JP2011251407A - 印刷装置および液体検出センサーの検査方法 - Google Patents

印刷装置および液体検出センサーの検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置において、液体検出センサーが正常に駆動可能か否かを精度良く検査する。
【解決手段】印刷装置は、液体検出センサーに第1の波形を印加し、この第1の波形の印加に応じて液体検出センサーから出力される第2の波形を測定する。そして、この第2の波形の測定結果に基づいて、液体検出センサーを駆動可能であるか否かを検査する。更に、印刷装置は、液体検出センサーへの第1の波形の印加に先立って、この第1の波形自体の測定を行い、この第1の波形の測定結果によっても検査を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置に装着される液体容器が備える液体検出センサーを検査する技術に関する。
従来、印刷装置に装着される液体容器内の液体の有無を検出するための液体検出センサーとして圧電素子を利用する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、圧電素子に対して所定の電圧波形を印加して電歪させ、電歪後の残留振動によって発生する残留波形に基づいて液体の有無を検出することができる。
しかし、圧電素子を駆動するための電圧は比較的高い電圧のため、圧電素子を駆動するための回路と他の電子デバイスとが短絡すると、他の電子デバイスに耐電圧を超える電圧が印加されてしまう虞があった。このような問題は、液体検出センサーを駆動可能な印刷装置全般に共通した問題であった。
特開2009−255418号公報 特開2009−274438号公報
上述の問題を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、印刷装置において、液体検出センサーを正常に駆動可能であるか否かを精度良く検査することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]液体検出センサーを備える液体容器が装着される印刷装置であって、前記液体検出センサーに第1の波形を印加する波形印加部と、前記第1の波形の印加に応じて前記液体検出センサーから出力される第2の波形を測定する測定部と、前記第2の波形の測定結果に基づいて、前記液体検出センサーを駆動可能であるか否かを検査する検査部と、を備え、前記波形印加部は、前記液体検出センサーへの前記第1の波形の印加に先立ち、該第1の波形を前記測定部に印加し、前記測定部は、印加された前記第1の波形を測定し、前記検査部は、更に、前記第1の波形の測定結果に基づいて前記検査を行う、印刷装置。
このような構成であれば、液体検出センサーから出力される第2の波形の測定だけではなく、この第2の波形を液体検出センサーから出力させるための第1の波形の測定も行う。そのため、第2の波形の測定結果に基づいて、第1の波形が液体検出センサーに正常に印加されているか否かを検査することができ、更に、第1の波形の測定結果に基づいて、その第1の波形自体が正常に生成されているか否かを検査することができる。よって、液体検出センサーを正常に駆動可能であるか否かを精度良く検査することが可能になる。
[適用例2]適用例1に記載の印刷装置であって、前記波形印加部は、前記第1の波形として、少なくとも2種類の電圧を有する波形を生成する、印刷装置。
このような構成であれば、少なくとも2種類の電圧に基づいて検査を行うことができるため、短絡等の原因で一定の電圧が測定部に誤って印加されたとしても、正確に検査を行うことが可能になる。
[適用例3]適用例2に記載の印刷装置であって、前記少なくとも2種類の電圧は、いずれも前記測定部の入力耐電圧よりも低い電圧である、印刷装置。
このような構成であれば、測定部の入力耐電圧を低くすることができるので、部品のコストダウンを図ることが可能になる。
[適用例4]適用例2または適用例3に記載の印刷装置であって、前記液体容器は記憶素子を有しており、前記少なくとも2種類の電圧は、いずれも前記記憶素子の入力耐電圧よりも低い電圧である、印刷装置。
このような構成であれば、記憶素子の入力耐電圧を低くすることができるので、部品のコストダウンを図ることが可能になる。
[適用例5]適用例2から適用例4までのいずれか一項に記載の印刷装置であって、前記検査部は、前記測定された第2の波形が、前記第1の波形の印加に拘わらず一定の電圧を示す場合に、接触不良または断線が発生していると判断する、印刷装置。
このような構成であれば、印刷装置と液体検出センサーとの間の接触不良や断線を検出することが可能になる。
[適用例6]適用例2から適用例5までのいずれか一項に記載の印刷装置であって、前記検査部は、前記測定された第2の波形が、前記第1の波形が有する前記少なくとも2種類の電圧と同じ電圧を示す場合に、短絡が発生していると判断する、印刷装置。
このような構成であれば、例えば、液体検出センサーに短絡が生じていることを検出することが可能になる。
