JP2011242605A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部分発光動作を行う光源部を用いて映像表示を行う際に、低コスト化および低消費電力化の両立を実現することが可能な液晶表示装置を提供する。
【解決手段】部分駆動化処理部42は、R,G,Bの3色に対応する映像信号D1に基づいてRGB/RGBZ変換処理を行うことにより、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成する。そして、これら4色に対応する画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号D3r,D3g,D3bに基づいて、発光パターン信号BL1を生成する。また、映像信号D1と発光パターン信号BL1とに基づいて、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号D4を生成する。そして、この3色に対応する部分駆動用原信号D4に対してRGB/RGBZ変換処理を行うことにより、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号D5を生成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の部分発光部を有する光源部を備えた液晶表示装置に関する。
近年、薄型テレビ、携帯端末装置のディスプレイとして、画素毎にTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)を設けたアクティブマトリクス型の液晶表示装置(LCD;Liquid Crystal Display)が多く用いられている。このような液晶表示装置では、一般に、画面上部から下部に向かって、各画素の補助容量素子および液晶素子に映像信号が線順次に書き込まれることにより各画素が駆動される。
液晶表示装置に用いられるバックライトとしては、光源に冷陰極管(CCFL;Cold Cathode Fluorescent Lamp)を用いたものが主流であるが、近年では発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)を用いたものも登場してきている。
このようなLED等をバックライトとして用いた液晶表示装置では、従来より、光源部を複数の部分発光部に分割して構成し、この部分発光部単位で独立して発光動作を行う(部分発光動作を行う)ようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような部分発光動作の際には、入力映像信号に基づいて、バックライトにおける部分発光部単位での発光パターンを示す発光パターン信号と、部分駆動用映像信号とがそれぞれ生成されるようになっている。
一方で、液晶表示装置における映像表示の際の低消費電力化を図るため、液晶表示パネルにおける各画素を、4色のサブ画素(サブピクセル)を用いた構成したものが提案されている。この4色のサブ画素とは、具体的には、赤(R),緑(G),青(B)の3色のサブ画素と、これらの3色よりも高輝度を示す色(Z;例えば白(W)や黄(Y)など)のサブ画素とのことである。このような4色のサブ画素用の映像信号を用いて映像表示を行った場合、従来のR,G,Bの3色のサブ画素構造の各画素に対してこれら3色用の映像信号を供給して映像表示を行う場合と比べ、輝度効率を向上させることができる。すなわち、信号レベルを低減しつつ表示輝度を保持することができるため、従来の3色のサブ画素構造の液晶表示装置と比べて低消費電力化を図ることが可能となっている。
また、例えば特許文献2には、上記した2つの技術を組み合わせたもの、すなわち、R,G,B,Wの4色のサブ画素構造の液晶表示装置において、部分発光動作を行うようにしたものが提案されている。
特開2001−142409号公報 特許第4354491号公報
ところが、この特許文献2では、R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に対して色変換処理を行い、R,G,B,Wの4色に対応する画素信号を生成した後に、この4色に対応する画素信号に基づいて上記発光パターン信号および部分駆動用映像信号をそれぞれ生成している。したがって、この特許文献2の手法では、従来のように3色の映像信号に基づいて発光パターン信号および部分駆動用映像信号を生成する場合と比べ、回路規模等が増大してしまい、小型化を図ることが困難である。すなわち、上記した2つの技術を組み合わせることによって従来と比べて低消費電力化を図っているものの、低コスト化を図ることが困難である。
一方、R,G,B,Z(W等)の4色のサブ画素構造の液晶表示装置において部分発光動作を行う際に、上記特許文献2とは異なる手法を用いることも考えられる。すなわち、上記特許文献2とは逆に、従来のようにR,B,Gの3色に対応する入力映像信号に基づいて発光パターン信号および部分駆動用映像信号をそれぞれ生成した後に、色変換処理により4色の各サブ画素用の部分駆動用映像信号を生成し、各サブ画素へ供給するという手法である。この手法では、R,B,Gの3色に対応する入力映像信号に基づいて発光パターン信号および部分駆動用映像信号を生成するため、上記特許文献2の手法とは異なり、回路規模等の増大を招くことはない。また、このようにして生成された3色に対応する部分駆動用映像信号に対して色変換処理を行い、最終的に4色の各サブ画素用の部分駆動用映像信号を生成していることから、映像信号に関しては信号レベルを低減することができ、低消費電力化を図ることも可能である。
しかしながら、この手法では、発光パターン信号については、R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に基づいて生成されたものとなっている。このため、R,G,B,Zの4色に対応する映像信号(画素信号)に基づいて生成された発光パターン信号を用いた場合と比べ、輝度効率の向上効果が不十分となり、低消費電力化を図るのにも不十分となってしまう。すなわち、この手法では、小型化を図って低コスト化を実現することは可能であるものの、低消費電力化を図ることが困難である。
以上のことから、R,G,B,Zの4色のサブ画素構造の液晶表示装置において部分発光動作を用いて映像表示を行う際に、低コスト化および低消費電力化の両立を実現することを可能とする手法の提案が望まれる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、部分発光動作を行う光源部を用いて映像表示を行う際に、低コスト化および低消費電力化の両立を実現することが可能な液晶表示装置を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、互いに独立して制御される複数の部分発光部を有する光源部と、各々が、赤(R),緑(G),青(B)の3色のサブ画素と、これらの3色よりも高輝度を示す色(Z)のサブ画素とを含んで構成された複数の画素を有し、光源部から部分発光部単位で射出された光をR,G,Bの3色に対応する入力映像信号に基づいて変調することにより映像表示を行う液晶表示パネルと、入力映像信号に基づいて、光源部における部分発光部単位での発光パターンを示す発光パターン信号と、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号とをそれぞれ生成する部分駆動化処理部を有し、発光パターン信号を用いて光源部の各部分発光部に対する発光駆動を行うと共に、部分駆動用映像信号を用いて、液晶表示パネルにおけるR,G,B,Zの各サブ画素に対する表示駆動を行う表示制御部とを備えたものである。上記部分駆動化処理部は、R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に基づいて第1の色変換処理を行うことにより、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成すると共に、これら4色に対応する画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号に基づいて発光パターン信号を生成し、R,G,Bの3色に対応する入力映像信号と発光パターン信号とに基づいて、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号を生成すると共に、この3色に対応する部分駆動用原信号に対して第2の色変換処理を行うことにより、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号を生成する。
