任意の周辺画素番号を表し、Blは番号に対するB画素の画素値、Clは中心画素からの距離に応じた重み係数を表す。
方向判定処理部146では、注目画素周辺の水平方向と垂直方向のそれぞれについて、ラプラシアンあるいはグラディエントの絶対値を比較することにより、注目画素周辺のエッジの向きを推定して出力する。エッジ推定値としてのグラディエントの算出例について図14を参照して説明する。水平方向と垂直方向のエッジ推定値は下記の(式23)、(式24)に従って算出できる。
・・・(式23)
・・・(式24)
上記(式23)、(式24)において、G1,G2,G3,G4は図14に示すG画素である。(式23)では水平方向のエッジを検出し、(式24)では垂直方向のエッジを算出する。
なお、上記(式23)、(式24)は周辺画素のラプラシアンあるいはグラディエントの絶対値の総和とすることもできる。
上記(式23)、(式24)において算出されたEh,Evについて、
Eh<Ev
が成り立つとき、垂直方向により強いエッジがあることを意味し、水平方向の相関が強いことを表す。
一方、上記(式23)、(式24)において算出されたEh,Evについて、
Ev<Eh
が成り立つとき、水平方向により強いエッジがあることを意味し、垂直方向の相関が強いことを表す。
感度差補正部147においてはGb画素とGr画素の感度差を補正する。補正方法としては、前述の実施例1〜5において説明したいずれかの手法を用いることができる。
具体的には、
実施例1において説明した(式11)、(式12)、
実施例2〜3において説明した(式15)、(式16)、
実施例4〜5において説明した(式18)、(式19)、
これらのいずれかの演算処理によってG画素の補正画素値を算出する。
G平均算出部148では、
Gr平均算出部142が先に説明した(式7)によって算出したGrの重み付き平均mGrと、
Gb平均算出部143が先に説明した(式8)によって算出したGbの重み付き平均mGb、
これらの値を適用して次式(式25)によってG画素の平均値mGを算出する。
・・・(式25)
相関処理部149は、各色の平均算出部142〜145、148、および、方向判定処理部146、感度差補正部147の出力値を利用して、相関処理を行うことによってベイヤー配列信号の画像をRGB3チャンネルの画像を生成し、出力する。
相関処理部149において実行する一処理例について図15以下の図を参照して説明する。
まず、相関処理部149は、図15に示すG高周波生成部151において、R画素あるいはB画素位置におけるG画素の画素値を求める画素補間処理を行う。G画素位置のG画素値はそのまま適用する。
以下、
(1)R,B画素位置のG画素値算出処理
(2)G画素位置のG画素値算出処理
これ等の処理について、順次説明する。
(1)R,B画素位置のG画素値算出処理
まず、R,B画素位置のG画素値算出処理について説明する。
先に(式23)、(式24)を参照して説明した水平方向と垂直方向のエッジ推定値Eh,Evについて、
Eh<Evが成り立つとき、すなわち、垂直方向により強いエッジがあり、水平方向の相関が強いと判定した場合は、以下の画素値算出式(式26)を用いてR,B画素位置のG画素の推定画素値を算出する。
・・・(式26)
図16(A)に示すようにG1,G2,G3,G4は注目画素近傍のG画素である。
上記式は、水平方向のG画素値を用いてR,B画素位置のG画素の推定画素値を算出するものである。すなわち、画素値の変化の少ない方向にある参照画素の画素値寄与度を高く設定して処理対象画素の画素値を決定するデモザイク処理を行う。
一方、
Eh>Evが成り立つとき、すなわち、水平方向により強いエッジがあり、垂直方向の相関が強いと判定した場合は、以下の画素値算出式(式27)を用いてG画素の画素値を算出する。
・・・(式27)
図16(A)に示すようにG1,G2,G3,G4は注目画素近傍のG画素である。
上記式は、垂直方向のG画素値を用いてR,B画素位置のG画素の推定画素値を算出するものである。すなわち、画素値の変化の少ない方向にある参照画素の画素値寄与度を高く設定して処理対象画素の画素値を決定するデモザイク処理を行う。
(2)G画素位置のG画素値算出処理
次に、G画素位置のG画素値算出処理について説明する。
図16(B)に示すように中心画素(注目画素)がG画素の場合は以下の(式28)を適用し、G画素の画素値をそのまま使用する。
・・・(式28)
図16(B)に示すように中心画素(注目画素)がG画素の場合はその画素値をそのまま適用する。
上述した(式26),(式27),(式28)によってすべての画素位置におけるG画素が得られる。
なお、デモザイク処理に際して用いるG画素値は、Gr,Gb画素の画素値を前述の各実施例に従って補正したG画素値を用いた処理とするのが好ましい。
R,B高周波生成部152ではG画素、および、
R平均算出部144において(式21)によって算出した注目画素近傍のRの平均値mR、
B平均算出部145において(式22)によって算出した注目画素近傍のB画素の平均値mB、
これ等の値を利用してすべての画素位置におけるR画素およびB画素を算出する。すなわちR画素およびB画素の補間処理を実行する。
・・・(式29)
・・・(式30)
上記(式29),(式30)においてmR,mG,mBはそれぞれ前述の(式21),(式22),(式25)によって求められる注目画素周辺の重み付き平均値である。
なお、上記(式29),(式30)における、
(mR−mG),
(mB−mG)
