JP2011242476A - フェルール固定機構、光源装置、画像提示装置及びプロジェクタ - Google Patents

フェルール固定機構、光源装置、画像提示装置及びプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤の硬化に伴う出射光の光量変化を低減可能な、フェルール固定機構、光源装置、画像提示装置及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】スリーブは、夫々に光ファイバが内蔵された第1フェルールと第2フェルールとを連結する。このスリーブは、スリーブの長手方向に沿って形成される第1貫通孔を有する。第1フェルールが第1貫通孔の一端に挿入され、第2フェルールが第1貫通孔の他端に挿入される。このスリーブは、第1フェルールの端面と第2フェルールの端面との中間位置であるフェルール対向位置と、第1貫通孔の一端及び他端の少なくとも一方との間に、スリーブの長手方向に沿う外周面から第1貫通孔へと貫通する第2貫通孔を有する。そして、第2貫通孔と前記外周面の一部とを覆う接着剤が、第2貫通孔を介して第1フェルール及び第2フェルールの少なくとも一方に接する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバ同士を光学的に接続する際に、光ファイバがそれぞれ内蔵されたフェルール同士を突き合わせた状態で接続するためのフェルール接続機構、光源装置、画像提示装置及びプロジェクタに関する。
従来、二次元的に走査された光をユーザの網膜に結像することで、使用者に画像を視認させる網膜走査ディスプレイが知られている。網膜走査ディスプレイにおいては、一般的に、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の各色に対応するLED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの光源から出射される3色の可視光が、1つの光軸上に合波される。合波された3色の可視光は、画像表示部に伝送される。画像表示部は、伝送された光を二次元的に走査して、使用者の瞳孔に入射する。この入射光が使用者の網膜上に結像することで、使用者は画像を視認する。
網膜走査ディスプレイにおいては、画像表示部に入射する光について、光量の調整が必要となる場合がある。特許文献1には、光を合波する構成において、光量を調整するための技術が開示される。特許文献1では、各色の光が入射して伝播する複数のコアとこれらのコアを被覆するクラッドとからなる光導波路において、コアの幾何学的形状の設定により、各光の光量が所定の比率となるように調整される。特許文献1に開示の技術によれば、光導波路を構成するコアの幾何学的形状に基づき、クラッドがコアを伝播する光を吸収することによる光の損失を積極的に利用することで、光量の調整が行われる。
また、特許文献2には、光ファイバ同士を光学的に接続する技術が開示される。特許文献2においては、スリーブに設けられた貫通孔の中間部に、光ファイバ素線が固定される。そして、2本の光ファイバが、貫通孔の両側から挿入される。挿入された2本の光ファイバの先端面は、固定された光ファイバ素線の両端面に当接する。そして、光ファイバ素線が固定されている部分の外周から貫通孔にかけて、横穴が設けられる。この横穴は、ニードル等を用いて貫通孔内に接着剤を注入するために用いられる。
特開2005−189385号公報 特開2003−14971号公報
例えば量産化を考えた場合、製造誤差や組み付け誤差を吸収する目的で、個々の装置ごとに光量調整が行えると、生産性の向上に役立つと考えられる。特許文献1に開示の技術では、光導波路を構成するコアの幾何学的形状の設定によって光量の調整が行われる。コアの幾何学的形状は定められているので、例えばさらに光量の調整が必要となった場合、特許文献1に開示の技術では対応が困難である。即ち、特許文献1に開示の技術では、個々の装置に応じて光量を調整することは困難である。また、特許文献2に開示の技術は、特性劣化や一時的断線の防止を目的としているので、そもそも光量調節のための構成が開示されていない。そのため、個々の装置ごとに光量調整が可能な新たな構成が望まれる。
スリーブには、一対の光ファイバが挿入される。この一対の光ファイバの端面間の距離は、結合効率に影響を与える。具体的には、一対の光ファイバの端面間の距離が長くなるほど、結合効率は低下、換言すれば、光量が減少する。この一対の光ファイバの端面間の距離と結合効率との関係は、光量調整に利用可能と考えられる。具体的に例示すると、一対の光ファイバからの出射光量を測定しながら一対のファイバの端面間の距離を変化させ、所望の出射光量となったときの端面間距離にてスリーブと一対の光ファイバとが固定する方法が考えられる。以下、図8を用いて具体的に説明を行う。
図8(A)に示されるように、円筒状のスリーブ400は、スリーブ400の長手方向に沿って設けられた、第1貫通孔401を有する。スリーブ400は、従来知られた、いわゆる精密スリーブである。貫通孔401の両端から、光ファイバ端部に設けられたフェルールが挿入される。以下、図8(B)を用いて、光源装置40においてスリーブ400がどの様に用いられるかを説明する。
光源装置40は、光源110、第1光ファイバ120、第1フェルール130、スリーブ400、第2フェルール140、第2光ファイバ150及び光出射部160を備える。
光源110は、所定の波長の光を出射する。例えば、LEDや、LDなどが光源110として用いられる。
第1光ファイバ120の一端は、光源110に対して光学的に接続される。第1光ファイバ120の他端には、第1フェルール130が設けられる。第1光ファイバ120は、一般的なシングルモードもしくはマルチモードの石英ガラス製光ファイバである。但し、光減衰ファイバ、偏波依存光ファイバ、クラッド部の屈折率を段階的に変化させた光ファイバ、グレーティングファイバ、光プラスチックファイバなど、様々な種類の光ファイバが、第1光ファイバ120として用いられても良い。
円筒状の第1フェルール130は、光ファイバ120の端部の径を拡大させる。第1フェルール130は、スリーブ400の貫通孔401に挿入されるための、円筒状の挿入部分131を有する。第1フェルール130の軸心部分には、第1光ファイバ120が挿入されるための、断面形状円形の貫通孔を有する。この貫通孔の軸心は、挿入部分131の軸心に一致するように形成される。そして、第1光ファイバ120の他端と第1フェルール130の端面とが一致するようにして、第1光ファイバ120がこの貫通孔に挿入される。第1フェルール130は、ジルコニアにより構成される。但し、ステンレス鋼等の金属により第1フェルール130が構成されても差し支えない。なお、第2フェルール140も、第1フェルール130と同一の形状を有する。そのため、第2フェルール140の説明は省略される。なお、第1フェルール130と第2フェルール140とを区別しない場合は、単にフェルールと表記される。
