JP2011250937A - 酸素濃縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿器の取り外しが容易な酸素濃縮装置を提供すること。
【解決手段】酸素濃縮ガスを生成する生成手段23、25と、前記酸素濃縮ガスを導入口121cから導入し、加湿後、導出口123cから導出する加湿器49と、前記導出口121cから導出された前記酸素濃縮ガスを使用に供する供給手段51と、を備える酸素濃縮装置1であって、前記導入口121c及び前記導出口123cは、それぞれ、酸素濃縮装置1本体側の導入側端部125及び導出側端部127と差込挿着により接続され、前記導入口121c及び前記導出口123cの前記差込挿着における差込方向は、前記加湿器49側が低く、前記酸素濃縮装置1本体側が高くなるように傾斜していることを特徴とする酸素濃縮装置1。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば、酸素より窒素を優先的に吸着する吸着剤を用いて生成した高濃度の酸素(酸素濃縮ガス)を患者等に供給する圧力変動吸着型の酸素濃縮装置に関する。
近年、呼吸器系疾患の最も効果的な治療法の一つとして、酸素吸入療法が知られている。この酸素吸入療法とは、酸素ガス或いは酸素濃縮ガスを患者に供給する方法であり、その供給源として、最近では、空気中から酸素濃縮ガスを直接分離できる酸素濃縮装置が開発されている。
かかる酸素濃縮装置としては、例えば窒素又は酸素を選択吸着して得られる吸着剤を用いた吸着型酸素濃縮装置が知られており、この吸着型酸素濃縮装置としては、コンプレッサを用いた圧力変動吸着型酸素濃縮装置が使用されている。
酸素濃縮装置は、酸素濃縮ガスに加湿するために、加湿装置を備える。この加湿装置は、導入口及び導出口を供えた容器であって、内部に水を保持することができる。導入口に、酸素濃縮装置本体側の導入口用ノズルを接続し、導出口に酸素濃縮装置本体側の導出口用ノズルを接続することで、酸素濃縮ガスを導入口から一旦加湿装置内に導入して加湿した後、導出口から酸素濃縮装置本体側に戻すことができる。
加湿装置内の水量が減少したときは、患者が加湿装置を酸素濃縮装置本体から取り外し、水を補給してから、再び酸素濃縮装置本体に取り付ける必要がある。この加湿装置の取り付けを容易にするため、加湿装置を奥側に押し込むことで取り付けが行える技術が提案されている(特許文献1、2参照)。
特許第2857005号公報 特許第2773100号公報
しかしながら、従来技術では、加湿器を取り外すことが困難であるという問題があった。酸素濃縮装置においては、導入口用ノズルや導出口用ノズルが加湿器から意図せず外れてしまうことがないように、導入口用ノズルや導出口用ノズルが加湿器に接続された状態でロックする機構が設けられる。加湿器を取り外すときは、加湿器を保持する手の指の一部でそのロックを外し、残りの指で加湿器を保持し、且つ引き出さなければならない。そのため、加湿器を取り外そうとしているときに加湿器を落としてしまったり、十分な力を加湿器に加えることができず、加湿器が外れないことがある。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、加湿器の取り外しが容易な酸素濃縮装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、酸素濃縮ガスを生成する生成手段と、前記酸素濃縮ガスを導入口から導入し、加湿後、導出口から導出する加湿器と、前記導出口から導出された前記酸素濃縮ガスを使用に供する供給手段と、を備える酸素濃縮装置であって、前記導入口及び前記導出口は、それぞれ、酸素濃縮装置本体側の導入側端部及び導出側端部と差込挿着により接続され、前記差込挿着における差込方向は、前記加湿器側が低く、前記酸素濃縮装置本体側が高くなるように傾斜していることを特徴とする。
本発明では、導入口及び導入口の差込挿着における差込方向は、加湿器側が低く、酸素濃縮装置本体側が高くなるように傾斜しているから、加湿器を酸素濃縮装置本体から引き出すとき、加湿器は徐々に下方向に移動する。すなわち、加湿器を取り外すとき、加湿器には、その自重により、取り外し方向(酸素濃縮装置本体から離れる方向)への力が加わる。そのため、加湿器の取り外しが容易である。
また、導入口及び導入口の差込挿着における差込方向は、加湿器側が低く、酸素濃縮装置本体側が高くなるように傾斜しているから、加湿器に収容されている水が、酸素濃縮装置の本体側に流れ込んでしまうようなことが起こり難い。
