JP2011249038A - ワイヤハーネスおよびその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネス組立用作業台を用いずに、本結束状態で分岐位置となる位置で複数本の仮結束ハーネスを位置ズレすることなく容易に本結束できる。
【解決手段】複数本の仮結束ハーネスを集束して本結束して組み立てた車載用のワイヤハーネスであって、
前記本結束状態で分岐位置となる位置で本結束される各仮結束ハーネスに分岐位置を示すマーキングを施しており、前記複数の仮結束ハーネスを同一の分岐位置を示す前記マーキング毎に位置合わせして本結束している。
【選択図】図1

Description

本発明は車載用のワイヤハーネスおよびその組立方法に関し、詳しくは、ワイヤハーネス組立用作業台を用いなくとも、仮結束ハーネスを本結束してワイヤハーネスの組み立てができるようにするものである。
従来、車載用のワイヤハーネスは、接続する電装品毎等によりサブアッシーした仮結束ハーネスを予め形成しておき、これら複数の仮結束ハーネスをワイヤハーネス組立用作業台(所謂、図板)に立設した布線治具を用いて布線して本結束し、所要の部品(車体係止用のクランプやプロテクタ等)を取り付けて形成している。
図3に示すように、図板1では本結束状態で分岐位置となる位置Pに電線を保持、案内する布線治具2を立設し、かつ、分岐位置やコネクタへの端子の挿入位置等をしめした指示書が配置されている。この指示書に従いながら、布線治具で電線を支承して複数の仮結束ハーネス3〜6を布線し、該布線治具2による電線保持部分2aを仮結束ハーネス3〜6の本結束位置(テープ巻き開始位置)として本結束している。本出願人は特開2000−57866号公報(特許文献1)において布線治具2の構造を改良し、本結束位置を分岐位置Pに高精度で一致できるようにしている。
特開2000−57866号公報
前記ワイヤハーネス組立用作業台である図板1の作成には手数とコストがかかる。よって、同一の構成のワイヤハーネスを大量生産する場合には図板1を作成して図板1上でワイヤハーネスを組み立ててもコスト的に採算があう。しかしながら、小ロット多品種でワイヤハーネスを組み立てる場合には、図板を用いずにワイヤハーネスを簡単かつ正確に組み立てることができるようにすることが望まれている。
図板上でなくワイヤハーネスを組み立てる場合に問題となるのは、本結束する仮結束ハーネスの数が多く、かつ、仮結束ハーネスの電線数も多く、本結束時に分岐箇所が多い場合である。このような場合、図板外での本結束作業は手間がかかり、かつ、分岐位置にズレが生じやすい等の問題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネス組立用作業台を用いることなく、複数の仮結束ハーネスを分岐位置で正確に結束してワイヤハーネスを簡単に組み立てられるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、第1の発明は、
複数本の仮結束ハーネスを集束して本結束して組み立てた車載用のワイヤハーネスであって、
前記本結束状態で分岐位置となる位置で本結束される仮結束ハーネスに分岐位置を示すマーキングが施されており、
前記複数の仮結束ハーネスは、同一の分岐位置を示す前記マーキング毎に位置合わせして本結束されていることを特徴とするワイヤハーネスを提供している。
前記のように、本結束状態で分岐位置となる位置で本結束される各仮結束ハーネスに予め分岐位置を示すマーキングを施している。よって、複数の仮結束ハーネスを同一の分岐位置を示すマーキング毎に位置合わせしながら集束させることにより、形成されるワイヤハーネスの分岐位置、即ち、仮結束ハーネスの本結束位置が前記位置合わせされたマーキング位置として視覚的に認識でき、該位置合わせされたマーキング位置で本結束するだけで、複数の仮結束ハーネスの合体作業を完了させることができる。即ち、前記構成によれば、ワイヤハーネス組立用作業台外であっても、複数の仮結束ハーネスを各分岐位置で位置ズレなく容易に本結束することができるため、ワイヤハーネスの組立作業性を高めることができる。
前記各仮結束ハーネスに施すマーキングは、分岐位置毎にマーキングの数あるいは/および色を相違させ、前記複数の仮結束ハーネスを同一数あるいは/および同一色のマーキング毎に位置合わせして本結束している。
