JP2004188120A - 加湿器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用上の安全性を確保でき、無理な姿勢をしなくとも接続作業を行うことができ、かつ挿着状態の信頼性に優れた加湿器を提供すること。
【解決手段】酸素濃縮装置の酸素を送り出す出口管106と、湿潤状態の酸素を呼吸手段に送り出す入口管107に対して着脱自在に挿着され、水を貯める容器への水の補給を可能にした加湿器であって、出口管と入口管の各上方部位に形成される被係止部106a、107aと、蓋部材100と、この蓋部材100で回動自在に軸支され操作面102aと係止部108とを形成した回動部材102と、圧縮バネ105と、泡発生部材を設ける。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加湿器に係り、特に医療用の酸素濃縮装置に好適に使用される技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気中の酸素を透過させ、窒素を選択的に吸着するゼオライトを吸着剤として用いることで酸素を生成する吸着法による酸素濃縮装置が医療用として実用化されている。
【0003】
この酸素濃縮装置によれば、空気取入口から取り込んだ空気をコンプレッサーで圧縮して圧縮空気を発生し、このコンプレッサーにより温度上昇した圧縮空気を熱交換で冷やし、この熱交換器を外気空気を吹付ける冷却用ファンで冷却し、ゼオライトを内蔵した一対の吸着筒に対して圧縮空気を交互に供給することで酸素を生成して、生成された酸素を製品タンクに貯め、減圧弁や流量設定器により製品タンクから供給される酸素の圧力及び流量が自動制御され、さらに加湿器により酸素を加湿することで、鼻カニューラ等の導管を介して患者に対して快適な酸素を供給できるように構成されている。このため、商用電源の備わっている場所に酸素濃縮装置を設置すれば、例えば肺機能が低下し在宅している患者は、就寝中でも安全に酸素を吸うことができる。
【0004】
一方、酸素濃縮装置から供給される酸素は、非常に乾燥しているので、そのままの乾燥状態で鼻カニューラなどを介して鼻から吸引すると、鼻腔内の乾燥状態を招くこととなり、使用者に苦痛を与えることになる。
【0005】
そこで、湿潤状態の酸素を鼻カニューラなどの呼吸手段に送り出す前に、容器内に貯められた水中に酸素を送り出し、泡を発生し、泡の破壊にともない発生する水分による湿潤状態にしてから酸素を患者に送り出すようにしている。このように容器内に貯めらる水は、時間経過とともに消費されることから補充が必要となる。
【0006】
この補充作業は、酸素濃縮装置を使用する患者が行うことを前提としているが、患者は老齢者であることが多く、しかも補充のための頻度が高いことから、その補充作業については誰でも極力簡単に行えるようにする必要がある。
【0007】
そこで、加湿器の酸素濃縮装置に対する接続作業を簡単にするために、水を貯めた容器と、容器の蓋部材とを合体した後に、水平方向の動作によって簡単に行うように構成された装置が提案されている(特許文献1)。
【0008】
また、上記の挿着作業(接続作業)を行うために、水を貯めた容器と、容器の蓋部材とを合体した後に、蓋部材の上方で回動自在に軸支された係止部材を操作して、装置側に固定された被係止部に係止するように構成された装置が提案されている(特許文献2)。
【0009】
さらに、加湿器の酸素濃縮装置に対する接続作業を、水を貯めた容器と、容器の蓋部材とを一体にした後に、水平方向に案内して、装置側に設けられたノブを操作して、装置に対する接続状態を維持するように構成された装置が提案されている(特許文献3)。
【0010】
【特許文献1】特許番号第2857005号。
【0011】
【特許文献2】特開平11−398号公報。
【0012】
【特許文献3】特許番号第2773100号。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の特許文献1、2に提案された各装置によれば、水を貯めた容器と蓋部材とを合体した後に、装置側に設けられた被係止部に対する係止状態に維持するための係止手段は、装置の前方側に突出している。このため、患者がつまずくなどした場合に、係止手段に激しくぶつかることで思わぬ怪我をする虞がある。さらに、加湿器は低い位置にセットされることから、上記のように接続作業を行うために、水平に移動するときに、腰をかがめるなどの無理な姿勢が強要される問題がある。
【0014】
また、特許文献3に提案された装置によれば、酸素を送り出す出口管と、湿潤状態の酸素を呼吸手段に送り出す入口管から離れた部分で、水を貯めた容器と蓋部材との合体物を不動状態に維持している。このために、挿着状態の維持の信頼性に乏しくなる。
【0015】
したがって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、使用上の安全性を確保でき、無理な姿勢をしなくとも装着(接続)作業を行うことができ、かつ挿着状態の信頼性に優れた加湿器の提供を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、酸素の生成手段を備えた酸素濃縮装置から乾燥状態で供給される酸素を送り出す出口管と、湿潤状態の酸素を呼吸手段に送り出す入口管と、に対して着脱自在に挿着され、水を貯める容器への水の補給を可能にした加湿器であって、前記出口管と前記入口管の各上方部位に形成される被係止部と、前記出口管に連通する入口流路と、前記入口管に連通する出口流路と、前記容器を着脱自在かつ気密状態で嵌着する嵌着手段と、を形成した蓋部材と、該蓋部材の軸支部により回動自在に軸支されるとともに、前記蓋部材の上面の略全域を覆う操作面と、前記被係止部に係止する係止部と、を形成した回動部材と、前記係止部が前記被係止部に向かうように付勢する付勢部材と、を備えることを特徴としている。また、酸素の生成手段を備えた酸素濃縮装置から乾燥状態で供給される酸素を送り出す出口管と、湿潤状態の酸素を呼吸手段に送り出す入口管と、に対して着脱自在に挿着され、水を貯める容器への水の補給を可能にした加湿器であって、前記出口管と前記入口管の各上方部位に形成される被係止部と、前記出口管に連通する入口流路と、前記入口管に連通する出口流路と、前記容器を着脱自在かつ気密状態で嵌着する嵌着手段と、を形成した蓋部材と、該蓋部材の軸支部により回動自在に軸支されるとともに、前記蓋部材の上面の略全域を覆う操作面と、前記被係止部に係止する係止部と、を形成した回動部材と、前記係止部が前記被係止部に向かうように付勢する付勢部材と、前記容器内に貯められた水中に酸素を送り出し、泡を発生して前記湿潤状態にするために前記入口流路に連通される泡発生手段と、を備えることを特徴としている。