本発明では、前記導入口及び前記導出口を、それぞれ、前記導入側端部及び前記導出側端部に接続した際に、前記導入口、前記導出口、前記導入側端部及び前記導出側端部が、前記加湿器側が低く、前記酸素濃縮装置本体側が高くなるように傾斜していることが好ましい。こうすることにより、前記差込方向を、加湿器側が低く、酸素濃縮装置本体側が高くなるように傾斜させることができる。
本発明において、前記差込方向は、水平方向に対し5〜45°傾斜していることが好ましい。5°以上であることにより、上述した効果が十分に高くなる。また、45°以下であることにより、加湿器を装置本体側に取り付けるとき、加湿器を水平方向に押し込むだけで、導入口と導入側端部との接続、及び導出口と導出側端部との接続をスムーズに行うことができる。
本発明の酸素濃縮装置は、加湿器の位置を検出することにより、差込挿着の異常を検出する検出手段を備えることが好ましい。そのことにより、加湿器が正しく装着されているか否かを容易に確認することができる。
また、本発明の酸素濃縮装置は、導入口に導入側端部が差込挿着された状態をロックするロック手段、導出口に導出側端部が差込挿着された状態をロックするロック手段、又はその両方を備えることが好ましい。こうすることで、導入口又は導出口における差込挿着が意図せず外れてしまうようなことがない。
なお、ロック手段が存在する場合、従来技術では、加湿器を保持する手の指の一部でそのロックを外し、残りの指で加湿器を保持し、且つ引き出さなければならないため、加湿器の取り外しが困難であったが、本発明によれば、上述したように、加湿器に対し、その自重により、取り外し方向への力が加わるため、加湿器の取り外しが容易である。
前記差込方向とは、導入口と導入側端部との差込装着における軸方向である。また、前記差込方向とは、導出口と導出側端部との差込装着における軸方向である。
前記酸素濃縮装置本体とは、酸素濃縮装置のうち、加湿器以外の部分を意味し、例えば、導入口用ノズルや導出口用ノズルが設けられた部分を意味する。
酸素濃縮装置1の基本構成を表す説明図である。 酸素濃縮装置1の制御系を表す説明図である。 酸素濃縮装置1の斜視図である。 加湿器49の斜視図である。 加湿器49の側面図である。 加湿器49の上面図であり、(a)は導入口用ノズル125が接続していない状態を表し、(b)は導入口用ノズル125が接続している状態を表す。 導入口121cを通る断面での、加湿器49及びその周辺の側断面図である。 導出口123cを通る断面での、加湿器49及びその周辺の側断面図であり、(a)は導出口用ノズル127が接続していない状態を表し、(b)は導出口用ノズル127が接続している状態を表す。 別形態の酸素濃縮装置1の基本構成を表す説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。本実施形態では、空気中から窒素吸着剤(以下吸着剤とする)を用いて窒素を吸着して除去することにより酸素を濃縮し、この高濃度の酸素を含む酸素濃縮ガスを患者に対して供給する圧力変動吸着型の医療用酸素濃縮装置(以下、酸素濃縮装置1とする)を例に挙げる。
1.酸素濃縮装置1の概略構成
酸素濃縮装置1の概略構成を図1に基づいて説明する。図1に示す様に、酸素濃縮装置1において、空気取入口3及び防塵フィルタ5を介して周囲の空気が導入され、導入された空気は、吸気フィルタ7及び吸気マフラ9を介してコンプレッサ11に吸入される。
コンプレッサ11は、モータ13の回転により、吸入空気を圧縮して高圧空気を生成する。モータ13は、インバータ14に接続されており、そのインバータ14は図示しない商用電源に接続されている。インバータ14は、後述する電子制御装置77から出力される制御値に応じて、モータ13の回転数を制御する。また、インバータ14は、モータ13の回転数を検出し、その検出結果を電子制御装置77に送信する。
コンプレッサ11により生成された高圧空気は、チェック弁15、17、供給弁(第1供給弁19、第2供給弁21)を介して、一対の吸着筒(第1吸着筒23、第2吸着筒25)に供給される。
供給弁19、21から吸着筒23、25に至る高圧空気の供給経路には、それぞれ排気弁(第1排気弁27、第2排気弁29)が接続されており、排気弁27、29の開弁時には、各吸着筒23、25を大気に開放できる。
