JP2011254284A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触式の入力手段に対する意図しない接触による誤動作を防止することができる携帯端末を提供する。
【解決手段】第一の状態とこの第一の状態とは異なる第二の状態との間で遷移動作する筐体と、前記筐体の遷移動作を検出する検出手段と、前記筐体に設けられ接触を検出することにより入力を受け付ける接触式入力手段と、前記検出手段により前記筐体の遷移動作が検出された後に前記接触式入力手段が入力を受け付けた場合、受け付けた入力を無効にする制御手段とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、携帯端末に関する。
近年、携帯端末には、スライド型、折りたたみ型、スイーベル型、リバーシブル型など種々の形態を有する筐体が採用されている。
例えば、スライド型などの開閉構造を有する携帯端末は、閉状態においてはコンパクトな状態で携帯することができる。また、携帯端末は、開状態においては操作キーなどのキーパットが広く露出し、操作性よく種々の機能を利用することができる。
これらの種々の型式で構成された携帯端末は、型式ごとの利点、欠点を備えている。従来、これらの欠点を低減させるために種々の技術が開示されている。
また、ユーザの入力操作を簡単に、素早く行うことができる種々の入力装置についても知られている。特に、近年においては、携帯端末にユーザが指で接触することにより入力操作を行うことができるタッチセンサを搭載する技術も広く知られるようになった。
特開2006−217380号公報
タッチセンサは、接触により入力を受け付けるため、ユーザの意図しない接触により誤動作する可能性が高い。例えば、上述したとおり筐体の形態が変化する携帯端末については、形態の遷移動作を行うユーザの指がタッチセンサに意図せず接触する場合が想定される。このため、形態の遷移動作中においては、タッチセンサの接触に伴う誤動作が発生する可能性が非常に高いという課題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、接触式の入力手段に対する意図しない接触による誤動作を防止することができる携帯端末を提供することを目的とする。
実施形態の携帯端末によれば、第一の状態とこの第一の状態とは異なる第二の状態との間で遷移動作する筐体と、前記筐体の遷移動作を検出する検出手段と、前記筐体に設けられ接触を検出することにより入力を受け付ける接触式入力手段と、前記検出手段により前記筐体の遷移動作が検出された後に前記接触式入力手段が入力を受け付けた場合、受け付けた入力を無効にする制御手段とを備えた。
本発明に係る携帯端末の一実施形態であるスライド型の携帯電話機の外観の構成を示す図。 本発明に係る携帯端末の一実施形態である携帯電話機の主な機能構成を示す概略的な機能ブロック図。 本実施形態における携帯電話機の主制御部により実行される第1のキーイベント無効処理を説明するフローチャート。 本実施形態における携帯電話機の主制御部により実行される第2のキーイベント無効処理を説明するフローチャート。 本実施形態における携帯電話機の主制御部により実行されるキーイベント取消処理を説明するフローチャート。 本実施形態における携帯電話機の主制御部により実行されるタッチセンサ感度制御処理を説明するフローチャート。
本発明に係る携帯端末の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る携帯端末の一実施形態であるスライド型の携帯電話機1の外観の構成を示す図である。図1(A)は、携帯電話機1の下筐体12と上筐体13とがスライドした状態(以下、「開状態」という。)のときの正面から見た外観の構成を示す。図1(B)は、携帯電話機1の下筐体12と上筐体13とが重なり合った状態(以下、「閉状態」という。)のときの正面から見た外観の構成を示す。
携帯電話機1は、図1(B)に示す上筐体13と下筐体12とが重なり合った閉状態において、上筐体13と下筐体12とが相対的にスライドされることにより図1(A)に示す開状態となる。この開状態と閉状態は、それぞれ「第一の状態」と「第二の状態」、または「第二の状態」と「第一の状態」に該当する。携帯電話機1は、閉状態および開状態時において上筐体13の主表面上のディスプレイ14を露出させる。また、携帯電話機1は、開状態時においてディスプレイ14および下筐体12に設けられた操作キー15を露出させる。
上筐体13表面の所定位置には静電式や感圧式など種々の方式により実現可能なタッチセンサ16が設けられる。タッチセンサ16は、指やスタイラスペンなどによる接触の開始と接触の終了とを検知し、後述する主制御部31に通知する。
上筐体13は、ディスプレイ14を有する。ディスプレイ14は、電波の受信状態、電池残量の他、電子メール、Webページなどを表示することができる。ディスプレイ14は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ、無機ELディスプレイにより構成される。タッチセンサ16は、ディスプレイ14上に配置されており、表示画面上の接触を検出することにより種々の入力を受け付ける。