本発明の液晶表示装置では、R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に基づいて、光源部における部分発光部単位での発光パターンを示す発光パターン信号と、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号とがそれぞれ生成される。そして、発光パターン信号を用いて光源部の各部分発光部に対する発光駆動が行われると共に、部分駆動用映像信号を用いて、液晶表示パネルにおけるR,G,B,Zの各サブ画素に対する表示駆動が行われる。この際、R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に基づいて第1の色変換処理が行われ、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号が生成された後、これら4色に対応する画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号に基づいて、発光パターン信号が生成される。これにより、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号をそのまま用いて発光パターン信号を生成する場合と比べ、発光パターン信号を生成する部分の小型化が図られる。また、R,G,Bの3色よりも高輝度を示す色(Z)に対応する画素信号を生成する第1の色変換処理がなされることにより得られた4色に対応する画素信号の一部(R,G,Bの3色に対応する画素信号)を用いて発光パターン信号が生成されるため、第1の色変換処理を行わずに発光パターン信号を生成する場合と比べ、信号レベルを低減しつつ表示輝度が保持される(輝度効率が向上する)。更に、入力映像信号と発光パターン信号とに基づいて、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号が生成された後、この3色に対応する部分駆動用原信号に対して第2の色変換処理が行われることにより、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号が生成される。これにより、入力映像信号に対して色変換処理を行ってR,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成した後にこの4色に対応する画素信号を用いて部分駆動用映像信号を生成する場合と比べ、部分駆動用映像信号を生成する部分の小型化が図られる。
本発明の液晶表示装置によれば、R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に基づいて第1の色変換処理を行うことによって、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成した後、これら4色に対応する画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号に基づいて発光パターン信号を生成するようにしたので、発光パターン信号を生成する部分の小型化を図ることができると共に、信号レベルを低減しつつ表示輝度を保持することができる。また、入力映像信号と発光パターン信号とに基づいてR,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号を生成した後、この3色に対応する部分駆動用原信号に対して第2の色変換処理を行うことによって、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号を生成するようにしたので、部分駆動用映像信号を生成する部分の小型化を図ることができる。よって、部分発光動作を行う光源部を用いて映像表示を行う際に、低コスト化および低消費電力化の両立を実現することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置の全体構成を表すブロック図である。 図1に示した画素のサブ画素構造例を表す平面模式図である。 図2に示した各サブ画素の詳細構成例を表す回路図である。 図1に示した液晶表示装置における部分発光領域および部分照射領域の一例を模式的に表す分解斜視図である。 図1に示した部分駆動化処理部の詳細構成を表すブロック図である。 図5に示したRGB/RGBZ変換部422Aの詳細構成を表すブロック図である。 RGB/RGBZ変換部における変換動作の一例について説明するための模式図である。 RGB/RGBZ変換部における変換動作の他の例について説明するための模式図である。 図5に示したRGB/RGBZ変換部422Bの詳細構成を表すブロック図である。 図1に示した液晶表示装置におけるバックライトの部分発光動作の概要を表す模式図である。 図1に示した液晶表示装置におけるバックライトの部分発光動作の概要を説明するための模式波形図である。 比較例1に係る液晶表示装置における部分駆動化処理部の構成を表すブロック図である。 比較例2に係る液晶表示装置における部分駆動化処理部の構成を表すブロック図である。 第2の実施の形態に係る液晶表示装置の全体構成を表すブロック図である。 図14に示した画素のサブ画素構造例を表す平面模式図である。 図14に示した部分駆動化処理部の詳細構成を表すブロック図である。 図16に示したRGB/RGBW変換部422Cの詳細構成を表すブロック図である。 RGB/RGBW変換部における変換動作の一例について説明するための模式図である。 図16に示したRGB/RGBW変換部422Dの詳細構成を表すブロック図である。 本発明の変形例に係るバックライトにおける部分発光動作を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態(RGBZパネルにおける部分発光動作を用いた映像表示の例)
2.第2の実施の形態(RGBWパネルにおける部分発光動作を用いた映像表示の例)
3.変形例(エッジライト型のバックライトの例等)
<第1の実施の形態>
[液晶表示装置1の全体構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置(液晶表示装置1)の全体のブロック構成を表すものである。
液晶表示装置1は、外部から入力される入力映像信号Dinに基づいて映像表示を行うものである。この液晶表示装置1は、液晶表示パネル2、バックライト3(光源部)、映像信号処理部41、部分駆動化処理部42、タイミング制御部43、バックライト駆動部50、データドライバ51およびゲートドライバ52を有している。これらのうち、映像信号処理部41、部分駆動化処理部42、タイミング制御部43、バックライト駆動部50、データドライバ51およびゲートドライバ52が、本発明における「表示制御部」の一具体例に対応している。
液晶表示パネル2は、後述するバックライト3から射出された光を入力映像信号Dinに基づいて変調することにより、この入力映像信号Dinに基づく映像表示を行うものである。この液晶表示パネル2は、全体としてマトリクス状に配列された複数の画素20を有している。
図2(A),(B)はそれぞれ、各画素20におけるサブ画素(サブピクセル)構造例を平面模式図で表わしたものである。各画素20は、赤(R)色に対応するサブ画素20Rと、緑(G)色に対応するサブ画素20Gと、青(B)色に対応するサブ画素20Bと、これらの3色よりも高輝度を示す色(Z)のサブ画素20Zとを有している。この高輝度を示す色(Z)としては、例えば黄(Y)や白(W)等が挙げられるが、本実施の形態では、これらの上位概念としての色(Z)として説明する。これらR,G,B,Zの4色のサブ画素20R,20G,20B,20Zのうち、R,G,Bの3色に対応するサブ画素20R,20G,20Bには、R,G,Bの各色に対応するカラーフィルタ24R,24G,24Bが配設されている。すなわち、Rに対応するサブ画素20RにはRに対応するカラーフィルタ24Rが配設され、Gに対応するサブ画素20GにはGに対応するカラーフィルタ24Gが配設され、Bに対応するサブ画素20BにはBに対応するカラーフィルタ24Bが配設されている。一方、Zのサブ画素20Zでは、例えばZ=Yの場合にはYに対応するカラーフィルタ(図中に示したカラーフィルタ24Z)が配設される。ただし、詳細は後述の第2の実施の形態にて説明するが、Z=Wの場合、このサブ画素20Zにはカラーフィルタは配設されてないようになっている。
ここで、図2(A)に示した例では、画素20内において、4つのサブ画素20R,20G,20B,20Zが、この順に一列に(例えば水平(H)方向に沿って)並んで配置されている。一方、図2(B)に示した例では、画素20内において、4つのサブ画素20R,20G,20B,20Zが、2行×2列でマトリクス状(格子状)に配置されている。ただし、画素20内における4つのサブ画素20R,20G,20B,20Zの配置構成は、これらの例には限られず、他の配置構成としてもよい。
本実施の形態の画素20では、このような4色のサブ画素構造となっていることにより、詳細は後述するが、従来のR,G,Bの3色のサブ画素構造の場合と比べ、映像表示の際の輝度効率を向上させることが可能となっている。すなわち、映像表示の際のバックライト3の輝度レベルを低減しつつ表示輝度を保持することができるため、従来の3色のサブ画素構造の液晶表示装置と比べて低消費電力化を図ることが可能となっている。
図3は、各サブ画素20R,20G,20B,20Z内の画素回路の回路構成例を表したものである。各サブ画素20R,20G,20B,20Zは、液晶素子22、TFT素子21および補助容量素子23を有している。各サブ画素20R,20G,20B,20Zには、駆動対象の画素を線順次で選択するためのゲート線Gと、駆動対象の画素に対して映像電圧(後述するデータドライバ51から供給される映像電圧)を供給するためのデータ線Dと、補助容量線Csとが接続されている。
液晶素子22は、データ線DからTFT素子21を介して一端に供給される映像電圧に応じて、表示動作を行うものである。この液晶素子22は、例えばVA(Vertical Alignment)モードやTN(Twisted Nematic)モードの液晶よりなる液晶層(図示せず)を、一対の電極(図示せず)で挟み込んだものである。液晶素子22における一対の電極のうちの一方(一端)は、TFT素子21のドレインおよび補助容量素子23の一端に接続され、他方(他端)は接地されている。補助容量素子23は、液晶素子22の蓄積電荷を安定化させるための容量素子である。この補助容量素子23の一端は、液晶素子22の一端およびTFT素子21のドレインに接続され、他端は補助容量線Csに接続されている。TFT素子21は、液晶素子22および補助容量素子23の一端同士に対し、映像信号D1に基づく映像電圧を供給するためのスイッチング素子であり、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor−Field Effect Transistor)により構成されている。このTFT素子21のゲートはゲート線G、ソースはデータ線Dにそれぞれ接続されると共に、ドレインは液晶素子22および補助容量素子23の一端同士に接続されている。