前記のように、分岐位置毎にマーキングの数あるいは/および色を相違させることにより、同一の分岐位置を示すマーキングか否かを容易に識別することができる。例えばマーキングの色は同一とする一方、マーキングの数を分岐位置毎に変えたり、マーキングの数は同一とする一方、マーキングの色を分岐位置毎に変えたり、あるいは分岐位置毎にマーキングの数と色の両方を変えたりすることができ、分岐位置数(本結束位置数)やマーキングの取付作業性、マーキングの識別容易性等を考慮して適宜選択することができる。
また、前記各仮結束ハーネスに施すマーキングの数は、前記本結束状態で分岐位置となる位置で本結束される仮結束ハーネスの本数分とし、前記本結束される仮結束ハーネスの本数が同一である箇所では、前記マーキングの色を相違させるようにしてもよい。
特に本結束される仮結束ハーネスの本数が分岐位置によって異なる場合には、前記のように、マーキングの数を各分岐位置で本結束される仮結束ハーネスの本数分とすることで、本結束する必要のある仮結束ハーネスの本数を確認しながら仮結束ハーネスを集束、本結束することができる。よって、結束ミスを防止しワイヤハーネスの組立作業性を高めることができる。
また、前記仮結束ハーネスのコネクタと接続される端末にコネクタ接続用のマーキングを施していることが好ましい。さらに、前記仮結束ハーネスの端末に施すコネクタ接続用のマーキングの色と同一の色のマーキングを接続するコネクタに付していることが好ましい。
前記のように、仮結束ハーネスのコネクタと接続される端末にコネクタ接続用のマーキングを施すと共に、該コネクタ接続用のマーキングの色と同一の色のマーキングを接続するコネクタに付しておくことにより、コネクタ接続用のマーキングが施された仮結束ハーネスの端末がどのコネクタに接続されるのかが一目瞭然となる。よって、コネクタへの挿入ミスを防止し、仮結束ハーネスやワイヤハーネスの組立作業性を高めることができる。
具体的には、各仮結束ハーネスの端部に接続されるコネクタにそれぞれ色の異なるマーキングを付しておく一方、各仮結束ハーネスのコネクタと接続される端末には、接続先となるコネクタに付されたマーキングと同色のマーキングを施しておくことが好ましい。特に、本結束時に他の仮結束ハーネスのコネクタに挿入される後入れ端子は、どのコネクタに後入れするかを作業者が判断しなければならず挿入ミスが発生しやすい状態となっているが、前記構成のように、後入れ端子が取り付けられた電線端末側に、後入れするコネクタに付されたマーキングと同色のマーキングを施しておくことで、挿入ミスを抑制することができる。
仮結束ハーネスに施される分岐位置用、コネクタ接続用の前記マーキングは、仮結束ハーネス形成時の電線切断の際に、塗料や色テープ等を用いて所定位置に施されることが好ましい。また、仮結束ハーネスを電線切断からコネクタ挿入まで自動機で形成する場合には、同じコネクタに挿入される電線であれば1本の電線のみに前記マーキングを施しておいてもよい。ただし、後入れ端子を設けた電線についてはすべての電線に前記マーキングを施しておくことが好ましい。
第2の発明は、前記車載用ワイヤハーネスの組立方法であって、前記マーキングが施された仮結束ハーネスの本結束工程は、ワイヤハーネス組立用作業台外でなされるワイヤハーネスの組立方法を提供している。
前記のように分岐位置を示すマーキングが施された複数本の仮結束ハーネスを用いることで、仮結束ハーネスの本結束位置が位置合わせした前記マーキングの位置として視覚的に認識可能となる。よって、ワイヤハーネス組立用作業台を用いることなく、複数の仮結束ハーネスを各分岐位置で位置ズレなく容易に本結束でき、ワイヤハーネスの組立作業性を向上させることができる。
前述したように、本発明によれば、本結束状態で分岐位置となる位置で本結束される各仮結束ハーネスに分岐位置を示すマーキングを施している。よって、複数の仮結束ハーネスを同一の分岐位置を示すマーキング毎に位置合わせしながら集束することにより、形成されるワイヤハーネスの分岐位置、即ち仮結束ハーネスの本結束位置が前記位置合わせされたマーキング位置として視覚的に認識でき、該位置合わせされたマーキング位置で本結束するだけで、複数の仮結束ハーネスの合体作業を完了させることができる。
即ち、前記構成によれば、ワイヤハーネス組立用作業台(図板)を用いることなく、複数の仮結束ハーネスを各分岐位置で位置ズレなく容易に本結束することが可能となるため、ワイヤハーネスの組立作業性を向上させることができる。なお、前記のように、分岐位置毎にマーキングの数あるいは/および色を相違させることにより、同一の分岐位置を示すマーキングか否かを容易に識別することができる。
