JP2011251761A - 食品の搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】製造工程から複数個ずつ並んで送出位置Aに送出された食品Wを、挟持部材2によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置Bに整列した状態で払い出す食品の搬送装置1において、挟持部材2を開閉操作する挟持部材操作手段3と、挟持部材操作手段3によって挟持部材2を開操作したときの挟持部材2の開度を、送出位置Aで食品Wを挟持するときの開度に対して払出位置Bで食品Wを払い出すときの開度が小さくなるように設定する挟持部材開度設定手段4とを備えるようにする。
【選択図】図1
Description
ところで、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出された食品は、通常、トレー等の包装容器に収容されて出荷されるが、コンベアに載せられて送出位置に送出された食品は、配列が乱れた状態で送出されたり、転倒しやすかったりするため、図6に示すように、製造工程から送出されてきた食品Wを、挟持部材80によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置Bにあるトレー等の包装容器Tに整列した状態で払い出すための食品の搬送装置8が用いられていた。
また、逆に、挟持部材80を開操作したときの開度を、払出位置Bで食品Wを払い出すために開操作した挟持部材80が、先に払い出した食品Wにぶつからないように、また、払出位置Bでの食品Wの払い出し状態が乱れないように、極力小さく設定するようにした場合には、送出位置Aで配列が乱れた状態で送出される食品Wを確実に挟持できなくなるという問題があった。
この食品の搬送装置は、挟持部材開度設定手段により、挟持部材操作手段によって挟持部材を開操作したときの開度を、送出位置で食品を挟持するときの開度に対して払出位置で食品を払い出すときの開度が小さくなるように設定することができる。
この食品の搬送装置は、挟持部材開度設定手段を、挟持部材の開方向の移動範囲を規制可能な規制部材によって構成することにより、挟持部材開度設定手段を、挟持部材操作手段と独立したものとして構成することができる。
この食品の搬送装置は、すべての挟持部材に共通の規制部材により、挟持部材の開度を設定することができる。
この食品の搬送装置は、製造工程から複数個ずつ並んで送出される食品毎に、挟持部材の開度を設定することができる。
この食品の搬送装置1は、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置Aに送出された食品Wを、挟持部材2によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置Bに整列した状態で払い出すようにするもので、挟持部材2を開閉操作する挟持部材操作手段3と、挟持部材操作手段3によって挟持部材2を開操作したときの挟持部材2の開度を、送出位置Aで食品Wを挟持するときの開度に対して、払出位置Bで食品Wを払い出すときの開度が小さくなるように設定する挟持部材開度設定手段4とを備えるようにしている。
これにより、食品の搬送装置1は、食品Wの送出位置Aと払出位置Bとの間を周期的に移動することができるように構成されている。
このとき、揺動部材21Bは、枢軸22Aに嵌着したギア23Aに、枢軸22Bに嵌着したギア23Bを噛合させることにより連動して揺動するように構成している。
なお、揺動部材21Bは、先端に挟持片20Aに対応するように挟持片20Bを配設する限りにおいて、揺動することなく基体5に固定して配設することもできる。
エアシリンダ30は、基端31側を基体5に揺動可能に取り付けるとともに、ロッド32の先端を操作片24に揺動可能に取り付け、エアシリンダ30のロッド32の進退によって、操作片24が移動し、挟持片20Aが揺動するように構成されている。
そして、ここでは、送出位置Aで食品Wを挟持するときの挟持部材2の開度を、調節部材45によって、払出位置Bで食品Wを払い出すときの挟持部材2の開度を、規制部材40によって、それぞれ設定するようにしている。
なお、挟持部材操作手段3自体に、挟持部材開度設定手段4の機能を持たせること、具体的には、例えば、挟持部材操作手段3を構成するアクチュエータの作動量をコントロールする制御機構を設けることもできる。
エアシリンダ40Aのロッド41の先端には、当接部材42を配設し、この当接部材42に、挟持部材2の操作片24に配設した長さ調節可能な、例えば、ねじ部材からなる当接片24aに当接する規制片42aと、基体5に長さ調節可能に配設した伸長位置規制部材51に当接してロッド41の食品Wの払出位置での最大伸長位置を規制する伸長位置規制片42bとを備えるようにしている。