バックライト3は、液晶表示パネル2に対して光を照射する光源部であり、例えば発光素子として、CCFLやLEDなどを用いて構成されている。バックライト3は、後述するように、入力映像信号Dinの内容(映像パターン)に応じた発光駆動がなされるようになっている。
このバックライト3はまた、例えば図4に示したように、互いに独立して制御可能であるように構成された複数の部分発光領域36(部分発光部)を有している。すなわち、このバックライト3は、部分駆動方式のバックライトにより構成されている。具体的には、バックライト3は、複数の光源が2次元的に配列されることにより複数の部分発光領域36を有している。これにより、バックライト3は、面内方向に発光領域が縦n×横m=K個(n,m=2以上の整数)に分割されている。なお、この分割数は、上記した液晶表示パネル2における画素20よりも低解像度のものとなっている。また、図4に示したように、液晶表示パネル2には、各部分発光領域36に対応する複数の部分照射領域26が形成されるようになっている。
バックライト3は、入力映像信号Dinの内容(映像パターン)に応じて、部分発光領域36ごとに独立した発光制御が可能とされている。また、バックライト3における光源は、ここでは、赤色光を発する赤色LED3Rと、緑色光を発する緑色LED3Gと、青色光を発する青色LED3Bとの各色のLEDを組み合わせて構成されている。ただし、光源として用いられるLEDの種類としてはこれには限られず、例えば白色光を発する白色LEDを用いるようにしてもよい。なお、各部分発光領域36には、このような光源が少なくとも1つずつ配置されている。
映像信号処理部41は、R,G,Bの3原色に対応する画素信号からなる入力映像信号Dinに対して、例えば高画質化のための所定の画像処理(例えば、シャープネス処理やガンマ補処理など)を行うものである。これにより、R,G,Bの3色に対応する画素信号からなる映像信号D1(R用の画素信号D1r,G用の画素信号D1g,B用の画素信号D1b)が生成されるようになっている。
部分駆動化処理部42は、映像信号処理部41から供給される映像信号D1(D1r,D1g,D1b)に対して所定の部分駆動化処理を行うものである。これにより、バックライト3における部分発光領域36単位での発光パターンを示す発光パターン信号BL1と、部分駆動用映像信号D5(R用の画素信号D5r,G用の画素信号D5g,B用の画素信号D5b,Z用の画素信号D5z)とをそれぞれ生成するようになっている。なお、この部分駆動化処理部42の詳細構成については後述する(図5〜図9)。
タイミング制御部43は、バックライト駆動部50、ゲートドライバ52およびデータドライバ51の駆動タイミングを制御すると共に、部分駆動化処理部42から供給される部分駆動用映像信号D5をデータドライバ51へ供給するものである。
ゲートドライバ52は、タイミング制御部43によるタイミング制御に従って、液晶表示パネル2内の各画素20(各サブ画素20R,20G,20B,20Z)を、前述したゲート線Gに沿って線順次駆動するものである。一方、データドライバ51は、液晶表示パネル2の各画素20(各サブ画素20R,20G,20B,20Z)へそれぞれ、タイミング制御部43から供給される、部分駆動用映像信号D5に基づく映像電圧を供給するものである。すなわち、サブ画素20RにはR用の画素信号D5rを供給し、サブ画素20GにはG用の画素信号D5gを供給し、サブ画素20BにはB用の画素信号D5bを供給し、サブ画素20ZにはZ用の画素信号D5zを供給する。具体的には、データドライバ51は、部分駆動用映像信号D5に対してD/A(デジタル/アナログ)変換を施すことにより、アナログ信号である映像信号(上記映像電圧)を生成し、各画素20(各サブ画素20R,20G,20B,20Z)へ出力する。このようにして、部分駆動用映像信号D5に基づく表示駆動が、液晶表示パネル2内の各画素20(各サブ画素20R,20G,20B,20Z)に対してなされるようになっている。
バックライト駆動部50は、タイミング制御部43によるタイミング制御に従って、部分駆動化処理部42から出力される発光パターン信号BL1に基づく、バックライト3内の各部分発光領域36に対する発光駆動(点灯駆動)を行うものである。
[部分駆動化処理部42の詳細構成]
次に、図5〜図9を参照して、部分駆動化処理部42の詳細構成について説明する。図5は、部分駆動化処理部42のブロック構成を表したものである。この部分駆動化処理部42は、低解像度化処理部421、RGB/RGBZ変換部422A(第1の色変換部),422B(第2の色変換部)、BLレベル算出部423(発光パターン生成部)、拡散部424およびLCDレベル算出部425(映像信号生成部)を有している。
低解像度化処理部421は、映像信号D1に対して所定の低解像度化処理を行うことにより、前述した発光パターン信号BL1の基となる映像信号D2(低解像度化信号)を生成するものである。具体的には、画素20単位の輝度レベル信号(画素信号D1r,D1g,D1b)により構成される映像信号D1を、画素20と比べて低解像度である部分発光領域36単位での輝度レベル信号に再構成する。これにより、映像信号D2(R用の画素信号D2r,G用の画素信号D2g,B用の画素信号D2b)が生成されるようになっている。この際、低解像度化処理部421は、各部分発光領域36内の複数の画素信号から所定の特徴量(例えば、輝度レベルの最大値や平均値、それらの合成値など)を抽出することにより、再構築を行うようになっている。
RGB/RGBZ変換部422Aは、R,G,Bの3色に対応する映像信号D2(画素信号D2r,D2g,D2b)に対して、RGB/RGBZ変換処理(第1の色変換処理)を行うものである。これにより、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号が生成されるようになっている。また、このRGB/RGBZ変換部422Aは、このようにして生成された4色の画素信号のうち、R,G,Bの3色に対応する画素信号D3r,D3g,D3bを、映像信号D3として選択的に出力するようになっている。なお、このRGB/RGBZ変換部422Aの詳細構成については後述する(図6)。
BLレベル算出部423は、RGB/RGBZ変換部422Aから出力される映像信号D3(D3r,D3g,D3b)に基づいて、部分発光領域36ごとの発光輝度レベルを算出し、発光パターン信号BL1を生成するものである。具体的には、部分発光領域36ごとに映像信号D3の輝度レベルを解析することにより、各領域の輝度レベルに応じた発光パターンを得るようになっている。
拡散部424は、BLレベル算出部423から出力される発光パターン信号BL1に対して所定の拡散処理を行い、拡散処理後の発光パターン信号BL2をLCDレベル算出部425へ出力するものである。これにより、部分発光領域36単位の信号から、画素20単位の信号への変換がなされるようになっている。この拡散処理は、バックライト3内の実際の光源(ここでは各色のLED)における輝度分布(光源からの光の拡散分布)を考慮してなされる処理である。
LCDレベル算出部425は、映像信号D1(D1r,D1g,D1b)と、拡散処理後の発光パターン信号BL2とに基づいて、部分駆動用原信号D4(R用の画素信号D4r,G用の画素信号D4g,B用の画素信号D4b)を生成するものである。具体的には、映像信号D1の信号レベルを拡散処理後の発光パターン信号BL2で除算することにより、部分駆動用原信号D4を生成している。詳細には、LCDレベル算出部425は以下の(1)〜(3)式を用いて、部分駆動用原信号D4を生成するようになっている。
D4r=(D1r/BL2) ……(1)
D4g=(D1g/BL2) ……(2)
D4b=(D1b/BL2) ……(3)
ここで、上記(1)〜(3)式により、原信号(映像信号D1)=(発光パターン信号BL2×部分駆動用原信号D4)という関係が得られる。このうち、(発光パターン信号BL2×部分駆動用原信号D4)の物理的意味は、ある発光パターンで点灯されたバックライト3における各部分発光領域36の画像イメージに、部分駆動用原信号D4の画像イメージを重ね合わせるというものである。これにより、詳細は後述するが、液晶表示パネル2における透過光の明暗分布を相殺し、本来の表示(原信号による表示)を目視することと等価となる。
RGB/RGBZ変換部422Bは、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号D4(D4r,D4g,D4b)に対して、RGB/RGBZ変換処理(第2の色変換処理)を行うものである。これにより、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号D5(D5r,D5g,D5b,D5z)が生成されるようになっている。なお、このRGB/RGBZ変換部422Bの詳細構成については後述する(図9)。
