JP2011252655A - 空気調和機の制御方法、及び空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】おやすみ運転時に快適な睡眠を可能とする空気調和機の制御方法、及び空気調和機に関し、おやすみ運転時の風速を、ユーザの好みに応じた風速に設定できる空気調和機の制御方法、及び空気調和機を提供する。
【解決手段】本発明は、室内に空気を送出する送風ファン213を備える空気調和機10の制御方法であって、おやすみ運転開始指示部312からのおやすみ運転開始指示に基づいておやすみ運転を開始し、おやすみ運転中に、送風ファン213の回転速度を変更可能としたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、室内に空気を送出する送風ファン213を備える空気調和機10の制御方法であって、おやすみ運転開始指示部312からのおやすみ運転開始指示に基づいておやすみ運転を開始し、おやすみ運転中に、送風ファン213の回転速度を変更可能としたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、おやすみ運転時に快適な睡眠を可能とする空気調和機の制御方法、及び空気調和機に関するものである。
従来、快適な睡眠が行えるように、おやすみ運転(おやすみタイマー運転)を備える空気調和機がある。おやすみ運転は、おやすみ運転開始ボタンが操作されると、室内機の送風ファンの回転速度を低下させて、室内に送出される空気の風速を一律に「微風」として、所定時間経過した後に運転を停止するものである。
また、空気調和機の運転の制御方法として、光センサにより部屋の明るさを検出して、室内に送風する室内ファンの回転速度を、明るいときに比べて暗いときに、低くすることで、就寝時の室内運転騒音を軽減する制御方法などが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、空気調和機の運転の制御方法として、光センサにより部屋の明るさを検出して、室内に送風する室内ファンの回転速度を、明るいときに比べて暗いときに、低くすることで、就寝時の室内運転騒音を軽減する制御方法などが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、引用文献1に記載の空気調和機の制御方式では、部屋が暗くなった時に、一律に送風ファンの回転速度を低くし、いわゆる、おやすみ運転状態とする構成であるため、熱帯夜のように暑い夜の場合には、冷房能力が不足して就寝中の在室者の安眠を逆に妨げるなどの課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、おやすみ運転をより適切なものとすることができる空気調和機の制御方法、及び空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、おやすみ運転をより適切なものとすることができる空気調和機の制御方法、及び空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は、おやすみ運転中の送風ファンの回転速度を変更可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、おやすみ運転をより適切なものとすることができる。
〔構成〕
以下に本発明の空気調和機の一実施形態の構成を説明する。
図1は、本発明の空気調和機の一実施形態のブロック構成図を示す。
本実施形態の空気調和機10は、図1に示すように、主に、室外機100、室内機200、リモコン300を備える構成とされている。この空気調和機10は、室外機100で外気と熱交換した熱媒体を室内機200に導入して、室内機200で、熱媒体により室内の空気を冷却、又は加熱して、冷却、又は加熱した空気を室内に送出するものである。
以下に本発明の空気調和機の一実施形態の構成を説明する。
図1は、本発明の空気調和機の一実施形態のブロック構成図を示す。
本実施形態の空気調和機10は、図1に示すように、主に、室外機100、室内機200、リモコン300を備える構成とされている。この空気調和機10は、室外機100で外気と熱交換した熱媒体を室内機200に導入して、室内機200で、熱媒体により室内の空気を冷却、又は加熱して、冷却、又は加熱した空気を室内に送出するものである。
〔室外機100〕
まず、室外機100の構成について説明する。
室外機100は、室外に配置され、冷房、ドライ時には、熱媒体を圧縮後、熱交換して、室内機200に供給し、暖房時には、熱媒体を熱交換後、圧縮して室内機200に供給する機器である。室外機100は、主に、圧縮機111、熱交換器112、四方弁113、ファン114、制御部115、駆動部116、通信部117、温度センサ118を備える構成とされている。
まず、室外機100の構成について説明する。
室外機100は、室外に配置され、冷房、ドライ時には、熱媒体を圧縮後、熱交換して、室内機200に供給し、暖房時には、熱媒体を熱交換後、圧縮して室内機200に供給する機器である。室外機100は、主に、圧縮機111、熱交換器112、四方弁113、ファン114、制御部115、駆動部116、通信部117、温度センサ118を備える構成とされている。
圧縮機111は、熱媒体を圧縮する機器である。そして、この圧縮機111には、冷房、及びドライ時には、室内機200から四方弁113を介して熱媒体が供給される。圧縮機111は、四方弁113から供給された熱媒体を圧縮して、熱交換器112に供給する。また、圧縮機111は、暖房時には、熱交換器112から供給される熱媒体を圧縮して、四方弁113を介して室内機200に供給する。
熱交換器112は、熱媒体と外気とで熱交換を行う機器であり、ファン114により外気が供給される。そして、この熱交換器112は、冷房、及びドライ時には、熱媒体の熱を外気に移動させ、暖房時には、外気の熱を熱媒体に移動させる。
