JP2011244147A - 画像処理装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】環境保全への貢献度を表示して、ユーザの環境保全に対する意識を高めることができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置100は、画像データを印刷する印刷手段101と、印刷手段101によって印刷するときの印刷条件を指示する条件指示手段104と、環境保全への貢献度を定量的に示した貢献ポイントと印刷条件とを関連付けた貢献ポイントデータ105dを保存する貢献ポイントデータベース105と、貢献ポイントデータ105dに基づいて、条件指示手段104が指示する印刷条件に対応する貢献ポイントを判定するポイント判定手段106と、ポイント判定手段106の判定結果を表示する表示手段102とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、環境保全に対して有益な情報を提供する画像処理装置、コンピュータに環境保全に対して有益な情報を表示させるためのコンピュータプログラムに関する。
近年、企業や役所などのオフィスにおいては、コピー、プリンタおよびスキャナなどの機能を集約した、高速で高画質な画像処理装置が設置されるようになっている。これにより、オフィスでは、紙への出力が頻繁に行われ、多くの資源が消費されている。しかしながら、世間では、環境問題に関する関心が高まっており、さまざまな分野において、自然保護、省エネルギー化や省資源化といった環境保全への取り組みが重要視されている。
自動車においては、クリーンな走行手段として電気自動車が研究され、実用化されつつある。そこで、電気自動車の利用によって削減できた排出ガス量を呈示して、環境保全上得られた効果を利用者に知らせる環境貢献度呈示装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、画像処理装置においては、常に電力が供給されているため、省エネルギー化が検討されている。そこで、画像処理装置における動作状態毎の消費電力量を表示出力する技術が利用されている(例えば、特許文献2参照)。それによって、ユーザに、自身の利用により消費された消費電力量を認識させることで、環境保全に対するユーザの意識レベルを向上させている。
特開2001−78304号公報 特開2006−39443号公報
しかしながら、特許文献1に係る環境貢献度呈示装置は、ユーザの運転によって削減できた排出ガス量を呈示するため、環境保全への貢献度について、ユーザは、電気自動車を運転した後での結果しか把握できない。そのため、予めユーザに環境保全への貢献度を知らせることはできないという課題がある。
また、特許文献2に係る画像処理装置についても、利用した後での消費電力量を表示するため、予めユーザに環境保全への貢献度を知らせることはできないという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、予め環境保全への貢献度を表示して、ユーザの環境保全に対する意識を高めることができる画像処理装置およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像データを印刷する印刷手段と、前記印刷手段によって印刷するときの印刷条件を指示する条件指示手段とを備える画像処理装置であって、環境保全への貢献度を定量的に示した貢献ポイントと前記印刷条件とを関連付けた貢献ポイントデータを保存する貢献ポイントデータベースと、前記貢献ポイントデータに基づいて、前記条件指示手段が指示する印刷条件に対応する貢献ポイントを判定するポイント判定手段と、前記ポイント判定手段の判定結果を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
この構成によると、画像データ(例えば、文書、写真)を印刷する際に、環境保全への貢献度を表示することにより、環境保全に対して有益な情報を提供する画像処理装置とすることができ、ユーザの環境保全に対する意識を高めることができる。
本発明に係る画像処理装置では、前記ポイント判定手段は、前記印刷条件に対応する貢献ポイントを判定結果とすることを特徴とする。
この構成によると、ユーザは、環境保全への貢献度を定量的に把握できる。
本発明に係る画像処理装置では、前記ポイント判定手段は、前記条件指示手段によって複数の印刷条件を指示されたとき、それぞれの印刷条件に対応する貢献ポイントを合計した値を判定結果とすることを特徴とする。
この構成によると、複数の印刷条件を組み合わせたときの、貢献ポイントを表示できるため、更に環境保全に貢献できることを表示できる。それによって、ユーザにより効果的な画像処理装置の利用を促すことができる。
本発明に係る画像処理装置では、前記表示手段は、前記ポイント判定手段の判定結果に応じて、所定の通知を表示することを特徴とする。
この構成によると、ユーザは、環境保全への貢献度をさらに明確に把握できる。
本発明に係る画像処理装置は、前記貢献ポイントを累計した累計ポイントを累計ポイントデータとして保存する累計ポイントデータベースと、前記ポイント判定手段の判定結果に基づいて、前記累計ポイントデータを更新する累計ポイントデータ更新手段とを備え、前記表示手段は、前記累計ポイントデータに応じて、所定の表示パターンを表示することを特徴とする。
この構成によると、ユーザは、表示パターンによって、環境保全への貢献度を直観的に把握することができる。また、表示パターンの変化によって、環境保全への貢献度の実績をユーザに直観的に認知させることができる。
本発明に係る画像処理装置では、前記表示手段は、前記条件指示手段からの指示と同期するように前記所定の表示パターンを表示することを特徴とする。
この構成によると、ユーザは、印刷条件を指定した際に、環境保全への貢献度を即座に把握できる。
本発明に係る画像処理装置は、前記累計ポイントデータには、前記表示手段に表示される表示パターンを決定するための閾値が設定されており、前記表示手段は、前記累計ポイントと前記閾値との差を表示することを特徴とする。
この構成によると、ユーザは、表示パターンを変化させるために必要な貢献ポイントを把握できる。
本発明に係る画像処理装置は、前記貢献ポイントデータを更新する貢献ポイントデータ更新手段を備えることを特徴とする。
この構成によると、印刷条件に対する貢献ポイントを更新することによって、ユーザが重視したい印刷条件を変更することができる。