上筐体13表面のディスプレイ14の外側には、所定数のサブ操作キー17が配置される。サブ操作キー17は、ディスプレイと同様にタッチセンサ16が配置されており接触により入力を受け付けるようになっている。
なお、本実施形態における携帯電話機1は、ディスプレイ14およびサブ操作キー17の少なくとも一方にタッチセンサ16が配置されていればよい。
図1(A)に示すように、下筐体12には例えば押下により入力操作を受け付ける操作キー15が配置される。操作キー15は、開状態で露出し使用可能となる一方、閉状態では上筐体13の背後に隠れる。
下筐体12または上筐体13には、マイクロフォン19およびスピーカ20が所定位置に設けられる。携帯電話機1は、これらのマイクロフォン19およびスピーカ20により音声通話機能を実現する。また、下筐体12には、背面側に図示しないバッテリパックが挿着される。携帯電話機1は、所定の入力操作により電源がオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
携帯電話機1は、開状態および閉状態の間の遷移動作を検出するための磁気センサ24a、24b、24cおよび24d(以下、単に「磁気センサ24」という。)を有する。例えば、磁気センサ24a、24bは、上筐体13の内部の所定位置に配置される。磁気センサ24c、24dは下筐体12の内部の所定位置に配置される。
携帯電話機1は、下筐体12の磁気センサ24c、24dにより上筐体13に設けられた磁気センサ24a、24bの検出のレベルを検出し、筐体12、13の現在の状態(開状態および閉状態)や状態のスライド動作の開始および完了を検出する。例えば、閉状態から開状態へのスライド動作の開始時は、磁気センサ24dにより検出される磁気センサ24aの検出信号が、所定レベル以下に移行した時が該当する。また、閉状態から開状態へのスライド動作の終了時は、磁気センサ24cにより検出される磁気センサ24bの検出信号が、所定レベル以上に移行した時が該当する。開状態から閉状態へのスライド動作の開始時は、磁気センサ24cにより検出される磁気センサ24bの検出信号が、所定レベル以下に移行した時が該当する。また、開状態から閉状態へのスライド動作の終了時は、磁気センサ24dにより検出される磁気センサ24aの検出信号が、所定レベル以上に移行した時が該当する。なお、磁気センサ24は検出手段の一例であって、他のセンサにより携帯電話機1の開閉状態などを検知してもよい。
図2は、本発明に係る携帯端末の一実施形態である携帯電話機1の主な機能構成を示す概略的な機能ブロック図である。
主制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなる。CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部40からRAMにロードされた、オペレーティングシステム(OS)を含む各種のアプリケーションプログラムや制御プログラムに従って各種の処理を実行する。また、CPUは、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。また、RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
電源回路部33は、バッテリパック34などの電源供給源を備え、バッテリパック34から携帯電話機1の各部に対して動作電力を供給する。
表示制御部35はディスプレイ14に対する表示インタフェースを備える。表示制御部35は、主制御部31の制御に基づいて、文書データや画像データなどをディスプレイ14に表示する。入力制御部36は、操作キー15およびタッチセンサ16(サブ操作キー17)に対する入力インタフェースを備える。入力制御部36は、操作キー15およびタッチセンサ16(サブ操作キー17)が各種入力を受け付けると、これらの入力に割り当てられた所定の信号を生成して主制御部31に通知する。
音声制御部37は、マイクロフォン19で集音されたユーザの音声に基づくアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また音声制御部37は、通信制御部38などを介して得た通話相手のデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ20から音声として出力する。
通信制御部38は、W−CDMA方式、GSM方式、cdma2000 1x RTT方式、EVDO方式、および3.9世代のLTEシステムの無線アクセスであるE−UTRA方式などの各種無線通信方式によって音声通信やデータ通信を行う通信機能を備える。アンテナ39は、基地局との間で通信に必要な信号を送受信する。