熱交換器112は、熱媒体と外気とで熱交換を行う機器であり、ファン114により外気が供給される。そして、この熱交換器112は、冷房、及びドライ時には、熱媒体の熱を外気に移動させ、暖房時には、外気の熱を熱媒体に移動させる。
四方弁113は、駆動部116からの駆動信号に応じて熱媒体の流れる経路を切り換え、冷房、ドライ、暖房などの運転を切り換えるための弁装置である。この四方弁113は、冷房、及びドライ時には、図1の四方弁113内に実線で示すように、熱媒体の経路をクロスではなくストレートに切り換える。図1の四方弁113内に実線で示すように熱媒体の経路がストレートに切り換えられると、室内機200から戻った熱媒体が圧縮機111を通って熱交換器112に供給される。そして、圧縮機111により圧縮された熱媒体は、熱交換器112で冷却された後に室内機200に供給される。熱媒体は、室内機200で膨張されて、冷却される。冷却された熱媒体によって室内機200から送出される空気が冷却される。これによって、冷房・ドライ運転が可能となる。
また、四方弁113は、暖房時には、図1の四方弁113の内部に点線で示すように、熱媒体の経路を切り換える。図1の四方弁113の内部が点線で示すように切り換えられると、室内機200から戻った熱媒体は熱交換器112に供給される。熱交換器112に供給された熱媒体は、外気から吸熱を行った後に、圧縮機111で圧縮され、室内機200に供給される。これによって、暖房運転が可能となる。
ファン114は、例えば、プロペラファンをモータにより駆動する構成とされている。このファン114は、駆動部116から供給される駆動信号によりモータが、例えば、PWM(Pulse Width Moduration)駆動され、プロペラファンを回転させて、外気を熱交換器112に導入する。
制御部115は、マイコンなどから構成されており、室内機200から通信部117を介して受信した各種指令に基づいて駆動部116を介して圧縮機111、四方弁113、及びファン114を制御する。また、制御部115は、温度センサ118から外気温度の信号を取得し、通信部117を介して室内機200に通知する。
駆動部116は、制御部115から供給される駆動信号に基づいて圧縮機111、四方弁113、ファン114を駆動させる。
駆動部116は、制御部115から供給される駆動信号に基づいて圧縮機111、四方弁113、ファン114を駆動させる。
通信部117は、制御部115と室内機200との間に設けられ、制御部115と室内機200との通信制御を行う機器である。通信部117は、室内機200から運転モード切替指示、設定温度情報、設定湿度情報などを受信し、制御部115に供給するとともに、制御部115から外気温度データを取得し、室内機200に送信する。
温度センサ118は、例えば、サーミスタなどから構成され、熱交換器112の外側に設けられている。そして、温度センサ118は、ファン114により外部から熱交換器112に供給される外気温度に応じた温度検出信号を生成し、制御部115に供給する。
なお、温度センサ118は、サーミスタに限定されるものではなく、熱電対、半導体素子などからなるセンサを利用できる。温度センサ118は、これらに限定されるものではなく、外気温度が検出できるものであればよい。温度センサ118で生成された温度検出信号は、制御部115に供給される。制御部115では、外気温度データを生成し、通信部117を介して室内機200に通知する。
なお、温度センサ118は、サーミスタに限定されるものではなく、熱電対、半導体素子などからなるセンサを利用できる。温度センサ118は、これらに限定されるものではなく、外気温度が検出できるものであればよい。温度センサ118で生成された温度検出信号は、制御部115に供給される。制御部115では、外気温度データを生成し、通信部117を介して室内機200に通知する。
〔室内機200〕
次に室内機200の構成を説明する。
室内機200は、空気調和を行う室内に設けられ、室内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を設定温度にして、室内に送出する機器である。室内機200は、膨張弁211、熱交換器212、送風ファン213、風向板214、風向板駆動部215、制御部216、駆動部217、表示部218、記憶部219、通信部220、リモコン受信部221を備える構成とされている。
次に室内機200の構成を説明する。
室内機200は、空気調和を行う室内に設けられ、室内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を設定温度にして、室内に送出する機器である。室内機200は、膨張弁211、熱交換器212、送風ファン213、風向板214、風向板駆動部215、制御部216、駆動部217、表示部218、記憶部219、通信部220、リモコン受信部221を備える構成とされている。
膨張弁211は、例えば、電子膨張弁などから構成されている。そして、膨張弁211は、駆動部217からの駆動信号に応じて熱媒体の膨張量が制御される。駆動部217から膨張弁211に供給される駆動信号は、制御部216からの制御指令により制御される。冷房・ドライ運転時には、室外機100の熱交換器112から膨張弁211に熱媒体が供給され、室外機100から供給された熱媒体を膨張して熱交換器212に供給する。膨張弁211で膨張した熱媒体は、冷却されて、室内機200の熱交換器212に供給される。暖房運転時には、熱交換器212から膨張弁211に熱媒体が供給され、熱交換器212から供給された熱媒体を膨張して室外機100に供給する。
熱交換器212は、冷房・ドライ運転時には、膨張弁211から熱媒体が供給され、暖房運転時には、室外機100から熱媒体が供給される。この熱交換器212は、送風ファン213から室内の空気が吸気されており、熱媒体と室内の空気との間で熱移動を行う。