吸着筒23、25には、空気中の窒素を優先的に吸着して酸素を分離するゼオライト系の吸着剤が充填されている。そして、排気弁27、29が閉弁状態にあるとき、チェック弁15、17及び供給弁19、21を介して、コンプレッサ11から高圧空気が供給されると、その空気中から窒素を吸着して酸素濃縮ガスを生成し、酸素濃縮ガスを、チェック弁31、33を介して製品タンク35側に送出する。
なお、吸着筒23、25からチェック弁31、33に至る酸素濃縮ガスの吐出経路には、両吸着筒23、25の吐出側を連通する連通路37が設けられ、その連通路37には、オリフィス39、41を介して電磁弁からなるパージ弁43が設けられている。
また、製品タンク35の下流側には、酸素濃縮ガスの圧力を調節する圧力調整器45が設けられ、圧力調整器45で調圧された酸素濃縮ガスは、流量設定器47によって流量が設定された後に、加湿器49まで送られ、加湿器49にて加湿された後、排出口51を介して、外部に排出される。なお、加湿器49及びその周辺の構成については後に詳述する。
更に、酸素濃縮ガスの排出経路には、酸素濃縮ガスの酸素濃度を検出する酸素センサ53が設けられている。
また、酸素濃縮装置1は、各部を制御する電子制御装置77を備えている。電子制御装置77の動作については後述する。
2.酸素濃縮装置1の制御系
酸素濃縮装置1の制御系を、図2に基づいて説明する。酸素濃縮装置1は、流量設定器47における流量設定を検出するポテンショメータ101、酸素濃縮ガスの流量を検出する流量センサ103、上述した酸素センサ53、酸素濃縮装置1の雰囲気温度を検出する温度センサ107、コンプレッサ11の圧力を検出する圧力センサ109、加湿器49が正しく装着されていない場合に報知を行うための接触センサ110、及び電子制御装置77を備える。
電子制御装置77は、入力部78、出力部79、周知のマイクロコンピュータ(マイコン)80、各種のデータを記憶するメモリ(例えばEEPROM)81を備えている。ポテンショメータ101、流量センサ103、酸素センサ53、温度センサ107、圧力センサ109、インバータ14、及び接触センサ110(以下、これらをセンサ類と総称する)の出力は、電子制御装置77の入力部78に送られる。なお、インバータ14の出力は、上述したように、モータ13の回転数信号である。
電子制御装置77のマイコン80は、センサ類から入力した結果に基づき、供給弁19、21、排気弁27、29、パージ弁43、コンプレッサ11等を制御する。制御信号は、出力部79を介して、供給弁19、21、排気弁27、29、パージ弁43、コンプレッサ11に出力される。供給弁19、21、排気弁27、29、パージ弁43、コンプレッサ11の制御は、周知のものと同様である。また、接触センサ110からの信号に基づき、報知ランプ112を点灯させる。なお、接触センサ110及び報知ランプ112の作用効果については後述する。
なお、上記のコンプレッサ11、及び吸着筒23、25が請求項1における生成手段に該当する。また、排出口51が請求項1における供給手段に該当する。
3.加湿器49及びその周辺の構成
加湿器49及びその周辺の構成を図3〜図8に基づいて説明する。なお、図3は、酸素濃縮装置1の斜視図である。図4は、加湿器49の斜視図である。図5は、加湿器49の側面図である。図6は加湿器49の上面図であり、(a)は導入口用ノズル125が接続していない状態を表し、(b)は導入口用ノズル125が接続している状態を表す。図7は導入口121cを通る断面での、加湿器49及びその周辺の側断面図である。図8は、導出口123cを通る断面での、加湿器49及びその周辺の側断面図であり、(a)は導出口用ノズル127が接続していない状態を表し、(b)は導出口用ノズル127が接続している状態を表す。
酸素濃縮装置1は、図3に示すように、その筐体111の正面に、周囲よりも奥側に入り込んだ加湿器収容部113を備える。加湿器49は、酸素濃縮装置1の本体側と接続したとき、加湿器収容部113に収容される。
加湿器49は、図4及び図5に示すように、上方が開口部となった容器である本体部115と、図示しないシール部材を介して本体部115の開口部にネジ又はワンタッチ構造で接合される蓋部117と、蓋部117の上側に設けられた接続部材119とから構成される。本体部115内に、酸素濃縮ガスを加湿するための水を保持することができる。
