JP2011249391A - 反射型フォトマスク及びその製造方法並びにパターン形成方法 - Google Patents

反射型フォトマスク及びその製造方法並びにパターン形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】露光光の反射率と反射光の位相差とが精度良く制御されたマスクエンハンサ構造を有するEUV用フォトマスクを用いて、微細な転写パターンの寸法精度を向上する。
【解決手段】反射型フォトマスクは、位相シフト部9と、位相シフト部9の外側に位置する反射部11と、位相シフト部9と反射部11との間に位置する半吸光部12とを備えている。半吸光部12は、露光光を反射する第1の多層膜2と、第1の中間層3と、第2の多層膜4と、第2の中間層5と、第3の多層膜6とを含んでいる。位相シフト部9は、第3の多層膜6、第2の中間層5、第2の多層膜4及び第1の中間層3から露出する第1の多層膜2である。反射部11は、第3の多層膜6及び第2の中間層5から露出する第2の多層膜4である。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体集積回路装置等の製造工程におけるリソグラフィ技術に関し、特に、極端紫外光リソグラフィ(Extreme Ultraviolet Lithography)用反射型フォトマスク及びその製造方法並びにそのフォトマスクを用いたパターン形成方法に関する。なお、本明細書では、極端紫外光リソグラフィ用反射型フォトマスクを「EUVマスク」と記す場合があり、EUVはExtreme Ultraviolet(極端紫外)の略語である。
半導体集積回路を構成する半導体素子の微細化に伴って、配線のパターン寸法の微細化が求められている。微細なパターンを形成するためには、短波長な光を用いたリソグラフィ技術が不可欠である。特に、32nm以下の配線幅を有するパターンの形成においては、波長が13.6nmである光(EUV光)を用いたリソグラフ技術が非常に期待されている。
ところで、クリプトンフロライド(KrF)エキシマレーザ(波長が248nm)又はアルゴンフロライド(ArF)エキシマレーザ(波長が193nm)を用いたフォトリソグラフィでは、合成石英からなるレンズ(合成石英レンズ)を含む屈折光学系を使用している。しかし、EUV光は、これらのエキシマレーザからの出力光よりも波長が短い。そのため、合成石英レンズでのEUV光の吸収が大きく、また、EUV光の波長では合成石英レンズの屈折率が1に近くなる。よって、EUVリソグラフィでは、上記屈折光学系を使用することができず、反射光学系(反射型フォトマスクと反射型ミラーとにより構成される光学系)が用いられている。現在、主流となっている反射型フォトマスクでは、低熱膨張のガラス基板上に多層膜(EUV光の高反射領域)が形成され、その多層膜上にEUV光吸収膜のパターン(EUV光の低反射領域)が形成されている。多層膜は、光学定数(屈折率又は吸収率)の異なる2種類の薄膜が交互に積層されて構成されており、例えば、40層対のMo/Si多層膜である。なお、n層対のMo/Si多層膜とは、本明細書では、Mo膜とSi膜とが交互にn回積層されて構成されたものを意味する。
一般的に、露光光の波長と解像度Rとの関係は、R=k1×(λ/NA)というレイリーの式で表されることが知られている。ここで、Rは解像される最小幅のパターンであり、NAは投影光学系のレンズの開口数であり、λはEUV光の波長(露光光の波長)である。また、k1は、主にレジストの性能、及び超解像技術の選択等により決定されるプロセス定数であって、最適なレジスト、及び超解像技術を用いれば、k1を0.35程度にまで小さくできることが知られている。例えば、現時点で最大のNAを有するNA=0.25の露光装置において波長が13.6nmのEUV光を上述の反射型フォトマスクに照射する場合、k1を0.5(k1=0.5は、超解像技術を用いない場合のk1の限界である)とすると、上述したレイリーの式から27nmの線幅のパターンを形成できる。すなわち、EUV光とそのEUV光でのパターン転写を可能とする反射型フォトマスクとを用いれば、ArFエキシマレーザからの出力光、光透過型のマスク、及び上記屈折光学系を用いても達成できなかったパターン幅又はパターンピッチ等の微細化が実現可能である。
しかしながら、近年では、半導体素子の微細化に対する要望がさらに進んでおり、パターン幅又はパターンピッチ等のさらなる微細化が期待されている。例えば、ロジックパターンの16nm世代においては、22nm以下のレジスト線幅が要求されるようになってきており、すなわちk1<0.5となる条件が要求されるようになってきている。22nm以下のレジスト線幅を実現するためには、EUV光の波長が13.6nmでありNA=0.25の露光装置を用いた場合には、上述のレイリーの式からk1=0.4となる。よって、このようなサイズの線幅を形成する場合には、13.6nm の波長のEUV光とこのEUV光を反射する反射型フォトマスクとを用いるだけでは不十分であり、解像性能を高めることができる超解像技術を用いることが必要である。
特開2004−272211号公報
代表的な超解像技術として、マスクパターンの±1次回折光を選択的に利用する変形照明光源(輪帯照明、4重極照明等)又は位相シフトマスク技術が知られている。位相シフトマスク技術は、光の位相差を利用したものであり、解像性能を向上させる上で、また、パターンコントラストを増大させる上で非常に有効である。位相シフトマスク技術としては、例えば、ハーフトーン型位相シフトマスク又はマスクエンハンサ等が知られている。マスクエンハンサ技術は、任意形状のパターンの形成において、光学コントラスト、及びDOF(被写界深度,Depth of field)を向上させることができるため、ハーフトーン型位相シフトマスクよりも優れた技術と考えられている。
しかし、透過型フォトマスクに位相シフト部を形成することは容易であるが、反射型フォトマスクに位相シフト部を形成することは非常に困難を伴う。
例えば、透過型フォトマスクでは、マスク基板を掘り込むことにより透過光の位相差が互いに180°異なる領域を形成できる。しかし、この技術を反射型フォトマスクに適用すると、反射光の位相だけでなく露光光の反射率も変化してしまう。そのため、この技術を用いて反射型フォトマスクに位相シフト部を形成することはできない。