ここで、以下詳述するRGB/RGBZ変換部422A,422Bにおける動作(RGB/RGBZ変換処理)の特性は、基本的には互いに同一のものとなっている。ただし、RGB/RGBZ変換部422Bにより生成される部分駆動用映像信号D5は、画素20(サブ画素20R,20G,20B,20Z)単位での高解像度のデータであり、また直接目に見えるデータである。このため、RGB/RGBZ変換部422Bの性能は高性能なものである必要があり、このRGB/RGBZ変換部422Bの回路規模は相対的に大きくなる傾向がある。一方、RGB/RGBZ変換部422Aについては、以下の理由(A)〜(C)により、RGB/RGBZ変換部422Bよりも性能が低いものでよく、回路規模が相対的に小さなもので済むようになっている。
(A)RGB/RGBZ変換部422Aにより生成される映像信号3は、部分発光領域36単位での低解像度(例えば、100個程度)のデータであること。
(B)この映像信号D3は、BLレベル算出部423において発光パターン信号BL1を生成するために用いられるものであり、直接目に見えることがないデータであること。
(C)前述した(1)〜(3)式により、発光パターン信号BL1の特性と部分駆動用原信号D4との積では、液晶表示パネル2における透過光の明暗分布が相殺され、本来の表示(原信号による表示)を目視することと等価となること。すなわち、目視画像では、バックライト3側での影響はキャンセルされ、無関係になること。
(RGB/RGBZ変換部422A)
図6は、上記したRGB/RBGZ変換部422Aのブロック構成を表したものである。このRGB/RGBZ変換部422Aは、Z1算出部422A1、Z1算出部422A2、Min選択部422A3、乗算部422A4R,422A4G,422A4B、減算部422A5R,422A5G,422A5Bおよび乗算部422A6R,422A6G,422A6Bを有している。RGB/RGBZ変換部422Aは、前述したように、R,G,Bの3色に対応する映像信号D2(D2r,D2g,D2b)に基づいて、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成する。そして、これらの4色の画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号D3r,D3g,D3bを、映像信号D3として選択的に出力する。ここでは、入力信号である画素信号D2r,D2g,D2bをそれぞれ、R0,G0,B0と、出力信号である画素信号D3r,D3g,D3bをそれぞれ、R1,G1,B1と、Zに対応する画素信号をZ1として説明する。
ここで、RGB/RBGZ変換部422Aにおける各ブロックの説明の前に、図7を参照して、このRGB/RGBZ変換部422Aからの出力信号(映像信号D3)が、R,G,B,Zの4色ではなく、R,G,Bの3色に対応するものでもよい理由について説明する。すなわち、これらの3色に対応する映像信号D3に基づいて生成される発光パターン信号BL1を用いて映像表示を行っても、4色のサブ画素構造による低消費電力化の効果が得られることの理由について説明する。
まず、サブ画素20R,20G,20B,20Zによる4色のサブ画素構造を用いる理由は、サブ画素20Zにおける高輝度特性(サブ画素20R,20G,20Bよりも高い輝度を示すこと)を利用した、映像表示の際の低消費電力化(輝度効率の向上)である。したがって、R,G,B,Zの4色のサブ画素構造において、R,G,Bの3色のサブ画素構造の場合と同一の輝度を実現しようとすると、各色用の映像信号の輝度レベルは、3色のサブ画素構造の場合と比べて小さくなる。具体的には、例えば図7(A)中の矢印で示したように、RGB/RGBZ変換処理前の画素信号R0,G0,B0の輝度レベルと比べ、RGB/RGBZ変換処理後の画素信号R1,G1,B1の輝度レベルはそれぞれ小さくなる。
一方で、例えば図2に示したように、4色のサブ画素構造では、サブ画素20Zが追加配置されていることに起因して、各サブ画素20R,20G,20Bの面積は、3色のサブ画素構造の場合と比べて小さくなる。このため、サブ画素20Zにおける高輝度特性を利用することができない場合には、逆に、画素信号R0,G0,B0の輝度レベルと比べ、画素信号R1,G1,B1の輝度レベルのほうが大きくなる。図7(B)は、この場合の一例を示したものであり、サブ画素20Zが白(W)のサブ画素である場合において、画素信号R0,G0,B0が赤単色信号である(画素信号R0においてのみ有効な(0ではない)輝度レベルが存在する)例を示している。ここで、白(W)は、R,G,Bの輝度レベルが同一であるときに表現される色であるため、このように画素信号R0,G0,B0が赤単色信号である場合、白のサブ画素を利用して、画素信号R1,G1,B1の輝度レベルを下げることはできない。したがって、この場合には、サブ画素20Rの面積が、3色のサブ画素構造の場合と比べて上記のように相対的に小さくなっている分、図7(B)中の矢印で示したように、画素信号R0の輝度レベルよりも画素信号R1の輝度レベルのほうを大きくする必要が生じる。
これらのことから、4色のサブ画素構造では、各サブ画素20R,20G,20Bの面積が小さくなる分、3色のサブ画素構造の場合と同一輝度を実現しようとすると、単純には、画素信号R0,G0,B0よりも画素信号R1,G1,B1の輝度レベルを大きくする必要がある。ただし、図7(A)に示したように、サブ画素20Zにおける高輝度特性を利用することができる場合には、画素信号R0,G0,B0の輝度レベルの一部を画素信号Z1の輝度レベルに分配することにより、画素信号R1,G1,B1の輝度レベルを小さくすることができる。すなわち、画素信号R1,G1,B1,Z1それぞれの輝度レベルを、画素信号R0,G0,B0の輝度レベルの最大値よりも低く抑えることが可能となる。
ただし、このときの画素信号Z1への分配量を大きくしすぎると、例えば図7(A)において、画素信号R1,G1,B1の輝度レベルよりも画素信号Z1の輝度レベルのほうが大きくなってしまう。ここで、BLレベル算出部423では、画素信号D3r,D3g,D3b(R1,G1,B1)に基づいて発光パターン信号BL1を生成する際に、各部分発光領域36における画素信号の最大値を用いる場合が多い。したがって、以下の(4)式を満たすこと、すなわち、画素信号Z1の輝度レベルが画素信号R1,G1,B1の輝度レベルのうちの最大値よりも小さい、という条件を満たすようにすれば、映像信号D3)がR,G,Bの3色に対応するものでもよいことが分かる。すなわち、これらの3色に対応する映像信号D3に基づいて生成される発光パターン信号BL1を用いて映像表示を行っても、4色のサブ画素構造による低消費電力化の効果が得られることが分かる。
Z1≦Max(R1,G1,B1) ……(4)
続いて、図8を参照して、RGB/RBGZ変換部422A全体におけるRGB/RGBZ変換処理の際の算出式について説明する。
まず、図8(A),(B)に示したように、RGB/RGBZ変換処理前の画素信号R0,G0,B0の輝度レベルと、RGB/RGBZ変換処理後の画素信号R1,G1,B1,Z1の輝度レベルとの間で、以下の関係((5),(6)式)が成り立つものとする。すなわち、図8(A)に示したように、(R0,G0,B0)=(Xr,Xg,Xb)のとき、(R1,G1,B1,Z1)=(0,0,0,Xz)となるものとする。また、図8(B)に示したように、(R0,G0,B0)=(1,1,1)のとき、(R1,G1,B1,Z1)=(kr,kg,kb,0)となるものとする。なお、Xr=Xg=Xbのときは、サブ画素20Zが白(W)のサブ画素となっている場合に相当する。また、バックライト3におけるスペクトラムが、従来のR,G,Bの3色のサブ画素構造の場合と同じであり、かつ各サブ画素20R,20G,20B,20Zの幅(サブピクセル幅)が互いに同一となっている場合には、kr=kg=kbとなる。
(R0,G0,B0)=(Xr,Xg,Xb)
⇒(R1,G1,B1,Z1)=(0,0,0,Xz) ……(5)
(R0,G0,B0)=(1,1,1)
⇒(R1,G1,B1,Z1)=(kr,kg,kb,0) ……(6)
ここで、上記(5),(6)式を用いて、RGB/RGBZ変換処理後の画素信号R1,G1,B1の輝度レベルを表すと、それぞれ、以下(7)〜(9)式のようになる。なお、画素信号R1,G1,B1の輝度レベルは、マイナス(負)の値には設定できないことから、これらの(7)〜(9)式に加え、(R1,G1,B1)≧0という条件も必要である。
Figure 2011242605
ここで、上記(7)〜(9)式を全て満たす場合におけるZ1の最大値が、最終的に生成されるZ1の候補値の1つとなる。その場合の候補値をZ1aとすると、このZ1aは、(7)〜(9)式における括弧内の値が0以上であるという条件を用いて求めることができ、以下の(10)式により規定される。一方、上記(4)式で示したように、Z1は、R1,G1,B1のうちの最大値よりも小さい、という条件を満たす必要がある。この条件により求められるZ1の候補値をZ1bとすると、このZ1bは以下のようにして求められる。すなわち、Z1b=Max(R1,G1,B1)とすると、Max(R1,G1,B1)=R1のときZ1b=R1,Max(R1,G1,B1)=G1のときZ1b=G1,Max(R1,G1,B1)=B1のときZ1b=B1となる。そして、これらの式を上記(7)〜(9)式に代入して求めると、Z1bは以下の(11)式により規定されることになる。
Figure 2011242605