蓋部117及び接続部材119には、外部と本体部115の内部とを連通する導入通路121及び導出通路123がそれぞれ形成されている。導入通路121は略L字型の経路を有しており、導入通路121のうち、L字の屈曲部121aから開口端121bまでの区間(導入口121cとする)は、後述する導入口用ノズル(導入側端部)125との接続(差込装着)に用いられる。導入口121cは円筒形状を有しており、その軸L1(図5参照)の方向(すなわち、導入口用ノズル125を差し込む差込方向)は、開口端121bの側が高く、屈曲部121aの側が低くなるように傾斜している(加湿器49側が低く、導入口用ノズル125側が高くなるように傾斜している)。軸L1と水平方向との成す角度は5°である。なお、この角度は、5〜45°の範囲内で適宜設定できる。
図6(a)、(b)に示すように、接続部材119において、導入通路121の側には、周知のクイックカップリング方式によるロック機構(ロック手段)124が設けられている。ロック機構124は、導入通路121の内部に設けられた可動片124aと、導入通路121の外側に設けられ、スライド操作可能な操作片124bとを備える。操作片124bを一方にスライドさせると、可動片124aは、図6(a)に示すように、外側に逃げ、操作片124bを前記一方とは反対方向にスライドさせると、可動片124aは、図6(b)に示すように、内側に突出する。
また、図4に示すように、導出通路123は略L字型の経路を有しており、導出通路123のうち、L字の屈曲部123aから開口端123bまでの区間(導出口123cとする)は、後述する導出口用ノズル(導出側端部)127との接続(差込装着)に用いられる。導出口123cは円筒形状を有しており、その軸L2の方向(すなわち、導出口用ノズル127を差し込む差込方向)は、開口端123bの側が高く、屈曲部123aの側が低くなるように傾斜している(加湿器49側が低く、導出口用ノズル127側が高くなるように傾斜している)。軸L2と水平方向との成す角度は5°である。なお、この角度は、5〜45°の範囲内で適宜設定できる。
図7に示すように、加湿器収容部113の奥側には、導入口用ノズル125が設けられている。この導入口用ノズル125には、流量設定器47(図1参照)によって流量が設定された酸素濃縮ガスが供給される。導入口用ノズル125の軸L3の方向は、先端側(図7において左側)が低く、奥側が高くなるように傾斜している。軸L3と水平方向との成す角度は5°である。なお、この角度は、5〜45°の範囲内で適宜設定できる。
加湿器49を加湿器収容部113に取り付けたとき、導入口用ノズル125は、導入口121cに差し込まれる。上述したロック機構124は、導入口用ノズル125を導入口121cに差し込んだ状態でロックするために用いられる。すなわち、図6(a)に示すように、可動片124aが外側に逃げた状態で、導入口121cに導入口用ノズル125を差込み、その後、可動片124aを内側に突出させる。すると、図6(b)に示すように、可動片124aが導入口用ノズル125の外周に設けられた溝部125aに嵌入し、導入口用ノズル125が導入口121cに差し込まれた状態でロックされる。
また、図8(a)、(b)に示すように、加湿器収容部113の奥側には、導出口用ノズル127が設けられている。この導出口用ノズル127の位置は、導入口用ノズル125と同じ高さであって、左右方向において導入口用ノズル125から所定の距離をおいた位置である。導出口用ノズル127は、排出口51(図1参照)に連通している。図8(b)に示すように、導出口用ノズル127の軸L4の方向は、先端側(図8(b)において左側)が低く、奥側が高くなるように傾斜している。軸L4と水平方向との成す角度は5°である。なお、この角度は、5〜45°の範囲内で適宜設定できる。図8(b)に示すように、加湿器49を加湿器収容部113に取り付けたとき、導出口用ノズル127は、導出口123cに差し込まれる。
また、加湿器収容部113の底面における奥側には、上述した接触センサ(検出手段)110(図2、図7、図8参照)が設けられている。接触センサ110は、加湿器49が正常に装着されているときのみ、加湿器49の底面における奥側に接触して、信号を出力する。加湿器49が正常に装着されていないとき(例えば加湿器49が十分に奥まで押し込まれていないとき等)は、接触センサ110は加湿器49に接触せず、信号を出力しない。酸素濃縮装置1の報知ランプ112(図2参照)は、接触センサ110からの信号入力があるときは正常の表示を行い、接触センサ110からの信号入力がないときは異常の表示を行う。