[適用例7]適用例1から適用例6までのいずれか一項に記載の印刷装置であって、前記液体検出センサーは、高インピーダンスの容量性素子を有し、前記波形印加部は、前記容量性素子の第1の電極に前記第1の波形を印加し、前記測定部は、前記容量性素子の第2の電極から出力された前記第2の波形を測定する、印刷装置。
このような構成であれば、例えば、容量性素子として圧電素子を用いた液体検出センサーの検査を行うことが可能になる。
[適用例8]適用例7に記載の印刷装置であって、前記波形印加部は、前記第1の電極に前記第1の波形を印加した後、前記第2の電極に前記第1の波形を印加し、前記測定部は、前記第2の電極から出力された前記第2の波形を測定した後に、前記第1の電極から出力された第2の波形を測定する、印刷装置。
このような構成であれば、容量性素子の極性を反転させて検査を行うことができるので、液体検出センサーを正常に駆動可能か否かをより精度良く検査することが可能になる。
[適用例9]適用例1から適用例8までのいずれか一項に記載の印刷装置であって、前記液体検出センサーに印加される第1の波形と、前記測定部に印加される第1の波形とは、同一の形態を有する波形である、印刷装置。
このような構成であれば、1種類の波形によって検査を行うことができるので、波形を生成するための回路構成を簡素化することができる。
本発明は、上述した印刷装置としての構成のほか、検査方法や、コンピュータプログラムとしても構成することができる。かかるコンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
本発明の実施例としての印刷装置の概略構成を示す説明図である。 インクカートリッジと制御回路の内部構成を示す説明図である。 メイン検査処理のフローチャートである。 本体検査処理の詳細なフローチャートである。 検査用波形の例を示す説明図である。 第1センサー検査処理の詳細なフローチャートである。 検査用波形とそれに応じた応答波形の例を示す説明図である。 検査用波形とそれに応じた応答波形の例を示す説明図である。 検査用波形とそれに応じた応答波形の例を示す説明図である。 第2センサー検査処理の詳細なフローチャートである。 液体検出処理のフローチャートである。 液体検出用波形とそれに応じた応答波形の例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づき次の順序で説明する。
A.装置構成:
B.検査処理:
C.液体検出処理:
D.変形例:
A.装置構成:
図1は、本発明の実施例としての印刷装置の概略構成を示す説明図である。印刷装置10は、シアン、マゼンタ、イエロー等のインクが収容されたインクカートリッジ80が装着されるキャリッジ12と、キャリッジ12を主走査方向に駆動するキャリッジモーター14と、印刷用紙PAを副走査方向に搬送する紙送りモーター16と、キャリッジ12に搭載され、インクカートリッジ80から供給されたインクを吐出する印刷ヘッド18と、エラー情報等を表示するための表示部20と、印刷装置10の動作全般を制御する制御回路50と、を備えている。
制御回路50は、所定のインターフェース22を介して接続されたコンピューター90等から受信した印刷データに基づいて、キャリッジモーター14や紙送りモーター16、印刷ヘッド18を制御して印刷を行わせる機能を有する。本実施例では、制御回路50は、更に、インクカートリッジ80に備えられた液体検出センサーが正常に駆動可能か否かを検査する機能を有している。以下、この検査機能を実現するための構成および処理内容について詳細に説明する。
図2は、インクカートリッジ80と制御回路50の内部構成を示す説明図である。インクカートリッジ80は、インクが収容されたインク収容室82と、インク収容室82に収容されたインクを印刷ヘッド18に供給するためのインク供給口83と、インク収容室82内のインクの有無を検出するための液体検出センサー84と、制御回路50によってインク残量等の種々の情報が読み書きされる不揮発性の半導体メモリー87と、を備えている。
液体検出センサー84は、高インピーダンスの容量性素子である圧電素子を含んでおり、この圧電素子を駆動するための第1の電極85と第2の電極86とを備えている。これら第1の電極85、第2の電極86、および、半導体メモリー87が有する各電極は、インクカートリッジ80の外面に設けられた回路基板(図示せず)上の端子を通じて、制御回路50に電気的に導通する。なお、半導体メモリー87は、入力可能な電圧の上限値(入力耐電圧)が規定されており、本実施例では5Vとする。
制御回路50は、駆動波形生成部52と、EEPROM54と、センサー制御部56と、電圧測定回路60と、主制御部70と、を備えている。
駆動波形生成部52は、主制御部70からの指令に応じて、液体検出センサー84を駆動するための駆動波形(電圧波形)を生成する。具体的には、駆動波形生成部52は、EEPROM54にデジタル信号として記憶された駆動波形を読み出し、このデジタル信号をD/A変換することでアナログ信号としての駆動波形を生成する。なお、駆動波形生成部52は、液体検出センサー84だけでなく、印刷ヘッド18に備えられたピエゾ素子を駆動するための駆動波形も出力することが可能である。