本発明に係る画像処理装置は、前記貢献ポイントデータベースには、複数の貢献ポイントデータが保存され、前記ポイント判定手段が判定するときに適用する貢献ポイントデータを指示するデータ指示手段を備えることを特徴とする。
この構成によると、データ指示手段によって、ユーザにとって望ましい貢献ポイントデータを選択できる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、画像データを印刷するときの印刷条件を指示する条件指示ステップを画像処理装置で実行させるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、環境保全への貢献度を定量的に示した貢献ポイントと前記印刷条件とを関連付けた貢献ポイントデータを貢献ポイントデータベースに保存させるステップと、コンピュータに、前記貢献ポイントデータに基づいて、指示された印刷条件に対応する貢献ポイントを判定させるポイント判定ステップと、コンピュータに、前記ポイント判定ステップの判定結果を表示手段に表示させる表示ステップとを実行させることを特徴とする。
この構成によると、本発明に係る画像処理装置と同様の機能、作用を実現することができる。
本発明に係る画像処理装置およびコンピュータプログラムによれば、画像データ(例えば、文書、写真)を印刷する際に、環境保全への貢献度を表示するため、環境保全に対して有益な情報を提供する画像処理装置とすることができ、ユーザの環境保全に対する意識を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 画像処理装置での貢献ポイントデータの構成例を示す説明図表である。 複数の貢献ポイントデータの構成例を示す説明図表である。 累計ポイントデータに対応する表示パターンの変化の一例を示す説明図表である。 操作画面の一例を示す説明図である。 図5に示す操作画面の変形例1を示す説明図である。 図6Aに示す操作画面の変形例1において、印刷条件キーを選択したときを示す説明図である。 図5に示す操作画面の変形例2を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る画像処理装置で貢献ポイントを表示する場合の処理フローを示すフロー図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の変形例における操作画面の一例を示す説明図である。 表示手段に表示される通知の一例を示した説明図表である。 図9に示す画像処理装置の変形例での貢献ポイントを表示する場合の処理フローを示すフロー図である。 デジタル複合機の構成を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像処理装置について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る画像処理装置100は、画像データを印刷する印刷手段101と、印刷手段101によって印刷するときの印刷条件を指示する条件指示手段104とを備える。画像処理装置100は、環境保全への貢献度を定量的に示した貢献ポイントと印刷条件とを関連付けた貢献ポイントデータ105dを保存する貢献ポイントデータベース105と、貢献ポイントデータ105dに基づいて、条件指示手段104が指示する印刷条件に対応する貢献ポイントを判定するポイント判定手段106と、ポイント判定手段106の判定結果を表示する表示手段102とを備える。
この構成によると、画像データ(例えば、文書、写真)を印刷する際に、環境保全への貢献度を表示することにより、環境保全に対して有益な情報を提供する画像処理装置とすることができ、ユーザの環境保全に対する意識を高めることができる。
画像処理装置100は、貢献ポイントを累計した累計ポイントを累計ポイントデータ109dとして保存する累計ポイントデータベース109と、ポイント判定手段106の判定結果に基づいて、累計ポイントデータ109dを更新する累計ポイントデータ更新手段110とを備える。表示手段102は、累計ポイントデータ109dに応じて、所定の表示パターン(具体的には、例えば、図4に示すとおりの各表示パターン)を表示する。この構成によると、ユーザは、表示パターンによって、環境保全への貢献度を直観的に把握することができる。また、表示パターンの変化によって、環境保全への貢献度の実績をユーザに直観的に認知させることができる。
画像処理装置100は、貢献ポイントデータ105dを更新する貢献ポイントデータ更新手段107を備える。この構成によると、印刷条件に対する貢献ポイントを更新することによって、ユーザが重視したい印刷条件を変更することができる。
貢献ポイントデータベース105には、複数の貢献ポイントデータ105dが保存されている。画像処理装置100は、ポイント判定手段106が判定するときに適用する貢献ポイントデータ105dを指示するデータ指示手段108を備える。この構成によると、データ指示手段108によって、ユーザにとって望ましい貢献ポイントデータを選択できる。
画像処理装置100は、上述した印刷手段101、表示手段102、条件指示手段104、貢献ポイントデータベース105、ポイント判定手段106、貢献ポイントデータ更新手段107、データ指示手段108、累計ポイントデータベース109および累計ポイントデータ更新手段110に加えて、さらに操作入力手段103を備える。
印刷手段101は、画像データ(例えば、文書、写真)を印刷するものであって、例えば、コピー機能、スキャナ機能などを有するデジタル複合機の画像形成部として機能する。デジタル複合機についての詳細は後述する。
表示手段102は、操作画面1または操作画面2(後述する図5、図9参照)などを表示するものであって、例えば、液晶ディスプレイである。
操作入力手段103は、操作を入力するためのキーなどであって、本実施の形態においては、表示手段102および操作入力手段103を一体としたタッチパネル(図示しない)として後述するデジタル複合機の表面に設けられている。
条件指示手段104は、操作入力手段103での入力に応じて、印刷手段101に印刷条件を指示する。
貢献ポイントデータベース105は、貢献ポイントデータ105dを電子データとして保存する形態としてある。貢献ポイントデータベース105としては、通常の記憶装置を用いることができる。
貢献ポイントデータ更新手段107によって、ユーザは、貢献ポイントデータ105dを編集できる。
貢献ポイントデータ105dは、保存後の処理により更新された場合、新たな貢献ポイントデータ105dr(更新貢献ポイントデータ105dr)となる。更新は1度に限らず、継続的に繰り返し行うことができることから、1度更新され更新貢献ポイントデータ105drとされた場合でも、2回目以降の更新に対しては更新前の貢献ポイントデータ105dとして位置づけられる。