ここで、上記(11)式により求められたZ1bを上記(7)〜(9)式中のZ1に代入したときに、これらの(7)〜(9)式が成立する場合には、そのときのZ1bが最終的に求められるZ1となる(最適に分配されたZ1となる)。この場合、そのときのZ1bは、上記(10)式により求められるZ1aに等しい値、もしくはそれよりも小さな値となっている。
一方、上記(11)式により求められたZ1bを上記(7)〜(9)式中のZ1に代入したときに、これらの(7)〜(9)式が成立しない場合、上記(10)式により求められるZ1aは、そのときのZ1bよりも小さな値となる。なぜならば、(7)〜(9)式が成立しないということは、R1,G1,B1のいずれかが負の値であることを意味しているからである。ここで、上記したように、(10)式により求められるZ1aは、(7)〜(9)式におけるR1,G1,B1の全てを正(プラス)の値とするものであることから、そのときのZ1aが(11)式により求められるZ1bよりも小さくなることは、(7)〜(9)式により明らかである。ただし、このとき、(7)〜(9)式中の係数kr,kg,kbの値が全て正であるものとする。以上により、RGB/RGBZ変換処理の際には、上記(10)式により求められるZ1aと、上記(11)式により求められるZ1bとのうちの小さいほうの値を、最終的なZ1として選択すればよいことが分かる。
次に、再び図6を参照して、以上の説明を踏まえつつ、RGB/RBGZ変換部422Aにおける各ブロックについて説明する。
Z1算出部422A1は、画素信号D2r,D2g,D2b(R0,G0,B0)に基づいて、上記(10)式を用いることにより、Z1の候補値であるZ1aを算出するものである。
Z1算出部422A2は、画素信号D2r,D2g,D2b(R0,G0,B0)に基づいて、上記(11)式を用いることにより、Z1の候補値であるZ1bを算出するものである。
Min選択部422A3は、Z1算出部422A1から出力されるZ1aと、Z1算出部422A2から出力されるZ1bとのうちの値の小さいほうを選択し、上記したように、最終的なZ1として出力するものである。
乗算部422A4Rは、Min選択部422A3から出力されるZ1と、予め設定された定数(Xr/Xz)とを乗算して出力するものである。乗算部422A4Gは、Min選択部422A3から出力されるZ1と、予め設定された定数(Xg/Xz)とを乗算して出力するものである。乗算部422A4Bは、Min選択部422A3から出力されるZ1と、予め設定された定数(Xb/Xz)とを乗算して出力するものである。
減算部422A5Rは、画素信号D2r(R0)から、乗算部422A4Rの出力値(乗算値)を減算して出力するものである。減算部422A5Gは、画素信号D2g(G0)から、乗算部422A4Gの出力値(乗算値)を減算して出力するものである。減算部422A5Bは、画素信号D2b(B0)から、乗算部422A4Bの出力値(乗算値)を減算して出力するものである。
乗算部422A6Rは、予め設定された定数krと、減算部422A5Rの出力値(減算値)とを乗算し、画素信号D3r(R1)として出力するものである。乗算部422A6Gは、予め設定された定数kgと、減算部422A5Gの出力値(減算値)とを乗算し、画素信号D3g(G1)として出力するものである。乗算部422A6Bは、予め設定された定数kbと、減算部422A5Bの出力値(減算値)とを乗算し、画素信号D3b(B1)として出力するものである。
(RGB/RGBZ変換部422B)
図9は、上記したRGB/RBGZ変換部422Bのブロック構成を表したものである。このRGB/RGBZ変換部422Bは、前述したように、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号D4(D4r,D4g,D4b)に対してRGB/RGBZ変換処理を行うことにより、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号D5(D5r,D5g,D5b,D5z)を生成する。したがって、算出されたZ1も画素信号D5zとして出力すること以外は、RGB/RGBZ変換部422Aと同様のブロック構成となっている。すなわち、RGB/RGBZ変換部422Bは、Z1算出部422A1、Z1算出部422A2、Min選択部422A3、乗算部422A4R,422A4G,422A4B、減算部422A5R,422A5G,422A5Bおよび乗算部422A6R,422A6G,422A6Bを有している。
[液晶表示装置1の作用・効果]
続いて、本実施の形態の液晶表示装置1の作用および効果について説明する。
(1.部分発光動作の概要)
この液晶表示装置1では、図1に示したように、まず、映像信号処理部41が入力映像信号Dinに対して所定の画像処理を行うことにより、映像信号D1(D1r,D1g,D1b)を生成する。次に、部分駆動化処理部42は、この映像信号D1に対して所定の部分駆動化処理を行う。これにより、バックライト3における部分発光領域36単位での発光パターンを示す発光パターン信号BL1と、部分駆動用映像信号D5(D5r,D5g,D5b,D5z)とが、それぞれ生成される。
次いで、このようにして生成された部分駆動用映像信号D5および発光パターン信号BL1はそれぞれ、タイミング制御部43へ入力される。このうち、部分駆動用映像信号D5は、タイミング制御部43からデータドライバ51へ供給される。データドライバ51は、この部分駆動用映像信号D5に対してD/A変換を施し、アナログ信号である映像電圧を生成する。そして、ゲートドライバ52およびデータドライバ51から出力される各画素20(各サブ画素20R,20G,20B,20Z)への駆動電圧によって表示駆動動作がなされる。これにより、部分駆動用映像信号D5(D5r,D5g,D5b,D5z)に基づく表示駆動が、液晶表示パネル2内の各画素20(各サブ画素20R,20G,20B,20Z)に対してなされる。
具体的には、図3に示したように、ゲートドライバ52からゲート線Gを介して供給される選択信号に応じて、TFT素子21のオン・オフ動作が切り替えられる。これにより、データ線Dと液晶素子22および補助容量素子23との間が選択的に導通される。その結果、データドライバ51から供給される部分駆動用映像信号D5に基づく映像電圧が液晶素子22へと供給され、線順次の表示駆動動作がなされる。
一方、発光パターン信号BL1は、タイミング制御部43からバックライト駆動部50へ供給される。バックライト駆動部50は、この発光パターン信号BL1に基づいて、バックライト3内の各部分発光領域36に対する発光駆動(部分駆動動作)を行う。
このとき、映像電圧が供給された画素20では、バックライト3からの照明光が液晶表示パネル2において変調され、表示光として出射される。これにより、入力映像信号Dinに基づく映像表示が、液晶表示装置1において行われる。
具体的には、例えば図10に示したように、バックライト3の各部分発光領域36による発光面イメージ71と、表示パネル2単独によるパネル面イメージ72とが物理的に重ね合わせられた(掛け算的に合成された)合成イメージ73が、液晶表示装置1全体として最終的に観察される映像となる。
また、部分駆動化処理部42へ入力される映像信号D1が、全体的に暗い(グレイレベルの)背景内に小さな明るい物体が存在する静止画像を表すものとなっている場合、部分発光動作は以下のようになる。
図11は、この場合における、液晶表示装置1における部分発光動作をタイミング図で模式的に表したものである。この図11において、(A)は映像信号D1を、(B)は発光パターン信号BL1を、(C)は発光パターン信号BL2を、(D)は部分駆動用原信号D4(=D1/BL2)を、それぞれ示している。また、(E)はバックライト3における実際の輝度分布(BL輝度分布)を、(F),(G)は実際に目視される画像(=D5×BL輝度分布)を、それぞれ示している。なお、(B)〜(F)において、横軸は、(A),(G)中のII−II線に沿った水平方向の画素位置を示している。また、(A),(G)において、縦軸は画面の縦方向(垂直方向)の画素位置を示し、(B)〜(F)において、縦軸はレベル軸を示している。この図11により、部分発光動作を用いた映像表示の際に、入力される映像信号D1の内容(画像)と、目視画像とが互いに一致していることが分かる。
(2.RGB/RGBZ変換処理を利用した映像表示に適合した部分発光動作)
次に、本発明の特徴的部分の1つである、RGB/RGBZ変換処理を利用した映像表示に適合した部分発光動作について、比較例(比較例1,2)と比較しつつ詳細に説明する。
(2−1.比較例1)
図12は、比較例1に係る液晶表示装置における部分駆動化処理部(部分駆動化処理部104)のブロック構成を表したものである。この比較例1の部分駆動化処理部104は、図5に示した本実施の形態の部分駆動化処理部42において、RGB/RGBZ変換部422Aを省く(設けない)と共に、RGB/RGBZ変換部422Bの配置位置を変更したものとなっている。具体的には、このフレームレート変換部422Bの配置位置が、部分駆動化処理部104内の最前段(低解像度化処理部422BおよびLCDレベル算出部425の前段)となっている。