スリーブ400は、第1フェルール130と第2フェルール140とを連結する。第1貫通孔401の一端には、第1フェルール130の挿入部分131が挿入される。第1貫通孔401の他端には、第2フェルール140の挿入部分141が挿入される。換言すれば、第1フェルール130の端面と第2フェルール140の端面とは、第1貫通孔401の内部に置いて対向する。第1接着剤402は、スリーブ400の外周面の一部と挿入部分131の外周面の一部を覆うように、スリーブ400と第1フェルール130との境界部分に設けられる。この第1接着剤402によって、スリーブ400と第1フェルール130とが固定される。第2接着剤403は、スリーブ400の外周面の一部と挿入部分141の外周面の一部とを覆うように、スリーブ400と第2フェルール140との境界部分に設けられる。この第2接着剤403によって、スリーブ400と第2フェルール140とが固定される。
第2光ファイバ150の一端は、第2フェルール140の貫通孔に挿入される。第2光ファイバ150の他端は、光出射部160に光学的に接続される。第2光ファイバ150の構成は、第1光ファイバ120と同様である。そのため、第2光ファイバ150の説明は省略される。
光出射部160は、第2光ファイバ150からの光を出射する。具体的には、光出射部160は、所定の光学系を備える。この所定の光学系に入射した第2光ファイバ150からの光は、拡散光、平行光、又は集束光などの所望の状態に変換された上で、光出射部160から出射する。
図8(B)に示される光源装置において、第1フェルール130の端面と第2フェルール140の端面との間隔dlを変化させることで、光出射部160からの出射光の光量を調整することが考えられる。例えば、先ず、第1接着剤402によって第1フェルール130とスリーブ400とが固定される。次に、第2フェルール140が貫通孔401に挿入された状態で、光出射部160からの出射光の光量が、所定の測定器によって測定される。そして、間隔dlを変化させ、出射光の光量が所望の値となった場合に、第2接着剤403によって第2フェルール140とスリーブ400とが固定される。
一般的に、接着剤は、硬化する際に揮発成分が揮発することで、収縮する。接着剤が収縮すると、スリーブとフェルールとが、接着剤が設けられている方向に引っ張られる。図8(B)に示される光源装置においては、第1接着剤402がスリーブ400と第1フェルール130境界部分に設けられ、第2接着剤403がスリーブ400と第2フェルール140との境界部分に設けられる。そのため、接着剤が硬化することによって、スリーブ400とフェルールとの位置関係が変化する。図9を用いて、この位置関係の変化を説明する。第2接着剤403の硬化前において、スリーブ400と第2フェルール140との位置関係は、図9(A)に示される状態にある。このスリーブ400と第2フェルール140との位置関係は、例えば、図8(B)に示される間隔dlを変化させ、出射光の光量が所望の値となった状態である。その後、第2接着剤403が硬化すると、図9(B)に示されるように、第2接着剤403は、硬化前の状態(図9(B)において点線で示される)から収縮する。第2接着剤403は、スリーブ400と第2フェルール140との境界部分に設けられる。そして、第2フェルール140とスリーブ400とは、わずかにすきまばめとなるように構成される。そのため、第2フェルール140において第2接着剤403が設けられた箇所と、スリーブ400において第2接着剤403が設けられた箇所とは、第2接着剤403の収縮に伴い、互いに近づく方向に変位する。その結果、第2フェルール140は、貫通孔401の他端と挿入部分141との接点Fを中心として、第2フェルール140がスリーブ400の長手方向に対して反るように変位する。その結果、第2フェルール140から出射される光の出射方向、換言すれば、光軸が回転する。なお、図9(B)では参考のため、第2接着剤403が硬化する前の第2フェルール140の位置、即ち、図9(A)における第2フェルール140の位置が、破線で示される。同様に、第1フェルール130の挿入部分131がスリーブ400の長手方向に対して反るように変位することで、第1フェルール130の光軸も回転する。従って、第1フェルール130の光軸と第2フェルールの光軸との位置関係が、接着剤の硬化前後において変化する。従って、間隔dlを変化させることによって得られた所望の出射光の光量は、接着剤の硬化によって変化する。特に、第1フェルール130及び第2フェルール140の光軸が回転するので、出射光の光量は、大幅に変化、具体的には減少する。
本発明は、接着剤の硬化に伴う出射光の光量変化を低減可能な、フェルール固定機構、光源装置、画像提示装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面を反映した第1の課題解決手段は、光ファイバが内蔵された第1フェルール及び第2フェルールを、前記第1フェルールの端面と前記第2フェルールの端面が対向した状態で、前記第1フェルールと前記第2フェルールとを光学的に結合するフェルール固定機構であって、前記第1フェルールと前記第2フェルールとを連結するスリーブと、前記スリーブの一部と前記第1フェルールの一部とに設けられ、前記スリーブと前記第1フェルールとを固定する第1接着剤と、前記スリーブの一部と前記フェルールの一部とに設けられ、前記スリーブと前記第2フェルールとを固定する第2接着剤とを備え、前記スリーブは、前記スリーブの長手方向に沿って形成され、その一端に前記第1フェルールが挿入され、その他端に前記第2フェルールが挿入される第1貫通孔と、前記スリーブの長手方向に沿う外周面から前記第1貫通孔へと貫通する第2貫通孔とを有し、前記第2貫通孔は、前記スリーブの長手方向における前記第1フェルールの端面と前記第2フェルールの端面との中間位置であるフェルール対向位置と、前記第1貫通孔の一端との間に設けられ、前記第1接着剤は、前記第2貫通孔と前記外周面の一部とを覆い、前記第2貫通孔を介して前記第1フェルールに接する、ことを特徴とする。
第1の課題解決手段によれば、スリーブの長手方向に沿う外周面から第1貫通孔へと貫通する第2貫通孔が、フェルール対向位置と第1貫通孔の一端との間に設けられる。そして、第2貫通孔とスリーブの外周面の一部とを覆う第1接着剤が、第2貫通孔を介して第1フェルールに接する。第1接着剤が第2貫通孔を介して第1フェルールに接するので、第1接着剤が硬化した場合、第1フェルールは、第2貫通孔の方向、換言すればスリーブの動径方向に変位する。即ち、第1フェルールの外周面は、第1貫通孔の内壁に押しつけられる。従って、図9で説明したように、スリーブ400のような従来の精密スリーブが用いられる場合と比較して、第1接着剤が硬化しても、第1フェルールの光軸の回転が抑えられる。その結果、接着剤の硬化に伴う出射光の光量変化が低減される。