送風ファン213は、例えば、ラインフローファンをモータにより回転させる構成とされている。この送風ファン213は、駆動部217から供給される駆動信号によりモータを回転させ、ラインフローファンを回転させることにより、室内の空気を、熱交換器212を介して室内機200内部に引き込む。送風ファン213により室内機200内部に引き込まれた室内の空気は、熱交換器212を通って、冷却、又は加熱され、設定温度とされた後、風向板214により所定の方向に偏向されて、室内に送出される。
送風ファン213は、例えば、その回転速度が駆動部217によりPWM(Pulse Width Moduration)制御されており、制御部216からの制御信号に応じて回転速度を変更可能な構成とされている。
送風ファン213は、例えば、ラインフローファンをモータにより回転させる構成とされている。この送風ファン213は、駆動部217から供給される駆動信号によりモータを回転させ、ラインフローファンを回転させることにより、室内の空気を、熱交換器212を介して室内機200内部に引き込む。送風ファン213により室内機200内部に引き込まれた室内の空気は、熱交換器212を通って、冷却、又は加熱され、設定温度とされた後、風向板214により所定の方向に偏向されて、室内に送出される。
送風ファン213は、例えば、その回転速度が駆動部217によりPWM(Pulse Width Moduration)制御されており、制御部216からの制御信号に応じて回転速度を変更可能な構成とされている。
風向板214は、室内機200の空気の送出口に設けられ、風向板駆動部215により回動可能とされている。そして、風向板214は、熱交換器212により適温とされた空気を所定の方向に送出する。
風向板駆動部215は、例えば、電磁アクチュエータなどから構成されており、駆動部217から供給される駆動信号により駆動されて、風向板214を回動させる。
風向板駆動部215は、例えば、電磁アクチュエータなどから構成されており、駆動部217から供給される駆動信号により駆動されて、風向板214を回動させる。
制御部216は、例えば、マイコンなどから構成されており、内蔵プログラムに従って動作し、リモコン300から供給される指令により室外機100、及び室内機200内の各部の動作を制御する。制御部216は、例えば、運転の開始、又は停止の制御や、室内に送出される空気を設定された温度、及び設定された湿度とする制御や、おやすみ運転開始指示によりおやすみ運転を開始する制御や、おやすみ運転中の送風ファン213の回転速度を、高速から低速だけでなく低速から高速に変更する制御を行う。なお、制御部216でのおやすみ運転中の送風ファン213の回転速度の制御の具体的な制御については、後記する。
駆動部217は、制御部216と接続されており、制御部216から供給される制御信号に基づいて膨張弁211、送風ファン213、風向板駆動部215、及び表示部218を駆動する。
表示部218は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置から構成されており、例えば、空気調和機10に設定されている冷房、ドライ、暖房、及びおやすみ運転などの動作モードに関する情報、及び設定温度、設定湿度などの設定に関する情報を表示する。
表示部218は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置から構成されており、例えば、空気調和機10に設定されている冷房、ドライ、暖房、及びおやすみ運転などの動作モードに関する情報、及び設定温度、設定湿度などの設定に関する情報を表示する。
記憶部219は、例えば、不揮発性メモリなどから構成され、通常運転時、及びおやすみ運転時の風速(強風、弱風、微風)の情報が記憶される。記憶部219に記憶された風速は、通常運転開始時、又はおやすみ運転時に制御部216により読み出されて、読み出された風速に応じて送風ファン213の回転速度が決定される。送風ファン213は、設定された風速が「強風」の時には、高回転速度とされる。送風ファン213が高速回転速度とされると、強い風が室内機200から室内に送出される。また、送風ファン213は、設定された風速が「弱風」の時には、高回転速度より低い中回転速度とされる。送風ファン213が中速回転速度とされると、弱い風が室内機200から室内に送出される。さらに、送風ファン213は、設定された風速が「微風」の時には、中回転速度より低い低回転速度とされる。風速ファン213が低速回転速度とされると、微かな風が室内機200から室内に送出される。
なお、記憶部219には、おやすみ運転時の送風ファン213の回転速度のデフォルト値(初期値)として、「微風」が設定されている。
なお、記憶部219には、おやすみ運転時の送風ファン213の回転速度のデフォルト値(初期値)として、「微風」が設定されている。
通信部220は、制御部216と室外機100との間に設けられ、室外機100の通信部117と信号線を介して接続されている。そして、通信部220は、リモコン300からの各種指令を室外機100に送信するとともに、室外機100で取得され、通信部117から通知される外気温度データを受信し、制御部216に供給する。
リモコン受信部221は、受光素子、アンプなどを備え、リモコン300から送出される赤外光を受信して、リモコン300からの各種指令を復元する。リモコン受信部221で復元された指令は、制御部216に供給される。制御部216は、リモコン受信部221から供給される指令に基づいて駆動部217を介して膨張弁211、送風ファン213、及び風向板駆動部215の動作を制御するとともに、通信部220を介して室外機100の動作を制御する。
〔リモコン300〕
次に、リモコン300の構成を説明する。
図2は、本発明の空気調和機の一実施形態のリモコンの外観図、図3は、本発明の空気調和機の一実施形態のリモコンのブロック構成図を示す。
