JP2011245495A - 鋳物砂の再生利用方法 - Google Patents

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【課題】ショットブラストにより除去した砂を再利用することで、経費の削減を図るとともに、環境保護を図ることのできる鋳物砂の再生利用方法を提供する。
【解決手段】型ばらし後の鋳物砂の再生利用方法であって、ショットブラスト1により鋳物Aから除去された砂Sを磁選機4にかけ、この磁選機4で磁性体F1が除去された砂S1を粒度分離機5に通し、この粒度分離機5で分離された砂を粒度別に回収し、この回収された砂を再生砂S2,S3,S4として利用する。また、磁選機4で砂Sから分離された磁性体F1を磁性体回収部9に回収し、鋳物戻り材や鋼材戻り材として再利用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋳物砂の再生利用方法に関し、特にショットブラスト後の砂の再利用に関するものである。
従来、鋳物の製造において、型ばらし後の鋳物の鋳肌には型砂が付着しているため、この付着している砂をショットブラストにより除去して鋳肌を清掃し、鋳物製品としている。
ところで、上述したようにショットブラストにより除去した砂は、産業廃棄物として有料で廃棄処理されている。この処理コストは年々高騰しており、企業収益に与える影響は大きく、また、廃棄場所の確保も環境保護などの観点から難しくなっている。
そこで従来、鋳物から除去された砂を磁選機にかけ、この磁選機で磁性体が除去された砂を再生砂として利用する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−290870号公報
しかし、特許文献1に記載の方法は、ショットブラストにより鋳物から除去された砂を磁選機にかけ、この磁選機で磁性体が除去された砂を再生砂として再利用しようとするものであるが、再生砂には様々な粒度のものが混在しているため、そのままでは鋳型を作成する砂として再利用することができない。すなわち、大型品を鋳造する鋳型には、鋳造される成形品に悪影響が及ばないよう注湯の際に発生する大量のガスを逃がしてやる必要があることから、ガスが逃げ易い粒度の粗い砂が必要となる。これとは逆に、小さくて精密な成形品を鋳造する鋳型には、発生するガスの量が少なくその影響を考慮する必要がない代わりに成形品の表面の緻密度を上げる必要があることから、粒度の細かい砂が必要となる。このようなことから、鋳物砂の再利用にあたっては、鋳造しようとする成形品の鋳型に応じた粒度の砂を得なければならないところ、それが上記従来の方法ではできないといった問題があった。
本発明は上記従来の問題を解決すべく創案されたものであり、ショットブラストにより鋳物から除去された、従来では廃棄処理していた砂を再利用することで、廃棄処理にかかる経費の削減や、廃棄場所の確保による環境の保護を図ることができるとともに、鋳造しようとする成形品の鋳型の種類に応じた粒度の砂を容易に得ることのできる鋳物砂の再生利用方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明にかかる鋳物砂の再生利用方法は、型ばらし後の鋳物砂の再生利用方法であって、ショットブラストにより鋳物から除去された砂を磁選機にかけ、この磁選機で磁性体が除去された砂を粒度分離機に通し、この粒度分離機で分離された砂を粒度別に回収し、この回収された砂を再生砂として利用することを特徴とするものである。
この発明特定事項により、従来では廃棄処理されていた砂を再生砂として再利用することができ、廃棄処理にかかっていた経費の削減及び環境保護を図ることができるとともに、鋳造しようとする成形品の鋳型に応じた粒度の砂を容易に得ることができる。
また、磁性体が除去された砂から微粉を除去する微粉除去工程が付加されていてもよい。
この場合、さらに良質の再生砂を得ることができる。
本発明の鋳物砂の再生利用方法によれば、従来では廃棄処理されていた砂を再生砂として再利用することができ、廃棄処理にかかっていた経費の削減及び環境保護を図ることができるとともに、鋳造しようとする成形品の鋳型の種類に応じた粒度の砂を容易に得ることができる。また、再生砂中の微粉を除去する微粉除去工程を付加することで、さらに良質の再生砂を得ることができる。
本発明の鋳物砂の再生利用方法を実施するための再生装置を示す概略図である。
以下、本発明に係る鋳物砂の再生利用方法の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の鋳物砂の再生利用方法を実施するための再生装置を示す概略図である。
図1において、1は、鋳物に付着している砂を除去するためのショットブラストである。鋳物は砂ばらし機により砂を落とした後においても、鋳肌には砂が依然付着しているため、この付着している砂をショットブラスト1により除去する必要がある。なお、ショットブラスト1には、ハンガ型、タンブラ型、テーブル型、バレル型、ラムケージ型など多くの型式がある。