これらは各色チャンネルの低周波成分のオフセットを意味する。すなわち相関処理はG画素における高周波成分と、R,B画素における高周波成分の相関が高いことを利用した処理を意味している。
なお、デモザイク処理については、既存の処理を適用した処理として実行してよい。ただし本発明の処理に際しては上述した補正画素値Gを適用して処理を行う。例えば、特許番号2931520、あるいは、文献「Soo−Chang Pei, et al, Effective Color Interpolation in CCD Color Filter Arrays Using Signal Correlation,IEEE trans. On Circuits and Systems for Video Technology, Vol13−6 (2003)」これ等の文献に処理例が記載されている。
ただし本発明の処理に際しては上述した補正画素値Gを適用して処理を行う。
上記文献で示されるように、デモザイク処理をDSPで実現するためには、近傍画素の画素値を格納するメモリ、例えばラインメモリ141、および、各色(本実施例ではRGB各色)の平均算出部144、145、147、および相関処理部148があれば良い。また、Gb画素とGr画素の感度差を補正する処理をDSPで実現するためには近傍画素の画素値を格納するメモリ、例えばラインメモリ141およびGr平均算出部142,Gb平均算出部143および、感度差補正部146があれば良い。このように、感度差補正処理と、デモザイク処理では共通のメモリや共通の処理部が存在する。そのため図12に示すように両処理に必要な構成要素については統合することができる。
従って、既存のデモザイク処理を実行するハードウェアを利用して、上述の実施において説明した演算を実行可能な構成とすることでデモザイク処理に加えて感度差補正処理を実行する構成が実現される。
[7.感度差補正処理とデモザイク処理を組み合わせた実施例(実施例7)について]
次に、本発明の画像処理装置の第7実施例として、感度差補正処理とデモザイク処理を組み合わせた実施例(実施例6)の変形処理例について説明する。
本実施例7の画像処理装置は、前述の実施例1〜5と同様、例えば図4に示す画像処理装置の構成を有する。図4に示す撮像装置100において、光学レンズ101を通して入射される光は、CCDやCMOSイメージセンサなどによって構成される撮像デバイス102に入射し、画像データを出力する。出力画像データはDSPブロック103に入力され、ここで出力のための信号処理を行なった後に出力画像104を出力する。
本実施例におけるDSPブロック103の構成例は、前述の実施例6と同様、図11を参照して説明した構成を有する。
本実施例の感度差補正およびデモザイク処理部131について、図17を参照して説明する。
ラインメモリ141は注目画素の垂直方向の近傍画素値を取得するために使用する。
Gr平均算出部142は、注目画素近傍のGrの画素値に対して重み付き平均を施すブロックである。Grの重み付き平均をmGrとし、mGrは先に説明した(式7)によって算出する。
Gb平均値算出部142は、注目画素近傍のGbの画素値に対して重み付き平均を施すブロックである。Gbの重み付き平均をmGbとするとmGbは先に説明した式(式8)によって算出することができる。
R平均算出部144においては先に説明した(式21)によって注目画素近傍のRの平均値mRを算出する。
B平均算出部145においては先に説明した(式22)によって注目画素近傍のB画素の平均値mBを算出する。
方向判定処理部146では、水平方向と垂直方向のエッジ推定値を先に説明した(式23)、(式24)に従って算出する。方向判定処理部146は、水平方向のエッジ推定値Eh、および垂直方向のエッジ推定値Evを算出する。
エッジ加算部161では以下の(式31)に従って方向に依存しないエッジ成分情報を求める。
Ehv=Eh+Ev
・・・(式31)
上記(式31)により、方向に依存しないエッジ成分を求める。上記(式31)による算出値(エッジ成分情報):Ehvは以下の性質を持つ。
Ehvはエッジ部においては大きくなり、平坦部においては小さくなる。
このような特徴を持つ。
先の実施例2〜4において説明したエッジ部であるか否かに応じて1〜0の値をとる関数β(x)を適用してGr,Gbの補正画素値としてのG画素値を算出する構成では、先に説明した(式15)〜(式20)において、(式7),(式8)によって求められる注目画素近傍のGr,Gbの重み付き平均値mGrおよびmGbを用いている。実施例2〜4において説明した処理は、Gb画素とGr画素の感度差によって平坦部に目立つアーティファクトを除去しながらも、エッジ部を劣化させない方法である。
実施例2〜4では、エッジ部であるか否かに応じて1〜0の値をとる関数β(x)を適用しているが、関数β(x)の代わりに上記の(式31)に従って算出するEhvを用いてもエッジであるか平坦部であるかを判定して判定結果に応じた最適処理を実現することが可能である。
具体的には、例えば先に実施例2において説明した関数β(x)の(式17)の代わりに以下の(式32)を用いることができる。
・・・(式32)
上記(式32)において、
THは平坦部とエッジ部を分離するためのしきい値パラメータである。
上記の(式31)によって算出した方向に依存しないエッジ成分情報(Ehv)が予め設定したしきい値TH未満である場合は、β(x)=1、エッジ成分情報(Ehv)が予め設定したしきい値TH以上である場合は、β(x)=0とする。