リモコン300は、例えば、赤外線通信リモコンから構成されている。このリモコン300は、図2、及び図3に示すように、運転/停止ボタン311、おやすみ運転開始ボタン(おやすみ運転開始指示部)312、風速切換ボタン(風速切換指示部)313、風向切換ボタン314、温度設定ボタン315、湿度設定ボタン316、表示部317、処理部318、送信部319を備える構成とされている。
次に、リモコン300の構成を説明する。
図2は、本発明の空気調和機の一実施形態のリモコンの外観図、図3は、本発明の空気調和機の一実施形態のリモコンのブロック構成図を示す。
リモコン300は、例えば、赤外線通信リモコンから構成されている。このリモコン300は、図2、及び図3に示すように、運転/停止ボタン311、おやすみ運転開始ボタン(おやすみ運転開始指示部)312、風速切換ボタン(風速切換指示部)313、風向切換ボタン314、温度設定ボタン315、湿度設定ボタン316、表示部317、処理部318、送信部319を備える構成とされている。
運転/停止ボタン311は、空気調和機10の運転、及び停止を指示するためのボタンである。空気調和機10が停止状態で、この運転/停止ボタン311を押下すると、空気調和機10の状態が運転状態に移行し、運転状態で、この運転/停止ボタン311を押下すると、空気調和機10の状態が停止状態に移行する。
また、おやすみ運転開始ボタン312は、おやすみ運転の開始を空気調和機10に指示するためのボタンである。通常運転状態で、このおやすみ運転ボタン312が押下されると、処理部318が送信部319を介しておやすみ運転開始指示を室内機200に送信する。また、おやすみ運転中に、このおやすみ運転ボタン312が押下されると、処理部318が送信部319を介しておやすみ運転停止指示を室内機200に送信し、通常運転に戻る。
また、おやすみ運転開始ボタン312は、おやすみ運転の開始を空気調和機10に指示するためのボタンである。通常運転状態で、このおやすみ運転ボタン312が押下されると、処理部318が送信部319を介しておやすみ運転開始指示を室内機200に送信する。また、おやすみ運転中に、このおやすみ運転ボタン312が押下されると、処理部318が送信部319を介しておやすみ運転停止指示を室内機200に送信し、通常運転に戻る。
風速切換ボタン313は、室内に送出される空気の風速を変更するためのボタンである。風速設定が「強風」の状態で、この風速切換ボタン313が押下されると、処理部318が送信部319を介して風速設定を「弱風」とする風速設定指示を室内機200に送信する。
風速設定が「弱風」の状態で、この風速切換ボタン313が押下されると、処理部318が送信部319を介して風速設定を「微風」とする風速設定指示を室内機200に送信する。
風速設定が「弱風」の状態で、この風速切換ボタン313が押下されると、処理部318が送信部319を介して風速設定を「微風」とする風速設定指示を室内機200に送信する。
さらに、風速設定が「微風」の状態で、風速切換ボタン313が押下されると、処理部318が送信部319を介して風速設定を「自動」とする風速設定指示を室内機200に送信する。風速設定が「自動」の状態で、風速切換ボタン313が押下されると、処理部318が送信部319を介して風速設定を「強風」とする風速設定指示を室内機200に送信する。
このように、風速切換ボタン313が押下されることにより、風速が、例えば、「強風」、「弱風」、「微風」、「自動」の順にサイクリックに設定される。なお、「強風」は、「弱風」より風速が強くなるように送風ファン213の回転速度を制御する動作モードである。また、「弱風」は、「微風」より風速が強くなるように送風ファン213の回転速度を制御する動作モードである。「微風」は、「弱風」より風速が弱くなるように送風ファン213の回転速度を制御する動作モードである。また、「自動」は、外気温度に応じて送風ファン213の回転速度を自動的に制御する動作モードである。
風向切換ボタン314は、室内に送出される空気の風向を切り換えるためのボタンである。風向切換ボタン314を押下することにより、風向板214の角度が切り換わる。
温度設定ボタン315は、室内に送出される空気の温度を設定するためのボタンであり、「▲」ボタンを押下することにより設定温度が上がり、「▼」ボタンを押下することにより設定温度を下げることができる。
湿度設定ボタン316は、室内に送出される空気の湿度を設定するためのボタンであり、「▲」ボタンを押下することにより設定湿度が上がり、「▼」ボタンを押下することにより設定湿度を下げることができる。
温度設定ボタン315は、室内に送出される空気の温度を設定するためのボタンであり、「▲」ボタンを押下することにより設定温度が上がり、「▼」ボタンを押下することにより設定温度を下げることができる。
湿度設定ボタン316は、室内に送出される空気の湿度を設定するためのボタンであり、「▲」ボタンを押下することにより設定湿度が上がり、「▼」ボタンを押下することにより設定湿度を下げることができる。
表示部317は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などから構成され、設定温度、設定湿度、運転モード、設定風速などの設定情報を表示する。
これらの運転/停止ボタン311、おやすみ運転開始ボタン312、風速切換ボタン313、風向切換ボタン314、温度設定ボタン315、湿度設定ボタン316、表示部317は、図3に示すように処理部318に接続されている。
これらの運転/停止ボタン311、おやすみ運転開始ボタン312、風速切換ボタン313、風向切換ボタン314、温度設定ボタン315、湿度設定ボタン316、表示部317は、図3に示すように処理部318に接続されている。
処理部318は、マイコンなどから構成されており、押下されたボタンに応じた信号を生成して、送信部319に供給する。