EEPROM54には、液体検出センサー84を動作させる目的に応じて、複数種類の駆動波形が記憶されている。具体的には、インクカートリッジ80内の液体の有無を検出するための駆動波形と、液体検出センサー84が正常に駆動可能か否かを検査するための駆動波形と、が記憶されている。以下では、前者の波形を、「液体検出用波形」といい、後者の波形を「検査用波形」という。検査用波形は、本願の「第1の波形」に相当する。
センサー制御部56は、内部に複数のスイッチS1〜S7を備えており、主制御部70からの指令に応じてこれらのスイッチS1〜S7の開閉状態を切り換えることで、駆動波形生成部52と、液体検出センサー84と、電圧測定回路60と、の接続状態を設定する。スイッチS1,S2,S5,S6,S7としては、例えば、アナログスイッチを用いることができ、スイッチS3,S4としては、例えば、NMOSトランジスタを用いることができる。本実施例では、センサー制御部56は、キャリッジ12上に設けられており、制御回路50内の他の回路とはフレキシブルフラットケーブル(図示せず)によって接続されている。
スイッチS1は、オン状態にされたときに、駆動波形生成部52と液体検出センサー84の第1の電極85とを接続する。また、スイッチS2は、オン状態にされたときに、駆動波形生成部52と液体検出センサー84の第2の電極86とを接続する。
スイッチS3は、オン状態にされたときに、液体検出センサー84の第1の電極85を接地する。また、スイッチS4は、オン状態にされたときに、液体検出センサー84の第2の電極を接地する。
スイッチS5は、オン状態にされたときに、液体検出センサー84の第1の電極85と電圧測定回路60とを接続する。また、スイッチS6は、オン状態にされたときに、液体検出センサー84の第2の電極86と電圧測定回路60とを接続する。
スイッチS7は、オン状態にされたときに、駆動波形生成部52と電圧測定回路60とを直接的に接続する。
電圧測定回路60は、センサー制御部56を通じて、液体検出センサー84や駆動波形生成部52から入力された波形の電圧を測定する機能を有する。電圧測定回路60は、入力された波形の電圧範囲を変換するための電圧変換回路や、アナログ波形をデジタル信号に変換するためのA/D変換回路を備えている。電圧測定回路60は、入力可能な電圧の上限値(入力耐電圧)が規定されており、本実施例では5Vとする。
主制御部70は、CPUやRAM、ROMを備えるコンピューターとして構成されている。CPUは、ROMに記憶された制御プログラムをRAMにロードして実行することで検査制御部72および液体検出制御部74として機能する。
検査制御部72は、駆動波形生成部52やセンサー制御部56、電圧測定回路60を制御して、液体検出センサー84が正常に駆動可能か否かを検査する機能を有する。かかる機能を実現するための具体的な処理内容については後述する。
液体検出制御部74は、駆動波形生成部52やセンサー制御部56、電圧測定回路60、液体検出センサー84を制御して、インクカートリッジ80内の液体の有無を検出する機能を有する。かかる機能を実現するための具体的な処理内容については後述する。
B.検査処理:
(B1)メイン検査処理:
図3は、上述した検査制御部72によって実行されるメイン検査処理のフローチャートである。このメイン検査処理は、例えば、印刷装置10の電源がオンにされた場合に実行される。メイン検査処理が開始されると、まず、検査制御部72は、本体検査処理を実行する(ステップS100)。この本体検査処理は、駆動波形生成部52からセンサー制御部56に駆動波形が正しく送信されるか否かを検査するための処理である。この処理の詳細については後述する。
本体検査処理が終了すると、検査制御部72は、検査結果が「OK」であるか「NG」であるかを判断する(ステップS200)。検査結果が「OK」、すなわち、駆動波形生成部52からセンサー制御部56に駆動波形が正しく送信されることが確認されれば、検査制御部72は、続いて、キャリッジ12に装着されたインクカートリッジ80毎に、第1センサー検査処理を実行する(ステップS300)。この第1センサー検査処理は、駆動波形生成部52から液体検出センサー84の第1の電極85に駆動波形が正しく送信されるか否かを検査するための処理である。この処理の詳細については後述する。一方、検査結果が「NG」、すなわち、駆動波形生成部52からセンサー制御部56に駆動波形が正しく送信されないことが確認されれば、検査制御部72は、表示部20にその旨を示すエラーを表示して(ステップS700)、当該メイン検査処理を終了する。
第1センサー検査処理が終了すると、検査制御部72は、その検査結果が「OK」であるか「NG」であるかを判断する(ステップS400)。検査結果が「OK」、すなわち、駆動波形生成部52から液体検出センサー84の第1の電極85に駆動波形が正しく送信されることが確認されれば、検査制御部72は、続いて、キャリッジ12に装着されたインクカートリッジ80毎に、第2センサー検査処理を実行する(ステップS500)。この第2センサー検査処理は、駆動波形生成部52から液体検出センサー84の第2の電極86に駆動波形が正しく送信されるか否かを検査するための処理である。この処理の詳細については後述する。一方、ステップS400において、検査結果が「NG」、すなわち、駆動波形生成部52から液体検出センサー84の第1の電極85に駆動波形が正しく送信されないことが確認されれば、検査制御部72は、表示部20に、その旨を示すエラーを表示して(ステップS700)、当該メイン検査処理を終了する。なお、第1センサー検査処理によって異常の原因が特定された場合には、ステップS700において、異常の原因を示す表示も行う。