また、透過型フォトマスクでは、材料の位相シフト効果を利用することにより透過光の位相差が互いに180 °異なる領域を形成することもできる。しかし、EUV光を吸収し難い材料は存在しない。また、単一の材料を用いて露光光の所望の反射率と位相シフト効果とを得ることは難しい。そのため、この技術を用いても反射型フォトマスクに位相シフト部を形成することはできない。
以下では、マスクエンハンサ技術を反射型フォトマスクに適用した場合におけるマスクエンハンサの構造、コントラスト向上の原理、及びマスク作製時での課題について、図5を用いて説明する。図5(a)はマスクエンハンサ構造を有する従来の反射型フォトマスクの平面図であり、図5(b)は図5(a)に示すVB−VB線における断面図である。ここでは、等間隔に配置されたゲートラインパターンの解像度を向上させるためのマスクエンハンサ構造について説明する。また、以下では、ポジ型レジストプロセスを用いる場合を例として説明する。そのため、ラインパターンは、レジスト膜においてEUV光によって感光されない部分、つまり、現像後に残存するレジスト部分(レジストパターン)である。また、スペースパターンは、レジスト膜においてEUV光によって感光される部分、つまり、現像によりレジストが除去されて形成される開口部分(レジスト除去パターン)である。なお、ポジ型レジストプロセスに代えてネガ型レジストプロセスを用いる場合には、前述のラインパターンの定義、及びスペースパターンの定義を入れ替えれば良い。
図5(a)、及び図5(b)に示すように、フォトマスクは、EUV光を反射する基板102上に形成されたマスクパターン100と、基板102の上においてマスクパターン100が形成されていない部分である反射部101とを有している。マスクパターン100は、露光により転写されるゲートパターンであり、半吸光部103と位相シフター104とで構成されている。半吸光部103は、EUV光を部分的に反射させる反射率を有している。半吸光部103での反射光は反射部101での反射光と同位相であるが、位相シフター104での反射光は反射部101での反射光とは反対位相である。このようにゲートパターンが半吸光部103と位相シフター104とで構成されているので、位相シフター104を反射した光が反射部101、及び半吸光部103での反射光のうちの一部分を打ち消す。このため、ゲートパターンに対応する光学像における光強度分布のコントラストを強調できる。
次に、マスクエンハンサ構造を有する反射型フォトマスク作製時における課題について説明する。
図5(b)に示すように、基板102はドライエッチングにより掘り込まれており、掘り込まれた部分が位相シフター104である。これにより、ゲートパターン(マスクパターン100)では、位相シフター104での反射光を反射部101での反射光に対して反対位相とできる。しかし、位相シフター104はドライエッチングにより形成されるため、位相シフター104には表面荒れが発生する。ここで、EUV光による露光では、ArFエキシマレーザ光等による露光に比べて露光光の波長が1桁以上短いため、EUVマスクの表面凹凸(位相シフター104での表面荒れ)の影響をより強く受ける。そのため、位相シフター104では光の散乱が発生し、よって、位相シフター104での露光光の反射率の低下(10%以上の低下)を引き起こす。
また、基板102における掘り込み量がばらつくと、位相シフター104での反射光の位相が大きくばらつく。そのため、位相シフター104での反射光の位相を反射部101での反射光の位相等に対して反転させることができない場合がある。
それだけでなく、マスクエンハンサ構造では、半吸光部103での反射光を反射部101での反射光と同位相とし、かつ、半吸光部103での露光光の反射率を15%以下にすれば、ゲートパターンに対応する光学像における光強度分布のコントラストをさらに向上させることができる。しかし、図5(a)、及び図5(b)に示す反射型フォトマスクでは、単一の材料を用いて露光光の所望の反射率と位相シフト効果とを得ることは難しい。露光光の所望の反射率と位相シフト効果との両方を得るためには、実現可能な手段を講じる必要がある。
以上の3つの課題により、従来の反射型フォトマスクでは、マスクエンハンサ構造における各領域(反射部、半吸光部、及び位相シフター)における露光光の反射率と各領域での反射光の位相差とを精度良く制御することが難しく、マスクパターン(例えばゲートパターン)に対応する光学像における光強度分布のコントラストの低下を引き起こし、その結果、ウエハ上の転写パターンの寸法精度が低くなるという問題が生じる。
前記に鑑み、本発明は、露光光の反射率と反射光の位相差とが精度良く制御されたマスクエンハンサ構造を有するEUVマスク、及びそのEUVマスクの製造方法を提供し、そのEUVマスクを用いることにより微細かつ寸法精度が高い転写パターン形成方法を提供することを目的とする。
本発明に係る反射型フォトマスクの製造方法は、ガラス基板の上に、露光光に対して反射性を有する第1の多層膜と、第1の中間層と、第2の多層膜と、第2の中間層と、第3の多層膜とを順に形成する工程(a)と、第3の多層膜、第2の中間層、第2の多層膜及び第1の中間層をエッチングして、位相シフト部を形成する工程(b)と、第3の多層膜及び第2の中間層のうち位相シフト部の外側をエッチングして、反射部を形成する工程(c)と、第3の多層膜、第2の中間層、第2の多層膜、第1の中間層及び第1の多層膜のうち位相シフト部と反射部との間に位置する部分をエッチングせずに、半吸光部を形成する工程(d)とを備えている。
このような反射型フォトマスクの製造方法では、第1の中間層、及び第2の中間層を形成するので、第1の多層膜、第2の多層膜、及び第3の多層膜における露光光の反射率が所望の値となり、また、第1の多層膜での反射光は第2の多層膜での反射光とは逆位相となる一方、第3の多層膜での反射光は第2の多層膜での反射光とは同位相となる。
本発明に係る反射型フォトマスクの製造方法では、第1の中間層の層厚をm1とし、第2の多層膜の膜厚をd1とし、第2の中間層の層厚をm2とし、第3の多層膜の膜厚をd2とし、露光光の入射角をφとし、露光光の波長をλとしたときに、
0.95≦4(m1+d1)cosφ/(2n−1)λ≦1.05 (但し、nは整数)