本発明の他の側面を反映した第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段に加えて、前記第2貫通孔は、前記外周面から前記第1貫通孔へと貫通する複数の貫通孔によって構成される。
第2の課題解決手段によれば、第2貫通孔は、外周面から第1貫通孔へと貫通する複数の貫通孔によって構成される。そのため、第1接着剤は、第2貫通孔であるこの複数の貫通孔を介して、第1フェルールに接する。第1接着剤と第1フェルールとの接触点数が複数となるので、接着強度が増加する。従って、第1接着剤が硬化した後において、第1フェルールと第2フェルールとの位置関係はより変動し難くなる。換言すれば、接着剤の硬化後においても、出射光の光量変化がより低減される。
本発明のさらに他の側面を反映した第3の課題解決手段は、第2の課題解決手段に加えて、前記複数の貫通孔は、前記第1フェルールを仮固定するための仮固定孔と、前記仮固定孔よりも大きな開口を有し、前記第1フェルールを本固定するための本固定孔とを有し、前記第1接着剤は、前記仮固定孔と前記外周面の一部とを覆い、前記仮固定孔を介して前記第1フェルールに接する仮固定接着剤と、前記仮固定接着剤が硬化された後に、前記本固定孔と前記外周面の一部とを覆い、前記本固定孔を介して前記第1フェルールに接する本固定接着剤とを有する。
第3の課題解決手段によれば、仮固定孔と外周面の一部とを覆う仮固定接着剤が、仮固定孔を介して第1フェルールに接する。そして、本固定孔を介して第1フェルールに接する本固定接着剤が、仮固定接着剤が硬化された後に、本固定孔と外周面の一部とを覆う。即ち、第1フェルールと第2フェルールとの位置関係が決められたときに、まず仮固定接着剤によって第1フェルールが固定される。仮固定孔の開口は本固定孔の開口よりも小さいので、仮固定接着剤の硬化に伴う第1フェルールと第2フェルールとの位置関係の変化がより抑えられる。そして、仮固定接着剤の硬化後に本固定接着剤が設けられるので、第1フェルールと第2フェルールとの位置関係を保ったまま、接着強度を増加することが可能となる。
本発明のさらに他の側面を反映した第4の課題解決手段は、第1〜第3の何れかの課題解決手段に加えて、前記第1及び前記第2接着剤は、化学反応型又は紫外線硬化型の接着剤である。
第4の課題解決手段によれば、化学反応型又は紫外線硬化型の接着剤が用いられる。これらの接着剤は、例えば常温硬化型の接着剤に比べて、短時間で硬化する。また、熱硬化型接着剤のように、硬化のために特定の雰囲気下に置かれる必要もない。そのため、例えば、出射光の光量を調整しながら、光量が所望の状態になったときに接着剤を硬化することが可能となる。従って、所望の出射光の光量を得ることが、より容易になる。
本発明のさらに他の側面を反映した第5の課題解決手段は、第1〜第4の課題解決手段に加えて、前記第2貫通孔はさらに、前記フェルール対向位置と、前記第1貫通孔の他端との間にも設けられ、前記第2接着剤は、前記第2貫通孔と前記外周面の一部とを覆い、前記第2貫通孔を介して、前記第2フェルールに接する。
第5の課題解決手段によれば、第2貫通孔が、フェルール対向位置と、第1貫通孔の他端との間にも設けられる。そのため、第2フェルールに関しても、第2接着剤が硬化した後の、光軸の回転が抑えられる。従って、第1接着剤及び第2接着剤の硬化後においても、出射光の光量変化がより低減される。
本発明のさらに他の側面を反映した第6の課題解決手段は、波長の異なる光束を出射する複数の発光素子を有する光源部と、前記複数の発光素子から出射される光を合波する合波部と、前記複数の発光素子の各々にその一方の端部が接続され、その他方の端部に前記第1フェルールを有し、前記複数の発光素子から射出される光が入射される複数の第1光ファイバと、前記複数の第1光ファイバに対応して設けられ、合波部にその一方の端部が接続され、その他方の端部に前記第2フェルールを有する複数の第2光ファイバと、前記複数の第1光ファイバと前記複数の第2光ファイバとを固定するための、第1〜第5の何れかの課題解決手段に記載のフェルール固定機構と、を備えることを特徴とする光源装置である。
第6の課題解決手段によれば、第1〜第5の何れかの課題解決手段によって得られるフェルール固定機構を用いた光源装置が得られる。この光源装置において、フェルール固定機構における接着剤の硬化による出射光の光量変化が低減される。そのため、複数の発光素子からの光を所望の光量比で合波可能な光源装置が得られる。
本発明のさらに他の側面を反映した第7の課題解決手段は、第6の課題解決手段に記載の光源装置と、前記光源装置からの光を二次元的に走査して画像を形成する光スキャナと、前記光スキャナによって走査された光を使用者の目に導く接眼光学系とを備える、ことを特徴する画像提示装置である。
第7の課題解決手段によれば、第6の課題解決手段によって得られる光源装置を用いた画像提示装置が得られる。複数の発光素子からの光が所望の光量で合波された光を用いて画像が提示されるので、所望の色を正確に再現可能な画像提示装置が得られる。
本発明のさらに他の側面を反映した第8の課題解決手段は、第6の課題解決手段に記載の光源装置と、前記光源装置からの光を二次元的に走査して画像を形成する光スキャナと、前記光スキャナによって走査された光を所定の被投影面に結像させるための結像光学系とを備える、ことを特徴するプロジェクタである。
第8の課題解決手段によれば、第6の課題解決手段によって得られる光源装置を用いた画像投影装置が得られる。複数の発光素子からの光が所望の光量で合波された光を用いて画像が提示されるので、所望の色を正確に再現可能なプロジェクタが得られる。
本発明によれば接着剤の硬化に伴う出射光の光量変化を低減可能な、フェルール固定機構、光源装置、画像提示装置及びプロジェクタを得ることができる。
(A)スリーブ100の形状を説明する図、(B)スリーブ100を用いた光源装置10の構成を説明する図。 (A)スリーブ100における、第1接着剤104の硬化前の状態を示す図、(B)スリーブ100における、第1接着剤104の硬化後の状態を示す図。 スリーブ100を用いた光源11の構成を説明する図。 光源11を用いた、網膜走査ディスプレイ1の構成を説明する図。 (A)スリーブ200の形状を説明する図、(B)スリーブ200を用いた光源装置20の構成を説明する図。 (A)スリーブ300の形状を説明する図、(B)スリーブ300を用いた光源装置30の構成を説明する図。 光源11を用いた、レーザプロジェクタ2の構成を説明する図。 (A)従来の精密スリーブである、スリーブ400の形状を説明する図、(B)スリーブ400を用いた光源装置40の構成を説明する図。 (A)スリーブ400における、第2接着剤403の硬化前の状態を示す図、(B)スリーブ400における、第2接着剤403の硬化後の状態を示す図。
