JP2011248385A5 - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents
転写装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011248385A5 JP2011248385A5 JP2011199246A JP2011199246A JP2011248385A5 JP 2011248385 A5 JP2011248385 A5 JP 2011248385A5 JP 2011199246 A JP2011199246 A JP 2011199246A JP 2011199246 A JP2011199246 A JP 2011199246A JP 2011248385 A5 JP2011248385 A5 JP 2011248385A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt member
- transfer
- brush
- contact
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記転写ブラシにおける上記ベルト部材との接触領域であるブラシ面の全域に接触させたステンレス(SUS304)製の電極と、バイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介して接続し、且つ、上記転写ブラシを保持するステンレス(SUS304)製の保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加し、印加後から1分経過したときにおける電流値をブラシVI値として上記電流計から読み取る作業によって得られた上記ブラシVI値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、4.3[μA/cm 2 ]以下であり、上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、上記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流の最大値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、56.5[μA/cm2]以下であり、且つ、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記転写ブラシにおける上記ベルト部材との接触領域であるブラシ面の全域に接触させたステンレス(SUS304)製の電極と、バイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介して接続し、且つ、前記転写ブラシを保持するステンレス(SUS304)製の保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と前記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加し、印加後から1分経過したときにおける電流値をブラシVI値として上記電流計から読み取る作業によって得られた上記ブラシVI値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、4.3[μA/cm 2 ]以下であり、上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、前記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流値の最大値から平均値を減じた値に対して前記平均値の除算と100の乗算とを行った値であるリップルが、34[%]未満であり、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記起毛の両端部にそれぞれ金属製のクリップを装着した後、クリップ間の距離を調整して上記起毛に100〜200[gf]のテンションをかけ、この状態で、両クリップ間に200[V]のバイアスを印加し、1分後の電流値を電流計によって読み取った結果に基づいて求めた上記起毛の単位長さあたりにおける電気抵抗値が、3.0×10 10 [Ω/mm]以上であって、上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、上記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流の最大値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、56.5[μA/cm2]以下であり、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記起毛の両端部にそれぞれ金属製のクリップを装着した後、クリップ間の距離を調整して上記起毛に100〜200[gf]のテンションをかけ、この状態で、両クリップ間に200[V]のバイアスを印加し、1分後の電流値を電流計によって読み取った結果に基づいて求めた上記起毛の単位長さあたりにおける電気抵抗値が、3.0×10 10 [Ω/mm]以上であり、上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、上記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流値の最大値から平均値を減じた値に対して前記平均値の除算と100の乗算とを行った値であるリップルが、34[%]未満であり、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの転写装置において、上記ベルト部材として、導電性ゴムからなるベルト基体のおもて面側に導電性樹脂からなる表面層が形成されたものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかの転写装置であって、上記ベルト部材の裏面側の表面抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 10 [Ω/□]であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの転写装置であって、上記ベルト部材のおもて面側の表面抵抗率が、JISK6911で10 8 〜10 13 [Ω/□]であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかの転写装置において、上記ベルト部材の裏面に当接しながら回転する転写ローラを設け、上記ブラシ部材を、上記ベルト部材の周方向における全域のうち、前記転写ローラと、これよりもベルト移動方向上流側で上記ベルト部材を張架している張架部材との間におけるベルト展張領域に当接させたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の転写装置において、上記ブラシ部材を、上記ベルト展張領域のうち、上記ベルト部材と上記像担持体との接触領域よりもベルト移動方向下流側の領域に当接させたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかの転写装置において、前記ブラシ部材として、上記起毛の含水率が、20℃95%RHの環境下にて9.0%以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の転写装置において、上記起毛として、断面方向にカーボンが均一に分散せしめられたものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかの転写装置であって、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめながら、転写ブラシのブラシ部の先端側を上記ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させ、上記転写ブラシに印加される転写バイアスを前記ブラシ部の先端側から上記ベルト部材の裏面に導きながら、上記ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面の可視像を上記ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写するようにし、上記小電極として、ベルト部材移動方向に二等分した2つの領域のうち、上記像担持体に対してより近くに位置する領域に絶縁性テープを貼り付けたものを用いて測定した上記スキャン電流値である像担持体側スキャン電流の最大値が、上記絶縁性テープを貼り付けていない上記小電極を用いて測定した上記スキャン電流の最大値よりも小さいことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、無端移動する表面に可視像を担持する像担持体と、該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られた可視像を無端移動するベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、上記転写手段として、請求項1乃至12の何れかの転写装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項13の画像形成装置において、上記転写装置として、実効転写電荷密度を1.06×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、上記転写手段として、上記ベルト部材に印加する転写バイアスを出力する電源からの転写電荷密度を実効転写電荷密度よりも大きく且つ2.67×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項13の画像形成装置において、上記転写手段として、上記ベルト部材に印加する転写バイアスを出力する電源からの転写電荷密度を5.87×10−8[C/cm2]よりも大きく且つ2.67×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記起毛が、断面方向においてカーボンを均一に分散せしめられたものであり、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記転写ブラシにおける上記ベルト部材との接触領域であるブラシ面の全域に接触させたステンレス(SUS304)製の電極と、バイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介して接続し、且つ、前記転写ブラシを保持するステンレス(SUS304)製の保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と前記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加し、印加後から1分経過したときにおける電流値をブラシVI値として上記電流計から読み取る作業によって得られた上記ブラシVI値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、4.3[μA/cm 2 ]以下であり、上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、前記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流値の最大値から平均値を減じた値に対して前記平均値の除算と100の乗算とを行った値であるリップルが、34[%]未満であり、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記起毛の両端部にそれぞれ金属製のクリップを装着した後、クリップ間の距離を調整して上記起毛に100〜200[gf]のテンションをかけ、この状態で、両クリップ間に200[V]のバイアスを印加し、1分後の電流値を電流計によって読み取った結果に基づいて求めた上記起毛の単位長さあたりにおける電気抵抗値が、3.0×10 10 [Ω/mm]以上であって、上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、上記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流の最大値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、56.5[μA/cm2]以下であり、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記起毛の両端部にそれぞれ金属製のクリップを装着した後、クリップ間の距離を調整して上記起毛に100〜200[gf]のテンションをかけ、この状態で、両クリップ間に200[V]のバイアスを印加し、1分後の電流値を電流計によって読み取った結果に基づいて求めた上記起毛の単位長さあたりにおける電気抵抗値が、3.0×10 10 [Ω/mm]以上であり、上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、上記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流値の最大値から平均値を減じた値に対して前記平均値の除算と100の乗算とを行った値であるリップルが、34[%]未満であり、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの転写装置において、上記ベルト部材として、導電性ゴムからなるベルト基体のおもて面側に導電性樹脂からなる表面層が形成されたものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかの転写装置であって、上記ベルト部材の裏面側の表面抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 