この部分駆動化処理部104では、まず、RGB/RGBZ変換部422Bにおいて映像信号D1に対し、本実施の形態と同様にしてRGB/RGBZ変換処理を行う。これにより、そのようなRGB/RGBZ変換処理後の映像信号D102(R用の画素信号D102r,G用の画素信号D102g,B用の画素信号D102b,Z用の画素信号D102z)が生成される。次に、低解像度化処理部421は、この映像信号D102に対して低解像度化処理を行い、映像信号D103(R用の画素信号D103r,G用の画素信号D103g,B用の画素信号D103b,Z用の画素信号D103z)を生成する。次いで、BLレベル算出部423は、この映像信号D103に基づいて、部分発光領域36単位での発光パターンを示す発光パターン信号BL101を生成する。また、拡散部424では、BLレベル算出部422から出力される発光パターン信号BL101に対して拡散処理を行い、拡散処理後の発光パターン信号BL102をLCDレベル算出部425へ出力する。そして、LCDレベル算出部425は、上記したRGB/RGBZ変換処理後の映像信号D102と、拡散処理後の発光パターン信号BL102とに基づいて、部分駆動用映像信号D105(R用の画素信号D105r,G用の画素信号D105g,B用の画素信号D105b,Z用の画素信号D105z)を生成する。具体的には、LCDレベル算出部425は、本実施の形態と同様にして以下の(12)〜(14)式を用いることにより、映像信号D105を生成する。
D105r=(D102r/BL102) ……(12)
D105g=(D102g/BL102) ……(13)
D105b=(D102b/BL102) ……(14)
このように、この比較例1の部分駆動化処理部104では、まず、R,G,Bの3色に対応する映像信号D1に対してRGB/RGBZ変換処理を行い、R,G,B,Zの4色に対応する映像信号D102を生成する。そして、この4色に対応する映像信号D2に基づいて、4色に対応する発光パターン信号BL101および部分駆動用映像信号D105をそれぞれ生成している。したがって、この部分駆動化処理部104では、従来のようにR,G,Bの3色の映像信号D1をそのまま用いて発光パターン信号および部分駆動用映像信号を生成する場合と比べ、回路規模等が増大してしまい、小型化を図ることが困難である。具体的には、低解像度化処理部421、BLレベル算出部423、拡散部424およびLCDレベル算出部425の回路規模等が増大してしまう。すなわち、R,G,B,Zの4色のサブ画素構造と部分発光動作とを組み合わせることにより、従来と比べて低消費電力化が図られるものの、低コスト化を図ることが困難である。
(2−2.比較例2)
一方、図13は、比較例2に係る液晶表示装置における部分駆動化処理部(部分駆動化処理部204)のブロック構成を表したものである。この比較例2の部分駆動化処理部204は、図5に示した本実施の形態の部分駆動化処理部42において、RGB/RGBZ変換部422Aを省く(設けない)と共に、RGB/RGBZ変換部422Bの配置位置を変更したものとなっている。具体的には、このフレームレート変換部422Bの配置位置が、LCDレベル算出部425の後段となっている。
この部分駆動化処理部204では、まず、低解像度化処理部421において、本実施の形態と同様にして映像信号D1に対して低解像度化処理を行い、映像信号D2を生成する。次に、BLレベル算出部422は、この映像信号D2に基づいて発光パターン信号BL201を生成する。また、拡散部424では、発光パターン信号BL201に対して拡散処理を行い、拡散処理後の発光パターン信号BL202をLCDレベル算出部425へ出力する。一方、LCDレベル算出部425は、映像信号D1と、拡散処理後の発光パターン信号BL202とに基づいて、映像信号D204(R用の画素信号D204r,G用の画素信号D204g,B用の画素信号D204b)を生成する。具体的には、LCDレベル算出部425は、本実施の形態と同様にして以下の(15)〜(17)式を用いることにより、映像信号D204を生成する。そして、RGB/RGBZ変換部422Bは、そのようにして生成された映像信号D204に対し、本実施の形態と同様にしてRGB/RGBZ変換処理を行う。これにより、部分駆動用映像信号D205(R用の画素信号D205r,G用の画素信号D205g,B用の画素信号D205b,Z用の画素信号D205z)が生成される。
D204r=(D1r/BL202) ……(15)
D204g=(D1g/BL202) ……(16)
D204b=(D1b/BL202) ……(17)
このように、この比較例2の部分駆動化処理部204では、上記比較例1とは逆に、まず、従来のようにR,B,Gの3色に対応する映像信号D1に基づいて、R,G,Bの3色に対応する発光パターン信号BL201および部分駆動用の映像信号D204をそれぞれ生成する。そして、この3色に対応する映像信号D204に対してRGB/RGBZ変換処理を行うことにより、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号D205を生成する。この部分駆動化処理部204では、R,B,Gの3色に対応する映像信号D1をそのまま用いて、この3色に対応する発光パターン信号BL201および部分駆動用映像信号が生成されるため、上記比較例1とは異なり、回路規模等の増大を招くことはない。すなわち、従来のものと比べ、低解像度化処理部421、BLレベル算出部423、拡散部424およびLCDレベル算出部425の回路規模等が増大することはない(従来のものをそのまま用いることが可能である)。部分駆動用映像信号D205に関しては、R,G,B,Zの4色のサブ画素構造に対応したものとなっているため、この部分駆動用映像信号D205については信号レベルを低減することができる。したがって、従来のR,G,Bの3色のサブ画素構造による映像表示の場合と比べ、ある程度の低消費電力化を図ることも可能である。
しかしながら、この比較例2では、発光パターン信号BL201については、R,G,Bの3色に対応する映像信号D1をそのまま用いて生成されたものとなっている。すなわち、発光パターン信号BL201は、R,G,Bの3色に対応したものとなっている。このため、例えば上記比較例1のように、R,G,B,Zの4色に対応する映像信号(画素信号)に基づいて生成された発光パターン信号を用いた場合と比べ、映像表示の際の輝度効率の向上効果が不十分となり、低消費電力化を図るのにも不十分となってしまう。すなわち、この比較例2は、小型化を図って低コスト化を実現することは可能であるものの、低消費電力化を図ることが困難である。
(2−3.実施の形態の部分発光動作)
これに対して本実施の形態では、部分駆動化処理部42において、R,G,Bの3色に対応する映像信号D1に基づいてRGB/RGBZ変換処理を行うことにより、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号D3r,D3g,D3b,Z1を生成する。そして、これら4色に対応する画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号D3r,D3g,D3bに基づいて、発光パターン信号BL1を生成する。これにより、上記比較例1のように、R,G,B,Zの4色に対応する映像信号を用いて発光パターン信号を生成する場合と比べ、発光パターン信号を生成する部分(ここでは、低解像度化処理部421およびBLレベル算出部423)の小型化が図られる。換言すると、従来のものと比べ、低解像度化処理部421およびBLレベル算出部423の回路規模等が増大することはない(従来のものをそのまま用いることが可能となる)。また、R,G,Bの3色よりも高輝度を示す色(Z)に対応する画素信号Z1を生成するRGB/RGBZ変換処理がなされることにより得られた4色に対応する画素信号の一部(R,G,Bの3色に対応する画素信号D3r,D3g,D3b)を用いて、発光パターン信号BL1が生成される。このため、上記比較例2のようにRGB/RGBZ変換処理を行わずに発光パターン信号を生成する場合と比べ、信号レベルを低減しつつ表示輝度が保持される。
また、本実施の形態では、部分駆動化処理部42において、R,G,Bの3色に対応する映像信号D1と、上記した発光パターン信号BL1とに基づいて、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号D4を生成する。そして、この3色に対応する部分駆動用原信号D4に対してRGB/RGBZ変換処理を行うことにより、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号D5を生成する。これにより、上記比較例1のように、映像信号D1に対してRGB/RGBZ変換処理を行ってR,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成した後にこの4色に対応する画素信号を用いて部分駆動用映像信号を生成する場合と比べ、部分駆動用映像信号を生成する部分の小型化が図られる。具体的には、ここでは拡散部424およびLCDレベル算出部425の小型化が図られる。換言すると、従来のものと比べ、拡散部424およびLCDレベル算出部425の回路規模等を増大させることなく、RGBZの4色のサブ画素構造の部分駆動が実現される(従来のものをそのまま用いることが可能となる)。