0.95≦4(m2+d2)cosφ/2nλ≦1.05 (但し、nは整数)
を満たしていることが好ましい。これにより、マスクエンハンサ構造を実現できる。
本発明に係る反射型フォトマスクの製造方法では、第1の中間層は、酸化シリコン、窒化シリコン、ルテニウム及びルテニウムを含む化合物の少なくとも1つを含んでいることが好ましく、また、第2の中間層は、タンタルを含む化合物を含んでいることが好ましい。ルテニウムを含む化合物は、RuB、RuSi、RuNb、RuZr、RuMo、RuY、RuTi及びRuLaの少なくとも1つであれば良く、タンタルを含む化合物は、TaBN、TaB、TaBSi、TaBSiN、TaN、TaSi、TaSiN、TaGe、TaGeN、TaHf、TaHfN、TaZr及びTaZrNの少なくとも1つであれば良い。ルテニウムは露光光の吸収係数が小さいので、第1の中間層における露光光の吸収を抑制できる。一方、タンタルは露光光の吸収係数が大きいので、第2の中間層における露光光の吸収を図ることができる。
本発明に係る反射型フォトマスクの製造方法では、工程(b)は、第3の多層膜、第2の中間層及び第2の多層膜をドライエッチングする工程と、第1の中間層をウエットエッチングする工程とを含んでいることが好ましい。このように第1の中間層はドライエッチングをストップさせるエッチングストップ層として機能する。また、第1の中間層はウエットエッチングにより除去されるため、ドライエッチングにより第1の多層膜の露出面が荒れることを防止できる。よって、第1の多層膜の露出面(位相シフト部)における露光光の反射率の低下を防止できる。
本発明に係る反射型フォトマスクの製造方法では、工程(c)は、第3の多層膜をドライエッチングする工程と、第2の中間層をウエットエッチングする工程とを含んでいることが好ましい。これにより、第2の多層膜の露出面(反射部)における露光光の反射率の低下を防止できる。
本発明に係る反射型フォトマスクは、位相シフト部と、位相シフト部の外側に位置する反射部と、位相シフト部と反射部との間に位置する半吸光部とを備えている。半吸光部は、露光光に対して反射性を有する第1の多層膜と、第1の多層膜上に形成された第1の中間層と、第1の中間層の上に形成された第2の多層膜と、第2の多層膜の上に形成された第2の中間層と、第2の中間層の上に形成された第3の多層膜とを含んでいる。位相シフト部は、第1の中間層から露出する第1の多層膜である。反射部は、第2の中間層から露出する第2の多層膜である。
このように本発明に係る反射型フォトマスクは、第1の中間層、及び第2の中間層を備えているので、第1の多層膜、第2の多層膜、及び第3の多層膜における露光光の反射率が所望の値となり、また、第1の多層膜での反射光は第2の多層膜での反射光とは逆位相となる一方、第3の多層膜での反射光は第2の多層膜での反射光とは同位相となる。
本発明に係る反射型フォトマスクでは、位相シフト部と反射部とは反対位相で露光光を反射することが好ましく、半吸光部と反射部とは同位相で露光光を反射することが好ましい。ここで、反対位相とは、位相差が(175°+360°×n)以上(185°+360°×n)以下の範囲(但し、nは整数)にあることを意味する。また、同位相とは、位相差が(−5°+360°×n)以上(5°+360°×n)以下の範囲(但し、nは整数)にあることを意味する。これにより、マスクエンハンサ構造を実現できる。
本発明に係る反射型フォトマスクでは、第1の中間層の層厚をm1とし、第2の多層膜の膜厚をd1とし、第2の中間層の層厚をm2とし、第3の多層膜の膜厚をd2とし、露光光の入射角をφとし、露光光の波長をλとしたときに、
0.95≦4(m1+d1)cosφ/(2n−1)λ≦1.05 (但し、nは整数)
0.95≦4(m2+d2)cosφ/2nλ≦1.05 (但し、nは整数)
を満たしていることが好ましい。これにより、マスクエンハンサ構造を実現できる。
本発明に係る反射型フォトマスクでは、半吸光部における露光光の反射率は15%以下であることが好ましい。
本発明に係る反射型フォトマスクでは、第1の中間層は、酸化シリコン、窒化シリコン、ルテニウム及びルテニウムを含む化合物の少なくとも1つを含んでいることが好ましく、また、第2の中間層は、タンタルを含む化合物を含んでいることが好ましい。ルテニウムを含む化合物は、RuB、RuSi、RuNb、RuZr、RuMo、RuY、RuTi及びRuLaの少なくとも1つであれば良く、タンタルを含む化合物は、TaBN、TaB、TaBSi、TaBSiN、TaN、TaSi、TaSiN、TaGe、TaGeN、TaHf、TaHfN、TaZr及びTaZrNの少なくとも1つであれば良い。ルテニウムは露光光の吸収係数が小さいので、第1の中間層における露光光の吸収を抑制できる。一方、タンタルは露光光の吸収係数が大きいので、第2の中間層における露光光の吸収を図ることができる。
後述の好ましい実施形態では、位相シフト部は半吸光部に囲まれており、半吸光部は反射部に囲まれている。これにより、本発明に係る反射型フォトマスクを例えばゲートパターンとして利用可能である。
後述の別の好ましい実施形態では、位相シフト部及び反射部はそれぞれ半吸光部に囲まれている。これにより、本発明に係る反射型フォトマスクを例えばコンタクトホールパターンとして利用可能である。
本発明に係る反射型フォトマスクを用いた転写パターン形成方法は、基板上にレジスト膜を形成する工程と、本発明に係る反射型フォトマスクを反射した光をレジスト膜に照射する露光工程と、露光工程の後にレジスト膜を現像してパターンを形成する現像工程とを備えている。これにより、微細、かつ寸法精度が高いパターンを形成できる。
本発明に係るパターン形成方法では、レジスト膜を形成する工程の前に、基板上に下層有機膜を形成する工程を備えていることが好ましい。これにより、EUV光が照射されたときに基板から発生する2次電子の影響を低減できる。
後述の好ましい実施形態では、露光光の波長は13.6nmである。
本発明によると、露光光の反射率と反射光の位相差とが精度良く制御されたマスクエンハンサ構造を有するEUVマスク、及びそのEUVマスクの製造方法を提供し、そのEUVマスクを用いることにより微細かつ寸法精度が高い転写パターン形成方法を提供できる。