【0017】
また、前記嵌着手段は、嵌着後に気密状態に変形するように前記蓋部材と前記容器との間の接合面に設けられるリップシールと、前記蓋部材の縁部から延設される円筒内周面に形成される複数または好ましくは3箇所以上の一方の係合部と、前記容器の円筒外周面に形成される複数または好ましくは3箇所以上の他方の係合部と、前記円筒外周面に形成され、前記操作面と同時に把持されるフランジ部と、を備えることを特徴としている。
【0018】
また、前記酸素濃縮装置は、前記出口管と前記入口管とを、操作容易な高さに配設し、かつ挿着後の前記蓋部材の前記操作面の上方に大きく開口し、挿着後の前記容器の前記フランジ部の左右方向に夫々空間部を形成したカバー部材を設けたことを特徴としている。
【0019】
そして、前記蓋部材は、前記入口流路と、前記出口流路と、前記嵌着手段と、前記軸支部と、前記付勢部材の収容部とを所定樹脂材料を用いて一体樹脂成型し、また、前記容器は、透明乃至光透過性の樹脂材料から射出成型され、かつ水の上下レベルの表示部を設けたことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な一実施形態について添付の図面を参照して述べる。
【0021】
先ず、図1は、一実施形態に係る酸素濃縮装置1を正面から見て、患者Kとともに略同じ縮尺率で示した外観斜視図である。本図から分かるように、この酸素濃縮装置1(これ以降、装置1とも呼ぶ)は、設置場所を最少にするために上下方向に長い直方体の形状(幅350mm×奥行き355mm×高さ675mm)を有していて総重量35kgfであり、小型化、軽量化が図られている。そのデザイン上の特徴としては、床面から前面を覆うようにした平面状の前面化粧パネル3と、3次元的な人間工学的に優れた形状を有する熱可塑性樹脂製カバー2の色を夫々異なる色とすることで、室内に装置1を設置したときに家具などの他の調度品との調和を図れるように配慮している。
【0022】
具体的には、カバー2をベージュ乃至クリーム系の色とする一方で、前面化粧パネル3の色をブルー系とすることで、所謂ツートンカラーの近代的なデザインとしている。さらに、低騒音化を図りつつ小型に構成するための種々の配慮がなされているが、詳しくは後述する。
【0023】
装置1の前面化粧パネル3は、遮音機能を兼ねた木製であり、上記のブルー系以外に、患者Kの要望に応じて好きな色を選択できるようにしている。この木製とは、さらに詳しくは、加工が容易であり、かつ寸法に狂いの生じにくい周知である木材繊維を特殊な接着剤と共に熱圧・成板したMDF(Medium Density Fiberboard)が好ましく、軽量で防音性能が優れていることが知られている。
【0024】
装置1の左右側面には、この前面化粧パネル3と同じ木製の左側面化粧パネル4と右側面化粧パネル5が、上下4個所の化粧ネジ88を使用することで、後述する筐体に対して左右方向から着脱自在に固定されている。これらの左側面化粧パネル4と右側面化粧パネル5の略中央部位には、装置1の移動のために使用される取っ手15が夫々固定されており、装置1の底面の四隅に固定されているキャスター6を使用して床面上を移動したり、装置1を設置するための搬送時において、作業者がこれらの取っ手15を把持することで装置1の移動またはリフト作業を行なえるようにしている。このために、各取っ手15の強度は、装置1を持ち上げる力に十分に耐える強度を有している。
【0025】
左側面化粧パネル4の手前側の上方には、鼻カニューラ13に接続されたチューブ6を引っかけるための鼻カニューラフック14が固定されている。この鼻カニューラフック14は、図示のように引っかける状態と、化粧パネル4の表面と面一となる収納状態とにできるので、不要な場合には収納状態にすることで装置1を室内の左壁に対して取っ手15が当接するように設置できる。鼻カニューラ13に接続されたチューブ6は、患者Kが生活する1つ部屋内で移動する範囲に相当する全長を有しており、端部には装置1に設けられた酸素出口管10に対して着脱自在に設けれるカプラー11を設けている。そして、未使用時は、チューブ12を数回巻き付けた後に、図示のように鼻カニューラ13を鼻カニューラフック14に引っかけるようにしている。
【0026】
カバー2は、天井面から前面化粧パネル3にかけて丸みを持たせた曲面を形成しており、図示のように標準身長(160〜170cm)の患者Kが起立状態で両手を下げた腰部分に略該当する高さHの付近に、加湿器20を設けるための凹部2dを略中央においてさらに連続形成している。このように中央に凹部2dを形成することで、頻繁に行われる加湿器20の水補給作業を行なうときに、患者Kは立ったままの姿勢で行なうことができるので、従来の装置のようにいちいち座ったり覗き込む必要がなくなる。このため、患者Kの腹部への負担は大きく軽減され、さらには、左利きの人でも、加湿器20は、中央の凹部2dにおいて着脱自在にされることから、何ら違和感なく交換を行なえることになる。
【0027】
この加湿器20の上には、室内の光量を検出する例えばCdsである光量センサ17が配設されている。このCdsセンサ17の上には、赤色または緑色に個別に発光/点灯して動作状態を患者Kに対して音声ガイドとともに知らせるための複数の発光LEDを内蔵した動作インジケータ16がその表面を白色光透過性の樹脂プレートで保護するようにして配設されている。上記のCdsセンサ17は、動作インジケータや加湿器20の右隣に配置されている7セグメントのLEDを内蔵した流量表示部8の光量を室内の光度に応じて自動調節するセンサとして機能することで、室内が明るいときには、流量表示部8の輝度を高くし、夜間の就寝時などにおいて室内を暗くしたときには、流量表示部8の輝度を自動的に下げることで、就寝の障害にならないようにしている。
【0028】
流量表示部8は、図示のように加湿器20の右隣りに形成されたカバー2の凹部2cの奥側に設けられる。この流量表示部8の下方には、カバー2に対して着脱自在に設けられた保護カバー9が設けられており、この保護カバー9により後述する流量設定ダイアルを保護している。
【0029】
