JP2011248030A - 光ファイバケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題手段】光ファイバ集合体、テンションメンバ及び仕切りテープが外被より一体的に被覆され、ノッチをガイドとして仕切りテープに到達する切込みを入れることにより、外被を複数分割して中間分岐される光ファイバケーブルにおいて、仕切りテープを、光ファイバ集合体と接触する一方の面に外被と接着一体化されない非接着部を有するとともに、他方の面に外被と接着一体化される接着部を有する構成とする。
【選択図】図1
Description
そこで、活線状態で光ファイバケーブルの中間分岐作業を行ったときに、曲げにより伝送損失が増加したり、光ファイバが損傷したりするのを防止すべく、様々な技術が提案されている(例えば特許文献1)。
光ファイバケーブル50を中間分岐する場合、ノッチ54a、54bをガイドとして外被54に専用工具の切込刃を食い込ませ、この状態で工具をケーブルの長手方向に所定長だけ移動させる。仕切りテープ53は外被54及び個々の光ファイバ心線51aと接着していないので、外被54が4分割され、仕切りテープ53及び光ファイバ集合体11が外被54から分離される。そして、分割された部分において、外被54及び仕切りテープ53を切断し、所望の光ファイバ心線51aを取り出す。
このように、従来の光ファイバケーブル50では、中間分岐作業における切断点数が多くなるため、作業時間が長くなり、また光ファイバ心線51aを誤って切断したり挟んだりして損傷させてしまう危険性が高くなる。
前記光ファイバ集合体の幅方向両側に配置されるテンションメンバと、
前記光ファイバ集合体の配列面に前記光ファイバ心線と接触するように配置される仕切りテープと、
前記光ファイバ集合体、前記テンションメンバ及び前記仕切りテープを一体的に被覆するとともに、両側から前記光ファイバ集合体の配列面に向けて2対のノッチが形成された外被と、を備え、
前記ノッチをガイドとして前記仕切りテープに到達する切込みを入れることにより、前記外被を複数分割して中間分岐される光ファイバケーブルにおいて、
前記仕切りテープは、前記光ファイバ集合体と接触する一方の面に前記外被と接着一体化されない非接着部を有するとともに、他方の面に前記外被と接着一体化される接着部を有していることを特徴とする。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る光ファイバケーブル10を示す断面図で、図2は光ファイバケーブル10の外観斜視図ある。
図1、2に示すように、光ファイバケーブル10は、ケーブル部10Aと支持線部10Bが、切断容易な幅狭の首部10Cにより間欠的に連結された自己支持型の光ファイバケーブルである。ケーブル部10Aは、光ファイバ集合体11、テンションメンバ(抗張力体)12及び仕切りテープ13が、外被14により一体的に被覆された構成を有している。支持線部10Bは、例えば外径0.4〜0.7mmの鋼線15が外被16により被覆された構成を有している。
図2に示すように、光ファイバケーブル10では、ケーブル部10Aが支持線部10Bに対して弛ませた状態、すなわち余長が付与された状態で連結されており、光ファイバケーブル10にクロージャを容易に後設置できるようになっている。
テンションメンバ12は、例えば鋼線、鋼撚り線、又は繊維強化プラスチックなどで構成され、光ファイバ集合体11の幅方向両側に光ファイバ集合体11と平行に配置されている。このテンションメンバ12により、光ファイバ心線11aに加わる張力が緩和される。
ここで、「外被と接着性が悪い」とは中間分岐時に外被14と容易に分離することを意味し、「外被と接着性が良い」とは中間分岐時に外被14と容易に分離せず外被14に追従することを意味する。つまり、テープ基材13aが外被14と接着一体化されない非接着部となり、接着層13bが外被14と接着一体化される接着部となる。
望ましくは、外被14よりも硬質の材料でテープ基材13aを構成する。これにより、セミが外被14に産卵管を突き刺しても、テープ基材13aにより産卵管のさらなる侵入が制止されるので、光ファイバケーブル10のセミ耐性が向上する。
接着層13bは、テープ基材13aに対して長手方向に一様に形成してもよいし、部分的に形成してもよい。通常、中間分岐時には外被14の除去長は約300mmとされるので、長手方向に例えば100mm以下の間隔で接着層13bを形成すれば、中間分岐部分において仕切りテープ13は外被14から分離しないと考えられる。
なお、外被14の外形は図1に示すように略矩形状であってもよいし、楕円状であってもよい。また、外被14を硬質な材料で構成することで、セミ耐性を向上させることができる。この場合、仕切りテープ13にはセミ耐性を向上させるための硬度は要求されない。
すなわち、ノッチ14a、14bの間隔Mは、光ファイバ集合体11の配列幅Dよりも大きく、仕切りテープ13の幅Wtよりも小さく設定される。ノッチ14a、14bの間隔Mを光ファイバ集合体11の配列幅Dよりも大きくすることで、ノッチ14a、14bの軸線上に光ファイバ心線11aは位置しなくなる。したがって、ノッチ14a、14bをガイドとして外被14に切込刃を食い込ませたときに、誤って食い込み深さが大きくなっても光ファイバ心線11aが損傷することはない。また、ノッチ14a、14bの間隔Mを仕切りテープ13の幅Wtよりも小さくすることで、切込刃が確実に仕切りテープ13に到達する。したがって、中間分岐時に外被14が確実に4分割される。
光ファイバケーブル10を中間分岐する場合、まずケーブル10Aと支持線部10Bの結合部(首部10C)を数箇所切断し、ケーブル部10Aと支持線部10Bを分離する。そして、外被14に形成された4箇所のノッチ14a、14bをガイドとして外被14に専用工具の切込刃を食い込ませ、この状態で工具をケーブルの長手方向に所定長だけ移動させる。仕切りテープ13と光ファイバ集合体11は接着されておらず、また光ファイバ集合体11と外被14の接触箇所は小さいので、図4に示すように外被14は4分割され、光ファイバ集合体11が外被14から容易に分離される。すなわち、光ファイバ心線11aに局所的な曲げを生じさせることなく中間分岐作業が行われる。