(a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る反射型フォトマスクの製造方法を示す工程順に示す断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る反射型フォトマスクの製造方法を示す工程順に示す断面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る反射型フォトマスクの平面図であり、(b)は、図3(a)におけるIIIB−IIIB線における断面図である。 (a)は、本発明の別の実施形態に係る反射型フォトマスクの平面図であり、(b)は、図4(a)におけるIVB−IVB線における断面図であり、(c)は、本発明のまた別の実施形態に係る反射型フォトマスクの平面図であり、(d)は、図4(c)におけるIVD−IVD線における断面図である。 (a)は、従来の反射型フォトマスクの平面図であり、(b)は、図5(a)におけるVB−VB線における断面図である。
(前提事項)
本発明の実施形態を説明するに当たっての前提事項について説明する。
通常、フォトマスクは縮小投影型の露光装置で使用されるため、マスク上のパターン寸法を議論する場合には露光装置の縮小倍率を考慮しなければならない。しかし、以下の実施形態を説明する際には、混乱を避けるため、形成しようとする所望のパターン(例えばレジストパターン)と対応させてマスク上のパターン寸法を説明する場合、特に断らない限り縮小倍率で該寸法を換算した値を用いている。具体的には、M分の1の縮小投影システムにおいて幅M×32nmのマスクパターンによって幅32nmのレジストパターンを形成した場合には、マスクパターン幅及びレジストパターン幅は共に32nmであるとする。
また、以下の実施形態においては、特に断らない限り、NAは露光装置における縮小投影光学系のレンズの開口数を表し、λはEUV光の波長を表し、φはEUV光の斜入射角を表すものとする。
(実施形態)
図1(a)〜図2(d)は、本発明の一実施形態に係る反射型フォトマスクの製造方法を工程順に示す断面図である。図3(a)は、本発明の一実施形態に係る反射型フォトマスクの平面図であり、図3(b)は、図3(a)におけるIIIB−IIIB線における断面図である。以下では、まず、本実施形態に係る反射型フォトマスクの製造方法を説明する。
図1(a)に示すように、低熱膨張ガラス基板(ガラス基板)1上に、マグネトロンスパッタ法により、第1の多層膜2と第1の中間層3と第2の多層膜4と第2の中間層5と第3の多層膜6とを順に積層する(工程(a))。ここで、第1の多層膜2は例えば40層対のMo/Si多層膜であり、Mo膜の膜厚は例えば2.8nmであり、Si膜の膜厚は例えば4.0nmである。第1の中間層3は、例えば、厚さ3.4nmのSiO薄膜である。第2の多層膜4は、例えば、6層対のMo/Si多層膜である。第2の中間層5は、例えば、厚さ13.6nmのTaBN薄膜である。第3の多層膜6は、例えば、3層対のMo/Si多層膜である。
第1の中間層3の膜厚をm1とし、第2の多層膜4の膜厚をd1とし、第2の中間層5の膜厚をm2とし、第3の多層膜6の膜厚をd2としたとき、第1の中間層3、第2の多層膜4、第2の中間層5、及び第3の多層膜6の膜厚は以下の式を満たしていることが好ましい。但し、波長λは13.6nmであり、入射角φは6°である。
0.95≦4(m1+d1)cosφ/(2n−1)λ≦1.05 (但し、nは整数)
0.95≦4(m2+d2)cosφ/2nλ≦1.05 (但し、nは整数)
このように第1の中間層3、第2の多層膜4、第2の中間層5、及び第3の多層膜6の膜厚が上記式を満たしているので、第1の多層膜2での反射光と第2の多層膜4での反射光とは反対位相となり、第2の多層膜4での反射光と第3の多層膜6での反射光とは同位相となる。よって、マスクエンハンサ構造を実現できる。ここで、同位相とは、位相差が(−5°+360°×n)以上(5°+360°×n)以下の範囲(但し、nは整数)にある場合を意味し、反対位相とは、位相差が(175°+360°×n)以上(185°+360°×n)以下の範囲(但し、nは整数)にある場合を意味する。
第1の多層膜2、第2の多層膜4、及び第3の多層膜6は、次に示す材料からなることが好ましい。第1の多層膜2、第2の多層膜4、及び第3の多層膜6のそれぞれは、上述のようにMo膜などの高屈折率層とSi膜などの低屈折率層とが交互に複数回積層された多層膜であることが望ましい。高屈折率層としては、Mo膜以外に、Cr、Ni、Mo、Ru、又はWなどの重元素からなる膜を用いることができる。また、低屈折率層としては、Si膜以外に、Be、B、C、又はSiなどの軽元素からなる膜を用いることができる。
第1の中間層3は次に示す材料からなることが好ましい。後述の図1(d)に示す工程で説明するように、マスクエンハンサ構造の位相シフター9(位相シフト部,図2(a)参照)を形成するために、第2の多層膜4、及び第3の多層膜6を第1の多層膜2の表面近傍まで選択的にドライエッチングする。このドライエッチングにより第1の多層膜2の表面がダメージを受けることを防止するために、つまり、第1の多層膜2をドライエッチングから保護するために、第1の中間層3は設けられている。
但し、第1の中間層3は、第1の多層膜2と第2の多層膜4の間に形成されている。第2の多層膜4は、図3(b)等に示すように露光光(EUV光)に対して反射性を有する反射部11となり、第2の多層膜4からの反射光の強度は、第1の多層膜2、第1の中間層3、及び第2の多層膜4全ての反射光の累積で決まる。このように、第2の多層膜4からの反射光の強度には、第1の中間層3からの反射光の強度も含まれる。そのため、第2の多層膜4での露光光の反射率を高くするためには、第1の中間層3での露光光の反射率を高くする方が好ましく、別の言い方をすると、第1の中間層3はEUV光の吸収強度が低い方が好ましい。よって、第1の中間層3の材料としては、できるだけ、EUV光波長で透明な材料を選択することが好ましい。