加湿器20の左隣りには、カバー2の凹部2aが形成されており、この凹部2aの中には押圧操作される電源スイッチ7が設けられている。この電源スイッチ7の下方には、上記のカプラー11が接続される着脱機能を有した酸素出口管10が配設されている。この酸素出口管10も上記の電源スイッチ7と同様にカバー2に形成されたすり鉢形状の凹部2bの奥に固定されており、回りを取り囲むように設けられている。
【0030】
以上説明したように、装置1のカバー2の前面側の曲面の中心部分に加湿器20を着脱自在に設け、電源スイッチ7と、酸素出口管10とをカバー2に形成された凹部2a、2bで取り囲むようにして、カバー2とほぼ面一になるように形成して、加湿器20の左側に配置し、また流量表示部8も凹部2cの奥になるようにして加湿器20の右側に設けることで操作性を向上させている。また、例えば患者Kがつまづきカバー2に対して激しくぶつかった場合でも樹脂製である衝撃吸収機能を備えたカバー2の前面側の曲面表面で適度に衝撃吸収して怪我などをしないように安全上の配慮がされている。
【0031】
次に、図2(a)は、装置1を部屋の壁面W近くの床面F上に設置した様子を示した左側面図であり、図2(b)は装置1の背面図である。図2において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛する。
【0032】
先ず、図2(a)において、装置1は、その背面が部屋の壁面Wから狭い間隙G分離間して設置される。このように設置する前に、図2(b)に示す装置1の裏面パネル25に固定された一対のコードフック18から電源コード19を解き、商用電源に接続することで電源供給を可能な状態にする。この裏面パネル25の下方には、後述する木製筐体に設けられた排気口26が設けられており、この排気口26を介して、上記の狭い隙間Gの最下方位置に向かう排気を矢印方向に行なうことで、排気音が最も低くなる個所からの排気を可能にしている。
【0033】
裏面パネル25の上方にはブレーカースイッチ24が設けられており、万が一の過剰電流発生時における対処を可能にしている。再度、図2(a)を参照して、カバー2の上面は、図示のように壁面Wに対して所定角度、例えば約45度の角度となる後方に傾斜面を形成しており、この傾斜面においてフィルター交換用蓋体21を着脱自在に設けている。このように、傾斜面にフィルター交換用蓋体21を設けることで、矢印方向に外気を導入可能にして吸気音が装置1の前面側に届かないように配慮して、吸気音の低減を考慮し、尚且つ、交換作業を容易にしている。
【0034】
このフィルター交換用蓋体21には、患者Kまたは家族が定期的に洗浄/交換するフィルター(空気取入口フィルター)が内蔵されている。カバー2には図示のように平面部が上記の傾斜面から裏面側に向けて連続形成されており、この平面部において破線図示の点検用蓋体22が着脱自在に設けられている。
【0035】
この点検用蓋体22は、カバー2の内部に配置されている破線図示の制御基板51上に固定されている点検用基板23に実装されている表示部の点検作業を点検員などが行なうとき及び後述する吸気フィルターやバクテリアフィルターの交換時に取り外すためのものであり、後述するように患者Kには開くことができない工夫がされている。一方、一点鎖線図示の第1遮音箱54と第2遮音箱55と、破線図示の安定化電源52とが図示の位置に内蔵されている。
【0036】
以上の構成により、装置1の外部に対する開口部分としては、フィルター交換用蓋体21に設けられた開口部と、装置1の底部後方の排気口26のみとするとともに、開口面積は後述する原料空気の流量を確保するために必要となる最少限度として、装置外部に内部の音が漏洩しないようにしている。
【0037】
次に、図3(a)は、図1で示した流量表示部8と保護カバー9を拡大して示した外観斜視図であり、図3(b)は保護カバー9を取り外した様子を示した外観斜視図である。本図において、上記のように流量表示部8は加湿器20の右隣に配置されており、図示のように4桁の7セグメントのLEDを内蔵しており、患者Kは医師の指示により毎分当りの酸素流量を、この流量表示部8を見ながら設定する。
【0038】
この流量設定は、一度設定した後には、変更しないことが原則であることから流量変更を行なうために下方に設けられた流量設定ダイアル27には、図示の形状のカバー2と同色のプラスチック製の保護カバー9が設けられる。この保護カバー9の上部にはツマミ部9aが一体形成されており、この部分に指先を入れることで取り外す。このために、図3(b)において、保護カバー9の裏面側にはカバー2に形成された係止溝2k、2kに対して係止する係止爪9b、9bが一体形成されている。
【0039】
流量設定ダイヤル27は、図示のようなノブを時計回転方向に回動することで流量が多くなるものであり、設定された流量表示は、上記の流量表示部8において表示される。また、左上の表示部28を押すことで、一患者当りの装置1の使用時間が一時的に表示される。希望する流量の設定後に保護カバー9を元の状態にセットすると、この保護カバー9は、カバー2と面一になるように形成されている。
【0040】
図4(a)は、装置1の平面図であり、図4(b)は点検用蓋体22を開けた様子を示した平面図である。本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、フィルター交換用蓋体21には9個所の開口部21bが形成されている。また、カバー2側に形成されている凹部2hに指先を入れることで、上方に持ち上げることで簡単に取り外すことができるように形成されている。このため、患者Kが毎日洗浄(必要に応じては交換)する必要のあるフィルター(空気取入口フィルター)33(図5参照)の取り外し、取着けが極めて容易となりメンテナンス性が向上している。
【0041】
一方、点検用蓋体22はカバー2に形成されている点検窓2gの内部にセットされることで、その表面がカバー2の平面部の表面と面一状態となるように設けられている。この点検用蓋体22を開けることで、図4(b)に示したように点検用基板23に実装されている回転スイッチ23aとその横に実装されている表示部23bを使用して点検作業を行なえるようにしている。また吸気フィルター30やバクテリアフィルター32の交換と圧力調整器31の調節も同様に行う。この点検用蓋体22は、患者Kには開くことができないが、その構成について図5を参照して述べる。
【0042】
図5は、フィルター交換用蓋体21と点検用蓋体22の取り外しの様子を示した外観斜視図であって、図5(a)と(b)は、フィルター交換蓋体21の取り外しの様子を示し、(c)と(d)は、点検用蓋体22の取り外しの様子を夫々示す。
【0043】