このように、上記の(式31)によって算出した方向に依存しないエッジ成分情報(Ehv)を用いて、実施例2で説明した(式15),(式16)を用いてG画素の補正画素値を算出する構成としてもよい。
実施例3〜4において適用する関数β(x)についても、上記の(式31)によって算出した方向に依存しないエッジ成分情報(Ehv)を用いた上記(式32)を利用することができる。
本発明の処理によれば、同じ分光特性のカラーフィルタに生じる感度差を補正することで、特に画像の平坦部で目立つアーティファクトを除去することができる。
本発明の処理による効果を示す一例について図18を参照して説明する。
図18には、
(A)本発明に従ったG画素補正処理なしの画像
(B)本発明に従ったG画素補正処理ありの画像
これ等の画像を並べて示してある。
図面は、本来カラーであるものをグレースケールで示しているため、やや分かりにくいが、
(A)G画素補正処理なしの画像ではチェック上のアーティファクトが見られるが、(B)本発明に従ったG画素補正処理ありの画像ではアーティファクトが軽減されている。
このように、本発明の構成では、同じ分光特性のカラーフィルタに生じる感度差を非常に少ない演算量で補正することが可能となる。
また、本発明の画素値補正処理は、既存のデモザイク処理構成と類似する構成であり、既存のデモザイク処理構成と統合することにより、演算やメモリを共有化することができ、より少ない演算量・メモリ量でハードウェアを構築することができる。
[8.画像処理装置のハードウェア構成例について]
最後に、図19を参照して本発明の画像処理装置の1つの具体的になハードウェア構成例について説明する。図19には、本発明の画像処理装置の一例としてパーソナルコンピュータ(PC)の例を示している。ただし、本発明の画像処理装置は前述したように、単板式の撮像素子に特定の色フィルタを用いて撮影されたモザイク画像を入力してデモザイク処理を実行可能な装置であればよくPCの他、撮像装置、TV、プレーヤ等の様々な装置において実現される。
CPU(Central Processing Unit)501は、ROM(Read Only Memory)502、または記憶部508に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、上述の各実施例において説明した輝度制御処理を実行する。RAM(Random Access Memory)503には、CPU501が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU501、ROM502、およびRAM503は、バス504により相互に接続されている。
CPU501はバス504を介して入出力インタフェース505に接続され、入出力インタフェース505には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部506、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部507が接続されている。
また、入力部506からは、処理対象データ、例えば単板式の撮像素子に特定の色フィルタを用いて撮影されたモザイク画像(光電変換信号)が入力される。
CPU501は、入力部506から入力される指令に対応して各種の処理を実行し、処理結果を例えば出力部507に出力する。出力部507はディスプレイ、スピーカ等によって構成され、ディスプレイには前述した処理によって生成された画像表示がなされる。
入出力インタフェース505に接続されている記憶部508は、例えばハードディスクからなり、CPU501が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部509は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
入出力インタフェース505に接続されているドライブ510は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア511を駆動し、記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部508に転送され記憶される。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例の構成によれば、カラーフィルタを介して単板型撮像素子によって生成される画像信号の感度差補正処理を実行する装置および方法が提供される。具体的には、カラーフィルタを介して単板型撮像素子によって生成される画像信号、例えばRGB信号中に含まれるGr,Gb信号の感度差補正を実行する。補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出し、補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、補正対象画素の補正画素値として算出する。本処理によれば、簡単な演算で精度の高い補正処理が可能となる。
100 撮像装置(画像処理装置)
101 光学レンズ
102 撮像デバイス
103 DSPブロック
104 出力画像
111 感度差補正処理部
112 ホワイトバランス処理部
113 デモザイク処理部
114 ガンマ補正部
115 YC変換部
121 Gr平均値算出部
122 Gb平均値算出部
123 感度差補正部
131 ホワイトバランス処理部
141 ラインメモリ
142 Gr平均値算出部