第2センサー検査処理が終了すると、検査制御部72は、その検査結果が「OK」であるか「NG」であるかを判断する(ステップS600)。検査結果が「OK」、すなわち、駆動波形生成部52から液体検出センサー84の第2の電極86に駆動波形が正しく送信されることが確認されれば、検査制御部72は、当該メイン検査処理を正常終了する。一方、ステップS600において、検査結果が「NG」、すなわち、駆動波形生成部52から液体検出センサー84の第2の電極86に駆動波形が正しく送信されないことが確認されれば、検査制御部72は、表示部20に、その旨を示すエラーを表示して(ステップS700)、当該センサー検査処理を終了する。なお、第2センサー検査処理によって異常の原因が特定された場合には、ステップS700において、異常の原因を示す表示も行う。以上で説明したメイン検査処理において、全ての検査処理の検査結果が「OK」であれば、制御回路50は、液体検出制御部74によって、インクカートリッジ80内のインクの有無を検出するための液体検出処理を実行する(詳細は後述)。
(B2)本体検査処理:
図4は、上述したメイン検査処理のステップS100で実行される本体検査処理の詳細なフローチャートである。この本体検査処理が実行されると、まず、検査制御部72は、センサー制御部56内のスイッチを初期設定する(ステップS10)。具体的には、スイッチS3およびスイッチS4をオン状態にし、他のスイッチS1,S2,S5,S6,S7をオフ状態にする。こうすることで、液体検出センサー84の第1の電極85と第2の電極86とが両方とも接地された状態になる。
続いて、検査制御部72は、スイッチS7をオフ状態からオン状態に切り換えることで、駆動波形生成部52と電圧測定回路60とを接続する(ステップS110)。そして、駆動波形生成部52に指令を与えて検査用波形を出力させる(ステップS120)。こうすることで、駆動波形生成部52から出力された検査用波形は、センサー制御部56を介して、電圧測定回路60に入力されることになる。
図5は、検査用波形W1の例を示す説明図である。図示するように、本実施例では、検査用波形W1として、第1の期間T1の間は第1の電圧が印加され、その後の第2の期間T2は、第1の電圧よりも高い電圧である第2の電圧が印加される波形を、駆動波形生成部52から出力する。第1の電圧としては、例えば、1.4Vとすることができ、第2の電圧としては、例えば、3.3Vとすることができる。これら第1の電圧と第2の電圧とは、いずれも、電圧測定回路60の入力耐電圧よりも低い値に設定されている。
続いて、検査制御部72は、電圧測定回路60を用いて、電圧測定回路60に入力された検査用波形W1の第1の電圧と第2の電圧とを測定する(ステップS130)。そして、その測定結果に基づいて、駆動波形生成部52からセンサー制御部56に駆動波形が正しく送信されるか否かを判断する(ステップS140)。つまり、ステップS130で測定した第1の電圧と第2の電圧とが、ステップS120で駆動波形生成部52から出力された第1の電圧と第2の電圧とにそれぞれ一致すれば、検査結果は、「OK」と判定される。一方、いずれか一方の電圧でも一致しなければ、検査結果は、「NG」と判定される。
以上で説明した本体検査処理によれば、駆動波形生成部52からセンサー制御部56までの導通状態、あるいは、センサー制御部56から電圧測定回路60までの導通状態を検査することができるので、インクカートリッジ80側ではなく、印刷装置10側の回路に異常が生じているか否かを判断することが可能になる。なお、本実施例では、センサー制御部56のスイッチS3とスイッチS4とをオン状態にし、液体検出センサー84の第1の電極85と第2の電極86とをいずれも接地させた状態で上述した本体検査処理を実行することとした。しかし、スイッチS3とスイッチS4とをオフ状態にし、第1の電極85と第2の電極86とを開放させた状態で実行しても構わない。
(B3)第1センサー検査処理:
図6は、上述したメイン検査処理のステップS300で実行される第1センサー検査処理の詳細なフローチャートである。この第1センサー検査処理が実行されると、まず、検査制御部72は、センサー制御部56内のスイッチを初期設定する(ステップS310)。具体的には、スイッチS3およびスイッチS4をオン状態にし、他のスイッチS1,S2,S5,S6,S7をオフ状態にする。こうすることで、液体検出センサー84の第1の電極85と第2の電極86とが両方とも接地された状態になる。
続いて、検査制御部72は、スイッチS1をオン状態にしてスイッチS3をオフ状態にすることで、駆動波形生成部52と液体検出センサー84の第1の電極85とを接続する(ステップS320)。そして、検査制御部72は、駆動波形生成部52に指令を与えて、図5に示した検査用波形W1を出力させる(ステップS330)。すると、液体検出センサー84の第1の電極85に検査用波形W1が印加されることになる。