先ず、図5(a)において、患者Kは、フィルター交換用蓋体21を取り外すためにカバー2に形成された凹部2hに指先を入れる。その後、指先を入れた状態でフィルター交換用蓋体21を手前に倒すことで、カバー2の開口部2kから取り外す。次に、図5(b)に示すようにこのフィルター交換用蓋体21を逆さまにすることで、フィルター33をフィルター交換用蓋体21から取り外し、水洗により洗浄するか、新品に交換することで、フィルター交換用蓋体21にセットする。このようにするためにフィルター交換用蓋体21には、フィルター33をセットするための収納部と、図示のような4個所の係止爪部21aが一体成型されており、カバー2に形成された開口部2kに対する係止状態にセットできるようにしている。
【0044】
一方、図5(c)と(d)において、点検用蓋体22には、弾性変形可能な形状に設けれられた係止部22a、22aが一体樹脂成型されている。これらの係止部22a、22aは、カバー2に形成された点検窓2gから点検用蓋体22を取り外すときに矢印方向に押圧するように操作される。この操作だけでは手掛かりがないので点検用蓋体22を上方に持ち上げることはできず、カバー2から上方に取り上げられない。
【0045】
そこで、図5(c)に示す吸着パッド35を、予め点検用蓋体22に吸着させる。その後、図5(d)に示すように吸着パッド35を把持して点検用蓋体22を上に持ち上げることで点検窓2gから取り外すことで、図4(b)に示した状態にできる。
【0046】
すなわち、図5(c)のX−X線矢視断面図である図6の断面図の(a)〜(c)において、この点検用蓋体22はカバー2の点検窓2gに形成された段差部に載置される外形寸法を有している。また、上記の係止部22aは、図示のように弾性変形可能なU字状に一体成型されるとともに、カバー2の点検窓2gに形成された溝部2mに対して係止する凸部22bを一体形成している。このために、図6(b)に示したように係止部22aを矢印方向に指先で押圧して、係止部22aを弾性変形して溝部2mから凸部22bを外す状態にしてから、図6(c)に示すように予め吸着された吸着パッド34を把持して上方に持ち上げることで、点検用蓋体22を上に向けて取り外すことができるように構成されている。このように吸着パッド35を使用することで、点検用蓋体22を取り外すことができることは、患者Kには知らされない。このため、サービスマンなどには操作性が容易であるが、患者Kが不用意に開けられない構造となっており、安全性を高めている。
【0047】
以上のように患者Kまたは身の回りの人によりメンテナンスが行われる加湿器20やフィルター33などについては、装置1のカバー2の上部に直線状に最適の高さHにおいて配置することで、患者Kが屈まなくとも作業が出来るようにするとともに、患者Kが装置1の限定された範囲に注意を注げるように配慮している。このために人間工学上きわめて優れた構成としている。さらには、酸素流量を変更する設定流量ダイヤル27には保護カバー9を設け、ほぼ全体がカバー2と面一となっているので、設定後のトラブルを防止でき、不用意に接することを防止して、誤って流量が変更される危険性を少なくしている。
【0048】
また、略処方流量が固定であり設定流量を変更することのない患者Kに対しても、保護カバー9を設けることで運転毎に確認することを不要にして、患者Kのみならず付き添いの人の負担を軽減できるようにしている。さらに、運転状況を確認する上で必要な動作インジケータ16類についても、加湿器20と同様に、装置1のカバー2の上部において略直線状に配置することで、患者Kが装置1の限定された部分のみ確認すれば良いようにしている。また、点検作業者は、装置1を、図2(a)に図示した設置状態にした後は、装置1を移動しなくとも点検窓2gから点検用蓋体22を簡単に取り外すことで、必要なメンテナンス作業が行えるとともに、フィルターを含む各種の定期交換部品の交換や装置1の運転状況の把握ができるようになる。さらには装置1は必要最少限度の開口部を備えているので、不用意に異物が入らない。
【0049】
また、動作インジケータ16は、一般的には患者Kに対して装置1の正常状態または異常状態であることを音声ガイドとともに知らせるが、同時に図4(b)に示した点検用基板23に実装されている回転スイッチ23aと23bを利用し、23b異常箇所の出力をモニタリングすることで緊急時において、簡易測定器などが使用できなくなった場合などにおいて、応急的に装置1の性能判断が行えるようにしており、装置1の異常発生時において、連絡を受けた作業者は測定器を患者宅に持ち込むことなく適切な処置を行なえる。
【0050】
次に、図7は、装置1のブロック図を兼ねた配管図である。本図において、太い実線は空気、酸素、窒素ガスの流路を示しており配管36として示されている。また、細い実線は電源供給または電気信号の配線を示している。
【0051】
先ず、上記のフィルター交換用蓋体21に内蔵されたフィルター33を通過して装置内部に吸気された原料空気は、吸気フィルター30を介して配管36中に流入され、濾過が行われることで、ゴミ、ダスト類の除去が行われる。その後、濾過された原料空気は、吸気用消音器37でその吸気音が消音されて、配管36を介してコンプレッサー38に向う。コンプレッサー38では吸気口から濾過後の原料空気を導入して、2つの圧縮室内において圧縮することで圧縮空気を発生し、下流側に配管された熱交換器40に送り出す。この熱交換器40は、コンプレッサー38において温度上昇した圧縮空気を冷やすためのものであり、放熱効果に優れた金属パイプ(例えば、アルミ管)をコイル状にすることで表面積を増やすとともに、装置内に外部から導入された外部空気を、直に送風するための一対の冷却用ファン39、39からの送風を受けることで金属パイプを冷やすように構成されている。
【0052】
この熱交換器40で十分に冷やされた後の圧縮空気を、下流に配管されている第1吸着筒43と第2吸着筒44に対して交互に供給するニ方向切換弁41に送ることで、第1吸着筒43と第2吸着筒44内に貯蔵されているゼオライトが窒素の吸着と酸素を生成するための触媒担体として十分に機能できるようにしている。このニ方向切換弁41には、さらに第1吸着筒43と第2吸着筒44から放出される窒素と水分とによる排気音を低減するための排気用消音器42が配管されている。
【0053】
第1吸着筒43と第2吸着筒44内に貯蔵されているゼオライトは、触媒担体として、SiO2/Al2O3比が2.0〜3.0であるX型ゼオライトであり、かつこのAl2O3の四面体単位の少なくとも88%以上をリチウムカチオンと結合させたものを用いることにより、単位重量当たりの窒素の吸着量を増やしている。