以上のように本実施の形態では、部分駆動化処理部42において、R,G,Bの3色に対応する映像信号D1に基づいてRGB/RGBZ変換処理を行うことによって、R,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成した後、これら4色に対応する画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号D3r,D3g,D3bに基づいて、発光パターン信号BL1を生成するようにしたので、この発光パターン信号BL1を生成する部分の小型化を図ることができると共に、信号レベルを低減しつつ表示輝度を保持することができる。また、映像信号D1とこの発光パターン信号BL1とに基づいて、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号D4を生成した後、この3色に対応する部分駆動用原信号D4に対してRGB/RGBZ変換処理を行うことによって、R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号D5を生成するようにしたので、この部分駆動用映像信号D5を生成する部分の小型化を図ることができる。よって、部分発光動作を行う光源部を用いて映像表示を行う際に、低コスト化および低消費電力化の両立を実現することが可能となる。また、部分発光動作を行うことにより、従来の部分発光動作の際と同様の低消費電力化および黒輝度の改善を図ることも可能となる。更に、低解像度化処理部421、BLレベル算出部423、拡散部424およびLCDレベル算出部425として、従来のものをそのまま用いることができるため、効率の良い製品開発を行うことが可能となる。
また、部分駆動化処理部42において、R,G,Bの3色に対応する映像信号D1に対して所定の低解像度化処理を行うことによって、R,G,Bの3色に対応する映像信号D2(低解像度化信号)を生成した後、この映像信号D2に対してRGB/RGBZ変換処理を行うことによって、上記したR,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成するようにしたので、低解像度化された映像信号に対してRGB/RGBZ変換処理を行うことができ、低解像度化前の映像信号D1に対してRGB/RGBZ変換処理を行う場合と比べ、回路規模の増大を抑えることが可能となる。
<第2の実施の形態>
続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を適宜省略する。
[液晶表示装置1Aの全体構成]
図14は、本実施の形態に係る液晶表示装置(液晶表示装置1A)の全体のブロック構成を表すものである。この液晶表示装置1Aは、上記第1の実施の形態の液晶表示装置1において、画素20を有する液晶表示パネル2の代わりに、画素20−1を有する液晶表示パネル2Aを設けると共に、部分駆動化処理部42の代わりに部分駆動化処理部42Aを設けるようにしたものである。
図15(A),(B)はそれぞれ、液晶表示パネル2Aの各画素20−1における、サブ画素(サブピクセル)構造例を平面模式図で表わしたものであり、第1の実施の形態における図2(A),(B)にそれぞれ対応したものとなっている。各画素20−1は、第1の実施の形態と同様のR,G,Bの3色に対応するサブ画素20R,20G,20Bと、これらの3色よりも高輝度を示す白(W)のサブ画素20Wとを有している。すなわち、本実施の形態の画素20−1は、第1の実施の形態で説明したサブ画素20Zの一例として、Wに対応するサブ画素20Wを含んでいる。R,G,Bの3色に対応するサブ画素20R,20G,20Bには、第1の実施の形態と同様に、R,G,Bの各色に対応するカラーフィルタ24R,24G,24Bが配設されている。一方、Wに対応するサブ画素20Zにはカラーフィルタは配設されておらず、これにより高輝度を示すこと(輝度効率の向上)が可能となっている。
[部分駆動化処理部42Aの詳細構成]
図16は、部分駆動化処理部42Aのブロック構成を表したものである。この部分駆動化処理部42Aは、上記第1の実施の形態の部分駆動化処理部42において、RGB/RGBZ変換部422Aの代わりにRGB/RGBW変換部422Cを設けると共に、RGB/RGBZ変換部422Bの代わりにRGB/RGBW変換部422Dを設けるようにしたものである。
(RGB/RGBW変換部422C)
RGB/RGBW変換部422Cは、R,G,Bの3色に対応する映像信号D2(D2r,D2g,D2b)に対してRGB/RGBW変換処理(第1の色変換処理)を行い、R,G,B,Wの4色に対応する画素信号を生成する。そして、これらの4色の画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号D3r,D3g,D3bを、映像信号D3として選択的に出力するようになっている。
図17は、このRGB/RGBW変換部422Cのブロック構成を表したものである。RGB/RGBW変換部422Cは、W1算出部422C1、W1算出部422C2、Min選択部422C3、乗算部422C4R,422C4G,422C4B、減算部422C5R,422C5G,422C5Bおよび乗算部422C6R,422C6G,422C6Bを有している。ここでは、入力信号である画素信号D2r,D2g,D2bをそれぞれ、R0,G0,B0と、出力信号である画素信号D3r,D3g,D3bをそれぞれ、R1,G1,B1と、Wに対応する画素信号をW1として説明する。
ここで、RGB/RBGW変換部422Cにおける各ブロックの説明の前に、図18を参照して、このRGB/RBGW変換部422C全体におけるRGB/RGBW変換処理の際の算出式について説明する。なお、このRGB/RGBW変換処理の際の算出式は、第1の実施の形態で説明したRGB/RGBZ変換処理の際の算出式と基本的には同様のものとなっている。
まず、各サブ画素20R,20G,20B,20Wの幅(サブピクセル幅)は、画素20−1の幅(ピクセル幅)の1/4となる。したがって、R,G,Bの3色のサブ画素構造の場合(各サブ画素の幅がピクセル幅の1/3)と比べ、各サブ画素20R,20G,20B,20Wの面積が3/4に減少する。このため、本実施の形態のようなR,G,B,Wの4色のサブ画素構造において、サブ画素20Wを除くサブ画素20R,20G,20Bのみで、従来の3色のサブ画素構造の場合と同一の輝度レベルを実現する場合、以下のようになる。すなわち、例えば図18(A)に示したように、(R0,G0,B0)=(1,0,0)の場合には、(R1,G1,B1,W1)=(4/3,0,0,0)となり、4/3倍の輝度レベルが必要となる。また、逆に言うと、そのままの輝度レベルを用いた場合(ここでは、R1=1とした場合)、輝度レベルは3/4倍に減少してしまう。
また、上記したように、Wに対応するサブ画素20Wにはカラーフィルタが設けられていないため、このサブ画素20Wのみで、R,G,Bの3色に対応するサブ画素20R,20G,20Bにおいて合成される白色光と同一の輝度レベルを得ることが可能である。したがって、例えば図18(B)に示したように、(R0,G0,B0)=(1,1,1)の場合、(R1,G1,B1,W1)=(0,0,0,4/3)となる。
これらのことから、例えば図18(C)に示したように、(R0,G0,B0)=(1,1,1)の場合、(R1,G1,B1,W1)=(2/3,2/3,2/3,2/3)とすることができる。すなわち、従来のR,G,Bの3色のサブ画素構造の場合と同一の輝度レベルを、R,G,B,Wの4色のサブ画素構造では、各色とも2/3倍の輝度レベルで実現することができる。以上のことから、第1の実施の形態で説明したRGB/RGBZ変換に当てはめると、以下の(18),(19)式が成り立つ。
Xr=Xg=Xb=1,Xz=4/3 ……(18)
kr=kg=kb=4/3 ……(19)
また、第1の実施の形態で説明した(7)〜(9)式はそれぞれ、以下の(20)〜(22)式のように表わすことができる。また、Z1の候補値Z1a,Z1bを規定する(10),(11)式はそれぞれ、W1の候補値W1a,W1bを規定する式として、以下の(23),(24)式のように表わすことができる。
Figure 2011242605
Figure 2011242605
続いて、再び図17を参照して、以上の説明を踏まえつつ、RGB/RBGW変換部422Cにおける各ブロックについて説明する。
W1算出部422C1は、画素信号D2r,D2g,D2b(R0,G0,B0)に基づいて、上記(23)式を用いることにより、W1の候補値であるW1aを算出するものである。
W1算出部422C2は、画素信号D2r,D2g,D2b(R0,G0,B0)に基づいて、上記(24)式を用いることにより、W1の候補値であるW1bを算出するものである。
Min選択部422C3は、W1算出部422C1から出力されるW1aと、W1算出部422C2から出力されるW1bとのうちの値の小さいほうを選択し、最終的なW1として出力するものである。
乗算部422C4R,422C4G,422C4Bはそれぞれ、Min選択部422C3から出力されるW1と、予め設定された定数(3/4)とを乗算して出力するものである。
減算部422C5Rは、画素信号D2r(R0)から、乗算部422C4Rの出力値(乗算値)を減算して出力するものである。減算部422C5Gは、画素信号D2g(G0)から、乗算部422C4Gの出力値(乗算値)を減算して出力するものである。減算部422C5Bは、画素信号D2b(B0)から、乗算部422C4Bの出力値(乗算値)を減算して出力するものである。
乗算部422C6Rは、予め設定された定数(4/3)と、減算部422C5Rの出力値(減算値)とを乗算し、画素信号D3r(R1)として出力するものである。乗算部422C6Gは、予め設定された定数(4/3)と、減算部422C5Gの出力値(減算値)とを乗算し、画素信号D3g(G1)として出力するものである。乗算部422C6Bは、予め設定された定数(4/3)と、減算部422C5Bの出力値(減算値)とを乗算し、画素信号D3b(B1)として出力するものである。
(RGB/RGBW変換部422D)
RGB/RGBW変換部422Dは、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号D4(D4r,D4g,D4b)に対してRGB/RGBW変換処理(第2の色変換処理)を行うものである。これにより、R,G,B,Wの4色に対応する部分駆動用映像信号D5(D5r,D5g,D5b,D5w)が生成されるようになっている。したがって、算出されたW1も画素信号D5wとして出力すること以外は、上記したRGB/RGBW変換部422Cと同様のブロック構成となっている。