ポイント判定手段106は、印刷条件に対応する貢献ポイントを判定結果とすることが望ましい。この構成によると、ユーザは、環境保全への貢献度を定量的に把握できる。
データ指示手段108は、貢献ポイントデータベース105に複数の貢献ポイントデータ105dが保存されている場合、ポイント判定手段106の判定において、いずれの貢献ポイントデータ105dを適用するか指示するものである。
累計ポイントデータ109dには、貢献ポイントが累計された累計ポイントが記録されており、累計される貢献ポイントは、印刷手段101によって印刷したときの印刷条件に対応するものである。
累計ポイントデータベース109は、累計ポイントデータ109dを電子データとして保存する形態としてある。累計ポイントデータベース109としては、通常の記憶装置を用いることができる。
累計ポイントデータ更新手段110は、ポイント判定手段106の判定結果に基づいて、累計ポイントデータ109dを更新するものである。
なお、累計ポイントデータ109dは、保存後の処理により更新された場合、新たな累計ポイントデータ109dr(更新累計ポイントデータ109dr)となる。更新は1度に限らず、継続的に繰り返し行うことができることから、1度更新され更新累計ポイントデータ109drとされた場合でも、2回目以降の更新に対しては更新前の累計ポイントデータ109dとして位置づけられる。
条件指示手段104、ポイント判定手段106、貢献ポイントデータ更新手段107、データ指示手段108および累計ポイントデータ更新手段110は、画像処理装置100が有するCPU(中央処理装置。不図示)に対して予め組み込まれたコンピュータプログラム(コンピュータ)によって実現される。
次に、貢献ポイントデータの構成について説明する。
図2は、画像処理装置での貢献ポイントデータの構成例を示す説明図表である。
貢献ポイントデータ105d(貢献テーブル)は、例えば、カラー印刷またはモノクロ印刷のいずれの印刷方法を適用するかを指示する設定(カラーモード)、色の濃度の設定、両面コピーなどの用紙の設定というようなそれぞれの印刷条件に対して、付与する貢献ポイントを示すテーブルである。なお、貢献ポイントは、ユーザに環境保全への意識付けをするための表示であって、必ずしも環境保全への貢献度を正確に表している必要は無い。
本実施の形態では、カラーモードにおいてモノクロ印刷を選択した場合に、貢献ポイントを付与する設定とされている。また、色の濃度の設定において色の濃度を低くした場合に、高い貢献ポイントを付与する設定とされている。また、用紙の設定において「両面コピー」、「2in1」および「4in1」を適用した場合に、高い貢献ポイントを付与する設定とされている。
なお、「2in1」とは、1枚の用紙に2枚分の原稿を縮小印刷する機能で、「4in1」とは、1枚の用紙に4枚分の原稿を縮小印刷する機能であり、どちらも用紙を節約することのできる機能である。また、印刷においてモノクロ印刷を選択すると黒色のみで印字されるため、カラー印刷に比べて印字トナーを節約でき、環境保全に貢献することができる。また、用紙の両面に印字すると、片面に印刷した場合に比べて用紙を節約でき、環境保全に貢献することができる。
また、貢献ポイントを付与する印刷条件は、上記したものに限定されず、例えば、画像処理装置100における消費電力に対して設定されていてもよい。消費電力を節約する方法として、例えば、画像処理装置のスリープ状態において印刷を指示したとき、所定の回数まで指示を蓄積した後、まとめて実行するなど、周知の方法を適用することができる。
貢献ポイントデータ105dは、貢献ポイントデータ更新手段107によって編集することができ、例えば、紙を節約したい場合には、「両面コピー」、「2in1」および「4in1」の貢献ポイントを高く設定するなど、適宜選択すればよい。
なお、貢献ポイントは、単位枚数当たりの貢献ポイントとしてもよい。それによって、印刷する枚数に対して、環境保全に対する貢献度に差をつけることができる。
また、印字トナーを節約する印刷条件においては、印字率(用紙の面積に対して印字するドットの割合)に比例するように貢献ポイントを設定してもよい。
図3は、複数の貢献ポイントデータの構成例を示す説明図表である。
貢献ポイントデータベース105には、複数の貢献ポイントデータ105d(貢献テーブル)が保存されていてもよく、本実施の形態では、貢献テーブルとして、「デフォルトモードT1」、「紙節約モードT2」、「トナー節約モードT3」の3つが貢献ポイントデータベース105に保存されている。
「デフォルトモードT1」は、それぞれの印刷条件に対して標準的な貢献ポイントが設定されたテーブルである。「紙節約モードT2」は、「デフォルトモードT1」と比較すると、紙の節約を重視したテーブルであり、「両面コピー」、「2in1」、「4in1」に対して高い貢献ポイントが設定されている。「トナー節約モードT3」は、「デフォルトモードT1」と比較すると、色の設定を重視したテーブルであり、カラーモード、色の濃度に対して高い貢献ポイントが設定されている。なお、本発明はこれに限定されず、貢献ポイントの設定、貢献ポイントデータの数は、適宜選択すればよい。
図4は、累計ポイントデータに対応する表示パターンの変化の一例を示す説明図表である。表示パターンは木の成長を表す絵柄で、それぞれが累計ポイントと対応しており、累計ポイントが増加して表示パターンを変更する閾値(表示変更閾値)を越えると、表示手段102に表示される絵柄が変更される。具体的には、スタート時の表示パターンは「種子」とされ、累計ポイントが表示変更閾値の「50」になると、表示パターンは「出芽(2葉)」とされ、累計ポイントが表示変更閾値の「500」になると、表示パターンは「樹木の小枝」とされ、累計ポイントが表示変更閾値の「1000」になると、表示パターンは「大樹」とされる。
次に、表示手段102に表示される操作画面について説明する。
図5は、操作画面の一例を示す説明図である。
操作画面1は、表示手段102に表示されるものであって、印刷条件キーK(カラーモード設定キーK1、コピー濃度設定キーK2、倍率設定キーK3、原稿設定キーK4、用紙設定キーK5、両面コピーキーK7、仕上げキーK8、ファイリングキーK9および特別機能キーK6。以下では併せて印刷条件キーKと記載する。)、スタートキーSK、貢献ポイント表示領域A1(それぞれの印刷条件キーK〔K1〜K9〕に対応するように配置されている。)、パターン表示領域A2および装置概略表示領域A3を備える。ユーザは、操作入力手段103(印刷条件キーKおよびスタートキーSK)を選択することによって、画像処理装置100に対する操作を入力することができる。