【0054】
このようなゼオライトを使用することで、同じ酸素を生成するために必要となる原料空気の使用量を削減できるようになる。この結果、圧縮空気を発生するためのコンプレッサー38を小型のタイプとすることができ、低騒音化を図ることができるようになる。ここで、従前から使用されているゼオライトを使用しても良く、この場合でも後述する消音機能により十分な低騒音化を図ることができることとなる。
【0055】
一方、第1吸着筒43と第2吸着筒44の出口側には圧力を検出するための圧力センサ29が設けられており、後述する制御を行なえるようにしている。また、第1吸着筒43の出口側には第1逆止弁46aが、また第2吸着筒44の出口側には第2逆止弁46bが図示のように接続されており、各逆止弁の下流側は合流するように配管36が成されており、下流において生成した酸素を貯蔵するための製品タンク47が配管されている。さらに、第1吸着筒43と第2吸着筒44の各出口側との間には均等圧弁45が配管されており、二次浄化を行なうようにしている。
【0056】
製品タンク47の下流側には、酸素の圧力を自動調整する圧力調整器31が配管されている。この圧力調整器31の下流側には、細菌類の除菌を行なうバクテリアフィルター32が配管されており、除菌後の酸素を上記の流量設定ダイヤル27に酸素を送る。図示のように、配管36の途中は分岐しており酸素濃度センサ48に酸素を送り、酸素濃度の検出を行ない、設定された酸素濃度の確認をできるようにしている。
【0057】
吸着筒に内蔵されたゼオライトで生成された酸素は、湿度はほとんどゼロに近いので患者がそのまま吸引すると喉の渇きを招く。そこで、下流には精製水を貯液した加湿器20が配管されており、精製水中を微細な気泡として通過する過程で酸素に湿度を与えるようにしている。この加湿器20の下流側には、湿度センサーを含む流速センサ50が接続されており、上記の酸素出口管10に対して設定された流量の酸素が供給されていることを常時モニターするようにしている。この酸素出口管10には、カプラー11が接続されており、チューブ12を介して鼻カニューラ13が接続されている。
【0058】
一方、上記の各センサとニ方向切換弁41と均等圧弁45は制御基板51に接続されており、切換制御が行なわれる。制御基板51は、上記の点検用基板23に接続されるとともに、安定化電源52からの電源供給を受けるとともに、停電時に自動的に切り換わる充電電池などの2次電源34に接続されている。
【0059】
図8は、図7の装置1のブロック図における動作説明フローチャートを各種の騒音の発生タイミングとともに示した図である。本図において、装置1の電源スイッチが押される事で、所定電圧の供給が開始され、制御基板51においてセルフチェックプログラム(ステップS1)が行われる。これに続きステップS2では、コンプレッサー38、冷却ファン39,39、二方向切換弁41への通電が行われることで、外部空気の導入、更にはそれに伴う空気導入音が連続的に発生する。同時にコンプレッサー38の振動や騒音、吸着筒に及ぶ配管透過音についても連続して騒音が発生する。
【0060】
これに続き、導入された空気は二方切換弁41を経て第1吸着筒43、逆止弁46a、製品タンク47に流れ、徐々に圧力が上昇する。ステップS3では圧力センサー29が所定の圧力を検出すると、均等圧弁45が所定時間 開となる。このステップS3では第1吸着筒43で濃縮された一部の酸素を使用して、第2吸着筒44の、洗浄及び次の加圧に備えての準備が行われる。又、均等圧弁45作動時には作動音を伴う。次のステップS4では、第1吸着筒43の脱着工程(窒素や水分の排出)と第2吸着筒44への空気の取入れを行うべく二方切換弁41が作動する。このステップS4では、二方切換弁41の切替え作動音、二方切換弁41をへて排気用消音器42から大気中に放出する第1吸着筒43内に残る窒素ガスの放出音が発生する。この排気音は一時的ではあるが最も大きい。第2吸着筒44に流れ込んだ空気は、逆止弁46b、製品タンク47に流れ前工程と同様に、付設された圧力センサー29が所定の圧力を検出すると同様に均等圧弁が所定時間 開となる。このステップS5では、ステップS3同様に第2吸着筒43の、洗浄及び次の加圧に備えての準備が行われ、均等圧弁45作動時には作動音が発生するのは言うまでもない。次のステップS6では、第1吸着筒44の脱着工程(窒素や水分の排出)と第1吸着筒43への空気の取入れを行うべく二方切換弁41が作動する。このステップS6では、ステップS4同様に二方切換弁41の切替え作動音、二方切換弁41をへて排気用消音器42から大気中に放出する第2吸着筒44内に残る窒素ガスの放出音が発生する。当然この排気音はステップS4工程と同等の放出音が発生する。濃縮酸素ガスはステップS3〜ステップS6の繰り返し動作により発生する。続いて酸素の供給が開始されるが、このようにして供給される酸素は、非常に乾燥しているので、そのままの乾燥状態で鼻カニューラ13を介して鼻から吸引すると、鼻腔内の乾燥状態を招くこととなり、使用者に苦痛を与えることになる。
【0061】
そこで、湿潤状態の酸素を鼻カニューラ13に送り出す前に、容器101内に貯められた水中に酸素を送り出し、泡を発生し、泡の破壊にともない発生する水分による湿潤状態にしてから酸素を鼻カニューラ13に送り出す。このようにして容器101内に貯められる水は、時間経過とともに消費されることから補充が必要となる。以下に、この補充作業を行うための構成について図9から図14を参照して述べる。
【0062】
図9(a)は、加湿器20を装置1から取り外す様子を示した外観斜視図である。また、図9(b)は、取り外した後に加湿器20の蓋部材100から容器101を取り外す様子を示し、図9(c)は水容器から容器101の上レベル101aまで、水を補充する様子を示し、図9(d)は、容器101を蓋部材100に嵌着する様子を部分拡大図とともに示した外観斜視図である。
【0063】
先ず、図9(a)において、加湿器20は蓋部材100に設けられた回動部材102の操作面を矢印d1方向に押圧することで装置1に対する挿着状態が解除されて、矢印d2方向の手前側に移動することで簡単に取り外すことができる挿着機構を備えている。
【0064】