また、前記のように、仮結束ハーネスのコネクタと接続される端末にコネクタ接続用のマーキングを施すと共に、該コネクタ接続用のマーキングの色と同一の色のマーキングを接続するコネクタにも付しておくことで、コネクタ接続用のマーキングが施された仮結束ハーネスの端末がどのコネクタに接続されるのかが一目瞭然となる。よって、コネクタへの挿入ミスを防止し、仮結束ハーネスやワイヤハーネスの組立作業性を高めることができる。
本実施形態の車載用のワイヤハーネスを示す概略図である。 車載用のワイヤハーネスを形成する第1〜第4仮結束ハーネスを示す概略図である。 従来例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は本発明の実施形態を示す。
図1に示す車載用のワイヤハーネス10は、図2に示す4本の仮結束ハーネス(第1仮結束ハーネス11、第2仮結束ハーネス12、第3仮結束ハーネス13、第4仮結束ハーネス14)を集束して本結束することにより組み立てている。
第1仮結束ハーネス11では、電線w1、w2の一端の端子を第1仮結束ハーネス11のコネクタ20に接続する一方、電線w1の他端の端子を第1仮結束ハーネス11のコネクタ21に、電線w2の他端の端子を第1仮結束ハーネス11のコネクタ22に接続している。
また、第2仮結束ハーネス12では、電線w3の一端の端子を第2仮結束ハーネス12のコネクタ23に接続しているが、電線w3の他端の端子は本結束時に第1仮結束ハーネス11のコネクタ21に接続する後入れ端子24としている。
さらに、第3仮結束ハーネス13では、電線w4、w5の一端の端子を第3仮結束ハーネス13のコネクタ25に接続する一方、電線w4、w5の他端の端子を第3仮結束ハーネス13のコネクタ26に接続している。
また、第4仮結束ハーネス14では、電線w6の一端の端子を第4仮結束ハーネス14のコネクタ27に接続しているが、電線w6の他端の端子は本結束時に第3仮結束ハーネス13のコネクタ26に接続する後入れ端子28としている。
本実施形態の車載用のワイヤハーネス10では、図1に示すように4箇所の分岐位置A〜Dを設けている。
分岐位置Aおよび分岐位置Bでは第1仮結束ハーネス11の電線w1、w2と第2仮結束ハーネス12の電線w3と第3仮結束ハーネスの電線w4、w5とを本結束し、分岐位置Aから電線w1、w2からなる分岐ラインと、電線w3からなる分岐ラインと、電線w4、w5からなる分岐ラインとを形成し、分岐位置Bからは電線w2、w4、w5からなる分岐ラインと、電線w1、w3からなる分岐ラインとを形成している。
また、分岐位置Cおよび分岐位置Dでは第1仮結束ハーネスの電線w2と第3仮結束ハーネス13の電線w4、w5と第4仮結束ハーネス14の電線w6とを本結束し、分岐位置Cから電線w2、w4、w5からなる分岐ラインと、電線w6からなる分岐ラインを形成し、分岐位置Dから電線w4、w5、w6からなる分岐ラインと電線w2からなる分岐ラインとを形成している。
本実施形態では、ワイヤハーネス組立用作業台(図板)を用いることなく、前記のような分岐位置A〜Dでの仮結束ハーネスの本結束が行えるように、第1〜第4仮結束ハーネス11〜14には以下のようなマーキング30〜33を予め施している。
具体的には、第1仮結束ハーネス11の電線w1、w2と、第2仮結束ハーネス12の電線w3と、第3仮結束ハーネス13の電線w4、w5には、分岐位置Aを示すマーキング30と分岐位置Bを示すマーキング31をそれぞれ施している。また、第1仮結束ハーネス11の電線w2と、第3仮結束ハーネス13の電線w4、w5と、第4仮結束ハーネス14の電線w6には、分岐位置Cを示すマーキング32と分岐位置Dを示すマーキング33をそれぞれ施している。マーキング30〜33は、マーキングの色は同一とする一方、マーキング数を相違させることで識別可能とし、本実施形態ではマーキング30のマーキング数を1、マーキング31のマーキング数を2、マーキング32のマーキング数を4、マーキング33のマーキング数を3としている。マーキング30〜33は、第1〜第4仮結束ハーネス11〜14形成時の電線切断の際に、同色(本実施形態では白色)の塗料塗布により形成している。
また、第1〜第4仮結束ハーネス11〜14の電線w1〜w6の端部が接続されるコネクタ20〜23、25〜27に、それぞれ異なる色のマーキング34B〜40Bを付しておくと共に、第1〜第4仮結束ハーネス11〜14の電線w1〜w6の端部には、接続するコネクタ20〜23、25〜27に付した前記マーキング34B〜40Bと同一色のコネクタ接続用のマーキング34A〜40Aを前記電線切断時に施している。