10 [Ω/□]であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの転写装置であって、上記ベルト部材のおもて面側の表面抵抗率が、JISK6911で10 8 〜10 13 [Ω/□]であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかの転写装置において、上記ベルト部材の裏面に当接しながら回転する転写ローラを設け、上記ブラシ部材を、上記ベルト部材の周方向における全域のうち、前記転写ローラと、これよりもベルト移動方向上流側で上記ベルト部材を張架している張架部材との間におけるベルト展張領域に当接させたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の転写装置において、上記ブラシ部材を、上記ベルト展張領域のうち、上記ベルト部材と上記像担持体との接触領域よりもベルト移動方向下流側の領域に当接させたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかの転写装置において、前記ブラシ部材として、上記起毛の含水率が、20℃95%RHの環境下にて9.0%以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の転写装置において、上記起毛として、断面方向にカーボンが均一に分散せしめられたものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかの転写装置であって、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめながら、転写ブラシのブラシ部の先端側を上記ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させ、上記転写ブラシに印加される転写バイアスを前記ブラシ部の先端側から上記ベルト部材の裏面に導きながら、上記ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面の可視像を上記ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写するようにし、上記小電極として、ベルト部材移動方向に二等分した2つの領域のうち、上記像担持体に対してより近くに位置する領域に絶縁性テープを貼り付けたものを用いて測定した上記スキャン電流値である像担持体側スキャン電流の最大値が、上記絶縁性テープを貼り付けていない上記小電極を用いて測定した上記スキャン電流の最大値よりも小さいことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、無端移動する表面に可視像を担持する像担持体と、該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られた可視像を無端移動するベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、上記転写手段として、請求項1乃至12の何れかの転写装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項13の画像形成装置において、上記転写装置として、実効転写電荷密度を1.06×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、上記転写手段として、上記ベルト部材に印加する転写バイアスを出力する電源からの転写電荷密度を実効転写電荷密度よりも大きく且つ2.67×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項13の画像形成装置において、上記転写手段として、上記ベルト部材に印加する転写バイアスを出力する電源からの転写電荷密度を5.87×10−8[C/cm2]よりも大きく且つ2.67×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、上記起毛が、断面方向においてカーボンを均一に分散せしめられたものであり、上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とするものである。
図22のグラフにおいて、ブラシVI値が64.2[μA]以下である起毛からなる転写ブラシ20は、既に説明したように、急激な画像濃度変化を抑えることができる。かかる起毛は、同グラフから、起毛の単位長さあたりにおける原糸抵抗値が3.0×10^「10」^[Ω/mm]という条件を具備している。そこで、第3実施形態や第4実施形態のプリンタにおいては、転写ブラシ20として、かかる条件を具備するものを用いている。
表20から、ナイロン製の転写ブラシ20では、起毛の含水率が20℃95%RHの環境下において9.0%以下であることがわかる。これに対し、レーヨン製の転写ブラシ20では、20℃95%RHの環境下で12.3〜25%程度である。ナイロンはレーヨンと比較すると含水率の低い素材であることがわかる。
Claims (17)
- 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、
上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、
上記転写ブラシにおける上記ベルト部材との接触領域であるブラシ面の全域に接触させたステンレス(SUS304)製の電極と、バイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介して接続し、且つ、上記転写ブラシを保持するステンレス(SUS304)製の保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加し、印加後から1分経過したときにおける電流値をブラシVI値として上記電流計から読み取る作業によって得られた上記ブラシVI値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、4.3[μA/cm 2 ]以下であり、
上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、上記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流の最大値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、56.5[μA/cm2]以下であり、
且つ、