この挿着機構の一例について、図9(a)のX−X線矢視断面図である図10(a)と図10(b)と、平面図である図10(c)を参照して述べると、図7で述べた配管36に接続された流入管106と流出管107は、カバー2の凹部2dの正面を向く壁面に穿設された孔部に挿通された後に、互いに平行になるように固定されている。これらの流入管106と流出管107の夫々の少なくとも上方部分または全周には、所定の深さ(くぼみ)、例えば約3mmの溝形状の被係止部106a、107aが各管の長手方向に直交するようにフライス加工などにより機械加工形成されている。また、このカバー2の凹部2dは、後述するように挿着後の蓋部材100の操作面の上方及び左右に大きく開口し、挿着後の容器101のフランジ部101fの左右方向に夫々空間部を形成することで患者Kの操作性(着脱性)、視認性を向上させている。
【0065】
一方、回動部材102には蓋部材100の上面の略全域を覆う操作面102aと、上記の各被係止部106a、107aに潜入することで係止状態を維持する深さと幅寸法を有した係止部108が端部に形成されるとともに、左右側面において軸体103、103を形成している。この回動部材102を蓋部材100に設けられた軸支部104、104に対してパチン嵌合して圧入で組付けるか、または軸体103を別部材として準備し、挿入することで回動自在に設けらるようにしている。この回動部材102は、蓋部材100とは異なる色の樹脂材料から射出成型されることで、操作部分を明確にしている。また、「押す」という文字表示及び/または「押す」という意味の点字を設けることで視覚が不自由な患者の操作性を向上させている。
【0066】
また、図10(b)において、蓋部材100の略中央には筒部100dが形成されている。この筒部100dには、回動部材102の係止部108が、上記の流入管106と流出管107の被係止部106a、107aに移動する回動力を発生する付勢部材の圧縮バネ105が内蔵される。以上の構成により、回動部材102は軸体103回りに時計回りに移動付勢されることとなる。この付勢状態を解除するためには、図10(b)に示すように回動部材102の広い操作面102aを白矢印方向に指先で押圧することで、図10(a)に示したように係止部108が各管の被係止部106a、107aから上方に移動した解除状態にできるようになる。
【0067】
また、図10(c)において、上記のように回動部材102を操作可能に軸支するために、蓋部材100には、回動部材102の軸体103を取り囲むようにした所定形状、例えばU字形状の壁部100kが一体樹脂成型されている。
【0068】
再度、図9(a)を参照して、以上のように加湿器20の挿着機構が構成されているので、患者Kは起立した状態から人差し指を操作面102a上に当て、親指と中指とで容器101を挟んでから、操作面102aを下方に押圧することで簡単に取り外すことができるようになる。また、左効きの人でも違和感なく操作ができるようになる。
【0069】
以上のように、流入管と流出管に対して直に係止できる構成にすることで、確実な嵌着状態にできるので、従来のように装置側に固定された被係止部に係止する構成との比較において、格段に挿着信頼性に優れた加湿器を提供できることとなる。さらに、患者などは無理な姿勢をしなくとも挿着作業(接続作業)を行うことができる一方で、加湿器20は、カバー2の凹部2dで取り囲まれているので、患者がつまづくような軽い事故発生時であっても衝撃吸収できる樹脂製のカバー2で衝撃吸収できるので安全である。
【0070】
次に、図10(c)のX−X線矢視断面図である図11と、外観斜視図である図14を参照して、加湿器20の構成についてさらに詳しく述べる。なお、両図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛することで未説明部分について述べる。
【0071】
先ず、図11において、回動部材102には、一体的に形成された軸体103、103が設けられ、壁部100k、100kに形成された軸支部(孔部)104、104に圧入し、嵌挿入することで抜け防止するようにして組み付けられる。
【0072】
一方、図14をさらに参照して、蓋部材100の縁部からは把持部となる円筒部100tが形成されておりその円環状の内周面100jにおいて、3箇所以上の複数箇所(例えば3箇所を円周方向に等間隔で離間)の一方の係合部100gが一体形成されている。円筒部100tの一部の所定位置にはマーク部100mが所定形状(例えば凸状)形成または表示されている。
【0073】
また、アクリル樹脂等のように透明な樹脂材料を用いて射出成型される容器101は所定内容量(例えば160cc程度)の円筒のバケツ形状を有しており、外周面においてフランジ部101fを一体形成するとともに、他方の係合部101gを係合部100gに対応するように3箇所以上の複数箇所(例えば3箇所を円周方向に等間隔で離間)を一体形成している。このフランジ部101fには、マーク部101mが形成または表示されている。また、この容器101は、耐衝撃性のある熱可塑性樹脂、例えばアクリル樹脂製であるので不用意に落としても割れないが、上記のようにほぼ完全透明にすることで泡発生状態が見えるようになるが、上レベル101aと下レベル101bを通過して水レベルが外部から見える容器であればこの構成に限定されない。
【0074】
蓋部材100には、図11に示した断面形状を有するシリコンラバー製のリップシール116が溝部に固定されており、このリップシール116に対向するようにして容器101の縁部において平らな接合面101kが一体形成または成型されている。
【0075】
以上の構成により、図9(b)に示したように蓋部材100を矢印d3方向に、また容器101を矢印d3方向に同時に僅かに回動することで、3箇所の係合部101g、100g間の係合状態が解除されるので、続いて矢印d4方向に移動して分離できる。
【0076】
そして、図9(c)において、上レベル101aまでの水の補充をした後に、図9(d)に示したように蓋部材100を矢印d5方向に、また容器101を矢印d5方向に、同時に角度分である最大120度回動することで、3箇所の係合部101g、100g間の係合状態にすることができる。係合部101gに特起部101n、係合部100gに凹部100nを設けることにより、各マーク部100m、101mが一致するので嵌着状態が正しく行われたことがクリック音、クリック感とともに容易に確認できる。また、この嵌着状態において、容器101の接合面101kにリップシール116が当接して適度に弾性変形することで液密/気密状態を維持できる。
【0077】