具体的には、第1仮結束ハーネス11の電線w1、w2の一端が接続されるコネクタ20に青色(図2ではBLと表記)のマーキング34Bを付している一方、該電線w1、w2の一端には前記コネクタ20のマーキング34Bと同色の青色(図2ではBLと表記)のコネクタ接続用のマーキング34Aを施している。また、電線w1の他端が接続されるコネクタ21に緑色(図2ではGRと表記)のマーキング35Bを付している一方、該電線w1の他端には前記コネクタ21のマーキング35Bと同色の緑色(図2ではGRと表記)のコネクタ接続用のマーキング35Aを施している。さらに、電線w2の他端が接続されるコネクタ22にピンク色(図2ではPKと表記)のマーキング36Bを付している一方、該電線w2の他端には前記コネクタ22のマーキング36Bと同色のピンク色(図2ではPKと表記)のコネクタ接続用のマーキング36Aを施している。
第2仮結束ハーネス12の電線w3の一端が接続されるコネクタ23に赤色(図2ではREと表記)のマーキング37Bを付している一方、該電線w3の一端には前記コネクタ23のマーキング37Bと同色の赤色(図2ではREと表記)のコネクタ接続用のマーキング37Aを施している。一方、電線w3の他端は第1仮結束ハーネス11のコネクタ21に後入れされるため、コネクタ21のマーキング35Bと同色の緑色(図2ではGRと表記)のコネクタ接続用のマーキング35Aを施している。
第3仮結束ハーネス13の電線w4、w5の一端が接続されるコネクタ25に黄色(図2ではYLと表記)のマーキング38Bを付している一方、該電線w4、w5の一端には前記コネクタ25のマーキング38Bと同色の黄色(図2ではYLと表記)のコネクタ接続用のマーキング38Aを施している。また、電線w4、w5の他端が接続されるコネクタ26に茶色(図2ではBRと表記)のマーキング39Bを付している一方、該電線w4、w5の他端には前記コネクタ26のマーキング39Bと同色の茶色(図2ではBRと表記)のコネクタ接続用のマーキング39Aを施している。
第4仮結束ハーネス14の電線w6の一端が接続されるコネクタ27にオレンジ色(図2ではORと表記)のマーキング40Bを付している一方、該電線w6の一端には前記コネクタ27のマーキング40Bと同色のオレンジ色(図2ではORと表記)のコネクタ接続用のマーキング40Aを施している。一方、電線w6の他端は第3仮結束ハーネス13のコネクタ26に後入れされるため、コネクタ26のマーキング39Bと同色の茶色(図2ではBRと表記)のコネクタ接続用のマーキング39Aを施している。
第1〜第4仮結束ハーネス11〜14を形成する電線w1〜w6端末に端子を圧着した後、後入れ端子24、28を残して、コネクタ接続用のマーキング34A〜40Aを施した電線w1〜w6端末の端子(図示せず)を同色のマーキング34B〜40Bを付したコネクタ20〜23、25〜27の端子(図示せず)にそれぞれ接続して、第1〜第4仮結束ハーネス11〜14を完成させる。
続いて、前記第1〜第4仮結束ハーネス11〜14を用いて車載用ワイヤハーネス10を組み立てる。ワイヤハーネス組立工程のうち、第1〜第4仮結束ハーネス11〜14を本結束する工程は、ワイヤハーネス組立用作業台(図示せず)を用いずに行っている。
具体的には、第1仮結束ハーネス11の電線w1、w2に施した分岐位置Aのマーキング30と、第2仮結束ハーネス12の電線w3に施した分岐位置Aのマーキング30と、第3仮結束ハーネス13の電線w4、w5に施した分岐位置Aのマーキング30の位置を合わせると共に、第1仮結束ハーネス11の電線w1、w2に施した分岐位置Bのマーキング31と、第2仮結束ハーネス12の電線w3に施した分岐位置Bのマーキング31と、第3仮結束ハーネス13の電線w4、w5に施した分岐位置Bのマーキング31の位置を合わせる。同時に、第1仮結束ハーネス11の電線w2に施した分岐位置Cのマーキング32と、第3仮結束ハーネス13の電線w4、w5に施した分岐位置Cのマーキング32と、第4仮結束ハーネス14の電線w6に施した分岐位置Cのマーキング32の位置を合わせると共に、第1仮結束ハーネス11の電線w2に施した分岐位置Dのマーキング33と、第3仮結束ハーネス13の電線w4、w5に施した分岐位置Dのマーキング33と、第4仮結束ハーネス14の電線w6に施した分岐位置Dのマーキング33の位置を合わせる。前記のような位置合わせを行いながら第1〜第4仮結束ハーネス11〜14を集束し、位置合わせされたマーキング30〜33の位置で粘着テープやタイバンド等で本結束することにより、仮結束ハーネス11〜14の本結束作業が完了する。なお、本結束時に、第2仮結束ハーネス12他端の緑色のコネクタ接続用マーキング35Aが施された後入れ端子24を緑色のマーキング35Bが付された第1仮結束ハーネス11のコネクタ21に、第4仮結束ハーネス14他端の茶色のコネクタ接続用マーキング39Aが施された後入れ端子28を茶色のマーキング39Bが付された第3仮結束ハーネス13のコネクタ26に後入れしている。