2は、型ばらし後の砂が鋳肌に付着したままの鋳物Aをショットブラスト1に供給する供給装置であり、この供給装置2によりショットブラスト1内に供給された鋳物Aは、当該ショットブラスト1により鋳肌から砂が除去された後に、図示しない搬出部から機外に搬出される。
一方、上記ショットブラスト1により鋳肌から除去された砂Sは、例えば上部の排出部11を通じて導入装置3により外部の磁選機4へ導入される。
磁選機4は、砂S中から磁性体F1(鋳物の鉄分)を分離するためのもので、導入装置3により磁選機4に導入された砂Sは磁選機4により砂S1と磁性体F1に分離される。
分離された砂S1は、磁選機4の下方に設けられた粒度分離機5へ導入される。粒度分離機5は磁選機4から導入された砂S1を粒度別に分離するためのものである。この実施の形態においては、砂S1は、粒度分離機5により、例えば大粒の再生砂S2と中粒の再生砂S3と小粒の再生砂S4といった具合に、粒度別に3種類の再生砂S2,S3,S4に分離される。
このようにして粒度分離機5で分離された上記3種類の再生砂S2,S3,S4は、粒度分離機5の下方に並設された砂回収部6,7,8にそれぞれ個別に回収される。
一方、磁選機4で砂S中から分離された磁性体F1は、磁選機4の下方に設けられた磁性体回収部9へ回収される。
上記の方法で回収された3種類の再生砂S2,S3,S4は、それぞれ個別に利用することができる。また、磁性体回収部9に回収された磁性体F1は、鋳物戻り材や鋼材戻り材として利用することができる。これにより、廃棄処理される砂をより有効に再利用することができ、さらに経費の削減及び環境保護を図ることができる。
利用の具体的な態様としては、例えば再生砂S2,S3,S4のうちから目的に適った粒度の再生砂を選択的に造型ラインに搬入して、それと生砂とを所定の比率で混ぜて合わせ、これを鋳型を構成する中子や主型などの作製に利用する。特に自硬性の中子などの作製に利用するのが好ましい。
つまり、ショットブラスト1で鋳物の鋳肌から除去された砂S1は、当該ショットブラスト1でのインペラによるショットなどの研掃材の投射作用により、所謂焙焼処理と同じような処理が施されたものとなり、従ってその中から磁性体F1を除去することで、再生砂として十分に利用する機能を有するものとなる。
また、上述したような再生工程に砂に含まれる微粉を除去する微粉除去工程を付加することで、さらに良質の再生砂S2,S3,S4を得ることができる。この工程は、磁選機4に例えばブロワを組み込んで、磁選機4による磁性体F1の分離と同時に行ってもよいし、磁性体F1を分離した再生砂S1から別途微粉を除去するようにしてもよい。この採取した微粉は、鋳物砂の粘結材として利用することができる。
このように鋳物から除去された砂から磁性体F1を分離して再生砂S2,S3,S4として再利用することで、従来では廃棄処理されていた砂を有効に再利用することができ、廃棄処理にかかる経費の削減や、廃棄場所の確保による環境の保護を図ることができるとともに、鋳造しようとする成形品の鋳型に応じた粒度の砂を容易に得ることができる。
なお、上記の実施形態にあっては、粒度分離機5により砂S1を粒度別に3種類に分離した例を示したが、これに限らず、粒度別に2種類に分離しても、また4種類以上に分離してもかまわない。要するに、砂S1を、再生砂に求められる粒度の種類に対応するよう粒度分離機5で分離すればよい。
本発明の鋳物砂の再生利用方法は、ショットブラストにより除去した砂を粒度別に分離して再利用することで、経費の削減及び環境保護を図ることができるとともに、鋳造しようとする成形品の鋳型の種類に応じた粒度の砂を容易に得ることに適用される。
1 ショットブラスト
2 供給装置
3 導入装置
4 磁選機
5 粒度分離機
6 7 8 砂回収部
11 排出部
F1 磁性体
S 鋳物から取り除かれた砂
S1 磁性体F1が取り除かれた砂
S2,S3,S4 再生砂

Claims (3)

  1. 型ばらし後の鋳物砂の再生利用方法であって、
    ショットブラストにより鋳物から除去された砂を磁選機にかけ、この磁選機で磁性体が除去された砂を粒度分離機に通し、この粒度分離機で分離された砂を粒度別に回収し、この回収された砂を再生砂として利用することを特徴とする鋳物砂の再生利用方法。
  2. 請求項1記載の鋳物砂の再生利用方法において、
    上記磁性体が除去された砂から微粉を除去する微粉除去工程が付加されたことを特徴とする鋳物砂の再生利用方法。
  3. 鋳型を形成する砂の少なくとも一部として前記再生砂が利用されることを特徴とする請求項1または2に記載の鋳物砂の再生利用方法。
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