本発明を反映した上記課題解決手段を実施するための実施形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。上記課題解決手段は以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に説明する各構成において、所定の構成を省略し、または他の構成などに置換してもよい。また、他の構成を含むようにしてもよい。
<第1実施形態>
[スリーブ100の構成]
図1(A)に示されるように、円筒状のスリーブ100は、前記したスリーブ400と同様に、スリーブ100の長手方向に沿って設けられた、第1貫通孔101を有する。スリーブ100には、第2貫通孔102,103が形成される。第2貫通孔102,103は、スリーブ100の長手方向に沿う外周面から第1貫通孔101へと貫通する。このスリーブ100は、図1(B)に示される光源装置10において利用される。
[光源装置10の構成]
光源装置10は、光源110、第1光ファイバ120、第1フェルール130、スリーブ100、第2フェルール140、第2光ファイバ150及び光出射部160を備える。光源装置10は、スリーブ100が利用される点と、スリーブ100と第1フェルール130及び第2フェルール140との接着様態において、前記した光源装置40(図8(B)参照)と相違する。そのため、光源装置10の説明は、光源装置40と異なる点に関してのみ行われる。
スリーブ100は、第1フェルール130と第2フェルール140とを連結する。第1貫通孔101の一端には、第1フェルール130の挿入部分131が挿入される。第1貫通孔101の他端には、第2フェルール140の挿入部分141が挿入される。換言すれば、第1フェルール130の端面と第2フェルール140の端面とは、第1貫通孔101の内部に置いて対向する。第1フェルール130の端面と第2フェルール140の端面との中間位置は、フェルール対向位置OPとして、図1(B)に示される。ここで、第2貫通孔102は、フェルール対向位置OPと第1貫通孔101の一端(即ち、第1フェルール130の挿入部分131が挿入される側)との間に位置するように設けられる。また、第2貫通孔103は、フェルール対向位置OPと第1貫通孔101の他端(即ち、第2フェルール140の挿入部分141が挿入される側)との間に位置するように設けられる。
第1接着剤104は、第2貫通孔102とスリーブ100の外周面の一部とを覆う。第1接着剤104は、第2貫通孔102を介して、第1フェルール130の挿入部分131に接する。そのため、第1接着剤104が硬化した場合、第1フェルール130は、第1接着剤104の収縮によって変位する。図2を用いて、この変位を説明する。
第1接着剤104の硬化前において、スリーブ100と第1フェルール130との位置関係は、図2(A)に示される状態にある。第1接着剤104が硬化すると、図2(B)に示されるように、第1接着剤104は、硬化前の状態(図2(B)において点線で示される)から収縮する。第1接着剤104は、第2貫通孔102を介して挿入部分131に接するので、第1フェルール130において第1接着剤104が設けられた箇所と、スリーブ100において第1接着剤104が設けられた箇所とは、第1接着剤104の収縮に伴い、互いに近づく方向に変位する。その結果、第1フェルール130は、第2貫通孔102の方向、換言すればスリーブ100の動径方向に変位する。従って、挿入部分131の外周面は、第1貫通孔101の内壁に押しつけられる。図9に示されるように、従来の精密スリーブが用いられる場合は、接着剤の硬化によってフェルールの光軸は回転した。しかし、本実施形態において、第1フェルール130の光軸は、第1接着剤104の硬化によって平行移動はするけれども、回転しない。なお、図2(B)では参考のため、第1接着剤104が硬化する前の第1フェルール130の位置、即ち、図2(A)における第1フェルール130の位置が、破線で示される。
再び図1(B)を参照し、光源装置10の構成を説明する。第2接着剤105は、第2貫通孔103とスリーブ100の外周面の一部とを覆う。第2接着剤105は、第2貫通孔103を介して、第2フェルール140の挿入部分141に接する。従って、第1接着剤104が第2貫通孔102を介して挿入部分131に接触する場合と同様に、第2接着剤105が硬化しても、第2フェルール140の光軸は回転しない。従って、第1フェルール130の光軸と第2フェルールの光軸との位置関係の変化は、接着剤の硬化前後において、図8に示されるスリーブが用いられる場合と比較して、抑えられる。その結果、第1接着剤104及び第2接着剤105の硬化に伴う出射光の光量変化が低減される。本実施形態では特に、第2貫通孔102,103が、フェルール対向位置OPの両側に設けられる。また、第2貫通孔102,103は、スリーブ100の長手方向に平行な同一直線状に整列した状態で設けられる。従って、第1フェルール130及び第2フェルール140は、第1接着剤104及び第2接着剤105の硬化によって、同一方向に変位する。そのため、出射光の光量変化がさらに低減される。なお、第1接着剤104,105は、その種類は限定されないものの、望ましくは、化学反応型又は紫外線硬化型の接着剤である。
[光源装置10における光量調整方法]
光源装置10において、合波部160からの出射光の光量を調整する方法を説明する。先ず、第2フェルール140の挿入部分141が、貫通孔101に挿入される。そして、第2接着剤105が、第2貫通孔103に対して注入される。第2接着剤105の注入量は、挿入部分141に接触した第2接着剤105が、第2貫通孔103からはみ出してスリーブ100の外周面の一部を覆うために十分な量である。その後、第2接着剤105が硬化されることで、第2フェルール140とスリーブ100とが固定される。第2接着剤105の硬化は、第2接着剤105の種類に応じた方法で行われる。例えば、第2接着剤105が化学反応型の接着剤である場合、第2接着剤105の化学反応が終了して硬化するのに必要なだけ、時間が経過する。あるいは、第2接着剤105が紫外線硬化型の接着剤である場合、第2接着剤105が硬化するのに必要な積算光量に達するまで、紫外線が照射される。