第1の電極85への検査用波形W1の印加が開始されると、所定の期間経過後に、検査制御部72は、スイッチS4をオフ状態にして液体検出センサー84の第2の電極86をグランドから切り離し、更に、スイッチS6をオン状態にすることで、液体検出センサー84の第2の電極86を電圧測定回路60に接続する(ステップS340)。そして、電圧測定回路60によって、液体検出センサー84の第2の電極86から出力された応答波形の第1の電圧と第2の電圧とを測定する(ステップS350)。
図7〜9は、検査用波形W1と応答波形W2の例を示す説明図である。これらの図に実線で示した電圧波形が検査用波形W1であり、一点鎖線で示した電圧波形が第2の電極86から出力される応答波形W2である。応答波形W2は、本願の「第2の波形」に相当する。これらの図に示すように、本実施例では、検査用波形W1の第1の電極85への印加開始後、第1の期間T1中に、上記ステップS340によって第2の電極86をグランドから切り離す。そして、第1の期間T1中のその後のタイミングにおいて、応答波形W2の第1の電圧を測定し、その後、印加する電圧が高まる第2の期間T2において、応答波形W2の第2の電圧を測定する。
上記ステップS350において、応答波形W2の第1の電圧と第2の電圧とを測定すると、検査制御部72は、これらの電圧に基づいて、センサー制御部56から液体検出センサー84までの回路に異常があるか否かを判定する(ステップS360)。例えば、センサー制御部56から液体検出センサー84までの間が正常に導通していれば、第2の電極86からの応答波形W2は、図7に示すように、検査用波形W1と所定の電位差を保ちながら検査用波形W1に追従するような波形となる。このとき、例えば、応答波形W2の第1の電圧は、0Vとなり、第2の電圧は、約2Vとなる。そのため、ステップS250で測定された第1の電圧と第2の電圧が、これらの値に一致すれば、検査制御部72は、ステップS360において、異常なし(OK)と判定し、それ以外の場合には、異常あり(NG)と判断する。
上記ステップS360において、「異常あり」と判断された場合において、センサー制御部56から液体検出センサー84の第1の電極85までの間に断線や接触不良が生じていれば、検査用波形W1が液体検出センサー84に正常に印加されないことになる。そのため、この場合には、図8に示すように、第2の電極86をグランドから切り離した後においても、応答波形W2は0Vのままになる。よって、上記ステップS350で測定された2つの電圧がいずれも0Vであれば、検査制御部72は、上記ステップS360において、異常の原因を、「センサー制御部56から液体検出センサー84の第1の電極85までの間の断線あるいは接触不良」であると判断する。
また、例えば、液体検出センサー84の第1の電極85と第2の電極86との間が短絡していれば、検査用波形W1が第1の電極85だけではなく第2の電極86にも印加されてしまうことになる。そのため、この場合には、図9に示すように、応答波形W2は、第2の電極86をグランドから切り離した後、検査用波形W1と同じ波形を示すことになる。そのため、上記ステップS350で測定された第1の電圧と第2の電圧とがいずれも検査用波形W1の第1の電圧と第2の電圧と同じ値であれば、検査制御部72は、上記ステップS360において、異常の原因を、「液体検出センサー84の第1の電極85と第2の電極86との間の短絡」であると判断する。
以上で説明したように、本実施例の第1センサー検査処理によれば、センサー制御部56から液体検出センサー84の第1の電極85までの導通状態を検査することができ、更に、異常が生じている場合には、検査用波形W1を構成する2種類の電圧と応答波形W2の電圧との相違に基づいて、その異常の原因を特定することが可能になる。
(B4)第2センサー検査処理:
図10は、上述したメイン検査処理のステップS500で実行される第2センサー検査処理の詳細なフローチャートである。この第2センサー検査処理が実行されると、まず、検査制御部72は、センサー制御部56内のスイッチを初期設定する(ステップS510)。具体的には、スイッチS3およびスイッチS4をオン状態にし、他のスイッチS1,S2,S5,S6,S7をオフ状態にする。こうすることで、液体検出センサー84の第1の電極85と第2の電極86とが両方とも接地された状態になる。
続いて、検査制御部72は、スイッチS2をオン状態にしてスイッチS4をオフ状態にすることで、駆動波形生成部52と液体検出センサー84の第2の電極86とを接続する(ステップS520)。そして、検査制御部72は、駆動波形生成部52に指令を与えて、図5に示した検査用波形W1を出力させる(ステップS530)。すると、液体検出センサー84の第2の電極86に検査用波形W1が印加されることになる。
