JP2012200284A - 酸素濃縮器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気中から酸素を濃縮して酸素濃縮ガスを生成し、この酸素濃縮ガスを使用者に対して供給する圧力変動吸着型の酸素濃縮器1は、酸素濃縮器本体2に接続され、この酸素濃縮器本体2側から使用者に酸素濃縮ガスを供給するカニューラ9と、酸素濃縮器本体2に接続されるとともに、カニューラ9に沿って配置され、使用者の近傍から酸素濃縮器本体2側にガスを導入するガス導入管13と、酸素濃縮器本体2に配置されるとともに、ガス導入管13に接続され、ガスを酸素濃縮器本体2側に吸引する吸引ポンプ107と、吸引ポンプ107によって酸素濃縮器本体2側に吸引された空気から、使用者の喫煙を検知する喫煙検知センサ109を備えている。
【選択図】図4
Description
また、前記特許文献3では、喫煙検知センサを装置本体に設けるので、例えば使用者がカニューラを長く伸ばし、装置本体から離れた場所で喫煙した場合には、使用者の喫煙を確実に検知できないという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、喫煙やマッチの使用等の火気の発生状態を精度良く確実に検出して、火災等の発生を事前に防止することができる酸素濃縮器を提供することにある。
ここで、ガス状態検知手段としては、吸引したガスから例えば火気の発生と思われる現象(ガスの状態)を検知できる手段であれば限定はない。例えば喫煙をした場合には、CO濃度が上昇すると考えられるので、CO濃度を検出するCO濃度センサを用いることができる。また、例えば喫煙をした場合には、煙が発生すると考えられるので、煙の発生を光学的に検出する光学センサ(例えばLED+フォトセンサ)を用いることができる。
このように、ガス導入管の先端側(先端の開口部)が、先端ほど広がっていることにより、(例えばCOなどの存在する可能性の高い)顔等の周辺からガス導入管へ効率よくガスを導入することができる。よって、喫煙等による火気の使用などの検出を精度良く行うことができる。
図1に示す様に、酸素濃縮器1の装置本体(以下単に酸素濃縮器本体2と記す)は、略直方体形状の筐体3の正面の上部に、酸素濃縮器本体2の操作やその動作の表示を行う操作パネル5が設けられ、その下方には、酸素濃縮ガスの加湿を行う加湿器7が配置されている。
図2に示す様に、操作パネル5には、酸素濃縮器本体2の運転/停止を行うための電源スイッチ17と、正常運転時に点灯する運転ランプ19と、異常発生時に点灯/点滅する異常ランプ21と、酸素濃縮ガスの流量の設定値をマニュアルにて切り換える流量設定つまみ23と、設定された流量値を示す流量表示器25と、酸素濃縮器本体2の使用開始からの積算時間を表示する外部積算時間表示器27と、酸素濃縮ガスの濃度の状態を点灯/点滅により表示する酸素濃度ランプ29と、加湿器7の異常を点灯して表示する加湿器漏れランプ31と、カニューラ9の折れの異常を点灯して表示するカニューラ折れランプ33と、酸素濃縮ガスの流れの状態を表示する流れ表示ランプ35とが設けられている。
図3に示す様に、筐体3内には、空気取入口41及び防塵フィルタ43を介して周囲の空気が導入され、導入された空気は、吸気フィルタ45及び吸気マフラ47を介してコンプレッサ49に吸入される。
特に本実施例では、カニューラ接続部11に隣接してガス導入管接続部15が設けられており、このガス導入管接続部15は、内部ガス流路103によって、(ガスを酸素濃縮器本体2外に排出する)ガス排気部105に接続されている。
図4に模式的に示す様に、カニューラ9は、酸素濃縮器本体2にて製造された酸素濃縮ガスを患者の鼻に供給するチューブ状の部材であり、カニューラ接続部11に着脱可能に接続される接続端部111と、鼻に酸素濃縮ガスを供給する供給部113と、接続端部111と供給部113とを接続する長尺のガス流路である中間流路115とから構成されている。
d)次に、酸素濃縮器本体2を制御する電子制御装置について説明する。
図6のフローチャートに示す様に、酸素濃縮器本体2の電源がONされると、ステップ100にて、吸引ポンプ107を作動させる。これにより、患者の顔の周辺の空気がガス導入管13に吸引され、酸素濃縮器本体2の内部ガス流路103に導入される。
続くステップ120では、CO濃度が所定の判定値(例えば5万ppm)以上の状態が、所定時間(例えば5秒)以上継続したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ130に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
f)この様に、本実施例では、カニューラ9に沿ってガス導入管13を配置し、吸引ポンプ107を作動させることによって、ガス導入管13を介して使用者の近傍から酸素濃縮器本体2側に使用者の近傍の空気を導入することができる。よって、喫煙検知センサ109によって、この酸素濃縮器本体2側に導入した空気から使用者の近傍のガスの状態(即ち火気の使用による喫煙状態)を検知することができる。
本実施例では、図7に示す様に、カニューラ141に沿って配置されたガス導入管143を用いる。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
2…酸素濃縮器本体
9、141…カニューラ
11…カニューラ接続部
13、143…ガス導入管
15…ガス導入管接続部
49…コンプレッサ
103…内部ガス流路
107…吸引ポンプ
109…喫煙検知センサ
119、147…開口吸引部
Claims (3)
- 空気中から酸素を濃縮して酸素濃縮ガスを生成し、この酸素濃縮ガスを使用者に対して供給する圧力変動吸着型の酸素濃縮器において、
前記酸素濃縮器の本体に接続され、該本体側から前記使用者に酸素濃縮ガスを供給するカニューラと、
前記酸素濃縮器の本体に接続されるとともに、前記カニューラに沿って配置され、前記使用者の近傍から前記本体側にガスを導入するガス導入管と、
前記酸素濃縮器の本体に配置されるとともに、前記ガス導入管に接続され、前記ガスを前記本体側に吸引する検知用吸引機構と、
前記検知用吸引機構によって前記本体側に吸引されたガスから、前記使用者の近傍のガスの状態を検知するガス状態検知手段と、
を備えたことを特徴とする酸素濃縮器。 - 前記酸素濃縮器の本体には、前記酸素濃縮を行うための前記空気を本体側に吸引する濃縮用吸引機構を備えるとともに、該濃縮用吸引機構とは別に、前記検知用吸引機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の酸素濃縮器。
- 前記ガス導入管のガス導入側が、先端ほど広がった開口部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の酸素濃縮器。
Priority Applications (1)
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2011
- 2011-03-23 JP JP2011064803A patent/JP2012200284A/ja active Pending
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