上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とする転写装置。 - 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、
上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、
上記転写ブラシにおける上記ベルト部材との接触領域であるブラシ面の全域に接触させたステンレス(SUS304)製の電極と、バイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介して接続し、且つ、前記転写ブラシを保持するステンレス(SUS304)製の保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と前記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加し、印加後から1分経過したときにおける電流値をブラシVI値として上記電流計から読み取る作業によって得られた上記ブラシVI値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、4.3[μA/cm 2 ]以下であり、
上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、前記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流値の最大値から平均値を減じた値に対して前記平均値の除算と100の乗算とを行った値であるリップルが、34[%]未満であり、
上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とする転写装置。 - 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、
上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、
上記起毛の両端部にそれぞれ金属製のクリップを装着した後、クリップ間の距離を調整して上記起毛に100〜200[gf]のテンションをかけ、この状態で、両クリップ間に200[V]のバイアスを印加し、1分後の電流値を電流計によって読み取った結果に基づいて求めた上記起毛の単位長さあたりにおける電気抵抗値が、3.0×10 10 [Ω/mm]以上であって、
上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、上記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流の最大値を、上記ブラシ面の単位面積あたりで換算した値が、56.5[μA/cm2]以下であり、
上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とする転写装置。 - 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、
上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、
上記起毛の両端部にそれぞれ金属製のクリップを装着した後、クリップ間の距離を調整して上記起毛に100〜200[gf]のテンションをかけ、この状態で、両クリップ間に200[V]のバイアスを印加し、1分後の電流値を電流計によって読み取った結果に基づいて求めた上記起毛の単位長さあたりにおける電気抵抗値が、3.0×10 10 [Ω/mm]以上であり、
上記ブラシ面のベルト部材移動方向の全域に接触するとともに上記ブラシ面のベルト部材幅方向に10[mm]の長さで接触する小電極を上記ブラシ面のベルト部材幅方向の一端部に接触させ、その小電極とバイアス電源とを、20[MΩ]の電気抵抗を介在させて接続し、且つ、上記転写ブラシを保持する保持部材を、電流計を介してアース接続した状態で、上記バイアス電源によって上記電気抵抗と上記保持部材との間に2[kV]の直流バイアスを印加した後、上記小電極をベルト部材幅方向の一端側から他端側に向けて10[mm/sec]の速度で移動させながら、上記電流計の電流値を100[回/sec]の時間間隔でスキャン電流として順次読み取る作業によって得られた複数の上記スキャン電流値の最大値から平均値を減じた値に対して前記平均値の除算と100の乗算とを行った値であるリップルが、34[%]未満であり、
上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とする転写装置。 - 請求項1乃至4の何れかの転写装置において、
上記ベルト部材として、導電性ゴムからなるベルト基体のおもて面側に導電性樹脂からなる表面層が形成されたものを用いたことを特徴とする転写装置。 - 請求項1乃至5の何れかの転写装置であって、
上記ベルト部材の裏面側の表面抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 10 [Ω/□]であることを特徴とする転写装置。 - 請求項1乃至6の何れかの転写装置であって、
上記ベルト部材のおもて面側の表面抵抗率が、JISK6911で10 8 〜10 13 [Ω/□]であることを特徴とする転写装置。 - 請求項1乃至7の何れかの転写装置において、
上記ベルト部材の裏面に当接しながら回転する転写ローラを設け、
上記ブラシ部材を、上記ベルト部材の周方向における全域のうち、前記転写ローラと、これよりもベルト移動方向上流側で上記ベルト部材を張架している張架部材との間におけるベルト展張領域に当接させたことを特徴とする転写装置。 - 請求項8の転写装置において、
上記ブラシ部材を、上記ベルト展張領域のうち、上記ベルト部材と上記像担持体との接触領域よりもベルト移動方向下流側の領域に当接させたことを特徴とする転写装置。 - 請求項1乃至9の何れかの転写装置において、
前記ブラシ部材として、上記起毛の含水率が、20℃95%RHの環境下にて9.0%以下であるものを用いたことを特徴とする転写装置。 - 請求項10の転写装置において、
上記起毛として、断面方向にカーボンが均一に分散せしめられたものを用いたことを特徴とする転写装置。 - 請求項1乃至11の何れかの転写装置であって、
無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめながら、転写ブラシのブラシ部の先端側を上記ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させ、上記転写ブラシに印加される転写バイアスを前記ブラシ部の先端側から上記ベルト部材の裏面に導きながら、上記ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面の可視像を上記ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写するようにし、