印刷条件キーKは、各種の印刷条件を入力するためのものであって、カラー印刷またはモノクロ印刷のいずれかを指示するカラーモード設定キーK1、色の濃度を指示するコピー濃度設定キーK2、印刷での倍率を指示する倍率設定キーK3、原稿を選択することができる原稿設定キーK4、用紙のサイズを指示する用紙設定キーK5、原稿および用紙において読み取りまたは印刷する面を指示する両面コピーキーK7、ソート等の仕上げ方法を指示する仕上げキーK8、原稿を読み取った画像の保存を指示するファイリングキーK9および上記のほか各種の機能を選択する特別機能キーK6で構成されている。
なお、本発明はこれに限定されず、印刷条件キーKは、ユーザにとって望ましい印刷条件を指示できる構成とされていればよい。例えば、いずれかのキーを選択したとき、更に詳細な指示を入力できるように、表示手段102に表示するキーを変更しても良い。
スタートキーSKは、印刷条件キーKの指示に従って印刷手段101に画像処理を実行させる指示を入力するものである。
貢献ポイント表示領域A1は、指示された印刷条件に対応する貢献ポイントを表示するものである。
例えば、カラーモード設定キーK1によってモノクロ印刷が選択され、貢献ポイントデータ105dにおいてモノクロ印刷に貢献ポイント「10」が設定されていると、カラーモード設定キーK1に対応する貢献ポイント表示領域A1に「10eco」と表示される(ecoとは、貢献ポイントが表示されていることを明確にするために、貢献ポイントに添えて表示されるものであって、他の表記であっても構わない)。また、他の印刷条件キーKによって、貢献ポイントが付与されている印刷条件を選択すれば、同様の表示がされる。
なお、本実施の形態においては、貢献ポイントを数値として表示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、貢献ポイント表示領域A1の色を他の領域と異なる色に変える、貢献ポイント表示領域A1に所定の絵柄を表示するなど、適宜選択すればよい。
パターン表示領域A2は、累計ポイントに応じて上述の表示パターン(図4参照)を表示するものである。
装置概略表示領域A3は、画像処理装置100にセットされている用紙サイズの表示等を概略表示するものである。
なお、本発明はこれに限定されず、ポイント判定手段106の判定結果を表示することができればよい。例えば、貢献ポイント表示領域A1とパターン表示領域A2とを一体として、いずれを表示するか選択するキーを設けるなど、適宜選択できる。
図6Aは、図5に示す操作画面の変形例1を示す説明図であって、図6Bは、図6Aに示す操作画面の変形例1において、印刷条件キーを選択したときを示す説明図である。
変形例1では、貢献ポイント表示領域A1は、印刷条件の項目を表示する項目表示領域A11と、印刷条件の設定を表示する設定表示領域A12とで構成される。
変形例1では、項目表示領域A11と設定表示領域A12とを異なる色で表示してあり、印刷条件キーKによって、貢献ポイントが付与されている印刷条件を選択したとき、項目表示領域A11と設定表示領域A12とを同じ色で表示する。
例えば、図6Aにおいて、カラーモード設定キーK1によって、貢献ポイントが付与されていないカラー印刷が選択されると、項目表示領域A11と設定表示領域A12とが異なる色で表示してある。ここで、カラーモード設定キーK1によって、貢献ポイントが付与されているモノクロ印刷が選択されると、図6Bのように、項目表示領域A11と設定表示領域A12とが同じ色で表示される。
また、貢献ポイントが付与されている印刷条件であって、印刷条件キーKによって、貢献ポイントが付与されている印刷条件が指示されていないとき、印刷条件キーKに対応する貢献ポイント表示領域A1の色を異なる色に変える、表示を点滅させるなどして、ユーザに注意を喚起することができる。
図7は、図5に示す操作画面の変形例2を示す説明図である。
変形例2では、貢献ポイントデータ105dにおいて設定されている貢献ポイントの程度に応じて、印刷条件キーKをグループに分けて表示されている。例えば、高い貢献ポイントが付与される印刷条件キーKをグループGr1として集めて配置し、低い貢献ポイントが付与される印刷条件キーKをグループGr2として集めて配置し、貢献ポイントが付与されていない印刷条件キーKをグループGr3として集めて配置してある。印刷条件キーKをグループに分けて表示することによって、環境保全に貢献できる印刷条件をより明確に表示することができる。
図8は、本発明の実施の形態1に係る画像処理装置で貢献ポイントを表示する場合の処理フローを示すフロー図である。
まず、ステップS1aでは、ユーザによる印刷条件キーKの選択を待つ。印刷条件キーKが押下げられないときは(ステップS1a:NO)、ステップS1dへ進む。印刷条件キーKが押下げられて、条件指示手段104から印刷条件を指示されたときは(ステップS1a:YES)、ステップS1bへ進む。
ステップS1bでは、ポイント判定手段106によって、指示された印刷条件に貢献ポイントが付与されているかどうかを、貢献ポイントデータ105dに基づいて判定する。印刷条件に貢献ポイントが付与されているとき(ステップS1b:YES)、対応する貢献ポイントを表示手段102(貢献ポイント表示領域A1)に表示して(ステップS1c)、ステップS1dへ進む。貢献ポイントが付与されていないとき(ステップS1b:NO)、表示手段102の表示を変更せずにステップS1dへ進む。なお、ステップS1aにおいて、貢献ポイントが付与されている印刷条件を変更した場合、貢献ポイントを表示しないように表示手段102の表示を変更しても構わない。
ステップS1dでは、ユーザによるスタートキーSKの選択を待つ。スタートキーSKが押下げられたときは(ステップS1d:YES)、ステップS1eへ進む。スタートキーSKが押下げられないときは(ステップS1d:NO)、ステップS1aに戻る。ここで、スタートキーSKが押下げられるまでは処理を繰り返すため、例えば、複数の印刷条件を指示することや、指示した印刷条件を変更することができる。
ステップS1eでは、指示された印刷条件に基づいて、印刷手段101によって画像処理が実行される。
ステップS1fでは、印刷条件に対応する貢献ポイントが累計ポイントに加算または減算される。
ステップS1gでは、累計ポイントデータ更新手段110によって、累計ポイントデータ109dが加算または減算された更新累計ポイントデータ109drに更新される。