第2フェルール140とスリーブ100との固定後、出射光の光量が調整される。具体的には、第1フェルール130の挿入部分131が第1貫通孔101に挿入された状態で、光源110が所定の光量にて発光する。そして、第1フェルール130の端面と第2フェルール140の端面との間隔dlが調整される。このとき、合波部160からの出射光の光量が、パワーメータで測定される。間隔dlを調整することで、測定される出射光の光量が所望の値となった状態で、第1フェルール130とスリーブ100とが固定される。具体的には、所定の治具または作業者の手によって、第1フェルール130とスリーブ100との位置関係が維持された状態において、第1接着剤104が、第2貫通孔102に対して注入される。第1接着剤104の注入量は、挿入部分131に接触した第1接着剤104が、第2貫通孔102からはみ出してスリーブ100の外周面の一部を覆うために十分な量である。その後、前記した第2接着剤105と同様の方法よって、第1接着剤104が硬化される。
[光源装置11の構成]
スリーブ100は、複数の光源からの光を合波する光源装置にも利用できる。以下、図3を参照して、複数の光源を有する光源装置11の説明を行う。
光源装置11は、波長の異なる光束を出射する複数の発光素子を有する光源部を備える。具体的には、光源部として、中心波長λ=650nmの赤色レーザを放射するR−LD111と、中心波長λ=530nmの緑色レーザを放射するG−LD112と、中心波長λ=460nmの青色レーザを放射するB−LD113とが設けられる。但し、R−LD111、G−LD112及びB−LD113の中心波長は、これらの波長に限定されず、赤色、緑色及び青色として視認される波長であれば良い。なお、R−LD111、G−LD112及びB−LD113としては、例えば半導体レーザや高調波発生機構付き固体レーザなどが用いられる。
光源装置11は、R−LD111、G−LD112及びB−LD113に対応して、複数の第1光ファイバ120、第1フェルール130、スリーブ100、第2フェルール140及び第2光ファイバ150を備える。これらの構成は、前記した光源装置10と同様であるため、同一の図番を付すことによって説明は省略される。
合波部160は、R−LD111、G−LD112及びB−LD113から放射され、第1光ファイバ120、第1フェルール130、スリーブ100、第2フェルール140及び第2光ファイバ150を介して伝達された、赤色、緑色、及び青色の3色のレーザ光を合波する。合波部160は、赤色、緑色、及び青色の3色のレーザ光を、1つの光軸上に合波した状態で出射する。
合波部160は、例えば特許文献1に開示の分岐型光同波路のように、光を伝播させる通路状に形成されるコア部と、コア部を被覆するクラッド部とを有する光導波路とによって構成される。コア部は、各色のレーザ光が入射して伝播する3本の分岐部分と、これらの分岐部分を合流させる合流部分とを有する。コア部及びクラッド部は、例えばポリマー系樹脂等のポリマー系材料、あるいは石英ガラスやプラスチック等により構成される。また、コア部の屈折率は、クラッド部の屈折率よりも高い。
合波部160においては、コア部の各分岐部分の合流する側と反対側の端部から、各色に対応する第2光ファイバ150を介して各色のレーザが入射する。そして、コア部の各分岐部分に入射した各色のレーザ光は、コア部の合流部分にて合波され、合流部分の分岐する側と反対側の端部からスポット状のレーザ光として出射される。
なお、合波部160の構成は、R−LD111、G−LD112及びB−LD113から放射される3色のレーザ光を合波することができるものであれば限定されない。例えば、各色に対応する第2光ファイバ150から入射するレーザ光をコリメートするコリメータレンズや、波長選択性によって各色のレーザ光を透過又は反射させることで合成するダイクロイックミラーや、合成されたレーザ光を集光するレンズ等の光学系などが、合波部160として利用されてもよい。
[網膜走査ディスプレイ1の構成]
光源装置11は、網膜走査ディスプレイに利用可能である。図4に示されるように、網膜走査ディスプレイ1は、制御ユニット1aと、頭部表示ユニット1bとで構成される。制御ユニット1aと頭部表示ユニット1bとは、別体に構成される。制御ユニット1aは、例えば使用者の腰などに取り付けられる。頭部表示ユニット1bは、制御ユニット1aと電気的及び光学的な信号を伝達可能な信号線によって接続される。頭部表示ユニット1bは、例えば米国特許出願公開2010/0073262号公報などに開示されているように、眼鏡型の装着具などを用いて使用者の頭部に装着される。勿論、制御ユニット1aと、頭部表示ユニット1bとが一体に構成されても差し支えない。
制御ユニット1aは、制御部12と、操作部13と、外部インターフェース(I/F)14と、Rレーザドライバ15aと、Gレーザドライバ15bと、Bレーザドライバ15cと、光源装置11とを有する。制御部12は、例えばCPU,ROM,RAMを含むマイコンなどで構成される。制御部12は、PCなどの外部機器から外部I/F14を介して供給される画像データに基づいて、画像を合成するための要素となるR信号、G信号、B信号、水平信号及び垂直信号を発生する。制御部12は、R信号をRレーザドライバ15aに、G信号をGレーザドライバ15bに、B信号をBレーザドライバ15cに、それぞれ送信する。制御部12は、水平信号を水平走査ドライバ23に、垂直信号を垂直走査ドライバ26にそれぞれ送信する。水平信号及び垂直信号には、水平スキャナ22及び垂直スキャナ25の動作のタイミングを決定する同期信号や、水平走査ドライバ23及び垂直走査ドライバ26から水平スキャナ22及び垂直スキャナ25に送信される駆動信号の電圧や周波数を設定する駆動設定信号などが含まれる。操作部13は、使用者からの操作を受け付ける各種ボタンと、各種ボタンが押下された際に発生する操作信号を制御部12に送信するインターフェース回路などによって構成される。使用者からの操作を受け付ける各種ボタンは、例えば、制御ユニット1aの筐体表面に設けられる。外部I/F14は、制御ユニット1aとPCなどの外部機器とを電気的に接続するためのインターフェースである。
Rレーザドライバ15aは、制御部12からのR信号に応じた光量の赤色レーザを発生させるように、光源装置11のR−LD111を駆動する。Gレーザドライバ15bは、制御部12からのG信号に応じた光量の緑色レーザを発生させるように、光源装置11のG−LD112を駆動する。Bレーザドライバ15cは、制御部12からのB信号に応じた光量の青色レーザを発生させるように、光源装置11のB−LD113を駆動する。各色のレーザ光の強度比を調整することによって、所望の色を有するレーザ光が合成可能となる。R−LD111、G−LD112及びB−LD113から発生した各色のレーザ光は、合波された状態で光源装置11から出射される。出射されたレーザ光は、信号線に含まれる光ファイバを介して、頭部表示ユニット1bに伝達される。
頭部表示ユニット1bは、コリメート光学系21と、水平スキャナ22と、水平走査ドライバ23と、リレー光学系24と、垂直スキャナ25と、垂直走査ドライバ26と、接眼光学系27とを有する。
コリメート光学系21は、光ファイバから出射したレーザ光を平行光に変換する。平行光に変換されたレーザ光は、水平スキャナ22に入射する。