このとき、当接部材42に配設する規制片42aを長さ調節可能に配設することにより、操作片24に配設する当接片24aを固定して配設したり、規制片42aを直接操作片24に当接させることによって当接片24aを省略したりすることができる。
そして、エアシリンダ40Aのロッド41を伸長させたときに、規制片42aに当接することとなる当接片24aの長さを微調整することにより、規制部材40の挟持部材2(操作片24)との当接位置を変更する。
なお、最大伸長位置をエアシリンダ40Aのロッド41の最大伸長位置とするときは、伸長位置規制部材51及び伸長位置規制片42bを省略することができる。
この状態では、伸長位置規制部材51に伸長位置規制片42bが当接することなく、また、規制片42aも、揺動して移動する操作片24に配設されている当接片24aと当接することがない場所に位置する。
そして、挟持部材操作手段3を操作することによって、操作片24が揺動すると、図3に示すように、エアシリンダ30のロッド32を最大に伸長させた状態となり、挟持部材2の食品Wを挟持していない状態での開度として最大の開度となる。
この状態では、伸長位置規制部材51に伸長位置規制片42bが当接し、規制部材40の規制片42aが、揺動して移動する操作片24に配設されている当接片24aと当接する場所に位置する。
そして、挟持部材操作手段3を操作することによって、操作片24が揺動すると、図5に示すように、エアシリンダ30のロッド32は最大に伸長することなく規制された状態となり、挟持部材2の食品Wを挟持していない状態での開度として最小の開度となる。
このとき、当接片24aの操作片24からの突出長さを調節することによって、食品Wを挟持していない状態での開度を、挟持部材2毎に設定することができる。
ストッパ片44は、挟持部材2の操作片24に配設した当接片24bとの距離が、挟持部材2を閉操作したときに漸減する位置に配設され、図4に示すように、食品Wを挟持片20A、20Bで挟持したときに食品Wを潰すことがない位置に調整して固定される。
このとき、ストッパ片44に操作片24を直接当接させることもでき、その場合、当接片24bを省略することができる。
調節部材45により、ロッド32の長さを調節することができ、挟持部材2の開度をさらに調節することができる。
これは、規制部材40としてのエアシリンダ40Aに配設される当接部材42に配設する規制片42aを、操作片24に配設されている当接片24aに対応した数だけ配設することによって、挟持部材2の食品Wの払出位置での開度を、共通の規制部材40でも、それぞれ、別個に設定することができ、装置全体のコンパクト化とコストダウンを図ることができる。
これにより、ストッパ片44及び調節部材45の調節を、製造工程から複数個ずつ並んで送出される食品W毎にすることによって、挟持部材2の各々の開度を独立して設定することができ、製造装置の特性等の原因で製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出される食品Wの大きさにバラツキがある場合等でも、容易に対応することができる。
2 挟持部材
3 挟持部材操作手段
4 挟持部材開度設定手段
40 規制部材
45 調節部材
5 基体
A 送出位置
B 払出位置
W 食品
Claims (4)
- 製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出された食品を、挟持部材によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置に整列した状態で払い出す食品の搬送装置において、前記挟持部材を開閉操作する挟持部材操作手段と、該挟持部材操作手段によって挟持部材を開操作したときの挟持部材の開度を、前記送出位置で食品を挟持するときの前記開度に対して前記払出位置で食品を払い出すときの前記開度が小さくなるように設定する挟持部材開度設定手段とを備えたことを特徴とする食品の搬送装置。
- 前記挟持部材が開方向に移動する際に該挟持部材に当接して挟持部材の開方向の移動範囲を規制可能な規制部材を備え、前記挟持部材開度設定手段を、前記挟持部材の移動範囲における前記規制部材の当接位置を変更して、前記開度を設定するように構成したことを特徴とする請求項1記載の食品の搬送装置。
- 前記規制部材を、前記挟持部材のすべてに対して共通のものとして構成したことを特徴とする請求項2記載の食品の搬送装置。
- 前記挟持部材操作手段を、製造工程から複数個ずつ並んで送出された食品毎に対応して前記挟持部材を独立して駆動するように構成するとともに、前記挟持部材開度設定手段を、前記独立して駆動するようにした挟持部材の各々の開度を独立して設定可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の食品の搬送装置。
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