記憶部40は、主制御部31が行う処理に用いられる処理プログラムや、処理に必要なデータなどを格納するROM(Read Only Memory)やハードディスク、不揮発性メモリ、主制御部31が処理を行う際に使用されるデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)などから構成される。
ここで、携帯電話機1の下筐体12と上筐体13とをスライドさせて閉状態と開状態との間を遷移させる操作をユーザが行う場合、ユーザはまず指を上筐体13のいずれかの位置に押し当てる動作を行うことが考えられる。その後、ユーザは上筐体13を下筐体12に対してスライドさせる動作を行うことにより、開状態または閉状態へと携帯電話機1の状態を遷移させる。このとき、上筐体13をスライドさせるユーザの指は、タッチセンサ16に接触する可能性が非常に高い。
本実施形態における携帯電話機1は、開状態と閉状態との間の遷移動作中におけるタッチセンサ16に対するユーザの指による意図しない接触に基づく誤動作が発生することを好適に防止することができる。以下、携帯電話機1において実行されるタッチセンサ16の誤動作を防止するための各処理を具体的に説明する。
以下の誤作動防止処理においては、タッチセンサ16においてユーザの指などの接触の開始が検知された際に主制御部31において検出するイベントを、「ペンダウンイベント」という。また、タッチセンサ16においてユーザの指などが離れ接触が終了したことが検知された際に主制御部31において発生するイベントを、「ペンアップイベント」という。
まず、第1の誤動作防止処理であり、検出されたキーイベントを無効にすることにより誤動作を防止する第1のキーイベント無効処理について説明する。第1のキーイベント防止処理および後述する第2のキーイベント無効処理においては、主制御部31は、ペンダウンイベントを検出した後にペンアップイベントを検出した場合にキーイベントを発生させるものとする。すなわち、主制御部31は、ペンアップイベントを検出した場合に入力を受け付けたと判定するものとする。
図3は、本実施形態における携帯電話機1の主制御部31により実行される第1のキーイベント無効処理を説明するフローチャートである。
ステップS1において、主制御部31は、タッチセンサ16におけるユーザの指などの接触の開始の検出に基づき、ペンダウンイベントを検出する。ステップS2において、主制御部31は、上筐体13と下筐体12とのスライド動作を検出したか否かの判定を行う。このとき主制御部31は、閉状態から開状態への遷移動作、または開状態から閉状態への遷移動作を検出する。主制御部31は、スライド動作を検出した場合、ステップS3において、スライド動作を検出した旨を示すスライド検出フラグを立てる。
ステップS4において、主制御部31は、タッチセンサ16からユーザの指などが離れたことによる接触の終了の検出に基づき、ペンアップイベントを検出する。
ステップS5において、主制御部31は、スライド検出フラグが立っていているか否かの判定を行う。主制御部31は、スライド検出フラグが立っていないと判定した場合、ステップS6において、ペンダウンイベントおよびペンアップイベントにより発生したキーイベントを上位のアプリケーションに通知する。すなわち、主制御部31は、上筐体13と下筐体12とのスライド動作中に発生したキーイベントではないためユーザの意図した入力であるとみなして、キーイベントの通知を行う。
一方、主制御部31は、フラグが立っていると判定した場合、特に処理を行わずに第1のキーイベント無効処理を終了する。すなわち、主制御部31は、スライド動作中に発生したキーイベントであるためユーザの意図しない入力であるとみなす。主制御部31は、ペンダウンイベント後にスライド動作が発生した場合には、このペンダウンイベントをスライド動作のための上筐体13に対する接触に基づいて発生したとみなして、ペンダウンイベントおよびペンアップイベントに基づくキーイベントを無効とする。
次に、第2の誤動作防止処理であり、スライド動作開始後に検出されたキーイベントを無効にすることにより誤動作を防止するキーイベント防止処理について説明する。第2の誤動作防止処理が、図3の第1の誤動作防止処理と異なる点は、スライド動作の開始を検出する点である。
図4は、本実施形態における携帯電話機1の主制御部31により実行される第2のキーイベント無効処理を説明するフローチャートである。
ステップS11において、主制御部31は、タッチセンサ16におけるユーザの指などの接触の開始の検出に基づき、ペンダウンイベントを検出する。ステップS12において、主制御部31は、上筐体13と下筐体12とのスライド動作の開始を検出したか否かの判定を行う。このとき主制御部31は、閉状態から開状態への遷移動作の開始、または開状態から閉状態への遷移動作の開始が検出されたか否かを判定する。主制御部31は、スライド動作を検出した場合、ステップS13において、スライド検出フラグを立てる。一方、主制御部31はスライド動作を検出しない場合、ステップS14に進む。
ステップS14〜ステップS16は、図3の第1のキーイベント無効処理のペンアップイベント検出ステップS4〜キーイベント通知処理ステップS6とほぼ同様であるため、ここでは説明を省略する。