送信部319は、赤外線発光素子、及びドライバ回路などを含み、処理部318から供給される送信信号に応じた赤外光を送出する。送信部319から送出された赤外光は、室内機200のリモコン受信部221で受信される。
送信部319は、赤外線発光素子、及びドライバ回路などを含み、処理部318から供給される送信信号に応じた赤外光を送出する。送信部319から送出された赤外光は、室内機200のリモコン受信部221で受信される。
〔動作〕
次に、本実施形態の空気調和機10の動作を説明する。
まず、室内機200の制御部216でのおやすみ運転時の動作を説明する。
図4は、本発明の空気調和機の一実施形態の室内機の制御部のおやすみ運転時の処理フローチャートを示す。
制御部216は、ステップS1−1において、リモコン300からおやすみ運転開始指令が有ったか否かを判定する。制御部216は、ステップS1−1の判定において、リモコン300からおやすみ運転開始指令があったことを認識すると(ステップS1−1でYes)、ステップS1−2で前回の設定風速でおやすみ運転を開始する。更に詳細に説明すると、制御部216は、前回の設定風速を記憶部219から読み出し、室内機200から室内に送出される空気の風速が前回の設定風速となるように駆動部217を介して送風ファン213の回転速度を制御する。これにより、室内機200は、前回の設定風速でおやすみ運転を開始する。なお、最初のおやすみ運転時には、記憶部219に、おやすみ運転の風速のデフォルト値として、「微風」が設定されているため、送風ファン213は、最低の回転速度で回転し、室内機200から室内に送出される空気の風速は、「微風」となる。
次に、本実施形態の空気調和機10の動作を説明する。
まず、室内機200の制御部216でのおやすみ運転時の動作を説明する。
図4は、本発明の空気調和機の一実施形態の室内機の制御部のおやすみ運転時の処理フローチャートを示す。
制御部216は、ステップS1−1において、リモコン300からおやすみ運転開始指令が有ったか否かを判定する。制御部216は、ステップS1−1の判定において、リモコン300からおやすみ運転開始指令があったことを認識すると(ステップS1−1でYes)、ステップS1−2で前回の設定風速でおやすみ運転を開始する。更に詳細に説明すると、制御部216は、前回の設定風速を記憶部219から読み出し、室内機200から室内に送出される空気の風速が前回の設定風速となるように駆動部217を介して送風ファン213の回転速度を制御する。これにより、室内機200は、前回の設定風速でおやすみ運転を開始する。なお、最初のおやすみ運転時には、記憶部219に、おやすみ運転の風速のデフォルト値として、「微風」が設定されているため、送風ファン213は、最低の回転速度で回転し、室内機200から室内に送出される空気の風速は、「微風」となる。
次に、制御部216は、ステップS1−3で、リモコン300から設定風速切換指令が有ったか否かを判定する。制御部216は、ステップS1−3でリモコン300から設定風速切換指令が有ったことを認識すると(ステップS1−3でYes)、ステップS1−4で設定風速をリモコン300からの設定風速切換指令により指示された風速に変更するとともに、設定風速切換指令により指示された風速を前回値として記憶部219に記憶する。ちなみに、従来は、通常の冷房運転時には、風速切換ボタン313を押下することにより、風速の切り替えは可能であったものの、おやすみ運転中には、風速切換ボタン313での風速の切り替えを行うことはできなかった。おやすみ運転中に、風速の切り替えを行いたいときには、冷房運転に切り換え、風速切換ボタン313を操作することにより好みの風速に設定していた。
このように、本実施形態では、制御部216は、おやすみ運転中にリモコン300から供給される設定風速切換指令に基づいて送風ファン213の回転速度を切り換えて、室内機200から室内に送出される空気の風速を変更が可能な構成とされている。
また、おやすみ運転中のリモコン300からの設定風速切換指令により指示された風速を記憶部219に記憶して、次回のおやすみ運転開始時の風速とすることができる。これにより、次回のおやすみ運転開始時にユーザが好みの風速に設定する必要がなくなる。
また、おやすみ運転中のリモコン300からの設定風速切換指令により指示された風速を記憶部219に記憶して、次回のおやすみ運転開始時の風速とすることができる。これにより、次回のおやすみ運転開始時にユーザが好みの風速に設定する必要がなくなる。
また、制御部216は、ステップS1−3において、リモコン300から設定風速切換指令がなかった場合には(ステップS1−3でNo)、ステップS1−5で、設定風速自動モードに設定されているか否かを判定する。設定風速自動モードは、おやすみ運転時の室内に送出される空気の風速を外気温度に応じて自動的に変更する制御を行うモードである。
制御部216は、ステップS1−5において、おやすみ運転が設定風速自動モードに設定されている場合には(ステップS1−5でYes)、ステップS1−6で外気温度に応じて送風ファン213の回転速度を制御する設定風速自動制御処理を実行する。
制御部216は、ステップS1−5において、おやすみ運転が設定風速自動モードに設定されている場合には(ステップS1−5でYes)、ステップS1−6で外気温度に応じて送風ファン213の回転速度を制御する設定風速自動制御処理を実行する。
ここで、ステップS1−6の設定風速自動制御処理の詳細を説明する。
図5は、本発明の空気調和機の一実施形態の室内機の制御部の設定風速自動制御処理の処理フローチャートを示す。
制御部216は、まず、ステップS2−1で外気温度Tsを室外機100から取得する。外気温度Tsは、室外機100に備えられた温度センサ118から取得することができる。次に、ステップS2−2において取得した外気温度Tsが第1閾値T10より高いか否か、すなわち、「Ts>T10」か否かを判定する。