また、図11において、右利きの人は、人差し指F1を操作面102a上に当て、親指F2と中指F3を容器101のフランジ部101fの下方に位置させた後に容器101を挟んでから、操作面102aを下方に押圧することで3箇所で保持しつつ前方に移動することで、簡単に取り外すことができる。一方で、左利きの人は、人差し指F1を操作面102a上に当て、親指F3と中指F2を容器101のフランジ部101fの下方に位置させて同様に、前方に移動することで簡単に取り外すことができる。
【0078】
以上のように構成される加湿器によれば、容器に設けられた雄ネジと蓋部材に設けられた雌ネジとを螺合するときに密閉させる従来構造では、作業時の力の個人差が出るため、きつく締めてしまうと、取り外し時、固くなり取り外しが困難になり、またゆるく締めると、密閉が不完全となり、濃縮酸素ガスの漏れを生じるという従来からの問題点が完全に解消された。
【0079】
さらに、図9(d)に示した状態では、クリック感が得られる(図15に基づいて後で詳述する)のと同時に、蓋部材と容器の外周に設けられた位置決めマークが一致するので、手の感触と目視で締め込み完了の状態がわかるようになった、さらに、リップシールは締め付け荷重の負担を軽くできるようになったので、装置1とともに高齢者にとって優しい加湿器を実現できた。
【0080】
次に、図11のX−X線矢視断面図である図12において、蓋部材100には、上記の流入管106に対する挿着後に連通する入口流路109がさらに一体成型または形成されており、図14において入口流路109の端部109aに対して泡発生部材(泡発生手段)114が図示のように接続されるように構成されている。
【0081】
また、図11のY−Y線矢視断面図である図13において、出口流路110の端部110aに対してバッフル部材である邪魔板115が接続され固定されている。このように、各流入管106と流出管107に対する挿着後に気密状態にするためのOリング117が設けられている。
【0082】
先ず、図11と図12と図14を参照して、嵌着状態において容器101の底面101pからの距離Tを中心軸とし、底面101pにほぼ水平に、帽子状の筒体として多孔質材料から形成される泡発生部材114が設けられている。この泡発生部材114は、例えばポリプロピレン等の熱可塑性樹脂材料を連続気泡状態に成型することで、図示のような形状に製造される。このように、泡発生部材114を容器101の底面101pからの距離Tを極力低い所定位置(例えば、20mmか、好ましくは10mm程度)に設けることで、水レベルWが図示のW1まで低くなった場合であっても水を有効に利用でき、所定の加湿能が保持できるようになる。
【0083】
すなわち、従来は泡発生部材をその長手方向が鉛直になるように設けていたために、水の消費にともない水レベルWが下降すると加湿能に支障を来たしていた。このために、早い段階で水補給をしなければならず面倒となっていたが、底面に対して水平方向に設けることでかなりの下方のレベルまで水を使用できるようになる。1114は、泡発生部材の他の実施例を示すもので筒部材111の先端低部にほぼ円板形状または板状で設けられている。この泡発生部材1114は全体が多孔質材料としてもよいし、筒部材111と連通する小孔(孔径50〜200μm程度)を設けた材料でもよい。また外縁は開口形状としても、閉塞としてもよい。
【0084】
このように泡発生部材114を設けるために、上記の入口流路109の端部109aには、閉塞した底面を有する筒部材111の下方において横方向に穿設された孔部に圧入される中空の中継部材113を介して図示のように接続される。また、この泡発生部材114は、中継部材113に対して簡単に圧入できるので患者Kも簡単に交換できるようにしている。
【0085】
上記の筒部材111の上方には、酸素を水レベルWより上の部位に送り出すための量を調節するための調節リング112が回動可能に設けられている。このように調整可能にするために、筒部材111には大小の孔部111aが穿設されており、これらの孔部111aを塞ぐ状態と開放する位置になるように調節リング112の孔部112aが穿設されている。このように構成される調節リング112の調節により、未加湿の濃縮酸素ガスと加湿された濃縮酸素ガスとの混合比を調整することが可能となる。
【0086】
次に、図11と図13と図14において、端部110aに固定される邪魔板115は、容器101内の加湿媒体(水)が上レベルになるまで貯められたときに、酸素ガスと共に出口流路110を介して流出管107に排出されることを抑制するために設けられる。
【0087】
このように気液分離機能を持つ部品を備えることで、水を有効利用できることになるので、邪魔板115は端部110aの全体を覆う本体部115aと、上レベルWより高い位置において略水平方向に開口する開口部115cと、この開口部115cに連通するとともに出口流路110の端部110aに対向して配置される多数の小径の孔部115bとを有するように所定樹脂材料を用いて射出成型される。
【0088】
以上の構成により、図11において、容器101に入れられる加湿媒体(水)を規定量の上レベルWより余計に入れた場合に、加湿器の出口流路110の端部110aと水面が接近した状態から、酸素ガスによるバブリング作用を行った場合に泡が破裂して水滴となったときに、水滴は暦邪魔板115の本体115aにぶつかることで気液分離され、開口部115cと孔部115bとを介して下流側に送られるので、水は容器に回収できることとなる。
【0089】
図15は、図9において説明したクリック感についての詳細な説明図である。図15(a)は、図9(d)の状態での水平断面図、図15(a')は垂直断面図である。また、図15(b)、図15(b')はそれぞれの拡大図である。図15(b)、図15(b')において、係合部100gの凹部100pと係合部101gの凸部101pが係合していることがわかる。図15(c)、図15(c')は、係合が外れた直後の状態/係合になる直前の状態を示すものである。こうして、係合になる直前の状態から係合部101gに下向きに所定角(約30度)傾斜して設けられた案内部(ガイド)101qにより、係合部100gの凹部100pと係合部101gの凸部101pが係合するように案内されて係合状態になることにより、クリック感が得られる。
【0090】
以上は本発明の医療用の装置1に用いられる加湿器20を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、酸素ボンベに接続するようにしてもよい。また、泡発生部材を設ける必要性は必ずしもない。
【0091】