加湿器49が正常に装着された状態において、導入口用ノズル125から導入口121cに導入された酸素濃縮ガスは、本体部115に入り、そこで水と接触して加湿される。加湿された酸素濃縮ガスは、導出口123cから導出口用ノズル127に入り、さらに、排出口51(図1参照)に送られる。
4.加湿器49の取り付け/取り外し方法
(1)まず、加湿器49の取り付け方法を図7、図8(a)、(b)に基づいて説明する。図8(a)に示すように、加湿器49を、加湿器収容部113の底面に乗せ、奥側へ押し込んでゆく。このとき、加湿器49に加える力の方向は水平方向でよい。すると、導出口123cに、導出口用ノズル127の先端が入り込む。また、同様に、導入口121cに、導入口用ノズル125の先端が入り込む。
さらに加湿器49を奥側に押し込むと、図8(b)に示すように、導出口用ノズル127のうち、差し込み可能な部分の全体が導出口123cに差し込まれる。また、図7に示すように、導入口用ノズル125のうち、差し込み可能な部分の全体が導入口121cに差し込まれる。ここで、上述したように、導入口121cの軸L1、導出口123cの軸L2、導入口用ノズル125の軸L3、及び導出口用ノズル127の軸L4は、全て同じ方向(図7、図8において、左側では低く、右側では高い方向)に、且つ同じ角度だけ傾いているので、加湿器49を奥側に押し込むとき、加湿器49自体が傾くことはなく、加湿器49は奥に進むにつれて、徐々に上方向に移動してゆく。
導入口用ノズル125を奥まで挿入した後、ロック機構124の操作片124bをスライドさせて、可動片124aを内側に突出させる。このとき、可動片124aは溝部125aに嵌入して、導入口用ノズル125をロックする。
(2)次に、加湿器49の取り外し方法を説明する。まず、ロック機構124の操作片124bを、ロックをかける場合とは逆にスライドさせて、可動片124aを外側に逃がし(図6(a)参照)、導入口用ノズル125に対するロックを解除する。その後、加湿器49を手前側に引き出してゆく。このとき、上述したように、導入口121cの軸L1、導出口123cの軸L2、導入口用ノズル125の軸L3、及び導出口用ノズル127の軸L4は、全て同じ方向(図7、図8において、左側では低く、右側では高い方向)に、且つ同じ角度だけ傾いているので、加湿器49自体が傾くことはなく、加湿器49は手前側に進むにつれて、徐々に下方向に移動してゆく。やがて、導入口用ノズル125が導入口121cから完全に外れるとともに、導出口用ノズル127が導出口123cから完全に外れ、加湿器49が取り外される。
5.酸素濃縮装置1が奏する効果
(1)上述したように、加湿器49は、手前側に引き出されるにつれて、徐々に下方向に移動するため、加湿器49を取り外すとき、加湿器49には、その自重により、取り外し方向(手前側に引き出される方向)への力が加わる。そのため、加湿器49の取り外しが容易である。
なお、加湿器49を取り外すときは、加湿器49を保持する手の指の一部を、ロック機構124の操作片124bを操作するために用いなければならないので、加湿器49を保持し、手前に引き出す操作は、残りの指で行わなければならない。そのため、従来は、加湿器49を落としたりせず、手前に引き出すことは困難であったが、本発明では、上述したように、加湿器49は小さい力で手前側に引き出せるので、加湿器49の取り外しが容易である。
(2)導入口121cの軸L1、導出口123cの軸L2、導入口用ノズル125の軸L3、及び導出口用ノズル127の軸L4は、全て、加湿器49側が低く、酸素濃縮装置1の本体側が高くなっている。そのため、加湿器49に収容されている水が、酸素濃縮装置1の本体側に流れ込んでしまうようなことが起こり難い。
(3)酸素濃縮装置1は、接触センサ110と報知ランプ112とにより、加湿器49が正しく装着されていない場合は、その旨を報知することができる。
尚、本発明は前記実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、加湿器収容部113に、接触センサ110の代わりに、赤外線センサ等を設け、加湿器49が正しく装着されているか否かを判断してもよい。
また、図7、図8において、接触センサ110は、加湿器収容部113の底面における奥側に設けられているが、接触センサ110の位置は、加湿器49の装着を検出できる位置であれば特に制限されない。例えば、接触センサ110を、加湿器収容部113の底面における手前側、または中心等に設けることができる。