水平スキャナ22は、コリメート光学系21からのレーザ光を水平方向に走査する。具体的には、水平スキャナ22は、揺動する反射面を有する。反射面が揺動することで、反射面に入射したレーザ光は、水平方向に走査される。水平スキャナ22は、例えば、圧電素子を用いて揺動するMEMS(MicroElectroMechanical System)ミラーで構成可能である。水平走査ドライバ23は、制御部12からの水平同期信号に従って、水平スキャナ22の揺動状態を制御する。水平走査されたレーザ光は、リレー光学系24に入射する。
リレー光学系24は、正の屈折力を持つレンズ系24a、24bを有する。レンズ系24aは、水平スキャナ22からレンズ系24aの焦点距離を離れた位置に配置される。従って、水平走査されたレーザ光は、レンズ系24aによって互いの光軸が平行になるように屈折される。また、水平走査されたレーザ光は、コリメート光学系21によって平行光化されているので、集束光として変換される。図4では、レーザ光の光軸が点線で示され、リレー光学系24及び接眼光学系27の中心(=光軸)を通過するレーザ光の光線が実線で示される。レンズ系24bは、レンズ系24aから、レンズ系24aの焦点距離とレンズ系24bの焦点距離との合計の距離を離れた位置に配置される。従って、レンズ系24aを通過したレーザ光は、レンズ系24bによって互いの光軸が垂直スキャナ25上の一点に集束するように屈折される。また、レンズ系24aを通過した際に集束光として変換されたレーザ光は、レンズ系24bによって再度平行光化される。即ち、リレー光学系24は、水平スキャナ22において形成された光学瞳(=レーザ光の入射点)を、垂直スキャナ25上に転送する機能を果たす。
垂直スキャナ25は、リレー光学系24からのレーザ光を垂直方向に走査する。具体的には、垂直スキャナ25は、揺動する反射面を有する。反射面が揺動することで、反射面に入射したレーザ光は、垂直方向に走査される。垂直スキャナ22は、例えば、ムービングコイル方式で揺動する電磁型のMEMSミラーで構成可能である。垂直走査ドライバ27は、制御部12からの垂直同期信号に従って、垂直スキャナ25の揺動状態を制御する。ここで、レーザ光は、水平スキャナ22によって水平方向に走査されているので、垂直スキャナ25によって二次元的に走査された画像光となる。二次元走査された画像光は、接眼光学系27に入射する。
接眼光学系27は、正の屈折力を持つレンズ系27a、27bを有する。接眼光学系27は、リレー光学系24と同様に、垂直スキャナ25において形成された光学瞳を、使用者の眼の瞳孔に転送する機能を果たす。接眼光学系27を出射した画像光は、使用者の眼の瞳孔を通過し、網膜上に結像する。従って、使用者は、画像を視認する。
<第2実施形態>
[スリーブ200の構成]
図5(A)に示されるスリーブ200は、スリーブ200の長手方向に沿って設けられた、第1貫通孔201を有する。スリーブ200には、第2貫通孔202が一つだけ形成される点に置いて、前記したスリーブ100(図1(A)参照)と相違する。第2貫通孔102は、スリーブ200の長手方向に沿う外周面から前記第1貫通孔201へと貫通する。このスリーブ200は、図5(B)に示される光源装置20において利用される。
[光源装置20の構成]
光源装置20は、光源110、第1光ファイバ120、第1フェルール130、スリーブ200、第2フェルール140、第2光ファイバ150及び光出射部160を備える。光源装置20は、スリーブ200が利用される点と、スリーブ200と第1フェルール130及び第2フェルール140との接着様態とにおいて、前記した光源装置10(図1(B)参照)と相違する。そのため、光源装置20の説明は、光源装置10と異なる点に関してのみ行われる。
スリーブ200は、第1フェルール130と第2フェルール140とを連結する。第1貫通孔201の一端には、第1フェルール130の挿入部分131が挿入される。第1貫通孔201の他端には、第2フェルール140の挿入部分141が挿入される。第2貫通孔202は、フェルール対向位置OPと第1貫通孔201の一端(即ち、第1フェルール130の挿入部分131が挿入される側)との間に位置するように設けられる。
第1接着剤203は、第2貫通孔202とスリーブ200の外周面の一部とを覆う。第1接着剤203は、第2貫通孔202を介して、第1フェルール130の挿入部分131に接する。一方、第2接着剤204は、図8(B)に示される光源装置40の場合と同様に、スリーブ200の外周面の一部と挿入部分141の外周面の一部とを覆うように、スリーブ200と第2フェルール140との境界部分に設けられる。
[光源装置20における光量調整方法]
光源装置20における合波部160からの出射光の光量を調整する方法は、前記した光源装置10における方法と略同じである。即ち、先ず、第2フェルール140の挿入部分141が、第1貫通孔201の他端に挿入される。そして、第2接着剤204が、スリーブ200の外周面の一部と挿入部分141の外周面の一部とを覆うように、スリーブ200と第2フェルール140との境界部分に設けられる。その後、第2接着剤204が硬化されることで、第2フェルール140とスリーブ200とが固定される。その後、間隔dlを調整することで、測定される出射光の光量が所望の値となった状態で、第1フェルール130とスリーブ200とが固定される。この固定は、第2貫通孔202に対して注入される第1接着剤203によって行われる。
本実施形態のスリーブ200において、フェルール対向位置OPと第1貫通孔201の他端(即ち、第2フェルール140の挿入部分141が挿入される側)との間には、第2貫通孔は設けられない。そのため、第2接着剤204が硬化することによって、貫通孔201の他端と第2フェルール140の挿入部分141との接点を中心として、第2フェルール140がスリーブ200の長手方向に対して反るように変位する。そのため、第2フェルール140の光軸が回転する。しかし、本実施形態では、第2接着剤204が硬化された後で、間隔dlが調整される。そして、出射光の光量が所望の値となった状態で、第2貫通孔202に対して注入される第1接着剤203によって、第1フェルール130とスリーブ200とが固定される。第1接着剤203が硬化した場合、第1フェルール130は、第2貫通孔202の方向、換言すればスリーブ200の動径方向に変位する。即ち、第1フェルール130の外周面は、第1貫通孔201の内壁に押しつけられる。そのため、第1接着剤203が硬化しても、第1フェルール130の光軸は回転しない。従って、第1フェルール130と第2フェルール140との位置関係の変化が抑えられる。その結果、間隔dlが調整された後の状態、換言すれば、所望の値となった出射光の光量が、維持される。
<第3実施形態>
[スリーブ300の構成]