図5は、本発明の空気調和機の一実施形態の室内機の制御部の設定風速自動制御処理の処理フローチャートを示す。
制御部216は、まず、ステップS2−1で外気温度Tsを室外機100から取得する。外気温度Tsは、室外機100に備えられた温度センサ118から取得することができる。次に、ステップS2−2において取得した外気温度Tsが第1閾値T10より高いか否か、すなわち、「Ts>T10」か否かを判定する。
制御部216は、ステップS2−2で外気温度Tsが第1閾値T10より高いと判定したときには(ステップS2−2でYes)、外気温度Tsが高く、設定風速が「弱風」、又は「微風」では、寝苦しくなると判定して、ステップS2−3で設定風速を、おやすみ運転時の通常の設定風速である「弱風」又は「微風」から「強風」に設定する。すなわち、おやすみ運転時の設定風速が高くなるように設定風速を変更する。
ステップS2−3において、制御部216は、駆動部217を介して送風ファン213の回転速度を上げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「強風」としている。
送風ファン213の回転速度を上げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「強風」とすることにより、冷房効率が向上して、室内の温度を低下させることができる。これによって、ユーザに寝苦しさを与えることがなくなる。
送風ファン213の回転速度を上げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「強風」とすることにより、冷房効率が向上して、室内の温度を低下させることができる。これによって、ユーザに寝苦しさを与えることがなくなる。
また、制御部216は、ステップS2−2において外気温度Tsが第1閾値T10より高くないと判定したときには(ステップS2−2でNo)、ステップS2−4で外気温度Tsが第1閾値T10以下、かつ、第2閾値T20以上か否か、すなわち、「T20≦Ts≦T10」か否かを判定する。なお、第1閾値T10>第2閾値T20である。
制御部216は、ステップS2−4で、外気温度Tsが第1閾値T10以下、かつ、第2閾値T20以上のときには(ステップS2−4でYes)、外気温度は比較的高くない状態であると判定できるので、設定風速が「強風」では、室内音が大きくなり、安眠の邪魔になるものと判定して、ステップS2−5で設定風速を「弱風」に設定する。
制御部216は、ステップS2−4で、外気温度Tsが第1閾値T10以下、かつ、第2閾値T20以上のときには(ステップS2−4でYes)、外気温度は比較的高くない状態であると判定できるので、設定風速が「強風」では、室内音が大きくなり、安眠の邪魔になるものと判定して、ステップS2−5で設定風速を「弱風」に設定する。
ステップS2−5において、制御部216は、駆動部217を介して送風ファン213の回転速度を下げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「弱風」としている。
送風ファン213の回転速度を下げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「弱風」とすることにより、送風ファン213の回転による騒音を「強風」時に比べて低減することができ、安眠の邪魔となることを防止できる。
送風ファン213の回転速度を下げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「弱風」とすることにより、送風ファン213の回転による騒音を「強風」時に比べて低減することができ、安眠の邪魔となることを防止できる。
なお、外気温度Tsが第1閾値T10より高い温度状態のとき設定風速が「弱風」の状態であると、ユーザは寝苦しく感じることになる。また、外気温度Tsが第1閾値T10以下で、かつ、第2閾値T20以上、すなわち、T20≦Ts≦T10の状態のとき設定風速が「微風」の状態では、ユーザは寝苦しく感じることになる。
この第1閾値T10、及び第2閾値T20は、種々のユーザに対して実験を行い、設定した温度である。
この第1閾値T10、及び第2閾値T20は、種々のユーザに対して実験を行い、設定した温度である。
さらに、制御部216は、ステップS2−4で外気温度Tsが第1閾値T10以下、かつ、第2閾値T20以上ではない、すなわち、外気温度Tsが第2閾値T20未満、「T20>Ts」であると判定したときには(ステップS2−4でNo)、外気温度Tsは比較的低い温度であると判定できるため、室内騒音を更に小さくするために、ステップS2−6で設定風速を「微風」に設定する。ステップS2−6において、制御部216は、駆動部217を介して送風ファン213の回転速度を更に下げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「微風」としている。
送風ファン213の回転速度を下げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「微風」とすることにより、送風ファン213の回転の騒音を低減することができ、安眠の邪魔となることを防止できる。
送風ファン213の回転速度を下げて、室内機200から室内に送出される空気の風速を「微風」とすることにより、送風ファン213の回転の騒音を低減することができ、安眠の邪魔となることを防止できる。
ここで、図4に戻って制御部216の処理動作の説明を続ける。
制御部216は、ステップS1−5において、おやすみ運転が設定風速自動モードに設定されていない場合には、ステップS1−7で室内機200から室内に送出される空気の風速が記憶部219に記憶された前回の設定風速となるように送風ファン213の回転速度を制御する。
制御部216は、ステップS1−5において、おやすみ運転が設定風速自動モードに設定されていない場合には、ステップS1−7で室内機200から室内に送出される空気の風速が記憶部219に記憶された前回の設定風速となるように送風ファン213の回転速度を制御する。