この第1および第2のキーイベント無効処理によれば、ペンダウンイベントの検出とスライド動作の検出またはスライド動作の開始の検出との組合せにより、ペンダウンイベントおよびペンアップイベントに基づくキーイベントがユーザが意図したキーイベントであるか否かを判断し、タッチセンサ16の誤動作を好適に防止することができる。
次に、第3の誤動作防止処理であり、発生したキーイベントを取り消すことにより誤動作を防止するキーイベント取消処理について説明する。第1および第2のキーイベント無効処理においては、主制御部31はペンダウンイベントおよびペンアップイベントの組合せによりキーイベントを発生させた。これに対し、キーイベント取消処理においては、主制御部31は、ペンダウンイベントのみの検出によってキーイベントを発生させるものとする。
図5は、本実施形態における携帯電話機1の主制御部31により実行されるキーイベント取消処理を説明するフローチャートである。
ステップS21において、主制御部31はペンダウンイベントを検出する。ステップS22において、主制御部31は、ペンダウンイベントにより発生したキーイベントを上位のアプリケーションに通知する。例えば、あるアプリケーションを起動させるキーイベントが発生した場合には、そのアプリケーションが起動し、ディスプレイ14の画面が遷移する。
ステップS23において、主制御部31は、所定時間以内に上筐体13と下筐体12とのスライド動作を検出したか否かの判定を行う。このとき設定される時間は、例えばユーザによるタッチセンサ16に対する接触と接触の後に発生するスライド動作とが一連の動作であるとみなすことができる、接触からスライド動作までの時間に相当する時間が好ましい。主制御部31は、所定時間以内にスライド動作が検出された場合、ステップS24において、発生したキーイベントを取り消す。例えば、キーイベントに基づいてディスプレイ14の画面が遷移していた場合には、画面の遷移を取り消してキーイベント発生前の画面に戻す。ここでは、主制御部31は、ペンダウンイベント検出ステップS21において検出されたペンダウンイベントは、ユーザの指がスライド動作を行うために上筐体13に接触した際に意図せず発生したイベントであるとみなす。このため、主制御部31は、この意図しないペンダウンイベントによって発生したキーイベントを事後的に取り消すようになっている。
一方、主制御部31は所定時間が経過してもスライド動作が検出されない場合、特に処理を行わずにキーイベント取消処理を終了する。すなわち、主制御部31は、ペンダウンイベント検出ステップS21において検出されたペンダウンイベントは、ユーザが意図したタッチセンサ16に対する接触により発生したものであるとみなす。
このキーイベント取消処理によれば、キーイベントがペンダウンイベントの検出により発生する場合であっても、事後的にイベントを取り消すことにより誤作動を防止することができる。
次に、第4の誤動作防止処理であり、タッチセンサ16の検知感度を制御することにより誤動作を防止するタッチセンサ感度制御処理について説明する。タッチセンサ感度制御処理においては、主制御部31は、ペンダウンイベントおよびペンアップイベントの組合せによりキーイベントを発生させてもよいし、ペンダウンイベントのみの検出によってキーイベントを発生させてもよい。
図6は、本実施形態における携帯電話機1の主制御部31により実行されるタッチセンサ感度制御処理を説明するフローチャートである。
ステップS31において、主制御部31は、上筐体13と下筐体12とのスライド動作を検出する。ステップS32において、主制御部31は、タッチセンサ16の感度を小さくするよう制御する。例えばタッチセンサ16が静電式である場合、主制御部31は、タッチセンサ16に対する接触の開始を検知する際の静電容量値を上げる。すなわち、スライド動作中にユーザの指がタッチセンサ16外からタッチセンサ16上に意図せず移動した場合のような、わずかな接触が発生した際においては、ペンダウンイベントを発生させない。
ステップS33において、主制御部31は所定時間のタイマ処理を行う。具体的には、主制御部31は、スライド動作の開始から完了までの時間に相当する時間を計測しタイムアウトを監視する。
主制御部31は、タイムアウトが検出されると、ステップS34において、タッチセンサ16の感度を通常値に戻すよう制御する。
このタッチセンサ感度制御処理によれば、タッチセンサ16の感度を制御することにより誤動作を防止するため、意図しない瞬間的な接触動作などの検出感度に満たない接触動作については非検出とすることができる。これに対し、接触動作を無効にしたり取り消したりしないため、スライド動作中に発生したユーザが意図した接触動作については検出することができる。
なお、図6のタッチセンサ感度制御処理においてはタッチセンサ16の感度を小さくする期間を「スライド動作を検出した後から所定時間」とした。しかし、主制御部31がスライド動作の開始を検出してから完了を検出するまでの間、タッチセンサ16の感度を小さくしてもよい。スライド動作の開始および完了を監視することで、より好適にタッチセンサ16の感度の制御を行うことができる。