上記小電極として、ベルト部材移動方向に二等分した2つの領域のうち、上記像担持体に対してより近くに位置する領域に絶縁性テープを貼り付けたものを用いて測定した上記スキャン電流値である像担持体側スキャン電流の最大値が、上記絶縁性テープを貼り付けていない上記小電極を用いて測定した上記スキャン電流の最大値よりも小さいことを特徴とする転写装置。 - 無端移動する表面に可視像を担持する像担持体と、該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面の潜像を現像する現像手段と、現像によって得られた可視像を無端移動するベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、
上記転写手段として、請求項1乃至12の何れかの転写装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項13の画像形成装置において、
上記転写装置として、実効転写電荷密度を1.06×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 上記転写手段として、上記ベルト部材に印加する転写バイアスを出力する電源からの転写電荷密度を実効転写電荷密度よりも大きく且つ2.67×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項13の画像形成装置において、
上記転写手段として、上記ベルト部材に印加する転写バイアスを出力する電源からの転写電荷密度を5.87×10−8[C/cm2]よりも大きく且つ2.67×10−7[C/cm2]以下にするものを用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 無端状のベルト部材を複数の張架部材によって張架しながら無端移動せしめるベルト装置と、複数の起毛を具備し且つ該ベルト部材のループ内側面である裏面に接触させるように配設された転写ブラシとを有し、該導電性支持体に印加される転写バイアスを該転写ブラシから該ベルト部材の裏面に導きながら、該ベルト部材のおもて面に接触している像担持体の表面に担持された可視像を該ベルト部材のおもて面又はこれに保持される転写材に転写する転写装置であって、
上記転写ブラシにおける複数の上記起毛が、それぞれポリアミド樹脂に導電性の抵抗調整剤を分散せしめた材料からなるものであり、
上記起毛が、断面方向においてカーボンを均一に分散せしめられたものであり、
上記ベルト部材の体積固有抵抗率が、JISK6911で10 7 〜10 11 [Ω・cm]であることを特徴とする転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011199246A JP5572607B6 (ja) | 2005-06-30 | 2011-09-13 | 転写装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005192831 | 2005-06-30 | ||
JP2005192831 | 2005-06-30 | ||
JP2011199246A JP5572607B6 (ja) | 2005-06-30 | 2011-09-13 | 転写装置及び画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006148217A Division JP4846452B2 (ja) | 2005-06-30 | 2006-05-29 | ブラシ部材、並びにこれを用いる転写装置及び画像形成装置 |
Publications (4)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011248385A JP2011248385A (ja) | 2011-12-08 |
JP2011248385A5 true JP2011248385A5 (ja) | 2012-01-26 |
JP5572607B2 JP5572607B2 (ja) | 2014-08-13 |
JP5572607B6 JP5572607B6 (ja) | 2016-07-13 |
Family
ID=
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4932438B2 (ja) | ブラシローラ及びその製造方法 | |
ATE331467T1 (de) | Elektrodenanordnung | |
RU2014144326A (ru) | Устройство формирования изображений | |
JP2006301108A5 (ja) | ||
JP2018173671A5 (ja) | ||
JP2008266784A5 (ja) | 給電方法、給電装置、ウェブ用電解めっき装置およびめっき膜付きウェブ | |
JP2011248385A5 (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
CN101872144A (zh) | 图像形成装置及图像形成方法 | |
JP2012027135A5 (ja) | ||
JP2006195143A5 (ja) | ||
JP2011118132A5 (ja) | ||
JP2015087486A (ja) | 給電装置、画像形成装置、及び給電装置の製造方法 | |
RU2014144264A (ru) | Устройство формирования изображения | |
JPH0954126A (ja) | シートの体積抵抗測定装置および体積抵抗測定方法 | |
JP3915397B2 (ja) | 転動装置 | |
JP2012093756A5 (ja) | ||
JP2014073444A (ja) | 清掃具及び清掃装置 | |
EP1498787A3 (en) | Image forming apparatus and semiconductive elastic roller for transferring toner images | |
WO2008114523A1 (ja) | 現像剤搬送装置及び画像形成装置 | |
JPH0954125A (ja) | シート表面の電気抵抗測定装置および電気抵抗測定方法 | |
JP2611678B2 (ja) | 帯電装置 | |
JP2006084951A (ja) | 帯電器及び該帯電器を有する画像記録装置 | |
JPH11258887A (ja) | 帯電装置および画像形成装置 | |
Izotov et al. | Increasing operational life of brush-contact device in the turbine generator due to using lubricating molybdenum disulphide brushes | |
JP3070144B2 (ja) | 帯電装置 |