制御部216は、ステップS1−8で、おやすみ運転が開始されてから所定のおやすみ運転時間が経過したか否かを判定する。制御部216は、ステップS1−8で、おやすみ運転が開始されてから所定のおやすみ運転時間が経過すると(ステップS1−8でYes)、おやすみ運転を終了する。制御部216は、ステップS1−8で、おやすみ運転が開始されてから所定のおやすみ運転時間が経過していないと判定した場合には(ステップS1−8でNo)、ステップS1−3に戻って処理を続ける。
このように、おやすみ運転中に図2、および図3に示すリモコン300の風速切換ボタン313が押下されると、室内機200の送風ファン213により室内に送出される空気の風速がリモコン300の風速切換ボタン313によって設定された風速に切り換えられるとともに、設定された当該風速がおやすみ運転時の設定風速として記憶部219に記憶される。
次に、本実施形態の空気調和機10のおやすみ運転時の設定風速の記憶動作を説明する。
図6は、本発明に係る空気調和機の一実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートを示す。図6(a)は、リモコン300からの指令の状態、図6(b)は、冷房運転の状態、図6(c)は、おやすみ運転の状態、図6(d)は、設定風速の状態、図6(e)は、記憶部219に記憶されるおやすみ運転時の設定風速の状態を示す。
図6は、本発明に係る空気調和機の一実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートを示す。図6(a)は、リモコン300からの指令の状態、図6(b)は、冷房運転の状態、図6(c)は、おやすみ運転の状態、図6(d)は、設定風速の状態、図6(e)は、記憶部219に記憶されるおやすみ運転時の設定風速の状態を示す。
まず、時刻t1で、図6(a)に示すように、空気調和機10が停止した状態からリモコン300の運転/停止ボタン311が押下されると、リモコン300から室内機200に冷房運転指令が送信され、図6(b)に示すように冷房運転が開始される。
なお、このとき、冷房運転の設定風速は、「強風」に設定されており、図6(d)に示すように室内機200から室内に送出される空気の風速が「強風」となるように送風ファン213の回転速度が制御される。
なお、このとき、冷房運転の設定風速は、「強風」に設定されており、図6(d)に示すように室内機200から室内に送出される空気の風速が「強風」となるように送風ファン213の回転速度が制御される。
時刻t2で、図6(a)に示すように、リモコン300のおやすみ運転開始ボタン312が押下されると、図6(c)に示すように、おやすみ運転が開始される。なお、このとき、記憶部219には、前回のおやすみ運転終了時の風速が設定風速として設定されている。おやすみ運転開始時には、記憶部219から前回のおやすみ運転終了時の設定風速である「微風」を読み出して、図6(d)に示すように室内機200から室内に送出される風速が「微風」となるように送風ファン213の回転速度が制御される。
時刻t3で、図6(a)に示すようにリモコン300の風速切換ボタン313が押下されると、図6(d)に示すように設定風速が「弱風」にされる。設定風速が「弱風」になると、図6(d)に示すように室内機200から室内に送出される風速が「弱風」となるように送風ファン213の回転速度が制御される。また、図6(e)に示すように記憶部219におやすみ運転時の設定風速として「弱風」が記憶される。
時刻t4で、図6(c)に示すように所定のおやすみ運転時間が経過すると、図6(b)に示すように冷房運転が停止し、送風ファン213の回転速度も停止する。このとき、図6(e)に示すように記憶部219には、設定風速として「弱風」が記憶されている。
時刻t5で、図6(a)に示すようにリモコン300の運転/停止ボタン311が押下されると、図6(b)に示すように冷房運転が開始される。このとき、冷房運転時の設定風速は、「強風」に設定されているので、図6(d)に示すように、室内機200から室内に送出される空気の風速が「強風」となるように、送風ファン213の回転速度が制御される。
時刻t6で、図6(a)に示すように、リモコン300のおやすみ運転開始ボタン312が押下されると、図6(c)に示すように、おやすみ運転が開始される。なお、このとき、記憶部219には、時刻t4における風速である前回のおやすみ運転終了時の風速「弱風」が設定風速として記憶されている。おやすみ運転開始時には、記憶部219から前回のおやすみ運転終了時の設定風速である「弱風」を読み出して、図6(d)に示すように室内機200から室内に送出される空気の風速が「弱風」となるように送風ファン213の回転速度が制御される。
なお、図6に示す動作は、おやすみ運転時の風速を手動とした場合の動作について説明しているが、おやすみ運転時の風速を「自動」とすると、図4、図5で説明したように、おやすみ運転時に外気温度が高い場合には、送風ファン213の回転速度が高くなり、冷房能力が向上する。また、外気温度が低い場合には、送風ファン213の回転速度が低下するので、騒音が低減する。
〔効果〕
このように、本実施形態の空気調和機10によれば、おやすみ運転時でも、リモコン300の操作により、ユーザの好みの風速に変更することができるため、騒音が気になる場合は、送風ファン213を低い回転速度で回転させ、また、暑くて寝苦しい場合には、送風ファン213を高い回転速度で回転させるように選択することができる。また、前回のおやすみ運転時に設定していた風速を記憶部219に記憶し、次回のおやすみ運転時に記憶部219から前回のおやすみ運転時の風速として読み出して、送風ファン213の回転速度を制御しているため、おやすみ運転時に、ユーザが、毎回、好みの設定に変更する手間が省ける。よって、操作性が向上する。