以上のことから、第1の中間層3の材料としては、エッチングレートがMo/Si多層膜のエッチングレートに比べて遅い(例えば1/10以下)材料であることが好ましく、Mo/Si多層膜のエッチングによるダメージを受けにくい材料であることが好ましく、さらに、露光光の反射率の低下をできる限り抑制可能な材料であることが好ましく、EUV光の吸収係数ができるだけ低い材料であることが好ましい。EUV光の吸収係数は、物質の分子構造ではなく、元素の種類で決まる。例えば、EUV光の吸収係数の大小を不等式で示すと、Si<H<C<N<O<F<Alとなり、Siをより多く含む材料はEUV光の吸収係数が小さい。よって、第1の中間層3は、SiOからなることが好ましく、Siからなっても良い。また、RuはEUV光の吸収係数が小さいので、第1の中間層3はRu又はRuを含む化合物からなっても良い。また、第1の中間層3は、SiO、Si、Ru、及びRuを含む化合物のうちの少なくとも1つを含んでいても良い。ここで、Ruを含む化合物は、RuB、RuSi、RuNb、RuZr、RuMo、RuY、RuTi、及びRuLaなどの少なくとも1つである。
第2の中間層5は次に示す材料からなることが好ましい。後述の図2(d)に示す工程で説明するように、マスクエンハンサ構造の反射部11(図3(b)参照)を形成するため、第3の多層膜6を第2の多層膜4の表面近傍まで選択的にドライエッチングする。このドライエッチングにより第2の多層膜4の表面がダメージを受けることを防止するために、つまり、第2の多層膜4をドライエッチングから保護するために、第2の中間層5は設けられている。
また、第2の中間層5は、第3の多層膜6からの反射光の反射率と位相とを調整する目的としても設けられる。第3の多層膜6からの反射光の強度には、第2の中間層5からの反射光の強度も含まれる。そのため、第2の多層膜6での露光光の反射率を低くするためには、第2の中間層5での露光光の反射率を低くする方が好ましく、別の言い方をすると、第2の中間層5はEUV光の吸収強度が高い方が好ましい。よって、第2の中間層5の材料としては、できるだけ、EUV光が吸収するような材料を選択することが好ましい。
以上のことから、第2の中間層5の構成材料としては、エッチングレートがMo/Si多層膜のエッチングレートに比べて遅い(例えば1/5以下)材料であることが好ましく、Mo/Si多層膜のエッチングによるダメージを受けにくい材料であることが好ましく、EUV光の波長での吸収係数ができるだけ高い材料であることが好ましい。EUV光の吸収係数は、物質の分子構造ではなく、元素の種類で決まる。TaはEUV光の吸収係数が高いため、Taをより多く含む材料はEUV光の吸収係数が高くなる。また、TaBNなどのTaを含む化合物は、Mo/Si多層膜よりもエッチングレートが遅いので、第2の中間層5の材料として好ましい。第2の中間層5は、TaBN以外にTaを含む化合物からなれば良い。Ta化合物は、TaB、TaBSi、TaBSiN、TaN、TaSi、TaSiN、TaGe、TaGeN、TaHf、TaHfN、TaZr、及びTaZrNなどの少なくとも1つである。
次に、図1(b)に示すように、第3の多層膜6上に電子線用レジスト7を形成する。その後、図1(c)に示すように、電子線描画法により、第3の多層膜6上に第1のレジストパターン8を形成する。
次に、図1(d)に示すように、第1のレジストパターン8をエッチングマスクとして、反応性イオンエッチングプロセスにより、フッ素系ガス(例えばSFガス)で第3の多層膜6を選択的にエッチングし、塩素系ガス(例えばClガス)で第2の中間層5を選択的にエッチングし、再びフッ素系ガス(例えばSFガス)で第2の多層膜4を選択的にエッチングして第1の中間層3のエッチング中にそのエッチングをストップさせる。
ここでは、より高精度にパターンを形成するためにSFガス、Clガス、及びSFガスと3段階にガスを切り替えてドライエッチングを実施しているが、反応ガスを切り替えることなくSFガスでドライエッチングすることも可能である。また、フッ素系ガスとしては、SFガス以外に、CF、C、C、C、C、CHF、又はCH等を用いても良い。どのフッ素系ガスを用いた場合であっても、第3の多層膜6、第2の中間層5、及び第2の多層膜4の3層を一括してドライエッチングできる。また、塩素系ガスとしては、Clガス以外に、BClガスを用いても良い。
次に、図2(a)に示すように、酸素プラズマアッシングにより、第1のレジストパターン8を除去する。その後、フッ酸を用いたウエットエッチング処理を行って、第3の多層膜6、第2の中間層5、及び第2の多層膜4から露出している第1の中間層3を完全に除去する。これにより、位相シフター9が形成される(工程(b))。ここでは、ウエットエッチング溶液としては、フッ酸以外にも、フッ酸とフッ化アンモニウムとの混合溶液又はリン酸などを用いることができる。
次に、図2(b)に示すように、第3の多層膜6上に、電子線用レジスト7を形成する。その後、図2(c)に示すように、電子線描画法により、第3の多層膜6上に第2のレジストパターン10を形成する。
次に、図2(d)に示すように、第2のレジストパターン10をエッチングマスクとして、反応性イオンエッチングプロセスにより、フッ素系ガス(例えばSFガス)で第3の多層膜6を選択的にエッチングし、塩素系ガス(例えばClガス)で第2の中間層5を選択的にエッチング中にそのエッチングをストップさせる。
ここでも、より高精度にパターンを形成するためにSFガス、及びClガスと2段階にガスを切り替えてドライエッチングを実施しているが、反応ガスを切り替えることなくSFガスでドライエッチングすることも可能である。また、フッ素系ガスとしては、SFガス以外に、CF、C、C、C、C、CHF、又はCHなどのガスを用いても良い。どのフッ素系ガスを用いた場合であっても、第3の多層膜6、及び第2の中間層5の2層を一括してドライエッチングできる。塩素系ガスとしては、Clガス以外に、BClガスを用いても良い。
その後、酸素プラズマアッシングにより、第2のレジストパターン10を除去する。その後、フッ酸を用いたウエットエッチング処理を行って、第3の多層膜6から露出している第2の中間層5を完全に除去する。これにより、図3(a)、及び図3(b)に示すように、反射部11と半吸光部12とが形成される(工程(c),工程(d))。ここでも、ウエットエッチング溶液としては、フッ酸以外にも、フッ酸とフッ化アンモニウムの混合溶液又はリン酸などを用いることができる。