図6(A)に示されるスリーブ300は、スリーブ300の長手方向に沿って設けられた、第1貫通孔301を有する。スリーブ300は、スリーブ300の長手方向に沿う外周面から第1貫通孔301へと貫通する第2貫通孔302,303を有する。スリーブ300は、この第2貫通孔302の形状において、前記したスリーブ100(図1(A)参照)と相違する。具体的には、第2貫通孔302は、仮固定孔302aと、本固定孔302bとで構成される。仮固定孔302aは、第1フェルール130を仮固定する。本固定孔302bは、仮固定孔よりも大きな開口を有し、第1フェルール130を本固定する。このスリーブ300は、図6(B)に示される光源装置30において利用される。
[光源装置30の構成]
光源装置30は、光源110、第1光ファイバ120、第1フェルール130、スリーブ300、第2フェルール140、第2光ファイバ150及び光出射部160を備える。光源装置30は、スリーブ300が利用される点と、スリーブ300と第1フェルール130及び第2フェルール140との接着様態において、前記した光源装置10(図1(B)参照)と相違する。そのため、光源装置30の説明は、光源装置10と異なる点に関してのみ行われる。
スリーブ300は、第1フェルール130と第2フェルール140とを連結する。第1貫通孔301の一端には、第1フェルール130の挿入部分131が挿入される。第1貫通孔301の他端には、第2フェルール140の挿入部分141が挿入される。第2貫通孔302は、フェルール対向位置OPと第1貫通孔301の一端(即ち、第1フェルール130の挿入部分131が挿入される側)との間に位置するように設けられる。第2貫通孔303は、フェルール対向位置OPと第1貫通孔301の他端(即ち、第2フェルール140の挿入部分141が挿入される側)との間に位置するように設けられる。
第1接着剤304は、仮固定孔302aとスリーブ300の外周面の一部とを覆う。第1接着剤304は、仮固定孔302aを介して、第1フェルール130の挿入部分131に接する。第1接着剤305は、本固定孔302bとスリーブ300の外周面の一部とを覆う。第1接着剤305は、本固定孔302bを介して、第1フェルール130の挿入部分131に接する。第2接着剤306は、第2貫通孔303とスリーブ300の外周面の一部とを覆う。第2接着剤306は、第2貫通孔303を介して、第2フェルール140の挿入部分141に接する。ここで、第1接着剤304,305は、異なる種類であっても、同一の種類であっても差し支えない。
[光源装置30における光量調整方法]
光源装置30における合波部160からの出射光の光量の調整方法は、第2貫通孔302におけるスリーブ300と第1フェルール130との固定において、前記した第1実施形態における光源装置10における調整方法と相違する。即ち、先ず、第2フェルール140が、第2貫通孔306に注入された第2接着剤306によって、スリーブ300に対して固定される。その後、間隔dlを調整することで、測定される出射光の光量が所望の値となった状態で、第1フェルール130とスリーブ300とが固定される。この固定においては、先ず、所定の治具または作業者の手によって第1フェルール130とスリーブ300との位置関係が維持された状態において、仮固定孔302aに第1接着剤304が注入される。第1接着剤304には、一例として、固定精度の向上を目的とし、硬化速度が速く且つ硬化時の収縮量が小さい接着剤が用いられる。第1接着剤304の注入量は、挿入部分131に接触した第1接着剤304が、仮固定孔302aからはみ出してスリーブ300の外周面の一部の一部を覆うために十分な量である。但し、第1接着剤304の注入量は、仮固定孔302aからはみ出した第1接着剤304が本固定孔302bに侵入しない程度に抑えられる。次に、第1接着剤304が硬化される。第1接着剤304の硬化によって第1フェルール130はスリーブ300に対して仮固定されるので、この段階以降、所定の治具または作業者は、第1フェルール130とスリーブ300との位置関係を維持する必要が無くなる。そして、本固定孔302bに第1接着剤305が注入される。第1接着剤305には、一例として、振動、落下に対する耐性を確保する目的で、弾力性のある接着剤が用いられる。最後に、第1接着剤305が硬化されることで、第1フェルール130はスリーブ300に対して本固定される。
<変形例>
本発明は、今までに述べた実施形態に限定されることは無く、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形・変更が可能である。以下にその一例を述べる。
前記した実施形態において、複数の光源からの光を合波する光源装置11には、スリーブ100が利用される。しかし、スリーブ200又はスリーブ300が、スリーブ100の代わりとして光源装置11に用いられても差し支えない。スリーブ200又はスリーブ300が、光源装置11に用いられる場合、スリーブ200又はスリーブ300と第1フェルール130及び第2フェルール140との接着様態は、前記した光源装置20又は光源装置30の接着様態に準ずる。
前記した実施形態において、光源装置11は、網膜走査ディスプレイ1に用いられる。しかし、光源装置11は、他のいかなる用途に用いられても良い。一例として、光源装置11が、図7に示されるように、走査されたレーザ光を被投影面上に結像するレーザプロジェクタ2に用いられても良い。レーザプロジェクタ2は、垂直走査スキャナ25よりも後段の光学系において、網膜走査ディスプレイ1と相違する。そのため、垂直走査スキャナ25における網膜走査ディスプレイ1と共通する構成に関する説明は、同一の図番を採用することによって省略される。結像光学系28は、正の屈折力を持つレンズ系である。結像光学系28は、垂直スキャナ25からの平行光化されたレーザ光を集束することで、スクリーンなどの被投影面上に結像する。なお、任意の距離にある被投影面に対して結像を行うために、結像光学系28は、所定のフォーカス調整機能を備えるのが望ましい。
前記した網膜走査ディスプレイ1及びレーザプロジェクタ2において、合波されたレーザ光は、水平スキャナ22によって水平方向に走査された後で、垂直スキャナ25によって垂直方向に走査されることで、2次元的に走査された画像光に変換される。しかし、例えば、垂直スキャナ25と水平スキャナ22の順番とが入れ替わってもよい。即ち、合波されたレーザ光は、垂直スキャナ25によって垂直方向に走査された後で、水平スキャナ22によって水平方向に走査されることで、2次元的に走査された画像光に変換されてもよい。あるいは、水平スキャナ22及び垂直スキャナ25の代わりに、1つのデバイスで水平方向及び垂直方向の2方向に走査可能な二次元スキャナ(例えば、特開2003−207737号公報を参照)が用いられてもよい。