このように、本実施形態の空気調和機10によれば、おやすみ運転時でも、リモコン300の操作により、ユーザの好みの風速に変更することができるため、騒音が気になる場合は、送風ファン213を低い回転速度で回転させ、また、暑くて寝苦しい場合には、送風ファン213を高い回転速度で回転させるように選択することができる。また、前回のおやすみ運転時に設定していた風速を記憶部219に記憶し、次回のおやすみ運転時に記憶部219から前回のおやすみ運転時の風速として読み出して、送風ファン213の回転速度を制御しているため、おやすみ運転時に、ユーザが、毎回、好みの設定に変更する手間が省ける。よって、操作性が向上する。
さらに、おやすみ運転時の設定風速を「自動」に設定した場合には、外気温度が高いときには、送風ファン213の回転速度を高い回転速度として、室内への風速を高めるとともに、冷房能力を向上させることができる。また、外気温度が比較的低いときには、送風ファン213の回転速度を低い回転速度にして、騒音を小さくでき、また、送風ファン213の回転速度が低下することにより冷房能力が低下して、睡眠に快適な温度とすることができる。このように、おやすみ運転中の風速を外気温度に応じて睡眠時に快適となる風速に自動的に変更することができるので、おやすみ運転時の環境が快適になる。
なお、上記実施形態では、室外機100と室内機200とを備える、いわゆる、セパレートタイプの空気調和機を例に説明を行ったが、室内機と室外機とが一体化された構成の空気調和機にも適用できることは言うまでもない。また、上記実施形態では、リモコン300により指示を行う構成としたが、リモコン300からの操作に限定されるものではなく、室内機200に設けられた操作パネルなどを直接操作するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、冷房時におけるおやすみ運転中の送風ファン213の制御について説明したが、暖房時におけるおやすみ運転中についても同様な制御を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、冷房時におけるおやすみ運転中の送風ファン213の制御について説明したが、暖房時におけるおやすみ運転中についても同様な制御を行うようにしてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲で、種々の実施形態に適用できることは言うまでもない。
10 空気調和機
100 室外機
118 温度センサ
200 室内機
213 送風ファン
216 制御部
219 記憶部
300 リモコン
311 運転/停止ボタン
312 おやすみ運転開始ボタン(おやすみ運転開始指示部)
313 風速切換ボタン(風速切換指示部)
100 室外機
118 温度センサ
200 室内機
213 送風ファン
216 制御部
219 記憶部
300 リモコン
311 運転/停止ボタン
312 おやすみ運転開始ボタン(おやすみ運転開始指示部)
313 風速切換ボタン(風速切換指示部)
Claims (6)
- 室内に空気を送出する送風ファンを備える空気調和機の制御方法であって、
おやすみ運転開始指示部からのおやすみ運転開始指示に基づいておやすみ運転を開始するおやすみ運転開始手順と、
前記おやすみ運転中に、前記送風ファンの回転速度を変更する制御手順とを備えることを特徴とする空気調和機の制御方法。 - 前記おやすみ運転中に風速切換指示部からの指示に基づいて前記送風ファンの回転速度が変更されたときに、前記風速切換指示部により指示された回転速度となるように前記送風ファンの回転速度を制御するとともに、前記風速切換指示部により指示された前記送風ファンの回転速度に応じた情報を記憶部に記憶する記憶手順を備え、
前記おやすみ運転開始手順は、前記おやすみ運転開始指示に基づいて前記記憶手順で前記記憶部に記憶された前記送風ファンの回転速度に応じた情報を読み出し、前記記憶部から読み出した情報に応じた前記送風ファンの回転速度となるように前記送風ファンの回転速度を制御することを特徴とする請求項1に記載された空気調和機の制御方法。 - 外気温度を温度センサにより検出する外気温度検出手順を含み、
前記制御手順は、前記外気温度検出手順で前記温度センサにより検出された外気温度に応じて前記送風ファンの回転速度を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された空気調和機の制御方法。 - 室内に空気を送出する送風ファンを備える空気調和機であって、
おやすみ運転の開始を指示するおやすみ運転開始指示部と、
前記おやすみ運転開始指示部からの指示により前記おやすみ運転を開始し、前記おやすみ運転中に前記送風ファンの回転速度を変更可能とした制御部とを備えることを特徴とする空気調和機。 - 前記制御部は、前記おやすみ運転中に風速切換指示部からの指示に基づいて前記送風ファンの回転速度が変更されたときに、前記風速切換指示部により指示された回転速度となるように前記送風ファンの回転速度を制御するとともに、前記風速切換指示部により指示された前記送風ファンの回転速度に応じた情報を記憶部に記憶し、前記おやすみ運転開始指示部からの指示に基づいて前記記憶部に記憶された前記送風ファンの回転速度に応じた情報を読み出し、前記記憶部から読み出した情報に応じた前記送風ファンの回転速度となるように前記送風ファンの回転速度を制御することを特徴とする請求項4に記載された空気調和機。
- 外気温度を検出する温度センサを備え、
前記制御部は、前記温度センサにより検出された外気温度に応じて前記送風ファンの回転速度を制御することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載された空気調和機。
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