では、図3(a)、及び図3(b)を参照しながら、上述した反射型フォトマスクの製造方法により得られたマスクエンハンサ構造を説明する。ここでは、等間隔に配置されたゲートラインパターンの解像度を向上させるためのマスクエンハンサ構造について説明する。また、以下では、ポジ型レジストプロセスを用いる場合を例として説明する。そのため、ラインパターンは、レジスト膜におけるEUV光によって感光されない部分、つまり、現像後に残存するレジスト部分(レジストパターン)である。また、スペースパターンは、レジスト膜においてEUV光によって感光される部分、つまり、現像によりレジストが除去されて形成される開口部分(レジスト除去パターン)である。なお、ポジ型レジストプロセスに代えてネガ型レジストプロセスを用いる場合、前述のラインパターン及びスペースパターンのそれぞれの定義を入れ替えれば良い。
図3(a)に示すように、本実施形態に係る反射型フォトマスクは、低熱膨張ガラス基板1上に形成されたマスクパターン13と、マスクパターン13が形成されていない反射部11とを有する。マスクパターン13は、反射部11に囲まれており、露光により転写されるゲートパターンである。このようなマスクパターン13は、半吸光部12と、半吸光部12に囲まれた位相シフター9とを有している。反射部11は、露光光に対して反射性を有している一方、半吸光部12は、EUV光を部分的に反射させる第1の反射率(例えば15%以下)を有している。
本実施形態に係る反射型フォトマスクでは、位相シフター9での反射光は反射部11での反射光とは反対位相であるが、半吸光部12での反射光は反射部11での反射光と同位相である。これにより、位相シフター9を反射した光によって、反射部11、及び半吸光部12を反射した光の一部分を打ち消すことができる。よって、ゲートパターンに対応する光学像における光強度分布のコントラストを強調できる。
次に、本実施形態に係るフォトマスクの各構成について説明する。
図3(b)に示すように、位相シフター9は、低熱膨張ガラス基板1上に形成された第1の多層膜2で構成されており、第3の多層膜6、第2の中間層5、第2の多層膜4、及び第1の中間層3から露出する第1の多層膜2である。半吸光部12は、低熱膨張ガラス基板1上に形成された第1の多層膜2、第1の中間層3、第2の多層膜4、第2の中間層5、及び第3の多層膜6で構成されており、エッチングされずに残存した第3の多層膜6である。また、反射部11は、低熱膨張ガラス基板1上に形成された第1の多層膜2、第1の中間層3、及び第2の多層膜4で構成されており、第3の多層膜6、及び第2の中間層5から露出する第2の多層膜4である。なお、第1の多層膜2、第1の中間層3、第2の多層膜4、第2の中間層5、及び第3の多層膜6の各構成は上述の通りである。
本実施形態に係る反射型フォトマスクに波長13.6nmのEUV光を入射角φ6°で照射すると、第1の多層膜2での反射光と第2の多層膜4での反射光とは180°±5°の反対位相となり、第2の多層膜4での反射光と第3の多層膜6での反射光とは0°±5°の同位相となった。これにより、本実施形態に係る反射型フォトマスクでは位相シフト部9、反射部11、及び半吸光部12での反射光の反射光の所望の位相差を高精度に実現できることが確認できた。なお、第1の中間層3の膜厚をm1とし、第2の多層膜4の膜厚をd1とし、第2の中間層5の膜厚をm2とし、第3の多層膜6の膜厚をd2としたとき、第1の中間層3、第2の多層膜4、第2の中間層5、及び第3の多層膜6の膜厚は以下の式を満たしていることが好ましい。但し、波長λは13.6nmであり、入射角φは6°である。
0.95≦4(m1+d1)cosφ/(2n−1)λ≦1.05 (但し、nは整数)
0.95≦4(m2+d2)cosφ/2nλ≦1.05 (但し、nは整数)
また、第1の多層膜2、第2の多層膜4、及び第3の多層膜6における露光光の反射率は、各々、65%、65%、及び5%であった。このように、本実施形態に係るフォトマスクでは露光光の所望の反射率を高精度に実現できることが確認できた。なお、このように露光光の所望の反射率を高精度に実現できる理由としては、例えば、表面荒れの発生を伴うことなく位相シフター9、及び反射部11が形成されたこと等が挙げられる。
次に、図3(a)、及び図3(b)に示す反射型フォトマスクをEUV露光装置に装着してパターン転写を行った結果について説明する。反射型フォトマスクには、22nm世代のシステムLSI(large scale integration)用の56nmピッチで22nmサイズのゲートパターンが形成されている。このゲートパターンは位相シフター9、及び半吸光部12から構成されており、位相シフター9の幅は12nmである。半吸光部12は位相シフター9を囲むように形成されており、その幅は5nmである。また、このゲートパターンを囲むように反射部11が形成されており、ゲートパターン間の反射部11の幅は34nmである。なお、比較のために、ゲートパターンが形成された反射型フォトマスクにおいて第1の中間層3と第2の中間層5とが形成されていないフォトマスク(第1のリファレンスマスク)を用いてパターン転写を行った。では、パターン転写方法を以下に示す。
まず、基板(シリコンウエハ)上に20nm膜厚の下層有機膜を形成して、205度、60secでベークを行った。その後、下層有機膜の上に50nm膜厚のEUV用ポジ型レジストを形成し、110度、60secでプリベークを行った。基板には、シリコン酸化膜又はシリコン窒化膜などの種々の被処理膜が形成されていても良い。この下層有機膜は、従来技術のArFリソグラフィの場合のように基板からの反射を防止するために設けるのではなく、EUV光が照射された際に基板から発生する2次電子の影響を低減するために設けた。