ステップS1hでは、累計ポイントが閾値(表示変更閾値)を超えているとき(ステップS1h:YES)、ステップS1iへ進む。累計ポイントが閾値を超えていないとき(ステップS1h:NO)、表示パターンを変更せずに処理を終了する。
なお、図4で説明した表示変更閾値は、「50」、「500」、「1000」と3種類設定されており、第1段階では、表示変更閾値に「50」が設定され、累計ポイントが「50」になった段階では、表示変更閾値に「500」が設定され、累計ポイントが「500」になった段階では、表示変更閾値に「1000」が設定されるように構成しておく。
ステップS1iでは、累計ポイントデータ更新手段110によって、表示手段102(パターン表示領域A2)に表示する表示パターンが変更され、処理を終了する。
また、画像処理装置100を利用する際に、ユーザを特定するようにして、ユーザに対応する累計ポイントデータを保存する構成としても構わない。それによって、ユーザ毎に異なる表示パターンを表示することができる。また、累計ポイントデータを全てのユーザに共通するものとして、ユーザ全体で同一の表示パターンを表示しても構わない。
次に、本実施の形態の変形例について説明する。
図9は、本実施の形態に係る画像処理装置の変形例における操作画面の一例を示す説明図である。なお、図5と機能が実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。変形例では、ユーザの環境保全に対する意識をさらに高めるために、以下のようにして環境保全への貢献度を表示している。
ポイント判定手段106は、条件指示手段104によって複数の印刷条件を指示されたとき、それぞれの印刷条件に対応する貢献ポイントを合計した値を判定結果とする。この構成によると、複数の印刷条件を組み合わせたときの、貢献ポイントを表示できるため、更に環境保全に貢献できることを表示できる。それによって、ユーザにより効果的な画像処理装置の利用を促すことができる。
表示手段102は、ポイント判定手段106の判定結果に応じて、所定の通知(具体的には、例えば、図10に示すとおりの各通知)を表示する。この構成によると、ユーザは、環境保全への貢献度をさらに明確に把握できる。
表示手段102は、条件指示手段104からの指示と同期するように所定の表示パターン(図4参照)を表示する。この構成によると、ユーザは、印刷条件を指定した際に、環境保全への貢献度を即座に把握できる。
累計ポイントデータ109dには、表示手段102に表示される表示パターンを決定するための閾値が設定されている。表示手段102は、累計ポイントと閾値との差を表示する。この構成によると、ユーザは、表示パターンを変化させるために必要な貢献ポイントを把握できる。
また、貢献ポイントデータベース105には、複数の印刷条件を指示したときに、貢献ポイントをさらに追加する貢献ポイントデータ105dが保存されていても構わない。例えば、貢献ポイント「10」が付与されたモノクロ印刷と、貢献ポイント「10」が付与された両面コピーとを組み合わせたとき、貢献ポイントを合計した値「20」にさらに貢献ポイント「10」を追加するといったことである。
操作画面2は、操作画面1と同様に表示手段102に表示されるものであって、印刷条件キーK、スタートキーSK、貢献ポイント表示領域A1、パターン表示領域A2および装置概略表示領域A3に加えて、さらに、合計ポイント表示領域A4、通知表示領域A5および必要ポイント表示領域A6を備える。
合計ポイント表示領域A4は、印刷条件に対応する貢献ポイントを合計した値を表示するものである。例えば、貢献ポイント「20」が付与された印刷条件と貢献ポイント「10」が付与された印刷条件とが指示された場合、合計ポイント表示領域A4には、「30eco」と表示される。
通知表示領域A5は、ポイント判定手段106の判定結果に応じて、所定の通知(図10参照)を表示するものである。
必要ポイント表示領域A6は、累計ポイントと表示パターンを決定するための閾値(表示変更閾値)との差を表示するものである。
なお、本発明はこれに限定されず、合計ポイント表示領域A4、通知表示領域A5および必要ポイント表示領域A6のいずれを設けるかは、適宜選択できる。
図10は、表示手段102に表示される通知の一例を示した説明図表である。本実施の形態においては、貢献ポイントに対して表示する通知を決定するための閾値が設定されており、貢献ポイントが「20」を越えると「Nice ECO!!」と表示し、貢献ポイントが「40」を越えると「Good ECO!!」と表示し、貢献ポイントが「60」を越えると「Excellent ECO!!」と表示しているが、本発明はこれに限定されず、どのような表示をするか適宜選択すればよい。
図11は、図9に示す画像処理装置の変形例での貢献ポイントを表示する場合の処理フローを示すフロー図である。
まず、ステップS2aでは、ユーザによる印刷条件キーKの選択を待つ。印刷条件キーKが押下げられないときは(ステップS2a:NO)、ステップS2hへ進む。印刷条件キーKが押下げられて、条件指示手段104から印刷条件を指示されたときは(ステップS2a:YES)、ステップS2bへ進む。
ステップS2bでは、ポイント判定手段106によって、指示された印刷条件に貢献ポイントが付与されているかどうかを、貢献ポイントデータ105dに基づいて判定する。印刷条件に貢献ポイントが付与されているとき(ステップS2b:YES)、対応する貢献ポイントを表示手段102(貢献ポイント表示領域A1)に表示して(ステップS2c)、ステップS2dへ進む。貢献ポイントが付与されていないとき(ステップS2b:NO)、表示手段102の表示を変更せずにステップS2dへ進む。ステップS2aにおいて、貢献ポイントが付与されている印刷条件を変更した場合、貢献ポイントを表示しないように表示手段102の表示を変更しても構わない。また、複数の印刷条件が指示されたときは、それぞれの印刷条件に対応する貢献ポイントの合計値を表示手段102(合計ポイント表示領域A4)に表示する。
ステップS2dでは、付与された貢献ポイントが通知を表示する閾値を超えているときは(ステップS2d:YES)、表示手段102(通知表示領域A5)に所定の通知(図10参照)を表示して(ステップS2e)、ステップS2fへ進む。閾値を越えていないとき(ステップS2d:NO)、表示を変更せずにステップS2fへ進む。
ステップS2fでは、印刷条件に対応する貢献ポイントが累計ポイントに加算または減算される。
