JP2011253892A - 剥離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱温度が高温になっても加熱手段が反りにくく、基板を支持部材から剥離する際に基板が破損しにくい剥離装置を提供することを目的とする。
【解決手段】熱溶融性の接着剤により支持部材2に接着された基板4を加熱する加熱手段30を備え、支持部材2から基板4を剥離する剥離装置10において、加熱手段30が、面状のヒータ32と、ヒータ32を挟持する一対のセラミックス板34,36と、一対のセラミックス板34,36を弾性的に締め付ける締付部材60とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱溶融性の接着剤により支持部材に接着された基板を加熱し支持部材から基板を剥離する剥離装置に関する。
近年、半導体デバイスなどの製造工程では、シリコン、サファイア、化合物半導体などの基板の大口径化・薄型化が進んでいる。このような大口径で薄い基板をそのまま搬送したり研磨処理したりすると、基板に反りや割れが生じやすい。そこで、基板を補強するために、基板と支持部材との間に熱溶融性の接着剤を介在させて、基板を支持部材に貼り付けることが行われている。
そして、基板の搬送や研磨処理などが終了した後に、基板を支持部材から剥離する必要がある。この剥離作業では、従来より、基板を吸着する第1の吸着手段と、支持部材を吸着する第2の吸着手段と、基板と支持部材とを加熱する加熱手段とを備え、加熱手段によって基板と支持部材とを接着する接着剤を溶融した状態で、第1の吸着手段と第2の吸着手段とを相対的にスライドさせ支持部材から基板を引き剥がす装置が提案されている(例えば、下記特許文献1,2参照)。
しかしながら、下記特許文献1,2の剥離装置では、加熱手段が、第1の吸着手段に設けられていることから、加熱手段による加熱温度が高温になると、加熱手段とこれが設けられた吸着手段との熱膨張率の相違によって第1の吸着手段が大きく反ってしまい、これに伴って、第1の吸着手段に吸着された基板も同様に反ってしまう。基板の反りが大きい状態で第1の吸着手段と第2の吸着手段とを相対的にスライドさせると、基板が支持部材に擦れ破損するおそれがあり問題である。
特開2004−63645号公報 特開2008−153337号公報
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、加熱温度が高温になっても加熱手段が反りにくく、基板を支持部材から剥離する際に基板が破損しにくい剥離装置を提供することを目的とする。
本発明の剥離装置は、熱溶融性の接着剤により支持部材に接着された基板を加熱する加熱手段を備え、前記支持部材から前記基板を剥離する剥離装置において、前記加熱手段が、面状のヒータと、前記ヒータを挟持する一対のセラミックス板と、前記一対のセラミックス板を弾性的に締め付ける締付部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、加熱温度が高温になっても加熱手段が反りにくく、基板を支持部材から剥離する際に基板が破損しにくい。
本発明の第1実施形態にかかる剥離装置の構成を示す正面図である。 図1の剥離装置の断面図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の1実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態にかかる剥離装置10は、支持部材2に対して熱溶融性の接着剤により基板4が接着された貼り合わせ基板6を加熱しつつ、支持部材2から基板4を剥離するものである。
この剥離装置10は、図1および図2に示すように、支持部材2の下面を吸着する下側吸着部12と、基板4の上面を吸着する上側吸着部30と、上側吸着部30に設けられた加熱手段16と、上側吸着部30を移動させるベース18とを備える。
ベース18は、モータ20の回転に伴って左右方向に延びるリニアガイド上を摺動するとともに、モータ22の回転に伴って上下方向に延びるリニアガイド上を摺動する。
ことで、ベース18に固定された上側吸着部30を上下左右に移動させる。
下側吸着部12は、支持部材2とほぼ同じ形状の多孔質セラミックスなどの多孔質板からなるチャック部24と、真空配管26を介してチャック部24の下方から真空吸引する不図示の真空装置とを備える。下側吸着部12のチャック部24上には、支持部材2を下方にした貼り合わせ基板6が載置され、真空装置がチャック部24を吸引することで、基板4を上方に向けた状態で貼り合わせ基板6を下側吸着部12に吸着固定する。
上側吸着部30は、下側吸着部12に保持された貼り合わせ基板6の上方より接近して基板4に当接し、これを真空吸着するとともに基板4側から貼り合わせ基板6を加熱する。つまり、上側吸着部30は、基板4を吸着固定する吸着手段と、基板4を加熱する加熱手段とを兼ねている。
詳細には、図2および図3に示すように、上側吸着部30は、ニッケル合金などの発熱抵抗体を人工マイカなどの絶縁材で挟み込んだ面状のヒータ32と、ヒータ32を挟持する上下一対のセラミックス板34,36と、基板4の上面を真空吸着するためのチャック部38と、上下一対のセラミックス板34,36を弾性的に締め付ける締付部材60と、ヒータ32および一対のセラミックス板34,36を上方より覆うカバー70とを備える。
一対のセラミックス板34,36は、面状のヒータ32を挟み込んだ状態で上下に重ね合わせられており、締付部材60が有するボルト66を挿通するための挿通穴40と、熱電対などの温度センサ42を挿通するための挿通穴44と、不図示の真空装置に接続される真空配管46とが設けられている。面状のヒータ32の上側に位置するセラミックス板34の上面には、断熱材31が貼付されている。