なお、本実施形態における携帯電話機1では第一の状態と第二の状態との間で遷移動作可能な筐体としてスライド型の筐体を適用した例を説明したが、開閉構造などの異なる形態を構成可能な他の筐体を備えた携帯電話機を本発明に適用することができる。適用可能な筐体の一例は、上筐体および下筐体の積層方向の軸回りに回転する筐体を有する携帯電話機や、ヒンジ結合されたいわゆる折りたたみ型、ヒンジの回転軸に対して垂直な回転軸周りにも回転可能なスイーベル型、ヒンジの回転軸周りに約360度回転可能なリバーシブル型の携帯電話機であってもよい。
また、タッチセンサ16の配置は、図1に示す配置に限られず、筐体の状態遷移動作時にユーザの指が接触する可能性がある範囲内にタッチセンサ16が配置されればよい。さらに、タッチセンサ16の配置は上筐体13の表面上に限られず、下筐体12や、各筐体12、13の側面に配置されてもよい。
本発明は携帯電話機以外にもPDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の遷移動作可能な筐体と接触式入力手段とを備えた携帯端末にも適用することができる。
さらに、本発明の各実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらにまた、本実施形態では、フローチャートのステップは記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1 携帯電話機
12 下筐体
13 上筐体
14 ディスプレイ
15 操作キー
16 タッチセンサ
17 サブ操作キー
19 マイクロフォン
20 スピーカ
24 磁気センサ
31 主制御部
33 電源回路部
34 バッテリパック
35 表示制御部
36 入力制御部
37 音声制御部
38 通信制御部
39 アンテナ
40 記憶部

Claims (7)

  1. 第一の状態とこの第一の状態とは異なる第二の状態との間で遷移動作する筐体と、
    前記筐体の遷移動作を検出する検出手段と、
    前記筐体に設けられ接触を検出することにより入力を受け付ける接触式入力手段と、
    前記検出手段により前記筐体の遷移動作が検出された後に前記接触式入力手段が入力を受け付けた場合、受け付けた入力を無効にする制御手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記検出手段は、前記筐体の遷移動作の開始を検出し、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記筐体の遷移動作の開始が検出された後に前記接触式入力手段が入力を受け付けた場合、受け付けた入力を無効にする請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記接触式入力手段は、接触の開始と接触の終了の組合せを検出することにより一の入力を受け付け、
    前記制御手段は、前記接触式入力手段により前記接触の開始が検出された後前記検出手段により前記筐体の遷移動作が検出された場合、受け付けた入力を無効にする請求項1記載の携帯端末。
  4. 第一の状態とこの第一の状態とは異なる第二の状態との間で遷移動作する筐体と、
    前記筐体の遷移動作を検出する検出手段と、
    前記筐体に設けられ接触を検出することにより入力を受け付ける接触式入力手段と、
    前記接触式入力手段が受け付けた入力に基づく処理を実行する実行手段と、
    前記実行手段により前記処理が実行された後所定時間内に前記検出手段により前記筐体の遷移動作が検出された場合、実行された前記処理を取り消す取消手段を備えたことを特徴とする携帯端末。
  5. 第一の状態とこの第一の状態とは異なる第二の状態との間で遷移動作する筐体と、
    前記筐体の遷移動作を検出する検出手段と、
    前記筐体に設けられ接触を検出することにより入力を受け付ける接触式入力手段と、
    前記検出手段により前記筐体の遷移動作が検出された場合、前記接触式入力手段の接触を検出する感度を小さくする感度制御手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
  6. 前記接触式入力手段は、前記検出手段により前記筐体の遷移動作が検出された後所定時間前記接触式入力手段の接触を検出する感度を小さくする請求項5記載の携帯端末。
  7. 前記検出手段は、前記筐体の遷移動作の開始および完了を検出し、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記筐体の遷移動作の開始が検出された後前記遷移動作の完了が検出されるまで前記接触式入力手段の接触を検出する感度を小さくする請求項5記載の携帯端末。
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