第2の電極86への検査用波形W1の印加が開始されると、所定の期間経過後に、検査制御部72は、スイッチS3をオフ状態にして液体検出センサー84の第2の電極86をグランドから切り離し、更に、スイッチS5をオン状態にすることで、液体検出センサー84の第1の電極85を電圧測定回路60に接続する(ステップS540)。そして、電圧測定回路60によって、液体検出センサー84の第1の電極85から出力された応答波形の第1の電圧と第2の電圧とを測定し(ステップS550)、上述した第1センサー検査処理と同様に、異常の有無の判定を行う(ステップS560)。このとき、例えば、図8に示したような応答波形W2が液体検出センサー84の第1の電極85から得られれば、検査制御部72は、異常の原因を、「センサー制御部56から液体検出センサー84の第2の電極86までの間の断線あるいは接触不良」であると判断し、図9に示したような応答波形W2が得られれば、検査制御部72は、異常の原因を、「液体検出センサー84の第1の電極85と第2の電極86との間の短絡」であると判断する。
以上で説明したように、本実施例の第2センサー検査処理によれば、センサー制御部56から液体検出センサー84の第2の電極86までの導通状態を検査することができ、更に、異常が生じている場合には、検査用波形W1を構成する2種類の電圧と応答波形W2の電圧との相違に基づいて、その異常の原因を特定することが可能になる。
C.液体検出処理:
図11は、上述した液体検出制御部74によって実行される液体検出処理のフローチャートである。また、図12は、インクカートリッジ80内のインクを検出するための液体検出用波形とそれに応じた応答波形の例を示す説明図である。図11に示す液体検出処理は、上述したメイン検査処理によってすべての検査が「OK」と判定された場合に実行される。
この液体検出処理が開始されると、液体検出制御部74は、まず、センサー制御部56に指令を与えてスイッチの初期設定を行う(ステップS900)。具体的には、スイッチS1,S4をオン状態にし、スイッチS2,S3,S5,S6,S7をオフ状態にする。こうすることで、駆動波形生成部52と液体検出センサー84の第1の電極85とが接続され、液体検出センサー84の第2の電極86が接地した状態になる。
次に、液体検出制御部74は、駆動波形生成部52に指令を与えて、液体検出用波形W3(図12参照)を生成させる(ステップS910)。駆動波形生成部52は、液体検出制御部74からこの指令を受信すると、EEPROM54から液体検出用波形W3のデータを読み出し、図12に示すような液体検出用波形W3を生成する。具体的には、駆動波形生成部52は、圧電素子を駆動するための圧電素子駆動期間T3においては、互いに逆向きの台形を2つ組み合わせたパルス状の波形を有し、圧電素子から応答波形W4を受信するための応答波形受信期間T4においては、一定の電圧を保つような波形を有する液体検出用波形W3を生成する。この液体検出用波形W3の最大電圧は約36Vであり、最小電圧は約2Vである。
以上のようにして、液体検出用波形W3が生成されると、駆動波形生成部52によって、この液体検出用波形W3が液体検出センサー84の第1の電極85に印加される(ステップS920)。その後、液体検出制御部74は、圧電素子駆動期間T3の終了時点において、センサー制御部56に指令を与えて、スイッチS1をオン状態に保ったまま、スイッチS4をオフ状態にすることで液体検出センサー84の第2の電極86をグランドから切り離すとともに、スイッチS6をオン状態にし、第2の電極86と電圧測定回路60とを接続する(ステップS930)。すると、図12に示すように、液体検出センサー84の第2の電極86からは、所定の周期で振動する応答波形W4が出力される。
液体検出制御部74は、センサー制御部56および電圧測定回路60を通じて、液体検出センサー84から応答波形W4を受信すると(ステップS940)。その周波数を測定し(ステップS950)、測定した周波数に応じて、インクカートリッジ80内のインクの有無を判定する(ステップS960)。液体検出センサー84は、詳細な図示は省略するが、インク収容室82からインク供給口83に至るインク流路の一部を形成するキャビティ(共振部)と、キャビティの壁面の一部を形成する振動板と、振動板上に配置された圧電素子とを備えている。圧電素子に液体検出用波形W3が供給されると、圧電素子を介して振動板が振動する。そして、その後の振動板の残留振動の周波数が応答波形W4の周波数となる。振動板の残留振動の周波数は、キャビティ内のインクの有無により異なるので、液体検出制御部74は、応答波形W4の周波数を測定することで、インクカートリッジ内インクの有無(正確にはキャビティ内のインクの有無)を検出することができる。液体検出制御部74は、こうして判定した結果を、印刷装置10に備えられた表示部20やコンピューター90に表示させる(ステップS970)。
なお、上述した液体検出処理では、液体検出センサー84の第1の電極85に液体検出用波形W3を印加し、第2の電極86から応答波形W4を取得している。これに対して、例えば、液体検出センサー84の第2の電極86に液体検出用波形W3を印加し、第1の電極85から応答波形W4を取得することとしてもよい。
以上で説明した本実施例の印刷装置10では、インクカートリッジ80内のインクの有無を検出するための液体検出処理を実行する前に、まず、上述したメイン検査処理を実行することで、駆動波形生成部52から液体検出センサー84に正常に駆動波形が伝達可能か否かを検査する。そのため、入力耐電圧の低い半導体メモリー87や電圧測定回路60に、回路の短絡等によって、液体検出センサー84を駆動するための高電圧波形(液体検出用波形W3)が印加されてしまうことを抑制することが可能になる。