143 Gb平均値算出部
144 R平均値算出部
145 B平均値算出部
146 方向判定処理部
147 感度差補正部
148 G平均算出部
149 相関処理部
151 G高周波生成部
152 RB高周波生成部
161 エッジ加算部
162 感度差補正部
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 バス
505 入出力インタフェース
506 入力部
507 出力部
508 記憶部
509 通信部
510 ドライブ
511 リムーバブルメディア

Claims (10)

  1. カラーフィルタを介した入力光に基づいて撮像素子が出力する光電変換信号を入力して感度差補正処理を実行する感度差補正処理部を有し、
    前記感度差正処理部は、
    補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出し、
    前記補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、前記補正対象画素の補正画素値として算出する画像処理装置。
  2. 前記カラーフィルタはベイヤー配列を有し、
    前記感度差補正処理部は、
    前記ベイヤー配列を持つカラーフィルタを介した撮影画像に含まれるGr画素とGb画素の感度差補正を実行する構成である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記感度差補正処理部は、
    前記Gr画素またはGb画素の補正処理に際して、補正対象画素の近傍のGr画素とGb画素の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均mGrとmGb算出し、mGrとmGbの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出し、
    前記補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、前記補正対象画素の補正画素値として算出する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記感度差補正処理部は、
    前記補正対象画素を含む近傍の画像領域がエッジ領域である場合に、前記加算値の寄与度を低減させて最終的な補正画素値を算出し、
    前記補正対象画素を含む近傍の画像領域が平坦領域である場合に、前記加算値の寄与度を増加させて最終的な補正画素値を算出する請求項1〜3いずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記感度差補正処理部は、デモザイク処理を実行する構成を有する請求項1〜4いずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記感度差補正処理部は、
    デモザイク処理の処理対象画素を含む画像領域のエッジ方向判定結果に応じて、処理対象画素の周囲の参照画素の画素値寄与度を決定して参照画素の画素値に基づいて処理対象画素の画素値を決定するデモザイク処理を行う構成である請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記感度差補正処理部は、
    デモザイク処理の処理対象画素を含む画像領域のエッジ方向判定結果に応じて、画素値の変化の少ない方向にある参照画素の画素値寄与度を高く設定して処理対象画素の画素値を決定するデモザイク処理を行う構成である請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 撮像デバイスと、
    前記請求項1〜7いずれかに記載の感度差補正処理部を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
    感度差補正処理部が、カラーフィルタを介した入力光に基づいて撮像素子が出力する光電変換信号を入力して感度差補正処理を実行する感度差補正処理ステップを実行し、
    前記感度差正処理ステップは、
    補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出するステップと、
    前記補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、前記補正対象画素の補正画素値として算出するステップを実行する画像処理方法。
  10. 画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
    感度差補正処理部に、カラーフィルタを介した入力光に基づいて撮像素子が出力する光電変換信号を入力して感度差補正処理を実行する感度差補正処理ステップを実行させ、
    前記感度差正処理ステップにおいて、
    補正対象画素の周囲にある補正対象画素と同一色のカラーフィルタ部の画素値を取得し、画素位置に応じて区分される2種類の画素グループA,B各々の画素群の補正対象画素からの距離に応じた重み付き画素値平均a,bの差分を補正対象画素の画素値に加算した加算値を算出させるステップと、
    前記補正対象画素の画素値と前記加算値との平均値を、前記補正対象画素の補正画素値として算出するステップを実行させるプログラム。
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