チャック部38は、基板4とほぼ同じ形状の多孔質セラミックスなどの多孔質板48と、セラミックスからなる取付プレート50とを備える。取付プレート50の下面には、多孔質板48を嵌入する凹部50aが設けられている。取付プレート50の下面と、凹部50aに嵌入された多孔質板48の上面との間には、間隙Sが形成されており、この間隙Sが一対のセラミックス板34,36に設けられた真空配管46に連通している。
凹部50aに多孔質板48が嵌入された取付プレート50は、ヒータ32の下側に位置するセラミックス板36の下面にネジ留めなどにより固定されている。
締付部材60は、ヒータ32の上側に位置するセラミックス板34の上方に配置されたスプリングプレート62と、スプリングプレート62とセラミックス板34との間に配された皿バネ64と、スプリングプレート62、皿バネ64、一対のセラミックス板34,36に挿通されるボルト66と、ボルト66と螺合するナット68とを備える。
図3に示すように、締付部材60では、ボルト66の頭部66aとナット68とが、スプリングプレート62とセラミックス板34との間に皿バネ64を介在させた状態で、スプリングプレート62、皿バネ64、上下一対のセラミックス板34,36を挟持している。そのため、締付部材60は、一対のセラミックス板34,36の上下方向への相対的な移動を許容して弾性的に締め付けつつ、一対のセラミックス板34,36をスプリングプレート62に固定する。
一対のセラミックス板34,36の間に配設された面状のヒータ32は、ボルト66を避けて配置されており、ボルト66に対してヒータ32が固定されていない。
また、スプリングプレート62と皿バネ64との間には、カバー70が介在している。このカバー70は、下方に開口した碗状をなしており、一対のセラミックス板34,36の上方及び側方を覆っている。カバー70とスプリングプレート62との間には断熱材33が貼付されている。
このような構成の剥離装置10において、支持部材2から基板4を剥離するには、まず、支持部材2を下方に向けて下側吸着部12に貼り合わせ基板6を載置する。
次に、真空装置を動作させて支持部材2を下側吸着部12に真空吸着することで、貼り合わせ基板6を下側吸着部12に固定する。
次に、モータ20,22を動作させることで、下側吸着部12に吸着固定された貼り合わせ基板6の上方位置へ上側吸着部30を移動させてから降下させ、下側吸着部12に固定された貼り合わせ基板6の基板4にチャック部38の多孔質板48を面接触させる。
次に、真空装置を動作させて基板4を上側吸着部30に真空吸着するとともに、面状のヒータ32に通電することでセラミックス板36および取付プレート50を介して基板4を所定温度(例えば、500℃)に加熱する。
そして、所定時間継続して貼り合わせ基板6を加熱して支持部材2と基板4とを接着している接着剤が溶融した状態で、モータ20を動作させ、基板4を真空吸着した上側吸着部30を支持部材2に対して平行方向(つまり、水平方向)にスライドさせ下側吸着部12から離反させ、支持部材2から基板4を剥離する。
以上のように本実施形態の剥離装置10では、締付部材60が、一対のセラミックス板34,36の上下方向への相対的な移動を許容して弾性的に一対のセラミックス板34,36を締め付けるため、セラミックス板34,36とヒータ32との熱膨張率が異なっていても、ヒータ32は、セラミックス板34,36に対して別個独立して伸縮することができ、ヒータ32が高温になってもセラミックス板34,36およびチャック部38に反りが発生しにくい。そのため、高温に加熱された上側吸着部30によって基板4を吸着しても、セラミックス板34,36およびチャック部38と同様、上側吸着部30に吸着された基板4も反りにくくなり、上側吸着部30を水平方向にスライドさせ基板4を支持部材2から剥離する際に、基板4が支持部材2に擦れて破損するのを抑えることができる。
なお、上記した本実施形態では、加熱手段16を上側吸着部30に設ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、下側吸着部12に加熱手段16を設けたり、あるいは、下側吸着部12および上側吸着部30の両方に加熱手段16を設けてもよい。
2…支持部材
4…基板
10…剥離装置
12…下側吸着部
16…加熱手段
24…チャック部
30…上側吸着部
30…加熱手段
31…断熱材
32…ヒータ
34…セラミックス板
36…セラミックス板
38…チャック部
46…真空配管
48…多孔質板
50…取付プレート
50a…凹部
60…締付部材
62…スプリングプレート
64…皿バネ
66…ボルト
66a…頭部
68…ナット
70…カバー
S…間隙

Claims (3)

  1. 熱溶融性の接着剤により支持部材に接着された基板を加熱する加熱手段を備え、前記支持部材から前記基板を剥離する剥離装置において、
    前記加熱手段が、面状のヒータと、前記ヒータを挟持する一対のセラミックス板と、前記一対のセラミックス板を弾性的に締め付ける締付部材とを備えることを特徴とする剥離装置。
  2. 前記支持基板を吸着する第1吸着手段と、前記支持基板に接着された前記基板を吸着する第2吸着手段とを備え、前記第1吸着手段および前記第2吸着手段の少なくとも一方に前記加熱手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の剥離装置。
  3. 前記締付部材は、前記一対のセラミックス板に挿通されるボルトと、前記ボルトと螺合するナットと、前記ボルトおよび前記ナットの間に配された皿バネとを備えることを特徴とする請求項1に記載の剥離装置。
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