図19は、このRGB/RBGW変換部422Dのブロック構成を表したものである。このRGB/RGBZ変換部422Bは、W1算出部422C1、W1算出部422C2、Min選択部422C3、乗算部422C4R,422C4G,422C4B、減算部422C5R,422C5G,422C5Bおよび乗算部422C6R,422C6G,422C6Bを有している。
[液晶表示装置1Aの作用・効果]
このような構成により本実施の形態の液晶表示装置1Aでは、第1の実施の形態の液晶表示装置1と同様の作用により同様の効果を得ることが可能である。すなわち、部分発光動作を行う光源部を用いて映像表示を行う際に、低コスト化および低消費電力化の両立を実現すること等が可能となる。
また、本実施の形態の画素20−1は、第1の実施の形態で説明したサブ画素20Zの一例として、Wに対応するサブ画素20Wを含んでいるようにしたので、このサブ画素20Wにはカラーフィルタを設ける必要がなくなり、特に輝度効率の向上(低消費電力化)を図ることが可能となる。
<変形例>
以上、実施の形態をいくつか挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、低解像度化された後の映像信号に対してRGB/RGBZ変換処理(RGB/RGBW変換処理)を行う場合について説明したが、この場合には限られない。すなわち、場合によっては、低解像度化処理を行う前にRGB/RGB変換処理(RGB/RGBW変換処理)を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、バックライトが、光源として赤色LED、緑色LEDおよび青色LEDを含んで構成されている場合について説明したが、これらに加えて(またはこれらに代えて)、他の色光を発する光源を含んで構成するようにしてもよい。例えば、4色以上の色光によって構成した場合、色再現範囲を拡大し、より多彩な色を表現することが可能となる。
更に、上記実施の形態では、バックライト3が、いわゆる直下型のバックライト(光源部)である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、例えば図20(A)〜(C)に示したバックライト3−1〜3−3のような、いわゆるエッジライト型のバックライトにも適用することが可能である。具体的には、これらのバックライト3−1〜3−3は、光出射面を形成する例えば矩形状の導光板30と、この導光板30の側面(光出射面の側面)側に配設された複数の光源31とを含んで構成されている。詳細には、図20(A)に示したバックライト3−1では、矩形状の導光板30における対向する1対の側面(上下方向の側面)の各側に、複数(ここでは4つ)の光源31が配設されている。また、図20(B)に示したバックライト3−2では、矩形状の導光板30における対向する1対の側面(左右方向の側面)の各側に、複数(ここでは4つ)の光源31が配設されている。更に、図20(C)に示したバックライト3−3では、矩形状の導光板30における対向する2対の側面(上下左右方向の側面)の各側に、複数(ここでは4つ)の光源31が配設されている。このような構成によりバックライト3−1〜3−3では、互いに独立して制御可能な複数の部分発光領域36が、導光板30の光出射面上に形成されるようになっている。
加えて、上記実施の形態において説明した一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされるようになっている。このようなプログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体に予め記録してさせておくようにしてもよい。
1,1A…液晶表示装置、2,2A…液晶表示パネル、20,20−1…画素、20R,20G,20B,20Z,20W…サブ画素、21…TFT素子、22…液晶素子、23…補助容量素子、24R,24G,24B,24Z…カラーフィルタ、26…部分照射領域、3,3−1〜3−3…バックライト、3R…赤色LED、3G…緑色LED、3B…青色LED、30…導光板、31…光源、36…部分発光領域、41…映像信号処理部、42,42A…部分駆動化処理部、421…低解像度化処理部、422A,422B…RGB/RGBZ変換部、422C,422D…RGB/RGB変換部、423…BLレベル算出部、424…拡散部、425…LCDレベル算出部、43…タイミング制御部、50…バックライト駆動部、51…データドライバ、52…ゲートドライバ、71…発光面イメージ、72…パネル面イメージ、73…合成イメージ、Din…入力映像信号、D1(D1r,D1g,D1b),D3(D3r,D3g,D3b)…映像信号、D2(D2r,D2g,D2b)…映像信号(低解像度化信号)、D4(D4r,D4g,D4b)…部分駆動用原信号、D5(D5r,D5g,D5b,D5z,D5w)…部分駆動用映像信号、BL1,BL2…発光パターン信号、D…データ線、G…ゲート線、Cs…補助容量線。

Claims (6)

  1. 互いに独立して制御される複数の部分発光部を有する光源部と、
    各々が、赤(R),緑(G),青(B)の3色のサブ画素と、これらの3色よりも高輝度を示す色(Z)のサブ画素とを含んで構成された複数の画素を有し、前記光源部から前記部分発光部単位で射出された光を、前記R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に基づいて変調することにより映像表示を行う液晶表示パネルと、
    前記入力映像信号に基づいて、前記光源部における前記部分発光部単位での発光パターンを示す発光パターン信号と、前記R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号とをそれぞれ生成する部分駆動化処理部を有し、前記発光パターン信号を用いて前記光源部の各部分発光部に対する発光駆動を行うと共に、前記部分駆動用映像信号を用いて、前記液晶表示パネルにおける前記R,G,B,Zの各サブ画素に対する表示駆動を行う表示制御部と
    を備え、
    前記部分駆動化処理部は、
    前記R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に基づいて第1の色変換処理を行うことにより、前記R,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成すると共に、これら4色に対応する画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号に基づいて、前記発光パターン信号を生成し、
    前記R,G,Bの3色に対応する入力映像信号と、前記発光パターン信号とに基づいて、R,G,Bの3色に対応する部分駆動用原信号を生成すると共に、この3色に対応する部分駆動用原信号に対して第2の色変換処理を行うことにより、前記R,G,B,Zの4色に対応する部分駆動用映像信号を生成する
    液晶表示装置。
  2. 前記部分駆動化処理部は、
    前記R,G,Bの3色に対応する入力映像信号に対して所定の低解像度化処理を行うことにより、R,G,Bの3色に対応する低解像度化信号を生成すると共に、
    前記低解像度化信号に対して前記第1の色変換処理を行うことにより、前記R,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成する
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記部分駆動化処理部は、
    前記入力映像信号に対して前記低解像度化処理を行うことにより、前記低解像度化信号を生成する低解像度化処理部と、
    前記低解像度化信号に対して前記第1の色変換処理を行うことにより、前記R,G,B,Zの4色に対応する画素信号を生成すると共に、これら4色に対応する画素信号のうちのR,G,Bの3色に対応する画素信号を選択的に出力する第1の色変換部と、
    前記R,G,Bの3色に対応する画素信号に基づいて、前記発光パターン信号を生成する発光パターン生成部と、
    前記発光パターン信号に対して所定の拡散処理を行う拡散部と、
    前記入力映像信号と、前記拡散処理後の発光パターン信号とに基づいて、前記部分駆動用原信号を生成する映像信号生成部と、
    前記部分駆動用原信号に対して前記第2の色変換処理を行うことにより、前記部分駆動用映像信号を生成する第2の色変換部と
    を有する請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 各画素は、
    前記R,G,Bの3色のサブ画素と、
    前記Zのサブ画素としての白(W)のサブ画素とを含む
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記3色のサブ画素には、R,G,Bの各色に対応するカラーフィルタが配設される一方、前記Wのサブ画素には、カラーフィルタが配設されていない
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記光源部が、直下型またはエッジライト型の光源部である
    請求項1に記載の液晶表示装置。
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