前記した実施形態において、スリーブは、スリ割りを有さないタイプが例示された。しかし、本発明の特徴は、スリーブが第2貫通孔を有することと、この第2貫通孔とスリーブの外周面の一部を覆う接着剤が、第2貫通孔を介してフェルールに接することである。従って、スリーブにおけるスリ割りの有無は、本発明とは無関係の構成である。即ち、スリ割りを有する、いわゆる割りスリーブが第2貫通孔を有していても、本発明の範囲に当然含まれる。
前記した実施形態において、第2貫通孔は、同一直線上に整列した様態で、スリーブの外周面に形成された。しかし、この第2貫通孔の配置は他の様態であっても差し支えない。例えば、第2貫通孔は、スリーブの外周面において、円周方向に複数形成されてもよい。また、フェルール対向位置OPと第1貫通孔の両側端との間に、前記した仮固定孔及び本固定孔が形成されても差し支えない。勿論、第2貫通孔を構成する複数の貫通孔の数も、2つ(即ち、前記した仮固定孔及び本固定孔)より多くてもよい。
前記した実施形態において、スリーブ200に設けられる第2貫通孔203は、スリーブ200と第1フェルール130とを固定するためのものである。しかし、例えば、第2貫通孔203は、フェルール対向位置OPと第1貫通孔201の他端(即ち、第2フェルール140の挿入部分141が挿入される側)との間に位置するように設けられてもよい。この場合、第2貫通孔203は、スリーブ200と第2フェルール140とを固定するためのものとなる。
1 網膜操作ディスプレイ
1a 制御ユニット
1b 頭部表示ユニット
2 レーザプロジェクタ
10,11,20,30,40 光源装置
12 制御部
13 操作部
14 外部I/F
15a Rレーザドライバ
15b Gレーザドライバ
15c Bレーザドライバ
21 コリメート光学系
22 水平スキャナ
23 水平走査ドライバ
24 リレー光学系
24a,24b,27a,27b レンズ系
25 垂直スキャナ
26 垂直走査ドライバ
27 接眼光学系
28 結像光学系
100,200,300,400 スリーブ
101,201,401 第1貫通孔
102,103,202,302 第2貫通孔
104,203,304,305,402 第1接着剤
105,204,306,403 第2接着剤
110 光源
111 R−LD
112 G−LD
113 B−LD
120 第1光ファイバ
130 第1フェルール
131,141 挿入部分
140 第2フェルール
150 第2光ファイバ
160,161 合波部
302a 仮固定孔
302b 本固定孔
OP フェルール対向位置

Claims (8)

  1. 光ファイバが内蔵された第1フェルール及び第2フェルールを、前記第1フェルールの端面と前記第2フェルールの端面が対向した状態で、前記第1フェルールと前記第2フェルールとを光学的に結合するフェルール固定機構であって、
    前記第1フェルールと前記第2フェルールとを連結するスリーブと、
    前記スリーブの一部と前記第1フェルールの一部とに設けられ、前記スリーブと前記第1フェルールとを固定する第1接着剤と、
    前記スリーブの一部と前記第2フェルールの一部とに設けられ、前記スリーブと前記第2フェルールとを固定する第2接着剤とを備え、
    前記スリーブは、
    前記スリーブの長手方向に沿って形成され、その一端に前記第1フェルールが挿入され、その他端に前記第2フェルールが挿入される第1貫通孔と、
    前記スリーブの長手方向に沿う外周面から前記第1貫通孔へと貫通する第2貫通孔とを有し、
    前記第2貫通孔は、前記スリーブの長手方向における前記第1フェルールの端面と前記第2フェルールの端面との中間位置であるフェルール対向位置と、前記第1貫通孔の一端との間に設けられ、
    前記第1接着剤は、前記第2貫通孔と前記外周面の一部とを覆い、前記第2貫通孔を介して前記第1フェルールに接する、
    ことを特徴とするフェルール固定機構。
  2. 前記第2貫通孔は、前記外周面から前記第1貫通孔へと貫通する複数の貫通孔によって構成される、
    請求項1に記載のフェルール固定機構。
  3. 前記複数の貫通孔は、
    前記第1フェルールを仮固定するための仮固定孔と、
    前記仮固定孔よりも大きな開口を有し、前記第1フェルールを本固定するための本固定孔とを有し、
    前記第1接着剤は、
    前記仮固定孔と前記外周面の一部とを覆い、前記仮固定孔を介して前記第1フェルールに接する仮固定接着剤と、
    前記仮固定接着剤が硬化された後に、前記本固定孔と前記外周面の一部とを覆い、前記本固定孔を介して前記第1フェルールに接する本固定接着剤とを有する、
    請求項2に記載のフェルール固定機構。
  4. 前記第1接着剤及び前記第2接着剤は、化学反応型又は紫外線硬化型の接着剤である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載のフェルール固定機構。
  5. 前記第2貫通孔はさらに、前記フェルール対向位置と、前記第1貫通孔の他端との間にも設けられ、
    前記第2接着剤は、前記第2貫通孔と前記外周面の一部とを覆い、前記第2貫通孔を介して、前記第2フェルールに接する、
    請求項1〜4の何れかに記載のフェルール固定機構。
  6. 波長の異なる光束を出射する複数の発光素子を有する光源部と、
    前記複数の発光素子から出射される光を合波する合波部と、
    前記複数の発光素子の各々にその一方の端部が接続され、その他方の端部に前記第1フェルールを有し、前記複数の発光素子から射出される光が入射される複数の第1光ファイバと、
    前記複数の第1光ファイバに対応して設けられ、合波部にその一方の端部が接続され、その他方の端部に前記第2フェルールを有する複数の第2光ファイバと、
    前記複数の第1光ファイバと前記複数の第2光ファイバとを固定するための、請求項1〜5の何れか1項に記載のフェルール固定機構と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  7. 請求項6に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を二次元的に走査して画像を形成する光スキャナと、
    前記光スキャナによって走査された光を使用者の目に導く接眼光学系とを備える、
    ことを特徴する画像提示装置。
  8. 請求項6に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を二次元的に走査して画像を形成する光スキャナと、
    前記光スキャナによって走査された光を所定の被投影面に結像させるための結像光学系とを備える、
    ことを特徴するプロジェクタ。
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