また、本実施例では、液体検出センサー84を駆動するための高電圧波形(液体検出用波形W3)ではなく、半導体メモリー87や電圧測定回路60の入力耐電圧よりも低い電圧波形(検査用波形W1)によって、駆動波形生成部52から液体検出センサー84に正常に駆動波形が伝達可能か否かを検査する。そのため、半導体メモリー87や電圧測定回路60の耐電圧を低くすることが可能になり、採用する部品のコストダウンを図ることが可能になる。更に、本実施例では、本体検査処理を行うための検査用波形W1と、第1及び第2センサー検査処理を行うための検査用波形W1とを同じ形態の波形としたため、この検査用波形W1を生成するためのデータが記憶されるEEPROM54の記憶容量を節減することが可能になる。
また、本実施例では、検査用波形W1を2種類(第1の電圧および第2の電圧)の電圧によって構成し、これらの電圧と、応答波形(あるいは検査用波形そのもの)の電圧の相違に基づいて、異常の有無を判断している。そのため、短絡等の原因により、他の回路から検査対象の回路に一定の電圧が印加されてしまった場合でも、その一定の電圧によって、異常の有無が誤判定されてしまうことを抑制することが可能になる。なお、検査用波形W1は2種類の電圧に限らず、3種類以上の電圧によって構成されていても構わない。
更に、本実施例では、上述した第1センサー検査処理や第2センサー検査処理によってセンサー制御部56から液体検出センサー84までの導通を検査するのに先立ち、上述した本体検査処理を実行することで、駆動波形生成部52からセンサー制御部56に正常に駆動波形が出力されるか否かを検査する。そのため、インクカートリッジ80内のインクの検出が不能になっている場合に、その原因が、印刷装置10の本体内(駆動波形生成部52とセンサー制御部56との間)で発生しているのか、印刷装置10とインクカートリッジ80との接触部分(センサー制御部56と液体検出センサー84との間)で発生しているのかを切り分けて判断することが可能になる。この結果、例えば、駆動波形生成部52とセンサー制御部56とを接続するフレキシブルフラットケーブルの断線や接触不良を本体側の異常であるとして判断することが可能になり、また、駆動波形生成部52の出力段に過電流保護のためのヒューズが設けられている場合には、このヒューズのヒューズ切れを本体側の異常であるとして判断することが可能になる。
また、本実施例では、第1センサー検査処理と第2センサー検査処理とを実行することで、液体検出センサー84の極性を反転させて、それぞれ、異常の有無を検査する。そのため、例えば、第1の電極85が半導体メモリー87のグランド端子に接触し、第2の電極86が半導体メモリー87の電源端子に接触しているような場合など、それぞれの極性で異なる挙動を示す可能性がある場合においても、正確に検査を行うことが可能になる。この結果、いずれか一方の極性の検査結果が「NG」であれば、全体の検査結果を「NG」とすることができるので、液体検出センサー84が不測の動作をすることを抑制することが可能になる。
D.変形例:
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができる。例えば、以下のような変形が可能である。
上記実施例では、メイン検査処理全体を印刷装置10の電源がオンにされた場合に実行している。これに対して、例えば、印刷装置10の電源がオンにされた場合には、メイン検査処理の中の本体検査処理のみを実行し、第1センサー検査処理と第2センサー検査処理とについては、インクカートリッジ80が交換された際に実行されることとしてもよい。また、メイン検査処理全体を、インクカートリッジ80が交換された際に実行することとしてもよい。
上記実施例では、本体検査処理と、第1センサー検査処理と、第2センサー検査処理とを、すべて共通の検査用波形W1を用いて行うこととした。これに対して、すべて異なる波形によってこれらの検査処理をそれぞれ行うこととしてもよい。また、本体検査処理だけを、他の検査処理とは異なる波形によって行うこととしてもよい。
上記実施例では、本発明を印刷装置とインクカートリッジとに適用した例を説明したが、本発明は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体消費装置に用いても良く、また、そのような液体を収容した液体容器にも適用可能である。また、本発明の液体容器は、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。「液滴」とは、上記液体消費装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体消費装置が噴射させることができるような材料であれよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施例で説明したようなインクや、液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体消費装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体消費装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体消費装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体消費装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体消費装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体消費装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体消費装置を採用してもよい。