導入口121cの軸L1、導出口123cの軸L2、導入口用ノズル125の軸L3、及び導出口用ノズル127の軸L4が水平方向と成す角度は、5°以外の角度であってもよい。この角度は、5〜45°の範囲で適宜設定することができる。
また、酸素濃縮装置1の構成は、図1に示すものの代わりに、図9に示すものであってもよい。図9に示す構成は、図1に示すものと基本的には同様であるが、チェック弁15、17、第1供給弁19、第2供給弁21の代わりに、三方弁201、203を備えている。コンプレッサ11により生成された高圧空気は、三方弁201、203を介して、第1吸着筒23、第2吸着筒25に供給される。この三方弁201、203は、排気経路205にも接続している。三方弁201、203が排気経路205に対して閉じているとき、三方弁201、203を介して、コンプレッサ11から吸着筒23、25に高圧空気が供給されると、その空気中から窒素を吸着して酸素濃縮ガスを生成し、酸素濃縮ガスを、チェック弁31、33を介して製品タンク35側に送出する。また、三方弁201、203が排気経路205に対して開いているとき、各吸着筒23、25は大気に開放される。三方弁201、203は、電子制御装置77により制御される。
1・・・酸素濃縮装置、3・・・空気取入口、5・・・及び防塵フィルタ、
7・・・吸気フィルタ、9・・・吸気マフラ、11・・・コンプレッサ、
13・・・モータ、14・・・インバータ、15、17・・・チェック弁、
19・・・第1供給弁、21・・・第2供給弁、23・・・第1吸着筒、
25・・・第2吸着筒、27・・・第1排気弁、29・・・第2排気弁、
31・・・チェック弁、35・・・製品タンク、37・・・連通路、
39・・・オリフィス、43・・・パージ弁、45・・・圧力調整器、
47・・・流量設定器、49・・・加湿器、51・・・排出口、53・・・酸素センサ、
77・・・電子制御装置、78・・・入力部、79・・・出力部、80・・・マイコン、
81・・・メモリ、101・・・ポテンショメータ、103・・・流量センサ、
107・・・温度センサ、109・・・圧力センサ、110・・・接触センサ、
111・・・筐体、112・・・報知ランプ、113・・・加湿器収容部、
115・・・本体部、117・・・蓋部、119・・・接続部材、
121・・・導入通路、121a・・・屈曲部、121b・・・開口端、
121c・・・導入口、123・・・導出通路、123a・・・屈曲部、
123b・・・開口端、123c・・・導出口、124・・・ロック機構、
124a・・・可動片、124b・・・操作片、125・・・導入口用ノズル、
125a・・・溝部、127・・・導出口用ノズル、201、203・・・三方弁、
205・・・排気経路

Claims (5)

  1. 酸素濃縮ガスを生成する生成手段と、
    前記酸素濃縮ガスを導入口から導入し、加湿後、導出口から導出する加湿器と、
    前記導出口から導出された前記酸素濃縮ガスを使用に供する供給手段と、
    を備える酸素濃縮装置であって、
    前記導入口及び前記導出口は、それぞれ、酸素濃縮装置本体側の導入側端部及び導出側端部と差込挿着により接続され、
    前記差込挿着における差込方向は、前記加湿器側が低く、前記酸素濃縮装置本体側が高くなるように傾斜していることを特徴とする酸素濃縮装置。
  2. 前記導入口及び前記導出口を、それぞれ、前記導入側端部及び前記導出側端部に接続した際に、前記導入口、前記導出口、前記導入側端部及び前記導出側端部は、前記加湿器側が低く、前記酸素濃縮装置本体側が高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の酸素濃縮装置。
  3. 前記差込方向は、水平方向に対し5〜45°傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の酸素濃縮装置。
  4. 前記加湿器の位置を検出することにより、前記差込挿着の異常を検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸素濃縮装置。
  5. 前記導入口及び/又は前記導出口において前記差込挿着がなされた状態をロックするロック手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸素濃縮装置。
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