次に、マスクエンハンサ構造を有する反射型フォトマスクをEUV露光装置に装着し、上述のウエハ基板にパターン転写を行った(露光工程)。EUV露光装置のNAは0.25であり、σは0.5であり、EUV光の波長は13.6nmであった。露光後、すぐに、110度、60secでPEB(Post Exposure Bake)し、2.38%濃度のTMAH(tetra methylammonium hydrooxide)溶液を用いて現像処理を行った(現像工程)。このようにして形成されたゲートパターンを電子顕微鏡で上面から観察し、そのゲートパターンの寸法を計測した。その結果、56nmピッチで22nmサイズのゲートパターンが形成されていることを確認した。また、第1のリファレンスマスクを用いた場合であっても、56nmピッチで22nmサイズのゲートパターンが形成されていることを確認した。しかし、レジストパターンの側壁のラインエッジラフネス(LER,line edge roughness)を計測したところ、第1のリファレンスマスクでは3.5nmであったのに対し、本実施形態に係るフォトマスクでは2.7nmと第1のリファレンスマスクに比べて23%程度改善していた。その理由としては、第1の中間層3と第2の中間層5とを用いることによって第1の多層膜2、第2の多層膜4、及び第3の多層膜6における露光光の反射率が精度良く制御され、また、第1の多層膜2、第2の多層膜4、及び第3の多層膜6での反射光の位相差が精度良く制御されたため、ゲートパターンに対応する光学像における光強度分布のコントラストをより向上したためであると考えられる。
以上、ゲートパターンを形成するためマスクエンハンサ構造について説明したが、図4(a)〜図4(d)に示すような微細コンタクトホールパターンを形成するためのマスクエンハンサ構造でも同様の効果が得られる。図4(a)は、本実施形態における別の形態に係る反射型フォトマスクの平面図であり、図4(b)は、図4(a)におけるIVB−IVB線における断面図である。また、図4(c)は、本実施形態におけるまた別の形態に係る反射型フォトマスクの平面図であり、図4(d)は、図4(c)におけるIVD−IVD線における断面図である。
図4(a)、及び図4(b)に示す反射型フォトマスクには、22nm世代のシステムLSI用の56nmピッチで28nmサイズのコンタクトホールパターンが形成されている。このホールパターンは位相シフター9のみで構成されており、平面視正方形の位相シフター9は半吸光部12で囲まれている。位相シフター9の平面視中心よりも28nm離れた場所には、半吸光部12(幅が5nm)を挟んで、18nm×28nmの大きさを有する反射部11が形成されている。この平面視矩形の反射部11は、位相シフター9を挟んで上下左右の対称な位置に形成されている。なお、図4(a)では、隣接する位相シフター9の間に1つの反射部11が形成されているが、位相シフター9の間隔が十分広い場合(図4(c)、及び図4(d))には、各々の位相シフターが上下左右にそれぞれ4つの反射部11を有していても良い。
このようなコンタクトホールパターンが形成された反射型フォトマスクをEUV露光装置に装着してパターン転写を行った。なお、比較のために、コンタクトホールパターンが形成された反射型フォトマスクにおいて第1の中間層3と第2の中間層5とが形成されていないフォトマスク(第2のリファレンスマスク)を用いてパターン転写を行った。では、パターン転写方法を以下に示す。
まず、基板(シリコンウエハ)上に20nm膜厚の下層有機膜を形成して、205度、60secでベークを行った。その後、下層有機膜の上に50nm膜厚のEUV用ポジ型レジストを形成し、110度、60secでプリベークを行った。基板には、シリコン酸化膜又はシリコン窒化膜などの種々の被処理膜が形成されていても良い。この下層有機膜は、従来技術のArFリソグラフィの場合のように基板からの反射を防止するために設けるのではなく、EUV光が照射された際に基板から発生する2次電子の影響を低減するために設けた。
次に、マスクエンハンサ構造を有する反射型フォトマスクをEUV露光装置に装着し、上述のウエハ基板にパターン転写を行った。EUV露光装置のNAは0.25であり、σは0.5であり、EUV光の波長は13.6nmであった。露光後、すぐに、110度、60secでPEBし、2.38%濃度のTMAH溶液を用いて現像処理を行った。このようにして形成されたゲートパターンを電子顕微鏡で上面から観察し、そのゲートパターンの寸法を計測した。その結果、56nmピッチで28nmサイズのコンタクトホールパターンが形成されていることを確認した。また、第2のリファレンスマスクを用いた場合であっても、56nmピッチで28nmサイズのコンタクトホールパターンが形成されていることを確認した。しかし、レジストパターンの真円度(半径のバラツキ:3σ)を計測したところ、第2のリファレンスマスクでは3.8nmであったのに対し、本実施形態に係るフォトマスクでは3.3nmと第2のリファレンスマスクに比べて15%程度改善していた。その理由としては、第1の中間層3と第2の中間層5とを用いることによって第1の多層膜2、第2の多層膜4、及び第3の多層膜6における露光光の反射率が精度良く制御され、また、第1の多層膜2、第2の多層膜4、及び第3の多層膜6での反射光の位相差が精度良く制御されたため、ゲートパターンに対応する光学像における光強度分布のコントラストをより向上したためであると考えられる。
以上説明したように、本発明は、半導体集積回路装置等の製造工程におけるリソグラフィ技術に係り、特にEUV光リソグラフィ用反射型フォトマスク、及びそれを用いたパターン形成方法に関し、微細パターン形成に適用する場合等に特に有用である。
1 低熱膨張ガラス基板
2 第1の多層膜
3 第1の中間層
4 第2の多層膜
5 第2の中間層
6 第3の多層膜
7 電子線用レジスト
8 第1のレジストパターン
9 位相シフター (位相シフト部)
10 第2のレジストパターン
11 反射部
12 半吸光部
13 マスクパターン
100 マスクパターン
101 反射部
102 基板
103 半吸光部
104 位相シフター

Claims (20)

  1. 位相シフト部と、
    前記位相シフト部の外側に位置する反射部と、
    前記位相シフト部と前記反射部との間に位置する半吸光部とを備え、
    前記半吸光部は、露光光に対して反射性を有する第1の多層膜と、前記第1の多層膜上に形成された第1の中間層と、前記第1の中間層の上に形成された第2の多層膜と、前記第2の多層膜の上に形成された第2の中間層と、前記第2の中間層の上に形成された第3の多層膜とを含み、
    前記位相シフト部は、前記第3の多層膜、前記第2の中間層、前記第2の多層膜及び前記第1の中間層から露出する第1の多層膜であり、
    前記反射部は、前記第3の多層膜及び前記第2の中間層から露出する第2の多層膜であることを特徴とする反射型フォトマスク。