ステップS2gでは、累計ポイントデータ更新手段110によって、累計ポイントデータ109dが加算または減算された更新累計ポイントデータ109drに更新される。
ステップS2hでは、更新された累計ポイントが閾値(表示変更閾値)を超えているとき(ステップS2h:YES)、累計ポイントデータ更新手段110によって、表示手段102(パターン表示領域A2)に表示する表示パターンが変更され(ステップS2i)、ステップS2kへ進む。累計ポイントが閾値を超えていないとき(ステップS2h:NO)、累計ポイントと表示パターンを決定するための閾値(表示変更閾値)との差を表示手段102(必要ポイント表示領域A6)に表示して(ステップS2j)、ステップS2kへ進む。なお、ステップS2hでは、上述したステップS1gと同様に表示変更閾値が設定されるように構成しておく。
ステップS2kでは、ユーザによるスタートキーSKの選択を待つ。スタートキーSKが押下げられたときは(ステップS2k:YES)、ステップS2mへ進む。スタートキーSKが押下げられないときは(ステップS2k:NO)、ステップS2aに戻る。ここで、スタートキーSKが押下げられるまでは処理を繰り返すため、例えば、複数の印刷条件を指示することや、指示した印刷条件を変更することができる。
ステップS2mでは、指示された印刷条件に基づいて、印刷手段101によって画像処理が実行され、処理が終了する。
本実施の形態にかかるコンピュータプログラムは、コンピュータに、画像データを印刷するときの印刷条件を指示する条件指示ステップを画像処理装置で実行させるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、環境保全への貢献度を定量的に示した貢献ポイントと前記印刷条件とを関連付けた貢献ポイントデータを貢献ポイントデータベースに保存させるステップと、コンピュータに、前記貢献ポイントデータに基づいて、指示された印刷条件に対応する貢献ポイントを判定させるポイント判定ステップと、コンピュータに、前記ポイント判定ステップの判定結果を表示手段に表示させる表示ステップとを実行させる。
この構成によると、本発明に係る画像処理装置と同様の機能、作用を実現することができる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、ポイント判定ステップは、コンピュータに、印刷条件に対応する貢献ポイントを判定結果とさせる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、ポイント判定ステップは、コンピュータに、条件指示ステップによって複数の印刷条件を指示されたとき、それぞれの印刷条件に対応する貢献ポイントを合計した値を判定結果とさせる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、表示ステップは、コンピュータに、ポイント判定ステップの判定結果に応じて、所定の通知を表示手段に表示させる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、コンピュータに、貢献ポイントを累計した累計ポイントを累計ポイントデータとして累計ポイントデータベースに保存し、ポイント判定ステップの判定結果に基づいて、累計ポイントデータを更新する累計ポイントデータ更新ステップを実行させる。表示ステップは、コンピュータに、累計ポイントデータに応じて、所定の表示パターンを表示手段に表示させる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、表示ステップは、コンピュータに、条件指示ステップでの指示と同期するように所定の表示パターンを表示手段に表示させる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、累計ポイントデータには、表示ステップで表示される表示パターンを決定するための閾値が設定されており、表示ステップは、コンピュータに、累計ポイントと閾値との差を表示手段に表示させる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、コンピュータに、貢献ポイントデータを更新させる貢献ポイントデータ更新ステップを実行させる。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムでは、貢献ポイントデータベースに、複数の貢献ポイントデータが保存され、コンピュータに、ポイント判定ステップで判定するときに適用する貢献ポイントデータを指示させるデータ指示ステップを実行させる。
次に、印刷手段101に係るデジタル複合機について説明する。
図12は、デジタル複合機10の構成を示す概略断面図である。デジタル複合機10は、原稿読取部10bにより読み取られた原稿の画像または外部装置から受信した画像をカラーもしくは単色で記録用紙に印刷する。
デジタル複合機10は、上部から下部に向かって、原稿搬送部10a、原稿読取部10b、画像形成部10cおよび給紙部10dを備えている。
原稿搬送部10aは、原稿セットトレイ41にセットされた原稿を原稿読取部10bの原稿読取位置に搬送する。この場合、原稿セットトレイ41にセットされた原稿は、原稿ピックアップローラ44の回転により原稿セットトレイ41から引き出される。次に、原稿は、サバキローラ45と分離パッド46との間を通過して1枚ずつに分離されてから搬送経路47へと搬送される。この搬送経路47では、原稿の先端が原稿レジストローラ49に当接して原稿レジストローラ49と平行に揃えられる。次に、原稿は、原稿レジストローラ49により搬送されて読取ガイド51と読取ガラス52との間(原稿読取位置)を通過する。その後、原稿は、搬送ローラ57により搬送され、排紙ローラ58により排紙トレイ59に排出される。
原稿読取部10bは、原稿搬送部10aにより搬送される原稿の画像を読み取る。この読取動作では、原稿が読取ガイド51と読取ガラス52との間を通過する際に、第1走査部53の光源の光が読取ガラス52を介して原稿表面に照射される。原稿からの反射光は、読取ガラス52を介して第1走査部53に入射し、第1走査部53および第2走査部54のミラーにて反射され、結像レンズ55へと導かれる。さらに、結像レンズ55によってCCD(Charge Coupled Device)56上に結像される。これにより、CCD56は、原稿の画像を読み取り、原稿の画像を示す画像データを出力する。