前記のように、本結束状態で分岐位置A〜Dとなる位置で本結束される仮結束ハーネス11〜14に分岐位置A〜Dを示すマーキング30〜33を施している。よって、仮結束ハーネス11〜14を、同一の分岐位置を示すマーキング30〜33毎に位置合わせしながら集束することにより、形成されるワイヤハーネス10の分岐位置A〜D、即ち仮結束ハーネス同士の本結束位置A〜Dが前記位置合わせされたマーキング30〜33の位置として視覚的に認識でき、該位置合わせされたマーキング30〜33の位置で本結束するだけで、仮結束ハーネス11〜14の合体作業を完了させることができる。
前記構成によれば、ワイヤハーネス組立用作業台を用いることなく、複数の仮結束ハーネス11〜14を各分岐位置A〜Dで位置ズレなく容易に本結束することが可能となるため、ワイヤハーネス10の組立作業性を向上させることができる。なお、前記のように、分岐位置A〜D毎にマーキングの数を相違させることにより、同一の分岐位置を示すマーキングか否かを容易に識別することができる。
また、前記のように、仮結束ハーネス11〜14のコネクタ20〜23、25から27と接続される端末にコネクタ接続用のマーキング34A〜40Aを施すと共に、該コネクタ接続用のマーキング34A〜40Aの色と同一の色のマーキング34B〜40Bを接続するコネクタ20〜23、25〜27にも付しておくことで、コネクタ接続用のマーキング34A〜40Aが施された仮結束ハーネスの端末がどのコネクタに接続されるのかが一目瞭然となる。よって、コネクタへの挿入ミスを防止し、仮結束ハーネス11〜14やワイヤハーネス10の組立作業性を高めることができる。
10 車載用のワイヤハーネス
11 第1仮結束ハーネス
12 第2仮結束ハーネス
13 第3仮結束ハーネス
14 第4仮結束ハーネス
20、21、22、23、25、26、27 コネクタ
24、28 後入れ端子
30、31、32、33 (分岐位置の)マーキング
34A、35A、36A、37A、38A、39A、40A (コネクタ接続用の)マーキング
34B、35B、36B、37B、38B、39B、40B (コネクタの)マーキング
w1、w2、w3、w4、w5、w6 電線
A、B、C、D 分岐位置

Claims (5)

  1. 複数本の仮結束ハーネスを集束して本結束して組み立てた車載用のワイヤハーネスであって、
    前記本結束状態で分岐位置となる位置で本結束される仮結束ハーネスに分岐位置を示すマーキングが施されており、
    前記複数の仮結束ハーネスは、同一の分岐位置を示す前記マーキング毎に位置合わせして本結束されていることを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記各仮結束ハーネスに施すマーキングは、分岐位置毎にマーキングの個数あるいは/および色を相違させ、前記複数の仮結束ハーネスを同一個数あるいは/および同一色のマーキング毎に位置合わせして本結束している請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記仮結束ハーネスのコネクタと接続される端末にコネクタ接続用のマーキングを施している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記仮結束ハーネスの端末に施すコネクタ接続用のマーキングの色と同一の色のマーキングを接続するコネクタに付している請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの組立方法であって、
    前記マーキングが施された仮結束ハーネスの本結束工程を、ワイヤハーネス組立用作業台を用いずに成されるワイヤハーネスの組立方法。
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