また、仕切りテープ13は、光ファイバ集合体11と接触する一方の面に外被14と接着一体化されない非接着部(テープ基材13a)を有するとともに、他方の面に外被14と接着一体化される接着部(接着層13b)を有している。
そして、光ファイバケーブル10は、外被14に形成されたノッチ14a、14bをガイドとして仕切りテープ13に到達する切込みを入れることにより、外被14を4分割して中間分岐される。
図5は、第2実施形態に係る光ファイバケーブル20を示す断面図である。
光ファイバケーブル20の基本的な構成は、第1実施形態の光ファイバケーブル10と同様であるので詳細な説明を省略する。第1実施形態の光ファイバケーブル10の構成要素と同一又は対応する構成要素には20番台で置き換えた符号を付している。
したがって、光ファイバケーブル20によれば、第1実施形態と同様に、作業者は仕切りテープ23の存在を意識することなく中間分岐作業を行うことができるので、作業性が格段に向上する。また、光ファイバ心線21aに局所的な曲げを生じさせることなく中間分岐作業が行われるので、曲げにより伝送損失が増加したり、光ファイバが損傷したりするのを防止できる。
図6は、第3実施形態に係る光ファイバケーブル30を示す断面図である。
光ファイバケーブル30の基本的な構成は、第1実施形態の光ファイバケーブル10と同様であるので詳細な説明を省略する。第1実施形態の光ファイバケーブル10の構成要素と同一又は対応する構成要素には30番台で置き換えた符号を付している。
仕切りテープ33の一方の面に係合片33bを設けることで、テープ基材33aと係合片33bの連結部位に外被34が入り込んで硬化されるため、中間分岐時に外被34から仕切りテープ33は脱落不能となる。つまり、仕切りテープ23のテープ基材33aが外被34と接着一体化されない非接着部となり、係合片33bが外被34と接着一体化される接着部となる。
したがって、光ファイバケーブル30によれば、第1実施形態と同様に、作業者は仕切りテープ33の存在を意識することなく中間分岐作業を行うことができるので、作業性が格段に向上する。また、光ファイバ心線31aに局所的な曲げを生じさせることなく中間分岐作業が行われるので、曲げにより伝送損失が増加したり、光ファイバが損傷したりするのを防止できる。
また、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態における仕切りテープの構造を組み合わせることで、外被と仕切りテープの接着力をさらに強固とすることもできる。
10A ケーブル部
10B 支持線部
10C 首部
11 光ファイバ集合体
11a 光ファイバ心線
12 テンションメンバ
13 仕切りテープ
13a テープ基材(非接着部)
13b 接着層(接着部)
14 外被
14a、14b ノッチ
15 鋼線
16 外被
Claims (9)
- 複数本の光ファイバが平行に配列されてなる光ファイバ集合体と、
前記光ファイバ集合体の幅方向両側に配置されるテンションメンバと、
前記光ファイバ集合体の配列面と接触するように配置される仕切りテープと、
前記光ファイバ集合体、前記テンションメンバ及び前記仕切りテープを一体的に被覆するとともに、両側から前記光ファイバ集合体の配列面に向けて2対のノッチが形成された外被と、を備え、
前記ノッチをガイドとして前記仕切りテープに到達する切込みを入れることにより、前記外被を複数分割して中間分岐される光ファイバケーブルにおいて、
前記仕切りテープは、前記光ファイバ集合体と接触する一方の面に前記外被と接着一体化されない非接着部を有するとともに、他方の面に前記外被と接着一体化される接着部を有していることを特徴とする光ファイバケーブル。 - 前記仕切りテープは、前記他方の面に接着性樹脂からなる接着層を有することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
- 前記仕切りテープは、前記他方の面に凹凸加工が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバケーブル。
- 前記凹凸加工が施された領域における輪郭曲線の算術平均高さRaが10μm以上で、輪郭曲線要素の平均長さRSmが0.5mm以下であることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバケーブル。
- 前記仕切りテープは、前記他方の面に前記外被と係合する係合片を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の光ファイバケーブル。
- 前記ノッチの間隔が、前記光ファイバ集合体の配列幅よりも大きく、前記仕切りテープの幅よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の光ファイバケーブル。
- 前記仕切りテープの幅が、前記光ファイバ集合体の配列幅よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の光ファイバケーブル。
- 前記接着部の幅が、前記ノッチの間隔よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の光ファイバケーブル。
- 前記仕切りテープの非接着部が、前記外被よりも融点の高い材料で構成されていることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の光ファイバケーブル。
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