10…印刷装置
12…キャリッジ
14…キャリッジモーター
16…モーター
18…印刷ヘッド
20…表示部
22…インターフェース
50…制御回路
52…駆動波形生成部
54…EEPROM
56…センサー制御部
60…電圧測定回路
70…主制御部
72…検査制御部
74…液体検出制御部
80…インクカートリッジ
82…インク収容室
83…インク供給口
84…液体検出センサー
85…第1の電極
86…第2の電極
87…半導体メモリー
90…コンピューター
S1〜S7…スイッチ
W1…検査用波形
W2…応答波形
W3…液体検出用波形
W4…応答波形
PA…印刷用紙

Claims (10)

  1. 液体検出センサーを備える液体容器が装着される印刷装置であって、
    前記液体検出センサーに第1の波形を印加する波形印加部と、
    前記第1の波形の印加に応じて前記液体検出センサーから出力される第2の波形を測定する測定部と、
    前記第2の波形の測定結果に基づいて、前記液体検出センサーを駆動可能であるか否かを検査する検査部と、を備え、
    前記波形印加部は、前記液体検出センサーへの前記第1の波形の印加に先立ち、該第1の波形を前記測定部に印加し、
    前記測定部は、印加された前記第1の波形を測定し、
    前記検査部は、更に、前記第1の波形の測定結果に基づいて前記検査を行う、
    印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記波形印加部は、前記第1の波形として、少なくとも2種類の電圧を有する波形を生成する、印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記少なくとも2種類の電圧は、いずれも前記測定部の入力耐電圧よりも低い電圧である、印刷装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記液体容器は記憶素子を有しており、
    前記少なくとも2種類の電圧は、いずれも前記記憶素子の入力耐電圧よりも低い電圧である、印刷装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記検査部は、前記測定された第2の波形が、前記第1の波形の印加に拘わらず一定の電圧を示す場合に、接触不良または断線が発生していると判断する、印刷装置。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記検査部は、前記測定された第2の波形が、前記第1の波形が有する前記少なくとも2種類の電圧と同じ電圧を示す場合に、短絡が発生していると判断する、印刷装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記液体検出センサーは、高インピーダンスの容量性素子を有し、
    前記波形印加部は、前記容量性素子の第1の電極に前記第1の波形を印加し、
    前記測定部は、前記容量性素子の第2の電極から出力された前記第2の波形を測定する、印刷装置。
  8. 請求項7に記載の印刷装置であって、
    前記波形印加部は、前記第1の電極に前記第1の波形を印加した後、前記第2の電極に前記第1の波形を印加し、
    前記測定部は、前記第2の電極から出力された前記第2の波形を測定した後に、前記第1の電極から出力された第2の波形を測定する、印刷装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記液体検出センサーに印加される第1の波形と、前記測定部に印加される第1の波形とは、同一の形態を有する波形である、印刷装置。
  10. 印刷装置が、該印刷装置に装着される液体容器に備えられた液体検出センサーを検査する検査方法であって、
    (a)前記印刷装置から前記液体検出センサーに第1の波形を印加する工程と、
    (b)前記第1の波形の印加に応じて前記液体検出センサーから出力される第2の波形を測定する工程と、
    (c)前記第2の波形の測定結果に基づいて、前記液体検出センサーを駆動可能であるか否かを検査する工程と、
    (d)前記工程(a)よりも前に、前記第1の波形を、該第1の波形が前記液体検出センサーに印加させない状態で測定し、該第1の波形の測定結果に基づいて、前記検査を行う工程と、
    を含む検査方法。
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