またカバーのデザインは上記構成に限定にされないことは言うまでもなく、上記の出口管と入口管とが操作容易な高さに配設され、加湿器を挿着した後に蓋部材に設けられる回動部材の操作面の上方に向けて大きく開口し、挿着後の容器のフランジ部の左右方向に夫々空間部を形成したカバーであれば如何なるデザインでも可能となる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、使用上の安全性を確保でき、無理な姿勢をしなくとも接続作業を行うことができ、かつ挿着状態の信頼性に優れた加湿器の提供を提供できる。クリック感により容器の液密性を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る酸素濃縮装置1を正面から見て、患者Kとともに略同じ縮尺率で示した外観斜視図である。
【図2】(a)は、装置1を部屋の壁面W近くの床面F上に設置した様子を示した左側面図であり、図2(b)は装置1の背面図である。
【図3】(a)は、図1で示した流量表示部8と保護カバー9を拡大して示した外観斜視図であり、図3(b)は保護カバー9を取り外した様子を示した外観斜視図である。
【図4】(a)は、装置1の平面図であり、図4(b)は点検用蓋体22を開けた様子を示した平面図である。
【図5】フィルター交換用蓋体21と点検用蓋体22の取り外しの様子を示した外観斜視図であって、図5(a)と(b)は、フィルター交換蓋体21の取り外しの様子を示し、(c)と(d)は、点検用蓋体22の取り外しの様子を夫々示す図である。
【図6】(a)〜(c)は、図5(c)のX−X線矢視断面図である。
【図7】装置1のブロック図を兼ねた配管図である。
【図8】図7の装置1のブロック図における動作説明フローチャートである。
【図9】(a)は、加湿器20を装置1から取り外す様子を示した外観斜視図、(b)は、取り外した後に加湿器20の蓋部材100から容器101を取り外す様子、(c)は水容器から容器101の上レベル101aまで、水を補充する様子、(d)は、容器101を蓋部材100に嵌着する様子を部分拡大図とともに示した外観斜視図である。
【図10】(a)と(b)は、図9(a)のX−X線矢視断面図、(c)は加湿器20の平面図である。
【図11】図10(c)のX−X線矢視断面図である。
【図12】図11のX−X線矢視断面図である。
【図13】図11のY−Y線矢視断面図である。
【図14】加湿器の立体分解図である。
【図15】加湿器の蓋部材と容器との係合状態を示す図である。
【符号の説明】
1 酸素濃縮装置
2 カバー
10 酸素出口管
11 カプラー
12 チューブ
13 鼻カニューラ
20 加湿器
21 フィルター交換用蓋体
22 点検用蓋体
25 裏面パネル
36 配管
37 吸気用消音器
38 コンプレッサー
39 冷却用ファン
40 熱交換器
41 ニ方向切換弁
42 排気用消音器
43 第1吸着筒
44 第2吸着筒
45 均等圧弁
46a、46b 逆止め弁
47 製品タンク
100 蓋部材
101 容器
102 回動部材
103 軸体
104 軸支部
105 圧縮バネ(付勢部材)
106 流入管
106a 被係止部
107 流出管
107a 被係止部
108 係止部
109 入口流路
110 出口流路
112 調節リング
114 泡発生部材
115 邪魔板
116 リップシール

Claims (5)

  1. 酸素の生成手段を備えた酸素濃縮装置から乾燥状態で供給される酸素を送り出す出口管と、湿潤状態の酸素を呼吸手段に送り出す入口管と、に対して着脱自在に挿着され、水を貯める容器への水の補給を可能にした加湿器であって、
    前記出口管と前記入口管の各上方部位に形成される被係止部と、
    前記出口管に連通する入口流路と、前記入口管に連通する出口流路と、前記容器を着脱自在かつ気密状態で嵌着する嵌着手段と、を形成した蓋部材と、
    該蓋部材の軸支部により回動自在に軸支されるとともに、前記蓋部材の上面の略全域を覆う操作面と、前記被係止部に係止する係止部と、を形成した回動部材と、
    前記係止部が前記被係止部に向かうように付勢する付勢部材と、
    を備えることを特徴とする加湿器。
  2. 酸素の生成手段を備えた酸素濃縮装置から乾燥状態で供給される酸素を送り出す出口管と、湿潤状態の酸素を呼吸手段に送り出す入口管と、に対して着脱自在に挿着され、水を貯める容器への水の補給を可能にした加湿器であって、
    前記出口管と前記入口管の各上方部位に形成される被係止部と、
    前記出口管に連通する入口流路と、前記入口管に連通する出口流路と、前記容器を着脱自在かつ気密状態で嵌着する嵌着手段と、を形成した蓋部材と、
    該蓋部材の軸支部により回動自在に軸支されるとともに、前記蓋部材の上面の略全域を覆う操作面と、前記被係止部に係止する係止部と、を形成した回動部材と、
    前記係止部が前記被係止部に向かうように付勢する付勢部材と、
    前記容器内に貯められた水中に酸素を送り出し、泡を発生して前記湿潤状態にするために前記入口流路に連通される泡発生手段と、
    を備えることを特徴とする加湿器。
  3. 前記嵌着手段は、嵌着後に気密状態に変形するように前記蓋部材と前記容器との間の接合面に設けられるリップシールと、前記蓋部材の縁部から延設される円筒内周面に形成される複数または好ましくは3箇所以上の一方の係合部と、
    前記容器の円筒外周面に形成される複数または好ましくは3箇所以上の他方の係合部と、
    前記円筒外周面に形成され、前記操作面と同時に把持されるフランジ部と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の加湿器。
  4. 前記酸素濃縮装置は、前記出口管と前記入口管とを、操作容易な高さに配設し、
    かつ挿着後の前記蓋部材の前記操作面の上方に大きく開口し、挿着後の前記容器の前記フランジ部の左右方向に夫々空間部を形成したカバー部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
  5. 前記蓋部材は、前記入口流路と、前記出口流路と、前記嵌着手段と、前記軸支部と、前記付勢部材の収容部とを所定樹脂材料を用いて一体樹脂成型し、
    また、前記容器は、透明乃至光透過性の樹脂材料から射出成型され、かつ水の上下レベルの表示部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加湿器。
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