また、原稿読取部10bでは原稿台ガラス61上に載置された原稿を読み取ることができる。原稿搬送部10aは、原稿読取部10bの後面側で開閉可能に支持されている。原稿搬送部10aを上方に回転させ、原稿台ガラス61を開放すると、原稿台ガラス61上に原稿を載置することができる。原稿搬送部10aは、原稿台ガラス61上に原稿が載置された後に閉じられる。原稿の画像を読み取る際には、第1走査部53および第2走査部54が副走査方向に移動しつつ、第1走査部53の光源の光りが原稿台ガラス61上の原稿表面に照射される。原稿からの反射光は、第1走査部53および第2走査部54によって結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によってCCD56上に結像される。このとき、第1走査部53と第2走査部54とが相互に所定の速度関係を維持しつつ移動する。したがって、反射光における、原稿表面から第1走査部53までの光路長と、第2走査部54から結像レンズ55を経由したCCD56までの光路長との関係が変化しないように、第1走査部53および第2走査部54の位置関係が常に維持され、これによりCCD56上での原稿の画像のピントが常に正確に維持される。
こうして読み取られた原稿の画像は、画像データとしてデジタル複合機10のレーザ露光装置1へ入力され、画像形成部10cにおいて上記画像データに応じた画像が記録用紙に印刷される。
画像形成部10cは、レーザ露光装置1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ベルト装置8、定着装置12、用紙搬送経路S、および用紙排出トレイ15を備えている。
デジタル複合機10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、または単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。したがって、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5およびクリーナ装置4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム3は、静電潜像が形成され、またこの静電潜像を現像して得られるトナー像を担持し、像像担持体として機能する。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
レーザ露光装置1は、レーザダイオードおよび反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに対応する静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K、C、M、Y)のトナーにより現像する。クリーナ装置4は、感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写後に、感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去および回収する。
中間転写ベルト装置8は、感光体ドラム3の上方に配置され、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、中間転写ローラ6、および中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。
中間転写ベルト7は、中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6および従動ローラ22に架設され、これらローラに支持されて矢印C方向に周回移動する。転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成されている。中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3に接触するように設けられ、各感光体ドラム3表面のトナー像が順次重ねて転写される。これにより、中間転写ベルト7上には、カラーのトナー像(各色のトナー像)が形成される。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7近傍に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接されている。中間転写ローラ6には、感光体ドラム3上のトナー像を中間転写ベルト7に転写するための転写バイアスが印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録用紙に対して均一に高電圧を印加することができる。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7裏面に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。したがって、中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
上述のように、中間転写ベルト装置8では、各感光体ドラム3表面のトナー像が中間転写ベルト7に積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。この積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7の移動に伴って2次転写装置11の位置に搬送され、中間転写ベルト7と接触する2次転写装置11の転写ローラ11aによって記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは相互に圧接されて、ニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去および回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9には、例えばクリーニング部材として、中間転写ベルト7に接触して残留トナーを除去するクリーニングブレードが設けられており、クリーニングブレードが接触する部位で、従動ローラ22により中間転写ベルト7裏側が支持されている。
給紙部10dは給紙トレイ10を備えている。給紙トレイ10はデジタル複合機10の下部に設けられている。給紙トレイ10は、記録用紙を格納しており、その記録紙を画像形成部10cに供給する。
給紙トレイ10から供給された記録用紙は、Sの字形状の用紙搬送経路Sにより、画像形成部10cの2次転写装置11や定着装置12を経由させて用紙排出トレイ15に送られる。この用紙搬送経路Sに沿って、用紙ピックアップローラ16、用紙レジストローラ14、定着装置12、および記録用紙を搬送する搬送ローラ等が配置されている。