  2. 前記位相シフト部と前記反射部とは反対位相で前記露光光を反射させる一方、前記半吸光部と前記反射部とは同位相で前記露光光を反射させることを特徴とする請求項1に記載の反射型フォトマスク。
  3. 前記反対位相は、位相差が(175°+360°×n)以上(185°+360°×n)以下の範囲(但し、nは整数)にあることであり、
    前記同位相は、位相差が(−5°+360°×n)以上(5°+360°×n)以下の範囲(但し、nは整数)にあることであることを特徴とする請求項2に記載の反射型フォトマスク。
  4. 前記第1の中間層の層厚をm1とし、前記第2の多層膜の膜厚をd1とし、前記第2の中間層の層厚をm2とし、前記第3の多層膜の膜厚をd2とし、露光光の入射角をφとし、露光光の波長をλとしたときに、
    0.95≦4(m1+d1)cosφ/(2n−1)λ≦1.05 (但し、nは整数)
    0.95≦4(m2+d2)cosφ/2nλ≦1.05 (但し、nは整数)
    を満たすことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の反射型フォトマスク。
  5. 前記半吸光部における露光光の反射率は15%以下であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の反射型フォトマスク。
  6. 前記第1の中間層は、酸化シリコン、窒化シリコン、ルテニウム及びルテニウムを含む化合物の少なくとも1つを含んでおり、
    前記第2の中間層は、タンタルを含む化合物を含んでいることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の反射型フォトマスク。
  7. 前記ルテニウムを含む化合物は、RuB、RuSi、RuNb、RuZr、RuMo、RuY、RuTi及びRuLaの少なくとも1つであることを特徴とする請求項6に記載の反射型フォトマスク。
  8. 前記タンタルを含む化合物は、TaBN、TaB、TaBSi、TaBSiN、TaN、TaSi、TaSiN、TaGe、TaGeN、TaHf、TaHfN、TaZr及びTaZrNの少なくとも1つであることを特徴とする請求項6に記載の反射型フォトマスク。
  9. 前記位相シフト部は、前記半吸光部に囲まれており、
    前記半吸光部は、前記反射部に囲まれていることを特徴とする請求項1に記載の反射型フォトマスク。
  10. 前記位相シフト部及び前記反射部は、それぞれ、前記半吸光部に囲まれていることを特徴とする請求項1に記載の反射型フォトマスク。
  11. ガラス基板の上に、露光光に対して反射性を有する第1の多層膜と、第1の中間層と、第2の多層膜と、第2の中間層と、第3の多層膜とを順に形成する工程(a)と、
    前記第3の多層膜、前記第2の中間層、前記第2の多層膜及び前記第1の中間層をエッチングして、位相シフト部を形成する工程(b)と、
    前記第3の多層膜及び前記第2の中間層のうち前記位相シフト部の外側に位置する部分をエッチングして、反射部を形成する工程(c)と、
    前記第3の多層膜、前記第2の中間層、前記第2の多層膜、前記第1の中間層及び前記第1の多層膜のうち前記位相シフト部と前記反射部との間に位置する部分をエッチングせずに、半吸光部を形成する工程(d)と
    を備えていることを特徴とする反射型フォトマスクの製造方法。
  12. 前記第1の中間層の層厚をm1とし、前記第2の多層膜の膜厚をd1とし、前記第2の中間層の層厚をm2とし、前記第3の多層膜の膜厚をd2とし、露光光の入射角をφとし、露光光の波長をλとしたときに、
    0.95≦4(m1+d1)cosφ/(2n−1)λ≦1.05 (但し、nは整数)
    0.95≦4(m2+d2)cosφ/2nλ≦1.05 (但し、nは整数)
    を満たすことを特徴とする請求項11に記載の反射型フォトマスクの製造方法。
  13. 前記第1の中間層は、酸化シリコン、窒化シリコン、ルテニウム及びルテニウムを含む化合物の少なくとも1つを含んでおり、
    前記第2の中間層は、タンタルを含む化合物を含んでいることを特徴とする請求項11又は12に記載の反射型フォトマスクの製造方法。
  14. 前記ルテニウムを含む化合物は、RuB、RuSi、RuNb、RuZr、RuMo、RuY、RuTi及びRuLaの少なくとも1つであることを特徴とする請求項13に記載の反射型フォトマスクの製造方法。
  15. 前記タンタルを含む化合物は、TaBN、TaB、TaBSi、TaBSiN、TaN、TaSi、TaSiN、TaGe、TaGeN、TaHf、TaHfN、TaZr及びTaZrNの少なくとも1つであることを特徴とする請求項13に記載の反射型フォトマスクの製造方法。
  16. 前記工程(b)は、
    前記第3の多層膜、前記第2の中間層及び前記第2の多層膜をドライエッチングする工程と、
    前記第1の中間層をウエットエッチングする工程とを含んでいることを特徴とする請求項11に記載の反射型フォトマスクの製造方法。
  17. 前記工程(c)は、
    前記第3の多層膜をドライエッチングする工程と、
    前記第2の中間層をウエットエッチングする工程とを含んでいることを特徴とする請求項11に記載の反射型フォトマスクの製造方法。
  18. 基板上にパターンを形成するパターン形成方法であって、
    前記基板上にレジスト膜を形成する工程と、
    請求項1から10の何れか1項に記載の前記反射型フォトマスクを反射した光を前記レジスト膜に照射する露光工程と、
    前記露光工程の後に、前記レジスト膜を現像してパターンを形成する現像工程とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。
  19. 前記レジスト膜を形成する工程の前に、前記基板上に下層有機膜を形成する工程を備えていることを特徴とする請求項18に記載のパターン形成方法。
  20. 露光光の波長は13.6nmであることを特徴とする請求項18又は19に記載のパターン形成方法。
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