用紙ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に設けられ、給紙トレイ10から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路Sに供給する呼び込みローラである。搬送ローラは、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラであり、複数個設けられている。
用紙レジストローラ14は、給紙トレイ10から搬送されて来た記録用紙を一旦停止させる。用紙レジストローラ14では、記録用紙の先端を揃える。また、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、感光体ドラム3および中間転写ベルト7の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。
例えば、用紙レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの検出出力に基づき、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像の先端が記録用紙の画像形成領域の先端に合うように、記録用紙を搬送する。
定着装置12は、加熱ローラ31および加圧ローラ32等を備えている。加熱ローラ31および加圧ローラ32は、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域を通過して来た記録用紙を挟み込んで搬送する。
加熱ローラ31は、図示しない温度検出器の検出出力に基づき、所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ32とともに記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。各色のトナー像を定着した後の記録用紙は、搬送ローラによって用紙排出トレイ15上にフェイスダウンで排出される。
100 画像処理装置
101 印刷手段
102 表示手段
103 操作入力手段
104 条件指示手段
105 貢献ポイントデータベース
105d 貢献ポイントデータ
105dr 更新貢献ポイントデータ
106 ポイント判定手段
107 貢献ポイントデータ更新手段
108 データ指示手段
109 累計ポイントデータベース
109d 累計ポイントデータ
109dr 更新累計ポイントデータ
110 累計ポイントデータ更新手段

Claims (10)

  1. 画像データを印刷する印刷手段と、前記印刷手段によって印刷するときの印刷条件を指示する条件指示手段とを備える画像処理装置であって、
    環境保全への貢献度を定量的に示した貢献ポイントと前記印刷条件とを関連付けた貢献ポイントデータを保存する貢献ポイントデータベースと、
    前記貢献ポイントデータに基づいて、前記条件指示手段が指示する印刷条件に対応する貢献ポイントを判定するポイント判定手段と、
    前記ポイント判定手段の判定結果を表示する表示手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記ポイント判定手段は、前記印刷条件に対応する貢献ポイントを判定結果とすること
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記ポイント判定手段は、前記条件指示手段によって複数の印刷条件を指示されたとき、それぞれの印刷条件に対応する貢献ポイントを合計した値を判定結果とすること
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像処理装置であって、
    前記表示手段は、前記ポイント判定手段の判定結果に応じて、所定の通知を表示すること
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の画像処理装置であって、
    前記貢献ポイントを累計した累計ポイントを累計ポイントデータとして保存する累計ポイントデータベースと、
    前記ポイント判定手段の判定結果に基づいて、前記累計ポイントデータを更新する累計ポイントデータ更新手段とを備え、
    前記表示手段は、前記累計ポイントデータに応じて、所定の表示パターンを表示すること
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記表示手段は、前記条件指示手段からの指示と同期するように前記所定の表示パターンを表示すること
    を特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記累計ポイントデータには、前記表示手段に表示される表示パターンを決定するための閾値が設定されており、
    前記表示手段は、前記累計ポイントと前記閾値との差を表示すること
    を特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の画像処理装置であって、
    前記貢献ポイントデータを更新する貢献ポイントデータ更新手段を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の画像処理装置であって、
    前記貢献ポイントデータベースには、複数の貢献ポイントデータが保存され、
    前記ポイント判定手段が判定するときに適用する貢献ポイントデータを指示するデータ指示手段を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  10. コンピュータに、画像データを印刷するときの印刷条件を指示する条件指示ステップを画像処理装置で実行させるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、環境保全への貢献度を定量的に示した貢献ポイントと前記印刷条件とを関連付けた貢献ポイントデータを貢献ポイントデータベースに保存させるステップと、
    コンピュータに、前記貢献ポイントデータに基づいて、指示された印刷条件に対応する貢献ポイントを判定させるポイント判定ステップと、
    コンピュータに、前記ポイント判定ステップの判定結果を表示手段に表示させる表示ステップとを実行させること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
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